JP2001346943A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

Info

Publication number
JP2001346943A
JP2001346943A JP2000170750A JP2000170750A JP2001346943A JP 2001346943 A JP2001346943 A JP 2001346943A JP 2000170750 A JP2000170750 A JP 2000170750A JP 2000170750 A JP2000170750 A JP 2000170750A JP 2001346943 A JP2001346943 A JP 2001346943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control means
payout
ball
disconnection
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000170750A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3802733B2 (ja
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Shoji Co Ltd filed Critical Fuji Shoji Co Ltd
Priority to JP2000170750A priority Critical patent/JP3802733B2/ja
Publication of JP2001346943A publication Critical patent/JP2001346943A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3802733B2 publication Critical patent/JP3802733B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 球検出手段の検出信号系が一方の制御手段側
で断線したことを他方の制御手段で容易に検出できるよ
うにすること、遊技者の遊技効率や遊技機の稼働率を向
上できるようにすること。 【解決手段】 払出し球検出回路83のベースライン8
3aの入力端部を入力ライン91aによりコンパレータ
92の+入力端子に接続し、分圧抵抗93,94の中点
をコンパレータ92の−入力端子にし、コンパレータ9
2の出力端子を集積回路39aの入力ポート39cに接
続する。検出信号系80が払出し制御手段70側で断線
していないときには、払出し球検出スイッチ31から検
出信号系80を介して+入力端子に供給される検出信号
の信号レベル(+5V)は−入力端子のしきい値電圧未
満である。しかし、断線発生状態のときには、払出し制
御手段70の払出し検出回路87に電流が流れず、+入
力端子にはしきい値電圧を跨いで越える信号レベル(約
7.8V)を有する検出信号が供給される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機に関し、特
に独立した制御基板に構成された少なくとも2つの制御
手段の一方の制御手段側における球検出手段の検出信号
系の断線を、他方の制御手段で検出できるようにしたも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、発射ハンドル操作による遊技球の発射制御、遊
技盤に設けた図柄始動手段や開閉式入賞手段(大入賞手
段)等の遊技役物の制御、入賞手段への入賞を検知する
検知制御、図柄表示用ディスプレイに設けられた図柄表
示手段の複数の図柄表示部における図柄を変動させる図
柄表示制御、入賞手段への入賞に伴う払出し装置による
遊技球の払出し制御、図柄始動手段に入賞したときに抽
選する為の抽選用数値の更新制御、入賞時や大当たり状
態におけるサウンド制御やランプ制御、払出し装置によ
り払出された遊技球の計数制御等、弾球遊技の為の種々
の制御を司る制御装置が設けられている。
【0003】この制御装置において、遊技盤側の遊技制
御を主として司る主制御部は、各図柄表示部に図柄変動
表示させる図柄表示制御の為の一連の制御信号(制御デ
ータ)を図柄制御部に直接出力し図柄表示を制御してい
る。また、主制御部は、普通入賞手段や開閉式入賞手段
への遊技球の入賞に際して、払出しモータ駆動の為の払
出し制御信号を払出し制御部に出力して賞球の払出しを
制御している。更に、主制御部は、図柄表示部における
変動後の停止図柄が大当たり図柄のとき、開閉式入賞手
段の開閉板駆動ソレノイドの為の開閉制御信号を特別遊
技制御部に出力し、開閉板を開閉制御している。
【0004】このように、主制御部は、図柄表示制御だ
けでなく、これに連動する払出し制御、払出し球数計数
制御、サウンド出力制御、ランプ点灯制御等の種々の制
御を行なうため、制御負荷が非常に大きく、これら遊技
動作の制御に制御遅れが生じ易い。そこで、図柄制御
部、払出し制御部、サウンド制御部等の各副制御部を、
主制御部とは独立のマイクロコンピュータを備えた別個
の制御基板上に構成し、主制御部から各副制御部へ制御
コマンド(制御信号)を一方向送信するコマンド送信方
式が採用されつつある。それ故、図柄変動制御を簡単化
でき、主制御部の負荷を格段に軽減することができ、サ
ウンド制御やランプ制御、更には払出し制御を図柄変動
に同期させて実行できる。
【0005】ところで、払出し装置から払出されて誘導
通路を経て上皿に払出される遊技球を、誘導通路の入口
等に設けた払出し球計数用の払出し球検出スイッチで検
出するようにし、この払出し球検出スイッチの検出信号
系を主制御部と払出し制御部とに夫々接続し、払出し球
検出スイッチから出力される球検出信号に基づいて、払
出された遊技球の球数を払出し制御部で管理するととも
に、主制御部でも管理するようにしている。これによ
り、入賞や大当たりに応じた個数の遊技球が賞球として
正確に払出されるように厳重に監視することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】 このように、払出し
装置により払い出される遊技球の球数を主制御部と払出
し制御部とで二重に監視するようになっているが、払出
し球検出スイッチから払出し制御部に接続された検出信
号系に、何らかの原因により断線が発生する場合があっ
ても、主制御部に対しては不正防止のために、入賞に関
するスイッチ信号以外の一切の信号入力が禁止されてお
り、この断線発生状態を主制御部で検知できるようには
なっていない。
【0007】それ故、誘導通路に払出された遊技球を、
主制御部では計数できるが払出し制御部で計数すること
ができなくなり、払出し不良の発生により払出し制御部
においては異常発生であるとして遊技球の払出しを停止
する。この場合、例えば、普通入賞口に入賞したにも拘
わらず遊技球が払出されないことに遊技者が気づき、遊
技者はゲームを中断して遊技店の店員に異常が発生した
ことを知らせる。
【0008】店員は遊技者から異常状態を聞き出して故
障原因、つまり検出信号系の断線状態を見つけ出してか
ら修理するため、遊技者は長時間に亙ってゲームを中断
せざるを得なくなり、遊技効率が悪化すること、これに
伴って遊技機の稼働率が低下し、ホール側の収益性が低
下すること、等の問題がある。本発明の目的は、球検出
手段の検出信号系が一方の制御手段側で断線したことを
他方の制御手段で容易に検出できるようにすること、遊
技者の遊技効率や遊技機の稼働率を向上できるようにす
ること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の遊技機は、
夫々独立の制御基板に構成された少なくとも2つの制御
手段と、遊技球を検出する球検出手段とを備え、この球
検出手段の検出信号系を2つの制御手段に接続した遊技
機において、検出信号系が一方の制御手段側で断線した
ことを他方の制御手段において検出可能とする断線検出
回路を設けたものである。
【0010】遊技球は球検出手段で検出され、この球検
出手段で検出された検出信号は検出信号系を介して、夫
々独立の制御基板に構成された2つの制御手段に供給さ
れる。これら2つの制御手段においては、供給された検
出信号に基づいて遊技球を計数する等の制御が実行され
る。ところで、検出信号系が一方の制御手段側で断線し
た場合には、断線検出回路により、この断線したことを
他方の制御手段において検出することができる。それ
故、他方の制御手段は一方の制御手段側で断線が発生し
たことを報知する等のエラー処理をすることができ、遊
技店の店員による復旧作業を迅速化でき、遊技者の遊技
効率や遊技機の稼働率の向上を図ることができる。
【0011】ここで、遊技球の払出しを行う払出し装置
と、この払出し装置から払出される遊技球を誘導する払
出し球誘導路とを備え、球検出手段が払出し装置又は払
出し球誘導路に設けられる払出し球計数用の球検出手段
であり、一方の制御手段が払出し装置を制御する払出し
制御手段であり、他方の制御手段が遊技者に有利な状態
と不利な状態とに関して抽選する抽選機能を有する主制
御手段である場合(請求項2)には、払出し装置から払
出される遊技球が払出し球誘導路で誘導されるときに、
払出し装置又は払出し球誘導路に設けられた払出し球計
数用の球検出手段により検出される。
【0012】この払出し球検出手段で検出された検出信
号は検出信号系を介して、夫々独立の制御基板に構成さ
れた払出し制御手段と主制御手段に供給され、これら2
つの制御手段において供給された検出信号に基づいて遊
技球を計数する等の制御が実行される。ところで、払出
し球検出手段の検出信号系が払出し制御手段側で断線し
た場合には、この断線したことを主制御手段において検
出することができる。それ故、主制御手段は払出し制御
手段側で断線が発生したことを報知する等のエラー処理
をすることができ、遊技店の店員による復旧作業を迅速
化でき、遊技者の遊技効率や遊技機の稼働率の向上を図
ることができる。
【0013】また、前記断線検出回路が、球検出手段か
ら他方の制御手段へ出力する検出信号の信号レベルが、
断線未発生状態のレベルから断線発生状態のレベルに変
化する際に所定のしきい値を跨ぐように回路構成されて
いる場合(請求項3)には、その所定のしきい値と球検
出手段から他方の制御手段へ出力する検出信号の信号レ
ベルとを比較し、その信号レベルが、所定のしきい値を
越えないときには断線未発生状態であることを容易に検
知でき、しきい値を跨いで越えたときには断線発生状態
であることを容易に検知できる。
【0014】また、前記断線検出回路が、コンパレータ
を有する場合(請求項4)には、コンパレータの一方の
基準入力として、しきい値に相当する基準レベルの電圧
を供給しておき、他方の比較用入力として球検出手段か
ら他方の制御手段へ出力する検出信号を供給すること
で、コンパレータからの出力信号に基づいて、断線未発
生状態又は断線発生状態を容易に且つ確実に検知するこ
とができる。また、前記断線検出回路が、球検出手段か
ら他方の制御手段へ出力される検出信号をAD変換する
AD変換器を有する場合(請求項5)には、その検出信
号がAD変換器でAD変換されたデジタル信号に基づい
て、所定のしきい値と比較する等して断線未発生状態又
は断線発生状態を容易に且つ制度良く検知することがで
きる。
【0015】また、前記他方の制御手段が、一方の制御
手段に対して種々の制御信号を一方向通信にて送信する
場合(請求項6)には、他方の制御手段から一方の制御
手段への種々の制御信号送信に際して、一方向通信を採
用することで、他方の制御手段による他方の制御手段に
対する種々の制御を簡単化することができる。特に他方
の制御手段が遊技者に有利な状態と不利な状態とを択一
的に決定する抽選機能を有する主制御手段である場合に
は、抽選機能による遊技者に有利な状態又は不利な状態
の決定に関する不正を確実に防止することができる。但
し、前記制御信号は、制御動作を指令する制御コマンド
に相当するものであるが、制御コマンド以外の種々の制
御信号でもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0017】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前
面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着さ
れ、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取っ
た遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハン
ドル11とが設けられている。
【0018】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応
じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射
モータM(図5参照)などを備えている。上皿8の右部
には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作
パネル13が設けられ、この操作パネル13には、カー
ド残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部13a
と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイ
ッチ13bと、ゲーム終了時にカードの返却を指令する
返却スイッチ13cとが設けられている。
【0019】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
【0020】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部2
2a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スク
ロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞
タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止
図柄パターンで停止する。
【0021】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間
だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選
された抽選用数値により決定される停止図柄を表示して
停止するようになっている。図柄始動手段17は、開閉
自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリ
ップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄
が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時
間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0022】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態
が遊技者に有利な状態に相当し、特別遊技状態以外の普
通状態が遊技者に不利な状態に相当する。
【0023】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるとき
に、遊技球が特定領域18bを通過していないときに特
別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば
最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が継続さ
れ、遊技者に有利な状態に制御される。図3、図4に示
すように、前枠4の裏側には、遊技盤5を裏側から押さ
える裏機構板30が着脱自在に装着され、この裏機構板
30には開口部30aが形成され、その上側に賞球タン
ク33と、これから延びるタンクレール34とが設けら
れている。
【0024】このタンクレール34に接続された払出し
装置35が裏機構板30の側部に設けられ、裏機構板3
0の下側には払出し装置35に接続された払出し球誘導
路36が設けられている。払出し装置35から払出され
た遊技球は払出し球誘導路36を経由して上皿排出口8
aから上皿8に払出される。この払出し球誘導路36に
は、図3に示すように、近接スイッチ等からなり払出し
装置35から払出される遊技球計数用の払出し球検出ス
イッチ31(これが、払出し球検出手段に相当する)が
設けられている。
【0025】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に図柄制御基板40が配設されている。主制御
基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース4
1aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケー
ス41aに隣接するケース41bの内部にサウンド制御
基板43が設けられている。
【0026】これらケース41a,41bの下側で裏機
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。更
に、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部
には、発射制御基板48が設けられている。即ち、これ
ら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48
は夫々独立の基板であり、電源基板45と発射制御基板
48を除き、主制御基板39にはCPUとROMやRA
M等を有する1チップ型集積回路(図6参照)からなる
マイクロコンピュータ(以下、単にマイコンと言う)3
9aが設けられ、払出し制御基板46には同様の1チッ
プ型集積回路(図6参照)からなるマイクロコンピュー
タ(以下、単にマイコンと言う)46aが設けられてい
る。
【0027】更に、その他の制御基板40,42,43
にも同様の1チップ型集積回路(図示略)からなるマイ
クロコンピュータが夫々設けられている。主制御基板3
9とその他の制御基板40,42,43,46とは、複
数本の信号線でコネクタを介して電気的に接続され、主
制御基板39から各制御基板40,42,43,46
に、所定の遊技動作を実行させる種々の制御コマンド
(これが制御信号に相当する)を一方向通信にて送信可
能になっている。この制御コマンドの一方向通信を採用
することで、図柄停止に関する不正を確実に防止できる
とともに、主制御手段50の制御負荷を格段に軽減で
き、送信制御を簡単化することができる。
【0028】次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ
等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御
手段50(これが他方の制御手段に相当する)は、遊技
盤5に設けられた種々の遊技部品や遊技球検出スイッチ
等に対する信号の入出力に関わる遊技制御を主として司
るとともに、後述する図柄制御手段60、払出し制御手
段70、ランプ制御手段71、サウンド制御手段72等
に必要に応じて制御コマンドを送信出力する。
【0029】図柄制御基板40上に構成された図柄制御
手段60は、主制御手段50から送信されてくる図柄制
御コマンドに基づいて、液晶ディスプレイ16に種々の
動画や背景画を表示させる表示制御を実行したり、各図
柄表示部22a〜22cの図柄を変動制御し、指示され
た停止図柄で変動を停止制御する。払出し制御基板46
上に構成された払出し制御手段70(これが一方の制御
手段に相当する)は、主制御手段50から払出し制御コ
マンドを受信し、払出し装置35による遊技球の払出し
制御を司る。
【0030】ランプ制御基板42上に構成されたランプ
制御手段71は、主制御手段50からランプ制御コマン
ドを受信し、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプ
を含むランプ群LPの点灯制御を司る。サウンド制御基
板43上に構成されたサウンド制御手段72は、主制御
手段50からサウンド制御コマンドを受信し、スピーカ
SPに対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制御
を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手段
73は、発射モータMを駆動して遊技球の発射制御を司
る。
【0031】主制御手段50は、抽選手段51と、判定
手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段5
4と、コマンド送信手段55等を備えている。抽選手段
51は、微小な更新周期(例えば、約2msec周期)毎の
割込み処理により、抽選用カウンタを用いて予め設定さ
れた複数の数値の範囲(例えば、0〜299)内で所定
の更新規則(例えば、「1」を順次加算する加算方式)
に基づいて抽選用数値を順次更新し、図柄始動手段17
に遊技球が入賞したときの数値を抽出することにより、
遊技者に有利な状態である当たりと、遊技者に不利な状
態である外れに関する抽選を行なう。
【0032】判定手段52は、図柄始動手段17に遊技
球が入賞したときに抽選手段51から供給される抽選さ
れた数値に基づいて、「大当り」、「外れ(外れリーチ
を含む)」の何れであるかを判定する。例えば、その抽
選された数値が予め設定された特定数値「71」のとき
に「大当たり」と判定し、それ以外の多数の数値のとき
に「外れ」であると判定する。
【0033】特別遊技発生手段53は、判定手段52か
ら大当たり等の特別判定結果を受ける、若しくは、図柄
表示手段22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特
定表示となった場合に、遊技制御に含まれる所定の特別
遊技発生ルーチンにより開閉式入賞手段18の開閉板1
8aを前述したように作動させて、遊技者に有利な利益
状態を与える特別遊技を実行する。
【0034】確率変動手段54は、判定手段52から
「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大
当たり」について「確率変動型」と「非確率変動型」の
何れかを抽選により決定し、確率変動型大当たりのとき
に確率変動モードを設定し、次回或いは次々回の大当た
り迄、或いは所定回数図柄が変動する迄、抽選手段51
により大当たりを抽選する特定数値の数を通常のときよ
りも多くし、大当たり確率を高くする。
【0035】コマンド送信手段55は、判定手段52か
ら判定結果を受け、図柄変動に際しては図柄制御コマン
ド(当たり外れデータを含む2バイト構成)を図柄制御
手段60に送信し、遊技球の払出しに際しては払出し制
御コマンド(2バイト構成)を払出し制御手段70に送
信する。更に、コマンド送信手段55は、ランプ群LP
の点灯に際してはランプ制御コマンド(2バイト構成)
をランプ制御手段71に送信し、スピーカSPによる効
果音出力に際してサウンド制御コマンド(2バイト構
成)をサウンド制御手段72に送信する。
【0036】図柄制御手段60は、停止図柄決定手段6
1を有し、コマンド送信手段55から送信される図柄制
御コマンドを受信し、受信した図柄制御コマンドを解析
するとともに、解析により得られた制御コマンドに基づ
いて図柄表示手段22の各図柄表示部22a〜22cに
おける図柄変動を制御する。停止図柄決定手段61につ
いて簡単に説明すると、変動パターンテーブルに、「確
率変動型大当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外
れリーチ」、「外れノーマル」の各々について複数のパ
ターンデータが記憶されており、図柄制御コマンドに含
まれる「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する
大当たりパターン又は外れパターンのうちから何れかを
抽選により決定する。
【0037】次に、払出し球誘導路36に設けられた払
出し球検出スイッチ31の検出信号系80、主制御手段
50に設けられた払出し球検出回路83、払出し制御手
段70に設けられた払出し球検出回路87、主制御手段
50において払出し制御手段70側の検出信号系80の
断線を検出する断線検出回路91について、図6、図7
に基づいて説明する。先ず、検出信号系80について説
明する。
【0038】払出し球検出スイッチ31の入力線81に
は+12Vが印加されており、払出し装置35から遊技
が払出されないときには、大きな抵抗値を有する内部の
減圧抵抗31bによる7Vの減圧を介して出力線82に
は+5Vが出力され、この+5Vは、出力線82のコネ
クタ50aを介して主制御手段50の払出し球検出回路
83に供給されるとともに、出力線82のコネクタ70
aを介して払出し制御手段70の払出し球検出回路87
に供給される。払出し装置35から払出された遊技球が
払出し球検出スイッチ31の通過孔31aを通過したと
き、出力線82には微小時間だけ+1V以下の微弱電圧
が出力される。
【0039】次に、払出し球検出回路83について説明
すると、NPN型トランジスタ84のベースはベースラ
イン83aを介してコネクタ50aに接続され、このベ
ースライン83aには抵抗85が設けられている。トラ
ンジスタ84のコレクタは、コレクタライン83bを介
してマイコン39aの入力ポート39bに接続され、こ
のコレクタライン83bにはプルアップ抵抗86を介し
て+5Vが印加されている。また、トランジスタ84の
エミッタは接地されている。
【0040】次に、払出し球検出回路87について説明
すると、NPN型トランジスタ88のベースはベースラ
イン87aを介してコネクタ70aに接続され、このベ
ースライン87aには抵抗89が設けられている。トラ
ンジスタ88のコレクタは、コレクタライン87bを介
してマイコン46aの入力ポート46bに接続され、こ
のコレクタライン87bにはプルアップ抵抗90を介し
て+5Vが印加されている。また、トランジスタ88の
エミッタは接地されている。
【0041】次に、断線検出回路91について説明する
と、ベースライン83aのコネクタ50a寄りの部位は
入力ライン91aを介してコンパレータ92の+入力端
子に接続され、この入力ライン91aは抵抗95を介し
て接地されている。コンパレータ92の−入力端子は、
入力ライン91bを介して2つの分圧抵抗93,94の
中点(分圧点)に接続されている。ここで、これら分圧
抵抗93,94の抵抗値と抵抗93に印加される+12
Vにより、分圧点には約6.5Vの分圧が発生し、この
分圧が基準電圧(しきい値電圧)としてコンパレータ9
2の−入力端子に印加されている。コンパレータ92の
出力端子は出力ライン91cを介してマイコン39aの
入力ポート39cに接続されている。
【0042】このように構成された断線検出回路91に
より、検出信号系80が払出し制御手段70側で断線し
たことを主制御手段50において検出する作動及び効果
について説明する。払出し装置35から遊技球が払出さ
れない通常状態のときには、出力線82に出力される+
5Vが、コネクタ50aを介して払出し球検出回路83
に供給されるとともに、コネクタ70aを介して払出し
球検出回路87に供給される。払出し球検出回路83に
おいては、ベースライン83aに供給される5Vにより
トランジスタ84が導通するため、入力ポート39bに
は「L」レベルの信号が供給される。
【0043】払出し球検出回路87においても同様に、
ベースライン87aに供給される5Vによりトランジス
タ88が導通するため、入力ポート46bには「L」レ
ベルの信号が供給される。このとき、払出し球検出回路
83のベースライン83aに流れるベース電流i1は例
えば約100 μA と微弱であり、また払出し球検出回路8
7のベースライン87aに流れるベース電流i2も例え
ば約100 μA と微弱であり、更に、断線検出回路91の
入力ライン91aに流れるベース電流i3もこれらベー
ス電流i1,i2と略同様に約100 μA と微弱である。
これらの電流i1〜i3は説明を理解し易くするために
概ねの電流値を用いたものである。
【0044】この場合、電流値が略等しい3つの電流i
1〜i3が減圧抵抗31bと出力線82に流れた状態
で、コンパレータ92の+入力端子には+5Vが印加さ
れている。この場合、図8(a)に示すように、コンパ
レータ92の+入力端子がコンパレータ92の−入力端
子のしきい値電圧(約6.5V)未満であって、しきい
値電圧を跨いでいないため、マイコン39aの入力ポー
ト39cには、コンパレータ92から出力される「L」
レベル信号が供給されている。このように、入力ポート
39cに「L」レベル電圧が印加されたときには、主制
御手段50においては、この「L」レベルに基づいて、
検出信号系80が払出し制御手段70側で断線未発生状
態であると認識する。
【0045】但し、遊技球が通過孔31aを通過した通
過状態のときには、図8(a)に2点鎖線で示すよう
に、その短い通過時間だけ、出力線82には微弱電圧が
出力されるため、主制御手段50においては、トランジ
スタ86の導通が微小時間だけ停止し、入力ポート39
bには微小時間だけ「H」レベルの信号が供給され、遊
技球の払出しを検出することができ、払出し制御手段7
0においては、トランジスタ88の導通が微小時間だけ
停止し、入力ポート46bには微小時間だけ「H」レベ
ルの信号が供給され、遊技球の払出しを検出することが
できる。
【0046】ところで、検出信号系80が払出し制御手
段70側のコネクタ70aの付近において、何らかの理
由により断線するような場合がある。この場合には、払
出し球検出回路87のベースライン87aにベース電流
i2が流れなくなる。その結果、減圧抵抗31b及び出
力線82に流れる電流は、断線未発生状態における略等
しい3つの電流(i1+i2+i3)を加算した総電流
値Itに対して、断線発生状態では(2/3)Itだけ
流れることになる。
【0047】この場合、総電流値Itが流れた場合に7
Vの電圧降下であることから、断線発生状態における減
圧抵抗31bにおける降下電圧は、7V×2/3(=約
4.2V)となり、図8(b)に示すように、コンパレ
ータ92の+入力端子には約7.8Vの検出信号が供給
される。コンパレータ92のしきい値電圧が約6.5V
であるため、検出信号の信号レベル(約7.8V)がし
きい値電圧以上、つまりしきい値を跨いで越えたことに
なり、マイコン39aの入力ポート39cには、コンパ
レータ92で出力される「H」レベル電圧が印加され
る。
【0048】このように、入力ポート39cに「H」レ
ベルの検出信号が印加されたときには、主制御手段50
においては、この「H」レベルに基づいて、検出信号系
80が払出し制御手段70側で断線発生状態であると判
別することができる。それ故、主制御手段50は、検出
信号系80が払出し制御手段70側で断線したことを報
知する等のエラー処理をすることができ、遊技店の店員
による断線復旧作業を迅速化でき、遊技者の遊技効率や
パチンコ機2の稼働率の向上を図ることができる。尚、
払出し制御手段70側で断線し、ベース電流i2が流れ
なくなった場合にコンパレータ92で出力が「H」レベ
ルに反転するように抵抗95の抵抗値を設定することが
望ましい。例えば、ベース電流i3がベース電流i1,
i2の約1.5倍以内となるように、抵抗95の抵抗値
を設定してもよい。
【0049】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕前述した断線検出回路91を部分的に変更し、図9
に示すように、A/D変換器95を備えた断線検出回路
91Aであってもよい。この場合、マイコン39Aaに
おいては、所定のしきい値電圧(例えば、約6.5V)
に相当するしきい値データを予め記憶しておき、検出信
号系80Aが払出し制御手段70A側において断線未発
生状態のとき、A/D変換器95には入力ライン91a
を介して+5Vが印加されるため、A/D変換器95は
この「5V」に対応する断線未検出データを入力ポート
39cに供給する。
【0050】この場合、断線未検出データがしきい値デ
ータ未満であって、しきい値を跨いでいないため、主制
御手段50Aにおいて検出信号系80Aが払出し制御手
段70A側で断線未発生状態であることを容易に検知で
きる。ところで、検出信号系80Aが払出し制御手段7
0A側において断線発生状態のときには、前述したよう
に、A/D変換器95には入力ライン91aを介して約
7.8Vが印加されて、しきい値を跨いで越えるため、
A/D変換器95はこの「7.8V」に対応する断線検
出データを入力ポート39cに供給する。この場合、断
線検出データがしきい値データ以上であるため、主制御
手段50Aにおいて検出信号系80Aが払出し制御手段
70A側で断線発生状態であることを容易に且つ制度良
く検知できる。
【0051】2〕検出信号系80が払出し制御手段70
側で断線したことを検出した主制御手段50から、その
断線に関連するエラー情報をパチンコホール側の島コン
ピュータに出力し、パチンコホール側で故障状況を把握
するようにしてもよい。 3〕払出し装置35による遊技球の払出し球誘導路36
が複数存在し、各払出し球誘導路36毎に払出し球検出
スイッチが設けられている場合には、各遊技球検出回路
毎に断線検出回路を設けるようにしてもよい。 4〕払出し球検出スイッチ31は、近接型スイッチに限
らず、光学系のスイッチ等の各種のスイッチで構成して
もよく、払出し装置35に設けてもよい。
【0052】5〕カード式球貸し機1からの指令により
払出される球貸し用遊技球を検出する球貸し球検出スイ
ッチが設けられている場合には、球貸し用遊技球検出回
路に断線検出回路を設けるようにしてもよい。 6〕これら断線検出回路91,91Aは、断線未発生状
態のときに「H」レベルを出力し、断線発生状態のとき
に「L」レベルを出力するように回路構成されたもので
あってもよい。
【0053】7〕コンパレータ92の−入力端子に接続
される2つの分圧抵抗93,94の何れかの抵抗値を変
更可能に構成し、−入力端子に供給するしきい値電圧を
調節可能にしてもよい。 8〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレンジボール機
等、主制御手段や払出し制御手段等を有する種々の遊技
機に本発明を適用することが可能である。
【0054】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、少なくとも
2つの制御手段と球検出手段とを備え、この球検出手段
の検出信号系を2つの制御手段に接続し、検出信号系が
一方の制御手段側で断線したことを他方の制御手段にお
いて検出可能とする断線検出回路を設けたので、検出信
号系が一方の制御手段側で断線した場合には、この断線
したことを他方の制御手段において検出することができ
るため、他方の制御手段は検出信号系が一方の制御手段
側で断線したことを報知する等のエラー処理をすること
ができ、遊技店の店員による断線復旧作業を迅速化で
き、遊技者の遊技効率や遊技機の稼働率の向上を図るこ
とができる。
【0055】請求項2の発明によれば、遊技球の払出し
を行う払出し装置と、この払出し装置から払出される遊
技球を誘導する払出し球誘導路とを備え、球検出手段は
払出し装置又は払出し球誘導路に設けられる払出し球計
数用の球検出手段であり、一方の制御手段は払出し装置
を制御する払出し制御手段であり、他方の制御手段は遊
技者に有利な状態と不利な状態とに関して抽選する抽選
機能を有する主制御手段であるので、払出し球検出手段
の検出信号系が払出し制御手段側で断線した場合には、
この断線したことを主制御手段において検出することが
できるため、主制御手段は払出し制御手段側で断線が発
生したことを報知する等のエラー処理をすることがで
き、遊技店の店員による復旧作業を迅速化でき、遊技者
の遊技効率や遊技機の稼働率の向上を図ることができ
る。その他請求項1と同様の効果を奏する。
【0056】請求項3の発明によれば、前記断線検出回
路は、球検出手段から他方の制御手段へ出力する検出信
号の信号レベルが、断線未発生状態のレベルから断線発
生状態のレベルに変化する際に所定のしきい値を跨ぐよ
うに回路構成されているので、その所定のしきい値と球
検出手段から他方の制御手段へ出力する検出信号の信号
レベルとを比較し、その信号レベルが、所定のしきい値
を越えないときには断線未発生状態であることを容易に
検知でき、しきい値を跨いで越えたときには断線発生状
態であることを容易に検知できる。その他請求項1又は
2と同様の効果を奏する。
【0057】請求項4の発明によれば、前記断線検出回
路は、コンパレータを有するので、コンパレータの一方
の基準入力として、しきい値に相当する基準レベルの電
圧を供給しておき、他方の比較用入力として球検出手段
から他方の制御手段へ出力する検出信号を供給すること
で、コンパレータからの出力信号に基づいて、断線未発
生状態又は断線発生状態を容易に且つ確実に検知するこ
とができる。その他請求項3と同様の効果を奏する。
【0058】請求項5の発明によれば、前記断線検出回
路は、球検出手段から他方の制御手段へ出力される検出
信号をAD変換するAD変換器を有するので、その検出
信号がAD変換器でAD変換されたデジタル信号に基づ
いて、所定のしきい値と比較する等して断線未発生状態
又は断線発生状態を容易に且つ精度良く検知することが
できる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
【0059】請求項6の発明によれば、前記他方の制御
手段が、一方の制御手段に対して種々の制御信号を一方
向通信にて送信するので、他方の制御手段から一方の制
御手段への種々の制御信号送信に際して、一方向通信を
採用することで、他方の制御手段による他方の制御手段
に対する種々の制御を簡単化することができる。特に他
方の制御手段が遊技者に有利な状態と不利な状態とに関
して抽選する抽選機能を有する主制御手段である場合に
は、抽選機能による遊技者に有利な状態又は不利な状態
の抽選に関する不正を確実に防止することができる。そ
の他請求項2〜5の何れかと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】検出信号系や断線検出回路及び払出し球検出回
路の回路図である。
【図7】検出信号系の等価回路図である。
【図8】(a)は断線未発生状態におけるしきい値電圧
とコンパレータの+入力端子電圧を示す図であり、
(b)は断線発生状態における(a)相当図である。
【図9】変更形態に係る図6相当図である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 31 払出し球検出スイッチ 36 払出し球誘導路 50,50A 主制御手段 70,70A 払出し制御手段 80,80A 検出信号系 91,91A 断線検出回路 92 コンパレータ 95 A/D変換器

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 夫々独立の制御基板に構成された少なく
    とも2つの制御手段(50,50A,70,70A) と、遊技球を検出
    する球検出手段(31)とを備え、この球検出手段(31)の検
    出信号系(80,80A)を前記2つの制御手段(50,50A,70,70
    A) に接続した遊技機において、 前記検出信号系(80,80A)が一方の制御手段(70,70A)側で
    断線したことを他方の制御手段(50,50A)において検出可
    能とする断線検出回路(91,91A)を設けたことを特徴とす
    る遊技機。
  2. 【請求項2】 遊技球の払出しを行う払出し装置(35)
    と、この払出し装置(35)から払出される遊技球を誘導す
    る払出し球誘導路(36)とを備え、前記球検出手段(31)は
    払出し装置(35)又は払出し球誘導路(36)に設けられる払
    出し球計数用の球検出手段であり、 前記一方の制御手段(70,70A)は払出し装置(35)を制御す
    る払出し制御手段(70,70A)であり、前記他方の制御手段
    (50,50A)は遊技者に有利な状態と不利な状態とに関して
    抽選する抽選機能を有する主制御手段(50,50A)であるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記断線検出回路(91,91A)は、前記球検
    出手段(31)から他方の制御手段(50,50A)へ出力する検出
    信号の信号レベルが、断線未発生状態のレベルから断線
    発生状態のレベルに変化する際に所定のしきい値を跨ぐ
    ように回路構成されていることを特徴とする請求項1又
    は2に記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記断線検出回路(91)は、コンパレータ
    (92)を有することを特徴とする請求項3に記載の遊技
    機。
  5. 【請求項5】 前記断線検出回路(91A) は、前記球検出
    手段(31)から他方の制御手段(50A) へ出力される検出信
    号をAD変換するAD変換器(95)を有することを特徴と
    する請求項3に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記他方の制御手段(50,50A)は、前記一
    方の制御手段(70,70A)に対して種々の制御信号を一方向
    通信にて送信することを特徴とする請求項2〜5の何れ
    かに記載の遊技機。
JP2000170750A 2000-06-07 2000-06-07 遊技機 Expired - Fee Related JP3802733B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000170750A JP3802733B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000170750A JP3802733B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001346943A true JP2001346943A (ja) 2001-12-18
JP3802733B2 JP3802733B2 (ja) 2006-07-26

Family

ID=18673415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000170750A Expired - Fee Related JP3802733B2 (ja) 2000-06-07 2000-06-07 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3802733B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073741A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2005131275A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Aruze Corp 遊技球検出スイッチおよび遊技機
JP2010069222A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010136861A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010142559A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010167046A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Sammy Corp 遊技機
JP2017124223A (ja) * 2017-03-17 2017-07-20 株式会社三洋物産 遊技機

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174581U (ja) * 1986-04-26 1987-11-06
JPH0531230A (ja) * 1991-08-02 1993-02-09 Applics Kk パチンコ機の打撃力の調整方式およびその調整回路
JPH06207961A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Fuji Facom Corp アナログ入力装置
JPH1080569A (ja) * 1996-09-09 1998-03-31 Pfu Ltd 遊技台管理システムにおけるカウンタ制御回路
JP2000107432A (ja) * 1998-10-02 2000-04-18 Sankyo Kk 遊技機

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62174581U (ja) * 1986-04-26 1987-11-06
JPH0531230A (ja) * 1991-08-02 1993-02-09 Applics Kk パチンコ機の打撃力の調整方式およびその調整回路
JPH06207961A (ja) * 1993-01-11 1994-07-26 Fuji Facom Corp アナログ入力装置
JPH1080569A (ja) * 1996-09-09 1998-03-31 Pfu Ltd 遊技台管理システムにおけるカウンタ制御回路
JP2000107432A (ja) * 1998-10-02 2000-04-18 Sankyo Kk 遊技機

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005073741A (ja) * 2003-08-28 2005-03-24 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP4524551B2 (ja) * 2003-08-28 2010-08-18 株式会社三洋物産 遊技機
JP2005131275A (ja) * 2003-10-31 2005-05-26 Aruze Corp 遊技球検出スイッチおよび遊技機
JP2010069222A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010136861A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010142559A (ja) * 2008-12-22 2010-07-01 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2010167046A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Sammy Corp 遊技機
JP2017124223A (ja) * 2017-03-17 2017-07-20 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP3802733B2 (ja) 2006-07-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003251024A (ja) 遊技機
JP2001321550A (ja) 遊技機
JP2001346943A (ja) 遊技機
JP4039602B2 (ja) 遊技情報収集装置
JP2001157758A (ja) 弾球遊技機
JP2001046703A (ja) 弾球遊技機
JP2001137522A (ja) 弾球遊技機
JP2001269457A (ja) 遊技機
JP2002346129A (ja) 弾球遊技機
JP2002066023A (ja) 弾球遊技機
JP2001347030A (ja) 遊技機
JP2001276390A (ja) 遊技機
JP2001054652A (ja) 弾球遊技機
JP2001112958A (ja) 弾球遊技機
JP2001276325A (ja) 遊技機
JP2002065965A (ja) 遊技機
JP2002315914A (ja) 弾球遊技機
JP2002315905A (ja) 弾球遊技機
JP2001224807A (ja) 遊技機
JP2002325945A (ja) 遊技機
JP3860975B2 (ja) 遊技機
JP2001314632A (ja) 遊技機
JP2001321492A (ja) 遊技機
JP2004136114A (ja) 遊技機
JP2001204949A (ja) パチンコ遊技機の制御回路及び該制御回路を備えたパチンコ遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040730

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060428

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090512

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100512

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110512

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130512

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140512

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees