JP2001321492A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001321492A
JP2001321492A JP2000140296A JP2000140296A JP2001321492A JP 2001321492 A JP2001321492 A JP 2001321492A JP 2000140296 A JP2000140296 A JP 2000140296A JP 2000140296 A JP2000140296 A JP 2000140296A JP 2001321492 A JP2001321492 A JP 2001321492A
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JP
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game
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JP2000140296A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 主電源の復帰時に主電源の復帰を報知して遊
技者による遊技を早期に再開できるようにすること、そ
の主電源復帰の報知を自動的に停止して遊技に支障を来
さないようにすること、ホール側の収益性を高め得るこ
と、停電からの復帰時に停電により中断した遊技制御の
途中から支障なく再開できるようにすること。 【解決手段】 遊技中に停電が発生して主電源が断たれ
た後の主電源の復帰時には、停電復帰画面により文字列
のメッセージ「停電から復帰しました。ゲームを再開し
て下さい!!」が液晶ディスプレイ16に表示される
(S8)。その後停電復帰画面が所定時間表示されたと
き(S15:Yes )、その復帰画面表示が停止される(S
16)。それ故、主電源復帰画面により邪魔されることな
く、遊技を早期に、しかも支障なく開始できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機に関し、特
に停電により主電源が断たれた後の復帰時に主電源の復
帰を報知でき、しかもその報知を自動的に停止させるよ
うにしたものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、弾球遊技の為の制御を司る制御装置が設けら
れ、この制御装置により、発射ハンドル操作による遊技
球の発射制御、入賞手段への入賞を検知する検知制御、
遊技盤に設けた図柄始動手段や開閉式入賞手段(大入賞
手段)等の遊技役物の制御、図柄始動手段に入賞したと
きに抽選する為の抽選用数値の更新制御、入賞手段への
入賞に伴う遊技球の払出し制御、図柄表示用ディスプレ
イに設けられた図柄表示手段の複数の図柄表示部におけ
る図柄を変動させる図柄表示制御、入賞時や大当たり状
態におけるサウンド制御やランプ制御等、種々の制御が
実行される。
【0003】ところで、遊技中に、例えば落雷等により
停電が発生して主電源が断たれた場合、仮に大当たりゲ
ームを実行中であっても、制御装置が作動しなくなり、
各種の制御が停止するため、遊技者は遊技を中断せざる
を得ない。この場合、ホール側から「停電が発生しまし
た」というアナウンスが有り、遊技者は主電源が復帰す
るまで待機することになる。そして、停電から復帰し
て、各パチンコ機において主電源が復帰したとき、パチ
ンコ機の制御装置が制御動作を開始するため、遊技者は
遊技を再開することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 このように、停電に
より主電源が断たれた後の復帰時には、ホール側の蛍光
灯等が点灯するため、パチンコ機において主電源が復帰
され 遊技者は遊技を再開可能なことは分かるが、特に
遊技中の停電を経験していない多くの遊技者は、発射ハ
ンドルを操作して遊技を直ぐに再開してよいのか否かが
分からず、遊技を再開せずに待機するようになり、遊技
の再開が遅れるという問題がある。
【0005】このとき、ホール側では店員のアナウンス
により、停電からの復帰の旨を知らせるとともに、遊技
再開が可能であることを知らせる場合もあるが、遊技者
がこのアナウンスを聞いてから遊技を再開するのでは、
遊技者による遊技再開が停電期間以上に大幅に遅れるこ
とになる。これにより、遊技者の遊技効率が低下するこ
と、ホール側の収益性が悪化すること、等の問題があ
る。そこで、主電源の復帰時に、主電源の復帰に伴って
遊技再開が可能な旨のメッセージを有する復帰画面を図
柄表示用ディスプレイに表示し、この復帰画面に基づい
て遊技が遊技を開始したときにその復帰画面を消去する
ことが可能である。
【0006】この場合、遊技者により遊技が行なわれて
いるパチンコ機については、復帰画面を消去して通常の
遊技画面を表示することで、遊技を支障なく再開するこ
とができるが、遊技者による遊技が行われていない待機
中のパチンコ機においては、いつまでも復帰画面が表示
された状態になっている。通常の場合、待機中のパチン
コ機には客待ち用のデモンストレーショ表示が行われて
いるが、復帰画面を表示中のパチンコ機を見た常連客
は、故障しているものだと誤解し易く、遊技をしなくな
る可能性がある。
【0007】その為、待機中のパチンコ機については、
主電源が復帰しても遊技が行われない状態が継続するよ
うになり、パチンコ機の稼働率が低下すること、ホール
側の収益性が悪化すること、等の問題がある。更に、停
電になった場合、仮に大当たりゲームを実行中であって
も、制御装置が作動しなくなるため、大当たり状態であ
ることを指示する情報及び入賞球数情報や払出すべき払
出し球数情報等の遊技情報の全てが消去されてしまう。
【0008】そのため、停電からの復帰時に遊技を再開
する場合に、大当たりゲームを停電直前の状態に続けて
実行することができず、遊技者とホール側とでトラブル
が発生するという問題がある。本発明の目的は、主電源
の復帰時に主電源の復帰を報知して遊技者による遊技を
早期に再開できるようにすること、その主電源復帰の報
知を自動的に停止して遊技に支障を来さないようにする
こと、ホール側の収益性を高め得ること、停電からの復
帰時に停電により中断した遊技制御の途中から支障なく
再開できるようにすること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の遊技機は、
遊技動作に関連する抽選を行って遊技者に有利な状態と
不利な状態とを択一的に決定する抽選機能を有する主制
御手段と、この主制御手段とは別の制御基板に構成され
且つ主制御手段から送信される制御信号に応じた遊技動
作の制御を行なう副制御手段とを備えた遊技機におい
て、主電源が断たれた後の復帰時に主電源が復帰したこ
とを報知する報知手段と、自動的に報知手段に前記の報
知を停止させる報知停止手段とを備えたものである。こ
こで、制御信号は、制御動作を指令する制御コマンドで
あってもよい。
【0010】主制御手段は遊技制御を行なうに際して、
抽選機能により遊技動作に関連する抽選を行い、この抽
選結果に基づいて遊技者に有利な状態と不利な状態とを
択一的に決定する。主制御手段とは別の制御基板からな
る副制御手段は、主制御手段から送信される制御信号に
基づいて、この制御信号に応じた遊技動作を制御する。
ところで、停電が発生して主電源が断たれ、その後に主
電源が復帰したときには、報知手段により主電源の復帰
が報知される。そこで、停電からの復帰待ちをしていた
遊技者は、この報知に基づいて遊技を早期に再開するこ
とができる。
【0011】主電源復帰の報知後に、その報知が自動的
に停止される。それ故、遊技再開時には、主電源復帰の
報知により邪魔されることなく、遊技を支障なく開始で
きる。遊技者による遊技が行われていない待機中の遊技
機であっても、主電源復帰の報知はその報知後自動的に
停止されて、例えば通常のデモンストレーシンョン画面
等を表示する場合、常連客は故障しているかもしれない
と誤解することなく、遊技をするようになり、遊技機の
稼働率を高めることができ、ホール側の収益性も高める
ことができる。
【0012】ここで、前記報知停止手段は、報知手段に
よる報知開始からの経過時間を計時するタイマーを有
し、このタイマーにより所定時間を計時したときに前記
の報知を停止させる場合(請求項2)には、このタイマ
ーにより報知開始からの経過時間を正確に計時でき、予
め設定された所定の報知時間が経過したときに主電源復
帰の報知を精度良く且つ確実に停止させることができ
る。また、前記報知手段が、主電源が復帰したことをデ
ィスプレイに文字列にて表示する場合(請求項3)に
は、このディスプレイに表示された文字列により、主電
源の復帰が容易に且つ明確に分かる。
【0013】また、前記報知手段が、主電源が復帰した
ことを音声出力部から音声にて出力する場合(請求項
4)には、音声出力部から出力される音声により、主電
源の復帰が容易に且つ明確に分かる。また、前記主電源
が復帰したことを報知する報知が、主電源復帰により遊
技再開を促す情報を含む場合(請求項5)には、この遊
技再開を促す情報により、主電源が復帰した後、遊技者
による遊技を早期に再開することができる。
【0014】請求項6の遊技機は、遊技動作に関連する
抽選を行って遊技者に有利な状態と不利な状態とを択一
的に決定する抽選機能を有する主制御手段と、この主制
御手段とは別の制御基板に構成され且つ主制御手段から
送信される制御信号に応じた遊技動作の制御を行なう副
制御手段とを備えた遊技機において、主電源が断たれた
後の復帰時に主電源が復帰したことを報知する復帰画面
と、客待ちデモンストレーション画面とをディスプレイ
に順々に表示させる表示制御手段と、復帰画面の表示開
始から所定時間経過時に自動的に表示制御手段に復帰画
面の表示から客待ちデモンストレーション画面へ切換え
させる画面切換え手段とを備えたものである。但し、復
帰画面を表示中に遊技が再開されない場合に限って、客
待ちデモンストレーション画面に切換えて表示してもよ
い。
【0015】主制御手段は遊技制御を行なうに際して、
抽選機能により遊技動作に関連する抽選を行い、この抽
選結果に基づいて遊技者に有利な状態と不利な状態とを
択一的に決定する。主制御手段とは別の制御基板からな
る副制御手段は、主制御手段から送信される制御信号に
基づいて、この制御信号に応じた遊技動作を制御する。
ところで、停電が発生して主電源が断たれ、その後に主
電源が復帰したときには、表示制御手段により先ず、主
電源が復帰したことを報知する復帰画面がディスプレイ
に表示される。そこで、停電からの復帰待ちをしていた
遊技者は、この報知に基づいて遊技を早期に再開するこ
とができる。
【0016】復帰画面の表示開始から所定時間が経過し
た時、画面切換え手段は表示制御手段に対して復帰画面
の表示から客待ちデモンストレーション画面へ切換えさ
せるため、表示制御手段は表示を切換えて客待ちデモン
ストレーション画面をディスプレイに表示する。それ
故、遊技を開始した遊技者は客待ちデモンストレーショ
ン画面の表示後に通常の遊技を実行することができる。
遊技者による遊技が行われていない待機中の遊技機であ
っても、主電源の復帰画面から自動的に客待ちデモンス
トレーシンョン画面に切換えて表示されるため、常連客
が故障しているかもしれないと誤解することなく遊技を
するようになり、遊技機の稼働率を高めることができ、
ホール側の収益性も高めることができる。
【0017】また、前記主制御手段は、制御信号を一方
向通信にて副制御手段に送信するとともに、主電源が断
たれた後もバックアップ処理により所定の遊技状態に関
連する遊技情報を記憶保持可能である場合(請求項7)
には、主制御手段から副制御手段への制御信号送信に際
して、一方向通信を採用することで、抽選機能による遊
技者に有利な状態又は不利な状態の決定に関する不正を
確実に防止することができる。また、主制御手段におい
て、所定の遊技状態に関連する遊技情報は、バックアッ
プ処理により主電源が断たれた後においても記憶保持さ
れるため、停電からの復帰時に停電により中断した遊技
制御の途中から支障なく再開することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
【0019】図1〜図4に示すように、カード式弾球遊
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前
面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着さ
れ、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取っ
た遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハン
ドル11とが設けられている。
【0020】この発射手段10は、回動操作可能な発射
ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応
じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射
モータM(図5参照)などを備えている。上皿8の右部
には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操作
パネル13が設けられ、この操作パネル13には、カー
ド残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部13a
と、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しスイ
ッチ13bと、遊技終了時にカードの返却を指令する返
却スイッチ13cとが設けられている。
【0021】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート(通過口)20等が夫々所定の位置に配設
されている。
【0022】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部2
2a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スク
ロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞
タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止
図柄パターンで停止する。
【0023】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間
だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選
された抽選用数値により決定される停止図柄を表示して
停止するようになっている。図柄始動手段17は、開閉
自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリ
ップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄
が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時
間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0024】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前側
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態
が遊技者に有利な状態に相当し、特別遊技状態以外の普
通状態が遊技者に不利な状態に相当する。
【0025】開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるとき
に、遊技球が特定領域18bを通過していないときに特
別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば
最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が継続さ
れ、遊技者に有利な状態に制御される。
【0026】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に賞球タンク33と、これから延びる
タンクレール34とが設けられ、このタンクレール34
に接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設
けられ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続
された通路ユニット36が設けられている。払出し手段
35から払出された遊技球は通路ユニット36を経由し
て上皿排出口8aから上皿8に払出される。
【0027】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に図柄制御基板40が配設されている。主制御
基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース4
1aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケー
ス41aに隣接するケース41bの内部にサウンド制御
基板43が設けられている。
【0028】これらケース41a,41bの下側で裏機
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この
電源基板45には、図3に示すように、電源スイッチ8
0と初期化スイッチ85とが配置されている。但し、ケ
ース44のこれら両スイッチ80,85に対応する部位
が切欠かれ、これら両スイッチ80,85の各々を指で
同時操作可能になっている。
【0029】更に、発射手段10の後側に装着されたケ
ース47の内部には、発射制御基板48が設けられてい
る。即ち、これら制御基板39〜40,42〜43,4
5〜46,48は夫々独立の基板であり、電源基板45
と発射制御基板48を除く制御基板39,40,42,
43,46には、CPUとROMやRAM等を有する1
チップ型集積回路39a,40a,42a,43a,4
6aからなるマイクロコンピュータが夫々設けられてい
る(図6参照)。
【0030】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンド(これが制御信号に相当する)を
一方向通信にて送信可能になっている。この制御コマン
ドの一方向通信を採用することで、図柄停止に関する不
正を確実に防止できるとともに、主制御手段50の制御
負荷を格段に軽減でき、送信制御を簡単化することがで
きる。次に、パチンコ機2の制御装置に予め格納した複
数の制御プログラムを介して達成される種々の機能につ
いて、図5の機能ブロック図により説明する。但し、こ
れら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ等で達
成される。
【0031】主制御基板39上に構成された主制御手段
50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊技球
検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる遊技制御
を主として司るとともに、後述する図柄制御手段60、
払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウンド制
御手段72等に必要に応じて制御コマンドを送信出力す
る。主制御基板39に設けられた集積回路39aのRO
Mには、主に遊技盤5の遊技動作を制御する遊技制御プ
ログラム(図7参照)、停電を含む主電源が断たれる時
に、所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶保持する
為のバックアップ処理プログラム、記憶保持していた遊
技情報を主電源の復帰時に元の状態に復帰させる遊技復
帰制御プログラム等が格納されている。
【0032】この遊技復帰制御プログラムは、主電源の
復帰時にのみ実行されるものである。ここで、払出し制
御手段70、図柄制御手段60、サウンド制御手段7
2、ランプ制御手段71の各々が副制御手段である。集
積回路39aのRAMに記憶した遊技情報は記憶保持可
能に常にバックアップされている。図柄制御基板40上
に構成された図柄制御手段60は、主制御手段50から
送信されてくる図柄制御コマンドに基づいて、液晶ディ
スプレイ16に種々の動画や背景画を表示させる表示制
御を実行したり、各図柄表示部22a〜22cの図柄を
変動制御し、指示された停止図柄で変動を停止制御す
る。
【0033】払出し制御基板46上に構成された払出し
制御手段70は、主制御手段50から払出し制御コマン
ドを受信し、払出し手段35による遊技球の払出し制御
を司る。ランプ制御基板42上に構成されたランプ制御
手段71は、主制御手段50からランプ制御コマンドを
受信し、遊技盤5等に設けられた多数の装飾用表示ラン
プを含むランプ群LPの点灯制御を司る。サウンド制御
基板43上に構成されたサウンド制御手段72は、主制
御手段50からサウンド制御コマンドを受信し、スピー
カSPに対する各種の音響効果音の為のサウンド出力制
御を司る。発射制御基板48上に構成された発射制御手
段73は、発射モータMを駆動して遊技球の発射制御を
司る。
【0034】主制御手段50は、抽選手段51と、判定
手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段5
4と、コマンド送信手段55と、2msec信号発生手
段56等を備えている。抽選手段51は、微小な更新周
期(例えば、約2msec周期)で数値を所定の範囲(例え
ば、0〜299)で更新し、図柄始動手段17に遊技球
が入賞したときの数値を抽出することにより、当たり外
れに関する抽選を行なう。判定手段52は、図柄始動手
段17に遊技球が入賞したときに抽選手段51から供給
される抽選された数値に基づいて、「大当り」、「外れ
(外れリーチを含む)」の何れであるかを判定する。
【0035】例えば、その抽選された数値が予め設定さ
れた特定数値「71」のときに「大当たり」と判定し、
それ以外の多数の数値のときに「外れ」であると判定す
る。特別遊技発生手段53は、判定手段52から大当た
り等の特別判定結果を受ける、若しくは、図柄表示手段
22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特定表示と
なった場合に、遊技制御に含まれる所定の特別遊技発生
制御により開閉式入賞手段18の開閉板18aを前述し
たように作動させて、遊技者に有利な利益状態を与える
特別遊技を実行する。
【0036】確率変動手段54は、判定手段52から
「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大
当たり」が確率変動型大当たりのときに確率変動モード
を設定し、次回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定
回数図柄が変動する迄、抽選手段51により大当たりと
する特定数値の数を通常のときよりも多くし、大当たり
確率を高くする。コマンド送信手段55は、判定手段5
2から判定結果を受け、図柄変動に際しては図柄制御コ
マンド(例えば、当たり外れデータと変動時間データと
からなる2バイト構成)を図柄制御手段60に送信し、
遊技球の払出しに際しては払出し制御コマンド(例え
ば、払出し個数データを有する2バイト構成)を払出し
制御手段70に送信する。
【0037】ここで、当たり外れデータは「確率変動型
大当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れ」の何
れかのデータであり、変動時間データは図柄変動に要す
る時間(例えば、40秒、60秒等)を規定するデータ
である。また、払出し個数データは、5個、10個等の
遊技球の払出し個数を指令するデータである。更に、コ
マンド送信手段55は、ランプ群LPの点灯に際しては
ランプ制御コマンド(2バイト構成)をランプ制御手段
71に送信し、スピーカSPによる効果音出力に際して
サウンド制御コマンド(2バイト構成)をサウンド制御
手段72に送信する。
【0038】2msec信号発生手段56は、クロック
信号を分周して2msec毎の割込み用信号を発生し、1チ
ップ集積回路39aにあるCPUの割込みポートに2ms
ec毎に内部割込みを行なう(図6参照)。その結果、パ
チンコ機2の作動中にこの2msecの内部割込みが発生す
る毎に、実行中の遊技制御が強制的にメイン処理の先頭
の特定アドレスに戻され、この特定アドレスから制御が
行われる。この場合、例えば内部割込みによるリスター
ト命令(RST命令)を用いることで、その特定アドレ
スからの制御開始を容易に実現できる。
【0039】即ち、RST命令(8ビット)に含まれる
複数の設定ビットに、ハードウェア的に作られた複数ビ
ットコードからなる特定アドレスを指定して割込みポー
トに供給することで、その複数ビットコードで指示され
る特定アドレスにジャンプでき、制御をこの特定アドレ
スからリスタートさせることができる。図柄制御手段6
0は、停止図柄決定手段61を有し、コマンド送信手段
55から送信される図柄制御コマンドを受信し、受信し
た図柄制御コマンドを解析するとともに、解析により得
られた制御コマンドに基づいて図柄表示手段22の各図
柄表示部22a〜22cにおける図柄変動を制御する。
【0040】この停止図柄決定手段61について簡単に
説明すると、変動パターンテーブルに、「確率変動型大
当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れリー
チ」、「外れノーマル」の各々について複数のパターン
データが記憶されており、図柄制御コマンドに含まれる
「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する大当た
りパターン又は外れパターンのうちから何れかを抽選に
より決定する。
【0041】次に、電源基板45について、図6に基づ
いて説明する。パチンコホールに設置された各島構造体
毎に複数の変圧トランス79が設けられ、各変圧トラン
ス79から低圧の交流電圧(例えば、AC24V)が複
数(例えば、5台)のパチンコ機2に夫々供給されてい
る。この電源基板45には、トグルスイッチ等からなり
主電源をオンオフする手動操作可能な電源スイッチ80
と、電源供給部81と、マイクロコンピュータを含む電
源監視部82及びリセット信号出力部83と、バックア
ップ電源84等が設けられている。
【0042】電源供給部81は、音声出力やランプ点灯
に用いるDC12V、制御手段50,60,70〜72
等のマイクロコンピュータに供給するDC5V等を生成
し、これら直流を制御基板39〜40,42〜43,4
6等に供給する。電源監視部82は、供給されたAC2
4Vを直接読み込んで供給電圧を常時監視し、停電が発
生したり、電源スイッチ80のオフ操作により主電源が
断たれる時、電圧異常を示す電圧異常信号VSを主制御基
板39の集積回路39aの最優先割込みポート(NM
I)に出力し、最優先割込みによりバックアップ処理さ
せる。
【0043】その結果、集積回路39aにおいては、主
電源の復帰に際して遊技制御の再開に必要で記憶保持し
ておくべき所定の遊技状態に関連する遊技情報をRAM
の情報メモリに記憶保持させるバックアップ処理が実行
される。リセット信号出力部83は、電源監視部82か
ら電圧異常信号VSを受けた時から、バックアップ処理に
要する所定微小時間だけ遅延させてから、「L」レベル
に切換えたシステムリセット信号SRを出力する。この
「L」レベルのシステムリセット信号SRが集積回路39
a,40a,42a,43a,46aのリセット端子に
同時に供給され、RAMのデータが消去されるととも
に、CPUの初期化に伴って制御動作が停止される。
【0044】バックアップ電源84は、充電用コンデン
サ等からなり、このコンデンサから出力されるDC5V
を集積回路39aのRAMにバックアップ用として夫々
供給する。即ち、このRAMにバックアップ用5Vが常
に供給されているため、主電源が断たれて電源供給部8
1からのDC5V供給が停止された場合でも、情報メモ
リに記憶している遊技情報がバックアップ用5Vにより
確実に記憶保持される。但し、このバックアップ電源8
4によるバックアップ動作は長時間継続可能である。
【0045】電源基板45には、更に、電源スイッチ8
0に接近させて手動操作可能なプッシュ型スイッチから
なる初期化スイッチ85が設けられており、この初期化
スイッチ85を押圧操作したとき、初期化スイッチ85
から「L」レベルの初期化信号CLが集積回路39aに出
力される。この場合、主電源が復帰した時に限って
「L」レベルの初期化信号CLが有効となり、集積回路3
9aのRAMに記憶保持していた遊技情報の全てを確実
に消去することができる。
【0046】次に、遊技制御プログラムに基づいて主制
御手段50により実行される遊技制御について、図7の
フローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号
Si(i=1,2,3・・・)はステップである。営業
開始に際して、パチンコ機2の前枠4を前方に開いた状
態で、初期化スイッチ85を押圧操作しながら電源スイ
ッチ80をオン側に切換えたとき、変圧トランス79か
らの交流電圧(AC24V)が電源スイッチ80を介し
て電源基板45に供給され、電源供給部81から直流が
制御基板39〜40,42〜43,46に供給されるの
と同時に、リセット信号出力部83から「H」レベルの
システムリセット信号SRが集積回路39a,40a,4
2a,43a,46aに供給される。
【0047】その結果、主制御手段50による遊技制御
が開始されるとともに、各副制御手段60,70〜72
においても制御動作を開始する。この遊技制御が実行さ
れたときに、初期化スイッチ85が押圧操作によりON
状態のときには(S1:Yes)、先ずCPUの各メモリ
やレジスタを初期化する初期設定処理が実行される(S
2)。次に、集積回路39aのRAMのワークメモリや
情報メモリにバックアップ電源84により記憶保持され
ている遊技情報の全てが消去処理され(S3)、図柄表
示手段22に表示する初期図柄を設定したり、この遊技
制御のメイン処理(S9〜S20)を繰り返し実行する制
御周期を2msecに設定する等の種々の初期値設定処理が
実行される(S4)。
【0048】その結果、前日の閉店時に、確率変動モー
ドが設定された状態のままで主電源が断たれて、集積回
路39aのRAM(情報メモリ)に確率変動モードの設
定状態を指示する情報等が記憶保持されている場合で
も、これら全ての遊技情報が確実に消去されて初期化さ
れるため、主電源が復帰してから実行される遊技を、公
正な遊技条件で開始することができる。その後、制御周
期(約2msec)に達するまで、次の図柄を更新により決
定する図柄データ更新処理(S5)と、遊技に関係しな
いダミー的な数値を更新する数値更新処理(S6)とが
繰り返して実行される。
【0049】つまり、2msecが経過するまでの余りの時
間が、これらS5とS6とを繰り返すことで調節され、
遊技制御のメイン処理が2msec毎に精度よく実行され
る。約2msecが経過して、2msec信号発生手段56
からの2msec割込み用信号が集積回路39aのCPUの
割込みポートに内部割込みとして供給されたとき、例え
ば内部割込みによるリスタート命令(RST命令)が実
行され、制御時間調節用のS5又はS6が強制的に中止
され、この遊技制御の途中の処理ステップであるS9か
らのメイン処理が実行される。但し、主電源の復帰後に
メイン処理が繰り返し実行されている遊技中に、初期設
定スイッチ85が誤操作されても、S3の情報消去処理
が実行されることはない。
【0050】次に、遊技制御のメイン処理(S9〜S2
0)について説明すると、図柄始動手段17の開閉爪1
7aを駆動するソレノイドや開閉式入賞手段18の開閉
板18aを駆動するソレノイドに駆動信号を出力する駆
動信号出力処理が実行される(S9)。次に、入賞検出
センサを含む各種のスイッチからのスイッチ信号を読み
込むスイッチ信号入力処理が実行される(S10)。次
に、抽選用数値を1つインクリメントする抽選用数値更
新処理が実行される(S11)。
【0051】次に、払出し制御手段70とサウンド制御
手段72とランプ制御手段71との何れかの副制御手段
に出力する制御コマンドが有るときには(S12:Yes
)、その出力すべき制御コマンドを送信先の制御手段
70〜82に出力する出力処理が実行される(S13)。
次に、開閉式入賞手段(大入賞口)18や図柄始動手段
(電動チューリップ)17の開放時間を管理したり、停
電復帰画面を表示しているときには、その表示開始から
の経過時間を計時する為に、時間管理タイマーの減算処
理が実行される(S14)。次に、停電復帰画面を表示し
ていないときには(S15:No)、第2図柄表示手段23
の普通図柄表示部に普通図柄を変動表示させる普通図柄
に関する処理が実行される(S17)。
【0052】次に、図柄表示手段22に特別図柄を変動
表示させる為の図柄制御コマンドを出力する等の特別図
柄に関する処理が実行される(S18)。次に、図柄始動
手段17の開閉爪17aを駆動する場合には、その為の
作動を指令するコマンドを出力する作動コマンド出力処
理が実行され(S19)、開閉式入賞手段18の開閉板1
8aを駆動する場合には、その為の作動を指令するコマ
ンドを出力する作動コマンド出力処理が実行される(S
20)。このとき、このメイン処理を開始してから約2ms
ecが経過していないときには、前述したようにS5とS
6を繰り返して実行することで制御時間が調節される。
【0053】これらS5〜S6を実行中に2msecが経過
する毎に、2msec割込み用信号により前述したように内
部割込みされ、S9以降のメイン処理が繰り返して実行
される。ところで、閉店に際して電源スイッチ80がオ
フされたとき、或いは遊技途中で停電が発生したとき、
電源監視部82からの電圧異常信号VSによりCPUに対
して最優先割込みが発生し、主制御手段50において
は、バックアップ処理が実行され、主電源の復帰に際し
て遊技制御の再開に必要で記憶保持しておくべき所定の
遊技状態に関連する遊技情報(入賞している遊技球数情
報や賞球の払出し情報等)がRAMの情報メモリに記憶
保持される。その後、CPUは停止状態になる。
【0054】ところで、電源スイッチ80や初期化スイ
ッチ85の操作なしにパチンコ機2において主電源が復
帰したとき、つまり開店時における電源復帰ではなく、
停電からの復帰のときには(S1:No)、CPUが初期
化されたりRAMの遊技情報が消去されることなく、遊
技復帰制御プログラムによるバックアップデータ復帰処
理が実行される(S7)。この復帰処理においては、情
報メモリに記憶保持されている遊技情報に基づいて、例
えば、停電直前の確率変動状態が表示され、普通図柄及
び特別図柄による保留球数が表示される。
【0055】次に、図8に示すように、遊技再開を促す
文字列のメッセージ「停電から復帰しました。ゲームを
再開して下さい!!」を有する停電復帰画面が液晶ディ
スプレイ16に表示され、計時用のタイマー(図示略)
により計時が開始される(S8)。この停電復帰画面表
示により、停電から復帰したことを遊技者に報知された
後、S9以降のメイン処理が実行される。これにより、
停電が発生した場合でも、停電からの復帰時に停電によ
り中断した遊技制御の途中から支障なく再開することが
でき、遊技者の不利益を確実に防止できる。そこで、遊
技者により遊技が再開され、発射ハンドル11を操作し
て遊技球が発射される。
【0056】ところで、計時用タイマーの経過時間に基
づいて、復帰画面を開始してから所定時間(例えば、約
15秒)が経過したときには(S15:Yes )、その停電
復帰画面表示が自動的に停止される(S16)。つまり、
文字列を有する復帰画面により停電からの復帰を報知す
る報知が停止される。これにより、遊技者により遊技が
再開された場合、主電源復帰の報知により邪魔されるこ
となく、遊技を支障なく開始できる。ここで、液晶ディ
スプレイ16、1チップ集積回路39a、図7の遊技制
御におけるS8等が報知手段に相当し、S15〜S16等が
報知停止手段に相当する。
【0057】このように、ゲーム中に停電が発生して主
電源が断たれた後の主電源の復帰時には、停電復帰画面
により文字列のメッセージ「停電から復帰しました。ゲ
ームを再開して下さい!!」が液晶ディスプレイ16に
表示され、その後所定時間経過後に、その復帰画面表示
が停止されるため、停電からの復帰待ちをしていた遊技
者はこの液晶ディスプレイ16に表示された復帰画面に
より、主電源の復帰が容易に且つ明確に分かり、遊技を
早期に再開することができるとともに、遊技者により遊
技が再開された場合、主電源復帰画面により邪魔される
ことなく、遊技を支障なく開始できる。
【0058】更に、遊技が行われていない待機中のパチ
ンコ機2においては、主電源復帰画面の表示はその表示
後に自動的に停止されて、通常のデモンストレーシンョ
ン画面等を表示することで、常連客は故障しているかも
しれないと誤解することなく遊技をするようになり、パ
チンコ機2の稼働率を高めることができ、ホール側の収
益性も高めることができる。前記実施形態を部分的に変
更した変更形態について説明する。
【0059】1〕図7の遊技制御のS16を部分的に変更
し、図9に示すように、S16に代えてS46を設け、復帰
画面から客待ちデモンステレーション画面に切換えて表
示するようにしてもよい。但し、図7のS1〜S15、S
17〜S20に関しては同様(S31〜S45、S47〜S50)に
設けたものであり、その説明を省略する。即ち、S38に
おける復帰画面表示を開始してから所定時間が経過した
ときには(S35:Yes )、その停電復帰画面表示から客
待ちデモンステレーション画面に切換えて表示される
(S46)。
【0060】この場合、停電後の主電源の復帰時に、停
電復帰画面が表示されるため、前記実施形態と同様に、
停電からの復帰待ちをしていた遊技者は、表示された復
帰画面に基づいて遊技を早期に再開することができると
ともに、客待ちデモンストレーション画面の表示後の通
常表示により実際の遊技を行なうことができる。遊技者
による遊技が行われていない待機中のパチンコ機2であ
っても、主電源の復帰画面から自動的に客待ちデモンス
トレーシンョン画面に切換えて表示されるため、常連客
は故障しているかもしれないと誤解することなく遊技を
するようになり、パチンコ機2の稼働率を高めることが
でき、ホール側の収益性も高めることができる。ここ
で、液晶ディスプレイ16、集積回路39a、S38、S
46等が表示制御手段に相当し、S45〜S46が画面切換え
手段に相当する。
【0061】2〕図1に示すように、前枠4の上部に設
けた複数の装飾ランプのうち、「停電から復帰」と記し
た特定の装飾ランプLPaを点滅させる等して主電源の
復帰を報知するようにしてもよい。 3〕前枠4の一部に透かし板を設け、主電源の復帰時に
この透かし板の内部に設けた報知ランプを点灯させて、
透かし板の内面に記した「停電から復帰」を表示し、主
電源の復帰を報知するようにしてもよい。 4〕主電源が復帰したことを、裏機構板30に設けたス
ピーカSP(音声出力部に相当する)から音声にて出力
し、主電源の復帰を音声で案内するようにしてもよく、
特殊なメロディーを出力するようにしてもよい。
【0062】5〕図9に示す遊技制御において、遊技者
による遊技が行われていない待機中のパチンコ機2に限
って、客待ちデモンストレーション画面に切換えて表示
するようにしてもよい。 6〕主電源が復帰したときの停電復帰画面表示制御とそ
の復帰画面の表示停止制御を、停電からの復帰に関する
制御コマンドを主制御手段50から受信した図柄制御手
段60で行なうようにしてもよい。 7〕払出し制御基板46の1チップ集積回路46aのR
AMをバックアップ電源84でバックアップするように
し、このRAMに記憶した遊技情報を、主電源が断たれ
た後も記憶保持するようにしてもよい。
【0063】8〕2msec信号発生手段56に代え
て、微小時間を変更可能な割込み信号発生手段を設け、
3msec、4msec等の種々の微小所定時間毎に割
込み信号を発生可能にしてもよい。 9〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレンジボール
機、回胴機等の種々の遊技機に本発明を適用することが
可能である。
【0064】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、抽選機能を
有する主制御手段と、この主制御手段とは別基板からな
り遊技動作の制御を行なう副制御手段とを備え、報知手
段と、報知停止手段とを設けたので、主電源の復帰時に
は主電源の復帰が報知されるため、停電からの復帰待ち
をしていた遊技者はこの報知に基づいて遊技を早期に再
開することができるとともに、遊技者により遊技が再開
された場合、主電源復帰の報知により邪魔されることな
く、遊技を支障なく開始できる。遊技が行われていない
待機中の遊技機であっても、主電源復帰の報知はその報
知後自動的に停止されて、例えば通常のデモンストレー
シンョン画面等を表示する場合、常連客が故障している
かもしれないと誤解することなく遊技をするようにな
り、遊技機の稼働率を高めることができ、ホール側の収
益性も高めることができる。
【0065】請求項2の発明によれば、前記報知停止手
段は、報知手段による報知開始からの経過時間を計時す
るタイマーを有し、このタイマーにより所定時間を計時
したときに前記の報知を停止させるので、このタイマー
により報知開始からの経過時間を正確に計時でき、予め
設定された所定の報知時間が経過したときに主電源復帰
の報知を精度良く且つ確実に停止させることができる。
その他請求項1と同様の効果が得られる。
【0066】請求項3の発明によれば、前記報知手段
は、主電源が復帰したことをディスプレイに文字列にて
表示するので、このディスプレイに表示された文字列に
より、主電源の復帰が容易に且つ明確に分かる。その他
請求項1又は2と同様の効果が得られる。
【0067】請求項4の発明によれば、前記報知手段
は、主電源が復帰したことを音声出力部から音声にて出
力するので、音声出力部から出力される音声により、主
電源の復帰が容易に且つ明確に分かる。その他請求項1
又は2と同様の効果を奏する。請求項5の発明によれ
ば、前記主電源が復帰したことを報知する報知は、主電
源復帰により遊技再開を促す情報を含むので、この遊技
再開を促す情報により、主電源が復帰した後、遊技者に
よる遊技を早期に再開することができる。その他請求項
1〜4の何れかと同様の効果を奏する。
【0068】請求項6の発明によれば、抽選機能を有す
る主制御手段と、この主制御手段とは別基板からなり遊
技動作の制御を行なう副制御手段とを備え、表示制御手
段と、画面切換え手段とを設けたので、停電からの復帰
待ちをしていた遊技者は、表示された復帰画面に基づい
て遊技を早期に再開することができるとともに、客待ち
デモンストレーション画面の表示後の通常表示により実
際の遊技を行なうことができる。
【0069】遊技者による遊技が行われていない待機中
の遊技機においては、主電源の復帰画面から客待ちデモ
ンストレーシンョン画面に切換えて表示されるため、常
連客は故障しているかもしれないと誤解することなく遊
技をするようになり、遊技機の稼働率を高めることがで
き、ホール側の収益性も高めることができる。
【0070】請求項7の発明によれば、前記主制御手段
は、制御信号を一方向通信にて副制御手段に送信すると
ともに、主電源が断たれた後もバックアップ処理により
所定の遊技状態に関連する遊技情報を記憶保持可能であ
るので、一方向通信を採用することで、抽選機能による
遊技者に有利な状態又は不利な状態の決定に関する不正
を確実に防止することができる。また、停電からの復帰
時には記憶保持している所定の遊技状態に関連する遊技
情報に基づいて、停電により中断した遊技制御の途中か
ら支障なく再開することができる。その他請求項1〜6
の何れかと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】電力供給回路及び種々の制御信号回路を示す図
である。
【図7】遊技制御の概略フローチャートである。
【図8】停電復帰画面の表示例を示す図である。
【図9】変更形態に係る遊技制御のフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 16 カラー液晶ディスプレイ 39a 1チップ集積回路(CPU) 50 主制御手段 51 抽選手段 52 判定手段 60 図柄制御手段 70 払出し制御手段 71 ランプ制御手段 72 サウンド制御手段 SP スピーカ LPa 装飾用表示ランプ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技動作に関連する抽選を行って遊技者
    に有利な状態と不利な状態とを択一的に決定する抽選機
    能を有する主制御手段(50)と、この主制御手段(50)とは
    別の制御基板に構成され且つ主制御手段(50)から送信さ
    れる制御信号に応じた遊技動作の制御を行なう副制御手
    段(60,70〜72) とを備えた遊技機において、 主電源が断たれた後の復帰時に主電源が復帰したことを
    報知する報知手段(16,SP,LPa,39a,S8)と、 自動的に前記報知手段(16,SP,LPa,39a,S8)に前記の報知
    を停止させる報知停止手段(S15,S16) と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記報知停止手段(S15,S16) は、報知手
    段(16,SP,LPa,39a,S8)による報知開始からの経過時間を
    計時するタイマーを有し、このタイマーにより所定時間
    を計時したときに前記の報知を停止させることを特徴と
    する請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記報知手段(16,SP,LPa,39a,S8)は、主
    電源が復帰したことをディスプレイ(16)に文字列にて表
    示することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記報知手段(16,SP,LPa,39a,S8)は、主
    電源が復帰したことを音声出力部(SP)から音声にて出力
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記主電源が復帰したことを報知する報
    知は、主電源復帰により遊技再開を促す情報を含むこと
    を特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 遊技動作に関連する抽選を行って遊技者
    に有利な状態と不利な状態とを択一的に決定する抽選機
    能を有する主制御手段(50)と、この主制御手段(50)とは
    別の制御基板に構成され且つ主制御手段(50)から送信さ
    れる制御信号に応じた遊技動作の制御を行なう副制御手
    段(60,70〜72) とを備えた遊技機において、 主電源が断たれた後の復帰時に主電源が復帰したことを
    報知する復帰画面と、客待ちデモンストレーション画面
    とをディスプレイに順々に表示させる表示制御手段(16,
    39a,S38,S46)と、 前記復帰画面の表示開始から所定時間経過時に自動的に
    前記表示制御手段に復帰画面の表示から客待ちデモンス
    トレーション画面へ切換えさせる画面切換え手段(S45,S
    46) と、 を備えたことを特徴とする遊技機。
  7. 【請求項7】 前記主制御手段(50)は、制御信号を一方
    向通信にて副制御手段(60,70〜72) に送信するととも
    に、主電源が断たれた後もバックアップ処理により所定
    の遊技状態に関連する遊技情報を記憶保持可能であるこ
    とを特徴とする請求項1〜6の何れかに記載の遊技機。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010187918A (ja) * 2009-02-18 2010-09-02 Sophia Co Ltd 遊技機
JP2011234873A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Fujishoji Co Ltd 遊技機
JP2012061327A (ja) * 2011-11-22 2012-03-29 Sophia Co Ltd 遊技機

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