JP2001070589A - 遊技機の制御装置 - Google Patents

遊技機の制御装置

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JP2001070589A JP25083199A JP25083199A JP2001070589A JP 2001070589 A JP2001070589 A JP 2001070589A JP 25083199 A JP25083199 A JP 25083199A JP 25083199 A JP25083199 A JP 25083199A JP 2001070589 A JP2001070589 A JP 2001070589A
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誠 保谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御用コマンドを送信する信号線の異常を検
出することができる遊技機の制御装置を提供すること。 【解決手段】 エラーコマンド81の2バイト目は、1
ビット置きにセット及びリセットされた「55H(0101
0101B)」とされているので、表示用制御基板Dがエラ
ーコマンド81を正確に受信してエラー表示をすれば、
制御用コマンドを送信する信号線に信号線同士のブリッ
ジ(短絡)がないことを確認することができる。また、
エラー解除コマンド82の2バイト目は、エラーコマン
ド81に対してビット反転された「2AH(00101010
B)」とされているので、表示用制御基板Dがエラーコ
マンド81と共に、エラー解除コマンド82を正確に受
信してエラー表示をエラー前の元の表示に戻すことがで
きれば、制御用コマンドを送信する信号線に断線がない
ことを確認することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機など
に代表される遊技機の制御装置に関し、特に、制御用コ
マンドを送信する信号線の異常を検出することができる
遊技機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機の遊技の制御を行う主制御
基板には、賞球や貸し球の払い出し制御を行う払出制御
基板や、効果音の出力制御を行う効果音制御基板、図柄
の変動表示等の表示制御を行う表示用制御基板などが接
続されている。これら各基板のうち、特に表示用制御基
板の制御は、主制御基板から表示用制御基板へ送信され
る制御用コマンドにより行われる。この制御用コマンド
は、同一の変動部分については同一の制御用コマンドで
制御できるようにするために細分化されている。
【0003】図柄の変動表示を行う表示装置が上段・中
段・下段の3行で構成され、その3行の各行毎に右から
左へ横方向にスクロールしながら変動表示が行われる場
合には、例えば、図16に示すように、主制御基板から
表示用制御基板へ制御用コマンド(1)〜(10)が送
信され、一連の図柄の変動表示が行われる。
【0004】まず、制御用コマンド(1)により、上段
・中段・下段の全3行について図柄の変動表示が開始さ
れる。次に、図柄の差し替えが、制御用コマンド(2)
により上段の図柄ついて、制御用コマンド(3)により
中段の図柄ついて、制御用コマンド(4)により下段の
図柄について、それぞれ行われる。制御用コマンド
(5)によって、高速変動されている全3行の変動表示
がそれぞれ減速され、制御用コマンド(6)により、上
段及び下段の表示が左右に行きつ戻りつ繰り返し変動さ
れると共に、中段の変動表示が中速変動とされる。更
に、制御用コマンド(7)により、中段の変動表示が低
速変動とされ、その後、制御用コマンド(8)により上
段の変動表示が停止され、制御用コマンド(9)により
下段の変動表示が停止され、制御用コマンド(10)に
より中段の変動表示が停止される。これにより3行すべ
ての変動表示が停止し、一連の変動表示が終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 このように変動表示
を制御する制御用コマンドは、変動表示の状態が変化す
る各ポイント毎に主制御基板から表示用制御基板へ送信
されるので、変動表示の殆どの制御を主制御基板で行う
ことになってしまう。このため主制御基板の制御負担が
大きくなって、主制御基板で実行される他の制御に支障
を来したり、或いは、変動表示の制御のために、容量に
制限のある主制御基板のプログラム容量やデータ容量を
増大させて、主制御基板のプログラム開発を困難にさせ
てしまう。
【0006】そこで、本願出願人は、特願平11−16
4210号(未公知)において、主制御基板から送信さ
れる制御用コマンドを最小3種類で構成して、変動表示
を制御する遊技機の制御装置を発明した。最小3種類の
制御用コマンドは、変動表示を開始させると共に、その
変動表示の一連の変動パターンを指定する変動パターン
指定コマンドと、変動表示の終了時にLCDディスプレ
イへ停止表示される停止図柄を指定する停止図柄指定コ
マンドと、変動表示の終了タイミングを指定する図柄停
止コマンドとによって構成される。
【0007】かかる発明によれば、変動パターン指定コ
マンドによって一連の変動パターンを一度に指定するこ
とができるので、変動表示の状態が変化する各ポイント
毎に主制御基板から制御用コマンドを送信する必要がな
く、主制御基板による変動表示の制御負担を軽減するこ
とができる。よって、変動表示の制御のために主制御基
板に搭載されるプログラム容量やデータ容量を減少させ
て、主制御基板のプログラム開発を容易にすることがで
きるのである。
【0008】ここで、制御用コマンドを送信する信号線
に、短絡(信号線同士のブリッジ)や断線などの異常が
あると、主制御基板から表示用制御基板へ制御用コマン
ドを正確に送信することができず、変動表示の制御に支
障を来してしまうという問題点がある。
【0009】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、制御用コマンドを送信する信号線
の異常を検出することができる遊技機の制御装置を提供
することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機の制御装置は、図柄等を表示
する表示装置と、遊技の制御を行う主制御基板と、その
主制御基板から送信される制御用コマンドに基づいて前
記表示装置に図柄の変動表示等を行わせる表示用制御基
板とを備え、更に、エラーの発生時にそのエラーの発生
を報せるエラーコマンドを前記制御用コマンドとして前
記表示用制御基板へ送信する前記主制御基板に設けられ
たコマンド送信手段と、そのコマンド送信手段によって
送信されたエラーコマンドを受信した場合に所定のエラ
ー表示を行う前記表示用制御基板に設けられたエラー表
示手段とを備えており、前記エラーコマンドの少なくと
も1バイトは、1ビット置きにセット及びリセットされ
たビットデータで構成されている。
【0011】この請求項1記載の遊技機の制御装置によ
れば、エラーが発生すると、そのエラーの発生を報せる
エラーコマンドが、コマンド送信手段によって、主制御
基板から表示用制御基板へ制御用コマンドとして送信さ
れる。エラーコマンドが表示用制御基板によって受信さ
れると、表示用制御基板のエラー表示手段によって所定
のエラー表示が行われる。エラーコマンドは、少なくと
も1バイトが1ビット置きにセット及びリセットされた
ビットデータで構成されているので、そのエラーコマン
ドが表示用制御基板によって正確に受信される場合に
は、制御用コマンドを送信する信号線に異常はない。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や他の遊技機に用
いることは、当然に可能である。
【0013】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞する
ことにより5個から15個の球が払い出される複数の入
賞口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、
複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶
(LCD)ディスプレイ3が設けられている。このLC
Dディスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されてお
り、3分割された各表示領域において、それぞれ右から
左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行わ
れる。
【0014】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動口(第1種始動口)4が設けられ、打球がこの図柄作
動口4を通過することにより、前記したLCDディスプ
レイ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方に
は、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この
特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示
結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致す
る場合に、大当たりとなって、打球が入賞しやすいよう
に所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、
打球が10個入賞するまで)開放される入賞口である。
この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが設けられてお
り、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾーン5a内を
通過すると、継続権が成立して、特定入賞口5の閉鎖
後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又は、特定入
賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放される。こ
の特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回(16ラウ
ンド)繰り返し可能にされており、開閉動作の行われ得
る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態
(特別遊技状態)である。
【0015】図2は、かかるパチンコ機Pの電気的構成
を示したブロック図である。パチンコ機Pの主制御基板
Cには、演算装置であるMPU11と、そのMPU11
により実行される各種の制御プログラムや固定値データ
を記憶したROM12と、各種のデータ等を一時的に記
憶するためのメモリであるRAM13とが搭載されてい
る。図9から図11に示すフローチャートのプログラム
は、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶さ
れている。
【0016】RAM13は、送信バッファ13aと、コ
マンドカウンタ13bと、エラーコマンド送信済フラグ
13cとを備えている。送信バッファ13aは、LCD
ディスプレイ3の変動表示の制御のために、主制御基板
Cから表示用制御基板Dへ送信される制御用コマンドを
記憶するためのバッファである。制御用コマンドは2バ
イトで構成されるので、この送信バッファ13aも2バ
イトで構成される。送信バッファ13aへセット(書き
込み)された制御用コマンドは、タイマ割込処理によっ
て、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0017】図3は、LCDディスプレイ3の表示画面
を9つの表示領域に分割した様子を示した図である。前
記した通り、本実施例の変動表示は、横方向に3分割さ
れた3つの表示領域3a,3b,3cにおいて、それぞ
れ矢印A方向へ横方向にスクロールしながら行われる。
この横方向に3分割された3つの表示領域3a,3b,
3cを、縦方向に更に3分割して9つの表示領域3a
1,・・・,3c3とし、その9つの表示領域3a1,
・・・,3c3に対して、図3に示すように、それぞれ
表示される「図柄1〜図柄9」の9つの図柄番号32a
が付されている。
【0018】図2に示すコマンドカウンタ13bは、制
御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
(図5参照)が指定するLCDディスプレイ3の表示領
域3a1〜3c3を示すためのカウンタであり、「1〜
10」の範囲で「1」ずつ更新される。コマンドカウン
タ13bの値が「1〜9」の範囲内にある場合には、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する図柄番号32
a(図5参照)の表示領域3a1〜3c3が指定され
る。また、コマンドカウンタ13bの値が「10」であ
る場合には、いずれの表示領域も指定されない。
【0019】エラーコマンド送信済フラグ13cは、エ
ラーの発生時に、図8に示すエラーコマンド81を主制
御基板Cから表示用制御基板Dへ送信したことを示すた
めのフラグであり、図11に示すエラーコマンド送信処
理(S20)において、エラーコマンド81を送信バッ
ファ13aへセットした後にオンされる(S85)。エ
ラーコマンド送信済フラグ13cがオンされている場合
には、エラー解除コマンド82を除く、他のすべての制
御用コマンドの送信が待機される(S83:Yes,S
30:Yes)。一旦オンされたエラーコマンド送信済
フラグ13cは、エラーの解消により、エラー解除コマ
ンド82を送信バッファ13aへセットした後にオフさ
れる(S88)。なお、前記したように、送信バッファ
13aへセットされた制御用コマンドは、タイマ割込処
理によって、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信され
る。エラーコマンド81及びエラー解除コマンド82の
詳細については後述する。
【0020】図2に示すように、これらMPU11、R
OM12、RAM13は、バスライン14を介して互い
に接続されており、バスライン14は、また、入出力ポ
ート15にも接続されている。この入出力ポート15は
表示用制御基板Dや他の入出力装置16と接続されてい
る。主制御基板Cは、入出力ポート15を介して、表示
用制御基板Dや他の入出力装置16へ各種コマンドを送
り、それら各装置を制御する。なお、主制御基板Cと表
示用制御基板Dとの接続は、入力および出力が固定的な
2つのバッファ(インバータゲート)17,28を介し
て行われている。よって、主制御基板Cと表示用制御基
板Dとの間における制御用コマンドの送受信は、主制御
基板Cから表示用制御基板Dへの一方向にのみ行われ、
表示用制御基板Dから主制御基板Cへ制御用コマンド等
を送信することはできない。
【0021】表示用制御基板Dは、MPU21と、プロ
グラムROM22と、ワークRAM23と、ビデオRA
M24と、キャラクタROM25と、画像コントローラ
26と、入力ポート29と、出力ポート27とを備えて
いる。入力ポート29の入力にはインバータゲート28
の出力が接続され、その入力ポート29の出力は、MP
U21、プログラムROM22、ワークRAM23を接
続するバスラインと接続されている。また、出力ポート
27の入力には画像コントローラ26が接続され、その
出力ポート27の出力にはLCDディスプレイ3が接続
されている。
【0022】表示用制御基板DのMPU21は、主制御
基板Cから送信される制御用コマンドに基づいて、LC
Dディスプレイ3の(変動)表示を制御するためのもの
であり、プログラムROM22には、このMPU21に
より実行される各種の制御プログラムが記憶されてい
る。図12及び図13に示すフローチャートのプログラ
ムは、制御プログラムの一部としてプログラムROM2
2内に記憶されている。
【0023】ワークRAM23は、MPU21による各
種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラ
グが記憶されるメモリであり、受信バッファ23aと、
コマンド受信フラグ23bと、9つの停止図柄1〜9メ
モリ23c〜23kと、エラー表示中フラグ23lとを
備えている。
【0024】受信バッファ23aは、主制御基板Cから
送信される制御用コマンドを受信するためのバッファで
ある。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、受
信バッファ23aも同様に2バイトで構成される。コマ
ンド受信フラグ23bは、新たな制御用コマンドが受信
バッファ23aへ記憶された場合にオンされるフラグで
ある。コマンド受信フラグ23bがオンされていると、
受信バッファ23aに記憶される制御用コマンドが読み
出され、その読み出された制御用コマンドに基づいて、
LCDディスプレイ3の変動表示の制御が行われる。一
旦オンされたコマンド受信フラグ23bは、受信バッフ
ァ23aから制御用コマンドを読み出す際にオフされ
る。
【0025】停止図柄1〜9メモリ23c〜23kは、
制御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
によって送信される停止図柄の図柄コード32b(図5
参照)を記憶するためのメモリであり、LCDディスプ
レイ3の9つの表示領域3a1〜3c3(図3参照)に
対応してそれぞれ1つ、合計9つの停止図柄1〜9メモ
リ23c〜23kが設けられている。なお、停止図柄1
〜9メモリ23c〜23kの詳細については後述する。
【0026】エラー表示中フラグ23lは、LCDディ
スプレイ3でエラー表示を行う場合にオンされるフラグ
である。主制御基板Cから送信されるエラーコマンド8
1を表示用制御基板Dが受信すると、LCDディスプレ
イ3でエラー表示が行われるが、かかるエラー表示が行
われている間中、エラー表示中フラグ23lはオンされ
る。このエラー表示中フラグ23lがオンされている場
合には、エラーコマンド81を受信しても、既にエラー
表示が行われているので、エラー表示のための各処理
(S60,S61)の実行がスキップされる。逆に、エ
ラー表示中フラグ23lがオフされている場合にはエラ
ー表示は行われていないので、エラー解除コマンド82
を受信しても、エラー表示を復帰するための各処理(S
63,S64)の実行はスキップされる。なお、一旦オ
ンされたエラー表示中フラグ23lは、エラー解除コマ
ンド82を受信することによって、エラー表示をそのエ
ラー表示前の状態に戻した後にオフされる(S64)。
【0027】ビデオRAM24は、LCDディスプレイ
3に表示される表示データが記憶されるメモリであり、
このビデオRAM24の内容を書き換えることにより、
LCDディスプレイ3の表示内容が変更される。即ち、
各表示領域3a1〜3c3における図柄の変動表示は、
ビデオRAM24の内容が書き換えられることにより行
われる。キャラクタROM25は、LCDディスプレイ
3に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶する
ためのメモリである。画像コントローラ26は、MPU
21、ビデオRAM24、出力ポート27のそれぞれの
タイミングを調整して、データの読み書きを介在すると
ともに、ビデオRAM24に記憶される表示データをキ
ャラクタROM25を参照して所定のタイミングでLC
Dディスプレイ3に表示させるものである。
【0028】次に、図4から図8を参照して、変動表示
の制御のために主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送
信される制御用コマンドについて説明する。制御用コマ
ンドは、変動パターン指定コマンド31と、停止図柄指
定コマンド32と、図柄停止コマンド33と、エラーコ
マンド81と、エラー解除コマンド82との合計5種類
のコマンドによって構成される。なお、制御用コマンド
は2バイトで構成されるので、その1バイト目と2バイ
ト目のコマンドコードを区別するために、1バイト目の
コマンドコードは最上位ビットがセットされ、2バイト
目のコマンドコードは最上位ビットがリセットされてい
る。
【0029】図4は、変動パターン指定コマンド31の
コマンドコードと、そのコマンド内容とを示した図であ
る。変動パターン指定コマンド31は、変動表示を開始
させると共に、変動表示の開始から終了までの一連の変
動パターンを指定するためのコマンドである。1バイト
目のコマンドコードは「C0H」または「C1H」とさ
れており、合計56種類の変動パターンが用意されてい
る。
【0030】なお、変動パターン指定コマンド31によ
って指定される変動表示の制御は、その変動パターン指
定コマンド31を受信した表示用制御基板Dによって行
われるので、表示用制御基板Dの制御プログラムの内容
を変更することにより、同一コードの変動パターン指定
コマンド31に対する変動表示の内容を変更することが
できる。即ち、主制御基板Cの制御プログラムを変更す
ることなく、表示用制御基板Dの制御プログラムを変更
するだけで、変動表示の内容を変更することができるの
である。
【0031】図5(a)は、停止図柄指定コマンド32
のコマンドコードと、そのコマンドコードによって指定
される図柄番号32aとの対応関係を示した図である。
前記した通り、各図柄番号32aには、図3に示す各表
示領域3a1〜3c3がそれぞれ対応付けされている。
また、図5(b)は、20種類の図柄コード32bと図
柄名32cとの対応関係を示した図である。
【0032】停止図柄指定コマンド32は、変動パター
ン指定コマンド31で指定された変動パターンの変動表
示の終了時に、LCDディスプレイ3の各表示領域3a
1〜3c3にそれぞれ停止表示される図柄を指定するた
めのコマンドである。停止図柄指定コマンド32は、変
動パターン指定コマンド31が送信され変動表示が開始
された後に、LCDディスプレイ3の9つの表示領域3
a1〜3c3のそれぞれに対して、主制御基板Cから表
示用制御基板Dへ送信される。
【0033】この停止図柄指定コマンド32は、変動パ
ターン指定コマンド31と同様に2バイトで構成されて
いる。停止図柄指定コマンド32の1バイト目には、図
柄1〜9の表示領域3a1〜3c3を指定するコマンド
コードがセットされる。図5(a)に示すように、停止
図柄指定コマンド32の1バイト目のコマンドコードが
「90H」であれば図柄1の表示領域3a1が、「A0
H」であれば図柄2の表示領域3b1が、・・・、「B
2H」であれば図柄9の表示領域3c3が、それぞれ指
定される。停止図柄指定コマンド32の2バイト目に
は、1バイト目のコマンドコードで指定した図柄1〜9
の表示領域3a1〜3c3に停止表示される図柄の図柄
コード32bがセットされる。即ち、図5(b)に示す
ように、停止表示される図柄が「タコ」である場合には
「10H」が、「ハリセンボン」である場合には「11
H」が、・・・、「サメ(2)」である場合には「23
H」が、それぞれ停止図柄指定コマンド32の2バイト
目のコードとしてセットされる。
【0034】表示用制御基板Dは、停止図柄指定コマン
ド32を受信すると、実行中の変動パターンを考慮した
上で、停止図柄指定コマンド32で指定された図柄コー
ド32bの図柄で変動表示が終了するように、変動中の
図柄を差し替える。この図柄の差し替えは、変動表示が
高速変動されている場合に限って行われるので、遊技者
に図柄の差し替えが行われたことを気づかれることがな
い。
【0035】図5(b)に示すように、各図柄にはすべ
て異なった図柄コード32bが付与されている。特に、
図柄名32c「サメ(1)」と「サメ(2)」とは、L
CDディスプレイ3に全く同じ図柄として表示される
が、図5(b)に示すように、両図柄には「13H」と
「23H」との異なった図柄コード32bが付与されて
いる。同様に、図柄名32c「貝(1)」〜「貝(1
0)」も、LCDディスプレイ3に全く同じ図柄として
表示されるが、図5(b)に示すように、「19H」〜
「22H」の異なった図柄コード32bが付与されてい
る。
【0036】図6は、かかる上段・中段・下段の各段の
仮想図柄リール41〜43の構成を模式的に示した図で
ある。図6(a)には、LCDディスプレイ3の上段の
表示領域3aで変動表示される上段の仮想図柄リール4
1の構成が模式的に図示されている。図6(a)に示す
ように、上段の仮想図柄リール41には、18種類の図
柄が「貝(9)」,「カニ」,「貝(8)」,・・・,
「タコ」の順に配列されており、最終の「タコ」の図柄
の次には、先頭の図柄に戻って「貝(9)」,「カ
ニ」,「貝(8)」,・・・の各図柄が配列される。上
段の仮想図柄リール41は、かかる図柄の配列順に、L
CDディスプレイ3の上段の表示領域3aで変動表示さ
れる。
【0037】同様に、図6(c)には、LCDディスプ
レイ3の下段の表示領域3cで変動表示される下段の仮
想図柄リール43の構成が模式的に図示されている。図
6(c)に示すように、下段の仮想図柄リール43に
は、上段の仮想図柄リール41の配列と全く逆の配列
で、18種類の図柄が「タコ」,「貝(1)」,「ハリ
センボン」,・・・,「貝(9)」の順に配列されてい
る。最終の「貝(9)」の図柄の次には、先頭の図柄に
戻って「タコ」,「貝(1)」,「ハリセンボン」,・
・・の各図柄が配列される。下段の仮想図柄リール43
は、かかる図柄の配列順に、LCDディスプレイ3の下
段の表示領域3cで変動表示される。
【0038】図6(b)には、LCDディスプレイ3の
中段の表示領域3bで変動表示される中段の仮想図柄リ
ール42の構成が模式的に図示されている。図6(b)
に示すように、中段の仮想図柄リール42には、下段の
仮想図柄リール43の配列の最後尾に「サメ(2)」,
「貝(10)」の2種類の図柄を加えた合計20種類の
図柄が順に配列されている。上段および下段の仮想図柄
リール41,43の場合と同様に、最終の「貝(1
0)」の図柄の次には、先頭の図柄に戻って「タコ」,
「貝(1)」,「ハリセンボン」,・・・の各図柄が配
列される。中段の仮想図柄リール42は、かかる図柄の
配列順に、LCDディスプレイ3の中段の表示領域3b
で変動表示される。
【0039】図7は、図柄停止コマンド33のコマンド
コードと、そのコマンド内容とを示した図である。図柄
停止コマンド33は、指定した図柄番号32aの表示領
域3a1〜3c3で変動表示されている図柄を停止表示
(確定)させるためのコマンドである。表示用制御基板
Dが図柄停止コマンド33を受信すると、その図柄停止
コマンド33によって指定される表示領域3a1〜3c
3に停止図柄指定コマンド32によって既に指定されて
いる停止図柄が停止表示され、その表示領域3a1〜3
c3の図柄が確定する。即ち、図柄停止コマンド33で
指定された表示領域3a1〜3c3の変動表示が終了す
る。図柄停止コマンド33によって、9つすべての表示
領域3a1〜3c3の図柄が確定すると、変動パターン
指定コマンド31によって開始された一連の変動パター
ンの変動表示が終了する。
【0040】表示用制御基板Dは、変動パターン指定コ
マンド31と停止図柄指定コマンド32との内容を考慮
しつつ、変動表示終了のタイミングで停止図柄指定コマ
ンド32によって指定された図柄が該当する表示領域3
a1〜3c3に表示されるように、変動表示の高速変動
中に予め図柄の差し替えを行っている。しかも、主制御
基板Cは、変動パターン指定コマンド31で指定した変
動表示の変動パターンが終了するタイミングを見計らっ
て、図柄停止コマンド33を表示用制御基板Dへ送信す
るように制御している。よって、図柄停止コマンド33
による図柄の停止表示(確定)は、遊技者に違和感を与
えることなく、スムースに行われる。
【0041】なお、主制御基板Cからの図柄停止コマン
ド33の送信タイミングが速まった結果、変動パターン
指定コマンド31で指定した変動パターンの終了前であ
るにも拘わらず、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド
33を受信した場合には、表示用制御基板Dは、変動パ
ターンの終了前であっても、既に停止図柄指定コマンド
32で指定されている停止図柄を該当する表示領域3a
1〜3c3の中央に停止表示し、その表示領域3a1〜
3c3の図柄を確定する。
【0042】図柄停止コマンド33には、9つの表示領
域3a1〜3c3の図柄を個別に確定させる9種類のコ
マンドと、9つの表示領域3a1〜3c3の図柄をすべ
て一度に確定させる1種類のコマンドと、上段・中段・
下段の3段に分かれた3つの表示領域3a,3b,3c
の図柄を各段毎に個別に確定させる3種類のコマンドと
があり、合計13種類のコマンドが用意されている。こ
のうち、スクロールの単位となる上段・中段・下段の各
段毎に、3つずつの図柄を一度に確定させる図柄停止コ
マンド33(「80H,0BH」,「80H,0C
H」,「80H,0DH」)を用いれば、制御によっ
てLCDディスプレイ3の表示上に表される仮想図柄リ
ール41〜43のスクロールを、実際の図柄リールのス
クロールと同じように行わせるができ、遊技者の興趣を
一層向上させることができる。
【0043】図8は、エラーコマンド81及びエラー解
除コマンド82のコマンドコードと、そのコマンド内容
とを示した図である。エラーコマンド81は、主制御基
板Cの制御中にエラーが発生した場合に、そのエラーの
発生を表示用制御基板Dへ報せるためのコマンドであ
る。一方、エラー解除コマンド82は、一旦発生したエ
ラーが解消した場合に、そのエラーの解消を表示用制御
基板Dへ報せるためのコマンドである。
【0044】エラーとしては、例えば、大当たりが発生
して大入賞口5が開放されたにも拘わらず、大入賞口5
のVゾーン5a以外への打球の入賞を検出する10カウ
ントスイッチが一度もオンしない場合や、逆に、その1
0カウントスイッチが所定時間以上オンし続ける場合、
或いは、賞球の払い出し動作を行っているにも拘わらず
払い出された賞球を検出する払い出しスイッチが一度も
オンしない場合などがある。これらのエラーは、図9の
リセット割込処理におけるカウント異常監視処理(S
9)において検出され、その検出結果は状態フラグに記
憶される。即ち、エラーの発生中は、状態フラグはエラ
ー中を示し、エラーが解消された場合には、状態フラグ
は正常であることを示す。
【0045】図8に示すように、エラーコマンド81の
1バイト目は「F3H」とされており、その2バイト目
は、2バイト目の制御用コマンドであることを示すため
に最上位ビットがリセットされ、且つ、1ビット置きに
セット及びリセットされた「55H(01010101B)」と
されている。前述したように、制御用コマンドはタイマ
割込処理によって1バイト(8ビット)ずつ表示用制御
基板Dへ送信されるので、1ビット置きにセット及びリ
セットされた「55H」が表示用制御基板Dで正確に受
信できれば、制御用コマンドを送信する信号線に、信号
線同士のブリッジ(短絡)がないことを確認することが
できる。信号線にブリッジがあると、ブリッジされてい
る信号線同士は「0」または「1」の同じデータを出力
する。この信号線のブリッジは隣接する信号線で生じる
ので、制御用コマンドを送信する信号線にブリッジがあ
れば、1ビット置きにセット及びリセットされた「55
H(01010101B)」を受信することはできないからであ
る。
【0046】なお、制御用コマンドを送信する信号線の
配列、即ち、主制御基板Cと表示用制御基板Dとを接続
する基板上又はケーブル上の信号線のハード的な配列
が、MPU11,21のハード的なビットの配列順と異
なっている場合には、エラーコマンド81の2バイト目
のデータは、最上位ビットをリセットすると共に、その
基板上又はケーブル上の信号線のハード的な配列に基づ
く1ビット置きにセット及びリセットされたデータとし
て構成される。
【0047】例えば、制御用コマンドを1バイト(8ビ
ット)ずつ送信する8本の「0〜7」の信号線が、基板
上では「76543201」の順に配列される場合に
は、エラーコマンド81の2バイト目のデータは、「5
5H」に対して0ビット目と1ビット目とのデータが入
れ替わった「56H(01010110B)」とされる。「56
H」のコマンドコードは、信号線が「7654320
1」の順に配列された基板上では「01010101」のデータ
として出力されるので、「56H」のコマンドコードが
表示用制御基板Dで正確に受信できれば、制御用コマン
ドを送信する信号線、特に隣接する信号線に、少なくと
も信号線同士のブリッジ(短絡)がないことを確認する
ことができるのである。
【0048】エラー解除コマンド82の1バイト目は、
エラーコマンド81と同様に「F3H」とされており、
その2バイト目は、最上位ビットがリセットされ、且
つ、他の7ビットがエラーコマンド81に対してビット
反転された「2AH(00101010B)」とされている。エ
ラーコマンド81と共に、このエラー解除コマンド82
が表示用制御基板Dで正確に受信できれば、信号線の短
絡の有無に加えて更に、制御用コマンドを送信する信号
線に断線がないことを確認することができる。信号線に
断線がある場合には、その信号線の出力はセットまたは
リセットされたままだからであり、信号線の最上位ビッ
トを除く、すべてのビットがエラーコマンド81および
エラー解除コマンド82によってセット及びリセットさ
れるからである。
【0049】なお、制御用コマンドを送信する信号線の
最上位ビットは、1バイト目のコマンドコードでセット
され、2バイト目のコマンドコードでリセットされるの
で、エラーコマンド81又はエラー解除コマンド82の
いずれか一方を正確に受信できれば、最上位ビットの信
号線に断線がないことを確認することができる。
【0050】エラーコマンド81によるエラー表示と、
エラー解除コマンド82によるエラー表示の復帰とを利
用して、制御用コマンドを送信する信号線の異常を検出
することができる。例えば、エラーを故意に発生させて
LCDディスプレイ3にエラー表示が行われるか否かを
確認することにより、少なくとも信号線に短絡があるか
否かを判断することができる。エラー表示は、エラーコ
マンド81が正常に受信された場合に限ってLCDディ
スプレイ3に表示されるからである。また、故意にエラ
ーを発生させてLCDディスプレイ3にエラー表示を行
わせた後で、そのエラーを解消させた場合に、エラー表
示が元の表示に復帰されるか否か確認することにより、
更に、信号線に断線があるか否かを判断することができ
る。エラー表示の復帰は、エラー解除コマンド82が正
常に受信された場合に限って行われるからである。
【0051】次に、上記のように構成されたパチンコ機
Pで実行される各処理を、図9から図13のフローチャ
ートを参照して説明する。図9は、パチンコ機Pの主制
御基板Cにおいて、4ms毎に実行されるリセット割込
処理のフローチャートである。パチンコ機Pの主な制御
は、このリセット割込処理によって実行される。
【0052】リセット割込処理では、まず、スタックポ
インタを設定し(S1)、RAM13の所定エリアに書
き込まれているパターンのチェックを行う(S2)。チ
ェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込ま
れていれば、RAM13に異常はなく正常であるので
(S2:正常)、処理をS3へ移行する。一方、S2の
チェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込
まれていなければ、電源投入後最初に実行されたリセッ
ト割込処理であるか、或いは、RAM13に異常がある
ので(S2:異常)、この場合には処理をS22へ移行
して、一旦、RAM13の内容をクリアした後、RAM
13内へ初期値を書き込んで(S22)、次のリセット
割込処理の発生を待機する。なお、このS22の処理で
RAM13に書き込まれる初期値の中には、S2の処理
でチェックされる所定のパターンが含まれている。
【0053】S3の処理ではタイマ割込の設定を行う
(S3)。ここで設定されるタイマ割込としては、LC
Dディスプレイ3の変動表示を制御する制御用コマンド
を表示用制御基板Dへ送信するためのストローブ信号を
発生させるタイマ割込などがある。タイマ割込の設定後
は、各割込を許可状態とする(S4)。割込の許可後
は、特別図柄変動処理(S15)や、表示データ作成処
理(S17)、ランプ・情報処理(S18)などによ
り、前回のリセット割込処理において更新された出力デ
ータを一度に各ポートへ出力するポート出力処理を実行
する(S5)。
【0054】更に、大当たりを決定するための乱数カウ
ンタの値を「+1」更新する乱数更新処理(S6)を実
行し、記憶タイマ減算処理を実行する(S7)。記憶タ
イマ減算処理は、大当たり判定の保留球が所定数以上あ
り、且つ、LCDディスプレイ3において図柄の変動表
示中である場合に、図柄の変動表示の時間短縮を行うも
のである。
【0055】スイッチ読込処理(S8)は、各スイッチ
の値を読み込んで、遊技領域1へ打ち込まれた打球の入
賞口2や大入賞口5(Vゾーン5aを含む)への入賞、
図柄作動口4の通過、更には賞球や貸球を検出するため
の処理である。カウント異常監視処理(S9)は、S8
のスイッチ読込処理によって読み込まれたスイッチデー
タに異常があるか否かを監視するための処理である。例
えば、大入賞口5が開放され、打球のVゾーン5aの通
過を検出するVカウントスイッチで打球が検出されたに
も拘わらず、Vゾーン5a以外の大入賞口5への入賞を
検出する10カウントスイッチで1球の打球も検出でき
ない場合には、10カウントスイッチが抜き取られるな
どして、10カウントスイッチに何らかの異常が発生し
ている。また、賞球を払い出すモータを駆動したにも拘
わらず、1球の賞球も払い出されない場合には、賞球の
払出装置に何らかの異常が発生している。このようにカ
ウント異常監視処理(S9)では、スイッチ読込処理
(S8)によって読み込まれたスイッチデータに基づい
て、上記のような異常の有無を監視している。
【0056】カウント異常監視処理(S9)によって異
常が検出された場合には、エラーが発生したものとし
て、状態フラグがエラー状態とされ、後述するエラーコ
マンド送信処理(S20)により、エラーコマンド81
が表示用制御基板Dへ送信される。なお、一旦発生した
エラーが解消された場合には、状態フラグのエラー状態
は解除され、その解除に応じて、エラーコマンド送信処
理(S20)によりエラー解除コマンド82が表示用制
御基板Dへ送信される。
【0057】図柄カウンタ更新処理(S10)では、L
CDディスプレイ3で行われる変動表示の結果、停止表
示される図柄を決定するためのカウンタの更新処理が行
われる。また、図柄チェック処理(S11)では、図柄
カウンタ更新処理(S10)で更新されたカウンタの値
に基づいて、特別図柄変動処理(S15)で使用される
大当たり図柄や、はずれ図柄、更にはリーチ図柄などが
決定される。
【0058】S3からS11までの処理において、エラ
ーが発生していなければ(S12:正常)、普通図柄変
動処理(S13)によって、7セグメントLED(図示
せず)の変動表示を行うと共に、その変動表示の結果、
当たりが発生した場合には普通電動役物(図示せず)を
所定時間開放する当たり処理を実行する。その後、状態
フラグをチェックし(S14)、LCDディスプレイ3
において図柄の変動開始または変動表示中であれば(S
14:図柄変動中)、特別図柄変動処理(S15)によ
って、打球が図柄作動口4を通過するタイミングで読み
取った乱数カウンタの値に基づいて、大当たりか否かの
判定が行われると共に、LCDディスプレイ3において
図柄の変動処理を実行する。一方、状態フラグをチェッ
クした結果、大当たり中であれば(S14:大当り
中)、大入賞口5を開放するなどの大当たり処理(S1
6)を実行する。更に、状態フラグをチェックした結
果、図柄の変動中でも大当たり中でもなければ(S1
4:その他)、S15及びS16の処理をスキップし
て、S17の表示データ作成処理へ移行する。なお、S
12の処理において、エラーが確認された場合には(S
12:エラー)、S13〜S16の各処理をスキップし
て、S17の表示データ作成処理へ移行する。
【0059】表示データ作成処理(S17)では、図柄
の変動表示以外にLCDディスプレイ3に表示されるデ
モデータや、7セグメントLEDの表示データなどが作
成され、ランプ・情報処理(S18)では、保留球のラ
ンプデータをはじめ、各種のランプデータが作成され
る。効果音処理(S19)では、遊技の状況に応じた効
果音データが作成される。なお、これらの表示データお
よび効果音データは、前記したポート出力処理(S5)
やタイマ割込処理によって各装置へ出力される。
【0060】効果音処理(S19)の終了後は、いずれ
かのエラーの発生時にエラーコマンド81を、逆に、発
生したエラーの解消時にエラー解除コマンド82を、そ
れぞれ表示用制御基板Dへ送信するエラーコマンド送信
処理(S20)を実行する。エラーコマンド送信処理
(S20)の実行後は、次のリセット割込処理が発生す
るまでの残余時間の間、S10と同一の処理である図柄
カウンタ更新処理(S21)が繰り返し実行される。S
1〜S20の各処理の実行時間は遊技の状態に応じて変
化するので、次のリセット割込処理が発生するまでの残
余時間は、一定の時間ではない。よって、かかる残余時
間を使用して図柄カウンタ更新処理(S21)を繰り返
し実行することにより、停止図柄をランダムに変更する
ことができる。なお、エラーコマンド送信処理(S2
0)の詳細については、図11を参照しつつ後述する。
【0061】図10は、図9におけるリセット割込処理
の特別図柄変動処理(S15)内で実行されるコマンド
設定処理を示したフローチャートである。このコマンド
設定処理は、LCDディスプレイ3の変動表示を制御す
る制御用コマンドである変動パターン指定コマンド3
1、停止図柄指定コマンド32、図柄停止コマンド33
を、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送信するため
に、各コマンド31〜33を送信バッファ13aへ書き
込む(セットする)ための処理である。
【0062】コマンド設定処理では、まず、エラーコマ
ンド送信済フラグ13cがオンされているか否かを確認
する(S30)。エラーコマンド送信済フラグ13cが
オンされていれば(S30:Yes)、いずれかのエラ
ーが発生して、既にエラーコマンド81が表示用制御基
板Dへ送信されている。この状態では、LCDディスプ
レイ3の全面にエラー表示が行われており、変動表示は
発生したエラーが解消してエラー解除コマンド82が送
信されるまで行われない。よって、かかる場合には、変
動表示を制御する制御用コマンドである変動パターン指
定コマンド31、停止図柄指定コマンド32および図柄
停止コマンド33の各コマンドの送信を待機するべく、
S31からS38の各処理をスキップして、この処理を
終了する。
【0063】一方、エラーコマンド送信済フラグ13c
がオフされていれば(S30:No)、変動表示の状態
が状態フラグによってチェックされる(S31)。チェ
ックの結果、変動表示の開始であれば(S31:変動開
始)、変動パターン指定コマンド31を送信バッファ1
3aへ書き込み(S32)、コマンドカウンタ13bの
値を「1」として(S33)、この処理を終了する。送
信バッファ13aへ書き込まれた変動パターン指定コマ
ンド31は、前記した通り、S3の処理で設定されるタ
イマ割込処理によって、1バイトずつ表示用制御基板D
へ送信される。
【0064】S31の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、図柄の変動表示中であれば(S31:変
動表示中)、コマンドカウンタ13bの値が「9」以下
であるか否かを調べる(S34)。コマンドカウンタ1
3bの値が「9」以下であれば(S34:Yes)、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する停止図柄指定
コマンド32の1バイト目を送信バッファ13aの上位
バイトへ書き込む(S35)。図5(a)に示す対応関
係に基づいて、例えば、コマンドカウンタ13bの値が
「1」であれば「90H」が、コマンドカウンタ13b
の値が「2」であれば「A0H」が、・・・、コマンド
カウンタ13bの値が「9」であれば「B2H」が、そ
れぞれ送信バッファ13aの上位バイトへ書き込まれ
る。
【0065】更に、コマンドカウンタ13bの値に対応
する停止図柄の図柄コード32bを送信バッファ13a
の下位バイトへ書き込む(S36)。例えば、コマンド
カウンタ13bの値が「1」であれば図柄1(3a1)
の表示領域に停止表示される図柄の図柄コード32b
が、コマンドカウンタ13bの値が「2」であれば図柄
2(3b1)の表示領域に停止表示される図柄の図柄コ
ード32bが、・・・、コマンドカウンタ13bの値が
「9」であれば図柄9(3c3)の表示領域に停止表示
される図柄の図柄コード32bが、それぞれ図5(b)
に示す対応関係に基づいて、送信バッファ13aの下位
バイトへ書き込まれる。ここで、停止図柄として「タ
コ」の図柄が指定される場合には「10H」の図柄コー
ド32bが、「ハリセンボン」の図柄が指定される場合
には「11H」の図柄コード32bが、・・・、「サメ
(2)」の図柄が指定される場合には「23H」の図柄
コード32bが、それぞれ指定される。
【0066】S35およびS36の処理によって、2バ
イトの停止図柄指定コマンド32を送信バッファ13a
へ書き込んだ後は、コマンドカウンタ13bの値を
「1」加算して(S37)、この処理を終了する。な
お、送信バッファ13aへ書き込まれた停止図柄指定コ
マンド32は、変動パターン指定コマンド31の場合と
同様に、S3の処理で設定されるタイマ割込処理によっ
て、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0067】一方、コマンドカウンタ13bの値が「1
0」以上であれば(S34:No)、9つ全ての表示領
域3a1〜3c3について停止図柄指定コマンド32を
送信したということである。よって、かかる場合には、
S35からS37の各処理をスキップして、この処理を
終了する。
【0068】S31の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、変動表示の終了のタイミングであれば
(S31:変動表示終了)、9つの表示領域3a1〜3
c3の全図柄を一度に停止表示(確定)させる図柄停止
コマンド33(80H,0AH)を送信バッファ13a
へ書き込み(S38)、この処理を終了する。送信バッ
ファ13aへ書き込まれた図柄停止コマンド33は、変
動パターン指定コマンド31の場合と同様に、S3の処
理で設定されるタイマ割込処理により、1バイトずつ表
示用制御基板Dへ送信される。この図柄停止コマンド3
3が表示用制御基板Dへ送信されることにより、変動パ
ターン指定コマンド31によって開始された一連の変動
表示が終了する。
【0069】なお、図柄停止コマンド33による図柄の
停止表示(確定)は、必ずしも、9つすべての図柄を一
度に確定させる必要はなく、例えば、9つの図柄をそれ
ぞれ別々に確定させたり、或いは、スクロールが行われ
る単位、即ち、上段の図柄、中段の図柄、下段の図柄の
各単位毎に図柄を確定させるようにしても良い。前者の
場合には、図7に示すように「80H,01H」〜「8
0H,09H」の図柄停止コマンド33が使用され、後
者の場合には「80H,0BH」〜「80H,0DH」
の図柄停止コマンド33が使用される。
【0070】図11は、図9のリセット割込処理で実行
されるエラーコマンド送信処理(S20)を示したフロ
ーチャートである。このエラーコマンド送信処理は、エ
ラーの発生時にエラーコマンド81を、エラーの解消時
にエラー解除コマンド82を、それぞれ主制御基板Cか
ら表示用制御基板Dへ送信するために各コマンド81,
82を送信バッファ13aへ書き込む(セットする)た
めの処理である。
【0071】エラーコマンド送信処理では、まず、状態
フラグをチェックして、変動表示の最中であるか否かを
確認する(S81)。変動表示の最中であれば(S8
1:Yes)、エラーが発生していてもエラーコマンド
81およびエラー解除コマンド82の送信を待機するた
めに、S82からS88の各処理をスキップして、この
処理を終了する。変動表示の最中にエラーコマンド81
を表示用制御基板Dへ送信すると、表示用制御基板Dに
よるエラーコマンド81の処理のために変動表示の制御
のタイミングがずれて、変動表示に支障を来してしま
う。よって、エラーが発生しても、変動表示の最中であ
れば、エラーコマンド81の表示用制御基板Dへの送信
を待機して、変動表示を的確に行うように構成してい
る。
【0072】また、主制御基板Cから表示用制御基板D
へエラーコマンド81を送信すると、表示用制御基板D
ではLCDディスプレイ3の全面にエラー表示を行う
が、そのエラー表示は、表示用制御基板Dがエラー解除
コマンド82を受信することによって、エラー表示前の
元の表示に切り替えられる。変動表示の最中にエラー表
示を行うと、エラーが解消された場合には、そのエラー
表示を変動表示の途中の状態に切り替えなければなら
ず、かかる制御のためには多くの処理とメモリとを必要
とする。よって、エラーが発生しても、変動表示の最中
であれば、エラーコマンド81の表示用制御基板Dへの
送信を待機して、エラー解消後の表示画面の復帰処理を
容易に行えるように構成している。
【0073】状態フラグをチェックした結果、変動表示
中でなければ(S81:No)、更に状態フラグをチェ
ックして、いずれかのエラーが発生しているか否かを確
認する(S82)。エラーが発生していれば(S82:
Yes)、エラーコマンド送信済フラグ13cをチェッ
クし、既にエラーコマンド81を表示用制御基板Dへ送
信したか否かを確認する(S83)。エラーコマンド送
信済フラグ13cがオフであれば(S83:No)、エ
ラーコマンド81は未だ送信されていないので、エラー
コマンド81を送信バッファ13aへ書き込み(S8
4)、エラーコマンド送信済フラグ13cをオンして
(S85)、この処理を終了する。送信バッファ13a
へ書き込まれたエラーコマンド81は、S3の処理(図
9)で設定されるタイマ割込処理によって、1バイトず
つ表示用制御基板Dへ送信される。エラーコマンド81
が表示用制御基板Dへ送信されると、LCDディスプレ
イ3の全面にエラー表示が行われる。
【0074】一方、S83の処理において、エラーコマ
ンド送信済フラグ13cがオンされていれば(S83:
Yes)、既に、エラーコマンド81は送信済であるの
で、重複したエラーコマンド81の送信を避けるべく、
S84及びS85の各処理をスキップして、この処理を
終了する。
【0075】S82の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、エラー中でなければ(S82:No)、
エラーコマンド送信済フラグ13cがオンされているか
否かを確認する(S86)。エラーコマンド送信済フラ
グ13cがオンされていれば(S86:Yes)、過去
にエラーが発生してエラーコマンド81が表示用制御基
板Dへ送信されて、LCDディスプレイ3の全面にエラ
ー表示が行われている。よって、かかるエラー表示を元
の表示に復帰するために、エラー解除コマンド82を送
信バッファ13aへ書き込み(S87)、エラーコマン
ド送信済フラグ13cをオフして(S88)、この処理
を終了する。送信バッファ13aへ書き込まれたエラー
解除コマンド82は、S3の処理(図9)で設定される
タイマ割込処理によって、1バイトずつ表示用制御基板
Dへ送信される。エラー解除コマンド82が表示用制御
基板Dへ送信されると、LCDディスプレイ3の全面に
行われていたエラー表示が、そのエラー表示前の元の表
示に切り替えられる。
【0076】一方、S86の処理において、エラーコマ
ンド送信済フラグ13cがオフされていれば(S86:
No)、過去にエラーが発生していないか、或いは、エ
ラーが発生していても既にエラー解除コマンド82が送
信されているので、不要なエラー解除コマンド82の送
信を避けるべく、S87及びS88の各処理をスキップ
して、この処理を終了する。
【0077】図12は、表示用制御基板Dの受信割込処
理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートであ
る。このコマンド受信処理は、主制御基板Cから表示用
制御基板Dへ制御用コマンドが送信されると実行され
る。まず、主制御基板Cから送信され表示用制御基板D
で受信した制御用コマンドを受信バッファ23aへ書き
込み(S41)、更に、コマンド受信フラグ23bをオ
ンして(S42)、新たな制御用コマンドが受信バッフ
ァ23aに記憶されていることを示して、この処理を終
了する。
【0078】図13は、表示用制御基板Dのメイン処理
の中で実行される変動表示処理のフローチャートであ
る。変動表示処理では、主制御基板Cから受信した制御
用コマンドに基づいて、変動表示の制御が行われる。
【0079】まず、コマンド受信フラグ23bがオンさ
れているか否かを確認する(S51)。コマンド受信フ
ラグ23bがオンされていれば(S51:Yes)、こ
れをオフした後に(S52)、受信バッファ23aの上
位バイトに記憶されているデータにより制御用コマンド
の種類を確認する(S53)。
【0080】受信バッファ23aに記憶される制御用コ
マンドの上位バイトが「C0H」または「C1H」であ
れば、その制御用コマンドは変動パターン指定コマンド
31である。よって、かかる場合には(S53:変動パ
ターン指定コマンド)、全ての停止図柄1〜9メモリ2
3c〜23kの内容を0クリアした後で(S54)、変
動パターン指定コマンド31に応じた変動表示をLCD
ディスプレイ3上で開始する(S55)。
【0081】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「90H
〜92H」,「A0H〜A2H」または「B0H〜B2
H」のいずれかであれば、その制御用コマンドは停止図
柄指定コマンド32である。よって、かかる場合には
(S53:停止図柄指定コマンド)、まず、停止図柄指
定コマンド32の2バイト目のコマンドである図柄コー
ド32bを対応する停止図柄1〜9メモリ23c〜23
kへ書き込む(S56)。図5(a)(b)に示すよう
に、例えば、受信バッファ23aに記憶される停止図柄
指定コマンド32が「90H,14H」であれば、「9
0H」に対応する停止図柄1メモリ23cに、「14H
(エビの図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。
また、受信バッファ23aに記憶される停止図柄指定コ
マンド32が「B2H,21H」であれば、「B2H」
に対応する停止図柄9メモリ23kに、「21H(貝の
図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。
【0082】その後は、LCDディスプレイ3上で高速
に変動されている変動中の図柄を、変動パターンとその
変動パターンの進行状況とを考慮して、停止図柄1〜9
メモリ23c〜23kに記憶される図柄コード32bの
図柄で変動表示が終了するように、変動中の図柄の差し
替えを行う(S57)。例えば、停止図柄1メモリ23
cに「14H」が記憶されている場合には、図柄1の表
示領域3a1の変動表示が「14H」の図柄コード32
bである「エビ」の図柄で終了するように、図柄の差し
替えが行われる。また、停止図柄9メモリ23kに「2
1H」が記憶されている場合には、図柄9の表示領域3
c3の変動表示が「21H」の図柄コード32bである
「貝」の図柄で終了するように、図柄の差し替えが行わ
れる。
【0083】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「80
H」であれば、その制御用コマンドは図柄停止コマンド
33である。よって、かかる場合には(S53:図柄停
止コマンド)、図柄停止コマンド33で指定された図柄
番号32aの表示領域3a1〜3c3の図柄を確定し
(S58)、その表示領域3a1〜3c3へ該当する図
柄を停止表示する。
【0084】例えば、「80H,0AH」の図柄停止コ
マンド33が受信バッファ23aに記憶されていれば、
9つすべての表示領域3a1〜3c3の図柄を一度に停
止表示して確定する。また、「80H,0CH」の図柄
停止コマンド33が受信バッファ23aに記憶されてい
れば、中段の表示領域3bに表示される3つの図柄2,
5,8を一度に停止表示して確定する。なお、変動表示
の終了タイミングの到来前であっても、図柄停止コマン
ド33を受信した場合には、その図柄停止コマンド33
により指示された表示領域3a1〜3c3の変動表示を
即座に停止(確定)する。よって、図柄停止コマンド3
3を受信するタイミングで、変動表示を実際に終了させ
ることができる。
【0085】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「F3
H」、下位バイトが「55H」であれば、その制御用コ
マンドはエラーコマンド81である。よって、かかる場
合には(S53:エラーコマンド)、エラー表示中フラ
グ23lがオンされているか否かを確認する(S5
9)。エラー表示中フラグ23lがオフされていれば
(S59:No)、未だ、LCDディスプレイ3にエラ
ー表示は行われていないので、エラーの発生を示すべく
LCDディスプレイ3の全面にエラー表示を行い(S6
0)、エラー表示中フラグ23lをオンして(S6
1)、エラー表示中であることを記憶する。
【0086】一方、S59の処理において、エラー表示
中フラグ23lがオンされていれば(S59:Ye
s)、既にエラー表示が行われているので、S60およ
びS61の各処理をスキップする。このように、既にエ
ラー表示が行われている場合には重ねてエラー表示を行
うことがないので、誤ってエラーコマンド81を受信し
ても、エラー解除コマンド82の受信時に行う表示画面
の復帰処理(S63)を正常に行うことができるのであ
る。
【0087】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「F3
H」、下位バイトが「2AH」であれば、その制御用コ
マンドはエラー解除コマンド82である。よって、かか
る場合には(S53:エラー解除コマンド)、エラー表
示中フラグ23lがオンされているか否かを確認する
(S62)。エラー表示中フラグ23lがオンされてい
れば(S62:Yes)、LCDディスプレイ3にはエ
ラー表示が行われているので、LCDディスプレイ3の
表示をエラー表示前の表示に戻し(復帰し)(S6
3)、エラー表示中フラグ23lをオフして(S6
4)、エラー表示中ではないことを記憶する。
【0088】一方、S62の処理において、エラー表示
中フラグ23lがオフされていれば(S62:No)、
エラー表示は行われていないので、S63およびS64
の各処理をスキップする。このように、エラー表示が行
われていない場合には表示の復帰処理(S63)を行う
ことがないので、誤ってエラー解除コマンド82を受信
しても、LCDディスプレイ3の表示を正常に保つこと
ができるのである。
【0089】S51の処理においてコマンド受信フラグ
23bがオフされている場合や(S51:No)、S5
5,S57,S58,S59:Yes,S61,S6
2:No,S64の各処理の実行後は、変動表示の状況
に応じて各処理を実行し(S65)、この変動表示処理
を終了する。
【0090】次に、図14及び図15のタイミングチャ
ートを参照して、上述の説明に基づく変動表示のタイミ
ングについて説明する。まず、図14を参照して、9つ
全ての図柄を一度に停止表示(確定)させる場合のタイ
ミングについて説明する。主制御基板Cから表示用制御
基板Dへ変動パターン指定コマンド31が送信される
と、図柄1(3a1)〜図柄9(3c3)の全ての図柄
について変動表示が開始される。この変動パターン指定
コマンド31に続いて、高速変動の最中に、停止図柄指
定コマンド32が9つの表示領域3a1〜3c3に対し
て順に送信される。停止図柄指定コマンド32が表示用
制御基板Dによって受信されると、その停止図柄指定コ
マンド32により指定される停止図柄に合わせて、高速
変動中に図柄の差し替えが行われる。
【0091】その後、変動パターン指定コマンド31で
指定された変動パターンで、表示用制御基板Dによって
変動表示が継続され、変動表示の終了タイミングで、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへ、9つの全図柄を一
度に停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33(8
0H,0AH(図7参照))が送信される。この図柄停
止コマンド33が表示用制御基板Dにより受信される
と、変動パターン指定コマンド31によって開始された
一連の変動表示が終了する。変動表示の終了後は、所定
時間の経過により、各表示領域3a1〜3c3に停止表
示されている停止図柄指定コマンド32で指定した停止
図柄の表示が別の表示に切り替えられる。
【0092】なお、変動表示の終了タイミングが到来す
る前に、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド33を受
信した場合には、変動パターン指定コマンド31で指定
された変動表示の終了タイミングが到来していなくて
も、停止図柄指定コマンド32により指定された停止図
柄を、指定された表示領域3a1〜3c3へ、即座に、
停止表示する。かかる制御により、図柄停止コマンド3
3の送信(受信)タイミングに合わせて、変動表示を終
了させることができるのである。
【0093】次に、図15のタイミングチャートを参照
して、上段、下段、中段の順に、9つの図柄を3図柄ず
つ停止表示(確定)させる場合のタイミングについて説
明する。停止図柄指定コマンド32の送信までは、図1
4のタイミングと同様に行われ、高速変動中に図柄の差
し替えが行われる。
【0094】変動表示終了のタイミングで、主制御基板
Cから表示用制御基板Dへ、まず、上段の表示領域3a
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信される(80H,0BH(図7参
照))。この図柄停止コマンド33が表示用制御基板D
により受信されると、上段の図柄1,4,7が停止表示
(確定)する(図3参照)。次に、下段の表示領域3c
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信され(80H,0DH(図7参
照))、下段の図柄3,6,9が停止表示(確定)する
(図3参照)。更に、中段の表示領域3bに表示される
図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33が
送信され(80H,0CH(図7参照))、中段の図柄
2,5,8が確定する(図3参照)。以上3つの図柄停
止コマンド33により、変動パターン指定コマンド31
によって開始された一連の変動表示が終了する。
【0095】このように図柄のスクロール方向に合わせ
て、上段、下段、中段の順に図柄を停止表示(確定)さ
せることにより、制御によって表示上に表される仮想図
柄リール41〜43を、実際の図柄リールのように表現
することができる。なお、図柄のスクロール方向が縦方
向の場合には、図柄の停止表示(確定)は、例えば、
左、右、中の順に行われる。
【0096】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機Pによれば、変動パターン指定コマンド31によって
一連の変動パターンを一度に指定することができるの
で、変動表示の状態が変化する各ポイント毎に主制御基
板Cから制御用コマンドを送信する必要がない。よっ
て、主制御基板Cによる変動表示の制御負担を軽減する
ことができると共に、変動表示の制御のために主制御基
板Cに搭載されるプログラム容量やデータ容量を減少さ
せて、主制御基板Cのプログラム開発を容易にすること
ができる。
【0097】また、表示用制御基板D側で、変動パター
ン指定コマンド31に対応する変動表示の制御を変更す
れば、主制御基板Cのプログラムをそのままにして変動
パターンを変更することができる。よって、主制御基板
Cを共通化しつつ、単に表示用制御基板Dを取り替える
だけで、LCDディスプレイ3上に異なった変動表示を
行わせることができる。
【0098】更に、エラーの発生時に、制御用コマンド
として主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送信される
エラーコマンド81は、2バイト目が1ビット置きにセ
ット及びリセットされた「55H(01010101B)」とされ
ているので、そのエラーコマンド81が表示用制御基板
Dによって正確に受信される場合には、制御用コマンド
を送信する信号線は正常であり異常(短絡(信号線同士
のブリッジ))はない。信号線に短絡(ブリッジ)など
の異常があると、ブリッジされている信号線同士は
「0」または「1」の同じデータを出力する。この信号
線のブリッジは隣接する信号線で生じるので、制御用コ
マンドを送信する信号線にブリッジがあれば、1ビット
置きにセット及びリセットされた「55H(01010101
B)」を受信することはできないからである。一方、エ
ラーコマンド81が正確に表示用制御基板Dに受信され
ると、LCDディスプレイ3の全面にエラー表示が行わ
れる。
【0099】従って、かかるエラー表示を利用して、制
御用コマンドを送信する信号線の異常(短絡)を検出す
ることができる。例えば、エラーを故意に発生させてエ
ラー表示が行われるか否かを確認することにより、信号
線が正常であるか否か、即ち、少なくとも信号線に短絡
があるか否かを判断することができる。
【0100】また、エラー解除コマンド82は、2バイ
ト目の最上位ビットを除く他の7ビットが、エラーコマ
ンド81に対してビット反転された「2AH(00101010
B)」とされているので、エラーコマンド81と共に、こ
のエラー解除コマンド82が表示用制御基板Dで正確に
受信できれば、更に制御用コマンドを送信する信号線に
異常(断線)がないことを確認することができる。信号
線に断線がある場合には、その信号線の出力はセットま
たはリセットされたままだからであり、信号線の最上位
ビットを除く、すべてのビットがエラーコマンド81お
よびエラー解除コマンド82によってセット及びリセッ
トされるからである。なお、制御用コマンドを送信する
信号線の最上位ビットは、1バイト目のコマンドコード
でセットされ、2バイト目のコマンドコードでリセット
されるので、エラーコマンド81又はエラー解除コマン
ド82のいずれか一方を正確に受信できれば、最上位ビ
ットの信号線に断線がないことを確認することができ
る。
【0101】従って、かかるエラー表示の復帰を利用し
て、制御用コマンドを送信する信号線の異常(断線)を
検出することができる。例えば、一旦、故意にエラーを
発生させてLCDディスプレイ3にエラー表示を行わせ
た後で、そのエラーを解消させた場合に、エラー表示が
元の表示に復帰されるか否か確認することにより、信号
線が正常であるか否か、即ち、信号線の短絡の有無に加
えて更に、信号線に断線があるか否かを判断することが
できるのである。
【0102】上記実施例において、請求項1記載のコマ
ンド送信手段としては、図11に示すS84の処理が、
エラー表示手段としては、図13に示すS60の処理
が、それぞれ該当する。
【0103】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0104】例えば、上記実施例では、本発明の制御用
コマンドを主制御基板Cから変動表示の制御を行う表示
用制御基板Dへ直接送信した。しかし、これに代えて、
主制御基板Cから一旦、表示用制御基板D以外の他のサ
ブ基板へ制御用コマンドを送信し、そのサブ基板から表
示用制御基板Dへ制御用コマンドを送信して変動表示を
制御したり、或いは、そのサブ基板によって制御用コマ
ンドを変動表示が変化するポイント毎に詳細に展開し、
その展開されたコマンドをサブ基板から表示用制御基板
Dへ送信して、変動表示を制御するようにしても良い。
なお、後者の構成にすれば、主制御基板Cおよび表示用
制御基板Dでの変動表示の制御負担を軽減することがで
きる。後者のように構成する場合には、表示用制御基板
Dおよびサブ基板の全体が請求項1記載の表示用制御基
板に該当する。
【0105】また、本発明の制御用コマンドは、LCD
ディスプレイ3の変動表示の制御のために用いられた
が、かかる制御用コマンド又はそのコマンド体系を用い
て、効果音を発する効果音基板や、各種のランプを点滅
させるランプ基板を制御するようにしても良い。
【0106】エラー表示は、必ずしもLCDディスプレ
イ3にする必要はなく、他の装置を用いてエラー表示を
行うようにしても良い。例えば、パチンコ機Pに設けら
れたLEDを高速点滅させる等してエラー表示を行った
り、パチンコ機Pを管理する島管理装置やパチンコホー
ルの中央管理装置へエラー表示のデータを送信して、そ
れら各管理装置によりエラー表示を行うようにしても良
い。中央管理装置でエラー表示を行えば、ホールの係員
にエラーの発生状況を的確に報せることができる。
【0107】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機の制御装置において、前記エラー表示手段
は、前記所定のエラー表示を前記表示装置に対して行う
ことを特徴とする遊技機の制御装置1。
【0108】請求項1記載の遊技機の制御装置におい
て、前記エラー表示手段は、前記遊技機と接続されると
共にその遊技機を管理する管理装置に対して、前記所定
のエラー表示を行うことを特徴とする遊技機の制御装置
2。この場合のエラー表示手段は、管理装置に対してエ
ラー表示のデータを送信するものである。なお、管理装
置としては、ホール等に設けられ複数の遊技機を管理す
る島管理装置や中央管理装置が例示される。
【0109】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1若しくは2において、前記主制
御基板は、前記変動表示の最中における前記コマンド送
信手段による前記表示用制御基板へのエラーコマンドの
送信を待機させる待機手段を備えていることを特徴とす
る遊技機の制御装置3。変動表示の最中にエラーコマン
ドを表示用制御基板へ送信すると、表示用制御基板によ
るエラーコマンドの処理のために変動表示の制御のタイ
ミングがずれて、変動表示に支障を来してしまう。しか
し、変動表示の最中にエラーが発生しても、そのエラー
コマンドの表示用制御基板への送信は、待機手段によっ
て変動表示が終了するまで待機されるので、エラーコマ
ンドの受信によって表示用制御基板による変動表示に支
障を来すことがない。
【0110】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から3のいずれかにおいて、前
記主制御基板に設けられたコマンド送信手段は、エラー
が解消した場合に、そのエラーの解消を報せるエラー解
除コマンドを前記制御用コマンドとして前記表示用制御
基板へ送信するものであり、前記表示用制御基板は、そ
のエラー解除コマンドを受信した場合に前記エラー表示
に代えて、そのエラー表示の前の表示を復帰する表示復
帰手段を備えていることを特徴とする遊技機の制御装置
4。エラーが解消した場合には、エラー表示の前の表示
が復帰される。
【0111】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から4のいずれかにおいて、前
記エラー解除コマンドの少なくとも1バイトは、所定の
数ビットを除く他のすべてのビットが、前記エラーコマ
ンドに対して反転されたビットデータで構成されている
ことを特徴とする遊技機の制御装置5。制御用データが
送信される各信号線は、エラーコマンド及びエラー解除
コマンドにより、所定の数ビットを除いてすべてセット
及びリセットされる。よって、制御用コマンドを送信す
る信号線の一部が断線している場合には、表示用制御基
板はエラーコマンド及びエラー解除コマンドを正確に受
信することができない。断線している信号線の出力は、
セットまたはリセットされたままだからである。従っ
て、エラーコマンド及びエラー解除コマンドの送信によ
って、制御用コマンドを送信する信号線の断線をもチェ
ックすることができる。
【0112】請求項1記載の遊技機の制御装置、又は、
遊技機の制御装置1から5のいずれかにおいて、前記エ
ラーコマンドの1ビット置きの配列は、前記制御用デー
タが送信される信号線の基板上又はケーブル上の配列に
対応していることを特徴とする遊技機の制御装置6。よ
って、隣り合う信号線のデータが1ビット置きにセット
及びリセットされるので、隣り合う信号線が短絡(信号
線同士でブリッジ)している場合には、表示用制御基板
はエラーコマンドを正確に受信することができない。従
って、かかる構成により、制御用コマンドを送信する信
号線の短絡を検出することができる。
【0113】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から6のいずれかにおいて、前
記主制御基板から送信される制御用コマンドは、前記変
動表示の一連の変動パターンを指定する変動パターン指
定コマンドと、前記変動表示の終了時に前記表示装置に
停止表示される停止図柄を指定する停止図柄指定コマン
ドと、その停止図柄指定コマンドにより指定された停止
図柄を前記表示装置へ停止表示(確定表示)させるタイ
ミングを指定するための図柄停止コマンドとにより少な
くとも構成されていることを特徴とする遊技機の制御装
置7。
【0114】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から7のいずれかにおいて、前
記制御用コマンドを前記主制御基板から一方向にのみ送
信する一方向手段を備えていることを特徴とする遊技機
の制御装置8。
【0115】請求項1記載の遊技機の制御装置、又は、
遊技機の制御装置1から8のいずれかにおいて、前記主
制御基板から送信される制御用コマンドは、前記表示用
制御基板へ直接送信されることを特徴とする遊技機の制
御装置9。
【0116】
【発明の効果】 本発明の遊技機の制御装置によれば、
エラーの発生時に、制御用コマンドとして主制御基板か
ら表示用制御基板へ送信されるエラーコマンドは、少な
くとも1バイトが1ビット置きにセット及びリセットさ
れたビットデータで構成されているので、そのエラーコ
マンドが表示用制御基板によって正確に受信される場合
には、制御用コマンドを送信する信号線は正常であり異
常はない。一方、エラーコマンドが正確に表示用制御基
板に受信されると、所定のエラー表示が行われる。従っ
て、かかるエラー表示を利用して、制御用コマンドを送
信する信号線の異常を検出することができるという効果
がある。例えば、エラーを故意に発生させてエラー表示
が行われるか否かを確認することにより、信号線が正常
であるか否かを判断することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図3】 液晶ディスプレイの表示画面を9つの表示領
域に分割した様子を示した図である。
【図4】 変動パターン指定コマンドのコマンドコード
と、そのコマンド内容とを示した図である。
【図5】 (a)は、停止図柄指定コマンドのコマンド
コードと、そのコマンドコードによって指定される図柄
番号との対応関係を示した図である。(b)は、20種
類の図柄コードと図柄名との対応関係を示した図であ
る。
【図6】 (a)は、上段の表示領域で変動表示される
仮想図柄リールの構成を模式的に示した図であり、
(b)は、中段の表示領域で変動表示される仮想図柄リ
ールの構成を模式的に示した図であり、(c)は、下段
の表示領域で変動表示される仮想図柄リールの構成を模
式的に示した図である。
【図7】 図柄停止コマンドのコマンドコードと、その
コマンド内容とを示した図である。
【図8】 エラーコマンド及びエラー解除コマンドのコ
マンドコードと、そのコマンド内容とを示した図であ
る。
【図9】 主制御基板で実行されるリセット割込処理を
示したフローチャートである。
【図10】 リセット割込処理の中で実行されるコマン
ド設定処理を示したフローチャートである。
【図11】 リセット割込処理の中で実行されるエラー
コマンド送信処理を示したフローチャートである。
【図12】 表示用制御基板の割込処理で実行されるコ
マンド受信処理を示したフローチャートである。
【図13】 表示用制御基板のメイン処理で実行される
変動表示処理を示したフローチャートである。
【図14】 全図柄を一度に確定させる変動表示のタイ
ミングチャートである。
【図15】 9つの図柄を3図柄ずつ確定させる変動表
示のタイミングチャートである。
【図16】 従来技術における変動表示のタイミングを
示したチャートである。
【符号の説明】
3 液晶(LCD)ディスプレイ(表示装
置) 3a 上段の表示領域 3b 中段の表示領域 3c 下段の表示領域 3a1〜3c3 各図柄の表示領域 31 変動パターン指定コマンド(制御用コ
マンドの一部) 32 停止図柄指定コマンド(制御用コマン
ドの一部) 32a 図柄番号 32b 図柄コード 32c 図柄名 33 図柄停止コマンド(制御用コマンドの
一部) 41〜43 仮想図柄リール 81 エラーコマンド(制御用コマンドの一
部) 82 エラー解除コマンド(制御用コマンド
の一部) C 主制御基板 D 表示用制御基板 P パチンコ機(遊技機)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄等を表示する表示装置と、遊技の制
    御を行う主制御基板と、その主制御基板から送信される
    制御用コマンドに基づいて前記表示装置に図柄の変動表
    示等を行わせる表示用制御基板とを備えた遊技機の制御
    装置において、 エラーの発生時にそのエラーの発生を報せるエラーコマ
    ンドを前記制御用コマンドとして前記表示用制御基板へ
    送信する前記主制御基板に設けられたコマンド送信手段
    と、 そのコマンド送信手段によって送信されたエラーコマン
    ドを受信した場合に所定のエラー表示を行う前記表示用
    制御基板に設けられたエラー表示手段とを備えており、 前記エラーコマンドの少なくとも1バイトは、1ビット
    置きにセット及びリセットされたビットデータで構成さ
    れていることを特徴とする遊技機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016019811A (ja) * 2015-09-29 2016-02-04 株式会社三共 遊技機
JP2016154912A (ja) * 2016-04-28 2016-09-01 株式会社三洋物産 遊技機

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