JP2001079197A - 遊技機の制御装置 - Google Patents

遊技機の制御装置

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JP2001079197A JP25890399A JP25890399A JP2001079197A JP 2001079197 A JP2001079197 A JP 2001079197A JP 25890399 A JP25890399 A JP 25890399A JP 25890399 A JP25890399 A JP 25890399A JP 2001079197 A JP2001079197 A JP 2001079197A
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誠 保谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入時に初期画面を確実に表示すること
ができる遊技機の制御装置を提供すること。 【解決手段】 電源投入コマンド送信済フラグがオフさ
れていれば(S25:No)、電源投入コマンド1を送
信バッファへ書き込み(S26)、電源投入コマンド送
信済フラグをオンして(S27)、この処理を終了す
る。送信バッファへ書き込まれた電源投入コマンド1は
タイマ割込処理によって1バイトずつ表示用制御基板へ
送信され、そのコマンドを受信した表示用制御基板によ
って、LCDディスプレイに初期画面が表示される。こ
のように、電源投入時における初期画面の設定を1コマ
ンドで行うことにより、その初期画面の設定を瞬時に完
了することができるので、初期画面を電源投入時に確実
に表示することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機など
に代表される遊技機の制御装置に関し、特に、電源投入
時における初期画面を確実に表示することができる遊技
機の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機の遊技の制御を行う主制御
基板には、賞球や貸し球の払い出し制御を行う払出制御
基板や、効果音の出力制御を行う効果音制御基板、図柄
の変動表示等の表示制御を行う表示用制御基板などが接
続されている。これら各基板のうち、特に表示用制御基
板の制御は、主制御基板から表示用制御基板へ送信され
る制御用コマンドにより行われる。この制御用コマンド
は、同一の変動部分については同一の制御用コマンドで
制御できるようにするために細分化されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 しかしながら、電源
投入時における初期画面の設定も、かかる制御用コマン
ドを用いて行われるので、初期画面の設定を完了するた
めには、複数の制御用コマンドを主制御基板から表示用
制御基板へ送信しなければならない。特に、初期画面に
複数の図柄が表示される場合であって、各図柄に対して
それぞれ1コマンドずつ制御用コマンドを送信する場合
には、初期画面の設定に長時間を要してしまう。このた
め、初期画面の設定途中、即ち複数の制御用コマンドの
送信途中に、打球が図柄作動口を通過する場合がある
が、かかる場合には、初期画面の設定を完了する前に変
動表示を開始しなければならないので、電源の投入時に
初期画面を表示することができないという問題点があ
る。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、電源投入時に初期画面を確実に表
示することができる遊技機の制御装置を提供することを
目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機の制御装置は、図柄等を表示
する表示装置と、遊技の制御を行う主制御基板と、その
主制御基板から送信される制御用コマンドに基づいて前
記表示装置に図柄の変動表示等を行わせる表示用制御基
板とを備え、更に、前記主制御基板から前記表示用制御
基板へ送信される制御用コマンドとして、電源投入時に
おける前記表示装置の初期画面の設定を1コマンドで行
う電源投入コマンドを備えている。
【0006】この請求項1記載の遊技機の制御装置によ
れば、遊技機の電源が投入されると、主制御基板から表
示用制御基板へ電源投入コマンドが送信され、その電源
投入コマンドに基づいて表示用制御基板によって表示装
置の初期画面が設定される。電源投入コマンドは1コマ
ンドで構成されるので、かかる初期画面の設定は瞬時に
完了する。
【0007】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や他の遊技機に用
いることは、当然に可能である。
【0008】図1は、本実施例のパチンコ機Pの遊技盤
の正面図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞する
ことにより5個から15個の球が払い出される複数の入
賞口2が設けられている。また、遊技盤1の中央には、
複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液晶
(LCD)ディスプレイ3が設けられている。このLC
Dディスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されてお
り、3分割された各表示領域において、それぞれ右から
左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行わ
れる。
【0009】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動口(第1種始動口)4が設けられ、打球がこの図柄作
動口4を通過することにより、前記したLCDディスプ
レイ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方に
は、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この
特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示
結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致す
る場合に、大当たりとなって、打球が入賞しやすいよう
に所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、
打球が10個入賞するまで)開放される入賞口である。
【0010】この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが
設けられており、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾ
ーン5a内を通過すると、継続権が成立して、特定入賞
口5の閉鎖後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又
は、特定入賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放
される。この特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回
(16ラウンド)繰り返し可能にされており、開閉動作
の行われ得る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与さ
れた状態(特別遊技状態)である。
【0011】図2は、かかるパチンコ機Pの電気的構成
を示したブロック図である。パチンコ機Pの主制御基板
Cには、演算装置であるMPU11と、そのMPU11
により実行される各種の制御プログラムや固定値データ
を記憶したROM12と、各種のデータ等を一時的に記
憶するためのメモリであるRAM13とが搭載されてい
る。図9及び図10に示すフローチャートのプログラム
は、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶さ
れている。
【0012】RAM13は、送信バッファ13aと、コ
マンドカウンタ13bと、電源投入コマンド送信済フラ
グ13cとを備えている。送信バッファ13aは、LC
Dディスプレイ3の変動表示の制御のために、主制御基
板Cから表示用制御基板Dへ送信される制御用コマンド
を記憶するためのバッファである。制御用コマンドは2
バイトで構成されるので、この送信バッファ13aも2
バイトで構成される。送信バッファ13aへセット(書
き込み)された制御用コマンドは、タイマ割込処理によ
って、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0013】図3は、LCDディスプレイ3の表示画面
を9つの表示領域に分割した様子を示した図である。前
記した通り、本実施例の変動表示は、横方向に3分割さ
れた3つの表示領域3a,3b,3cにおいて、それぞ
れ矢印A方向へ横方向にスクロールしながら行われる。
この横方向に3分割された3つの表示領域3a,3b,
3cを、縦方向に更に3分割して9つの表示領域3a
1,・・・,3c3とし、その9つの表示領域3a1,
・・・,3c3に対して、図3に示すように、それぞれ
表示される「図柄1〜図柄9」の9つの図柄番号32a
が付されている。
【0014】図2に示すコマンドカウンタ13bは、制
御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
(図5参照)が指定するLCDディスプレイ3の表示領
域3a1〜3c3を示すためのカウンタであり、「1〜
10」の範囲で「1」ずつ更新される。コマンドカウン
タ13bの値が「1〜9」の範囲内にある場合には、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する図柄番号32
a(図5参照)の表示領域3a1〜3c3が指定され
る。また、コマンドカウンタ13bの値が「10」であ
る場合には、いずれの表示領域も指定されない。
【0015】電源投入コマンド送信済フラグ13cは、
パチンコ機Pの電源投入後に、図8に示す電源投入コマ
ンド1(81)を主制御基板Cから表示用制御基板Dへ
送信したことを示すためのフラグである。この電源投入
コマンド送信済フラグ13cは、パチンコ機Pの電源投
入直後におけるRAM13のクリア処理(図9のS2
1)によってオフされ、図10に示すコマンド設定処理
により電源投入コマンド1(81)を送信バッファ13
aへセットした後にオンされる(S27)。電源投入コ
マンド送信フラグ13cがオンされるまでは、他の制御
用コマンドの表示用制御基板Dへの送信は待機される
(S25:No)。一旦オンされた電源投入コマンド送
信済フラグ13cは、パチンコ機Pの電源がオフされる
まで、オフされない。本実施例の主制御基板Cからは、
図8に示す5種類の電源投入コマンド1〜5(81〜8
5)のうち、電源投入コマンド1(81)のみが表示用
制御基板Dへ送信される。なお、電源投入コマンド1〜
5(81〜85)の詳細については、図8を参照しつつ
後述する。
【0016】図2に示すように、これらMPU11、R
OM12、RAM13は、バスライン14を介して互い
に接続されており、バスライン14は、また、入出力ポ
ート15にも接続されている。この入出力ポート15は
表示用制御基板Dや他の入出力装置16と接続されてい
る。主制御基板Cは、入出力ポート15を介して、表示
用制御基板Dや他の入出力装置16へ各種コマンドを送
り、それら各装置を制御する。なお、主制御基板Cと表
示用制御基板Dとの接続は、入力および出力が固定的な
2つのバッファ(インバータゲート)17,28を介し
て行われている。よって、主制御基板Cと表示用制御基
板Dとの間における制御用コマンドの送受信は、主制御
基板Cから表示用制御基板Dへの一方向にのみ行われ、
表示用制御基板Dから主制御基板Cへ制御用コマンド等
を送信することはできない。
【0017】表示用制御基板Dは、MPU21と、プロ
グラムROM22と、ワークRAM23と、ビデオRA
M24と、キャラクタROM25と、画像コントローラ
26と、入力ポート29と、出力ポート27とを備えて
いる。入力ポート29の入力にはインバータゲート28
の出力が接続され、その入力ポート29の出力は、MP
U21、プログラムROM22、ワークRAM23を接
続するバスラインと接続されている。また、出力ポート
27の入力には画像コントローラ26が接続され、その
出力ポート27の出力にはLCDディスプレイ3が接続
されている。
【0018】表示用制御基板DのMPU21は、主制御
基板Cから送信される制御用コマンドに基づいて、LC
Dディスプレイ3の(変動)表示を制御するためのもの
であり、プログラムROM22には、このMPU21に
より実行される各種の制御プログラムや固定値データが
記憶されている。図11及び図12に示すフローチャー
トのプログラムは制御プログラムの一部として、また、
後述する各電源投入コマンド81〜85に対応する初期
画面データは固定値データの一部として、それぞれプロ
グラムROM22に記憶されている。
【0019】ワークRAM23は、MPU21による各
種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラ
グが記憶されるメモリであり、受信バッファ23aと、
コマンド受信フラグ23bと、9つの停止図柄1〜9メ
モリ23c〜23kとを備えている。
【0020】受信バッファ23aは、主制御基板Cから
送信される制御用コマンドを受信するためのバッファで
ある。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、受
信バッファ23aも同様に2バイトで構成される。コマ
ンド受信フラグ23bは、新たな制御用コマンドが受信
バッファ23aへ記憶された場合にオンされるフラグで
ある。コマンド受信フラグ23bがオンされていると、
受信バッファ23aに記憶される制御用コマンドが読み
出され、その読み出された制御用コマンドに基づいて、
LCDディスプレイ3の変動表示の制御が行われる。一
旦オンされたコマンド受信フラグ23bは、受信バッフ
ァ23aから制御用コマンドを読み出す際にオフされ
る。
【0021】停止図柄1〜9メモリ23c〜23kは、
制御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
によって送信される停止図柄の図柄コード32b(図5
参照)を記憶するためのメモリであり、LCDディスプ
レイ3の9つの表示領域3a1〜3c3(図3参照)に
対応してそれぞれ1つ、合計9つの停止図柄1〜9メモ
リ23c〜23kが設けられている。なお、停止図柄1
〜9メモリ23c〜23kの詳細については後述する。
【0022】ビデオRAM24は、LCDディスプレイ
3に表示される表示データが記憶されるメモリであり、
このビデオRAM24の内容を書き換えることにより、
LCDディスプレイ3の表示内容が変更される。即ち、
各表示領域3a1〜3c3における図柄の変動表示は、
ビデオRAM24の内容が書き換えられることにより行
われる。キャラクタROM25は、LCDディスプレイ
3に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶する
ためのメモリである。画像コントローラ26は、MPU
21、ビデオRAM24、出力ポート27のそれぞれの
タイミングを調整して、データの読み書きを介在すると
ともに、ビデオRAM24に記憶される表示データをキ
ャラクタROM25を参照して所定のタイミングでLC
Dディスプレイ3に表示させるものである。
【0023】次に、図4から図8を参照して、変動表示
の制御のために主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送
信される制御用コマンドについて説明する。制御用コマ
ンドは、変動パターン指定コマンド31と、停止図柄指
定コマンド32と、図柄停止コマンド33と、電源投入
コマンド1〜5(81〜85)とによって構成される。
なお、制御用コマンドは2バイトで構成されるので、そ
の1バイト目と2バイト目のコマンドコードを区別する
ために、1バイト目のコマンドコードは最上位ビットが
セットされ、2バイト目のコマンドコードは最上位ビッ
トがリセットされている。
【0024】図4は、変動パターン指定コマンド31の
コマンドコードと、そのコマンド内容とを示した図であ
る。変動パターン指定コマンド31は、変動表示を開始
させると共に、変動表示の開始から終了までの一連の変
動パターンを指定するためのコマンドである。1バイト
目のコマンドコードは「C0H」または「C1H」とさ
れており、合計56種類の変動パターンが用意されてい
る。
【0025】なお、変動パターン指定コマンド31によ
って指定される変動表示の制御は、その変動パターン指
定コマンド31を受信した表示用制御基板Dによって行
われるので、表示用制御基板Dの制御プログラムの内容
を変更することにより、同一コードの変動パターン指定
コマンド31に対する変動表示の内容を変更することが
できる。即ち、主制御基板Cの制御プログラムを変更す
ることなく、表示用制御基板Dの制御プログラムを変更
するだけで、変動表示の内容を変更することができるの
である。
【0026】図5(a)は、停止図柄指定コマンド32
のコマンドコードと、そのコマンドコードによって指定
される図柄番号32aとの対応関係を示した図である。
前記した通り、各図柄番号32aには、図3に示す各表
示領域3a1〜3c3がそれぞれ対応付けされている。
また、図5(b)は、20種類の図柄コード32bと図
柄名32cとの対応関係を示した図である。
【0027】停止図柄指定コマンド32は、変動パター
ン指定コマンド31で指定された変動パターンの変動表
示の終了時に、LCDディスプレイ3の各表示領域3a
1〜3c3にそれぞれ停止表示される図柄を指定するた
めのコマンドである。停止図柄指定コマンド32は、変
動パターン指定コマンド31が送信され変動表示が開始
された後に、LCDディスプレイ3の9つの表示領域3
a1〜3c3のそれぞれに対して、主制御基板Cから表
示用制御基板Dへ送信される。
【0028】この停止図柄指定コマンド32は、変動パ
ターン指定コマンド31と同様に2バイトで構成されて
いる。停止図柄指定コマンド32の1バイト目には、図
柄1〜9の表示領域3a1〜3c3を指定するコマンド
コードがセットされる。図5(a)に示すように、停止
図柄指定コマンド32の1バイト目のコマンドコードが
「90H」であれば図柄1の表示領域3a1が、「A0
H」であれば図柄2の表示領域3b1が、・・・、「B
2H」であれば図柄9の表示領域3c3が、それぞれ指
定される。停止図柄指定コマンド32の2バイト目に
は、1バイト目のコマンドコードで指定した図柄1〜9
の表示領域3a1〜3c3に停止表示される図柄の図柄
コード32bがセットされる。即ち、図5(b)に示す
ように、停止表示される図柄が「タコ」である場合には
「10H」が、「ハリセンボン」である場合には「11
H」が、・・・、「サメ(2)」である場合には「23
H」が、それぞれ停止図柄指定コマンド32の2バイト
目のコードとしてセットされる。
【0029】表示用制御基板Dは、停止図柄指定コマン
ド32を受信すると、実行中の変動パターンを考慮した
上で、停止図柄指定コマンド32で指定された図柄コー
ド32bの図柄で変動表示が終了するように、変動中の
図柄を差し替える。この図柄の差し替えは、変動表示が
高速変動されている場合に限って行われるので、遊技者
に図柄の差し替えが行われたことを気づかれることがな
い。
【0030】図5(b)に示すように、各図柄にはすべ
て異なった図柄コード32bが付与されている。特に、
図柄名32c「サメ(1)」と「サメ(2)」とは、L
CDディスプレイ3に全く同じ図柄として表示される
が、図5(b)に示すように、両図柄には「13H」と
「23H」との異なった図柄コード32bが付与されて
いる。同様に、図柄名32c「貝(1)」〜「貝(1
0)」も、LCDディスプレイ3に全く同じ図柄として
表示されるが、図5(b)に示すように、「19H」〜
「22H」の異なった図柄コード32bが付与されてい
る。
【0031】図6は、かかる上段・中段・下段の各段の
仮想図柄リール41〜43の構成を模式的に示した図で
ある。図6(a)には、LCDディスプレイ3の上段の
表示領域3aで変動表示される上段の仮想図柄リール4
1の構成が模式的に図示されている。図6(a)に示す
ように、上段の仮想図柄リール41には、18種類の図
柄が「貝(9)」,「カニ」,「貝(8)」,・・・,
「タコ」の順に配列されており、最終の「タコ」の図柄
の次には、先頭の図柄に戻って「貝(9)」,「カ
ニ」,「貝(8)」,・・・の各図柄が配列される。上
段の仮想図柄リール41は、かかる図柄の配列順に、L
CDディスプレイ3の上段の表示領域3aで変動表示さ
れる。
【0032】同様に、図6(c)には、LCDディスプ
レイ3の下段の表示領域3cで変動表示される下段の仮
想図柄リール43の構成が模式的に図示されている。図
6(c)に示すように、下段の仮想図柄リール43に
は、上段の仮想図柄リール41の配列と全く逆の配列
で、18種類の図柄が「タコ」,「貝(1)」,「ハリ
センボン」,・・・,「貝(9)」の順に配列されてい
る。最終の「貝(9)」の図柄の次には、先頭の図柄に
戻って「タコ」,「貝(1)」,「ハリセンボン」,・
・・の各図柄が配列される。下段の仮想図柄リール43
は、かかる図柄の配列順に、LCDディスプレイ3の下
段の表示領域3cで変動表示される。
【0033】図6(b)には、LCDディスプレイ3の
中段の表示領域3bで変動表示される中段の仮想図柄リ
ール42の構成が模式的に図示されている。図6(b)
に示すように、中段の仮想図柄リール42には、下段の
仮想図柄リール43の配列の最後尾に「サメ(2)」,
「貝(10)」の2種類の図柄を加えた合計20種類の
図柄が順に配列されている。上段および下段の仮想図柄
リール41,43の場合と同様に、最終の「貝(1
0)」の図柄の次には、先頭の図柄に戻って「タコ」,
「貝(1)」,「ハリセンボン」,・・・の各図柄が配
列される。中段の仮想図柄リール42は、かかる図柄の
配列順に、LCDディスプレイ3の中段の表示領域3b
で変動表示される。
【0034】図7は、図柄停止コマンド33のコマンド
コードと、そのコマンド内容とを示した図である。図柄
停止コマンド33は、指定した図柄番号32aの表示領
域3a1〜3c3で変動表示されている図柄を停止表示
(確定)させるためのコマンドである。表示用制御基板
Dが図柄停止コマンド33を受信すると、その図柄停止
コマンド33によって指定される表示領域3a1〜3c
3に停止図柄指定コマンド32によって既に指定されて
いる停止図柄が停止表示され、その表示領域3a1〜3
c3の図柄が確定する。即ち、図柄停止コマンド33で
指定された表示領域3a1〜3c3の変動表示が終了す
る。図柄停止コマンド33によって、9つすべての表示
領域3a1〜3c3の図柄が確定すると、変動パターン
指定コマンド31によって開始された一連の変動パター
ンの変動表示が終了する。
【0035】表示用制御基板Dは、変動パターン指定コ
マンド31と停止図柄指定コマンド32との内容を考慮
しつつ、変動表示終了のタイミングで停止図柄指定コマ
ンド32によって指定された図柄が該当する表示領域3
a1〜3c3に表示されるように、変動表示の高速変動
中に予め図柄の差し替えを行っている。しかも、主制御
基板Cは、変動パターン指定コマンド31で指定した変
動表示の変動パターンが終了するタイミングを見計らっ
て、図柄停止コマンド33を表示用制御基板Dへ送信す
るように制御している。よって、図柄停止コマンド33
による図柄の停止表示(確定)は、遊技者に違和感を与
えることなく、スムースに行われる。
【0036】なお、主制御基板Cからの図柄停止コマン
ド33の送信タイミングが速まった結果、変動パターン
指定コマンド31で指定した変動パターンの終了前であ
るにも拘わらず、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド
33を受信した場合には、表示用制御基板Dは、変動パ
ターンの終了前であっても、既に停止図柄指定コマンド
32で指定されている停止図柄を該当する表示領域3a
1〜3c3の中央に停止表示し、その表示領域3a1〜
3c3の図柄を確定する。
【0037】図柄停止コマンド33には、9つの表示領
域3a1〜3c3の図柄を個別に確定させる9種類のコ
マンドと、9つの表示領域3a1〜3c3の図柄をすべ
て一度に確定させる1種類のコマンドと、上段・中段・
下段の3段に分かれた3つの表示領域3a,3b,3c
の図柄を各段毎に個別に確定させる3種類のコマンドと
があり、合計13種類のコマンドが用意されている。こ
のうち、スクロールの単位となる上段・中段・下段の各
段毎に、3つずつの図柄を一度に確定させる図柄停止コ
マンド33(「80H,0BH」,「80H,0C
H」,「80H,0DH」)を用いれば、制御によっ
てLCDディスプレイ3の表示上に表される仮想図柄リ
ール41〜43のスクロールを、実際の図柄リールのス
クロールと同じように行わせるができ、遊技者の興趣を
一層向上させることができる。
【0038】図8は、電源投入コマンド81〜85のコ
マンドコードと、そのコマンド内容とを示した図であ
る。電源投入コマンド81〜85は、パチンコ機Pの電
源投入後に、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ最初
に送信される制御用コマンドである。この電源投入コマ
ンド81〜85を表示用制御基板Dが受信すると、受信
した電源投入コマンド81〜85に応じた初期画面がL
CDディスプレイ3に表示される。即ち、電源投入時に
おける初期画面の設定を、1の電源投入コマンド81〜
85によって行うことができるのである。
【0039】例えば、パチンコ機Pの電源投入後に、電
源投入コマンド1(81)が主制御基板Cから表示用制
御基板Dへ送信されると、上段の表示領域3aには左か
ら順に「貝(3),カメ,貝(2)」が、中段の表示領
域3bには左から順に「貝(3),サメ(1),貝
(4)」が、下段の表示領域3cには左から順に「貝
(9),タコ,貝(1)」が、初期画面として表示され
る。また、パチンコ機Pの電源投入後に、電源投入コマ
ンド2(82)が主制御基板Cから表示用制御基板Dへ
送信されると、上段の表示領域3aには左から順に「貝
(1),タコ,貝(9)」が、中段の表示領域3bには
左から順に「貝(1),ハリセンボン,貝(2)」が、
下段の表示領域3cには左から順に「貝(2),カメ,
貝(3)」が、初期画面として表示される。
【0040】電源投入コマンド81〜85は、図8に示
すように、他の制御用コマンドと同様に2バイトで構成
されている。1バイト目のコマンドコードは「F4
H」、2バイト目のコマンドコードは「01H〜05
H」とされており、合計5種類の電源投入コマンド81
〜85が用意されている。
【0041】本実施例では、主制御基板Cから送信され
る電源投入コマンド81〜85は、電源投入コマンド1
(81)だけである。これに対し、本実施例の表示用制
御基板Dは、5種類すべての電源投入コマンド1〜5
(81〜85)を受信できるように構成されている。即
ち、表示用制御基板Dでは、5種類の電源投入コマンド
81〜85に応じて、図8のコマンド内容に示す初期画
面をそれぞれ表示することができるのである。
【0042】ここで、主制御基板Cのバージョンや機種
などの種類に応じて、その主制御基板Cから送信される
電源投入コマンド81〜85を予め固定しておけば、電
源投入時にLCDディスプレイ3に表示される初期画面
を確認することによって、その主制御基板Cの種類を判
別することができるのである。なお、前記したように、
5種類の各電源投入コマンド81〜85に対応する初期
画面データは、表示用制御基板DのプログラムROM2
2内に記憶されている。
【0043】次に、上記のように構成されたパチンコ機
Pで実行される各処理を、図9から図12のフローチャ
ートを参照して説明する。図9は、パチンコ機Pの主制
御基板Cにおいて、4ms毎に実行されるリセット割込
処理のフローチャートである。パチンコ機Pの主な制御
は、このリセット割込処理によって実行される。
【0044】リセット割込処理では、まず、スタックポ
インタを設定し(S1)、RAM13の所定エリアに書
き込まれているパターンのチェックを行う(S2)。チ
ェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込ま
れていれば、RAM13に異常はなく正常であるので
(S2:正常)、処理をS3へ移行する。一方、S2の
チェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込
まれていなければ、電源投入後最初に実行されたリセッ
ト割込処理であるか、或いは、RAM13に異常がある
ので(S2:異常)、この場合には処理をS21へ移行
して、一旦、RAM13の内容をクリアした後、RAM
13内へ初期値を書き込んで(S21)、次のリセット
割込処理の発生を待機する。なお、このS21の処理で
RAM13に書き込まれる初期値の中には、S2の処理
でチェックされる所定のパターンが含まれている。
【0045】S3の処理ではタイマ割込の設定を行う
(S3)。ここで設定されるタイマ割込としては、LC
Dディスプレイ3の変動表示を制御する制御用コマンド
を表示用制御基板Dへ送信するためのストローブ信号を
発生させるタイマ割込などがある。タイマ割込の設定後
は、各割込を許可状態とする(S4)。割込の許可後
は、特別図柄変動処理(S15)や、表示データ作成処
理(S17)、ランプ・情報処理(S18)などによ
り、前回のリセット割込処理において更新された出力デ
ータを一度に各ポートへ出力するポート出力処理を実行
する(S5)。
【0046】更に、大当たりを決定するための乱数カウ
ンタの値を「+1」更新する乱数更新処理(S6)を実
行し、記憶タイマ減算処理を実行する(S7)。記憶タ
イマ減算処理は、大当たり判定の保留球が所定数以上あ
り、且つ、LCDディスプレイ3において図柄の変動表
示中である場合に、図柄の変動表示の時間短縮を行うも
のである。
【0047】スイッチ読込処理(S8)は、各スイッチ
の値を読み込んで、遊技領域1へ打ち込まれた打球の入
賞口2や大入賞口5(Vゾーン5aを含む)への入賞、
図柄作動口4の通過、更には賞球や貸球を検出するため
の処理である。カウント異常監視処理(S9)は、S8
のスイッチ読込処理によって読み込まれたスイッチデー
タに異常があるか否かを監視するための処理である。例
えば、大入賞口5が開放され、打球のVゾーン5aの通
過を検出するVカウントスイッチで打球が検出されたに
も拘わらず、Vゾーン5a以外の大入賞口5への入賞を
検出する10カウントスイッチで1球の打球も検出でき
ない場合には、10カウントスイッチが抜き取られるな
どして、10カウントスイッチに何らかの異常が発生し
ている。また、賞球を払い出すモータを駆動したにも拘
わらず、1球の賞球も払い出されない場合には、賞球の
払出装置に何らかの異常が発生している。このようにカ
ウント異常監視処理(S9)では、スイッチ読込処理
(S8)によって読み込まれたスイッチデータに基づい
て、上記のような異常の有無を監視している。
【0048】図柄カウンタ更新処理(S10)では、L
CDディスプレイ3で行われる変動表示の結果、停止表
示される図柄を決定するためのカウンタの更新処理が行
われる。また、図柄チェック処理(S11)では、図柄
カウンタ更新処理(S10)で更新されたカウンタの値
に基づいて、特別図柄変動処理(S15)で使用される
大当たり図柄や、はずれ図柄、更にはリーチ図柄などが
決定される。
【0049】S3からS11までの処理において、エラ
ーが発生していなければ(S12:正常)、普通図柄変
動処理(S13)によって、7セグメントLED(図示
せず)の変動表示を行うと共に、その変動表示の結果、
当たりが発生した場合には普通電動役物(図示せず)を
所定時間開放する当たり処理を実行する。その後、状態
フラグをチェックし(S14)、LCDディスプレイ3
において図柄の変動開始または変動表示中であれば(S
14:図柄変動中)、特別図柄変動処理(S15)によ
って、打球が図柄作動口4を通過するタイミングで読み
取った乱数カウンタの値に基づいて、大当たりか否かの
判定が行われると共に、LCDディスプレイ3において
図柄の変動処理を実行する。一方、状態フラグをチェッ
クした結果、大当たり中であれば(S14:大当り
中)、大入賞口5を開放するなどの大当たり処理(S1
6)を実行する。更に、状態フラグをチェックした結
果、図柄の変動中でも大当たり中でもなければ(S1
4:その他)、S15及びS16の処理をスキップし
て、S17の表示データ作成処理へ移行する。なお、S
12の処理において、エラーが確認された場合には(S
12:エラー)、S13〜S16の各処理をスキップし
て、S17の表示データ作成処理へ移行する。
【0050】表示データ作成処理(S17)では、図柄
の変動表示以外にLCDディスプレイ3に表示されるデ
モデータや、7セグメントLEDの表示データなどが作
成され、ランプ・情報処理(S18)では、保留球のラ
ンプデータをはじめ、各種のランプデータが作成され
る。効果音処理(S19)では、遊技の状況に応じた効
果音データが作成される。なお、これらの表示データお
よび効果音データは、前記したポート出力処理(S5)
やタイマ割込処理によって各装置へ出力される。
【0051】効果音処理(S19)の終了後は、次のリ
セット割込処理が発生するまでの残余時間の間、S10
と同一の処理である図柄カウンタ更新処理(S20)が
繰り返し実行される。S1〜S19の各処理の実行時間
は遊技の状態に応じて変化するので、次のリセット割込
処理が発生するまでの残余時間は、一定の時間ではな
い。よって、かかる残余時間を使用して図柄カウンタ更
新処理(S20)を繰り返し実行することにより、停止
図柄をランダムに変更することができる。
【0052】図10は、図9におけるリセット割込処理
の特別図柄変動処理(S15)内で実行されるコマンド
設定処理を示したフローチャートである。このコマンド
設定処理は、電源投入時における初期画面を設定するた
めの電源投入コマンド81〜85(本実施例では、電源
投入コマンド1(81)のみ)と、LCDディスプレイ
3の変動表示を制御する制御用コマンドである変動パタ
ーン指定コマンド31、停止図柄指定コマンド32、図
柄停止コマンド33とを、主制御基板Cから表示用制御
基板Dへ送信するために、各コマンド31〜33,81
を送信バッファ13aへ書き込む(セットする)ための
処理である。
【0053】コマンド設定処理では、まず、電源投入コ
マンド送信済フラグ13cがオンされているか否かを確
認する(S25)。電源投入コマンド送信済フラグ13
cがオフされていれば(S25:No)、未だ電源投入
コマンド1(81)は表示用制御基板Dへ送信されてお
らず、LCDディスプレイ3の初期画面は未設定となっ
ている。よって、かかる場合には、電源投入コマンド1
(81)を送信バッファ13aへ書き込み(S26)、
その後、電源投入コマンド送信済フラグ13cをオンし
て(S27)、この処理を終了する。送信バッファ13
aへ書き込まれた電源投入コマンド1(81)は、前記
した通り、S3の処理で設定されるタイマ割込処理によ
って、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0054】一方、電源投入コマンド送信済フラグ13
cがオンされていれば(S25:Yes)、既に、電源
投入コマンド1(81)は表示用制御基板Dへ送信さ
れ、LCDディスプレイ3の初期画面の設定は完了して
いる。よって、かかる場合には、変動表示の状態を状態
フラグによってチェックする(S31)。チェックの結
果、変動表示の開始であれば(S31:変動開始)、変
動パターン指定コマンド31を送信バッファ13aへ書
き込み(S32)、コマンドカウンタ13bの値を
「1」として(S33)、この処理を終了する。送信バ
ッファ13aへ書き込まれた変動パターン指定コマンド
31は、電源投入コマンド1(81)の場合と同様に、
S3の処理で設定されるタイマ割込処理によって、1バ
イトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0055】S31の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、図柄の変動表示中であれば(S31:変
動表示中)、コマンドカウンタ13bの値が「9」以下
であるか否かを調べる(S34)。コマンドカウンタ1
3bの値が「9」以下であれば(S34:Yes)、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する停止図柄指定
コマンド32の1バイト目を送信バッファ13aの上位
バイトへ書き込む(S35)。図5(a)に示す対応関
係に基づいて、例えば、コマンドカウンタ13bの値が
「1」であれば「90H」が、コマンドカウンタ13b
の値が「2」であれば「A0H」が、・・・、コマンド
カウンタ13bの値が「9」であれば「B2H」が、そ
れぞれ送信バッファ13aの上位バイトへ書き込まれ
る。
【0056】更に、コマンドカウンタ13bの値に対応
する停止図柄の図柄コード32bを送信バッファ13a
の下位バイトへ書き込む(S36)。例えば、コマンド
カウンタ13bの値が「1」であれば図柄1(3a1)
の表示領域に停止表示される図柄の図柄コード32b
が、コマンドカウンタ13bの値が「2」であれば図柄
2(3b1)の表示領域に停止表示される図柄の図柄コ
ード32bが、・・・、コマンドカウンタ13bの値が
「9」であれば図柄9(3c3)の表示領域に停止表示
される図柄の図柄コード32bが、それぞれ図5(b)
に示す対応関係に基づいて、送信バッファ13aの下位
バイトへ書き込まれる。ここで、停止図柄として「タ
コ」の図柄が指定される場合には「10H」の図柄コー
ド32bが、「ハリセンボン」の図柄が指定される場合
には「11H」の図柄コード32bが、・・・、「サメ
(2)」の図柄が指定される場合には「23H」の図柄
コード32bが、それぞれ指定される。
【0057】S35およびS36の処理によって、2バ
イトの停止図柄指定コマンド32を送信バッファ13a
へ書き込んだ後は、コマンドカウンタ13bの値を
「1」加算して(S37)、この処理を終了する。な
お、送信バッファ13aへ書き込まれた停止図柄指定コ
マンド32は、変動パターン指定コマンド31の場合と
同様に、S3の処理で設定されるタイマ割込処理によっ
て、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0058】一方、コマンドカウンタ13bの値が「1
0」以上であれば(S34:No)、9つ全ての表示領
域3a1〜3c3について停止図柄指定コマンド32を
送信したということである。よって、かかる場合には、
S35からS37の各処理をスキップして、この処理を
終了する。
【0059】S31の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、変動表示の終了のタイミングであれば
(S31:変動表示終了)、9つの表示領域3a1〜3
c3の全図柄を一度に停止表示(確定)させる図柄停止
コマンド33(80H,0AH)を送信バッファ13a
へ書き込み(S38)、この処理を終了する。送信バッ
ファ13aへ書き込まれた図柄停止コマンド33は、変
動パターン指定コマンド31の場合と同様に、S3の処
理で設定されるタイマ割込処理により、1バイトずつ表
示用制御基板Dへ送信される。この図柄停止コマンド3
3が表示用制御基板Dへ送信されることにより、変動パ
ターン指定コマンド31によって開始された一連の変動
表示が終了する。
【0060】なお、図柄停止コマンド33による図柄の
停止表示(確定)は、必ずしも、9つすべての図柄を一
度に確定させる必要はなく、例えば、9つの図柄をそれ
ぞれ別々に確定させたり、或いは、スクロールが行われ
る単位、即ち、上段の図柄、中段の図柄、下段の図柄の
各単位毎に図柄を確定させるようにしても良い。前者の
場合には、図7に示すように「80H,01H」〜「8
0H,09H」の図柄停止コマンド33が使用され、後
者の場合には「80H,0BH」〜「80H,0DH」
の図柄停止コマンド33が使用される。
【0061】図11は、表示用制御基板Dの受信割込処
理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートであ
る。このコマンド受信処理は、主制御基板Cから表示用
制御基板Dへ制御用コマンドが送信されると実行され
る。まず、主制御基板Cから送信され表示用制御基板D
で受信した制御用コマンドを受信バッファ23aへ書き
込み(S41)、更に、コマンド受信フラグ23bをオ
ンして(S42)、新たな制御用コマンドが受信バッフ
ァ23aに記憶されていることを示して、この処理を終
了する。
【0062】図12は、表示用制御基板Dのメイン処理
の中で実行される変動表示処理のフローチャートであ
る。変動表示処理では、主制御基板Cから受信した制御
用コマンドに基づいて、電源投入時における初期画面の
表示や、変動表示の制御が行われる。
【0063】まず、コマンド受信フラグ23bがオンさ
れているか否かを確認する(S51)。コマンド受信フ
ラグ23bがオンされていれば(S51:Yes)、何
らかの制御用コマンドを受信しているので、そのコマン
ド受信フラグ23bをオフした後に(S52)、受信バ
ッファ23aの上位バイトに記憶されているデータによ
り制御用コマンドの種類を確認する(S53)。
【0064】受信バッファ23aに記憶される制御用コ
マンドの上位バイトが「F4H」であれば、その制御用
コマンドは電源投入コマンド81〜85である。よっ
て、かかる場合には(S53:電源投入コマンド)、そ
の電源投入コマンド81〜85で指定される図柄を各表
示領域3a1〜3c3へそれぞれ表示して(S54)、
電源投入時における初期画面をLCDディスプレイ3に
表示する。即ち、1コマンドの電源投入コマンド81〜
85によって、初期画面の表示を完了することができる
のである。
【0065】例えば、受信した制御用コマンドが電源投
入コマンド1(81)(「F4H,01H」)であれ
ば、上段の表示領域3aには左から順に「貝(3),カ
メ,貝(2)」が、中段の表示領域3bには左から順に
「貝(3),サメ(1),貝(4)」が、下段の表示領
域3cには左から順に「貝(9),タコ,貝(1)」
が、初期画面として表示される。また、受信した制御用
コマンドが電源投入コマンド2(82)であれば、上段
の表示領域3aには左から順に「貝(1),タコ,貝
(9)」が、中段の表示領域3bには左から順に「貝
(1),ハリセンボン,貝(2)」が、下段の表示領域
3cには左から順に「貝(2),カメ,貝(3)」が、
初期画面として表示される。
【0066】なお、前記した通り、本実施例では、主制
御基板Cから送信されるのは電源投入コマンド1(8
1)のみであるが、表示用制御基板Dでは5種類すべて
の電源投入コマンド81〜85を受信可能にされてい
る。即ち、表示用制御基板DのプログラムROM22に
は、5種類すべての電源投入コマンド81〜85に対す
る初期画面データが記憶されているのである。
【0067】一方、S53の処理において、受信バッフ
ァ23aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが
「C0H」または「C1H」であれば、その制御用コマ
ンドは変動パターン指定コマンド31である。よって、
かかる場合には(S53:変動パターン指定コマン
ド)、全ての停止図柄1〜9メモリ23c〜23kの内
容を0クリアし(S55)、その後、その変動パターン
指定コマンド31に応じた変動表示をLCDディスプレ
イ3上で開始する(S56)。
【0068】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「90H
〜92H」,「A0H〜A2H」または「B0H〜B2
H」のいずれかであれば、その制御用コマンドは停止図
柄指定コマンド32である。よって、かかる場合には
(S53:停止図柄指定コマンド)、その停止図柄指定
コマンド32の2バイト目のコマンドである図柄コード
32bを対応する停止図柄1〜9メモリ23c〜23k
へ書き込む(S57)。図5(a)(b)に示すよう
に、例えば、受信バッファ23aに記憶される停止図柄
指定コマンド32が「90H,14H」であれば、「9
0H」に対応する停止図柄1メモリ23cに、「14H
(エビの図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。
また、受信バッファ23aに記憶される停止図柄指定コ
マンド32が「B2H,21H」であれば、「B2H」
に対応する停止図柄9メモリ23kに、「21H(貝の
図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。
【0069】その後は、LCDディスプレイ3上で高速
に変動されている変動中の図柄を、変動パターン指定コ
マンド31により指定された変動パターンとその変動パ
ターンの進行状況とを考慮して、停止図柄1〜9メモリ
23c〜23kに記憶される図柄コード32bの図柄で
変動表示が終了するように、変動中の図柄の差し替えを
行う(S58)。例えば、停止図柄1メモリ23cに
「14H」が記憶されている場合には、図柄1の表示領
域3a1の変動表示が「14H」の図柄コード32bで
ある「エビ」の図柄で終了するように、図柄の差し替え
が行われる。また、停止図柄9メモリ23kに「21
H」が記憶されている場合には、図柄9の表示領域3c
3の変動表示が「21H」の図柄コード32bである
「貝」の図柄で終了するように、図柄の差し替えが行わ
れる。
【0070】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「80
H」であれば、その制御用コマンドは図柄停止コマンド
33である。よって、かかる場合には(S53:図柄停
止コマンド)、その図柄停止コマンド33で指定された
図柄番号32aの表示領域3a1〜3c3の図柄を確定
し(S59)、その表示領域3a1〜3c3へ該当する
図柄を停止表示する。
【0071】例えば、「80H,0AH」の図柄停止コ
マンド33が受信バッファ23aに記憶されていれば、
9つすべての表示領域3a1〜3c3の図柄を一度に確
定し、停止表示する。また、「80H,0CH」の図柄
停止コマンド33が受信バッファ23aに記憶されてい
れば、中段の表示領域3bに表示される3つの図柄2,
5,8を一度に確定し、停止表示する。
【0072】なお、変動表示の終了タイミングの到来前
であっても、図柄停止コマンド33を受信した場合に
は、その図柄停止コマンド33により指示された表示領
域3a1〜3c3の変動表示を即座に停止(確定)す
る。よって、図柄停止コマンド33を受信するタイミン
グで、変動表示を実際に終了させることができる。
【0073】S51の処理においてコマンド受信フラグ
23bがオフされている場合や(S51:No)、S5
4,S56,S58,S59の各処理の実行後は、変動
表示の状況に応じて各処理を実行し(S60)、その
後、この変動表示処理を終了する。
【0074】次に、図13及び図14のタイミングチャ
ートを参照して、上述の説明に基づく変動表示のタイミ
ングについて説明する。まず、図13を参照して、9つ
全ての図柄を一度に停止表示(確定)させる場合のタイ
ミングについて説明する。主制御基板Cから表示用制御
基板Dへ変動パターン指定コマンド31が送信される
と、図柄1(3a1)〜図柄9(3c3)の全ての図柄
について変動表示が開始される。この変動パターン指定
コマンド31に続いて、高速変動の最中に、停止図柄指
定コマンド32が9つの表示領域3a1〜3c3に対し
て順に送信される。停止図柄指定コマンド32が表示用
制御基板Dによって受信されると、その停止図柄指定コ
マンド32により指定される停止図柄に合わせて、高速
変動中に図柄の差し替えが行われる。
【0075】その後、変動パターン指定コマンド31で
指定された変動パターンで、表示用制御基板Dによって
変動表示が継続され、変動表示の終了タイミングで、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへ、9つの全図柄を一
度に停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33(8
0H,0AH(図7参照))が送信される。この図柄停
止コマンド33が表示用制御基板Dにより受信される
と、変動パターン指定コマンド31によって開始された
一連の変動表示が終了する。変動表示の終了後は、所定
時間の経過により、各表示領域3a1〜3c3に停止表
示されている停止図柄指定コマンド32で指定した停止
図柄の表示が別の表示に切り替えられる。
【0076】なお、変動表示の終了タイミングが到来す
る前に、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド33を受
信した場合には、変動パターン指定コマンド31で指定
された変動表示の終了タイミングが到来していなくて
も、停止図柄指定コマンド32により指定された停止図
柄を、指定された表示領域3a1〜3c3へ、即座に、
停止表示する。かかる制御により、図柄停止コマンド3
3の送信(受信)タイミングに合わせて、変動表示を終
了させることができるのである。
【0077】次に、図14のタイミングチャートを参照
して、上段、下段、中段の順に、9つの図柄を3図柄ず
つ停止表示(確定)させる場合のタイミングについて説
明する。停止図柄指定コマンド32の送信までは、図1
3のタイミングと同様に行われ、高速変動中に図柄の差
し替えが行われる。
【0078】変動表示終了のタイミングで、主制御基板
Cから表示用制御基板Dへ、まず、上段の表示領域3a
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信される(80H,0BH(図7参
照))。この図柄停止コマンド33が表示用制御基板D
により受信されると、上段の図柄1,4,7が停止表示
(確定)する(図3参照)。次に、下段の表示領域3c
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信され(80H,0DH(図7参
照))、下段の図柄3,6,9が停止表示(確定)する
(図3参照)。更に、中段の表示領域3bに表示される
図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33が
送信され(80H,0CH(図7参照))、中段の図柄
2,5,8が確定する(図3参照)。以上3つの図柄停
止コマンド33により、変動パターン指定コマンド31
によって開始された一連の変動表示が終了する。
【0079】このように図柄のスクロール方向に合わせ
て、上段、下段、中段の順に図柄を停止表示(確定)さ
せることにより、制御によって表示上に表される仮想図
柄リール41〜43を、実際の図柄リールのように表現
することができる。なお、図柄のスクロール方向が縦方
向の場合には、図柄の停止表示(確定)は、例えば、
左、右、中の順に行われる。
【0080】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機Pによれば、変動パターン指定コマンド31によって
一連の変動パターンを一度に指定することができるの
で、変動表示の状態が変化する各ポイント毎に主制御基
板Cから制御用コマンドを送信する必要がない。よっ
て、主制御基板Cによる変動表示の制御負担を軽減する
ことができると共に、変動表示の制御のために主制御基
板Cに搭載されるプログラム容量やデータ容量を減少さ
せて、主制御基板Cのプログラム開発を容易にすること
ができる。
【0081】また、表示用制御基板D側で、変動パター
ン指定コマンド31に対応する変動表示の制御を変更す
れば、主制御基板Cのプログラムをそのままにして変動
パターンを変更することができる。よって、主制御基板
Cを共通化しつつ、単に表示用制御基板Dを取り替える
だけで、LCDディスプレイ3上に異なった変動表示を
行わせることができる。
【0082】更に、パチンコ機Pの電源投入時における
初期画面の設定は、電源投入コマンド1(81)を1コ
マンド(2バイト)、主制御基板Cから表示用制御基板
Dへ送信することにより行うことができるので、かかる
初期画面の設定を瞬時に完了して、その初期画面を電源
投入時に確実に表示することができる。
【0083】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0084】例えば、上記実施例では、本発明の制御用
コマンドを主制御基板Cから変動表示の制御を行う表示
用制御基板Dへ直接送信した。しかし、これに代えて、
主制御基板Cから一旦、表示用制御基板D以外の他のサ
ブ基板へ制御用コマンドを送信し、そのサブ基板から表
示用制御基板Dへ制御用コマンドを送信して変動表示を
制御したり、或いは、そのサブ基板によって制御用コマ
ンドを変動表示が変化するポイント毎に詳細に展開し、
その展開されたコマンドをサブ基板から表示用制御基板
Dへ送信して、変動表示を制御するようにしても良い。
なお、後者の構成にすれば、主制御基板Cおよび表示用
制御基板Dでの変動表示の制御負担を軽減することがで
きる。後者のように構成する場合には、表示用制御基板
Dおよびサブ基板の全体が請求項1記載の表示用制御基
板に該当する。
【0085】また、本発明の制御用コマンドは、LCD
ディスプレイ3の変動表示の制御のために用いられた
が、かかる制御用コマンド又はそのコマンド体系を用い
て、効果音を発する効果音基板や、各種のランプを点滅
させるランプ基板を制御するようにしても良い。
【0086】更に、本実施例の電源投入コマンド81〜
85では、9つの表示領域3a1〜3c3にそれぞれ表
示される9つの図柄が指定されたが、かかる指定に加え
て、背景画面や図柄以外のキャラクターなどを指定する
ようにしても良い。
【0087】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機の制御装置において、前記主制御基板は、電
源投入時に所定の前記電源投入コマンドを前記表示用制
御基板へ送信するものであり、前記表示用制御基板は、
複数種類の前記電源投入コマンドにそれぞれ対応した複
数種類の初期画面データを記憶する初期画面データ記憶
手段と、前記電源投入コマンドを受信した場合に、その
電源投入コマンドに応じた初期画面データを前記初期画
面データ記憶手段から読み出して前記表示装置へ表示す
る初期画面表示手段とを備えていることを特徴とする遊
技機の制御装置1。表示用制御基板は、主制御基板の種
類毎に異なった電源投入コマンドを受信することによ
り、電源投入時に表示される初期画面を主制御基板の種
類毎に異なったものとすることができる。よって、かか
る初期画面の違いにより主制御基板の種類(バージョ
ン、機種など)を確認することができる。一般に、同じ
種類の表示用制御基板および表示装置を使用し、主制御
基板だけを変更して、複数種類の遊技機が製造される
が、かかる遊技機の種類を初期画面の表示により確認
(判別)することができるのである。
【0088】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1は、前記電源投入コマンドに加
えて更に、前記制御用コマンドとして、前記変動表示の
一連の変動パターンを指定する変動パターン指定コマン
ドと、前記変動表示の終了時に前記表示装置に停止表示
される停止図柄を指定する停止図柄指定コマンドと、そ
の停止図柄指定コマンドにより指定された停止図柄を前
記表示装置へ停止表示(確定表示)させるタイミングを
指定するための図柄停止コマンドとを備えていることを
特徴とする遊技機の制御装置2。
【0089】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1若しくは2において、前記制御
用コマンドを前記主制御基板から一方向にのみ送信する
一方向手段を備えていることを特徴とする遊技機の制御
装置3。
【0090】請求項1記載の遊技機の制御装置、又は、
遊技機の制御装置1から3のいずれかにおいて、前記主
制御基板から送信される制御用コマンドは、前記表示用
制御基板へ直接送信されることを特徴とする遊技機の制
御装置4。
【0091】
【発明の効果】 本発明の遊技機の制御装置によれば、
1コマンドで構成される電源投入コマンドにより、電源
投入時における初期画面の設定が行われるので、かかる
初期画面の設定を瞬時に完了して、電源投入時の初期画
面を確実に表示することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例であるパチンコ機の遊技盤
の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図3】 液晶ディスプレイの表示画面を9つの表示領
域に分割した様子を示した図である。
【図4】 変動パターン指定コマンドのコマンドコード
と、そのコマンド内容とを示した図である。
【図5】 (a)は、停止図柄指定コマンドのコマンド
コードと、そのコマンドコードによって指定される図柄
番号との対応関係を示した図である。(b)は、20種
類の図柄コードと図柄名との対応関係を示した図であ
る。
【図6】 (a)は、上段の表示領域で変動表示される
仮想図柄リールの構成を模式的に示した図であり、
(b)は、中段の表示領域で変動表示される仮想図柄リ
ールの構成を模式的に示した図であり、(c)は、下段
の表示領域で変動表示される仮想図柄リールの構成を模
式的に示した図である。
【図7】 図柄停止コマンドのコマンドコードと、その
コマンド内容とを示した図である。
【図8】 電源投入コマンドのコマンドコードと、その
コマンド内容とを示した図である。
【図9】 主制御基板で実行されるリセット割込処理を
示したフローチャートである。
【図10】 リセット割込処理の中で実行されるコマン
ド設定処理を示したフローチャートである。
【図11】 表示用制御基板の割込処理で実行されるコ
マンド受信処理を示したフローチャートである。
【図12】 表示用制御基板のメイン処理で実行される
変動表示処理を示したフローチャートである。
【図13】 全図柄を一度に確定させる変動表示のタイ
ミングチャートである。
【図14】 9つの図柄を3図柄ずつ確定させる変動表
示のタイミングチャートである。
【符号の説明】
3 液晶(LCD)ディスプレイ(表示装
置) 3a 上段の表示領域 3b 中段の表示領域 3c 下段の表示領域 3a1〜3c3 各図柄の表示領域 31 変動パターン指定コマンド(制御用コ
マンドの一部) 32 停止図柄指定コマンド(制御用コマン
ドの一部) 32a 図柄番号 32b 図柄コード 32c 図柄名 33 図柄停止コマンド(制御用コマンドの
一部) 41〜43 仮想図柄リール 81〜85 電源投入コマンド(制御用コマンドの
一部) C 主制御基板 D 表示用制御基板 P パチンコ機(遊技機)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄等を表示する表示装置と、遊技の制
    御を行う主制御基板と、その主制御基板から送信される
    制御用コマンドに基づいて前記表示装置に図柄の変動表
    示等を行わせる表示用制御基板とを備えた遊技機の制御
    装置において、 前記主制御基板から前記表示用制御基板へ送信される制
    御用コマンドとして、電源投入時における前記表示装置
    の初期画面の設定を1コマンドで行う電源投入コマンド
    を備えていることを特徴とする遊技機の制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003000924A (ja) * 2001-06-22 2003-01-07 Sanyo Product Co Ltd 遊技機
JP2014076228A (ja) * 2012-10-12 2014-05-01 Sophia Co Ltd 遊技機

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