JP2002282509A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2002282509A
JP2002282509A JP2001091600A JP2001091600A JP2002282509A JP 2002282509 A JP2002282509 A JP 2002282509A JP 2001091600 A JP2001091600 A JP 2001091600A JP 2001091600 A JP2001091600 A JP 2001091600A JP 2002282509 A JP2002282509 A JP 2002282509A
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JP2001091600A
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Kenichi Takano
賢一 高野
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Heiwa Corp
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Heiwa Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】各種の抽選結果に関する情報を表示制御するた
めのコマンド群の通信不良を把握することを可能とす
る。 【解決手段】主制御部200が特定遊技状態を生起させ
るか否かの抽選に関する表示制御を行わせるための特別
図柄表示制御用コマンド群と、普通図柄表示制御用コマ
ンド群とを送信し、CPU1020は、両コマンド群を
それぞれに対応する個別の領域(2500、2510)
に格納し、格納された両コマンド群に対して送信不良状
況を把握するので、各種の抽選結果に関する情報を表示
制御するためのコマンド群の通信不良を把握することが
可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定遊技状態を生
起させるか否かの抽選に関する表示制御と準特定遊技状
態を生起させるか否かの抽選に関する表示制御とをそれ
ぞれに対するコマンド群の送受信によって行うようにし
た遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、特別図柄と普通図柄とを表示する
遊技機が提案されており、例えば特開2000−262
682号公報に記載の遊技機は、特別図柄と普通図柄と
を同一の表示装置に表示するようにしていた。そして、
これらの表示をコマンド送信で行わせるためには、遊技
動作を統括するメインCPUがこれらの管理を行うよう
にすることが考えられる。
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような遊
技機において、コマンドの通信不良が発生すると、周辺
装置側は全く動作を行なわなくなるか、または、所望の
動作ではない動作を行なうことになるものの、このよう
な不動作や誤動作が、コマンドの通信不良によるものか
否かが判定できなかった。しかも、コマンドの通信不良
が生じて遊技機表示が正常に機能しなくなった場合に
は、遊技が中断されてしまい遊技者にとっては不快極ま
りないものであった。
【0003】本発明は、このような従来の課題を解決す
るためになされたもので、各種の抽選結果に関する情報
を表示制御するためのコマンド群の通信不良を把握可能
遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、各種の抽選を行いこの抽選に関する情報
を表示するように構成された遊技機において、遊技動作
を統括する主制御手段は、特定遊技状態を生起させるか
否かの抽選に関する表示制御を行わせるための第1のコ
マンド群と、準特定遊技状態を生起させるか否かの抽選
に関する表示制御を行わせるための第2のコマンド群と
を副制御手段に送信する送信手段を備え、表示装置の動
作制御を行う前記副制御手段は、第1のコマンド群と第
2のコマンド群とをそれぞれに対応する個別の領域に格
納する格納手段と、格納された両コマンド群に基づいて
送信不良状況を把握する送信状況把握手段とを備えたこ
とを特徴とするようにした。
【0005】この発明によれば、主制御手段は、特定遊
技状態を生起させるか否かの抽選に関する表示制御を行
わせるための第1のコマンド群と、準特定遊技状態を生
起させるか否かの抽選に関する表示制御を行わせるため
の第2のコマンド群とを副制御手段に送信する。これに
対して、副制御手段は、第1のコマンド群と第2のコマ
ンド群とをそれぞれに対応する個別の領域に格納し、格
納された両コマンド群に対して送信不良状況を把握する
ので、各種の抽選結果に関する情報を表示制御するため
のコマンド群の通信不良を把握することが可能になる。
【0006】前記格納手段は、単一の記憶デバイスの個
別の格納領域に前記第1のコマンド群と前記第2のコマ
ンド群とを分けて格納する手段としても良い。また、前
記送信不良状況把握手段による把握結果に応じた通知態
様で送信不良状況を前記各種抽選に関する情報を表示す
る単一の表示装置にて通知する通知手段を備えた構成と
しても良い。
【0007】そして、前記第1のコマンド群と前記第2
のコマンド群の送信用信号線は共用するように構成する
のもハードウエアが簡素化されて好ましい。
【0008】なお、このような制御は、コンピュータ読
み取り可能な記録媒体に制御プログラムを記録してお
き、コンピュータがこの記録媒体に記録した制御プログ
ラムを読み取って実行することによって実現できる。こ
のような記録媒体としては、ROM、半導体IC等の半
導体記録媒体、DVDROM、CDROM等の光記録媒
体、フレキシブルディスク等の磁気記録媒体、MO等の
光磁気記録媒体が挙げられる。また、制御プログラムは
通信網を介して情報処理装置からダウンロードさせるよ
うにすることも可能である。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。先ず遊技機の一般的な構成や動
作を説明してから、本発明の特徴的な動作を説明するこ
とによって本発明の理解の容易化を図る。
【0010】図1は遊技盤10の模式的な説明図であ
る。遊技盤10の略中央部には、遊技者にとって有利な
遊技状態を付与するか否かの各種抽選結果を表示可能な
各種抽選結果表示装置100が配設されており、その真
下には特別図柄始動口104が配設されていて、この特
別図柄始動口104の両側には普通図柄作動ゲート10
2、102が配設されている。また、一対の開閉部材1
20、120が特別図柄始動口104を形成するように
離間して開閉可能に設けられている。そして、本発明の
実施形態の各種抽選結果表示装置100は、同一の表示
画面内に各種抽選結果を表示するための特別図柄、普通
図柄を表示可能にされている。また、各種抽選結果表示
装置100は特定遊技状態中のキャラクタ画像、エラー
発生中のエラー報知用画像等も表示可能となっている。
【0011】さらに、特別図柄始動口104の下方に
は、大入賞口106、アウト口114がこの順で配設さ
れており、さらに、特別図柄始動口104の両斜め上方
にはランプ表示装置110、110が配設されていると
共に、遊技盤10の両側端部近傍にもランプ表示装置
(より具体的にはLED装置)112、112が配設さ
れている。
【0012】そして、特別図柄始動口104に遊技玉が
入賞されて乱数抽選が行われ、この抽選された乱数が大
当り値(特定遊技状態を生起させる値)である時には、
後に説明する特別図柄表示領域2800において特別図
柄の変動表示が開始され、その後、所定パターン(例え
ば「7、7、7」)の表示が各種抽選結果表示装置10
0によって行われ、大入賞口106が所定パターンで開
閉制御されて遊技者にとって有利な大当り遊技状態(特
定遊技状態)となる。また、前述した乱数抽選によって
大当り値が選択される確率(前記所定パターンが表示さ
せる確率)は低確率時(例えば確率300分の1)と高
確率時(例えば確率50分の1)と複数存在する。この
高確率時は確率変動状態や確変状態と称される。
【0013】また、普通図柄作動ゲート102が遊技玉
の通過を検出すると、乱数抽選が行われこの抽選された
乱数が小当り値(準特定遊技状態を生起させる値)であ
る時には、各種抽選結果表示装置100の普通図柄表示
領域2810に当選結果の表示が行われ、その後に、開
閉部材120が数秒間だけ開状態(準特定遊技状態)と
なって遊技玉が特別図柄始動口104に入賞した場合に
も、同様に乱数抽選が行われこの抽選された乱数が大当
り値である時には、後に説明する特別図柄表示領域28
00における変動表示が開始され、その後、所定表示パ
ターン(例えば「7、7、7」)の表示が各種抽選結果
表示装置100によって行われ、大入賞口106が所定
パターンで開閉制御されて遊技者にとって有利な大当り
状態となる。一方、入賞されない打玉はアウト口114
を介して排出される。なお、特別図柄が高確率中の時に
は普通図柄の変動時間が短縮させるように構成されてい
る。
【0014】そして、大入賞口106に遊技球が入賞し
易くなる開状態の場合において、10個の遊技球の入賞
が行なわれるに際し、その特定領域であるVゾーン(図
示せず)を通過する遊技球がある場合には、一度、大入
賞口106を閉状態としてから再度、大入賞口106を
開状態として遊技球を入賞し易くする。これを1ラウン
ドと称して、最大16回のラウンドが消化された場合に
大入賞口106を遊技者にとって有利な状態とする大当
り動作制御を終了するようにされている。
【0015】図2は、このような遊技の進行状況に応じ
た遊技機制御が行われる遊技機の主要部のみを示した制
御ブロック図である。主制御部200は、CPUを内蔵
したマイクロプロセッサを搭載していて、後に説明す
る、各種抽選結果表示装置100を制御するための各種
のコマンドを、少なくとも含む多種多様な制御コマンド
を格納するコマンドデータテーブル領域202および一
連の遊技機制御手順を記述した制御プログラムや制御デ
ータ等を格納するROM201とワークエリアが形成さ
れるRAM203とが設けられていて、一体型のワンチ
ップマイコンとなっている。
【0016】主制御部200には、入力ポート210を
介して、特別図柄始動口104内部に設けられ遊技玉の
特別図柄始動口104への入賞を検出する特別図柄始動
スイッチ304、普通図柄作動ゲート102の内部に設
けられ遊技玉のゲート通過を検出する普通図柄作動スイ
ッチ306、および、大入賞口106の内部に設けられ
遊技玉の大入賞口106への入賞を検出する大入賞口ス
イッチ308が接続さされ、主制御部200は各検出信
号を受信可能となっている。なお、Vゾーン入賞スイッ
チ等は図示省略している。
【0017】また、主制御部200には、出力ポート2
15を介して、LCD等で実現される各種抽選結果表示
装置100、ランプを点灯制御するランプ表示装置11
0、112、効果音を発生する効果音発生装置116、
始動口の開閉部材120を開閉制御するための始動口作
動ソレノイド300、および、大入賞口106の幅広な
開閉部材を開閉制御するための大入賞口作動ソレノイド
302が接続され、主制御部200は各装置を制御する
ための制御信号を送信可能となっている。
【0018】そして、主制御部200は、特に各種抽選
結果表示装置100に対しては所定数個の表示制御用の
コマンドを所定のタイミングで送信可能となっていて、
各種抽選結果表示装置100は受け取ったコマンドに基
いて、主制御部200に頼らずに自身内のCPUが細か
な表示制御を行うようになっている。さらに主制御部2
00から各種抽選結果表示装置100へコマンドを送信
するのみの一方向通信による通信形態を採っている。そ
して、このコマンドには特別図柄表示制御用コマンド群
と普通図柄表示制御コマンド群とが含まれて、両コマン
ド群の送信に使用される信号線は共用されてハードウエ
ア規模が大きくならないようにされている。
【0019】また、主制御部200には、電源供給を行
うための電源回路212と所定時間毎にリセット信号を
出力するリセット回路213とが接続されていて、さら
に、リセット回路213には、主制御部200から周期
的タイマカウンタによって生成されたパルス信号が入力
されると共に、電源回路212からの電流供給状況を監
視するためのモニタ信号が入力される。
【0020】さて、図12に示すように、主制御部20
0から各種抽選結果表示装置100に送られる表示制御
用のコマンドは、コマンドの分類を識別するための識別
子で1バイト長のデジタル情報であるモード(MOD
E)と、実行されるコマンドの内容(機能)を示す1バ
イト長のデジタル情報であるイベント(EVENT)と
でなっており、図6乃至図9、および、図15は、RO
M201に格納されたコマンドデータテーブル領域20
2上の表示制御用コマンドデータの一部を示している。
【0021】図6乃至図9に示すように、特別図柄表示
制御コマンド群には、「特別図柄を変動させる変動パタ
ーンを指定するとともに変動開始を指示するためのコマ
ンド(特別図柄用第1のコマンド)」、「特別図柄左の
停止図柄を指定するコマンド(特別図柄用第2のコマン
ド)」、「特別図柄中の停止図柄を指定するコマンド
(特別図柄用第2のコマンド)」、「特別図柄右の停止
図柄を指定するコマンド(特別図柄用第2のコマン
ド)」、「特別図柄を停止させるためのコマンド(特別
図柄用第3のコマンド)」がある。このように特別図柄
表示制御コマンド群のモードデータは「$A0、$B
0、$B1、$B2、$C0」のいずれかとなる。
【0022】一方、普通図柄表示制御コマンド群には、
「普通図柄を変動させる変動パターンを指定するととも
に変動を指定するためのコマンド(普通図柄用第1のコ
マンド)」、「左普通図柄を指定するコマンド(普通図
柄用第2のコマンド)」、「右普通図柄を指定するコマ
ンド(普通図柄用第2のコマンド)」、普通図柄を停止
させるためのコマンド(普通図柄用第3のコマンド)」
がある。このように普通図柄表示制御コマンド群のモー
ドデータは「$E0、$E1、$E2、$G0」のいず
れかとなる。
【0023】なお、第1のコマンドには、図柄変動パ
ターンそれに付随するキャラクタの演出動作、表示
される背景画像等を指定することを含むコマンドとなっ
ていて、これら〜を総称して変動パターンと称す
る。主制御部200は、図柄変動表示を開始させるよう
な遊技状況となったときこれらの5つのコマンド(また
は4つのコマンド)を1回の変動表示制御において所定
のタイミングで各種抽選結果表示装置100に送信す
る。さらに、主制御部200が普通図柄での抽選を行い
その抽選結果を表示させるための普通図柄表示制御用コ
マンドを各種抽選結果表示装置100に適宜送信する。
【0024】したがって、図柄の変動表示速度変化等の
細かな表示制御は各種抽選結果表示装置100側が担う
ことになるので、主制御部200用のプログラムが簡素
化され表示内容が変更してもプログラム変更をしなくて
も良くなり汎用的なプログラムを構築でき、しかも、主
制御部200は、図柄の変動表示を開始してから停止さ
せるまでの時間(変動パターンに含まれる)を定義した
コマンドと、図柄を指定するためのコマンドと図柄を停
止させるためのコマンドとを送信するだけなので、一層
プログラムの簡素も図られている。
【0025】図3は、各種抽選結果表示装置100のブ
ロック構成図である。各種抽選結果表示装置100は、
主制御部200からのストローブ信号やコマンドを受信
するためのデータ受信回路1140(データレベルを変
換する電圧変換回路を含む)と、この電圧変換回路等に
電源供給を行う電源回路1160と、受信したコマンド
に基づいて表示制御を行うために必要な制御データを生
成して画像処理用LSI(VDP)1060に出力する
CPU1020(表示制御手段)と、CPU1020の
動作手順を記述したプログラムを内蔵するプログラムR
OM1040と、ワークエリアやバッファメモリとして
機能するRAM1090と、画像展開処理を行う画像処
理用LSI(VDP)1060と、画像処理用LSI
(VDP)1060が展開した画像データを一時的に記
憶するビデオRAM1080と、画像処理用LSI(V
DP)1060が画像展開するために必要なデータを格
納したキャラクタROM1180と、ビデオRAM10
80に一時的に記憶された画像データを受け取って送出
するLCDパネル用インターフェイス回路1100と、
このLCDパネル用インターフェイス回路1100から
送出された画像データを用いて表示画像を出力するLC
Dパネル1120とを有している。
【0026】図4(a)に示すように、キャラクタRO
M1180は、ROMタイトル領域、ROM管理情報領
域、実際のキャラクタデータを格納したキャラクタイメ
ージデータ領域、キャラクタの色彩データを格納したパ
レットデータ領域、および、キャラクタの動きを定義し
た情報を格納したシナリオデータ領域を有していて、キ
ャラクタデータは、特定の圧縮方法で圧縮された状態で
キャラクタイメージデータ領域に格納されており、さら
に、図4(b)に示すように、パレットデータ領域は、
色番号とカラーコードとが対となったものが複数種類格
納されている。
【0027】そして、各種抽選結果表示装置100のC
PU1020は、データ受信回路1140が受信したコ
マンドに応じて生成した制御データを画像処理用LSI
(VDP)1060に与えると、画像処理用LSI(V
DP)1060は、キャラクタイメージデータ領域から
獲得したキャラクタデータを解凍してパレットデータ領
域から獲得した色彩データで色付けして、シナリオデー
タ領域から獲得した情報で指定されたビデオRAM10
80上の位置に画像展開したデータを一時的に格納し、
一時的に格納したデータをLCDパネル用インターフェ
イス回路1100に送ることによって、LCDパネル1
120によって、変動表示速度変化等を含む様々な画像
表示が細かに行われる。
【0028】また、図5は、コマンド送受信タイミング
を示したタイミングチャートである。前述したように、
コマンドは1バイト長のモード(MODE)と、同じく
1バイト長のイベント(EVENT)からなっていて、
この例では、主制御部200は、コマンド変化時に自身
が生成するストローブ信号(DUSTB)の1つ目の立
ち上がりを契機として、モード(MODE)情報を送信
し、次いでストローブ信号(DUSTB)の2つ目の立
ち上がりを契機として、イベント(EVENT)情報を
送信する。すると、これに対応して、各種抽選結果表示
装置のCPU1020は、ストローブ信号(DUST
B)が送信されてくると割り込みを発生させ、この割り
込み処理によってコマンドを受信してRAM1090に
格納する。
【0029】次に、先ず、主制御部200や各種抽選結
果表示装置100のCPU1020が行う通常の制御動
作を図10(遊技制御のゼネラルフローチャート)や図
11を参照して説明し、その後、本発明の特徴的な制御
について説明して本発明の理解の容易化に努める。な
お、図10に示す一連の処理は主制御部200が実行す
るが、リセット回路213から所定時間(例えば4ms
ec)毎に供給されるリセット信号をトリガとして先頭
のステップから実行する。
【0030】まず、図示しない電源スイッチによって電
源回路212を起動状態とすると主制御部200が起動
状態となるが、この電源投入が行われてから初めての処
理が実行されたか否かを判定する(ステップS11
0)。電源投入後、初めての処理の場合には(Yes)
ステップS200に移行する一方、これ以外の場合には
(No)ステップS120に移行する。
【0031】ステップS200では、RAM203の初
期化処理として記憶エリアのクリア処理を実行し、次い
で、ステップS210では、初期制御処理を行うための
データをRAM203の所定の領域にセットする。一
方、ステップS120では、RAM203内に形成され
る図示しない、大当り判定用、小当り判定用等の各種の
乱数生成用ループカウンタのカウント値をインクリメン
トし、ステップS130では、遊技機制御に用いる各種
のタイマのタイマ値を更新する。
【0032】次に、ステップS140において、特別図
柄始動スイッチ304、普通図柄作動スイッチ306、
大入賞口スイッチ308が出力した検出信号を入力ポー
ト203を介して図示しない自身内のレジスタに読み込
み格納する入力ポート処理を実行し、次いで、ステップ
S150に移行してポート入力処理で読み込み格納した
データを把握するためのスイッチチェック処理を実行す
る。
【0033】次に、ステップS160にて各スイッチ3
04、306、308等の断線や短絡の有無のチェック
を行い、これらの障害が発生している場合には(Ye
s)ステップS220に移行する一方、これ以外の場合
には(No)ステップS180に移行する(ステップS
170)。
【0034】そして、ステップS180において、各種
抽選結果表示装置100の表示制御に必要なコマンド
(先に図6乃至図9にて説明したコマンドを含む)をR
AM203の所定領域に格納して、前記各種のタイマの
タイマ値を減じる(ステップS190)。なお、ステッ
プS180において、主制御部200は、遊技制御に応
じて必要なモード、イベントのコマンドをコマンドデー
タテーブル領域202を参照して決定し、決定したモー
ド、イベントを示すデジタル情報をRAM203の所定
エリアに格納する。
【0035】次に、ステップS195において、大入賞
口106と特別図柄始動口104の開閉部材120とを
所定パターンで開閉制御するために、始動口作動ソレノ
イド300と大入賞口作動ソレノイド302とを駆動制
御し、次いで、ステップS220において、図示しない
賞球払出装置に払出し動作を行わせるための制御情報を
出力するための賞球セット処理を実行し、さらにステッ
プS230、240、250において、図示しない遊技
機管理装置に各種の遊技データを出力する外部情報処
理、ランプ表示装置110、112を遊技状態に対応さ
せて点灯制御するためのコマンドをRAM203の所定
エリアに格納する表示灯制御処理、効果音発生装置11
6を遊技状態に対応させて効果音発生制御するためのコ
マンドをRAM203の所定エリアに格納する効果音処
理を実行する。
【0036】次に、ステップS260では、各処理でR
AM203に格納したデータを出力ポート215を介し
て対応する装置に出力し(ポート出力処理)、これを受
け取った装置側はこれに基づいた制御動作を行う。そし
て、各種抽選結果表示装置100に対して、まず、スト
ローブ信号を出力し、ステップS180にてRAM20
3に格納されたモード、イベントのデータを先に図5に
示したようにして送信する。これによって、各種抽選結
果表示装置100には、例えば図6乃至図9にて示した
コマンドが主制御部200から送信され、受信すること
になる。
【0037】ステップS270では、リセット回路21
3からリセット信号が入力されるまでリセット待機処理
を実行すると共に、リセット信号が入力された場合には
ステップS110に移行して遊技機制御を継続する。な
お、このリセット待機処理としては、先に述べた各種の
乱数生成用のカウンタの更新等が挙げられる。
【0038】次に、コマンドを受け取った各種抽選結果
表示装置100のCPU1020の動作について、図1
1を参照しつつ説明する。まず、ステップS1100に
おいて、CPU1020は自身のスタックポインタの設
定、RAM1090の初期化、レジスタクリア等の自身
の初期化等を行いステップS1102において、新しい
コマンドが入力されたか否かを判断する。新たな表示制
御のためのコマンドが入力されたと判断された場合には
(Yes)ステップS1104に移行する一方、これ以
外の場合には(No)ステップS1110に移行する。
【0039】ステップS1104では、図5において説
明した割り込み処理において、データ受信回路1140
が受信したコマンドをRAM1090にコピーし、コマ
ンドが正常か否かのチェック等を行う。次に、CPU1
020は、主制御部200とは独立して細かな表示制御
を行うための必要なコマンドを得るべく、処理テーブル
(図示せず)の先頭アドレスを決定し、次いでステップ
S1108において、画像処理用LSI1060へ出力
するためにRAM1090の必要なエリアのデータを更
新する。
【0040】次に、ステップS1110において、RA
M1090にセットされている図柄制御用データに基づ
いて、画像処理用LSI1060へ出力するためのスク
ロールデータを求めてRAM1090にセットし、図柄
表示位置を設定し、次いで、ステップS1112におい
て、図柄速度制御に必要なデータを、プログラムROM
1040に内蔵されている速度テーブル(図示せず)か
ら取得してRAM1090にセットし、次にステップS
1114において、速度データに基づいて図柄オフセッ
ト値を更新し、設定された速度で図柄変動を行うための
準備を行う。
【0041】次に、ステップS1116において、RA
M1090にセットされているアニメーション処理用デ
ータが格納されているアニメーション処理用テーブル
(図示せず)からアニメーションデータを取得し背景画
像の表示のための準備を行い、RAM1090内のVD
P出力用バッファにセットし、出力許可フラグが「1」
か否かを判断する(ステップS1118)。
【0042】そして、出力許可フラグが「1」でない場
合(No)にはステップS1102に戻って一連の処理
を繰り返す一方、出力許可フラグが「1」の場合(Ye
s)にはステップS1120にて、VDP出力用バッフ
ァにセットされているデータを画像処理用LSI106
0に出力する。画像処理用LSI1060はこれに応じ
てキャラクタROM1180のデータを獲得して画像展
開し、画像展開されたデータはビデオRAM1080に
一時的に記憶された後、LCDパネル用インターフェイ
ス回路1100に送られLCDパネル1120による画
像表示が行われる。このようにして、各種抽選結果表示
装置100における設定された表示位置において、設定
された速度での図柄変動表示や背景画像の表示等が行わ
れる。
【0043】図13、図14は主制御部200から各種
抽選結果表示装置100へ送信する特別図柄表示制御用
コマンド群の送信タイミングの一例、特別図柄の変動に
関連する送信コマンドの説明図であり、これらの図を参
照すれば分かるように、主制御部200は、特別図柄始
動口104に遊技球が入賞した等の所定の条件が満足さ
れると、先ず、「図柄変動を開始させるとともに変動パ
ターンを指定するためのコマンドを送信し()、これ
からT1時間経過後に左停止図柄を指定するためのコマ
ンドを送信し()、これからT2時間経過後に中停止
図柄を指定するためのコマンドを送信し()、これか
らT3時間経過後に右停止図柄を指定するためのコマン
ドを送信し()、そして、変動開始からT時間経過後
に全図柄を停止させるためのコマンド()を送信し、
さらに、これらのコマンドを受信した各種抽選結果表示
装置100のCPU1020は、を受信して指定され
た変動パターンで図柄速度変化等の細かな表示制御を行
い、第3のコマンドの受信を契機として変動表示制御を
終了する。
【0044】また、主制御部200は普通図柄表示制御
用コマンド群もCPU1020側に送信可能に構成され
ている。図16、図17、図19を参照すれば分かるよ
うに、主制御部200は、普通図柄の抽選が行われる
と、先ず、普通図柄変動を開始させるとともに変動パタ
ーンを指示するための第1のコマンドを送信し()、
これからT1時間経過後に停止左図柄を指定するための
第2のコマンドを送信し()、さらに、これからT2
時間経過後に停止右図柄を指定するための第2のコマン
ドを送信する()。そして、変動開始からT時間経過
後に全図柄を停止させるための第3のコマンド()を
送信する。なお、図18に示すようにT、T1、T2は
変動パターンに応じて設定されている。
【0045】この実施形態では、外れを「37」、「7
3」の2種に想定したので外れの場合にはそれぞれ第2
のコマンド(左図柄用)で「3」、「7」が指示され、
第2のコマンド(右図柄用)で「7」、「3」が指示さ
れる。一方、当り「33」、「77」の場合には、第2
のコマンド(左図柄用)で「3」、「7」が指示され、
第2のコマンド(右図柄用)でも「3」、「7」が指示
される。次いで、第1のコマンド()送信からT経過
後に図柄変動を停止させるための第3のコマンド()
を送信する。
【0046】一方、各種抽選結果表示装置100のCP
U1020は、第1のコマンドを受信して、指示された
変動パターンで普通図柄速度変化等の細かな表示制御を
行い、第3のコマンドの受信を契機として変動表示制御
を終了し、第2のコマンドで指示された2つの停止図柄
で停止表示を行なう。これによってLCDパネル112
0内の特別図柄図柄表示領域以外の普通図柄表示領域に
普通図柄の抽選結果が表示される。なお、普通図柄表示
領域の表示位置は適宜定め得る。
【0047】したがって、主制御部200は、準特定遊
技状態を生起させるか否かの抽選が行われたことを通知
するための表示制御の開始を指示する第1のコマンド
と、準特定遊技状態を生起させるか否かの抽選結果を示
す第1の表示情報(左図柄)を指示する第2のコマンド
と、準特定遊技状態を生起させるか否かの抽選結果を示
す第2の表示情報(右図柄)を指示する第2のコマンド
と、前記表示制御の終了を指示する第3のコマンドと、
を含む普通図柄表示制御用コマンド群をCPU1020
に送信する。
【0048】一方、CPU1020は、第1のコマンド
の受信を契機として通知を行うための表示制御を開始
し、第3のコマンドの受信を契機として表示制御を終了
させて第2のコマンドで指示された停止左図柄、停止右
図柄に応じた図柄表示を行うので、主制御部200から
のコマンド送信によってCPU1020側が準特定遊技
状態を生起させるか否かの抽選に関する表示制御が行
い、特定遊技状態を生起させるか否かの抽選結果と準特
定遊技状態を生起させるか否かの抽選結果とを表示させ
るに際して主制御部200の制御負担を軽減することが
できる。
【0049】かくして、主制御部200は特別図柄表示
制御用コマンド群と普通図柄表示制御用コマンド群とを
信号線を共用してCPU1020側に送信するように構
成されている。これにより、配線の増加を避けることに
より部品の簡略化が図られる。また、特別図柄と普通図
柄を単一の表示装置によって表示しているのでより一層
の部品簡略化が図れる。なお、信号線はシルアルでも複
数本のパラレルでも良い。
【0050】(本発明の特徴部) (構成)図26は、本発明の特徴部の構成図である。C
PU1020は、単一の記憶デバイスとしてのRAM1
090へのコマンド群の読出しや書き込みを動作制御可
能に構成されている。CPU1020は受信したコマン
ドにより特別図柄用か普通図柄用かを識別可能に構成さ
れている。RAM1090には、特別図柄表示制御用コ
マンド群を格納するための特別図柄コマンド群用バッフ
ァ2500と、普通図柄表示制御用コマンド群を格納す
るための普通図柄コマンド群用バッファ2510とが形
成されている。図26に示す例では、特別図柄コマンド
群用バッファ2500にコマンド群S1(特別図柄表示
制御用コマンド群)が格納され、一方、普通図柄コマン
ド群用バッファ2510にコマンド群U1(普通図柄表
示制御用コマンド群)が格納された状態を示している。
【0051】そして、CPU1020は、特別図柄表示
制御用コマンド群を受信した場合にコマンド欠落がある
と判定した場合には、その欠落コマンドに対応する位置
には何も格納せず、欠落せずに受信したコマンドのモー
ド、イベントデータのみを格納する。図28(a)は、
左特別図柄を指定するためのコマンド欠落があった場合
の特別図柄表示制御コマンドの格納例を示している。こ
の場合には、第2のコマンドに対応するモード、イベン
トデータの欄に何も記憶しないようにして他のコマンド
のモード、イベントデータを特別図柄コマンド群用バッ
ファ2500に格納する。
【0052】同様に、CPU1020は、普通図柄表示
制御用コマンド群を受信した場合にコマンド欠落がある
と判定した場合には、その欠落コマンドに対応する位置
には何も格納せず、欠落せずに受信したコマンドのモー
ド、イベントデータのみを格納する。図28(b)は、
左普通図柄を指定するためのコマンド欠落があった場合
の普通図柄表示制御コマンドの格納例を示している。こ
の場合には、第2のコマンドに対応するモード、イベン
トデータの欄に何も記憶しないようにして他のコマンド
のモード、イベントデータを普通図柄コマンド群用バッ
ファ2510に格納する。
【0053】なお、CPU1020は、今回の図柄変動
表示制御を終えると格納してあったコマンド群をクリア
し、新たに受信したコマンド群を対応するバッファに再
度、格納するようにして受信コマンドを蓄積していく。
【0054】(動作)先ず、コマンド群の格納までの動
作を図27を参照して説明する。CPU1020は、ス
テップS2600において主制御部200からのコマン
ド群を受信し、ステップS2610において、このコマ
ンド群が特別図柄表示制御用コマンド群か否かを判定す
る。具体的には、CPU1020は、受信したいずれか
のコマンドのモードデータが「$A0、$B0、$B
1、$B2、$C0」のいずれかであると判定した場合
(Yes)には、特別図柄表示制御用コマンド群を受信
したとしてステップS2620に移行して受信したコマ
ンド群を特別図柄コマンド群用バッファ2500に格納
する。なお、コマンド欠落がある場合には図28(a)
にて説明したように対応するモード・イベントデータ格
納欄には何ら情報を記憶しない。
【0055】一方、CPU1020は、受信したいずれ
かのコマンドのモードデータが「$A0、$B0、$B
1、$B2、$C0」のいずれでもないと判定した場合
(No)には、普通図柄表示制御用コマンド群を受信し
たとしてステップS2630に移行して受信したコマン
ド群を普通図柄コマンド群用バッファ2510に格納す
る。なお、コマンド欠落がある場合には図28(b)に
て説明したように対応するモード・イベントデータ格納
欄には何ら情報を記憶しない。
【0056】かくして、特別図柄表示制御用コマンド群
は特別図柄コマンド群用バッファ2500に格納されて
いく一方、普通図柄表示制御用コマンド群は普通図柄コ
マンド群用バッファ2510に格納されていくことにな
る。
【0057】次に送信不良状態の把握動作について説明
する。なお、CPU1020は、或る定めた規則にした
がって両バッファに格納されたコマンド群を読み出して
この動作を行う。例えば特別図柄表示制御用コマンドを
読み出した後に普通図柄表示制御用コマンドを読み出し
てこの動作を行う等その規則は適宜定め得る。
【0058】(特別図柄表示制御コマンド群に対する送
信不良把握)先ず、特別図柄表示制御コマンド群に対す
る送信不良把握等について説明する。図20はこの動作
概要をまとめた説明図である。図20中「〇」は、送信
不良が無く特別図柄表示制御用コマンドが受信されたこ
とを示し、「×」は、送信不良で特別図柄表示制御用コ
マンドが受信されないこと(コマンド欠落)を示す。し
たがって、ケース0は、各コマンドとも正常に受信され
た通常時の場合を示している。
【0059】(ケース1−1)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンドと図柄停止コマンドとが正常に受信さ
れ、3個の図柄指定コマンドの内の少なくとも1個が送
信不良で受信できない場合である。図21のタイミング
チャートを参照してCPU1020の動作を説明する。
この例では、符号Aで示すように、左図柄指定コマンド
が欠落する場合を想定している。
【0060】CPU1020は、変動パターン指定コマ
ンドを受信して図柄変動表示を開始する。次のタイミン
グ送信されてくるべき左図柄指定コマンドを送信不良で
受信できず、次いで順に中図柄指定コマンド、右図柄指
定コマンドを受信し、図柄停止コマンドを受信すると変
動表示されていた図柄を停止表示する。この際、左図柄
として前回の停止図柄であった左図柄を採用して、その
図柄の上に「×」を表示して停止表示すると共に、左図
柄指定コマンドに通信エラーが生じた旨の表示を行な
う。図29は、この表示例を示したものであり、特別図
柄表示領域2800に「通信エラー発生」のメッセージ
2830を表示すると共に、停止図柄を「012」とし
て前回停止図柄であった「0」を左図柄に採用して表示
しており、また、左図柄に「×」印を付けて他の図柄と
異なる表示態様としている。なお、この場合には普通図
柄表示領域2810には「73」が表示されている。
【0061】したがって、このケース1−1では、CP
U1020は、変動パターン指定コマンドおよび図柄停
止コマンドを受信し、かつ、送信されるべき個数である
3個の図柄指定コマンドが受信されない場合には、3個
の図柄指定コマンドの内の少なくとも1個にコマンド欠
落が発生したと判断する。そして、この欠落した図柄指
定コマンドで本来表示すべき図柄に替えて前回の停止図
柄を表示させると共に、「通信エラー発生」のメッセー
ジ2830を表示をするので、図柄指定コマンドの少な
くとも1つが欠落しても図柄表示が行なわれて遊技進行
上に支障がなく、通信不良通知も行なえる。
【0062】また、CPU1020は、図柄停止コマン
ドの受信を契機として、欠落した左図柄指定コマンドで
表示すべき図柄に替えて表示した前回の停止図柄に
「×」印を付けて、他の図柄と区別可能に表示させるの
で、いずれの図柄を停止表示するように指定したコマン
ドが欠落したかを容易に把握できる。
【0063】(ケース1−2)この場合には、図柄停止
コマンド(および場合によっては図柄指定コマンドの少
なくとも1個)が受信されない場合である。図22のタ
イミングチャートを参照してCPU1020の動作を説
明する。この例では、符号Bで示すように、図柄停止コ
マンドが欠落し、変動パターン指定コマンドと全図柄指
定コマンドとが欠落していない場合を想定している。
【0064】CPU1020は、変動パターン指定コマ
ンドを受信して図柄変動表示を開始する。次いで順に左
図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コ
マンドを受信するが、送信不良によって図柄停止コマン
ドを受信することができない。そこで、CPU1020
は、図柄停止コマンドで変動表示を停止させるのでな
く、変動パターン指定コマンドで指定された経過時間
(T)経過後に変動表示を停止させて図柄停止表示を行
なうと共に、この時点で図柄指定コマンドの通信エラー
が生じた旨の表示を行なう。図30は、この表示例を示
したものであり、特別図柄表示領域2800に停止図柄
「012」を表示させると共に、「通信エラー発生」の
メッセージ2830を表示させている。なお、この場合
にも普通図柄表示領域2810には「73」が表示され
ている。
【0065】また、図22では図柄指定コマンドが欠落
していない場合を想定しているが、少なくとも1個の図
柄指定コマンドが欠落している場合においては、ケース
1−1で示したように、欠落図柄指定コマンドに対応す
る図柄を前回の停止図柄として表示し、これに「×」印
を付けて表示させれば良い。
【0066】したがって、このケース1−2では、CP
U1020は、変動パターン指定コマンドおよび送信さ
れるべき個数である3個の図柄指定コマンドを受信し、
かつ、図柄停止コマンドが受信されない場合には、図柄
停止コマンドの欠落が発生したと判断する。そして、こ
の場合には、図柄変動パターン指定コマンドで指定され
る時間(T)の経過時に図柄の変動表示を停止させると
共に「通信エラー発生」のメッセージ2830を特別図
柄表示領域2800に表示する。
【0067】一方、変動パターン指定コマンドおよび送
信されるべき個数である3個に満たない個数の図柄指定
コマンドを受信し、かつ、図柄停止コマンドが受信され
ない場合には、図柄指定コマンドおよび図柄停止コマン
ドにコマンド欠落が発生したと判断する。そして、この
場合には、変動パターン指定コマンドで指定される時間
(T)の経過時に図柄の変動表示を停止させると共に欠
落した図柄指定コマンドで本来表示すべき図柄に替えて
前回の停止した図柄を表示し、さらに「通信エラー発
生」のメッセージや先に説明したような停止図柄の
「×」印を表示する。
【0068】したがって、このケース1−2では、変動
パターン指定コマンドおよび図柄指定コマンドが正常に
受信されれば、図柄停止コマンドが欠落しても、図柄の
変動表示の停止が行なわれて遊技進行上支障が無く、ま
た図柄停止コマンドの通信不良通知も行なえる。さら
に、図柄指定コマンドの一部が受信されなくても、図柄
の表示に支障がなく図柄停止コマンドや図柄指定コマン
ドの通信不良通知が行なえる。
【0069】(ケース1−3)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンド(および場合によっては図柄指定コマ
ンドの少なくとも1個)が受信されない場合である。図
23のタイミングチャートを参照してCPU1020の
動作を説明する。この例では、符号Cで示すように、変
動パターン指定コマンドが欠落し、全図柄指定コマンド
と図柄停止コマンドとが欠落していない場合を想定して
いる。
【0070】CPU1020は、最初に左図柄指定コマ
ンドを受信する。この際、最初に受信すべき変動パター
ン指定コマンドが欠落したと判定する。この時点で、特
別図柄表示領域2800に図柄停止を行わせると共に
「通信エラー発生」のメッセージを表示する。そして、
順に中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンド、図柄停
止コマンドを受信して、指定図柄で停止させる。図30
は、この表示例を示したものであり、停止図柄として
「012」を表示させると共に、「通信エラー発生」の
メッセージを表示させている。
【0071】また、図23では図柄指定コマンドが欠落
していない場合を想定しているが、少なくとも1個の図
柄指定コマンドが欠落している場合においては、ケース
1−1で示したように、欠落図柄指定コマンドに対応す
る図柄を前回の停止図柄として表示し、これに「×」印
を付けて表示させれば良い。
【0072】したがって、このケース1−3では、CP
U1020は、図柄指定コマンドを最初に受信した場合
には、変動パターン指定コマンドに欠落が発生したと判
断して、図柄指定コマンドが受信されるのを契機として
図柄を停止表示させると共に「通信エラー発生」のメッ
セージを特別図柄表示領域2800に表示をするので、
変動パターン指定コマンドが欠落しても図柄停止表示が
行われて遊技進行上の支障がなく、変動パターン指定コ
マンドの通信不良通知を行なえる。
【0073】また、図23では想定していないが、CP
U1020は、さらに、送信されるべき個数である3個
に満たない個数の図柄指定コマンドを受信した場合に
は、図柄指定コマンドにもコマンド欠落が発生したと判
断する。そして、欠落した図柄指定コマンドで本来表示
すべき図柄に替えて前回停止した図柄を表示すると共
に、図柄指定コマンド欠落が発生した旨の表示をするよ
うにすれば、図23に示す場合において、図柄指定コマ
ンドがさらに欠落しても前回の停止図柄を表示させるの
で遊技進行上に支障が無く、第2のコマンドの送信不良
通知も行なえる。
【0074】(ケース1−4)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンド、左図柄指定コマンド、中図柄指定コ
マンド、右図柄指定コマンドが受信されない場合、換言
すれば、図柄停止コマンドのみが受信される場合であ
る。図24のタイミングチャートを参照してCPU10
20の動作を説明する。この例では、符号D、E、F、
Gで示すように、変動パターン指定コマンド、左図柄指
定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コマンド
が欠落している場合を想定している。
【0075】CPU1020は、最初に図柄停止コマン
ドを受信する。この際、変動パターン指定コマンド、左
図柄指定コマンド、中図柄指定コマンド、右図柄指定コ
マンドが受信されないと判定する。この時点で、図31
に示すように、特別図柄表示領域2800に前回の停止
図柄で左、中、右図柄を停止表示をさせると共に「通信
エラー発生」のメッセージ2830を表示し、さらに、
前回の停止図柄にはいずれも「×」印を付けて表示す
る。なお、普通図柄表示領域2810には「73」を表
示している。
【0076】したがって、このケース1−4では、CP
U1020は、図柄停止コマンドのみを受信した場合、
変動パターン指定コマンドおよび図柄指定コマンドの欠
落が発生したと判断する。そして、図柄停止コマンドが
受信されるのを契機として、欠落した図柄指定コマンド
で表示すべき図柄に替えて前回に停止した左、中,右図
柄を表示させると共に「通信エラー発生」のメッセージ
を特別図柄表示領域2810に表示をするので、変動パ
ターン指定コマンドおよび図柄指定コマンドが欠落して
も前回に停止した左、中、右図柄が停止表示されて遊技
進行上に支障が無く、送信不良通知を行なえる。
【0077】(ケース1−5)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンドおよび図柄停止コマンド(および場合
によっては図柄指定コマンドの少なくとも1個)が受信
されない場合である。図25のタイミングチャートを参
照してCPU1020の動作を説明する。この例では、
符号H、Iで示すように、変動パターン指定コマンド、
図柄停止コマンドが欠落し、図柄指定コマンドが欠落し
ていない場合を想定している。
【0078】CPU1020は、最初に左図柄指定コマ
ンドを受信する。この際、最初に受信すべき変動パター
ン指定コマンドが欠落したと判定する。この時点で、特
別図柄表示領域2800に「通信エラー発生」のメッセ
ージを表示する。次いで順に中図柄指定コマンド、右図
柄指定コマンドを受信するが図柄停止コマンドを受信し
ないので、右図指定コマンド受信後から所定時間経過後
に各指定コマンドで指定された図柄を停止表示する。図
30は、この表示例を示したものであり、特別図柄表示
領域2800に停止図柄として「012」を表示させる
と共に、「通信エラー発生」2830のメッセージを表
示させている。なお、普通図柄表示領域2810には
「73」を表示している。
【0079】また、図25では図柄指定コマンドが欠落
していない場合を想定しているが、少なくとも1個の図
柄指定コマンドが欠落している場合においては、ケース
1−1で示したように、欠落図柄指定コマンドに対応す
る図柄を前回の停止図柄として表示し、これに「×」印
を付けて表示させれば良い。
【0080】したがって、このケース1−5では、CP
U1020は、図柄指定コマンドを最初に受信しその後
図柄停止コマンドを受信しない場合には、変動パターン
指定コマンドおよび図柄停止コマンドのコマンド欠落が
発生したと判断する。そして、受信された図柄指定コマ
ンドで指定される図柄を表示すると共に、図柄指定コマ
ンドが最初に受信されるのを契機として「通信エラー発
生」のメッセージを特別図柄表示領域2800に表示す
るので、変動パターン指定コマンドおよび図柄停止コマ
ンドが欠落しても、図柄表示が行なわれて遊技進行上に
支障が無く、送信不良通知を行なえる。
【0081】また、図25では想定していないが、CP
U1020は、さらに、送信されるべき個数である3個
に満たない個数の図柄指定コマンドを受信した場合に
は、図柄指定コマンドにもコマンド欠落が発生したと判
断する。そして、欠落した図柄指定コマンドで本来表示
すべき図柄に替えて前回の停止した図柄を表示すると共
に、図柄指定コマンド欠落が発生した旨の表示をするよ
うにすれば、図25に示す場合において、図柄指定コマ
ンドがさらに欠落しても前回の停止図柄を表示させるの
で遊技進行上に支障が無く、第2のコマンドの送信不良
通知も行なえる。
【0082】(普通図柄表示制御コマンド群に対する送
信不良把握)次に、普通図柄表示制御コマンド群に対す
る送信不良把握等について説明する。図32はこの動作
概要をまとめた説明図である。図32中「〇」は、送信
不良が無く普通図柄表示制御用コマンドが受信されたこ
とを示し、「×」は、送信不良で普通図柄表示制御用コ
マンドが受信されないこと(コマンド欠落)を示す。し
たがって、ケース0は、各コマンドとも正常に受信され
た通常時の場合を示しており、図33に示すように通常
の普通図柄変動表示の後に停止図柄で停止させ、エラー
通知は行わない。図39はこの表示例であり、普通図柄
表示領域2810には「73」が表示されその背景色は
白色となっている。
【0083】(ケース2−1)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンドと図柄停止コマンドとが正常に受信さ
れ、2個の図柄指定コマンドの内の少なくとも1個が送
信不良で受信できない場合である。図34のタイミング
チャートを参照してCPU1020の動作を説明する。
この例では、符号aで示すように、左図柄指定コマンド
が欠落する場合を想定している。
【0084】CPU1020は、変動パターン指定コマ
ンドを受信して図柄変動表示を開始する。次のタイミン
グ送信されてくるべき左図柄指定コマンドを送信不良で
受信できず、次いで右図柄指定コマンドを受信し、図柄
停止コマンドを受信すると変動表示されていた図柄を停
止表示する。この際、左図柄として前回の停止した左図
柄を採用して停止表示すると共に、左図柄指定コマンド
に通信エラーが生じた旨の表示を行なうようにしても良
い。図40は、この表示例を示したものであり、普通図
柄表示領域2810に前回停止図柄の「7」を左図柄に
採用して停止図柄「73」を表示しており、また、左図
柄に「×」印を付けて他の図柄と異なる表示態様として
いる。更に、普通図柄表示領域2810の背景色を白か
ら赤色に変化してコマンド通信エラーを通知している。
【0085】したがって、このケース2−1では、CP
U1020は、変動パターン指定コマンドおよび図柄停
止コマンドを受信し、かつ、送信されるべき個数である
2個の図柄指定コマンドが受信されない場合には、2個
の図柄指定コマンドの内の少なくとも1個にコマンド欠
落が発生したと判断する。そして、この欠落した図柄指
定コマンドで本来表示すべき図柄に替えて前回の停止図
柄を表示させると共に、背景色を赤色に変化させたりそ
の前回の停止図柄に「×」印を表示をするので、図柄指
定コマンドの少なくとも1つが欠落したことが分かる。
【0086】(ケース2−2)この場合には、図柄停止
コマンド(および場合によっては図柄指定コマンドの少
なくとも1個)が受信されない場合である。図35のタ
イミングチャートを参照してCPU1020の動作を説
明する。この例では、符号bで示すように、図柄停止コ
マンドが欠落し、変動パターン指定コマンドと両図柄指
定コマンドとが欠落していない場合を想定している。
【0087】CPU1020は、変動パターン指定コマ
ンドを受信して図柄変動表示を開始する。次いで順に左
図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドを受信するが、
送信不良によって図柄停止コマンドを受信することがで
きない。そこで、CPU1020は、図柄停止コマンド
で変動表示を停止させるのでなく、変動パターン指定コ
マンドで指定された経過時間(T:図18参照)経過後
に変動表示を停止させて図柄停止表示を行なうと共に、
この時点で図柄指定コマンドの通信エラーが生じた旨の
表示を行なう。図41は、この表示例を示したものであ
り、普通図柄表示領域2810に停止図柄として「7
3」を点滅表示させると共に、普通図柄表示領域281
0の背景色を白色から赤色に変化させてコマンド通信エ
ラーを通知している。
【0088】また、図35では図柄指定コマンドが欠落
していない場合を想定しているが、少なくとも1個の図
柄指定コマンドが欠落している場合においては、ケース
2−1で示したように、欠落図柄指定コマンドに対応す
る図柄を前回の停止図柄として表示し、これに「×」印
を付けて表示させれば良い。
【0089】したがって、このケース2−2では、CP
U1020は、変動パターン指定コマンドおよび送信さ
れるべき個数である2個の図柄指定コマンドを受信し、
かつ、図柄停止コマンドが受信されない場合には、図柄
停止コマンドの欠落が発生したと判断する。そして、こ
の場合には、図柄変動パターン指定コマンドで指定され
る時間(T)の経過時に図柄の変動表示を停止させ、エ
ラー報知の一態様として停止図柄を点滅表示させると共
に普通図柄表示領域2810の背景色を白色から赤色に
変化させる。
【0090】一方、変動パターン指定コマンドおよび送
信されるべき個数である2に満たない個数の図柄指定コ
マンドを受信し、かつ、図柄停止コマンドが受信されな
い場合には、図柄指定コマンドおよび図柄停止コマンド
にコマンド欠落が発生したと判断する。そして、この場
合には、変動パターン指定コマンドで指定される時間
(T)の経過時に図柄の変動表示を停止させると共に欠
落した図柄指定コマンドで本来表示すべき図柄に替えて
前回の停止した図柄を表示し、さらに背景色の変更や先
に説明したような停止図柄の上に「×」印を表示する。
【0091】したがって、このケース2−2では、変動
パターン指定コマンドおよび図柄指定コマンドが正常に
受信されれば、図柄停止コマンドが欠落しても、図柄の
変動表示の停止が行なわれて遊技進行上支障が無く、ま
た図柄停止コマンドの通信不良通知も行なえる。さら
に、図柄指定コマンドの一部が受信されなくても、図柄
の表示に支障がなく図柄停止コマンドや図柄指定コマン
ドの通信不良通知が行なえる。
【0092】(ケース2−3)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンド(および場合によっては図柄指定コマ
ンドの少なくとも1個)が受信されない場合である。図
36のタイミングチャートを参照してCPU1020の
動作を説明する。この例では、符号cで示すように、変
動パターン指定コマンドが欠落し、両図柄指定コマンド
と図柄停止コマンドとが欠落していない場合を想定して
いる。
【0093】CPU1020は、最初に左図柄指定コマ
ンドを受信する。この際、最初に受信すべき変動パター
ン指定コマンドが欠落したと判定する。この時点で、普
通図柄表示領域2810の背景色を白色から赤色に変化
させる。そして、順に右図柄指定コマンド、図柄停止コ
マンドを受信して、指定図柄で停止させる。図41は、
この表示例を示したものであり、停止図柄として「7
3」を表示させると共に、普通図柄表示領域2810の
背景色を白色から赤色に変化させる。
【0094】また、図36では図柄指定コマンドが欠落
していない場合を想定しているが、少なくとも1個の図
柄指定コマンドが欠落している場合においては、ケース
2−1で示したように、欠落図柄指定コマンドに対応す
る図柄を前回の停止図柄として表示し、これに「×」印
を付けて表示させれば良い。
【0095】したがって、このケース2−3では、CP
U1020は、図柄指定コマンドを最初に受信した場合
には、変動パターン指定コマンドに欠落が発生したと判
断して、図柄指定コマンドが受信されるのを契機として
図柄を停止表示させると共に普通図柄表示領域2810
の表示色を変化させるので、変動パターン指定コマンド
の通信不良通知を行なえる。
【0096】また、図36では想定していないが、CP
U1020は、さらに、送信されるべき個数である2個
に満たない個数の図柄指定コマンドを受信した場合に
は、図柄指定コマンドにもコマンド欠落が発生したと判
断する。そして、欠落した図柄指定コマンドで本来表示
すべき図柄に替えて前回の停止した図柄を表示すると共
に、図柄指定コマンド欠落が発生した旨の表示をするよ
うにすれば、図36に示す場合において、図柄指定コマ
ンドがさらに欠落しても前回の停止図柄を表示させるの
で遊技進行上に支障が無く、第2のコマンドの送信不良
通知も行なえる。
【0097】(ケース2−4)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンド、左図柄指定コマンド、右図柄指定コ
マンドが受信されない場合、換言すれば、図柄停止コマ
ンドのみが受信される場合である。図37のタイミング
チャートを参照してCPU1020の動作を説明する。
この例では、符号d、e、fで示すように、変動パター
ン指定コマンド、左図柄指定コマンド、右図柄指定コマ
ンドが欠落している場合を想定している。
【0098】CPU1020は、最初に図柄停止コマン
ドを受信する。この際、変動パターン指定コマンド、左
図柄指定コマンド、右図柄指定コマンドが受信されない
と判定する。この時点で、図42に示すように、普通図
柄表示領域2810に前回の停止した左、右図柄を停止
表示をさせると共に背景色を白色から赤色に変化させ
て、さらに、前回の停止図柄にはいずれも「×」印を付
けて表示する。
【0099】したがって、このケース2−4では、CP
U1020は、図柄停止コマンドのみを受信した場合、
変動パターン指定コマンドおよび図柄指定コマンドの欠
落が発生したと判断する。そして、図柄停止コマンドが
受信されるのを契機として、欠落した図柄指定コマンド
で表示すべき図柄に替えて前回の停止した左、右図柄を
表示させると共に、普通図柄表示領域2810の背景色
を変化させるので、変動パターン指定コマンドおよび図
柄指定コマンドが欠落しても前回に停止した左、右図柄
が停止表示されて遊技進行上に支障が無く、送信不良通
知を行なえる。
【0100】(ケース2−5)この場合には、変動パタ
ーン指定コマンドおよび図柄停止コマンド(および場合
によっては図柄指定コマンドの少なくとも1個)が受信
されない場合である。図38のタイミングチャートを参
照してCPU1020の動作を説明する。この例では、
符号h、iで示すように、変動パターン指定コマンド、
図柄停止コマンドが欠落し、図柄指定コマンドが欠落し
ていない場合を想定している。
【0101】CPU1020は、最初に左図柄指定コマ
ンドを受信する。この際、最初に受信すべき変動パター
ン指定コマンドが欠落したと判定する。この時点で、普
通図柄表示領域2810の背景色を白色から赤色に変化
させる。次いで順に右図柄指定コマンドを受信するが図
柄停止コマンドを受信しないので、左図指定コマンド受
信後から所定時間経過後に各指定コマンドで指定された
図柄を停止表示する。図41は、この表示例を示したも
のであり、普通図柄表示領域2810に停止図柄「7
3」を表示させると共に、その背景色を白色から赤色に
変化させる。
【0102】また、図38では図柄指定コマンドが欠落
していない場合を想定しているが、少なくとも1個の図
柄指定コマンドが欠落している場合においては、ケース
2−1で示したように、欠落図柄指定コマンドに対応す
る図柄として前回に停止した図柄を表示し、これに
「×」印を付けて表示させれば良い。
【0103】したがって、このケース2−5では、CP
U1020は、図柄指定コマンドを最初に受信しその後
図柄停止コマンドを受信しない場合には、変動パターン
指定コマンドおよび図柄停止コマンドのコマンド欠落が
発生したと判断する。そして、受信された図柄指定コマ
ンドで指定される図柄を表示すると共に、図柄指定コマ
ンドが最初に受信されるのを契機として普通図柄表示領
域2810の背景色を変化させるので、変動パターン指
定コマンドおよび図柄停止コマンドが欠落しても、図柄
表示が行なわれて遊技進行上に支障が無く、送信不良通
知を行なえる。
【0104】また、図38では想定していないが、CP
U1020は、さらに、送信されるべき個数である2個
に満たない個数の図柄指定コマンドを受信した場合に
は、図柄指定コマンドにもコマンド欠落が発生したと判
断する。そして、欠落した図柄指定コマンドで本来表示
すべき図柄に替えて前回の停止した図柄を表示すると共
に、図柄指定コマンド欠落が発生した旨の表示をするよ
うにすれば、図38に示す場合において、図柄指定コマ
ンドがさらに欠落しても前回の停止図柄を表示させるの
で遊技進行上に支障が無く、第2のコマンドの送信不良
通知も行なえる。
【0105】以上説明してきたように本発明の実施形態
によれば、主制御部200が特定遊技状態を生起させる
か否かの抽選に関する表示制御を行わせるための第1の
コマンド群と、準特定遊技状態を生起させるか否かの抽
選に関する表示制御を行わせるための第2のコマンド群
とを送信し、CPU1020は、第1のコマンド群と第
2のコマンド群とをそれぞれに対応する個別の領域に格
納し、格納された両コマンド群に基づいて送信不良状況
を把握するので、各種の抽選結果に関する情報を表示制
御するためのコマンド群の通信不良を把握することが可
能になる。
【0106】また、CPU1020は、単一の記憶デバ
イスであるRAM1090の個別の格納領域(250
0、2510)に第1のコマンド群と第2のコマンド群
とを分けて格納するので簡単な構成でコマンド蓄積状態
が整理される。また、CPU1020は、送信不良状況
把握結果に応じた通知態様で送信不良状況を通知するの
で送信不良が容易に把握することができる。また、特別
図柄、普通図柄のコマンド送信用の信号線及び表示装置
を共用化しているので部品の簡略化が図れる。
【0107】以上本発明の実施の形態について説明した
が、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で上記実施形態に
種々の変形や変更を施すことが可能となる。例えば、背
景色の変化以外に7セグメントLED表示部からなる、
普通図柄表示領域2810の近傍に、丸等の所定形状ド
ットマトリクス表示部によって点灯表示するようにして
エラー通知すること、等が挙げられる。
【0108】なお、以上の説明では、遊技機としてパチ
ンコ機を例にとり説明してきたが、パチスロ機はもちろ
んのこと、他の遊技機に対しても適用可能であることは
いうまでもない。
【0109】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、各種の抽選結果に関する情報を表示制御するための
コマンド群の通信不良を把握することが可能になるとい
う効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遊技盤10の模式的な説明図である。
【図2】遊技機の制御ブロック図である。
【図3】各種抽選結果表示装置100のブロック構成図
である。
【図4】キャラクタROMメモリマップ、パレットデー
タの説明図である。
【図5】コマンド送受信のタイミングを示すタイミング
チャートである。
【図6】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図7】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図8】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図9】コマンドデータテーブル領域202に格納され
るコマンドの説明図である。
【図10】遊技機の遊技制御動作を説明するためのゼネ
ラルフローチャートである。
【図11】各種抽選結果表示装置100のCPU102
0の制御動作を説明するためのフローチャートである。
【図12】コマンドのデータ構造の説明図である。
【図13】図柄表示のためのコマンド送信タイミングを
示すタイミングチャートである。
【図14】コマンド送信を説明するための説明図であ
る。
【図15】普通図柄表示制御用のコマンドデータの説明
図である。
【図16】普通図柄表示制御用コマンド群の送信タイミ
ングを示すタイミングチャートである。
【図17】普通図柄表示制御用コマンド群の説明図であ
る。
【図18】各コマンドの送信タイミングの説明図であ
る。
【図19】普通図柄表示制御用コマンド群のコマンド送
信の様子を示す説明図である。
【図20】動作概要をまとめた説明図である。
【図21】第1−1のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図22】第1−2のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図23】第1−3のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図24】第1−4のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図25】第1−5のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図26】主要部の構成図である。
【図27】動作の説明図である。
【図28】動作の説明図である。
【図29】送信不良発生時のメッセージ表示例の説明図
である。
【図30】送信不良発生時のメッセージ表示例の説明図
である。
【図31】送信不良発生時のメッセージ表示例の説明図
である。
【図32】動作概要をまとめた説明図である。
【図33】コマンド欠落無しのケースの動作説明をする
ためのタイミングチャートである。
【図34】第2−1のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図35】第2−2のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図36】第2−3のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図37】第2−4のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図38】第2−5のケースの動作説明をするためのタ
イミングチャートである。
【図39】通常時の表示の説明図である。
【図40】エラー発生時の表示の説明図である。
【図41】エラー発生時の表示の説明図である。
【図42】エラー発生時の表示の説明図である。
【符号の説明】
10 遊技盤 100 各種抽選結果表示装置 102 普通図柄作動ゲート 104 特別図柄始動口 106 大入賞口 110 ランプ表示装置 112 ランプ表示装置 114 アウト口 116 効果音発生装置 120 開閉部材 200 主制御部 201 ROM 202 コマンドデータテーブル領域 203 RAM 210 入力ポート 213 リセット回路 212 電源回路 215 出力ポート 300 始動口作動ソレノイド 302 大入賞口作動ソレノイド 304 特別図柄始動スイッチ 306 普通図柄作動スイッチ 308 大入賞口スイッチ 1020 CPU 1040 プログラムROM 1060 画像処理用LSI 1080 ビデオRAM 1090 RAM 1100 LCDパネル用インターフェイス回路 1120 LCDパネル 1140 データ受信回路 1160 電源回路 1180 キャラクタROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種の抽選を行いこの抽選に関する情報
    を表示するように構成された遊技機において、 遊技動作を統括する主制御手段は、 特定遊技状態を生起させるか否かの抽選に関する表示制
    御を行わせるための第1のコマンド群と、準特定遊技状
    態を生起させるか否かの抽選に関する表示制御を行わせ
    るための第2のコマンド群とを副制御手段に送信する送
    信手段を備え、 表示装置の動作制御を行う前記副制御手段は、 第1のコマンド群と第2のコマンド群とをそれぞれに対
    応する個別の領域に格納する格納手段と、 格納された両コマンド群に基づいて送信不良状況を把握
    する送信状況把握手段と、を備えたことを特徴とする遊
    技機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の遊技機において、 前記格納手段は、 単一の記憶デバイスの個別の格納領域に前記第1のコマ
    ンド群と前記第2のコマンド群とを分けて格納する手段
    であることを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】 請求項1および2の内のいずれか一項に
    記載の遊技機において、 前記送信不良状況把握手段による把握結果に応じた通知
    態様で送信不良状況を前記各種抽選に関する情報を表示
    する単一の表示装置にて通知する通知手段を備えたこと
    を特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】 請求項1、2および3の内のいずれか一
    項に記載の遊技機において、 前記第1のコマンド群と前記第2のコマンド群の送信用
    信号線は共用するように構成されていることを特徴とす
    る遊技機。
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