JP2000107415A - 弾球遊技機の制御装置 - Google Patents
弾球遊技機の制御装置Info
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- JP2000107415A JP2000107415A JP10284240A JP28424098A JP2000107415A JP 2000107415 A JP2000107415 A JP 2000107415A JP 10284240 A JP10284240 A JP 10284240A JP 28424098 A JP28424098 A JP 28424098A JP 2000107415 A JP2000107415 A JP 2000107415A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 データ化け等した制御用データをサブ基板の
制御に使用することなく、サブ基板を正常に制御するこ
とができる弾球遊技機の制御装置を提供すること。 【解決手段】 第1〜第3バッファの各第1データ用エ
リアの値をそれぞれ比較し、これら3データのうち少な
くとも2データが一致する場合に(S71:Yes)、
その一致するデータを正規の制御用データの第1データ
として確定し、データバッファの第1データ用エリアへ
書き込む(S72)。同様にして、正規の制御用データ
の第2,第3データも確定する(S73〜S76)。こ
れにより、ノイズなどを原因としてデータの送受信の間
にデータ化けが生じても、かかるデータ化けしたデータ
を排除して、制御用データを確定することができる。言
い替えれば、データ化けした制御用データを無効にし
て、効果音基板での誤動作(制御の異常)を防止するこ
とができる。
制御に使用することなく、サブ基板を正常に制御するこ
とができる弾球遊技機の制御装置を提供すること。 【解決手段】 第1〜第3バッファの各第1データ用エ
リアの値をそれぞれ比較し、これら3データのうち少な
くとも2データが一致する場合に(S71:Yes)、
その一致するデータを正規の制御用データの第1データ
として確定し、データバッファの第1データ用エリアへ
書き込む(S72)。同様にして、正規の制御用データ
の第2,第3データも確定する(S73〜S76)。こ
れにより、ノイズなどを原因としてデータの送受信の間
にデータ化けが生じても、かかるデータ化けしたデータ
を排除して、制御用データを確定することができる。言
い替えれば、データ化けした制御用データを無効にし
て、効果音基板での誤動作(制御の異常)を防止するこ
とができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ遊技機
などに代表される弾球遊技機の制御装置に関し、特に、
主基板からサブ基板へ一方向にのみ制御用データを送信
し、その制御用データに基づいて各種の制御を行う弾球
遊技機の制御装置に関するものである。
などに代表される弾球遊技機の制御装置に関し、特に、
主基板からサブ基板へ一方向にのみ制御用データを送信
し、その制御用データに基づいて各種の制御を行う弾球
遊技機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ遊技機の遊技の制御を行う主
基板には、効果音制御や表示制御などを行う複数のサブ
基板が接続されている。これらサブ基板の制御は、主基
板からサブ基板へ送信される制御用データに基づいて行
われるが、この制御用データの送信は、主基板からサブ
基板への一方向にのみ行うことが条件となっている。こ
のため、主基板では制御用データがサブ基板によって正
常に受信されたか否かを確認することができず、ノイズ
等を原因として、送受信されるデータにデータ化け等の
問題が生じると、そのデータを受信したサブ基板の制御
に異常を来してしまう。そこで、主基板では、送信デー
タが更新されるまでの間、前に送信したデータと同じデ
ータを繰り返しサブ基板へ送信し続けて、1の制御用デ
ータにデータ化けが生じてサブ基板の制御に異常を来し
ても、次に送信される正常な制御用データにより、かか
る異常を瞬時に復帰するようにしているのである。
基板には、効果音制御や表示制御などを行う複数のサブ
基板が接続されている。これらサブ基板の制御は、主基
板からサブ基板へ送信される制御用データに基づいて行
われるが、この制御用データの送信は、主基板からサブ
基板への一方向にのみ行うことが条件となっている。こ
のため、主基板では制御用データがサブ基板によって正
常に受信されたか否かを確認することができず、ノイズ
等を原因として、送受信されるデータにデータ化け等の
問題が生じると、そのデータを受信したサブ基板の制御
に異常を来してしまう。そこで、主基板では、送信デー
タが更新されるまでの間、前に送信したデータと同じデ
ータを繰り返しサブ基板へ送信し続けて、1の制御用デ
ータにデータ化けが生じてサブ基板の制御に異常を来し
ても、次に送信される正常な制御用データにより、かか
る異常を瞬時に復帰するようにしているのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、パチ
ンコ遊技機において、制御用データの送信条件が変更さ
れた結果、主基板からサブ基板への制御用データの送信
は、主基板の状態が変化する場合にしかできなくなっ
た。即ち、送信データが更新されるまでの間、主基板か
らサブ基板へ、常時、同じデータを繰り返し送信し続け
ることができなくなったのである。このため、送受信さ
れるデータにデータ化け等が生じると、サブ基板で次の
データが正常に受信されるまでの間、そのサブ基板の制
御の異常を復帰することができないという問題点があっ
た。
ンコ遊技機において、制御用データの送信条件が変更さ
れた結果、主基板からサブ基板への制御用データの送信
は、主基板の状態が変化する場合にしかできなくなっ
た。即ち、送信データが更新されるまでの間、主基板か
らサブ基板へ、常時、同じデータを繰り返し送信し続け
ることができなくなったのである。このため、送受信さ
れるデータにデータ化け等が生じると、サブ基板で次の
データが正常に受信されるまでの間、そのサブ基板の制
御の異常を復帰することができないという問題点があっ
た。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、データ化け等した制御用データを
サブ基板の制御に使用することなく、サブ基板を正常に
制御することができる弾球遊技機の制御装置を提供する
ことを目的としている。
なされたものであり、データ化け等した制御用データを
サブ基板の制御に使用することなく、サブ基板を正常に
制御することができる弾球遊技機の制御装置を提供する
ことを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の弾球遊技機の制御装置は、遊技の制
御を行う主基板と、その主基板から送信される制御用デ
ータを受信し、その受信データに基づいて所定の処理を
行うサブ基板と、その制御用データの送信を前記主基板
からサブ基板へ一方向にのみ可能とする一方向手段とを
備え、更に、前記主基板は、前記制御用データの1回分
の送信データを1ブロックとして、その1ブロックの制
御用データを複数ブロック送信する送信手段を備えてお
り、前記サブ基板は、その送信手段により送信された複
数ブロックの制御用データを受信する受信手段と、その
受信手段により受信された複数ブロックの制御用データ
を各制御用データ毎にそれぞれ比較する比較手段と、そ
の比較手段による比較の結果、各制御用データ毎に、一
致する制御用データを正規の制御用データとしてそれぞ
れ確定する確定手段とを備えている。
めに請求項1記載の弾球遊技機の制御装置は、遊技の制
御を行う主基板と、その主基板から送信される制御用デ
ータを受信し、その受信データに基づいて所定の処理を
行うサブ基板と、その制御用データの送信を前記主基板
からサブ基板へ一方向にのみ可能とする一方向手段とを
備え、更に、前記主基板は、前記制御用データの1回分
の送信データを1ブロックとして、その1ブロックの制
御用データを複数ブロック送信する送信手段を備えてお
り、前記サブ基板は、その送信手段により送信された複
数ブロックの制御用データを受信する受信手段と、その
受信手段により受信された複数ブロックの制御用データ
を各制御用データ毎にそれぞれ比較する比較手段と、そ
の比較手段による比較の結果、各制御用データ毎に、一
致する制御用データを正規の制御用データとしてそれぞ
れ確定する確定手段とを備えている。
【0006】この請求項1記載の弾球遊技機の制御装置
によれば、主基板の送信手段によって、複数ブロックの
制御用データが主基板からサブ基板へ、一方向手段を介
して一方向に送信される。サブ基板では、主基板から送
信された複数ブロックの制御用データが受信手段によっ
て受信され、比較手段によって、各制御用データ毎にそ
れぞれ比較される。この比較の結果、確定手段によっ
て、一致する制御用データが各制御用データ毎に正規の
制御用データとしてそれぞれ確定される。即ち、サブ基
板で同一の制御用データが少なくも2以上受信された場
合に限り、その制御用データが正規の制御用データとし
て確定され、サブ基板の処理に使用されるのである。
によれば、主基板の送信手段によって、複数ブロックの
制御用データが主基板からサブ基板へ、一方向手段を介
して一方向に送信される。サブ基板では、主基板から送
信された複数ブロックの制御用データが受信手段によっ
て受信され、比較手段によって、各制御用データ毎にそ
れぞれ比較される。この比較の結果、確定手段によっ
て、一致する制御用データが各制御用データ毎に正規の
制御用データとしてそれぞれ確定される。即ち、サブ基
板で同一の制御用データが少なくも2以上受信された場
合に限り、その制御用データが正規の制御用データとし
て確定され、サブ基板の処理に使用されるのである。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機、特に、第1種
パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3
種パチンコ遊技機や他の遊技機に用いることは、当然に
可能である。
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例としてパチンコ遊技機、特に、第1種
パチンコ遊技機を用いて説明する。なお、本発明を第3
種パチンコ遊技機や他の遊技機に用いることは、当然に
可能である。
【0008】図1は、パチンコ遊技機Pの遊技盤の正面
図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞することに
より5個から15個の遊技球が払い出される複数の入賞
口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複
数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶(L
CD)ディスプレイ3が設けられている。このLCDデ
ィスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されており、
3分割された各表示領域において、それぞれ図柄の変動
表示が行われる。
図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞することに
より5個から15個の遊技球が払い出される複数の入賞
口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、複
数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶(L
CD)ディスプレイ3が設けられている。このLCDデ
ィスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されており、
3分割された各表示領域において、それぞれ図柄の変動
表示が行われる。
【0009】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動ゲート(第1種始動口)4が設けられている。打球が
この図柄作動ゲート4を通過すると、前記したLCDデ
ィスプレイ3の変動表示が開始される。図柄作動ゲート
4の下方には、特定入賞口(大入賞口)5が設けられて
いる。この特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変
動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせの1
つと一致する場合に、大当たりとなって、打球が入賞し
やすいように所定時間(例えば、30秒経過するまで、
あるいは、打球が10個入賞するまで)開放される入賞
口である。この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが設
けられており、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾー
ン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口
5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放
される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
動ゲート(第1種始動口)4が設けられている。打球が
この図柄作動ゲート4を通過すると、前記したLCDデ
ィスプレイ3の変動表示が開始される。図柄作動ゲート
4の下方には、特定入賞口(大入賞口)5が設けられて
いる。この特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変
動後の表示結果が予め定められた図柄の組み合わせの1
つと一致する場合に、大当たりとなって、打球が入賞し
やすいように所定時間(例えば、30秒経過するまで、
あるいは、打球が10個入賞するまで)開放される入賞
口である。この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが設
けられており、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾー
ン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞口
5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放
される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
【0010】図2は、パチンコ遊技機の電気的構成を示
したブロック図であり、特に、パチンコ遊技機Pの遊技
の制御を行う主基板Cと、その主基板Cから送信される
制御用データに基づいて、効果音の出力制御を行う効果
音基板Sとの電気的構成を示したブロック図である。な
お、効果音基板Sは、パチンコ遊技機Pに複数設けられ
ているサブ基板の1つである。
したブロック図であり、特に、パチンコ遊技機Pの遊技
の制御を行う主基板Cと、その主基板Cから送信される
制御用データに基づいて、効果音の出力制御を行う効果
音基板Sとの電気的構成を示したブロック図である。な
お、効果音基板Sは、パチンコ遊技機Pに複数設けられ
ているサブ基板の1つである。
【0011】パチンコ遊技機Pの主基板Cは、演算装置
であるCPU11と、そのCPU11により実行される
各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM
12と、ワークメモリ等として使用されるRAM13と
を備えている。図4に示すフローチャートの処理は、制
御プログラムの一部として、ROM12内に記憶されて
いる。
であるCPU11と、そのCPU11により実行される
各種の制御プログラムや固定値データを記憶したROM
12と、ワークメモリ等として使用されるRAM13と
を備えている。図4に示すフローチャートの処理は、制
御プログラムの一部として、ROM12内に記憶されて
いる。
【0012】RAM13には、送信カウンタ13aと、
送信バッファ13bと、効果音データ送信要求フラグ1
3cと、送信ブロックカウンタ13dとが設けられてい
る。
送信バッファ13bと、効果音データ送信要求フラグ1
3cと、送信ブロックカウンタ13dとが設けられてい
る。
【0013】送信カウンタ13aは、主基板Cから効果
音基板Sへ送信される制御用データの1ブロック内の数
をカウントするカウンタである。制御用データは、図3
の説明で後述するようにスタートマーク31及びエンド
マーク35を含めた5データを1ブロックとしており、
この1ブロックのデータが3回連続して、即ち、3ブロ
ックにして、主基板Cから効果音基板Sへ送信される。
よって、送信カウンタ13aの値は、1ブロックの制御
用データの送信開始時に「0」クリアされ(S8,S1
8)、以降は制御用データが1データ送信される度に
「1」ずつ加算される(S17)。従って、送信カウン
タ13aの値は「0〜5」の範囲で更新される。
音基板Sへ送信される制御用データの1ブロック内の数
をカウントするカウンタである。制御用データは、図3
の説明で後述するようにスタートマーク31及びエンド
マーク35を含めた5データを1ブロックとしており、
この1ブロックのデータが3回連続して、即ち、3ブロ
ックにして、主基板Cから効果音基板Sへ送信される。
よって、送信カウンタ13aの値は、1ブロックの制御
用データの送信開始時に「0」クリアされ(S8,S1
8)、以降は制御用データが1データ送信される度に
「1」ずつ加算される(S17)。従って、送信カウン
タ13aの値は「0〜5」の範囲で更新される。
【0014】送信バッファ13bは、主基板Cから効果
音基板Sへ送信される制御用データを記憶するバッファ
である。この送信バッファ13bは3バイトで構成され
ている。前記したように、制御用データはスタートマー
ク31及びエンドマーク35を含めた5データを1ブロ
ックとして構成されるが、スタートマーク31及びエン
ドマーク35は固定値であるので、これらを除いた3つ
の制御用データだけを記憶するために3バイトで構成さ
れている。3バイトの送信バッファ13bは、それぞ
れ、制御用データの第1データ32を記憶する第1デー
タ用エリア13b1と、制御用データの第2データ33
を記憶する第2データ用エリア13b2と、制御用デー
タの第3データ34を記憶する第3データ用エリア13
b3とに区分けされている。
音基板Sへ送信される制御用データを記憶するバッファ
である。この送信バッファ13bは3バイトで構成され
ている。前記したように、制御用データはスタートマー
ク31及びエンドマーク35を含めた5データを1ブロ
ックとして構成されるが、スタートマーク31及びエン
ドマーク35は固定値であるので、これらを除いた3つ
の制御用データだけを記憶するために3バイトで構成さ
れている。3バイトの送信バッファ13bは、それぞ
れ、制御用データの第1データ32を記憶する第1デー
タ用エリア13b1と、制御用データの第2データ33
を記憶する第2データ用エリア13b2と、制御用デー
タの第3データ34を記憶する第3データ用エリア13
b3とに区分けされている。
【0015】効果音データ送信要求フラグ13cは、主
基板Cから効果音基板Sへ制御用データの送信要求の有
無を確認するためのフラグであり、図4の各処理(S
3)において遊技の状態に応じてオンされる。オンされ
た効果音データ送信要求フラグ13cは、新たな制御用
データの送信準備が完了すると(S6〜S8)、オフさ
れる(S9)。なお、効果音データ送信要求フラグ13
cがオンされていても、制御用データの送信中である場
合には、即ち、後述する送信ブロックカウンタ13dの
値が「2」以下である場合には、新たな制御用データの
送信準備ができないので(S5:No)、効果音データ
送信要求フラグ13cもオンのままとされ、オフされな
い。
基板Cから効果音基板Sへ制御用データの送信要求の有
無を確認するためのフラグであり、図4の各処理(S
3)において遊技の状態に応じてオンされる。オンされ
た効果音データ送信要求フラグ13cは、新たな制御用
データの送信準備が完了すると(S6〜S8)、オフさ
れる(S9)。なお、効果音データ送信要求フラグ13
cがオンされていても、制御用データの送信中である場
合には、即ち、後述する送信ブロックカウンタ13dの
値が「2」以下である場合には、新たな制御用データの
送信準備ができないので(S5:No)、効果音データ
送信要求フラグ13cもオンのままとされ、オフされな
い。
【0016】送信ブロックカウンタ13dは、主基板C
から効果音基板Sへ送信される制御用データのブロック
数をカウントするカウンタである。前記したように、制
御用データは、同一ブロックのデータが3回連続して、
即ち、3ブロックにして送信される。よって、送信ブロ
ックカウンタ13dの値は、制御用データの送信開始時
に「0」クリアされ(S6)、以降は制御用データが1
ブロック送信される度に「1」ずつ加算される(S1
9)。このため、送信ブロックカウンタ13dの値は
「0〜3」の範囲で更新される。送信ブロックカウンタ
13dの値が「0〜2」である場合には制御用データの
送信中を示し、その値が「3」である場合には制御用デ
ータの非送信中を示している。なお、送信ブロックカウ
ンタ13dの初期値は、図4の初期化処理(S2)にお
いて、非送信中を示す「3」にセットされる。
から効果音基板Sへ送信される制御用データのブロック
数をカウントするカウンタである。前記したように、制
御用データは、同一ブロックのデータが3回連続して、
即ち、3ブロックにして送信される。よって、送信ブロ
ックカウンタ13dの値は、制御用データの送信開始時
に「0」クリアされ(S6)、以降は制御用データが1
ブロック送信される度に「1」ずつ加算される(S1
9)。このため、送信ブロックカウンタ13dの値は
「0〜3」の範囲で更新される。送信ブロックカウンタ
13dの値が「0〜2」である場合には制御用データの
送信中を示し、その値が「3」である場合には制御用デ
ータの非送信中を示している。なお、送信ブロックカウ
ンタ13dの初期値は、図4の初期化処理(S2)にお
いて、非送信中を示す「3」にセットされる。
【0017】これらCPU11、ROM12、RAM1
3は、バスライン14を介して互いに接続されている。
バスライン14は、また、入出力ポート15にも接続さ
れており、この入出力ポート15は、効果音基板Sのほ
か、他の入出力装置17にも接続されている。なお、主
基板Cと効果音基板Sとの接続は、入力および出力が固
定的な2つのバッファ(インバータゲート)16,27
を介し行われている。よって、主基板Cと効果音基板S
との間におけるデータの送受信は、主基板Cから効果音
基板Sへの一方向にのみ行われ、効果音基板Sから主基
板Cへデータ等の送信を行うことはできない。
3は、バスライン14を介して互いに接続されている。
バスライン14は、また、入出力ポート15にも接続さ
れており、この入出力ポート15は、効果音基板Sのほ
か、他の入出力装置17にも接続されている。なお、主
基板Cと効果音基板Sとの接続は、入力および出力が固
定的な2つのバッファ(インバータゲート)16,27
を介し行われている。よって、主基板Cと効果音基板S
との間におけるデータの送受信は、主基板Cから効果音
基板Sへの一方向にのみ行われ、効果音基板Sから主基
板Cへデータ等の送信を行うことはできない。
【0018】効果音基板Sは、CPU21と、そのCP
U21により効果音基板Sで実行される制御プログラム
を記憶したROM22と、ワークメモリ等として使用さ
れるRAM23とを備えており、これらはバスライン2
4を介して入出力ポート25に接続されている。入出力
ポート25には、更に、スピーカ26、バッファ27の
出力端およびタイマー28が接続されている。スピーカ
26によって、遊技の進行状況に合わせた効果音が出力
されると共に、タイマー28によって制御用データの受
信間隔が計時される。なお、図5から図7に示すフロー
チャートの各処理は、ROM22内に記憶されている。
U21により効果音基板Sで実行される制御プログラム
を記憶したROM22と、ワークメモリ等として使用さ
れるRAM23とを備えており、これらはバスライン2
4を介して入出力ポート25に接続されている。入出力
ポート25には、更に、スピーカ26、バッファ27の
出力端およびタイマー28が接続されている。スピーカ
26によって、遊技の進行状況に合わせた効果音が出力
されると共に、タイマー28によって制御用データの受
信間隔が計時される。なお、図5から図7に示すフロー
チャートの各処理は、ROM22内に記憶されている。
【0019】効果音基板SのRAM23には、受信カウ
ンタ23aと、受信バッファ23bと、1ブロックデー
タ受信完了フラグ23cと、受信ブロックカウンタ23
dと、第1〜第3バッファ23e〜23gと、データバ
ッファ23hとが設けられている。
ンタ23aと、受信バッファ23bと、1ブロックデー
タ受信完了フラグ23cと、受信ブロックカウンタ23
dと、第1〜第3バッファ23e〜23gと、データバ
ッファ23hとが設けられている。
【0020】受信カウンタ23aは、効果音基板Sで受
信された制御用データの数をカウントするカウンタであ
る。受信カウンタ23aの値は、制御用データを1デー
タ受信する毎に「1」ずつ加算され(S38)、エンド
マーク35を受信すると「0」クリアされる(S3
9)。前記した通り、制御用データは5データを1ブロ
ックとして主基板Cから効果音基板Sへ送信されので、
受信カウンタ23aの値は「0〜4」の範囲で更新され
る。よって、効果音基板Sでは、受信カウンタ23aの
値によって、どの制御用データが受信されたのかを判断
している。例えば、受信カウンタ23aの値が「0」で
あればスタートマーク31の受信と判断し、「1」であ
れば第1データ32の受信と判断するのである。
信された制御用データの数をカウントするカウンタであ
る。受信カウンタ23aの値は、制御用データを1デー
タ受信する毎に「1」ずつ加算され(S38)、エンド
マーク35を受信すると「0」クリアされる(S3
9)。前記した通り、制御用データは5データを1ブロ
ックとして主基板Cから効果音基板Sへ送信されので、
受信カウンタ23aの値は「0〜4」の範囲で更新され
る。よって、効果音基板Sでは、受信カウンタ23aの
値によって、どの制御用データが受信されたのかを判断
している。例えば、受信カウンタ23aの値が「0」で
あればスタートマーク31の受信と判断し、「1」であ
れば第1データ32の受信と判断するのである。
【0021】受信バッファ23bは、効果音基板Sで受
信された制御用データを記憶するバッファである。この
受信バッファ23bも、送信バッファ13bと同様に、
3バイトで構成されている。3バイトの受信バッファ2
3bは、それぞれ、制御用データの第1データ32を記
憶する第1データ用エリア23b1と、制御用データの
第2データ33を記憶する第2データ用エリア23b2
と、制御用データの第3データ34を記憶する第3デー
タ用エリア23b3とに区分けされている。
信された制御用データを記憶するバッファである。この
受信バッファ23bも、送信バッファ13bと同様に、
3バイトで構成されている。3バイトの受信バッファ2
3bは、それぞれ、制御用データの第1データ32を記
憶する第1データ用エリア23b1と、制御用データの
第2データ33を記憶する第2データ用エリア23b2
と、制御用データの第3データ34を記憶する第3デー
タ用エリア23b3とに区分けされている。
【0022】1ブロックデータ受信完了フラグ23c
は、1ブロックの制御用データの受信が完了したか否か
を示すフラグである。エンドマーク35を受信して、1
ブロックの制御用データの受信が完了した場合にオンさ
れる(S40)。この1ブロックデータ受信完了フラグ
23cがオンされると、受信バッファ23bの各データ
用エリア23b1〜23b3の値が、対応する第1〜第
3バッファ23e〜23gの各データ用エリア23e1
〜23g3へ書き込まれる(S55)。かかる書き込み
後、1ブロックデータ受信完了フラグ23cはオフされ
る(S56)。
は、1ブロックの制御用データの受信が完了したか否か
を示すフラグである。エンドマーク35を受信して、1
ブロックの制御用データの受信が完了した場合にオンさ
れる(S40)。この1ブロックデータ受信完了フラグ
23cがオンされると、受信バッファ23bの各データ
用エリア23b1〜23b3の値が、対応する第1〜第
3バッファ23e〜23gの各データ用エリア23e1
〜23g3へ書き込まれる(S55)。かかる書き込み
後、1ブロックデータ受信完了フラグ23cはオフされ
る(S56)。
【0023】受信ブロックカウンタ23dは、効果音基
板Sで受信された制御用データのブロック数をカウント
するカウンタである。前記したように、制御用データ
は、同一ブロックのデータが3回連続して、即ち、3ブ
ロックにして主基板Cから送信される。よって、受信ブ
ロックカウンタ23dの値は、1ブロックのデータ受信
が完了する度に(1ブロックデータ受信完了フラグ23
cがオンされる度に(S40))「1」ずつ加算される
(S57)。加算の結果、受信ブロックカウンタ23d
の値は「3」以上になると(S58:Yes)、「0」
クリアされる(S59)。なお、後述するように、1ブ
ロックのデータ受信後22msが経過しても、3ブロッ
クのすべてのデータ受信が完了しない場合にも(S5
1:Yes)、受信ブロックカウンタ23dの値は
「0」クリアされる(S59)。
板Sで受信された制御用データのブロック数をカウント
するカウンタである。前記したように、制御用データ
は、同一ブロックのデータが3回連続して、即ち、3ブ
ロックにして主基板Cから送信される。よって、受信ブ
ロックカウンタ23dの値は、1ブロックのデータ受信
が完了する度に(1ブロックデータ受信完了フラグ23
cがオンされる度に(S40))「1」ずつ加算される
(S57)。加算の結果、受信ブロックカウンタ23d
の値は「3」以上になると(S58:Yes)、「0」
クリアされる(S59)。なお、後述するように、1ブ
ロックのデータ受信後22msが経過しても、3ブロッ
クのすべてのデータ受信が完了しない場合にも(S5
1:Yes)、受信ブロックカウンタ23dの値は
「0」クリアされる(S59)。
【0024】第1〜第3バッファ23e〜23gは、受
信バッファ23bに記憶された制御用データをブロック
毎に記憶するバッファである。1ブロック目の制御用デ
ータは第1バッファ23eへ記憶され、2ブロック目の
制御用データは第2バッファ23fへ記憶され、3ブロ
ック目の制御用データは第3バッファ23gへ記憶され
る。この第1〜第3バッファ23e〜23gも、受信バ
ッファ23bと同様に、それぞれ3バイトで構成されて
いる。即ち、第1〜第3バッファ23e〜23gは、そ
れぞれ、制御用データの第1データ32を記憶する第1
データ用エリア23e1,23f1,23g1と、制御
用データの第2データ33を記憶する第2データ用エリ
ア23e2,23f2,23g2と、制御用データの第
3データ34を記憶する第3データ用エリア23e3,
23f3,23g3とに区分けされている。
信バッファ23bに記憶された制御用データをブロック
毎に記憶するバッファである。1ブロック目の制御用デ
ータは第1バッファ23eへ記憶され、2ブロック目の
制御用データは第2バッファ23fへ記憶され、3ブロ
ック目の制御用データは第3バッファ23gへ記憶され
る。この第1〜第3バッファ23e〜23gも、受信バ
ッファ23bと同様に、それぞれ3バイトで構成されて
いる。即ち、第1〜第3バッファ23e〜23gは、そ
れぞれ、制御用データの第1データ32を記憶する第1
データ用エリア23e1,23f1,23g1と、制御
用データの第2データ33を記憶する第2データ用エリ
ア23e2,23f2,23g2と、制御用データの第
3データ34を記憶する第3データ用エリア23e3,
23f3,23g3とに区分けされている。
【0025】データバッファ23hは、第1〜第3バッ
ファ23e〜23gの各データに基づいて確定された正
規の制御用データを記憶するバッファである。よって、
効果音基板Sでの各種の制御(各処理(S62))は、
このデータバッファ23hに記憶される制御用データに
基づいて実行される。このデータバッファ23hも、受
信バッファ23bと同様に、3バイトで構成されてお
り、それぞれ、制御用データの第1データ32を記憶す
る第1データ用エリア23h1と、制御用データの第2
データ33を記憶する第2データ用エリア23h2と、
制御用データの第3データ34を記憶する第3データ用
エリア23h3とに区分けされている。データバッファ
23hの各データ用エリア23h1〜23h3には、第
1〜第3バッファ23e〜23gの各データ用エリア2
3e1〜23g3の値が各エリア毎にそれぞれ比較され
た結果、各エリア毎に、2以上の一致するデータが正規
の制御用データとして確定されて書き込まれる。
ファ23e〜23gの各データに基づいて確定された正
規の制御用データを記憶するバッファである。よって、
効果音基板Sでの各種の制御(各処理(S62))は、
このデータバッファ23hに記憶される制御用データに
基づいて実行される。このデータバッファ23hも、受
信バッファ23bと同様に、3バイトで構成されてお
り、それぞれ、制御用データの第1データ32を記憶す
る第1データ用エリア23h1と、制御用データの第2
データ33を記憶する第2データ用エリア23h2と、
制御用データの第3データ34を記憶する第3データ用
エリア23h3とに区分けされている。データバッファ
23hの各データ用エリア23h1〜23h3には、第
1〜第3バッファ23e〜23gの各データ用エリア2
3e1〜23g3の値が各エリア毎にそれぞれ比較され
た結果、各エリア毎に、2以上の一致するデータが正規
の制御用データとして確定されて書き込まれる。
【0026】図3は、主基板Cから効果音基板Sへ送信
される1ブロックの制御用データの構成を模式的に示し
た図である。この1ブロックの制御用データの同一のも
のが連続して3ブロック、主基板Cから効果音基板Sへ
送信され、効果音基板Sにおいて、その3ブロックのデ
ータに基づき、正規の制御用データが確定されるのであ
る。
される1ブロックの制御用データの構成を模式的に示し
た図である。この1ブロックの制御用データの同一のも
のが連続して3ブロック、主基板Cから効果音基板Sへ
送信され、効果音基板Sにおいて、その3ブロックのデ
ータに基づき、正規の制御用データが確定されるのであ
る。
【0027】図3に示すように、制御用データは5デー
タを1ブロックとして構成され、1データにつき5ビッ
トずつ、パラレル方式で主基板Cから効果音基板Sへ送
信される。1ブロックの制御用データの先頭(1データ
目)はスタートマーク31とされ、順に、第1データ3
2、第2データ33、第3データ34とされて、最後
(5データ目)はエンドマーク35とされている。
タを1ブロックとして構成され、1データにつき5ビッ
トずつ、パラレル方式で主基板Cから効果音基板Sへ送
信される。1ブロックの制御用データの先頭(1データ
目)はスタートマーク31とされ、順に、第1データ3
2、第2データ33、第3データ34とされて、最後
(5データ目)はエンドマーク35とされている。
【0028】制御用データの最上位ビットであるD4ビ
ットは、スタートマーク31及びエンドマーク35と、
第1〜第3データ32〜34とを区別するためのビット
である。D4ビットは、スタートマーク31及びエンド
マーク35ではセット(「1」)され、第1〜第3デー
タ32〜34ではリセット(「0」)されている。スタ
ートマーク31は、このD4ビットも含めて、実際に送
信される5ビットのデータが1ビット置きにセット及び
リセットされた15h(10101B)の固定値とされ
ている。一方、エンドマーク35は、D4ビットをセッ
ト(「1」)し、D4ビット以外のD3〜D0ビットの
4ビットがスタートマーク31に対して反転したデー
タ、即ち、1Ah(11010B)の固定値とされてい
る。
ットは、スタートマーク31及びエンドマーク35と、
第1〜第3データ32〜34とを区別するためのビット
である。D4ビットは、スタートマーク31及びエンド
マーク35ではセット(「1」)され、第1〜第3デー
タ32〜34ではリセット(「0」)されている。スタ
ートマーク31は、このD4ビットも含めて、実際に送
信される5ビットのデータが1ビット置きにセット及び
リセットされた15h(10101B)の固定値とされ
ている。一方、エンドマーク35は、D4ビットをセッ
ト(「1」)し、D4ビット以外のD3〜D0ビットの
4ビットがスタートマーク31に対して反転したデー
タ、即ち、1Ah(11010B)の固定値とされてい
る。
【0029】本実施例のパチンコ遊技機Pでは、主基板
Cから効果音基板Sへ制御用データを送信する信号線の
基板上又はケーブル上の配列は、D4〜D0のビットの
配列と同様になっている。よって、各信号線に断線や短
絡がある場合には、効果音基板Sで、スタートマーク3
1又はエンドマーク35を正常に受信することができな
い。言い替えれば、これらのスタートマーク31および
エンドマーク35を用いることにより、各信号線に断線
や短絡がある場合には、主基板Cから効果音基板Sへの
制御用データの送信を無効にすることができるのであ
る。
Cから効果音基板Sへ制御用データを送信する信号線の
基板上又はケーブル上の配列は、D4〜D0のビットの
配列と同様になっている。よって、各信号線に断線や短
絡がある場合には、効果音基板Sで、スタートマーク3
1又はエンドマーク35を正常に受信することができな
い。言い替えれば、これらのスタートマーク31および
エンドマーク35を用いることにより、各信号線に断線
や短絡がある場合には、主基板Cから効果音基板Sへの
制御用データの送信を無効にすることができるのであ
る。
【0030】例えば、信号線D0が断線している場合に
は、D0ビットが「1」又は「0」のままとなるので、
主基板Cからスタートマーク31として送信された15
h(10101B)は効果音基板Sによって14h(1
0100B)として受信されるか、或いは、主基板Cか
らエンドマーク35として送信された1Ah(1101
0B)は効果音基板Sによって1Bh(11011B)
として受信される。よって、かかる場合には、スタート
マーク31及びエンドマーク35を正常に受信すること
ができないので、効果音基板Sにおいて受信した制御用
データが無効となるのである。
は、D0ビットが「1」又は「0」のままとなるので、
主基板Cからスタートマーク31として送信された15
h(10101B)は効果音基板Sによって14h(1
0100B)として受信されるか、或いは、主基板Cか
らエンドマーク35として送信された1Ah(1101
0B)は効果音基板Sによって1Bh(11011B)
として受信される。よって、かかる場合には、スタート
マーク31及びエンドマーク35を正常に受信すること
ができないので、効果音基板Sにおいて受信した制御用
データが無効となるのである。
【0031】また、例えば隣り合う信号線のD0とD1
とが短絡していれば、主基板Cからスタートマーク31
として送信された15h(10101B)は、信号線D
0とD1との短絡により「0」であるべきD1ビットが
D0ビットによって「1」となってしまうため、効果音
基板Sによって17h(10111B)として受信され
る。よって、この場合にも、スタートマーク31を正常
に受信することができないので、効果音基板Sにおいて
受信した制御用データが無効となるのである。
とが短絡していれば、主基板Cからスタートマーク31
として送信された15h(10101B)は、信号線D
0とD1との短絡により「0」であるべきD1ビットが
D0ビットによって「1」となってしまうため、効果音
基板Sによって17h(10111B)として受信され
る。よって、この場合にも、スタートマーク31を正常
に受信することができないので、効果音基板Sにおいて
受信した制御用データが無効となるのである。
【0032】なお、制御用データを送信するための主基
板Cと効果音基板Sとを接続する基板上又はケーブル上
の信号線の配列がD4〜D0のビットの配列と異なる場
合には、スタートマーク31は、基板上又はケーブル上
の信号線の配列に基づいて1ビット置きにセット及びリ
セットされたデータとして構成され、エンドマーク35
は、D4ビットを「1」とし、D4ビット以外のD3〜
D0ビットがスタートマーク31に対してビット反転さ
れたデータとして構成されるのである。
板Cと効果音基板Sとを接続する基板上又はケーブル上
の信号線の配列がD4〜D0のビットの配列と異なる場
合には、スタートマーク31は、基板上又はケーブル上
の信号線の配列に基づいて1ビット置きにセット及びリ
セットされたデータとして構成され、エンドマーク35
は、D4ビットを「1」とし、D4ビット以外のD3〜
D0ビットがスタートマーク31に対してビット反転さ
れたデータとして構成されるのである。
【0033】次に、図4から図7のフローチャートを参
照して、制御用データの送信及び受信処理等について説
明する。なお、前記した通り、主基板Cと効果音基板S
とは入力および出力が固定的な2つのバッファ(インバ
ータゲート)16,27を介して接続されているので、
制御用データは主基板Cから効果音基板Sへの一方向に
のみ送信される。よって、主基板Cでは送信処理が行わ
れ、効果音基板Sでは受信処理が行われる。
照して、制御用データの送信及び受信処理等について説
明する。なお、前記した通り、主基板Cと効果音基板S
とは入力および出力が固定的な2つのバッファ(インバ
ータゲート)16,27を介して接続されているので、
制御用データは主基板Cから効果音基板Sへの一方向に
のみ送信される。よって、主基板Cでは送信処理が行わ
れ、効果音基板Sでは受信処理が行われる。
【0034】図4は、主基板Cで2ms毎に実行される
リセット割込処理のフローチャートである。リセット割
込処理では、まず、その処理が電源投入後、最初に実行
された処理であるか否かを調べ(S1)、最初に実行さ
れた処理であれば(S1:Yes)、RAM13の初期
化を含む初期化処理を実行する(S2)。S2の処理の
実行後、又は、S1の処理において電源投入後2回目以
降に実行されたリセット割込処理であると判断された場
合には(S1:No)、遊技の状態に応じた各処理を実
行する(S3)。
リセット割込処理のフローチャートである。リセット割
込処理では、まず、その処理が電源投入後、最初に実行
された処理であるか否かを調べ(S1)、最初に実行さ
れた処理であれば(S1:Yes)、RAM13の初期
化を含む初期化処理を実行する(S2)。S2の処理の
実行後、又は、S1の処理において電源投入後2回目以
降に実行されたリセット割込処理であると判断された場
合には(S1:No)、遊技の状態に応じた各処理を実
行する(S3)。
【0035】各処理の実行後、S4からS9の処理によ
り、新たな制御用データの送信準備が行われる。まず、
制御用データの送信要求の有無を効果音データ送信要求
フラグ13cのオンオフにより確認する(S4)。効果
音データ送信要求フラグ13cがオンされていれば(S
4:Yes)、制御用データの送信要求が有るので、現
在、前の制御用データの送信中であるか否かを送信ブロ
ックカウンタ13dの値によって確認する(S5)。送
信ブロックカウンタ13dの値が「3」以上であれば
(S5:Yes)、前の制御用データは3ブロックすべ
て送信済みであり、送信中ではない。よって、この場合
には、送信ブロックカウンタ13dの値を「0」クリア
し(S6)、送信バッファ13bのデータを新たに送信
される制御用データに更新して(S7)、送信カウンタ
13aの値を「0」クリアし(S8)、更に、効果音デ
ータ送信要求フラグ13cをオフして(S9)、新たな
制御用データの送信準備を完了する。
り、新たな制御用データの送信準備が行われる。まず、
制御用データの送信要求の有無を効果音データ送信要求
フラグ13cのオンオフにより確認する(S4)。効果
音データ送信要求フラグ13cがオンされていれば(S
4:Yes)、制御用データの送信要求が有るので、現
在、前の制御用データの送信中であるか否かを送信ブロ
ックカウンタ13dの値によって確認する(S5)。送
信ブロックカウンタ13dの値が「3」以上であれば
(S5:Yes)、前の制御用データは3ブロックすべ
て送信済みであり、送信中ではない。よって、この場合
には、送信ブロックカウンタ13dの値を「0」クリア
し(S6)、送信バッファ13bのデータを新たに送信
される制御用データに更新して(S7)、送信カウンタ
13aの値を「0」クリアし(S8)、更に、効果音デ
ータ送信要求フラグ13cをオフして(S9)、新たな
制御用データの送信準備を完了する。
【0036】なお、S4の処理において効果音データ送
信要求フラグ13cがオフされている場合には(S4:
No)、新たな制御用データの送信準備は不要である。
また、効果音データ送信要求フラグ13cがオンされて
いても、送信ブロックカウンタ13dの値が「2」以下
である場合には(S4:Yes,S5:No)、前の制
御用データの送信中であり、新たな制御用データの送信
準備をすることができない。よって、これらの場合に
は、S6〜S9の各処理をスキップして、S10の処理
へ移行する。
信要求フラグ13cがオフされている場合には(S4:
No)、新たな制御用データの送信準備は不要である。
また、効果音データ送信要求フラグ13cがオンされて
いても、送信ブロックカウンタ13dの値が「2」以下
である場合には(S4:Yes,S5:No)、前の制
御用データの送信中であり、新たな制御用データの送信
準備をすることができない。よって、これらの場合に
は、S6〜S9の各処理をスキップして、S10の処理
へ移行する。
【0037】S10以降の処理では制御用データの送信
が行われる。1回のリセット割込処理で1つの制御用デ
ータが送信されるので、5データで構成される1ブロッ
クの制御用データを送信するためには10ms必要とな
る。従って、3ブロックすべての制御用データを送信す
るためには30ms必要となる。
が行われる。1回のリセット割込処理で1つの制御用デ
ータが送信されるので、5データで構成される1ブロッ
クの制御用データを送信するためには10ms必要とな
る。従って、3ブロックすべての制御用データを送信す
るためには30ms必要となる。
【0038】S10の処理では、送信ブロックカウンタ
13dの値が「3」以上であるか否かを判断する(S1
0)。送信ブロックカウンタ13dの値が「3」以上で
あれば(S10:Yes)、制御用データは3ブロック
分すべて効果音基板Sへ送信済みであるので、そのま
ま、今回のリセット割込処理を終了する。一方、送信ブ
ロックカウンタ13dの値が「2」以下であれば(S1
0:No)、制御用データの送信開始または送信中であ
る。よって、この場合には、処理をS11へ移行して、
送信カウンタ13aの値に対応した制御用データを効果
音基板Sへ送信するのである。
13dの値が「3」以上であるか否かを判断する(S1
0)。送信ブロックカウンタ13dの値が「3」以上で
あれば(S10:Yes)、制御用データは3ブロック
分すべて効果音基板Sへ送信済みであるので、そのま
ま、今回のリセット割込処理を終了する。一方、送信ブ
ロックカウンタ13dの値が「2」以下であれば(S1
0:No)、制御用データの送信開始または送信中であ
る。よって、この場合には、処理をS11へ移行して、
送信カウンタ13aの値に対応した制御用データを効果
音基板Sへ送信するのである。
【0039】S11の処理において、送信カウンタ13
aの値が「4」以下である場合に(S11:No)、送
信カウンタ13aの値が「0」であれば(S12:Ye
s)、スタートマーク31を送信する(S13)。ま
た、送信カウンタ13aの値が「0」でなく(S12:
No)、「4」であれば(S14:Yes)、効果音基
板Sへエンドマーク35を送信する(S15)。
aの値が「4」以下である場合に(S11:No)、送
信カウンタ13aの値が「0」であれば(S12:Ye
s)、スタートマーク31を送信する(S13)。ま
た、送信カウンタ13aの値が「0」でなく(S12:
No)、「4」であれば(S14:Yes)、効果音基
板Sへエンドマーク35を送信する(S15)。
【0040】更に、送信カウンタ13aの値が「0」で
も「4」でもなく、「1〜3」のいずれかであれば(S
14:No)、その送信カウンタ13aの値に対応した
送信バッファ13bのデータを効果音基板Sへ送信する
(S16)。即ち、送信カウンタ13aの値が「1」で
あれば、送信バッファ13bの第1データ用エリア13
b1のデータを、送信カウンタ13aの値が「2」であ
れば、第2データ用エリア13b2のデータを、送信カ
ウンタ13aの値が「3」であれば、第3データ用エリ
ア13b3のデータを、効果音基板Sへ送信する。各制
御用データの送信後は(S13,S15,S16)、送
信カウンタ13aの値を「1」加算して(S17)、今
回のリセット割込処理を終了する。
も「4」でもなく、「1〜3」のいずれかであれば(S
14:No)、その送信カウンタ13aの値に対応した
送信バッファ13bのデータを効果音基板Sへ送信する
(S16)。即ち、送信カウンタ13aの値が「1」で
あれば、送信バッファ13bの第1データ用エリア13
b1のデータを、送信カウンタ13aの値が「2」であ
れば、第2データ用エリア13b2のデータを、送信カ
ウンタ13aの値が「3」であれば、第3データ用エリ
ア13b3のデータを、効果音基板Sへ送信する。各制
御用データの送信後は(S13,S15,S16)、送
信カウンタ13aの値を「1」加算して(S17)、今
回のリセット割込処理を終了する。
【0041】一方、S11の処理において、送信カウン
タ13aの値が「5」以上であれば(S11:Ye
s)、1つのブロックの制御用データがすべて送信され
たということである。よって、この場合には、送信カウ
ンタ13aの値を「0」クリアして(S18)、送信ブ
ロックカウンタ13dの値を「1」加算する(S1
9)。加算後の送信ブロックカウンタ13dの値が
「2」以下であれば(S20:No)、未だ3ブロック
すべての制御用データの送信は完了していないので、処
理をS12へ移行して、前記した制御用データの送信処
理(S12〜S17)を、複数回のリセット割込処理に
分けて繰り返し実行する。
タ13aの値が「5」以上であれば(S11:Ye
s)、1つのブロックの制御用データがすべて送信され
たということである。よって、この場合には、送信カウ
ンタ13aの値を「0」クリアして(S18)、送信ブ
ロックカウンタ13dの値を「1」加算する(S1
9)。加算後の送信ブロックカウンタ13dの値が
「2」以下であれば(S20:No)、未だ3ブロック
すべての制御用データの送信は完了していないので、処
理をS12へ移行して、前記した制御用データの送信処
理(S12〜S17)を、複数回のリセット割込処理に
分けて繰り返し実行する。
【0042】一方、加算後の送信ブロックカウンタ13
dの値が「3」以上であれば(S20:Yes)、3ブ
ロックすべての制御用データの送信が完了したことにな
るので、この場合には、そのまま今回のリセット割込処
理を終了する。これにより、各処理(S3)でセットさ
れた制御用データの3ブロック分の送信が完了するので
ある。
dの値が「3」以上であれば(S20:Yes)、3ブ
ロックすべての制御用データの送信が完了したことにな
るので、この場合には、そのまま今回のリセット割込処
理を終了する。これにより、各処理(S3)でセットさ
れた制御用データの3ブロック分の送信が完了するので
ある。
【0043】図5は、効果音基板Sで実行されるデータ
受信処理のフローチャートである。データ受信処理は、
効果音基板Sでデータを受信する度に実行される割込処
理である。主基板Cから送信された制御用データは、こ
のデータ受信処理によって効果音基板Sで受信され、ス
タートマーク31及びエンドマーク35を除く第1〜第
3データ32〜34が、それぞれ受信バッファ23bの
各データ用エリア23b1〜23b3へ書き込まれる。
受信処理のフローチャートである。データ受信処理は、
効果音基板Sでデータを受信する度に実行される割込処
理である。主基板Cから送信された制御用データは、こ
のデータ受信処理によって効果音基板Sで受信され、ス
タートマーク31及びエンドマーク35を除く第1〜第
3データ32〜34が、それぞれ受信バッファ23bの
各データ用エリア23b1〜23b3へ書き込まれる。
【0044】データ受信処理では、まず、1データを受
信すると、その受信したデータの上位3ビットをマスク
して、下位5ビットのみを取り出す(S31)。受信カ
ウンタ23aの値が「0」であれば(S32:Ye
s)、受信したデータがスタートマーク31であるか否
かを判断する(S33)。受信したデータがスタートマ
ーク31であれば(S33:Yes)、受信カウンタ2
3aの値を「1」加算して(S38)、このデータ受信
処理を終了する。一方、受信カウンタ23aの値が
「0」である場合に(S32:Yes)、受信したデー
タがスタートマーク31でなければ(S33:No)、
信号線の断線や短絡などの何らかのトラブルが発生して
いる。よって、かかる場合には、受信カウンタ23aの
値を更新することなく、このデータ受信処理を終了す
る。
信すると、その受信したデータの上位3ビットをマスク
して、下位5ビットのみを取り出す(S31)。受信カ
ウンタ23aの値が「0」であれば(S32:Ye
s)、受信したデータがスタートマーク31であるか否
かを判断する(S33)。受信したデータがスタートマ
ーク31であれば(S33:Yes)、受信カウンタ2
3aの値を「1」加算して(S38)、このデータ受信
処理を終了する。一方、受信カウンタ23aの値が
「0」である場合に(S32:Yes)、受信したデー
タがスタートマーク31でなければ(S33:No)、
信号線の断線や短絡などの何らかのトラブルが発生して
いる。よって、かかる場合には、受信カウンタ23aの
値を更新することなく、このデータ受信処理を終了す
る。
【0045】S32の処理において、受信カウンタ23
aの値が「0」でなく、「4」であれば(S32:N
o,S34:Yes)、受信したデータがエンドマーク
35であるか否かを判断する(S35)。受信したデー
タがエンドマーク35であれば(S35:Yes)、1
ブロック分の制御用データの受信が完了したということ
であるので、受信カウンタ23aの値を「0」クリアし
(S39)、1ブロックデータ受信完了フラグ23cを
オンして(S40)、このデータ受信処理を終了する。
一方、受信カウンタ23aの値が「4」である場合に
(S34:Yes)、受信したデータがエンドマーク3
5でなければ(S35:No)、この場合にも、信号線
の断線や短絡などの何らかのトラブルが発生している。
よって、かかる場合には、受信カウンタ23aの値を更
新することなく、このデータ受信処理を終了する。
aの値が「0」でなく、「4」であれば(S32:N
o,S34:Yes)、受信したデータがエンドマーク
35であるか否かを判断する(S35)。受信したデー
タがエンドマーク35であれば(S35:Yes)、1
ブロック分の制御用データの受信が完了したということ
であるので、受信カウンタ23aの値を「0」クリアし
(S39)、1ブロックデータ受信完了フラグ23cを
オンして(S40)、このデータ受信処理を終了する。
一方、受信カウンタ23aの値が「4」である場合に
(S34:Yes)、受信したデータがエンドマーク3
5でなければ(S35:No)、この場合にも、信号線
の断線や短絡などの何らかのトラブルが発生している。
よって、かかる場合には、受信カウンタ23aの値を更
新することなく、このデータ受信処理を終了する。
【0046】更に、受信カウンタ23aの値が「0」で
も、「4」でもなければ(S32:No,S34:N
o)、受信したデータは第1〜第3データ32〜34の
いずれかである。これらのデータはすべてD4ビット
(図3参照)がリセットされているので、正常に受信さ
れた場合には0Fh以下となっている。よって、受信し
たデータが0Fh以下であれば(S36:Yes)、制
御用データは正常に受信されているので、そのデータを
受信カウンタ23aの値に対応する受信バッファ23b
へ書き込み(S37)、受信カウンタ23aの値を
「1」加算して(S38)、このデータ受信処理を終了
する。なお、受信されたデータは、受信カウンタ23a
の値が「1」であれば受信バッファ23bの第1データ
用エリア23b1へ、受信カウンタ23aの値が「2」
であれば第2データ用エリア23b2へ、受信カウンタ
23aの値が「3」であれば第3データ用エリア23b
3へ、書き込まれる。一方、S36の処理において、受
信したデータが10h以上であれば(S36:No)、
何らかのトラブルが発生しているので、かかる場合に
は、受信カウンタ23aの値を更新することなく、この
データ受信処理を終了する。
も、「4」でもなければ(S32:No,S34:N
o)、受信したデータは第1〜第3データ32〜34の
いずれかである。これらのデータはすべてD4ビット
(図3参照)がリセットされているので、正常に受信さ
れた場合には0Fh以下となっている。よって、受信し
たデータが0Fh以下であれば(S36:Yes)、制
御用データは正常に受信されているので、そのデータを
受信カウンタ23aの値に対応する受信バッファ23b
へ書き込み(S37)、受信カウンタ23aの値を
「1」加算して(S38)、このデータ受信処理を終了
する。なお、受信されたデータは、受信カウンタ23a
の値が「1」であれば受信バッファ23bの第1データ
用エリア23b1へ、受信カウンタ23aの値が「2」
であれば第2データ用エリア23b2へ、受信カウンタ
23aの値が「3」であれば第3データ用エリア23b
3へ、書き込まれる。一方、S36の処理において、受
信したデータが10h以上であれば(S36:No)、
何らかのトラブルが発生しているので、かかる場合に
は、受信カウンタ23aの値を更新することなく、この
データ受信処理を終了する。
【0047】このように図5のデータ受信処理によっ
て、主基板Cから送信され効果音基板Sで受信された制
御用データが、受信バッファ23bの各データ用エリア
23b1〜23b3に記憶されるのである。
て、主基板Cから送信され効果音基板Sで受信された制
御用データが、受信バッファ23bの各データ用エリア
23b1〜23b3に記憶されるのである。
【0048】図6は、効果音基板Sで実行されるメイン
処理のフローチャートである。このメイン処理は、図5
のデータ受信処理によって受信バッファ23bに記憶さ
れた制御用データを、ブロック毎に第1〜第3バッファ
23e〜23gへ書き込むと共に、図7の受信データ確
定処理(S61)を実行して、その第1〜第3バッファ
23e〜23gへ書き込まれたデータに基づいて正規の
制御用データを確定し、効果音基板Sでの各処理(S6
2)を実行するものである。
処理のフローチャートである。このメイン処理は、図5
のデータ受信処理によって受信バッファ23bに記憶さ
れた制御用データを、ブロック毎に第1〜第3バッファ
23e〜23gへ書き込むと共に、図7の受信データ確
定処理(S61)を実行して、その第1〜第3バッファ
23e〜23gへ書き込まれたデータに基づいて正規の
制御用データを確定し、効果音基板Sでの各処理(S6
2)を実行するものである。
【0049】メイン処理では、まず、タイマー28の値
が22msを経過しているか否かを確認する(S5
1)。後述するように、タイマー28は、1ブロック目
の制御用データの受信が完了した場合にスタートし(S
54)、3ブロックすべての制御用データを受信すると
ストップする(S60)。制御用データは、主基板Cか
ら2ms毎に実行されるリセット割込処理によって3ブ
ロック連続して送信されるので、何ら異常が発生しなけ
れば、1ブロック目の制御用データの受信完了後、20
msで3ブロックすべての制御用データの受信が完了す
る。よって、リセット割込処理の1回分のマージンを加
味した22ms経過しても、3ブロックすべての制御用
データの受信が完了しない場合には、何らかの異常が発
生しているので、かかる判断を行うために、処理S51
においてタイマー28の値を確認している。
が22msを経過しているか否かを確認する(S5
1)。後述するように、タイマー28は、1ブロック目
の制御用データの受信が完了した場合にスタートし(S
54)、3ブロックすべての制御用データを受信すると
ストップする(S60)。制御用データは、主基板Cか
ら2ms毎に実行されるリセット割込処理によって3ブ
ロック連続して送信されるので、何ら異常が発生しなけ
れば、1ブロック目の制御用データの受信完了後、20
msで3ブロックすべての制御用データの受信が完了す
る。よって、リセット割込処理の1回分のマージンを加
味した22ms経過しても、3ブロックすべての制御用
データの受信が完了しない場合には、何らかの異常が発
生しているので、かかる判断を行うために、処理S51
においてタイマー28の値を確認している。
【0050】このためタイマー28の値が22msを経
過していなければ(S51:No)、制御用データの受
信に異常は来していない。よって、この場合には、1ブ
ロックデータ受信完了フラグ23cがオンしているか否
かを確認し(S52)、オンしていれば(S52:Ye
s)、受信ブロックカウンタ23dの値が「0」である
か否かを判断する(S53)。1ブロックデータ受信完
了フラグ23cがオンしており、受信ブロックカウンタ
23dの値が「0」であれば(S52:Yes,S5
3:Yes)、1ブロック目の制御用データの受信が完
了したということである。よって、この場合には、タイ
マー28の値を「0」クリアして、スタートさせ(S5
4)、処理をS55へ移行する。
過していなければ(S51:No)、制御用データの受
信に異常は来していない。よって、この場合には、1ブ
ロックデータ受信完了フラグ23cがオンしているか否
かを確認し(S52)、オンしていれば(S52:Ye
s)、受信ブロックカウンタ23dの値が「0」である
か否かを判断する(S53)。1ブロックデータ受信完
了フラグ23cがオンしており、受信ブロックカウンタ
23dの値が「0」であれば(S52:Yes,S5
3:Yes)、1ブロック目の制御用データの受信が完
了したということである。よって、この場合には、タイ
マー28の値を「0」クリアして、スタートさせ(S5
4)、処理をS55へ移行する。
【0051】一方、1ブロックデータ受信完了フラグ2
3cがオンしていても、受信ブロックカウンタ23dの
値が「0」でなければ(S52:Yes,S53:N
o)、2ブロック目或いは3ブロック目の制御用データ
の受信が完了したということである。よって、この場合
は、タイマー28を操作することなく、処理をS55へ
移行する。
3cがオンしていても、受信ブロックカウンタ23dの
値が「0」でなければ(S52:Yes,S53:N
o)、2ブロック目或いは3ブロック目の制御用データ
の受信が完了したということである。よって、この場合
は、タイマー28を操作することなく、処理をS55へ
移行する。
【0052】S55の処理では、受信バッファ23bの
各データ用エリア23b1〜23b3の値が、受信ブロ
ックカウンタ23dの値で示される第1〜第3バッファ
23e〜23gの各データ用エリア23e1〜23g3
へ書き込まれる(S55)。具体的には、受信ブロック
カウンタ23dの値が「0」であれば第1バッファ23
eの、「1」であれば第2バッファ23fの、「3」で
あれば第3バッファ23gの、各データ用エリア23e
1〜23g3へ、受信バッファ23bの各データ用エリ
ア23b1〜23b3の値が書き込まれる。
各データ用エリア23b1〜23b3の値が、受信ブロ
ックカウンタ23dの値で示される第1〜第3バッファ
23e〜23gの各データ用エリア23e1〜23g3
へ書き込まれる(S55)。具体的には、受信ブロック
カウンタ23dの値が「0」であれば第1バッファ23
eの、「1」であれば第2バッファ23fの、「3」で
あれば第3バッファ23gの、各データ用エリア23e
1〜23g3へ、受信バッファ23bの各データ用エリ
ア23b1〜23b3の値が書き込まれる。
【0053】各データ用エリア23e1〜23g3への
書き込み後(S55)、1ブロックデータ受信完了フラ
グ23cをオフし(S56)、受信ブロックカウンタ2
3dの値を「1」加算する(S57)。加算後の受信ブ
ロックカウンタ23dの値が「2」以下であれば(S5
8:No)、未だ3ブロックすべての制御用データの受
信は完了していないので、S59からS61の各処理を
スキップして、処理をS62へ移行する。
書き込み後(S55)、1ブロックデータ受信完了フラ
グ23cをオフし(S56)、受信ブロックカウンタ2
3dの値を「1」加算する(S57)。加算後の受信ブ
ロックカウンタ23dの値が「2」以下であれば(S5
8:No)、未だ3ブロックすべての制御用データの受
信は完了していないので、S59からS61の各処理を
スキップして、処理をS62へ移行する。
【0054】一方、加算後の受信ブロックカウンタ23
dの値が「3」以上であれば(S58:Yes)、3ブ
ロックすべての制御用データの受信が完了したので、受
信ブロックカウンタ23dの値を「0」クリアし(S5
9)、タイマー28をストップして「0」クリアした後
に(S60)、図7の受信データ確定処理を実行する
(S61)。後述するように、この受信データ確定処理
(S61)によって、S55の処理で書き込まれた第1
〜第3バッファ23e〜23gのデータに基づいて正規
の制御用データが確定され、その正規の制御用データが
効果音基板Sの各処理(S62)で使用されるのであ
る。
dの値が「3」以上であれば(S58:Yes)、3ブ
ロックすべての制御用データの受信が完了したので、受
信ブロックカウンタ23dの値を「0」クリアし(S5
9)、タイマー28をストップして「0」クリアした後
に(S60)、図7の受信データ確定処理を実行する
(S61)。後述するように、この受信データ確定処理
(S61)によって、S55の処理で書き込まれた第1
〜第3バッファ23e〜23gのデータに基づいて正規
の制御用データが確定され、その正規の制御用データが
効果音基板Sの各処理(S62)で使用されるのであ
る。
【0055】S51の処理において、タイマー28の値
が22msを経過していれば(S51:Yes)、制御
用データの受信に何らかの異常を来している。よって、
かかる場合には、3ブロックすべての制御用データを受
信できていなくても、処理をS59へ移行して、受信ブ
ロックカウンタ23dの値を「0」クリアし(S5
9)、タイマー28をストップして「0」クリアした後
に(S60)、図7の受信データ確定処理を実行する
(S61)。また、S52の処理において、1ブロック
データ受信完了フラグ23cがオフされていれば(S5
2:No)、1ブロックの制御用データの受信完了時期
ではないので、この場合には、処理をS62へ移行して
各処理を実行する。
が22msを経過していれば(S51:Yes)、制御
用データの受信に何らかの異常を来している。よって、
かかる場合には、3ブロックすべての制御用データを受
信できていなくても、処理をS59へ移行して、受信ブ
ロックカウンタ23dの値を「0」クリアし(S5
9)、タイマー28をストップして「0」クリアした後
に(S60)、図7の受信データ確定処理を実行する
(S61)。また、S52の処理において、1ブロック
データ受信完了フラグ23cがオフされていれば(S5
2:No)、1ブロックの制御用データの受信完了時期
ではないので、この場合には、処理をS62へ移行して
各処理を実行する。
【0056】図7は、受信データ確定処理のフローチャ
ートである。この受信データ確定処理(S61)は、第
1〜第3バッファ23e〜23gの各データ用エリア2
3e1〜23g3へ書き込まれたデータに基づいて、正
規の制御用データを確定するための処理であり、効果音
基板Sで実行される。
ートである。この受信データ確定処理(S61)は、第
1〜第3バッファ23e〜23gの各データ用エリア2
3e1〜23g3へ書き込まれたデータに基づいて、正
規の制御用データを確定するための処理であり、効果音
基板Sで実行される。
【0057】受信データ確定処理では、まず、第1〜第
3バッファ23e〜23gの各第1データ用エリア23
e1〜23g1の値をそれぞれ比較し、これら3データ
のうち少なくとも2データが一致するか否かを調べる
(S71)。少なくとも2データが一致する場合には
(S71:Yes)、その一致するデータを正規の制御
用データの第1データ32として確定し、データバッフ
ァ23hの第1データ用エリア23h1へ書き込む(S
72)。このように、3データのうち少なくとも2デー
タが一致するデータを正規の制御用データとして確定す
るので、ノイズなどを原因として、データの送受信の間
にデータ化けが生じても、かかるデータ化けしたデータ
を排除して、制御用データを確定することができるので
ある。ノイズなどによって全く同じデータにデータ化け
することは、極めて希だからである。
3バッファ23e〜23gの各第1データ用エリア23
e1〜23g1の値をそれぞれ比較し、これら3データ
のうち少なくとも2データが一致するか否かを調べる
(S71)。少なくとも2データが一致する場合には
(S71:Yes)、その一致するデータを正規の制御
用データの第1データ32として確定し、データバッフ
ァ23hの第1データ用エリア23h1へ書き込む(S
72)。このように、3データのうち少なくとも2デー
タが一致するデータを正規の制御用データとして確定す
るので、ノイズなどを原因として、データの送受信の間
にデータ化けが生じても、かかるデータ化けしたデータ
を排除して、制御用データを確定することができるので
ある。ノイズなどによって全く同じデータにデータ化け
することは、極めて希だからである。
【0058】次に、第1〜第3バッファ23e〜23g
の各第2データ用エリア23e2〜23g2の値をそれ
ぞれ比較し、これら3データのうち少なくとも2データ
が一致するか否かを調べる(S73)。少なくとも2デ
ータが一致する場合には(S73:Yes)、その一致
するデータを正規の制御用データの第2データ33とし
て確定し、データバッファ23hの第2データ用エリア
23h2へ書き込む(S74)。更に、第1〜第3バッ
ファ23e〜23gの各第3データ用エリア23e3〜
23g3の値をそれぞれ比較し、これら3データのうち
少なくとも2データが一致するか否かを調べる(S7
5)。少なくとも2データが一致する場合には(S7
5:Yes)、その一致するデータを正規の制御用デー
タの第3データ34として確定し、データバッファ23
hの第3データ用エリア23h3へ書き込むのである
(S76)。
の各第2データ用エリア23e2〜23g2の値をそれ
ぞれ比較し、これら3データのうち少なくとも2データ
が一致するか否かを調べる(S73)。少なくとも2デ
ータが一致する場合には(S73:Yes)、その一致
するデータを正規の制御用データの第2データ33とし
て確定し、データバッファ23hの第2データ用エリア
23h2へ書き込む(S74)。更に、第1〜第3バッ
ファ23e〜23gの各第3データ用エリア23e3〜
23g3の値をそれぞれ比較し、これら3データのうち
少なくとも2データが一致するか否かを調べる(S7
5)。少なくとも2データが一致する場合には(S7
5:Yes)、その一致するデータを正規の制御用デー
タの第3データ34として確定し、データバッファ23
hの第3データ用エリア23h3へ書き込むのである
(S76)。
【0059】その後、第1〜第3バッファ23e〜23
gの各データ用エリア23e1〜23g3の値をすべて
「0」クリアして(S78)、この受信データ確定処理
を終了する。図6のS51の処理において、タイマー2
8の値が22msを経過している場合には(S51:Y
es)、第2、第3バッファ23f,23gの各データ
用エリア23f1〜23g3の値が書き替えられていな
くても、この受信データ確定処理が実行される。第2、
第3バッファ23f,23gの各データ用エリア23f
1〜23g3に前回の値が残っていると、受信データ確
定処理において、制御用データを誤ったデータに確定し
てしまう。よって、このS78の処理では、第1〜第3
バッファ23e〜23gの各データ用エリア23e1〜
23g3の値をすべて「0」クリアしている。
gの各データ用エリア23e1〜23g3の値をすべて
「0」クリアして(S78)、この受信データ確定処理
を終了する。図6のS51の処理において、タイマー2
8の値が22msを経過している場合には(S51:Y
es)、第2、第3バッファ23f,23gの各データ
用エリア23f1〜23g3の値が書き替えられていな
くても、この受信データ確定処理が実行される。第2、
第3バッファ23f,23gの各データ用エリア23f
1〜23g3に前回の値が残っていると、受信データ確
定処理において、制御用データを誤ったデータに確定し
てしまう。よって、このS78の処理では、第1〜第3
バッファ23e〜23gの各データ用エリア23e1〜
23g3の値をすべて「0」クリアしている。
【0060】一方、S71,S73,S75のいずれか
の処理において、第1〜第3バッファ23e〜23gの
比較対象の3データがすべて不一致である場合には(S
71:No,S73:No,S75:No)、データバ
ッファ23hの各データ用エリア23h1〜23h3の
値をすべて「0」クリアする(S77)。これにより、
一旦、正規の制御用データとして確定したものも含め
て、その1群の制御用データを無効として破棄するので
ある。第1〜第3バッファ23e〜23gの比較対象の
3データがすべて不一致である場合には、ノイズなどを
原因としてデータ化けが生じている。よって、かかるデ
ータ化けした制御用データを無効にして、効果音基板S
での誤動作(制御の異常)を防止するのである。
の処理において、第1〜第3バッファ23e〜23gの
比較対象の3データがすべて不一致である場合には(S
71:No,S73:No,S75:No)、データバ
ッファ23hの各データ用エリア23h1〜23h3の
値をすべて「0」クリアする(S77)。これにより、
一旦、正規の制御用データとして確定したものも含め
て、その1群の制御用データを無効として破棄するので
ある。第1〜第3バッファ23e〜23gの比較対象の
3データがすべて不一致である場合には、ノイズなどを
原因としてデータ化けが生じている。よって、かかるデ
ータ化けした制御用データを無効にして、効果音基板S
での誤動作(制御の異常)を防止するのである。
【0061】なお、本実施例において、制御用データの
値の「0」は、無効コードとされている。よって、S7
7の処理によって、データバッファ23hの値が「0」
クリアされた場合や、S78の処理によって、第1〜第
3バッファ23e〜23gの各値が「0」クリアされた
結果、データバッファ23hの値が「0」になった場合
には、そのデータバッファ23hの値は、図6の各処理
(S62)において、無効とされるので、かかる場合に
も、効果音基板Sで誤動作(制御の異常)を起こすこと
はない。
値の「0」は、無効コードとされている。よって、S7
7の処理によって、データバッファ23hの値が「0」
クリアされた場合や、S78の処理によって、第1〜第
3バッファ23e〜23gの各値が「0」クリアされた
結果、データバッファ23hの値が「0」になった場合
には、そのデータバッファ23hの値は、図6の各処理
(S62)において、無効とされるので、かかる場合に
も、効果音基板Sで誤動作(制御の異常)を起こすこと
はない。
【0062】データバッファ23hの値をすべて「0」
クリアした後は(S77)、第1〜第3バッファ23e
〜23gの各データ用エリア23e1〜23g3の値を
すべて「0」クリアして(S78)、この受信データ確
定処理を終了する。
クリアした後は(S77)、第1〜第3バッファ23e
〜23gの各データ用エリア23e1〜23g3の値を
すべて「0」クリアして(S78)、この受信データ確
定処理を終了する。
【0063】以上説明したように本実施例では、効果音
基板Sにおいて、主基板Cから送信された同一の3ブロ
ックの制御用データを各データ毎に3データずつそれぞ
れ比較し、一致するデータが2以上あった場合にのみ、
そのデータを正規の制御用データとして確定して、効果
音基板Sの各処理(S62)に使用している。よって、
ノイズなどを原因としてデータ化けした制御用データ
は、正規の制御用データとしては確定されず排除される
(無効とされる)。従って、主基板Cから効果音基板S
への一方向にのみ送信する条件下においても、データ化
けした制御用データを効果音基板Sの制御に使用するこ
となく、効果音基板Sを正常に動作させることができる
のである。
基板Sにおいて、主基板Cから送信された同一の3ブロ
ックの制御用データを各データ毎に3データずつそれぞ
れ比較し、一致するデータが2以上あった場合にのみ、
そのデータを正規の制御用データとして確定して、効果
音基板Sの各処理(S62)に使用している。よって、
ノイズなどを原因としてデータ化けした制御用データ
は、正規の制御用データとしては確定されず排除される
(無効とされる)。従って、主基板Cから効果音基板S
への一方向にのみ送信する条件下においても、データ化
けした制御用データを効果音基板Sの制御に使用するこ
となく、効果音基板Sを正常に動作させることができる
のである。
【0064】なお、請求項1記載の送信手段としては図
4のS4〜S20の各処理が該当し、受信手段としては
図5のデータ受信処理が該当し、比較手段としては図7
のS71,S73,S75の各処理がそれぞれ該当し、
確定手段としては図7のS72,S74,S76の各処
理がそれぞれ該当する。
4のS4〜S20の各処理が該当し、受信手段としては
図5のデータ受信処理が該当し、比較手段としては図7
のS71,S73,S75の各処理がそれぞれ該当し、
確定手段としては図7のS72,S74,S76の各処
理がそれぞれ該当する。
【0065】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0066】例えば、本実施例では、サブ基板の1つと
して、効果音基板Sを用いて説明したが、他のサブ基板
とのデータの送受信及びデータの確定処理に本発明を適
用することは当然に可能である。例えば、液晶表示装置
(LCD)の表示制御などを行う表示用基板と主基板C
との間に、本発明を適用するようにしても良い。また、
本発明を、第1種パチンコ遊技機P以外の第3種パチン
コ遊技機や、他の遊技機に適用することも当然に可能で
ある。
して、効果音基板Sを用いて説明したが、他のサブ基板
とのデータの送受信及びデータの確定処理に本発明を適
用することは当然に可能である。例えば、液晶表示装置
(LCD)の表示制御などを行う表示用基板と主基板C
との間に、本発明を適用するようにしても良い。また、
本発明を、第1種パチンコ遊技機P以外の第3種パチン
コ遊技機や、他の遊技機に適用することも当然に可能で
ある。
【0067】制御用データの送信ブロック数は、3ブロ
ックに限られるものではなく、2ブロックや4ブロック
以上にしても良い。また、複数ブロック送信する制御用
データのうちの1ブロック乃至数ブロックのデータをビ
ット反転して送信するようにしても良い。この場合に
は、受信側の効果音基板(サブ基板)Sで、ビット反転
されたデータを反転し直しデータの一致不一致を判断し
たり、或いは、ビット反転したまま、反転されていない
データと排他的論理和をとってデータの一致不一致を判
断するのである。更に、送信される制御用データは、必
ずしも複数データで1ブロックを構成する必要はなく、
1データで1ブロックを構成するものであっても良い。
ックに限られるものではなく、2ブロックや4ブロック
以上にしても良い。また、複数ブロック送信する制御用
データのうちの1ブロック乃至数ブロックのデータをビ
ット反転して送信するようにしても良い。この場合に
は、受信側の効果音基板(サブ基板)Sで、ビット反転
されたデータを反転し直しデータの一致不一致を判断し
たり、或いは、ビット反転したまま、反転されていない
データと排他的論理和をとってデータの一致不一致を判
断するのである。更に、送信される制御用データは、必
ずしも複数データで1ブロックを構成する必要はなく、
1データで1ブロックを構成するものであっても良い。
【0068】本発明の変形例を以下に示す。請求項1記
載の弾球遊技機の制御装置において、前記送信手段は、
複数ブロックのうち少なくとも1ブロックのデータをビ
ット反転して送信するものであり、前記比較手段はその
ビット反転された状態に応じて各制御用データを比較す
ることを特徴とする弾球遊技機の制御装置1。例えば、
比較手段は、ビット反転されたデータをビット反転し直
して制御用データの比較を行ったり、或いは、ビット反
転されたデータとビット反転されていない制御用データ
との排他的論理和をとって制御用データの比較を行うの
である。なお、排他的論理和をとった場合、その結果が
「0」であれば制御用データは一致している。
載の弾球遊技機の制御装置において、前記送信手段は、
複数ブロックのうち少なくとも1ブロックのデータをビ
ット反転して送信するものであり、前記比較手段はその
ビット反転された状態に応じて各制御用データを比較す
ることを特徴とする弾球遊技機の制御装置1。例えば、
比較手段は、ビット反転されたデータをビット反転し直
して制御用データの比較を行ったり、或いは、ビット反
転されたデータとビット反転されていない制御用データ
との排他的論理和をとって制御用データの比較を行うの
である。なお、排他的論理和をとった場合、その結果が
「0」であれば制御用データは一致している。
【0069】請求項1記載の弾球遊技機の制御装置にお
いて、又は、弾球遊技機の制御装置1において、前記1
ブロックを構成する各制御用データの少なくとも1つが
前記確定手段によって確定されない場合には、その制御
用データを含む1ブロックのデータをすべて無効とする
無効手段を備えていることを特徴とする弾球遊技機の制
御装置2。
いて、又は、弾球遊技機の制御装置1において、前記1
ブロックを構成する各制御用データの少なくとも1つが
前記確定手段によって確定されない場合には、その制御
用データを含む1ブロックのデータをすべて無効とする
無効手段を備えていることを特徴とする弾球遊技機の制
御装置2。
【0070】請求項1記載の弾球遊技機の制御装置にお
いて、又は、弾球遊技機の制御装置1,2において、前
記受信手段による前記複数ブロックの制御用データの受
信が所定時間内に完了しない場合には、その受信手段に
よって既に受信されている制御用データに基づいて前記
比較手段および確定手段を実行させる制御手段を備えて
いることを特徴とする弾球遊技機の制御装置3。所定時
間の計時は、受信手段による1の制御用データの受信、
或いは、1ブロックの制御用データの受信完了などを契
機として開始される。よって、何らかのトラブルによ
り、複数ブロックの制御用データの受信を完了すること
ができなくても、サブ基板における制御を進行すること
ができる。
いて、又は、弾球遊技機の制御装置1,2において、前
記受信手段による前記複数ブロックの制御用データの受
信が所定時間内に完了しない場合には、その受信手段に
よって既に受信されている制御用データに基づいて前記
比較手段および確定手段を実行させる制御手段を備えて
いることを特徴とする弾球遊技機の制御装置3。所定時
間の計時は、受信手段による1の制御用データの受信、
或いは、1ブロックの制御用データの受信完了などを契
機として開始される。よって、何らかのトラブルによ
り、複数ブロックの制御用データの受信を完了すること
ができなくても、サブ基板における制御を進行すること
ができる。
【0071】
【発明の効果】 請求項1記載の弾球遊技機の制御装置
によれば、サブ基板において、複数ブロックの制御用デ
ータが各制御用データ毎にそれぞれ比較され、一致する
制御用データが正規の制御用データとして各制御用デー
タ毎にそれぞれ確定される。即ち、サブ基板で同一の制
御用データが少なくも2以上受信された場合に限り、そ
の制御用データを正規の制御用データとして確定し、サ
ブ基板の処理に使用している。
によれば、サブ基板において、複数ブロックの制御用デ
ータが各制御用データ毎にそれぞれ比較され、一致する
制御用データが正規の制御用データとして各制御用デー
タ毎にそれぞれ確定される。即ち、サブ基板で同一の制
御用データが少なくも2以上受信された場合に限り、そ
の制御用データを正規の制御用データとして確定し、サ
ブ基板の処理に使用している。
【0072】制御用データは、主基板から同一のデータ
が複数送信されるので、送受信の際にデータ化けしなけ
れば、他の制御用データと一致するはずである。よっ
て、他の制御用データと一致しない制御用データはデー
タ化けしたものとして、正規の制御用データとしては扱
わず、無効とし破棄している。従って、ノイズ等を原因
として、1の制御用データにデータ化けが生じても、そ
のデータ化けした制御用データをサブ基板の制御に使用
することなく、サブ基板を正常に制御することができる
という効果がある。
が複数送信されるので、送受信の際にデータ化けしなけ
れば、他の制御用データと一致するはずである。よっ
て、他の制御用データと一致しない制御用データはデー
タ化けしたものとして、正規の制御用データとしては扱
わず、無効とし破棄している。従って、ノイズ等を原因
として、1の制御用データにデータ化けが生じても、そ
のデータ化けした制御用データをサブ基板の制御に使用
することなく、サブ基板を正常に制御することができる
という効果がある。
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ遊技機の遊
技盤の正面図である。
技盤の正面図である。
【図2】 主基板と効果音基板との電気的構成を示した
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】 制御用データの構成を模式的に示した図であ
る。
る。
【図4】 主基板で実行されるリセット割込処理のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】 効果音基板で実行されるデータ受信処理のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図6】 効果音基板で実行されるメイン処理のフロー
チャートである。
チャートである。
【図7】 効果音基板で実行される受信データ確定処理
のフローチャートである。
のフローチャートである。
16,27 バッファ(一方向手段) 31 スタートマーク(制御用データの一部) 32 第1データ(制御用データの一部) 33 第2データ(制御用データの一部) 34 第3データ(制御用データの一部) 35 エンドマーク(制御用データの一部) C 主基板 P パチンコ遊技機(弾球遊技機) S 効果音基板(サブ基板)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 哲也 名古屋市千種区春岡通7丁目49番地 株式 会社ジェイ・ティ内 Fターム(参考) 2C088 BC30 CA13 CA31 DA09
Claims (1)
- 【請求項1】 遊技の制御を行う主基板と、その主基板
から送信される制御用データを受信し、その受信データ
に基づいて所定の処理を行うサブ基板と、その制御用デ
ータの送信を前記主基板からサブ基板へ一方向にのみ可
能とする一方向手段とを備えた弾球遊技機の制御装置に
おいて、 前記主基板は、前記制御用データの1回分の送信データ
を1ブロックとして、その1ブロックの制御用データを
複数ブロック送信する送信手段を備えており、 前記サブ基板は、その送信手段により送信された複数ブ
ロックの制御用データを受信する受信手段と、その受信
手段により受信された複数ブロックの制御用データを各
制御用データ毎にそれぞれ比較する比較手段と、その比
較手段による比較の結果、各制御用データ毎に、一致す
る制御用データを正規の制御用データとしてそれぞれ確
定する確定手段とを備えていることを特徴とする弾球遊
技機の制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10284240A JP2000107415A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 弾球遊技機の制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10284240A JP2000107415A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 弾球遊技機の制御装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003160637A Division JP2004000644A (ja) | 2003-06-05 | 2003-06-05 | 弾球遊技機の制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000107415A true JP2000107415A (ja) | 2000-04-18 |
Family
ID=17675991
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10284240A Pending JP2000107415A (ja) | 1998-10-06 | 1998-10-06 | 弾球遊技機の制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000107415A (ja) |
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300094A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-10-30 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2001353330A (ja) * | 2000-06-15 | 2001-12-25 | Fuji Shoji:Kk | 弾球遊技機 |
JP2001353266A (ja) * | 2000-06-15 | 2001-12-25 | Fuji Shoji:Kk | 遊技機 |
JP2002058849A (ja) * | 2000-08-23 | 2002-02-26 | Heiwa Corp | 遊技機管理システムおよび記録媒体 |
JP2002282510A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-02 | Heiwa Corp | 遊技機 |
JP2002282509A (ja) * | 2001-03-28 | 2002-10-02 | Heiwa Corp | 遊技機 |
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JP2007111113A (ja) * | 2005-10-18 | 2007-05-10 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2008036142A (ja) * | 2006-08-07 | 2008-02-21 | Samii Kk | 遊技機 |
JP2008061877A (ja) * | 2006-09-08 | 2008-03-21 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2013039488A (ja) * | 2012-11-30 | 2013-02-28 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2014110965A (ja) * | 2013-10-28 | 2014-06-19 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2015062845A (ja) * | 2015-01-16 | 2015-04-09 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2016135430A (ja) * | 2016-05-02 | 2016-07-28 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
JP2017159148A (ja) * | 2017-06-22 | 2017-09-14 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
1998
- 1998-10-06 JP JP10284240A patent/JP2000107415A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001300094A (ja) * | 2000-04-26 | 2001-10-30 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP4576663B2 (ja) * | 2000-04-26 | 2010-11-10 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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JP2017159148A (ja) * | 2017-06-22 | 2017-09-14 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
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