JP2001353266A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
くとも一方への信号出力を一方向に規制して信号の逆流
を確実に防止できるようにすること、様々な不正行為に
対処できるようにすること、簡単な素子を用いて信号の
逆流防止回路を構成できるようにすること。 【解決手段】 異常信号出力部84とリセット信号出力
部86とにインバータ素子84a,86aを夫々設け、
主制御手段50と払出し制御手段70の信号入力部にイ
ンバータ素子39f〜39g,46f〜46gを夫々設
け、その他の副制御手段60,71〜72の信号入力部
にインバータ素子30g,42g,43gを夫々設け、
電源異常信号VSがインバータ素子84a,39f,4
6fを介して主制御手段50と払出し制御手段70とに
夫々一方向に供給され、更に、システムリセット信号S
Rがインバータ素子86a,39g,46g,40g,
42g,43gを介して主制御手段50及びその他の副
制御手段60,71〜72に夫々一方向に供給され、様
々な不正行為に対処することができる。
Description
に電源手段に設けた種々の指令信号出力部から主制御手
段と副制御手段の少なくとも一方への信号出力を、逆流
防止回路を用いて一方向に規制して、信号の逆流を防止
するようにしたものに関する。
いては、発射ハンドル操作による遊技球の発射制御、遊
技盤に設けた図柄始動手段や開閉式入賞手段(大入賞手
段)等の遊技役物の制御、入賞手段への入賞を検知する
検知制御、図柄表示用ディスプレイに設けられた図柄表
示手段の複数の図柄表示部における図柄を変動させる図
柄表示制御、入賞手段への入賞に伴う遊技球の払出し制
御、図柄始動手段に入賞したときに抽選する為の抽選用
数値の更新制御、入賞時や大当たり状態におけるサウン
ド制御やランプ制御等、弾球遊技の為の種々の制御を司
る制御装置が設けられている。
御を主として司る主制御部は、各図柄表示部に図柄変動
表示させる図柄表示制御の為の一連の制御信号(制御デ
ータ)を図柄制御部に直接出力し図柄表示を制御してい
る。また、主制御部は、普通入賞手段や開閉式入賞手段
への遊技球の入賞に際して、払出しモータ駆動の為の払
出し制御信号を払出し制御部に出力して賞球の払出しを
制御している。更に、主制御部は、図柄表示部における
図柄変動後の停止図柄が大当たり図柄のとき、開閉式入
賞手段の開閉板駆動ソレノイドの為の開閉制御信号を特
別遊技制御部に出力し、開閉板を開閉制御している。
はなく、払出し制御部やランプ制御部等のその他の副制
御部に対して、各動作毎の詳細な制御信号を逐一送信し
て、図柄変動等の遊技制御に連動する払出し制御、ラン
プ点灯制御、サウンド出力制御等の種々の制御を行なう
ため、制御負荷が非常に大きく、これら遊技動作の制御
に制御遅れが生じ易い。
副制御部を、主制御部とは独立のマイクロコンピュータ
を備えた別個の制御基板上に構成し、主制御部から各副
制御部へ制御コマンドを一方向送信するコマンド送信方
式が採用されつつある。これにより、例えば、主制御部
は図柄変動に際して図柄制御部に、図柄変動開始コマン
ド(変動パターン指定番号等を含む)と、各図柄表示部
の停止図柄を指定する図柄指定コマンドとを順次送信す
るだけでよく、図柄変動制御を簡単化でき、主制御部の
負荷を格段に軽減することができ、ランプ制御や払出し
制御、更にはサウンド制御を図柄変動に同期させて実行
できる。
と、払出し制御部や図柄制御部やランプ制御部等の複数
の副制御部の信号受信部とには、インバータ素子等の逆
流防止回路が夫々設けられ、主制御部から副制御部への
一方向通信を実現して、主制御部への信号の逆流が防止
されている。それ故、主制御部における当たり外れに関
する抽選に際して不正を確実に防止できるようにしてあ
る。ところで、例えば、落雷等により停電になった場
合、仮に大当たりゲームを実行中であっても、制御装置
が作動しなくなり、大当たり状態であることを指示する
情報及び入賞球数情報や払出すべき払出し球数情報等の
遊技情報の全てが消去されてしまう。
開する場合、大当たりゲームを停電直前の状態に続けて
実行することができず、遊技者とホール側とでトラブル
が発生することもある。そこで、外部から供給された給
電の異常を検出して電源異常信号を出力する電源監視
部、給電の異常が検出されたときに種々の制御部の制御
動作を停止させるリセット信号を出力するリセット部等
を電源基板に設け、停電発生時には、電源監視部から出
力される電源異常信号を主制御部や払出し制御部等の副
制御部に出力する。
御部や払出し制御部においては、停電直前の遊技状態、
つまり大当たり状態や払出し状態などの遊技再開に必要
な最低限の遊技情報をバックアップ制御により所定のメ
モリに記憶し、バックアップ電源により停電後も記憶保
持するとともに、リセット部から出力されるリセット信
号により各制御部の制御動作を停止させることができ
る。その後、停電から復帰したときに、記憶保持してい
た遊技情報に基づいて、停電により中断した遊技制御の
途中から支障なく再開することができる。
生時には、停電直前の遊技状態に関する所定の遊技情報
を記憶するともとに、バックアップ電源により停電後も
記憶保持しておくことで、停電からの復帰時に遊技制御
を支障なく再開できるが、電源基板に設けた電源監視部
やリセット部から出力される種々の指令信号の出力方向
が一方向となるように何ら規制されてはいない。そこ
で、様々な不正行為に対処するには、遊技機に設けられ
た何れの基板同志の信号出力についても一方向通信を実
現すべきである。
と副制御手段の少なくとも一方への信号出力を一方向に
規制して信号の逆流を確実に防止できるようにするこ
と、様々な不正行為に対処できるようにすること、簡単
な素子を用いて信号の逆流防止回路を構成できるように
すること、等である。
乱数抽選により遊技者に有利な状態を発生するか否かを
判定する判定機能を有する主制御手段と、この主制御手
段とは別個の専用の基板に構成され且つ主制御手段から
受ける制御信号に基づいて制御を行う副制御手段と、主
制御手段と副制御手段とに夫々電力を供給する電源手段
とを備えた遊技機であって、電源手段は、主制御手段と
副制御手段の少なくとも一方に出力するための所定の指
令信号を発生する指令信号発生部と、その指令信号を出
力する指令信号出力部とを有し、主制御手段と副制御手
段の少なくとも一方に、電源手段から指令信号を受信す
る指令信号受信部を設け、電源手段の指令信号出力部
と、主制御手段と副制御手段の少なくとも一方の指令信
号受信部に、信号が逆流するのを防止する逆流防止回路
を夫々設けたものである。ここで、前記制御信号は、制
御動作を指令する制御コマンドに相当するものである
が、制御コマンド以外の種々の制御信号でもよい。
々電力を供給中に、外部から供給された給電の異常が検
出される等して、指令信号発生部で発生した所定の指令
信号が指令信号出力部で出力され、その指令信号出力部
の逆流防止回路を経て、主制御手段と副制御手段の少な
くとも一方の指令信号受信部に供給され、その指令信号
受信部において逆流防止回路を経て指令信号が受信され
る。このように、電源手段の指令信号出力部で出力され
る所定の指令信号は、指令信号出力部に設けた逆流防止
回路と、主制御手段と副制御手段の少なくとも一方の指
令信号受信部に設けた逆流防止回路を経て受信されるた
め、電源手段から主制御手段と副制御手段の少なくとも
一方の指令信号受信部への信号出力を一方向に規制し
て、信号の逆流を確実に防止することができ、様々な不
正行為に対処することができる。
れた電源の異常を検出可能な電源監視部と、その電源監
視部にて外部からの給電の異常を検出したときに電源異
常信号を発生する指令信号発生部としての異常信号発生
部とを設け、主制御手段と副制御手段の少なくとも一方
は、電源異常信号の受信を契機として遊技状態に関連す
る所定の情報を記憶するとともに、その情報を電力供給
停止後も記憶保持する為のバックアップ記憶部を備えた
場合(請求項2)には、例えば停電が発生する等して、
電源監視部により外部から供給された電源の異常が検出
されたときには、電源異常信号が異常信号発生部で発生
する。このとき、主制御手段と副制御手段の少なくとも
一方においては、遊技状態に関連する所定の情報がバッ
クアップ記憶部に記憶されるとともに、このバックアッ
プ記憶部の情報は電力供給停止後も記憶保持される。
電源異常を検出したときにリセット信号を発生する指令
信号発生部としてのリセット信号発生部を備え、主制御
手段と副制御手段の少なくとも一方に、リセット信号の
受信を契機として作動を停止する作動停止手段を設けた
場合(請求項3)には、電源監視部により外部から供給
された給電の異常が検出されたとき、リセット信号がリ
セット信号発生部で発生する。このとき、主制御手段と
副制御手段の少なくとも一方においては、作動停止手段
により夫々の制御動作が停止する。
クアップ記憶部の記憶情報を消去可能な消去信号を発生
する指令信号発生部としての消去信号発生部を備え、主
制御手段と副制御手段の少なくとも一方は、給電再開時
に消去信号を受信したときにはバックアップ記憶部の記
憶情報を消去して予め設定された初期遊技状態に初期化
する初期化手段と、給電再開時に消去信号を受信しなか
ったときにはバックアップ記憶部の記憶情報に基づいて
遊技状態を復帰させる復帰手段とを備えた場合(請求項
4)には、給電再開時に電源手段に設けた消去信号発生
部で消去信号を発生し、その消去信号を給電再開時に主
制御手段と副制御手段の少なくとも一方で受信したと
き、初期化手段によりバックアップ記憶部の記憶情報が
消去され、予め設定された初期遊技状態に初期化され
る。
とも一方が、給電再開時にその消去信号を受信しなかっ
たときには、復帰手段によりバックアップ記憶部の記憶
情報に基づいて遊技状態が復帰制御される。また、前記
逆流防止回路が、インバータ素子からなる場合(請求項
5)には、逆流防止回路としてインバータ素子を用いる
ことで、逆流防止回路を安価に且つ小型化することがで
きる。
て図面に基いて説明する。本実施形態は、パチンコホー
ルの島構造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼
ばれる第1種パチンコ機に本発明を適用した場合の一例
であり、パチンコホールに設けられた島構造体には、そ
の長さ方向に複数のカード式球貸し機1と複数のパチン
コ機2とが交互に配設され、カード式球貸し機1はパチ
ンコ機2に電気的に接続されている。
技機であるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この
外枠3に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード
式球貸し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠
3が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在に装着され、
遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを有するガラス
扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着されている。前
面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿8が装着さ
れ、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又は抜き取っ
た遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10の発射ハン
ドル11とが設けられている。
ハンドル11と、この発射ハンドル11の回動角度に応
じた打撃力で打撃槌12により遊技球を発射させる発射
モータ13(図5参照)などを備えている。上皿8の右
部には、カード式球貸し機1に対する球貸し操作用の操
作パネル14が設けられ、この操作パネル14には、カ
ード残額を3桁の数字で表示するカード残額表示部14
aと、所定金額分の遊技球の球貸しを指示する球貸しス
イッチ14bと、遊技終了時にカードの返却を指令する
返却スイッチ14cとが設けられている。
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する図柄表示手段22として機能する。図柄表示手
段22は、背景画やキャラクタをアニメーション的に表
示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個(左、中、
右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図柄始動手段
17に遊技球が入賞することを条件に、各図柄表示部2
2a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動表示(スク
ロール表示)され、図柄始動手段17への遊技球の入賞
タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定される停止
図柄パターンで停止する。
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、普通図柄表示部の表示図柄が所定時間
だけ変動し、遊技球のゲート20通過時点において抽選
された抽選用数値により決定される停止図柄を表示して
停止するようになっている。図柄始動手段17は、開閉
自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動式チューリ
ップであり、第2図柄表示手段23の変動後の停止図柄
が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17aが所定時
間だけ開放されて入賞し易くなる。
閉板18aを備え、図柄表示手段22の変動後の停止図
柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当た
り」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前方
に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定領
域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過し
たとき、特別遊技が継続される。ここで、特別遊技状態
が遊技者に有利な状態に相当し、特別遊技状態以外の普
通状態が遊技者に不利な状態に相当する。
された後、所定時間が経過し、又は所定数(例えば、1
0個)の遊技球が入賞して開閉板18aが閉じるとき
に、遊技球が特定領域18bを通過していないときに特
別遊技が終了するが、特定領域18bを通過していれば
最大所定回数(例えば、16回)まで特別遊技が継続さ
れ、遊技者に有利な状態に制御される。
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に賞球タンク33と、これから延びる
タンクレール34とが設けられ、このタンクレール34
に接続された払出し装置35が裏機構板30の側部に設
けられ、裏機構板30の下側には払出し装置35に接続
された払出し球誘導路36が設けられている。払出し装
置35から払出された遊技球は払出し球誘導路36を経
由して上皿排出口8aから上皿8に払出される。
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に図柄制御基板40が配設されている。主制御
基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース4
1aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケー
ス41aに隣接するケース41bの内部にサウンド制御
基板43が設けられている。
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。この
電源基板45には、図3に示すように、電源スイッチ8
0と消去指令スイッチ88とが配置されている。但し、
ケース44のこれら両スイッチ80,88に対応する部
位が切欠かれ、これら両スイッチ80,88の各々を指
で同時操作可能になっている。
ース47の内部には、発射制御基板48が設けられてい
る。これら制御基板39〜40,42〜43,45〜4
6,48は夫々独立の制御基板で構成されており、電源
基板45と発射制御基板48とを除く制御基板39,4
0,42,43,46には、CPUとROMやRAM等
を有する1チップ集積回路からなるマイクロコンピュー
タ(以下、単にマイコンと言う)39a,40a,42
a,43a,46aが夫々設けられている(図6参
照)。
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンド(これが制御信号に相当する)を
一方向通信にて送信可能になっている。制御コマンドの
一方向通信を採用することで、図柄停止に関する不正を
確実に防止できるとともに、主制御手段50の制御負荷
を格段に軽減でき、送信制御を簡単化することができ
る。
した複数の制御プログラムを介して達成される種々の機
能について、図5の機能ブロック図により説明する。但
し、これら種々の機能は前述したマイクロコンピュータ
等で達成される。主制御基板39上に構成された主制御
手段50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊
技球検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる、所
謂遊技盤5の遊技制御を主として司るとともに、後述す
る図柄制御手段60、払出し制御手段70、ランプ制御
手段71、サウンド制御手段72等に必要に応じて制御
コマンドを送信出力する。ここで、払出し制御手段7
0、図柄制御手段60、サウンド制御手段72、ランプ
制御手段71の各々が副制御手段に相当する。
aのROMには、図7に示すように、遊技盤5の遊技動
作をメイン処理として制御する遊技制御プログラム30
b、停電発生時や閉店時に電力供給停止になったとき
に、大当たり状態であることを指示する情報等、最新の
遊技状態に関連する所定の遊技情報を記憶させるバック
アップ制御プログラム39c、停電からの復帰時に限っ
て記憶しておいた遊技情報に基づいて遊技制御を再開可
能に復帰させる遊技復帰制御プログラム39d、等が格
納されている。
の遊技情報を記憶させる情報メモリ等が設けられ、RA
M39bは揮発性記憶媒体であるが、停電後においても
遊技情報を記憶可能にバックアップされている。図柄制
御基板40上に構成された図柄制御手段60は、主制御
手段50から送信されてくる図柄制御コマンドに基づい
て、液晶ディスプレイ16に種々の動画や背景画を表示
させる表示制御を実行したり、各図柄表示部22a〜2
2cの図柄を変動制御し、指示された停止図柄で変動を
停止制御する。
70が構成され、この払出し制御手段70は主制御手段
50から払出し制御コマンドを受信し、払出し装置35
による遊技球の払出し制御を司る。払出し制御基板46
に設けられたマイコン46aのROMには、図8に示す
ように、主に遊技球の払出しをメイン処理として制御す
る払出し制御プログラム46b、停電発生時や閉店時に
電力供給停止になったときに、遊技球の払出しを指示す
る情報等、最新の払出し状態に関連する所定の払出し情
報を記憶させるバックアップ制御プログラム46c、停
電からの復帰時に限って記憶しておいた払出し情報に基
づいて払出し制御を再開可能に復帰させる払出し復帰制
御プログラム46d等が格納されている。ここで、これ
ら復帰制御プログラム39d,46dが夫々復帰手段に
相当する。
は、種々の払出し情報を記憶させる情報メモリ等が設け
られ、RAM46bは揮発性記憶媒体であるが、停電後
においても記憶可能にバックアップされている。ランプ
制御基板42上に構成されたランプ制御手段71は、主
制御手段50からランプ制御コマンドを受信し、遊技盤
5等に設けられた多数の表示ランプを含むランプ群74
の点灯制御を司る。サウンド制御基板43上に構成され
たサウンド制御手段72は、主制御手段50からサウン
ド制御コマンドを受信し、スピーカSP(これがサウン
ド発生器に相当する)に対する各種の音響効果音の為の
サウンド出力制御を司る。発射制御基板48上に構成さ
れた発射制御手段73は、発射モータ13を駆動して遊
技球の発射制御を司る。
手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段5
4と、コマンド送信手段55等を備えている。抽選手段
51は、抽選用カウンタを用いて微小な更新周期(例え
ば、約2msec周期)で数値を所定の範囲(例えば、0〜
299)で更新し、図柄始動手段17に遊技球が入賞し
たときの数値を抽出することにより、遊技者に有利な状
態である当たりと、遊技者に不利な状態である外れとに
関する抽選を行なう。判定手段52は、図柄始動手段1
7に遊技球が入賞したときに抽選手段51から供給され
る抽選された数値に基づいて、「大当り」、「外れ(外
れリーチを含む)」の何れであるかを判定する。
れた特定数値「71」のときに「大当たり」と判定し、
それ以外の多数の数値のときに「外れ」であると判定す
る。特別遊技発生手段53は、判定手段52から大当た
り等の特別判定結果を受ける、若しくは、図柄表示手段
22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特定表示と
なった場合に、遊技制御に含まれる所定の特別遊技発生
ルーチンにより開閉式入賞手段18の開閉板18aを前
述したように作動させて、遊技者に有利な利益状態を与
える特別遊技を実行する。
「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大
当たり」について「確率変動」と「非確率変動」の何れ
かを抽選により決定し、確率変動型大当たりのときには
確率変動モードを設定し、次回或いは次々回の大当たり
迄、或いは所定回数図柄が変動する迄、抽選手段51に
より大当たりを抽選する特定数値の数を通常のときより
も多くし、大当たり確率を高くする。
ら判定結果を受け、図柄変動に際しては図柄制御コマン
ド(当たり外れデータを含む2バイト構成)を図柄制御
手段60に送信し、遊技球の払出しに際しては払出し制
御コマンド(払出し個数データを含む2バイト構成)を
払出し制御手段70に送信する。ここで、当たり外れデ
ータは「確率変動型大当たり」、「非確率変動型大当た
り」、「外れ」の何れかのデータからなり、変動時間デ
ータは図柄変動に要する時間(例えば、40秒、60秒
等)を規定するデータである。また、払出し個数データ
は、5個、10個等の遊技球の払出し個数を指令するデ
ータである。
74の点灯に際してはランプ制御コマンド(2バイト構
成)をランプ制御手段71に送信し、スピーカSPによ
る効果音出力に際してサウンド制御コマンド(2バイト
構成)をサウンド制御手段72に送信する。ここで、図
5には図示を省略しているが、コマンド送信手段55の
コマンド出力部と、これら制御手段60,70〜72の
コマンド受信部とには、インバータ素子からなる逆流防
止回路が夫々設けられており、コマンド送信手段55か
ら出力した制御コマンド等の制御信号の送信方向を一方
向に規制して、何れの信号の主制御手段50側への逆流
を防止している。
ランジスタを組み合わせたゲート素子であり、その入力
側に入力された「H」レベル又は「L」レベルの信号を
「L」レベル又は「H」レベルの信号として出力側に出
力できるが、出力側信号の変化が入力側に影響すること
はない。図柄制御手段60は、停止図柄決定手段61を
有し、コマンド送信手段55から送信される図柄制御コ
マンドを受信し、受信した図柄制御コマンドを解析する
とともに、解析により得られた制御コマンドに基づいて
図柄表示手段22の各図柄表示部22a〜22cにおけ
る図柄変動を制御する。
説明すると、変動パターンテーブルに、「確率変動型大
当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れリー
チ」、「外れノーマル」の各々について複数のパターン
データが記憶されており、図柄制御コマンドに含まれる
「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する大当た
りパターン又は外れパターンのうちから何れかを抽選に
より決定する。
れ、複数の制御基板39,40,42〜43,46の各
々に電力(直流電圧)を供給するものであり、電源手段
79としての電源基板45について、図6に基づいて説
明する。パチンコホールに設置された各島構造体毎に複
数の変圧トランス89が設けられ、各変圧トランス89
から低圧の交流電圧(例えば、AC24V)が複数(例
えば、5台)のパチンコ機2に夫々供給されている。
からなり主電源をオンオフする手動操作可能な電源スイ
ッチ80と、電源供給部81と、電源監視部82と、異
常信号発生部83及び異常信号出力部84と、リセット
信号発生部85及びリセット信号出力部86等が設けら
れている。電源供給部81は、電源スイッチ80を介し
て変圧トランス89から供給されるAC24VからDC
32Vを生成するとともに、サウンド出力やランプ点灯
に用いるDC12V、制御手段50,60,70〜72
等のマイクロコンピュータに供給するDC5V等を生成
し、これらの直流を制御基板39〜40,42〜43,
46等に供給する。
を直接読み込んで、外部から供給された供給電圧を常時
監視する。異常信号発生部83は、電源監視部82にて
外部電源の異常を検出したときに電源異常を示す「L」
レベルの電源異常信号VSを発生するので、異常信号出
力部84はその電源異常信号VSをインバータ素子84
aを介して出力する。ここで、主制御手段50の信号受
信部(これが異常信号受信部に相当する)にはインバー
タ素子39fが設けられ、また払出し制御手段70の信
号受信部(これが異常信号受信部に相当する)にもイン
バータ素子46fが設けられている。
た電源異常信号VSがインバータ素子39fを介してマ
イコン39aの最優先割込みポートに受信されるととも
に、その電源異常信号VSがインバータ素子46fを介
してマイコン46aの最優先割込みポートに供給され
る。その結果、マイコン39aにおいては、停電発生時
における最新の弾球遊技に関連する所定の遊技情報をR
AM39eに設けた記憶保持専用のメモリに記憶保持さ
せるバックアップ制御が実行される。これと同時に、マ
イコン46aにおいても同様に、停電発生時における未
払いの遊技球数等の遊技球払出しに関連する最新の払出
し情報をRAM46eに設けた記憶保持専用のメモリに
記憶保持させるバックアップ制御が実行される。
部84から「L」レベルの電源異常信号VSを受けた時
から、バックアップ処理に要する所定微小時間(例え
ば、約120msec )だけ遅延させて「L」レベルに切換え
たシステムリセット信号SRを発生するので、リセット
信号出力部86はそのシステムリセット信号SRをイン
バータ素子86aを介して出力する。ここで、各制御手
段50,60,70〜72の信号受信部には、インバー
タ素子39g,40g,46g,42g,43gが夫々
設けられている。
されたシステムリセット信号SRがインバータ素子39
g,40g,46g,42g,43gを介して各マイコ
ン39a,40a,46a,42a,43aのリセット
端子に夫々供給される。その結果、各マイコン39a,
40a,42a,43a,46aのCPUは初期化に伴
って制御動作を同時に停止する。ここで、各マイコン3
9a,40a,42a,43a,46aに有するリセッ
ト端子やリセットルーチン等が作動停止手段に相当し、
異常信号発生部83とリセット信号発生部85等が指令
信号発生部に相当し、異常信号出力部84とリセット信
号出力部86等が指令信号出力部に相当する。
設けられている。このバックアップ電源87は、充電用
コンデンサ等からなり、このコンデンサから出力される
DC5Vをマイコン39a,46aの各RAM39e,
46eにバックアップ用として夫々供給する。このよう
に、RAM39e,46eに5Vが常に供給されている
ため、主電源が断たれて電源供給部81からのDC5V
供給が停止された場合でも、各RAM39e,46eの
バックアップ記憶メモリ(バックアップ記憶部に相当す
る)に記憶している遊技情報や払出し情報やランプ情報
は、バックアップ用5Vにより確実に記憶保持される。
但し、バックアップ電源87によるバックアップ動作は
長時間継続可能である。
チ88を有し消去信号ESを発生する消去信号発生部8
8Aと、その消去信号ESを出力する消去信号出力部8
8Bとが設けられている。その消去指令スイッチ88を
押圧操作したとき、消去信号出力部88Bから「L」レ
ベルの消去信号ESが出力される。ここで、主制御手段
50の消去信号受信部にはインバータ素子39hが設け
られ、また払出し制御手段70の消去信号受信部にもイ
ンバータ素子46hが設けられている。そして、消去信
号出力部88Bから出力された消去信号ESがインバー
タ素子39h,46hを介して各マイコン39a,46
aの入力ポートに夫々供給される。
クアップ記憶メモリに記憶保持していた遊技情報や払出
し情報の全てが一斉に消去されるとともに、予め設定さ
れた初期遊技状態に初期化することができる。但し、各
マイコン39a,46aにおいては、停電からの復帰で
はなく、電源スイッチ80のオン操作による給電再開時
に限って、その消去信号ESが有効化される。ここで、
各インバータ素子84a,86a,39f〜39h,4
6f〜46h,40g,42g,43gの各々が逆流防
止回路に相当する。
の作動及び効果について説明する。営業開始に際して、
パチンコ機2の前枠4を前方に開いた状態で、消去指令
スイッチ88を例えば人指し指で押圧操作しながら、電
源スイッチ80を例えば親指でオン側に切換えたとき、
変圧トランス89からの交流電圧(AC24V)が電源
スイッチ80を介して電源基板45に供給され、電源供
給部81から直流電源が制御基板39〜40,42〜4
3,46に供給される。
力された「H」レベルのシステムリセット信号SRが、
インバータ素子86aと、各信号受信部のインバータ素
子39g,40g,42g,43g,46gとを介して
マイコン39a,40a,42a,43a,46aのリ
セット端子に夫々供給される。その結果、主制御手段5
0による遊技制御が開始されるとともに、各副制御手段
60,70〜72においても夫々制御動作を開始する。
いて主制御手段50により実行される遊技制御につい
て、図9のフローチャートに基づいて説明する。但し、
図中の符号Si(i=1,2,3・・・)は各ステップ
である。この遊技制御が実行されたときに、消去指令ス
イッチ88がON状態のときには(S1:Yes )、先ず
CPUの各メモリやレジスタを初期化する初期設定処理
が実行される(S2)。次に、RAM39eのバックア
ップ記憶メモリにバックアップ電源87により記憶保持
されている遊技情報の全てが消去処理される(S3)。
柄を設定したり、この遊技制御のメイン処理を繰り返し
実行する制御周期を2msecに設定する等の種々の初期値
設定処理が実行される(S4)。ここで、S2〜S4等
が初期化手段に相当する。その結果、前日の閉店時に確
率変動モードが設定状態のままで主電源が断たれて、R
AM39eのバックアップ記憶メモリに確率変動モード
の設定状態を指示する情報等が記憶保持されている場合
でも、これら全ての遊技情報が確実に消去されて初期化
されるため、給電が再開されてから実行されるゲーム
を、公正な遊技条件で開始することができる。
で、次の図柄を更新により決定する図柄データ変更処理
(S5)と、遊技に関係しないダミー的な数値を更新す
る数値更新処理(S6)とが繰り返して実行される。つ
まり、2msecが経過するまでの残余時間が、S5とS6
とを繰り返すことで費やされ、遊技制御のメイン処理
(S8〜S17)が2msec毎に確実に実行される。約2ms
ecが経過して、図示外の2msec信号発生手段から2msec
割込み用信号がマイコン39aのCPUに内部割込みと
して入力されたとき、例えば内部割込みによるリスター
ト命令(RST命令)が実行され、制御時間調節用のS
5又はS6が強制的に中止されて、この遊技制御の途中
の処理ステップであるS8からメイン処理が実行され
る。
るゲーム中に消去指令スイッチ88が誤操作されても、
S3とS4の処理が実行されることはない。次に、遊技
制御のメイン処理(S8〜S17)について説明すると、
先ず図柄始動手段17の開閉爪17aを駆動するソレノ
イドや開閉式入賞手段18の開閉板18aを駆動するソ
レノイドに駆動信号を出力する駆動信号出力処理が実行
される(S8)。次に、入賞検出センサを含む各種のス
イッチからのスイッチ信号を読み込むスイッチ信号入力
処理が実行される(S9)。次に、抽選用数値を1つイ
ンクリメントする抽選用数値更新処理が実行される(S
10)。
マンドを出力する出力処理が実行される(S11)。次
に、サウンド制御手段72にサウンド制御コマンドを出
力する出力処理が実行される(S12)。更に、ランプ制
御手段71にランプ制御コマンドを出力する出力処理が
実行される(S13)。次に、第2図柄表示手段23の普
通図柄表示部に普通図柄を変動表示させる普通図柄に関
する処理が実行される(S14)。次に、図柄表示手段2
2に特別図柄を変動表示させる為の図柄制御コマンドを
出力する等の特別図柄に関する処理が実行される(S1
5)。
駆動する場合には、その為の作動を指令するコマンドを
出力する作動コマンド出力処理が実行され(S16)、開
閉式入賞手段18の開閉板18aを駆動する場合には、
その為の作動を指令するコマンドを出力する作動コマン
ド出力処理が実行される(S17)。このとき、この遊技
制御を開始してから約2msecが経過していないときに
は、前述したようにS5とS6を繰り返して実行するこ
とで制御時間が調節される。これらS5とS6を実行中
に2msecが経過する毎に、2msec割込み用信号でCPU
に内部割込みされて、遊技制御はその都度リスタートさ
れ、S8から繰り返して実行される。
とき、或いはゲーム途中で停電が発生したとき、異常信
号出力部84から出力された「L」レベルの電圧異常信
号VSが、インバータ素子84aと、主制御手段50と
払出し制御手段70のインバータ素子39f,46fと
を介してマイコン39a,46aの最優先割込みポート
に夫々供給され、主制御手段50と払出し制御手段70
とにおいてバックアップ制御が夫々実行される。
て、図10に基づいて説明すると、開閉式入賞手段18
の開閉板18aが開放状態のときには直ちに閉鎖される
が、この開閉式入賞手段18内に残存している残存球数
を検出してバックアップ記憶メモリに記憶保持され(S
20)、入賞による賞球の払出し中のときには払出しモー
タは直ちに停止するが、検出スイッチを通過していない
残存球数を検出してバックアップ記憶メモリに記憶保持
され(S21)、更に払出し制御手段70への払出し制御
コマンド送信中のときには、その払出し制御コマンドの
送信制御を完了する(S22)。
制御について、図11に基づいて説明すると、入賞によ
る賞球の払出しのときには払出しモータは直ちに停止す
るが、検出スイッチを通過していない残存球数を検出し
てバックアップ記憶メモリに記憶され(S30)、カード
式球貸し機1からの球貸し指令による遊技球の払出しの
ときには払出しモータは直ちに停止するが、検出スイッ
チを通過していない残存球数を検出してバックアップ記
憶メモリに記憶され(S31)、更に主制御手段50から
払出し制御コマンドを受信中のときには、その払出し制
御コマンドの受信制御が完了される(S32)。
出力部86は、異常信号出力部84から「L」レベルの
電源異常信号VSを受けてから微小所定時間だけ遅れて
インバータ素子86aを介して「L」レベルに切換えた
システムリセット信号SRを出力する。インバータ素子
39g,40g,42g,43g,46g介してシステ
ムリセット信号SRを受信したマイコン39a,40
a,42a,43a,46aは、CPUの初期化に伴っ
て夫々の制御動作を同時に停止する。
スイッチ80や消去指令スイッチ88の操作なしにパチ
ンコ機2に電力供給されたとき、つまり停電からの復帰
のときには(S1:No)、バックアップ復帰処理が実行
される(S7)。主制御手段50によるバックアップ復
帰処理においては、遊技復帰制御プログラム39dによ
り、バックアップ記憶メモリに記憶保持されていた遊技
情報に基づいて、図柄表示手段22に停電復帰画面が表
示され、停電直前の確率変動状態が表示され、普通図柄
及び特別図柄による保留球数が表示される。
払出し復帰制御プログラム46dによりバックアップ復
帰処理が実行され、未払いの遊技球が払出される。その
後、S8以降のメイン処理が繰り返して実行される。こ
れにより、停電が発生した場合でも、停電からの復帰時
に停電により中断した遊技制御の途中から支障なく再開
することができ、遊技者の不利益を確実に防止できる。
出力部84,86にインバータ素子84a,86aを夫
々設け、主制御手段50及び副制御手段60,70〜7
2の信号受信部にインバータ素子39f〜39h,46
f〜46h,40g,42g,43gを夫々設けたの
で、電源手段79から主制御手段50や払出し制御手段
70等の副制御手段60,70〜72の信号受信部への
信号出力を一方向に規制して、何れの信号の逆流を確実
に防止することができ、様々な不正行為に対処すること
ができる。
る。 1〕各インバータ素子84a,86a,39f〜39
h,46f〜46h,40g,42g,43gに代え
て、バッファゲート等の種々のゲート素子を用いて逆流
防止回路を構成してもよい。 2〕主制御手段50の信号受信部と払出し制御手段70
の信号受信部の少なくとも一方に、インバータ素子を設
けるようにしてもよい。
機1が接続されていないときに、遊技球の発射動作を禁
止させる発射禁止信号を出力する払出し制御手段70の
信号出力部と、その発射禁止信号を受信する発射制御手
段73の信号受信部とにインバータ素子を夫々設け、発
射禁止信号の信号出力を一方向に規制するようにしても
よい。 4〕主制御手段50に遅延回路を設け、電源が断たれる
ときには、主制御手段50及びその他の副制御手段6
0,70〜72の制御動作をシステムリセット信号SR
により同時に停止させるが、給電再開時には副制御手段
60,70〜72を先に立ち上げた後、遅延回路により
微小所定時間だけ遅延させてから主制御手段50を立ち
上げるようにしてもよい。
1やサウンド制御手段72のRAMをバックアップ電源
87のバックアップ用5Vによりバックアップするよう
にしてもよい。 6〕バックアップ電源87は、充電可能な二次電池であ
ってもよく、電源基板45以外の主制御基板39や払出
し制御基板46、更にはランプ制御基板42等の制御基
板に個別に設けるようにしてもよい。
e,46eを、フラッシュメモリ等の電気的に消去及び
書込み可能な種々の不揮発性メモリで構成し、バックア
ップ電源を省略してもよい。 8〕本発明は、以上説明した実施形態や変更形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変更を付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレン
ジボール機、雀球機、回胴機等の種々の遊技機に本発明
を適用することが可能である。
と、主制御手段とは別個の基板に構成された副制御手段
と、電源手段とを備え、電源手段は指令信号発生部と指
令信号出力部とを有し、主制御手段と副制御手段の少な
くとも一方に指令信号受信部を設け、指令信号出力部
と、主制御手段と副制御手段の少なくとも一方の指令信
号受信部に逆流防止回路を夫々設けたので、電源手段の
指令信号出力部で出力される所定の指令信号は、指令信
号出力部に設けた逆流防止回路と、主制御手段と副制御
手段の少なくとも一方の指令信号受信部に設けた逆流防
止回路を経て受信されるため、電源手段から主制御手段
と副制御手段の少なくとも一方の指令信号受信部への信
号出力を一方向に規制して、信号の逆流を確実に防止す
ることができ、様々な不正行為に対処することができ
る。
は、外部から供給された電源の異常を検出可能な電源監
視部と、その電源監視部にて外部からの給電の異常を検
出したときに電源異常信号を発生する指令信号発生部と
しての異常信号発生部とを設け、主制御手段と副制御手
段の少なくとも一方は、電源異常信号の受信を契機とし
て遊技状態に関連する所定の情報を記憶するとともに、
その情報を電力供給停止後も記憶保持する為のバックア
ップ記憶部を備えたので、例えば停電が発生する等し
て、電源監視部により電源異常が検出され、異常信号発
生部で発生した電源異常信号を受信した主制御手段と副
制御手段の少なくとも一方においては、遊技状態に関連
する所定の情報がバックアップ記憶部に記憶されるとと
もに、このバックアップ記憶部の情報は電力供給停止後
も記憶保持される。その他請求項1と同様の効果を奏す
る。
は、電源監視部により電源異常を検出したときにリセッ
ト信号を発生する指令信号発生部としてのリセット信号
発生部を備え、主制御手段と副制御手段の少なくとも一
方に、リセット信号の受信を契機として作動を停止する
作動停止手段を設けたので、電源監視部により給電異常
が検出され、発生したリセット信号を受信したときに、
主制御手段と副制御手段の少なくとも一方においては、
作動停止手段により夫々の制御動作を停止することがで
きる。その他請求項1又は2と同様の効果を奏する。
は、給電再開時にバックアップ記憶部の記憶情報を消去
可能な消去信号を発生する指令信号発生部としての消去
信号発生部を備え、主制御手段と副制御手段の少なくと
も一方は、給電再開時に消去信号を受信したときにはバ
ックアップ記憶部の記憶情報を消去して予め設定された
初期遊技状態に初期化する初期化手段と、給電再開時に
消去信号を受信しなかったときにはバックアップ記憶部
の記憶情報に基づいて遊技状態を復帰させる復帰手段と
を備えたので、給電再開時に消去信号を受信するか否か
で、バックアップ記憶部に記憶した情報を消去して初期
化するのか、又はバックアップ記憶部の記憶情報に基づ
いて遊技状態を復帰制御するのかを択一的に行うことが
できる。その他請求項2又は3と同様の効果を奏する。
路は、インバータ素子からなるので、逆流防止回路を安
価に且つ小型化することができる。その他請求項1〜4
の何れかと同様の効果を奏する。
機)の斜視図である。
る。
を示す図表である。
ラムを示す図表である。
る。
ートである。
チャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 乱数抽選により遊技者に有利な状態を発
生するか否かを判定する判定機能を有する主制御手段(5
0)と、この主制御手段(50)とは別個の基板(40,42,43,4
6) に構成され且つ主制御手段(50)から受ける制御信号
に基づいて制御を行う副制御手段(60,70〜72) と、主制
御手段(50)と副制御手段(60,70〜72) とに夫々電力を供
給する電源手段(79)とを備えた遊技機であって、 前記電源手段(79)は、主制御手段(50)と副制御手段(60,
70〜72) の少なくとも一方に出力するための所定の指令
信号(VS,SR) を発生する指令信号発生部(83,8588A)と、
その指令信号(VS,SR) を出力する指令信号出力部(84,8
6) とを有し、 前記主制御手段(50)と副制御手段(60,70〜72) の少なく
とも一方に、電源手段(79)から指令信号(VS,SR) を受信
する指令信号受信部を設け、 前記電源手段(79)の指令信号出力部(84,86) と、主制御
手段(50)と副制御手段(60,70〜72) の少なくとも一方の
指令信号受信部に、信号が逆流するのを防止する逆流防
止回路(84a,86a,39f,39g,46f,46g,40g,42g,43g) を夫々
設けたことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 前記電源手段(79)は、外部から供給され
た電源の異常を検出可能な電源監視部(82)と、その電源
監視部(82)にて外部からの給電の異常を検出したときに
電源異常信号(VS)を発生する前記指令信号発生部(83,8
5,88A) としての異常信号発生部(83)とを設け、 主制御手段(50)と副制御手段(60,70〜72) の少なくとも
一方は、電源異常信号(VS)の受信を契機として遊技状態
に関連する所定の情報を記憶するとともに、その情報を
電力供給停止後も記憶保持する為のバックアップ記憶部
(39e,46e) を備えたことを特徴とする請求項1に記載の
遊技機。 - 【請求項3】 前記電源手段(79)は、前記電源監視部(8
2)により電源異常を検出したときにリセット信号(SR)を
発生する前記指令信号発生部(83,85,88A) としてのリセ
ット信号発生部(85)を備え、 主制御手段(50)と副制御手段(60,70〜72) の少なくとも
一方に、リセット信号(SR)の受信を契機として作動を停
止する作動停止手段を設け、 たことを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 【請求項4】 前記電源手段(79)は、給電再開時にバッ
クアップ記憶部(39e,46e) の記憶情報を消去可能な消去
信号(ES)を発生する前記指令信号発生部(83,85,88A) と
しての消去信号発生部(88A) を備え、 前記主制御手段(50)と副制御手段(60,70〜72) の少なく
とも一方は、給電再開時に消去信号(ES)を受信したとき
にはバックアップ記憶部(39e,46e) の記憶情報を消去し
て予め設定された初期遊技状態に初期化する初期化手段
(S2 〜S4) と、給電再開時に消去信号(ES)を受信しなか
ったときにはバックアップ記憶部(39e,46e) の記憶情報
に基づいて遊技状態を復帰させる復帰手段(S7)とを備え
たことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。 - 【請求項5】 前記逆流防止回路(84a,86a,39f,39g,46
f,46g,40g,42g,43g)は、インバータ素子からなることを
特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000179710A JP2001353266A (ja) | 2000-06-15 | 2000-06-15 | 遊技機 |
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