JP2001009111A - 遊技機の制御装置 - Google Patents

遊技機の制御装置

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JP2001009111A
JP2001009111A JP11182456A JP18245699A JP2001009111A JP 2001009111 A JP2001009111 A JP 2001009111A JP 11182456 A JP11182456 A JP 11182456A JP 18245699 A JP18245699 A JP 18245699A JP 2001009111 A JP2001009111 A JP 2001009111A
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誠 保谷
Tatsunori Taketomi
辰徳 武臣
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 変動表示が開始した後に停止図柄の指定を行
っても、指定した停止図柄で変動表示を終了させること
ができる遊技機の制御装置を提供すること。 【解決手段】 S84の処理では、停止図柄1,4,7
メモリに書き込まれた図柄コードに基づいて変動中の上
段の図柄が差し替えられる(S84)。変動表示は、L
CDディスプレイの各段において、それぞれ複数の図柄
が所定の順序で配列された仮想図柄リールを所定方向へ
スクロールさせながら行われるが、図柄の差し替えと
は、かかる仮想図柄リールのスクロールの順番を、それ
ぞれ少なくとも1カ所において変更することをいう。こ
の図柄の差し替えにより、LCDディスプレイへの図柄
の表示タイミングを変更することができるので、変動パ
ターン指定コマンドにより指定された一連の変動パター
ンを、停止図柄指定コマンドにより指定された停止図柄
で終了させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、パチンコ機など
に代表される遊技機の制御装置に関し、特に、変動表示
が開始した後に停止図柄の指定を行っても、その指定し
た停止図柄で変動表示を終了させることができる遊技機
の制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】 パチンコ機の遊技の制御を行う主制御
基板には、賞球や貸し球の払い出し制御を行う払出制御
基板や、効果音の出力制御を行う効果音制御基板、図柄
の変動表示等の表示制御を行う表示用制御基板などが接
続されている。これら各基板のうち、特に表示用制御基
板の制御は、主制御基板から表示用制御基板へ送信され
る制御用コマンドにより行われる。この制御用コマンド
は、同一の変動部分については同一の制御用コマンドで
制御できるようにするために細分化されている。
【0003】図柄の変動表示を行う表示装置が上段・中
段・下段の3行で構成され、その3行の各行毎に右から
左へ横方向にスクロールしながら変動表示が行われる場
合には、例えば、図23に示すように、主制御基板から
表示用制御基板へ制御用コマンド(1)〜(10)が送
信され、一連の図柄の変動表示が行われる。
【0004】まず、制御用コマンド(1)により、上段
・中段・下段の全3行について図柄の変動表示が開始さ
れる。次に、図柄の差し替えが、制御用コマンド(2)
により上段の図柄ついて、制御用コマンド(3)により
中段の図柄ついて、制御用コマンド(4)により下段の
図柄について、それぞれ行われる。制御用コマンド
(5)によって、高速変動されている全3行の変動表示
がそれぞれ減速され、制御用コマンド(6)により、上
段及び下段の表示が左右に行きつ戻りつ繰り返し変動さ
れると共に、中段の変動表示が中速変動とされる。更
に、制御用コマンド(7)により、中段の変動表示が低
速変動とされ、その後、制御用コマンド(8)により上
段の変動表示が停止され、制御用コマンド(9)により
下段の変動表示が停止され、制御用コマンド(10)に
より中段の変動表示が停止される。これにより3行すべ
ての変動表示が停止し、一連の変動表示が終了する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 このように変動表示
を制御する制御用コマンドは、変動表示の状態が変化す
る各ポイント毎に主制御基板から表示用制御基板へ送信
されるので、変動表示の殆どの制御を主制御基板で行う
ことになってしまう。このため主制御基板の制御負担が
大きくなって、主制御基板で実行される他の制御に支障
を来したり、或いは、変動表示の制御のために、容量に
制限のある主制御基板のプログラム容量やデータ容量を
増大させて、主制御基板のプログラム開発を困難にさせ
てしまう。
【0006】そこで、本願出願人は、特願平11−16
4210号(未公知)において、主制御基板から送信さ
れる制御用コマンドを最小3種類で構成して、変動表示
を制御する遊技機の制御装置を発明した。最小3種類の
制御用コマンドは、変動表示を開始させると共に、その
変動表示の一連の変動パターンを指定する変動パターン
指定コマンドと、変動表示の終了時にLCDディスプレ
イへ停止表示される停止図柄を指定する停止図柄指定コ
マンドと、変動表示の終了タイミングを指定する図柄停
止コマンドとよって構成される。
【0007】かかる発明によれば、変動パターン指定コ
マンドによって一連の変動パターンを一度に指定するこ
とができるので、変動表示の状態が変化する各ポイント
毎に主制御基板から制御用コマンドを送信する必要がな
く、主制御基板による変動表示の制御負担を軽減するこ
とができる。よって、変動表示の制御のために主制御基
板に搭載されるプログラム容量やデータ容量を減少させ
て、主制御基板のプログラム開発を容易にすることがで
きるのである。
【0008】ここで、停止図柄の指定を変動表示の開始
後に行うためには、変動パターン指定コマンドを送信し
た後で、停止図柄指定コマンドを送信しなければならな
い。かかる場合には、変動パターン指定コマンドによっ
て、一連の変動パターンが指定され、その指定された変
動パターンで変動表示が行われている最中に、停止図柄
指定コマンドによって停止図柄が指定される。よって、
そのままの状態で変動表示を継続させても、停止図柄指
定コマンドで指定した停止図柄で変動表示を終了させる
ことができないという問題点がある。
【0009】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、停止図柄の指定を変動表示が開始
した後に行っても、その指定した停止図柄で変動表示を
終了させることができる遊技機の制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】 この目的を達成するた
めに請求項1記載の遊技機の制御装置は、図柄等を表示
する表示装置と、遊技の制御を行う主制御基板と、その
主制御基板から送信される制御用コマンドに基づいて前
記表示装置により図柄の変動表示を行わせる表示用制御
基板とを備えており、前記主制御基板から送信される制
御用コマンドは、前記変動表示の一連の変動パターンを
指定する変動パターン指定コマンドと、前記変動表示の
終了時に前記表示装置に停止表示される停止図柄を指定
する停止図柄指定コマンドとにより少なくとも構成さ
れ、前記変動パターン指定コマンドにより指定された変
動表示の一連の変動パターンが前記停止図柄指定コマン
ドにより指定された停止図柄で終了するように、変動中
の図柄を差し替える差替手段を備えている。
【0011】この請求項1記載の遊技機の制御装置によ
れば、主制御基板から送信される変動パターン指定コマ
ンドによって、表示装置で行われる変動表示の一連の変
動パターンが指定され、停止図柄指定コマンドによっ
て、変動パターン指定コマンドにより指定された変動表
示の終了時に表示装置に停止表示される停止図柄が指定
される。これら制御用コマンドによる指定に基づいて、
表示用制御基板によって図柄の変動表示が行われ、この
変動表示の最中に、変動パターン指定コマンドにより指
定された変動表示の一連の変動パターンが停止図柄指定
コマンドにより指定された停止図柄で終了するように、
差替手段によって、変動中の図柄が差し替えられる。
【0012】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の好ましい実施例
について、添付図面を参照して説明する。本実施例で
は、遊技機の一例として弾球遊技機の一種であるパチン
コ機、特に、第1種パチンコ遊技機を用いて説明する。
なお、本発明を第3種パチンコ遊技機や他の遊技機に用
いることは、当然に可能である。
【0013】図1は、第1実施例のパチンコ機Pの遊技
盤の正面図である。遊技盤1の周囲には、打球が入賞す
ることにより5個から15個の球が払い出される複数の
入賞口2が設けられている。また、遊技盤1の中央に
は、複数種類の識別情報としての図柄などを表示する液
晶(LCD)ディスプレイ3が設けられている。このL
CDディスプレイ3の表示画面は横方向に3分割されて
おり、3分割された各表示領域において、それぞれ右か
ら左へ横方向にスクロールしながら図柄の変動表示が行
われる。
【0014】LCDディスプレイ3の下方には、図柄作
動口(第1種始動口)4が設けられ、打球がこの図柄作
動口4を通過することにより、前記したLCDディスプ
レイ3の変動表示が開始される。図柄作動口4の下方に
は、特定入賞口(大入賞口)5が設けられている。この
特定入賞口5は、LCDディスプレイ3の変動後の表示
結果が予め定められた図柄の組み合わせの1つと一致す
る場合に、大当たりとなって、打球が入賞しやすいよう
に所定時間(例えば、30秒経過するまで、あるいは、
打球が10個入賞するまで)開放される入賞口である。
この特定入賞口5内には、Vゾーン5aが設けられてお
り、特定入賞口5の開放中に、打球がVゾーン5a内を
通過すると、継続権が成立して、特定入賞口5の閉鎖
後、再度、その特定入賞口5が所定時間(又は、特定入
賞口5に打球が所定個数入賞するまで)開放される。こ
の特定入賞口5の開閉動作は、最高で16回(16ラウ
ンド)繰り返し可能にされており、開閉動作の行われ得
る状態が、いわゆる所定の遊技価値の付与された状態
(特別遊技状態)である。
【0015】図2は、かかるパチンコ機Pの電気的構成
を示したブロック図である。パチンコ機Pの主制御基板
Cには、演算装置であるMPU11と、そのMPU11
により実行される各種の制御プログラムや固定値データ
を記憶したROM12と、各種のデータ等を一時的に記
憶するためのメモリであるRAM13とが搭載されてい
る。図9及び図10に示すフローチャートのプログラム
は、制御プログラムの一部としてROM12内に記憶さ
れている。
【0016】RAM13は、送信バッファ13aと、コ
マンドカウンタ13bとを備えている。送信バッファ1
3aは、LCDディスプレイ3の変動表示の制御のため
に、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送信される制
御用コマンドを記憶するためのバッファである。制御用
コマンドは2バイトで構成されるので、この送信バッフ
ァ13aも2バイトで構成される。送信バッファ13a
へセット(書き込み)された制御用コマンドは、タイマ
割込処理によって、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送
信される。
【0017】図3は、LCDディスプレイ3の表示画面
を9つの表示領域に分割した様子を示した図である。前
記した通り、本実施例の変動表示は、横方向に3分割さ
れた3つの表示領域3a,3b,3cにおいて、それぞ
れ矢印A方向へ横方向にスクロールしながら行われる。
この横方向に3分割された3つの表示領域3a,3b,
3cを、縦方向に更に3分割して9つの表示領域3a
1,・・・,3c3とし、その9つの表示領域3a1,
・・・,3c3に対して、図3に示すように、それぞれ
表示される「図柄1〜図柄9」の9つの図柄番号32a
が付されている。
【0018】図2に示すコマンドカウンタ13bは、制
御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
(図5参照)が指定するLCDディスプレイ3の表示領
域3a1〜3c3を示すためのカウンタであり、「1〜
10」の範囲で「1」ずつ更新される。コマンドカウン
タ13bの値が「1〜9」の範囲内にある場合には、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する図柄番号32
a(図5参照)の表示領域3a1〜3c3が指定され
る。また、コマンドカウンタ13bの値が「10」であ
る場合には、いずれの表示領域も指定されない。
【0019】図2に示すように、これらMPU11、R
OM12、RAM13は、バスライン14を介して互い
に接続されており、バスライン14は、また、入出力ポ
ート15にも接続されている。この入出力ポート15は
表示用制御基板Dや他の入出力装置16と接続されてい
る。主制御基板Cは、入出力ポート15を介して、表示
用制御基板Dや他の入出力装置16へ各種コマンドを送
り、それら各装置を制御する。なお、主制御基板Cと表
示用制御基板Dとの接続は、入力および出力が固定的な
2つのバッファ(インバータゲート)17,28を介し
て行われている。よって、主制御基板Cと表示用制御基
板Dとの間における制御用コマンドの送受信は、主制御
基板Cから表示用制御基板Dへの一方向にのみ行われ、
表示用制御基板Dから主制御基板Cへ制御用コマンド等
を送信することはできない。
【0020】表示用制御基板Dは、MPU21と、プロ
グラムROM22と、ワークRAM23と、ビデオRA
M24と、キャラクタROM25と、画像コントローラ
26と、入力ポート29と、出力ポート27とを備えて
いる。入力ポート29の入力にはインバータゲート28
の出力が接続され、その入力ポート29の出力は、MP
U21、プログラムROM22、ワークRAM23を接
続するバスラインと接続されている。また、出力ポート
27の入力には画像コントローラ26が接続され、その
出力ポート27の出力にはLCDディスプレイ3が接続
されている。
【0021】表示用制御基板DのMPU21は、主制御
基板Cから送信される制御用コマンドに基づいて、LC
Dディスプレイ3の(変動)表示を制御するためのもの
であり、プログラムROM22には、このMPU21に
より実行される各種の制御プログラムが記憶されてい
る。図11から図15に示すフローチャートのプログラ
ムは、制御プログラムの一部としてプログラムROM2
2内に記憶されている。また、図7に示すディフォルト
図柄のデータも、このプログラムROM22内に記憶さ
れている。
【0022】ワークRAM23は、MPU21による各
種プログラムの実行時に使用されるワークデータやフラ
グが記憶されるメモリであり、受信バッファ23aと、
コマンド受信フラグ23bと、9つの停止図柄1〜9メ
モリ23c〜23kと、上段・中段・下段の各図柄差替
済フラグ23l〜23nとを備えている。
【0023】受信バッファ23aは、主制御基板Cから
送信される制御用コマンドを受信するためのバッファで
ある。制御用コマンドは2バイトで構成されるので、受
信バッファ23aも同様に2バイトで構成される。コマ
ンド受信フラグ23bは、新たな制御用コマンドが受信
バッファ23aへ記憶された場合にオンされるフラグで
ある。コマンド受信フラグ23bがオンされていると、
受信バッファ23aに記憶される制御用コマンドが読み
出され、その読み出された制御用コマンドに基づいて、
LCDディスプレイ3の変動表示の制御が行われる。一
旦オンされたコマンド受信フラグ23bは、受信バッフ
ァ23aから制御用コマンドを読み出す際にオフされ
る。
【0024】停止図柄1〜9メモリ23c〜23kは、
制御用コマンドの一種である停止図柄指定コマンド32
によって送信される停止図柄の図柄コード32b(図5
参照)を記憶するためのメモリであり、LCDディスプ
レイ3の9つの表示領域3a1〜3c3(図3参照)に
対応してそれぞれ1つ、合計9つの停止図柄1〜9メモ
リ23c〜23kが設けられている。なお、停止図柄1
〜9メモリ23c〜23kの詳細については後述する。
【0025】上段図柄差替済フラグ23lは、LCDデ
ィスプレイ3の横方向に3分割された3つの表示領域3
a,3b,3cのうち、上段の表示領域3aで変動表示
される図柄の差し替えが行われたことを示すためのフラ
グである。変動パターン指定コマンド31によって開始
される変動表示は、その変動パターン指定コマンドによ
って指定される一連の変動パターンを演出した後に、停
止図柄指定コマンド32によって指定される停止図柄で
終了しなければならない。よって、停止図柄指定コマン
ド32によって指定された停止図柄で一連の変動パター
ンが終了するように、高速変動表示中の各図柄について
図柄の差し替えが行われる。上段図柄差替済フラグ23
lは、かかる図柄の差し替えが上段の表示領域3aにつ
いて行われた場合にオンされるフラグである。なお、上
段図柄差替済フラグ23lは、変動表示の開始時にオフ
される。
【0026】上段図柄差替済フラグ23lと同様に、中
段図柄差替済フラグ23mは、LCDディスプレイ3の
中段の表示領域3bで変動表示される図柄の差し替えが
行われたことを示すためのフラグであり、変動表示の開
始時にオフされ、中段の表示領域3bについて図柄の差
し替えが行われた場合にオンされるフラグである。ま
た、下段図柄差替済フラグ23nは、LCDディスプレ
イ3の下段の表示領域3cで変動表示される図柄の差し
替えが行われたことを示すためのフラグであり、上段図
柄差替済フラグ23lと同様に、変動表示の開始時にオ
フされ、下段の表示領域3cについて図柄の差し替えが
行われた場合にオンされるフラグである。
【0027】ここで、図柄の差し替えについて説明す
る。変動表示は、後述するように、LCDディスプレイ
3の上段・中段・下段の各段において、それぞれ複数の
図柄が所定の順序で配列された仮想図柄リール41〜4
3(図6参照)を、図3の矢印A方向にスクロールさせ
ながら行われる。図柄の差し替えとは、かかる仮想図柄
リール41〜43のスクロールの順番を、それぞれ少な
くとも1カ所において(通常は1カ所)変更することを
いう。
【0028】例えば、図柄の差し替えにより、上段の表
示領域3aに表示される図柄を、「貝(8)」が表示さ
れた直後に「5」図柄をスキップさせる場合について説
明する。上段の表示領域3aの右端の表示領域3a3に
「貝(9)」、「カニ」、「貝(8)」の順にスクロー
ル表示された場合、上段の仮想図柄リール41の配列に
よれば、本来、次に表示される図柄は「Aフィッシュ」
である。しかし、この「Aフィッシュ」に代えて、「貝
(8)」の次に「Aフィッシュ」から「5」図柄スキッ
プした「貝(5)」を表示してスクロールの順番を変更
し、図柄の差し替えを行うのである。「Aフィッシュ」
の図柄が「貝(5)」に差し替えられた後は、上段の仮
想図柄リール41の配列に基づいて「エビ」、「貝
(4)」、「サメ(1)」、・・・の順にスクロール表
示が行われる。なお、図柄の差し替えは、スクロール表
示の開始側(上流側)の表示領域3a3,3b3,3c
3に表示される図柄について行われる。
【0029】このように図柄の差し替えにより、LCD
ディスプレイ3への図柄の表示タイミングを変更するこ
とができる。よって、表示用制御基板Dは、変動パター
ン指定コマンド31により指定された一連の変動パター
ンを考慮した上で、停止図柄指定コマンド32により指
定された停止図柄で変動表示が終了するように、変動中
の図柄を差し替えることができるのである。
【0030】なお、図柄の差し替えは、変動表示が高速
に行われている場合に限って行われるので、図柄の差し
替えが行われたことを、遊技者に気づかれることはな
い。上記の例で言えば、図柄の差し替えにより「貝
(8)」の次に「貝(5)」の図柄が表示されるため、
上段の表示領域3aには「貝」の図柄が連続して表示さ
れることになるが、かかる表示は高速変動中に行われる
ので、遊技者に気づかれることがなく、遊技の進行に支
障を来すことがない。
【0031】ビデオRAM24は、LCDディスプレイ
3に表示される表示データが記憶されるメモリであり、
このビデオRAM24の内容を書き換えることにより、
LCDディスプレイ3の表示内容が変更される。即ち、
各表示領域3a1〜3c3における図柄の変動表示は、
ビデオRAM24の内容が書き換えられることにより行
われる。キャラクタROM25は、LCDディスプレイ
3に表示される図柄などのキャラクタデータを記憶する
ためのメモリである。画像コントローラ26は、MPU
21、ビデオRAM24、出力ポート27のそれぞれの
タイミングを調整して、データの読み書きを介在すると
ともに、ビデオRAM24に記憶される表示データをキ
ャラクタROM25を参照して所定のタイミングでLC
Dディスプレイ3に表示させるものである。
【0032】次に、図4から図8を参照して、変動表示
の制御のために主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送
信される制御用コマンドについて説明する。制御用コマ
ンドは、変動パターン指定コマンド31と、停止図柄指
定コマンド32と、図柄停止コマンド33との3種類の
コマンドによって構成される。なお、制御用コマンドは
2バイトで構成されるので、その1バイト目と2バイト
目のコマンドコードを区別するために、1バイト目のコ
マンドコードは最上位ビットがセットされ、2バイト目
のコマンドコードは最上位ビットがリセットされてい
る。
【0033】図4は、変動パターン指定コマンド31の
コマンドコードと、そのコマンド内容とを示した図であ
る。変動パターン指定コマンド31は、変動表示を開始
させると共に、変動表示の開始から終了までの一連の変
動パターンを指定するためのコマンドである。1バイト
目のコマンドコードはC0HまたはC1Hとされてお
り、合計56種類の変動パターンが用意されている。
【0034】なお、変動パターン指定コマンド31によ
って指定される変動表示の制御は、その変動パターン指
定コマンド31を受信した表示用制御基板Dによって行
われるので、表示用制御基板Dの制御プログラムの内容
を変更することにより、同一コードの変動パターン指定
コマンド31に対する変動表示の内容を変更することが
できる。即ち、主制御基板Cの制御プログラムを変更す
ることなく、表示用制御基板Dの制御プログラムを変更
するだけで、変動表示の内容を変更することができるの
である。
【0035】図5(a)は、停止図柄指定コマンド32
のコマンドコードと、そのコマンドコードによって指定
される図柄番号32aとの対応関係を示した図である。
前記した通り、各図柄番号32aには、図3に示す各表
示領域3a1〜3c3がそれぞれ対応付けされている。
また、図5(b)は、20種類の図柄コード32bと図
柄名32cとの対応関係を示した図である。
【0036】停止図柄指定コマンド32は、変動パター
ン指定コマンド31で指定された変動パターンの変動表
示の終了時に、LCDディスプレイ3の各表示領域3a
1〜3c3にそれぞれ停止表示される図柄を指定するた
めのコマンドである。停止図柄指定コマンド32は、変
動パターン指定コマンド31が送信され変動表示が開始
された後に、LCDディスプレイ3の9つの表示領域3
a1〜3c3のそれぞれに対して、主制御基板Cから表
示用制御基板Dへ送信される。
【0037】この停止図柄指定コマンド32は、変動パ
ターン指定コマンド31と同様に2バイトで構成されて
いる。停止図柄指定コマンド32の1バイト目には、図
柄1〜9の表示領域3a1〜3c3を指定するコマンド
コードがセットされる。図5(a)に示すように、停止
図柄指定コマンド32の1バイト目のコマンドコードが
「90H」であれば図柄1の表示領域3a1が、「A0
H」であれば図柄2の表示領域3b1が、・・・、「B
2H」であれば図柄9の表示領域3c3が、それぞれ指
定される。停止図柄指定コマンド32の2バイト目に
は、1バイト目のコマンドコードで指定した図柄1〜9
の表示領域3a1〜3c3に停止表示される図柄の図柄
コード32bがセットされる。即ち、図5(b)に示す
ように、停止表示される図柄が「タコ」である場合には
「10H」が、「ハリセンボン」である場合には「11
H」が、・・・、「サメ(2)」である場合には「23
H」が、それぞれ停止図柄指定コマンド32の2バイト
目のコードとしてセットされる。
【0038】表示用制御基板Dは、停止図柄指定コマン
ド32を受信すると、実行中の変動パターンを考慮した
上で、停止図柄指定コマンド32で指定された図柄コー
ド32bの図柄で変動表示が終了するように、変動中の
図柄を差し替える。この図柄の差し替えは、変動表示が
高速変動されている場合に限って行われるので、遊技者
に図柄の差し替えが行われたことを気づかれることがな
い。
【0039】図5(b)に示すように、各図柄にはすべ
て異なった図柄コード32bが付与されている。特に、
図柄名32c「サメ(1)」と「サメ(2)」とは、L
CDディスプレイ3に全く同じ図柄として表示される
が、図5(b)に示すように、両図柄には「13H」と
「23H」との異なった図柄コード32bが付与されて
いる。同様に、図柄名32c「貝(1)」〜「貝(1
0)」も、LCDディスプレイ3に全く同じ図柄として
表示されるが、図5(b)に示すように、「19H」〜
「22H」の異なった図柄コード32bが付与されてい
る。
【0040】図6は、かかる上段・中段・下段の各段の
仮想図柄リール41〜43の構成を模式的に示した図で
ある。図6(a)には、LCDディスプレイ3の上段の
表示領域3aで変動表示される上段の仮想図柄リール4
1の構成が模式的に図示されている。図6(a)に示す
ように、上段の仮想図柄リール41には、18種類の図
柄が「貝(9)」,「カニ」,「貝(8)」,・・・,
「タコ」の順に配列されており、最終の「タコ」の図柄
の次には、先頭の図柄に戻って「貝(9)」,「カ
ニ」,「貝(8)」,・・・の各図柄が配列される。上
段の仮想図柄リール41は、かかる図柄の配列順に、L
CDディスプレイ3の上段の表示領域3aで変動表示さ
れる。
【0041】同様に、図6(c)には、LCDディスプ
レイ3の下段の表示領域3cで変動表示される下段の仮
想図柄リール43の構成が模式的に図示されている。図
6(c)に示すように、下段の仮想図柄リール43に
は、上段の仮想図柄リール41の配列と全く逆の配列
で、18種類の図柄が「タコ」,「貝(1)」,「ハリ
センボン」,・・・,「貝(9)」の順に配列されてい
る。最終の「貝(9)」の図柄の次には、先頭の図柄に
戻って「タコ」,「貝(1)」,「ハリセンボン」,・
・・の各図柄が配列される。下段の仮想図柄リール43
は、かかる図柄の配列順に、LCDディスプレイ3の下
段の表示領域3cで変動表示される。
【0042】図6(b)には、LCDディスプレイ3の
中段の表示領域3bで変動表示される中段の仮想図柄リ
ール42の構成が模式的に図示されている。図6(b)
に示すように、中段の仮想図柄リール42には、下段の
仮想図柄リール43の配列の最後尾に「サメ(2)」,
「貝(10)」の2種類の図柄を加えた合計20種類の
図柄が順に配列されている。上段および下段の仮想図柄
リール41,43の場合と同様に、最終の「貝(1
0)」の図柄の次には、先頭の図柄に戻って「タコ」,
「貝(1)」,「ハリセンボン」,・・・の各図柄が配
列される。中段の仮想図柄リール42は、かかる図柄の
配列順に、LCDディスプレイ3の中段の表示領域3b
で変動表示される。
【0043】従って、9つの表示領域3a1〜3c3の
それぞれに対して、主制御基板Cから表示用制御基板D
へ送信される停止図柄指定コマンド32に一部の欠落が
あっても、各段(上段・中段・下段)について、それぞ
れ1以上の停止図柄指定コマンド32が正常に受信でき
ていれば、欠落した停止図柄指定コマンド32の図柄コ
ード32bを算出することができる。即ち、すべての図
柄について異なった図柄コード32bを付与すると共
に、仮想図柄リール41〜43(図6参照)の配列を固
定することにより、主制御基板Cから表示用制御基板D
へ送信される停止図柄指定コマンド32に一部の欠落が
あっても、その欠落した停止図柄指定コマンド32の図
柄コード32bを算出して、正常な変動表示(および変
動表示終了時における停止表示)を行わせることができ
るのである。図7は、本実施例で使用されるディフォル
ト図柄を模式的に示した図である。ディフォルト図柄と
は、停止図柄指定コマンド32によって停止図柄を指定
することができない場合に、本来の停止図柄に代わって
停止図柄として使用される図柄である。例えば、停止図
柄指定コマンド32の送受信時に何らかのエラーが発生
して、停止図柄を全く指定することができない場合など
に使用される。
【0044】前記したように、仮想図柄リール41〜4
3の配列は固定されており、その各仮想図柄リール41
〜43を構成する図柄には、それぞれ異なった図柄コー
ド32bが付与されている(図6参照)。よって、停止
図柄指定コマンド32の送受信時に何らかのエラーが発
生しても、上段・中段・下段の各表示領域3a,3b,
3cのそれぞれにおいて、少なくとも1つの停止図柄を
正常に受信できれば、その段の他の停止図柄をすべて算
出することができるのである。
【0045】しかしながら、1の段の3つの停止図柄の
すべてを受信できない場合や、1の段の2つ又は3つの
停止図柄を受信できてもその図柄の配列が仮想図柄リー
ル41〜43の配列と一致しない場合には、1の停止図
柄の図柄コード32bからその段の他の停止図柄の図柄
コード32bを算出することはできない。このように、
停止図柄指定コマンド32により指定されない停止図柄
(未指定の停止図柄)や、誤って指定された停止図柄
(誤指定の停止図柄)がある場合であって、その未指定
又は誤指定の停止図柄の算出が不可能である場合に、未
指定又は誤指定の停止図柄に代わって停止図柄として使
用されるのがディフォルト図柄である。
【0046】このディフォルト図柄は、9つの図柄のセ
ット(組み合わせ)で構成されており、その9つの図柄
はLCDディスプレイ3の9つの表示領域3a1〜3c
3にそれぞれ対応付けられている。具体的には、LCD
ディスプレイ3の上段の表示領域3aには左から順に
「貝(3)」,「カメ」,「貝(2)」のディフォルト
図柄が、中段の表示領域3bには「貝(3)」,「サメ
(1)」,「貝(4)」のディフォルト図柄が、下段の
表示領域3cには「貝(9)」,「タコ」,「貝
(1)」のディフォルト図柄が、それぞれ対応付けられ
ている。
【0047】ディフォルト図柄は、大入賞口5の開放を
伴う大当たり表示ではなく、ハズレ表示を構成する図柄
の組み合わせとされている。よって、停止図柄指定コマ
ンド32の送受信時に何らかのエラーが発生し、本来の
停止図柄に代えてディフォルト図柄を使用する場合、変
動表示の終了時にLCDディスプレイ3に停止表示され
るのはハズレ表示となり、大当たり表示にはならない。
【0048】大当たりの判定は主制御基板Cの制御上で
行われるが、かかる主制御基板Cの制御上でハズレと判
定されている場合には、ディフォルト図柄によるLCD
ディスプレイ3のハズレ表示は、主制御基板Cの制御上
の判定結果と一致する。よって、本来の停止図柄に代え
てディフォルト図柄を使用しても、遊技の進行に関して
問題は生じない。
【0049】一方、主制御基板Cの制御上で大当たりと
判定されている場合には、ディフォルト図柄によるLC
Dディスプレイ3のハズレ表示は、主制御基板Cの制御
上の判定結果と不一致となるが、かかる場合には、変動
表示がハズレ表示で終了したにも拘わらず、大当たりと
なって大入賞口5の開放などが行われるので、遊技者は
不満を抱くどころか、むしろ満足する。なお、本来は大
当たりが発生したのであるから、主制御基板Cにより大
当たりの制御が行われても問題はない。
【0050】このようにディフォルト図柄をハズレ図柄
(ハズレ表示となる図柄)で構成することにより、停止
図柄指定コマンド32の送受信時において何らかのエラ
ーが発生しても、遊技者を満足させつつ、遊技を継続す
ることができるのである。
【0051】図8は、図柄停止コマンド33のコマンド
コードと、そのコマンド内容とを示した図である。図柄
停止コマンド33は、指定した図柄番号32aの表示領
域3a1〜3c3で変動表示されている図柄を停止表示
(確定)させるためのコマンドである。表示用制御基板
Dが図柄停止コマンド33を受信すると、その図柄停止
コマンド33によって指定される表示領域3a1〜3c
3に停止図柄指定コマンド32によって既に指定されて
いる停止図柄が停止表示され、その表示領域3a1〜3
c3の図柄が確定する。即ち、図柄停止コマンド33で
指定された表示領域3a1〜3c3の変動表示が終了す
る。図柄停止コマンド33によって、9つすべての表示
領域3a1〜3c3の図柄が確定すると、変動パターン
指定コマンド31によって開始された一連の変動表示が
終了する。
【0052】表示用制御基板Dは、変動パターン指定コ
マンド31と停止図柄指定コマンド32との内容を考慮
しつつ、変動表示終了のタイミングで停止図柄指定コマ
ンド32によって指定された図柄が該当する表示領域3
a1〜3c3に表示されるように、変動表示の高速変動
中に予め図柄の差し替えを行っている。しかも、主制御
基板Cは、変動パターン指定コマンド31で指定した変
動表示の変動パターンが終了するタイミングを見計らっ
て、図柄停止コマンド33を表示用制御基板Dへ送信す
るように制御している。よって、図柄停止コマンド33
による図柄の停止表示(確定)は、遊技者に違和感を与
えることなく、スムースに行われる。
【0053】なお、主制御基板Cからの図柄停止コマン
ド33の送信タイミングが遅れた結果、変動パターン指
定コマンド31で指定した変動パターンが終了したにも
拘わらず、表示用制御基板Dで図柄停止コマンド33を
受信できない場合には、表示用制御基板Dは、停止図柄
指定コマンド32で指定された停止図柄を該当する表示
領域3a1〜3c3内で行きつ戻りつさせた表示、いわ
ゆる左右にブラブラさせた表示を継続する(図16参
照)。そして、主制御基板Cから図柄停止コマンド33
を受信すると、停止図柄指定コマンド32で指定された
停止図柄を該当する表示領域3a1〜3c3の中央に停
止表示し、その表示領域3a1〜3c3の図柄を確定す
る。
【0054】一方、主制御基板Cからの図柄停止コマン
ド33の送信タイミングが速まった結果、変動パターン
指定コマンド31で指定した変動パターンの終了前であ
るにも拘わらず、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド
33を受信した場合には、表示用制御基板Dは、変動パ
ターンの終了前であっても、既に停止図柄指定コマンド
32で指定されている停止図柄を該当する表示領域3a
1〜3c3の中央に停止表示し、その表示領域3a1〜
3c3の図柄を確定する。
【0055】図柄停止コマンド33には、9つの表示領
域3a1〜3c3の図柄を個別に確定させる9種類のコ
マンドと、9つの表示領域3a1〜3c3の図柄をすべ
て一度に確定させる1種類のコマンドと、上段・中段・
下段の3段に分かれた3つの表示領域3a,3b,3c
の図柄を各段毎に個別に確定させる3種類のコマンドと
があり、合計13種類のコマンドが用意されている。こ
のうち、スクロールの単位となる上段・中段・下段の各
段毎に、3つずつの図柄を一度に確定させる図柄停止コ
マンド33(「80H,0BH」,「80H,0C
H」,「80H,0DH」)を用いれば、制御によっ
てLCDディスプレイ3の表示上に表される仮想図柄リ
ール41〜43のスクロールを、実際の図柄リールのス
クロールと同じように行わせるができ、遊技者の興趣を
一層向上させることができる。
【0056】次に、上記のように構成されたパチンコ機
Pで実行される各処理を、図9から図15のフローチャ
ートを参照して説明する。図9は、パチンコ機Pの主制
御基板Cにおいて、4ms毎に実行されるリセット割込
処理のフローチャートである。パチンコ機Pの主な制御
は、このリセット割込処理によって実行される。
【0057】リセット割込処理では、まず、スタックポ
インタを設定し(S1)、RAM13の所定エリアに書
き込まれているパターンのチェックを行う(S2)。チ
ェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込ま
れていれば、RAM13に異常はなく正常であるので
(S2:正常)、処理をS3へ移行する。一方、S2の
チェックの結果、所定エリアに所定のパターンが書き込
まれていなければ、電源投入後最初に実行されたリセッ
ト割込処理であるか、或いは、RAM13に異常がある
ので(S2:異常)、この場合には処理をS21へ移行
して、一旦、RAM13の内容をクリアした後、RAM
13内へ初期値を書き込んで(S21)、次のリセット
割込処理の発生を待機する。なお、このS21の処理で
RAM13に書き込まれる初期値の中には、S2の処理
でチェックされる所定のパターンが含まれている。
【0058】S3の処理ではタイマ割込の設定を行う
(S3)。ここで設定されるタイマ割込としては、LC
Dディスプレイ3の変動表示を制御する制御用コマンド
を表示用制御基板Dへ送信するためのストローブ信号を
発生させるタイマ割込などがある。タイマ割込の設定後
は、各割込を許可状態とする(S4)。割込の許可後
は、特別図柄変動処理(S15)や、表示データ作成処
理(S17)、ランプ・情報処理(S18)などによ
り、前回のリセット割込処理において更新された出力デ
ータを一度に各ポートへ出力するポート出力処理を実行
する(S5)。
【0059】更に、大当たりを決定するための乱数カウ
ンタの値を「+1」更新する乱数更新処理(S6)を実
行し、記憶タイマ減算処理を実行する(S7)。記憶タ
イマ減算処理は、大当たり判定の保留球が所定数以上あ
り、且つ、LCDディスプレイ3において図柄の変動表
示中である場合に、図柄の変動表示の時間短縮を行うも
のである。
【0060】スイッチ読込処理(S8)は、各スイッチ
の値を読み込んで、遊技領域1へ打ち込まれた打球の入
賞口2や大入賞口5(Vゾーン5aを含む)への入賞、
図柄作動口4の通過、更には賞球や貸球を検出するため
の処理である。カウント異常監視処理(S9)は、S8
のスイッチ読込処理によって読み込まれたスイッチデー
タに異常があるか否かを監視するための処理である。例
えば、大入賞口5が開放され、打球のVゾーン5aの通
過を検出するVカウントスイッチで打球が検出されたに
も拘わらず、Vゾーン5a以外の大入賞口5への入賞を
検出する10カウントスイッチで1球の打球も検出でき
ない場合には、10カウントスイッチが抜き取られるな
どして、10カウントスイッチに何らかの異常が発生し
ている。また、賞球を払い出すモータを駆動したにも拘
わらず、1球の賞球も払い出されない場合には、賞球の
払出装置に何らかの異常が発生している。このようにカ
ウント異常監視処理(S9)では、スイッチ読込処理
(S8)によって読み込まれたスイッチデータに基づい
て、上記のような異常の有無を監視している。
【0061】図柄カウンタ更新処理(S10)では、L
CDディスプレイ3で行われる変動表示の結果、停止表
示される図柄を決定するためのカウンタの更新処理が行
われる。また、図柄チェック処理(S11)では、図柄
カウンタ更新処理(S10)で更新されたカウンタの値
に基づいて、特別図柄変動処理(S15)で使用される
大当たり図柄や、はずれ図柄、更にはリーチ図柄などが
決定される。
【0062】S3からS11までの処理において、エラ
ーが発生していなければ(S12:正常)、普通図柄変
動処理(S13)によって、7セグメントLED(図示
せず)の変動表示を行うと共に、その変動表示の結果、
当たりが発生した場合には普通電動役物(図示せず)を
所定時間開放する当たり処理を実行する。その後、状態
フラグをチェックし(S14)、LCDディスプレイ3
において図柄の変動開始または変動表示中であれば(S
14:図柄変動中)、特別図柄変動処理(S15)によ
って、打球が図柄作動口4を通過するタイミングで読み
取った乱数カウンタの値に基づいて、大当たりか否かの
判定が行われると共に、LCDディスプレイ3において
図柄の変動処理を実行する。一方、状態フラグをチェッ
クした結果、大当たり中であれば(S14:大当り
中)、大入賞口5を開放するなどの大当たり処理(S1
6)を実行する。更に、状態フラグをチェックした結
果、図柄の変動中でも大当たり中でもなければ(S1
4:その他)、S15及びS16の処理をスキップし
て、S17の表示データ作成処理へ移行する。なお、S
12の処理において、エラーが確認された場合には(S
12:エラー)、S13〜S16の各処理をスキップし
て、S17の表示データ作成処理へ移行する。
【0063】表示データ作成処理(S17)では、図柄
の変動表示以外にLCDディスプレイ3に表示されるデ
モデータや、7セグメントLEDの表示データなどが作
成され、ランプ・情報処理(S18)では、保留球のラ
ンプデータをはじめ、各種のランプデータが作成され
る。効果音処理(S19)では、遊技の状況に応じた効
果音データが作成される。なお、これらの表示データお
よび効果音データは、前記したポート出力処理(S5)
やタイマ割込処理によって各装置へ出力される。
【0064】効果音処理(S19)の終了後は、次のリ
セット割込処理が発生するまでの残余時間の間、S10
と同一の処理である図柄カウンタ更新処理(S20)が
繰り返し実行される。S1〜S19の各処理の実行時間
は遊技の状態に応じて変化するので、次のリセット割込
処理が発生するまでの残余時間は、一定の時間ではな
い。よって、かかる残余時間を使用して図柄カウンタ更
新処理(S20)を繰り返し実行することにより、停止
図柄をランダムに変更することができる。
【0065】図10は、図9におけるリセット割込処理
の特別図柄変動処理(S15)内で実行されるコマンド
設定処理を示したフローチャートである。このコマンド
設定処理は、LCDディスプレイ3の変動表示を制御す
る制御用コマンドである変動パターン指定コマンド3
1、停止図柄指定コマンド32、図柄停止コマンド33
を、主制御基板Cから表示用制御基板Dへ送信するため
に、各コマンド31〜33を送信バッファ13aへ書き
込む(セットする)ための処理である。
【0066】コマンド設定処理では、まず、変動表示の
状態が状態チェックフラグによってチェックされる(S
31)。チェックの結果、変動表示の開始であれば(S
31:変動開始)、変動パターン指定コマンド31を送
信バッファ13aへ書き込み(S32)、コマンドカウ
ンタ13bの値を「1」として(S33)、この処理を
終了する。送信バッファ13aへ書き込まれた変動パタ
ーン指定コマンド31は、前記した通り、S3の処理で
設定されるタイマ割込処理によって、1バイトずつ表示
用制御基板Dへ送信される。
【0067】S31の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、図柄の変動表示中であれば(S31:変
動表示中)、コマンドカウンタ13bの値が「9」以下
であるか否かを調べる(S34)。コマンドカウンタ1
3bの値が「9」以下であれば(S34:Yes)、そ
のコマンドカウンタ13bの値に対応する停止図柄指定
コマンド32の1バイト目を送信バッファ13aの上位
バイトへ書き込む(S35)。図5(a)に示す対応関
係に基づいて、例えば、コマンドカウンタ13bの値が
「1」であれば「90H」が、コマンドカウンタ13b
の値が「2」であれば「A0H」が、・・・、コマンド
カウンタ13bの値が「9」であれば「B2H」が、そ
れぞれ送信バッファ13aの上位バイトへ書き込まれ
る。
【0068】更に、コマンドカウンタ13bの値に対応
する停止図柄の図柄コード32bを送信バッファ13a
の下位バイトへ書き込む(S36)。例えば、コマンド
カウンタ13bの値が「1」であれば図柄1(3a1)
の表示領域に停止表示される図柄の図柄コード32b
が、コマンドカウンタ13bの値が「2」であれば図柄
2(3b1)の表示領域に停止表示される図柄の図柄コ
ード32bが、・・・、コマンドカウンタ13bの値が
「9」であれば図柄9(3c3)の表示領域に停止表示
される図柄の図柄コード32bが、それぞれ図5(b)
に示す対応関係に基づいて、送信バッファ13aの下位
バイトへ書き込まれる。ここで、停止図柄として「タ
コ」の図柄が指定される場合には「10H」の図柄コー
ド32bが、「ハリセンボン」の図柄が指定される場合
には「11H」の図柄コード32bが、・・・、「サメ
(2)」の図柄が指定される場合には「23H」の図柄
コード32bが、それぞれ指定される。
【0069】S35およびS36の処理によって、2バ
イトの停止図柄指定コマンド32を送信バッファ13a
へ書き込んだ後は、コマンドカウンタ13bの値を
「1」加算して(S37)、この処理を終了する。な
お、送信バッファ13aへ書き込まれた停止図柄指定コ
マンド32は、変動パターン指定コマンド31の場合と
同様に、S3の処理で設定されるタイマ割込処理によっ
て、1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0070】一方、コマンドカウンタ13bの値が「1
0」以上であれば(S34:No)、9つ全ての表示領
域3a1〜3c3について停止図柄指定コマンド32を
送信したということである。よって、かかる場合には、
S35からS37の各処理をスキップして、この処理を
終了する。
【0071】S31の処理において、状態フラグをチェ
ックした結果、変動表示の終了のタイミングであれば
(S31:変動表示終了)、9つの表示領域3a1〜3
c3の全図柄を一度に停止表示(確定)させる図柄停止
コマンド33(80H,0AH)を送信バッファ13a
へ書き込み(S38)、この処理を終了する。送信バッ
ファ13aへ書き込まれた図柄停止コマンド33は、変
動パターン指定コマンド31の場合と同様に、S3の処
理で設定されるタイマ割込処理により、1バイトずつ表
示用制御基板Dへ送信される。この図柄停止コマンド3
3が表示用制御基板Dへ送信されることにより、変動パ
ターン指定コマンド31によって開始された一連の変動
表示が終了する。
【0072】なお、図柄停止コマンド33による図柄の
停止表示(確定)は、必ずしも、9つすべての図柄を一
度に確定させる必要はなく、例えば、9つの図柄をそれ
ぞれ別々に確定させたり、或いは、スクロールが行われ
る単位、即ち、上段の図柄、中段の図柄、下段の図柄の
各単位毎に図柄を確定させるようにしても良い。前者の
場合には、図8に示すように「80H,01H」〜「8
0H,09H」の図柄停止コマンド33が使用され、後
者の場合には「80H,0BH」〜「80H,0DH」
の図柄停止コマンド33が使用される。
【0073】図11は、表示用制御基板Dの受信割込処
理で実行されるコマンド受信処理のフローチャートであ
る。このコマンド受信処理は、主制御基板Cから表示用
制御基板Dへ制御用コマンドが送信されると実行され
る。まず、主制御基板Cから送信され表示用制御基板D
で受信した制御用コマンドを受信バッファ23aへ書き
込み(S41)、更に、コマンド受信フラグ23bをオ
ンして(S42)、新たな制御用コマンドが受信バッフ
ァ23aに記憶されていることを示して、この処理を終
了する。
【0074】図12は、表示用制御基板Dのメイン処理
の中で実行される変動表示処理のフローチャートであ
る。変動表示処理では、主制御基板Cから受信した制御
用コマンドに基づいて、変動表示の制御が行われる。
【0075】まず、コマンド受信フラグ23bがオンさ
れているか否かを確認する(S51)。コマンド受信フ
ラグ23bがオンされていれば(S51:Yes)、こ
れをオフした後に(S52)、受信バッファ23aの上
位バイトに記憶されているデータにより制御用コマンド
の種類を確認する(S53)。受信バッファ23aに記
憶される制御用コマンドの上位バイトが「C0H」また
は「C1H」であれば、その制御用コマンドは変動パタ
ーン指定コマンド31である。よって、かかる場合には
(S53:変動パターン指定コマンド)、全ての停止図
柄1〜9メモリ23c〜23kの内容を0クリアし(S
54)、上段・中段・下段の各図柄差替フラグ23l〜
23nをオフにした後(S55)、その変動パターン指
定コマンド31に応じた変動表示をLCDディスプレイ
3上で開始する(S56)。
【0076】一方、S53の処理において、受信バッフ
ァ23aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが
「90H〜92H」,「A0H〜A2H」または「B0
H〜B2H」のいずれかであれば、その制御用コマンド
は停止図柄指定コマンド32である。よって、かかる場
合には(S53:停止図柄指定コマンド)、その停止図
柄指定コマンド32の2バイト目のコマンドである図柄
コード32bを対応する停止図柄1〜9メモリ23c〜
23kへ書き込む(S57)。図5(a)(b)に示す
ように、例えば、受信バッファ23aに記憶される停止
図柄指定コマンド32が「90H,14H」であれば、
「90H」に対応する停止図柄1メモリ23cに、「1
4H(エビの図柄)」の図柄コード32bが書き込まれ
る。また、受信バッファ23aに記憶される停止図柄指
定コマンド32が「B2H,21H」であれば、「B2
H」に対応する停止図柄9メモリ23kに、「21H
(貝の図柄)」の図柄コード32bが書き込まれる。
【0077】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「80
H」であれば、その制御用コマンドは図柄停止コマンド
33である。よって、かかる場合には(S53:図柄停
止コマンド)、その図柄停止コマンド33で指定された
図柄番号32aの表示領域3a1〜3c3の図柄を確定
し(S58)、その表示領域3a1〜3c3へ該当する
図柄を停止表示する。
【0078】例えば、「80H,0AH」の図柄停止コ
マンド33が受信バッファ23aに記憶されていれば、
9つすべての表示領域3a1〜3c3の図柄を一度に確
定し、停止表示する。また、「80H,0CH」の図柄
停止コマンド33が受信バッファ23aに記憶されてい
れば、中段の表示領域3bに表示される3つの図柄2,
5,8を一度に確定し、停止表示する。
【0079】なお、変動表示の終了タイミングの到来前
であっても、図柄停止コマンド33を受信した場合に
は、その図柄停止コマンド33により指示された表示領
域3a1〜3c3の変動表示を即座に停止(確定)す
る。よって、図柄停止コマンド33を受信するタイミン
グで、変動表示を実際に終了させることができる。
【0080】S51の処理においてコマンド受信フラグ
23bがオフされている場合や(S51:No)、S5
6,S57,S58の各処理の実行後は、変動表示の状
況に応じて、上段・中段・下段の各図柄差替処理(S5
9〜S61)、変動表示継続処理(S62)および変動
表示の制御のための他の各処理を実行し(S63)、そ
の後、この変動表示処理を終了する。
【0081】図13は、図12の変動表示処理の中で実
行される上段図柄差替処理のフローチャートである。上
段図柄差替処理(S59)は、LCDディスプレイ3の
上段の表示領域3aで行われる変動表示が、主制御基板
Cから送信された停止図柄指定コマンド32により指定
された停止図柄で終了するように、その上段の表示領域
3aで変動中の図柄を差し替えるための処理である。こ
の図柄の差し替えは、変動表示が高速に行われている場
合に限って行われる。
【0082】なお、停止図柄指定コマンド32の送受信
時に何らかのエラーが発生して、停止図柄指定コマンド
32を表示用制御基板Dで正常に受信できない場合、即
ち、停止図柄指定コマンド32により指定されない停止
図柄(未指定の停止図柄)や、誤って指定された停止図
柄(誤指定の停止図柄)がある場合には、その未指定又
は誤指定の停止図柄に対応する正規の停止図柄の図柄コ
ード32bが算出され、その算出された図柄コード32
bが未指定又は誤指定の停止図柄の図柄コード32bと
して確定され、その確定された図柄コード32bに基づ
いて図柄の差し替えが行われる。
【0083】上段図柄差替処理では、まず、上段図柄差
替済フラグ23lによって、既に図柄の差替えが行われ
たか否かをチェックする(S70)。上段図柄差替済フ
ラグ23lがオンであれば(S70:Yes)、既に、
LCDディスプレイ3の上段の表示領域3aで変動表示
されている図柄の差し替えは済んでいるので、この場合
には、そのまま上段図柄差替処理を終了する。
【0084】上段図柄差替済フラグ23lがオフであれ
ば(S70:No)、変動表示の終了時に上段の表示領
域3aに停止表示される3つの停止図柄の図柄コード3
2bを記憶する3つの停止図柄1,4,7メモリ23
c,23f,23iのうちに、「0」を記憶するものが
あるかどうかを調べる(S71)。「0」を記憶するも
のがある場合には(S71:Yes)、未だ停止図柄指
定コマンド32により指定されていない停止図柄(未指
定の停止図柄)が存在するので、さらに、上段図柄の高
速変動終了前Xms(ms:ミリ秒)以内かどうかを調
べる(S72)。図柄の差し替えは、遊技者に違和感を
抱かせることなく行う必要があるので、高速変動の最中
に行わなければならない。よって、上段図柄の高速変動
終了前Xms以内であれば(S72:Yes)、未指定
の停止図柄があっても、後述するS73〜S78および
S83〜S85の各処理によって、強制的に図柄の差し
替え処理を実行する。なお、上段図柄の高速変動終了前
Xms以内でなければ(S72:No)、そのままこの
処理を終了する。
【0085】S73の処理では、停止図柄1,4,7メ
モリ23c,23f,23iのうち「0」を記憶するも
のが(未指定の停止図柄が)、いくつあるかを調べる
(S73)。「0」を記憶するものが2個ある場合には
(S73:2個)、「0」以外を記憶する1つの停止図
柄メモリの図柄コード32bから、「0」を記憶する2
つの停止図柄メモリの図柄コード32bを算出し(S7
4)、その算出した図柄コード32bを「0」を記憶す
る2つの停止図柄メモリへそれぞれ書き込んで(S7
5)、上段の表示領域3a1〜3a3の3つの停止図柄
1,4,7メモリ23c,23f,23iの内容を確定
する。
【0086】ここで、図柄コード32bの算出は、図6
(a)に示す上段の仮想図柄リール41の配列に基づい
て行われる。例えば、停止図柄1メモリ23cに記憶さ
れる図柄コード32bが「16H(ジュゴン)」であれ
ば、その図柄コード32bに基づいて、未指定の停止図
柄4メモリ23fの図柄コード32bとして「1EH
(貝(6))」が、未指定の停止図柄7メモリ23iの
図柄コード32bとして「15H(アンコウ)」が、そ
れぞれ算出される。
【0087】S73の処理において、停止図柄1,4,
7メモリ23c,23f,23iのうち「0」を記憶す
るものが1個の場合(S73:1個)、「0」以外を記
憶する2つの停止図柄メモリに記憶される図柄コード3
2bの配列が正しいか否かを調べる(S76)。2つの
停止図柄メモリの図柄コード32bの配列が正しければ
(S76:Yes)、この2つの図柄コード32bか
ら、「0」を記憶する停止図柄メモリの図柄コード32
bを算出し(S77)、その算出した図柄コード32b
を、「0」を記憶する停止図柄メモリへ書き込んで(S
78)、上段の表示領域3a1〜3a3の3つの停止図
柄1,4,7メモリ23c,23f,23iの内容を確
定する。なお、図柄コード32bの配列の確認および未
指定の図柄コード32bの算出は、図6(a)に示す上
段の仮想図柄リール41の配列に基づいて行われる。
【0088】一方、S76の処理において、「0」以外
を記憶する2つの停止図柄メモリに記憶される図柄コー
ド32bの配列が誤っている場合(誤指定の停止図柄が
ある場合)(S76:No)、或いは、S73の処理に
おいて、停止図柄1,4,7メモリ23c,23f,2
3iのすべてが「0」を記憶する場合、即ち、停止図柄
1,4,7メモリ23c,23f,23iのすべての停
止図柄の図柄コード32bが未指定である場合には(S
73:3個)、正規の図柄コード32bを算出すること
ができない。よって、これらの場合には、ディフォルト
図柄差替処理を実行し(S83)、LCDディスプレイ
3の9つの表示領域3a1〜3c3に停止表示される停
止図柄を、図7に示すディフォルト図柄に差し替えるの
である。なお、ディフォルト図柄差替処理(S83)に
ついては後述する。
【0089】S71の処理において、いずれの停止図柄
1,4,7メモリ23c,23f,23iにも「0」を
記憶するものがない場合には(S71:No)、未指定
の停止図柄は存在しない。よって、この場合には、図6
(a)に示す上段の仮想図柄リール41の配列に基づい
て、停止図柄1,4,7メモリ23c,23f,23i
に記憶される図柄コード32bの配列が正しいか否かを
調べる(S79)。図柄コード32bの配列が正しい場
合には(S79:Yes)、上段の3つの表示領域3a
1〜3a3に対する3つの停止図柄指定コマンド32が
すべて正常に受信されているので、かかる場合には処理
をS84へ移行する。
【0090】一方、停止図柄1,4,7メモリ23c,
23f,23iに記憶される図柄コード32bの配列が
誤っている場合には(S79:No)、停止図柄1,
4,7メモリ23c,23f,23iに記憶される3つ
の図柄コード32bのうち、いずれか2つの図柄コード
32bの配列が正しいかどうかを調べる(S80)。2
つの図柄コード32bの配列が正しければ(S80:Y
es)、その配列の正しい2つの図柄コード32bか
ら、残りの1つの誤指定の図柄コード32bを算出し
(S81)、算出した図柄コード32bを対応する停止
図柄メモリへ書き込んで(S82)、上段の表示領域3
a1〜3a3の3つの停止図柄1,4,7メモリ23
c,23f,23iの内容を確定する。
【0091】S80の処理において、停止図柄1,4,
7メモリ23c,23f,23iに記憶される3つの図
柄コード32bのうち、いずれの2つの図柄コード32
bの配列も誤っていれば(誤指定の停止図柄が2以上あ
れば)(S80:No)、正規の図柄コード32bを算
出することができない。よって、かかる場合には、ディ
フォルト図柄差替処理を実行し(S83)、LCDディ
スプレイ3の9つの表示領域3a1〜3c3に停止表示
される停止図柄を、図7に示すディフォルト図柄に差し
替えるのである。なお、ディフォルト図柄差替処理(S
83)については後述する。
【0092】S84の処理では、正常に受信された停止
図柄指定コマンド32により指定された停止図柄の図柄
コード32bに基づいて(S79:Yes)、或いは、
S75,S78,S82の各処理により、停止図柄1,
4,7メモリ23c,23f,23iに書き込まれた図
柄コード32bに基づいて、変動中の上段の図柄を差し
替える(S84)。上段の図柄の差し替え後は、上段図
柄差替済フラグ23lをオンして(S85)、この上段
図柄差替処理を終了する。
【0093】中段図柄差替処理(S60)は、上記した
上段図柄差替処理(S59)に対して、停止図柄1,
4,7メモリ23c,23f,23iが停止図柄2,
5,8メモリ23d,23g,23jに、上段図柄差替
済フラグ23lが中段図柄差替済フラグ23mに、図柄
コード32bの算出時などに参照される上段の仮想図柄
リール41が中段の仮想図柄リール42(図6(b)参
照)に、それぞれ変更される点を除いて同様であるの
で、その説明は省略する。また、下段図柄差替処理(S
61)も、上記した上段図柄差替処理(S59)に対し
て、停止図柄1,4,7メモリ23c,23f,23i
が停止図柄3,6,9メモリ23e,23h,23k
に、上段図柄差替済フラグ23lが下段図柄差替済フラ
グ23nに、図柄コード32bの算出時などに参照され
る上段の仮想図柄リール41が下段の仮想図柄リール4
3(図6(c)参照)に、それぞれ変更される点を除い
て同様であるので、その説明は省略する。
【0094】なお、上段・中段・下段のいずれかの図柄
差替処理(S59〜S61)で、ディフォルト図柄差替
処理(S83)が実行された場合には、全ての段の図柄
がディフォルト図柄に差し替えられ、全ての図柄の差し
替えが終了する。
【0095】図14は、上段・中段・下段の各図柄差替
処理(S59〜S61)の中で実行されるディフォルト
図柄差替処理のフローチャートである。このディフォル
ト図柄差替処理は(S83)、停止図柄メモリに記憶さ
れている図柄コード32bから、停止図柄指定コマンド
32による未指定又は誤指定の停止図柄の図柄コード3
2bを算出できない場合に実行される処理である。
【0096】ディフォルト図柄差替処理では、まず、上
段の表示領域3aについて図柄の差し替えが行われ(S
100)、次に、中段の表示領域3bについて(S11
0)、最後に、下段の表示領域3cについて(S12
0)、それぞれ図柄の差し替えが行われる。
【0097】上段の表示領域3aについての図柄の差し
替えでは(S100)、図7に示すディフォルト図柄に
基づいて、まず、停止図柄1メモリ23cへ「貝
(3)」の図柄コード32b「1BH」を書き込み(S
101)、ついで停止図柄4メモリ23fへ「カメ」の
図柄コード32b「12H」を書き込み(S102)、
更に停止図柄7メモリ23iへ「貝(2)」の図柄コー
ド32b「1AH」を書き込む(S103)。その後、
S101からS103の各処理によって書き込んだ停止
図柄1,4,7メモリ23c,23f,23iの内容に
応じて変動中の上段の図柄を差し替え(S104)、上
段図柄差替済フラグ23lをオンする(S105)。
【0098】中段の表示領域3bについての図柄の差し
替えでは(S110)、同様に図7に示すディフォルト
図柄に基づいて、まず、停止図柄2メモリ23dへ「貝
(3)」の図柄コード32b「1BH」を書き込み(S
111)、停止図柄5メモリ23gへ「サメ(1)」の
図柄コード32b「13H」を書き込み(S112)、
停止図柄8メモリ23jへ「貝(4)」の図柄コード3
2b「1CH」を書き込む(S113)。その後、S1
11からS113の各処理によって書き込んだ停止図柄
2,5,8メモリ23d,23g,23jの内容に応じ
て変動中の中段の図柄を差し替え(S114)、中段図
柄差替済フラグ23mをオンする(S115)。
【0099】下段の表示領域3cについての図柄の差し
替えでは(S120)、まず、停止図柄3メモリ23e
へ「貝(9)」の図柄コード32b「21H」を書き込
み(S121)、停止図柄6メモリ23hへ「タコ」の
図柄コード32b「10H」を書き込み(S122)、
停止図柄9メモリ23kへ「貝(1)」の図柄コード3
2b「19H」を書き込む(S123)。その後、S1
21からS123の各処理によって書き込んだ停止図柄
3,6,9メモリ23e,23h,23kの内容に応じ
て変動中の下段の図柄を差し替え(S124)、下段図
柄差替済フラグ23nをオンする(S125)。このデ
ィフォルト図柄差替処理により、LCDディスプレイ3
の上段・中段・下段の各表示領域3a〜3cについての
図柄の差し替えがすべて終了する。
【0100】図15は、図12に示す変動表示処理の中
で実行される変動表示継続処理のフローチャートであ
る。変動表示継続処理は(S62)、変動表示の終了タ
イミングが到来したにも拘わらず、表示用制御基板Dで
図柄停止コマンド33を受信できない場合に、その図柄
停止コマンド33を受信するまでの間、停止図柄指定コ
マンド32により指定されている停止図柄を行きつ戻り
つさせた移動表示を行って、変動表示を継続させる処理
である。この変動表示継続処理による変動表示の継続
は、上段の表示領域3a,中段の表示領域3b,下段の
表示領域3cについて、それぞれ別々に行われる。
【0101】変動表示継続処理では、まず、上段の表示
領域3aについて、変動表示の継続処理が行われる(S
160)。上段の表示領域3a1〜3a3について、変
動表示の終了タイミングが到来したにも拘わらず(S1
61:Yes)、変動表示が終了していなければ(S1
62:No)、その上段の表示領域3a1〜3a3に停
止表示されるはずの停止図柄、即ち、停止図柄指定コマ
ンド32によって指定された停止図柄を、図柄の変動方
向(図柄のスクロール方向、即ち、図3の矢印A方向及
び反矢印A方向)に対して行きつ戻りつさせた移動表示
を、上段の表示領域3a1〜3a3において行う(S1
63)。
【0102】ここで、図13に示す上段図柄差替処理
(S59)により、変動パターン指定コマンド31で指
定された変動表示の終了のタイミングでは、停止図柄指
定コマンド32により指定された停止図柄は、その停止
図柄が停止表示されるべき表示領域3a1〜3a3に表
示されるように、高速変動中に図柄の差し替えが行われ
ている。よって、かかる移動表示への移行を違和感無く
スムースに行うことができる。
【0103】一方、上段の表示領域3a1〜3a3につ
いて、変動表示の終了タイミングが到来していなかった
り(S161:No)、或いは、変動表示の終了タイミ
ングが到来していても(S161:Yes)、既に変動
表示が終了していれば(S162:Yes)、S163
の処理をスキップする。
【0104】次に、中段の表示領域3bについて、変動
表示の継続処理が行われる(S170)。中段の表示領
域3b1〜3b3について、変動表示の終了タイミング
が到来したにも拘わらず(S171:Yes)、変動表
示が終了していなければ(S172:No)、その中段
の表示領域3b1〜3b3に停止表示されるはずの停止
図柄、即ち、停止図柄指定コマンド32によって指定さ
れた停止図柄を、図柄の変動方向(図柄のスクロール方
向、即ち、図3の矢印A方向及び反矢印A方向)に対し
て行きつ戻りつさせた移動表示を、中段の表示領域3b
1〜3b3において行う(S173)。
【0105】一方、中段の表示領域3b1〜3b3につ
いて、変動表示の終了タイミングが到来していなかった
り(S171:No)、或いは、変動表示の終了タイミ
ングが到来していても(S171:Yes)、既に変動
表示が終了していれば(S172:Yes)、S173
の処理をスキップする。
【0106】更に、下段の表示領域3cについて、変動
表示の継続処理が行われる(S180)。下段の表示領
域3c1〜3c3について、変動表示の終了タイミング
が到来したにも拘わらず(S181:Yes)、変動表
示が終了していなければ(S182:No)、その下段
の表示領域3c1〜3c3に停止表示されるはずの停止
図柄、即ち、停止図柄指定コマンド32によって指定さ
れた停止図柄を、図柄の変動方向(図柄のスクロール方
向、即ち、図3の矢印A方向及び反矢印A方向)に対し
て行きつ戻りつさせた移動表示を、下段の表示領域3c
1〜3c3において行う(S183)。
【0107】一方、下段の表示領域3c1〜3c3につ
いて、変動表示の終了タイミングが到来していなかった
り(S181:No)、或いは、変動表示の終了タイミ
ングが到来していても(S181:Yes)、既に変動
表示が終了していれば(S182:Yes)、S183
の処理をスキップする。
【0108】図16は、中段の表示領域3b1〜3b3
においてのみ停止図柄を行きつ戻りつさせた移動表示が
行われている状態を示した図である。即ち、上段及び下
段の表示領域3a1〜3a3,3c1〜3c3について
は変動表示が終了しており、中段の表示領域3b1〜3
b3については、変動表示の終了タイミングが到来した
にも拘わらず、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド3
3を受信できないために、その中段の表示領域3b1〜
3b3においてのみ移動表示が行われている状態を示し
た図である。
【0109】移動表示は、まず、図16(a)に示すよ
うに、図柄のスクロール方向に若干行き過ぎた状態まで
行われ、次に、図16(b)に示すように、本来の停止
表示の位置へ戻される。更に、図16(c)に示すよう
に、図柄のスクロール方向とは反対方向へ若干行き過ぎ
た状態まで行われ、また、図16(b)に示すように、
本来の停止表示の位置へ戻される。即ち、図16の
(a),(b),(c),(b),(a),・・・の順
にスムースに移動しつつ行われる。
【0110】このように移動表示が行われている間は、
常に、停止図柄が該当する表示領域3a1〜3c3の付
近に表示されている。よって、図柄停止コマンド33を
受信することにより、即座に、移動表示を止めて、停止
図柄を該当する表示領域3a1〜3c3に停止表示させ
ても、遊技者には図柄がスムースに移動したように見え
るので、移動表示から停止表示へ違和感無く移行するこ
とができるのである。
【0111】次に、図17及び図18のタイミングチャ
ートを参照して、上述の説明に基づく変動表示のタイミ
ングについて説明する。まず、図17を参照して、9つ
全ての図柄を一度に停止表示(確定)させる場合のタイ
ミングについて説明する。主制御基板Cから表示用制御
基板Dへ変動パターン指定コマンド31が送信される
と、図柄1(3a1)〜図柄9(3c3)の全ての図柄
について変動表示が開始される。この変動パターン指定
コマンド31に続いて、高速変動の最中に、停止図柄指
定コマンド32が9つの表示領域3a1〜3c3に対し
て順に送信される。停止図柄指定コマンド32が表示用
制御基板Dによって受信されると、その停止図柄指定コ
マンド32により指定される停止図柄に合わせて、高速
変動中に図柄の差し替えが行われる。
【0112】その後、変動パターン指定コマンド31で
指定された変動パターンで、表示用制御基板Dによって
変動表示が継続され、変動表示の終了タイミングで、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへ、9つの全図柄を一
度に停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33(8
0H,0AH(図8参照))が送信される。この図柄停
止コマンド33が表示用制御基板Dにより受信される
と、変動パターン指定コマンド31によって開始された
一連の変動表示が終了する。変動表示の終了後は、所定
時間の経過により、各表示領域3a1〜3c3に停止表
示されている停止図柄指定コマンド32で指定した停止
図柄の表示が別の表示に切り替えられる。
【0113】なお、前記した通り、変動表示の終了タイ
ミングが到来しても、表示用制御基板Dが図柄停止コマ
ンド33を受信できない場合には、その図柄停止コマン
ド33を受信するまでの間、停止図柄指定コマンド32
により指定された停止図柄を、図柄の変動方向(図柄の
スクロール方向、即ち、図3の矢印A及び反矢印A方
向)に対して、行きつ戻りつさせた移動表示を継続する
(図16参照)。
【0114】逆に、変動表示の終了タイミングが到来す
る前に、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド33を受
信した場合には、変動パターン指定コマンド31で指定
された変動表示の終了タイミングが到来していなくて
も、停止図柄指定コマンド32により指定された停止図
柄を、指定された表示領域3a1〜3c3へ、即座に、
停止表示する。かかる制御により、図柄停止コマンド3
3の送信(受信)タイミングに合わせて、変動表示を終
了させることができるのである。
【0115】次に、図18のタイミングチャートを参照
して、上段、下段、中段の順に、9つの図柄を3図柄ず
つ停止表示(確定)させる場合のタイミングについて説
明する。停止図柄指定コマンド32の送信までは、図1
7のタイミングと同様に行われ、高速変動中に図柄の差
し替えが行われる。
【0116】変動表示終了のタイミングで、主制御基板
Cから表示用制御基板Dへ、まず、上段の表示領域3a
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信される(80H,0BH(図8参
照))。この図柄停止コマンド33が表示用制御基板D
により受信されると、上段の図柄1,4,7が停止表示
(確定)する(図3参照)。次に、下段の表示領域3c
に表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コ
マンド33が送信され(80H,0DH(図8参
照))、下段の図柄3,6,9が停止表示(確定)する
(図3参照)。更に、中段の表示領域3bに表示される
図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33が
送信され(80H,0CH(図8参照))、中段の図柄
2,5,8が確定する(図3参照)。以上3つの図柄停
止コマンド33により、変動パターン指定コマンド31
によって開始された一連の変動表示が終了する。
【0117】このように図柄のスクロール方向に合わせ
て、上段、下段、中段の順に図柄を停止表示(確定)さ
せることにより、制御によって表示上に表される仮想図
柄リール41〜43を、実際の図柄リールのように表現
することができる。なお、図柄のスクロール方向が縦方
向の場合には、図柄の停止表示(確定)は、例えば、
左、右、中の順に行われる。
【0118】以上説明したように、本実施例のパチンコ
機Pによれば、変動パターン指定コマンド31によって
一連の変動パターンを一度に指定することができるの
で、変動表示の状態が変化する各ポイント毎に主制御基
板Cから制御用コマンドを送信する必要がない。よっ
て、主制御基板Cによる変動表示の制御負担を軽減する
ことができると共に、変動表示の制御のために主制御基
板Cに搭載されるプログラム容量やデータ容量を減少さ
せて、主制御基板Cのプログラム開発を容易にすること
ができる。
【0119】また、表示用制御基板D側で、変動パター
ン指定コマンド31に対応する変動表示の制御を変更す
れば、主制御基板Cのプログラムをそのままにして変動
パターンを変更することができる。よって、主制御基板
Cを共通化しつつ、単に表示用制御基板Dを取り替える
だけで、LCDディスプレイ3上に異なった変動表示を
行わせることができる。
【0120】更に、変動パターン指定コマンド31によ
り指定された変動表示の一連の変動パターンが、停止図
柄指定コマンド32により指定された停止図柄で終了す
るように、変動中の図柄が差し替えられる。よって、変
動表示を開始した後に停止図柄指定コマンド32を送信
しても、その停止図柄指定コマンド32により指定され
た停止図柄で変動表示を終了させることができる。しか
も、かかる図柄の差し替えは、変動表示が高速に行われ
ている最中に行われるので、図柄の差し替えが行われた
ことを遊技者に気づかれることはない。よって、遊技者
に違和感を抱かせることなく、変動表示を正常に終了さ
せることができる。
【0121】次に、図19から図21を参照して第2実
施例について説明する。第2実施例では、前記した第1
実施例に対して、次の2点が変更されている。
【0122】第1に、制御用コマンドの中に「変動開始
コマンド30」を新たに加えて、この変動開始コマンド
30により変動表示を開始させ、変動パターン指定コマ
ンド31では変動表示の変動パターンのみを指定するよ
うに構成している。かかる変動開始コマンド30は「D
0H,01H」で構成される。
【0123】第2に、停止図柄指定コマンド32を上段
の表示領域3a(図柄1,4,7)、中段の表示領域3
b(図柄2,5,8)、下段の表示領域3c(図柄3,
6,9)の順に送信するように構成して、図柄の差し替
え処理の実行タイミングを分散し、処理の効率を向上さ
せている。図柄の差し替えは、上段・中段・下段の各表
示領域3a〜3cの単位で行われるので、各表示領域3
a〜3cについて、その段の停止図柄がすべて指定され
なければ行うことはできない。即ち、第1実施例のよう
に、停止図柄指定コマンド32により停止図柄を図柄1
(3a1)、図柄2(3b1)、・・・、図柄9(3c
3)の順に送信すると、表示用制御基板Dでは、主制御
基板Cから7番目に送信される図柄7(3a3)の停止
図柄を受信して上段の表示領域3aの図柄の差し替えを
行い、8番目に送信される図柄8(3b3)の停止図柄
を受信して中段の表示領域3bの図柄の差し替えを行
い、9番目に送信される図柄9(3c3)の停止図柄を
受信して下段の表示領域3cの図柄の差し替えを行う。
よって、図柄の差し替え処理を短い間隔に連続して行う
ことになり、その間の制御負担が大きくなって処理の効
率が悪い。そこで、第2実施例では、停止図柄指定コマ
ンド32を、LCDディスプレイ3の上段の表示領域3
a(図柄1,4,7)、中段の表示領域3b(図柄2,
5,8)、下段の表示領域3c(図柄3,6,9)の順
に送信するように構成している。
【0124】なお、他の部分は前記した第1実施例と同
様であるので、第1実施例と同一の部分には同一の符号
を付し、その説明は省略する。
【0125】図19は、図9におけるリセット割込処理
の特別図柄変動処理(S15)内で実行される第2実施
例のコマンド設定処理を示したフローチャートである。
このコマンド設定処理は、LCDディスプレイ3の変動
表示を制御する制御用コマンドである変動開始コマンド
30、変動パターン指定コマンド31、停止図柄指定コ
マンド32、図柄停止コマンド33を、主制御基板Cか
ら表示用制御基板Dへ送信するために、各コマンド30
〜33を送信バッファ13aへ書き込む(セットする)
ための処理である。
【0126】コマンド設定処理では、まず、変動表示の
状態が状態チェックフラグによってチェックされる(S
130)。チェックの結果、変動表示の開始であれば
(S130:変動開始)、変動開始コマンド30を送信
バッファ13aへ書き込み(S131)、コマンドカウ
ンタ13bの値を「0」として(S132)、この処理
を終了する。送信バッファ13aへ書き込まれた変動開
始コマンド30は、図9のS3の処理で設定されるタイ
マ割込処理によって、1バイトずつ表示用制御基板Dへ
送信される。
【0127】S130の処理において、状態フラグをチ
ェックした結果、図柄の変動表示中であれば(S13
0:変動表示中)、コマンドカウンタ13bの値が
「0」である否かを調べる(S133)。コマンドカウ
ンタ13bの値が「0」であれば(S133:Ye
s)、変動表示の変動パターンを指定する変動パターン
指定コマンド31を送信バッファ13aへ書き込み(S
134)、コマンドカウンタ13bの値を「1」として
(S135)、この処理を終了する。送信バッファ13
aへ書き込まれた変動パターン指定コマンド31は、図
9のS3の処理で設定されるタイマ割込処理によって、
1バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。
【0128】S133の処理において、コマンドカウン
タ13bの値が「0」でなければ(S133:No)、
更に、コマンドカウンタ13bの値が「9」以下である
否かを調べる(S136)。コマンドカウンタ13bの
値が「9」以下であれば(S136:Yes)、そのコ
マンドカウンタ13bの値に対応する停止図柄指定コマ
ンド32の1バイト目を送信バッファ13aの上位バイ
トへ書き込み(S137)、コマンドカウンタ13bの
値に対応する停止図柄の図柄コード32bを送信バッフ
ァ13aの下位バイトへ書き込んで(S138)、表示
用制御基板Dへ送信する停止図柄指定コマンド32をセ
ットする。
【0129】その後は、コマンドカウンタ13bの値に
「3」を加算し(S139)、加算後の値が「9」以下
であれば(S140:Yes)、この処理を終了する。
一方、加算後の値が「9」以下でなければ(S140:
No)、更にその加算後の値が「11」以下であるか否
かを調べる(S141)。S139の処理による加算後
の値が「11」以下であれば(S141:Yes)、コ
マンドカウンタ13bの値から「8」を減算して(S1
42)、この処理を終了する。一方、S139の処理に
よる加算後の値が「11」以下でなければ(S141:
No)、そのまま、この処理を終了する。
【0130】なお、S141の処理でNoに分岐される
場合のコマンドカウンタ13bの値は「12」である。
よって、かかる場合には、次回以降のコマンド設定処理
において、図柄の変動表示が継続される間、S130:
変動表示中,S133:No,S136:Noの分岐を
経由して、このコマンド設定処理を終了する。
【0131】S136からS142の各処理により、停
止図柄指定コマンド32は、図柄1(3a1)、図柄4
(3a2)、図柄7(3a3)、図柄2(3b1)、図
柄5(3b2)、・・・、図柄9(3c3)の順に送信
バッファ13aへセットされ、図9のS3の処理で設定
されるタイマ割込処理によって、1バイトずつ表示用制
御基板Dへ送信される。停止図柄指定コマンド32の送
信後は、変動表示されている図柄の確定タイミング(停
止表示のタイミング)が到来するまで制御用コマンドの
送信を待機する。
【0132】S130の処理において、状態フラグをチ
ェックした結果、上段の3つの図柄1,4,7(3a)
の確定タイミングであれば(S130:上段図柄停
止)、その3つの図柄1,4,7を一度に確定させる図
柄停止コマンド33(80H,0BH)を送信バッファ
13aへ書き込み(S143)、この処理を終了する。
また、下段の3つの図柄3,6,9(3c)の確定タイ
ミングであれば(S130:下段図柄停止)、その3つ
の図柄3,6,9を一度に確定させる図柄停止コマンド
33(80H,0DH)を送信バッファ13aへ書き込
み(S144)、この処理を終了する。更に、中段の3
つの図柄2,5,8(3b)の確定タイミングであれば
(S130:中段図柄停止)、その3つの図柄2,5,
8を一度に確定させる図柄停止コマンド33(80H,
0CH)を送信バッファ13aへ書き込み(S14
5)、この処理を終了する。
【0133】送信バッファ13aへ書き込まれた図柄停
止コマンド33は、変動開始コマンド30の場合と同様
に、S3の処理で設定されるタイマ割込処理により、1
バイトずつ表示用制御基板Dへ送信される。3つ目の図
柄停止コマンド33が表示用制御基板Dへ送信されるこ
とにより、変動開始コマンド30によって開始された一
連の変動表示が終了する。なお、図柄停止コマンド33
による図柄の停止表示(確定)では、9つすべての図柄
を一度に確定させたり、或いは、9つの図柄をそれぞれ
別々に確定させるようにしても良い。
【0134】図20は、表示用制御基板Dのメイン処理
の中で実行される第2実施例の変動表示処理のフローチ
ャートである。変動表示処理では、主制御基板Cから受
信した制御用コマンドに基づいて、変動表示の制御が行
われる。なお、図20のステップ符号のうち、第1実施
例の変動表示処理を示した図12のステップ符号と同一
の符号が付されているステップについては、図12の場
合と同一内容であるので、その説明を省略する。
【0135】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「D0
H」であれば、その制御用コマンドは変動開始コマンド
30である。よって、かかる場合には(S53:変動開
始コマンド)、全ての停止図柄1〜9メモリ23c〜2
3kの内容を0クリアし(S151)、上段・中段・下
段の各図柄差替フラグ23l〜23nをオフにした後
(S152)、LCDディスプレイ3上で変動表示を開
始する(S153)。
【0136】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「C0
H」または「C1H」であれば、その制御用コマンドは
変動パターン指定コマンド31である。よって、かかる
場合には(S53:変動パターン指定コマンド)、その
変動パターン指定コマンド31によって指定された変動
表示のパターンを設定する(S154)。
【0137】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「90H
〜92H」,「A0H〜A2H」または「B0H〜B2
H」のいずれかであれば、その制御用コマンドは停止図
柄指定コマンド32である。よって、かかる場合には
(S53:停止図柄指定コマンド)、その停止図柄指定
コマンド32の2バイト目のコマンドである図柄コード
32bを対応する停止図柄1〜9メモリ23c〜23k
へ書き込む(S155)。
【0138】前記した通り、停止図柄指定コマンド32
は、LCDディスプレイ3の上段の表示領域3aに対応
する図柄1,4,7、中段の表示領域3bに対応する図
柄2,5,8、下段の表示領域3cに対応する図柄3,
6,9の順に送信されるので、上段・中段・下段の各図
柄差替処理(S59〜S61)によって、図柄の差し替
えが効率よく行われる。また、変動表示の終了タイミン
グが到来しても、表示用制御基板Dが図柄停止コマンド
33を受信することができない場合には、その図柄停止
コマンド33を受信するまでの間、変動表示継続処理
(S62)によって、停止図柄を行きつ戻りつさせた移
動表示が継続される(図16参照)。
【0139】S53の処理において、受信バッファ23
aに記憶される制御用コマンドの上位バイトが「80
H」であれば、その制御用コマンドは図柄停止コマンド
33である。よって、かかる場合には(S53:図柄停
止コマンド)、その図柄停止コマンド33で指定される
図柄番号32aの表示領域3a1〜3c3の図柄を確定
し(S156)、その表示領域3a1〜3c3に該当す
る図柄を停止表示する。すべての表示領域3a1〜3c
3の図柄を確定すると、変動表示処理が終了する。
【0140】なお、変動表示の終了タイミングの到来前
に、図柄停止コマンド33を受信した場合には、その図
柄停止コマンド33により指示された表示領域3a1〜
3c3の変動表示を即座に停止(確定)する。よって、
図柄停止コマンド33を受信するタイミングで、変動表
示を実際に終了させることができる。
【0141】次に、図21のタイミングチャートを参照
して、上述の説明に基づく第2実施例の変動表示のタイ
ミングについて説明する。主制御基板Cから表示用制御
基板Dへ変動開始コマンド30が送信されると、図柄1
(3a1)〜図柄9(3c3)の全ての図柄について変
動表示が開始される。この変動開始コマンド30に続い
て、変動パターン指定コマンド31が送信され、更に、
LCDディスプレイ3の9つの表示領域3a1〜3c3
に対して、停止図柄指定コマンド32が、図柄1(3a
1)、図柄4(3a2)、図柄7(3a3)、図柄2
(3b1)、図柄5(3b2)、・・・、図柄9(3c
3)の順に送信される。
【0142】図柄1(3a1)、図柄4(3a2)、図
柄7(3a3)の停止図柄指定コマンド32が受信され
た段階で、上段の表示領域3aについて図柄の差し替え
が行われる。次に、図柄2(3b1)、図柄5(3b
2)、図柄8(3b3)の停止図柄指定コマンド32が
受信された段階で、中段の表示領域3bについて図柄の
差し替えが行われる。更に、図柄3(3c1)、図柄6
(3c2)、図柄9(3c3)の停止図柄指定コマンド
32が受信された段階で、下段の表示領域3cについて
図柄の差し替えが行われる。図柄の差し替え後は、変動
パターン指定コマンド31で指定された変動パターンに
基づいて変動表示が行われる。
【0143】かかる変動表示の終了のタイミングで、主
制御基板Cから表示用制御基板Dへ、まず、上段の表示
領域3aに表示される図柄を停止表示(確定)させる図
柄停止コマンド33が送信される(80H,0BH(図
8参照))。この図柄停止コマンド33が表示用制御基
板Dにより受信されると、上段の図柄1,4,7が停止
表示(確定)される(図3参照)。次に、下段の表示領
域3cに表示される図柄を停止表示(確定)させる図柄
停止コマンド33が送信され(80H,0DH(図8参
照))、下段の図柄3,6,9が停止表示(確定)され
る(図3参照)。更に、中段の表示領域3bに表示され
る図柄を停止表示(確定)させる図柄停止コマンド33
が送信され(80H,0CH(図8参照))、中段の図
柄2,5,8が停止表示(確定)される(図3参照)。
以上3つの図柄停止コマンド33により、変動開始コマ
ンド30によって開始された一連の変動表示が終了す
る。変動表示の終了後は、所定時間の経過により、各表
示領域3a1〜3c3に停止表示されている停止図柄指
定コマンド32で指定した停止図柄の表示が別の表示に
切り替えられる。
【0144】なお、この第2実施例において、変動パタ
ーン指定コマンド31を停止図柄指定コマンド32の送
信後に主制御基板Cから送信したり、或いは、変動パタ
ーン指定コマンド31をいくつかの停止図柄指定コマン
ド32の送信後に送信するようにしても良い。
【0145】次に、図22を参照して第3実施例につい
て説明する。前記した第1実施例では、未指定又は誤指
定の停止図柄がある場合、正常に受信された停止図柄の
図柄コード32bから未指定又は誤指定の停止図柄の図
柄コード32bを算出する一方、かかる算出が不可能な
場合に限って、すべての停止図柄を図7に示すディフォ
ルト図柄に変更した。これに対し、第3実施例では、正
常に受信された停止図柄の図柄コード32bから未指定
又は誤指定の停止図柄の図柄コード32bを算出するこ
とはせずに、未指定又は誤指定の停止図柄がある場合に
は、その未指定又は誤指定の停止図柄のみをディフォル
ト図柄に変更している。
【0146】また、第1実施例のディフォルト図柄とし
ては、すべて仮想図柄リール41〜43上の図柄、即
ち、通常の図柄が用いられたが、第3実施例のディフォ
ルト図柄としては、仮想図柄リール41〜43上にない
図柄が用いられる。具体的には、第3実施例では、未指
定の停止図柄に対しては図柄コード32bが「30H」
の無図柄(絵柄の無いもの、即ち、ブランク表示)が、
誤指定の停止図柄に対しては図柄コード32bが「31
H」の「?」マークの図柄が、それぞれディフォルト図
柄として使用される。
【0147】なお、未指定の停止図柄のディフォルト図
柄と、誤指定の停止図柄のディフォルト図柄とを、同様
の図柄で構成しても良い。例えば、未指定および誤指定
の停止図柄のディフォルト図柄として、図柄コード32
bが「30H」の無図柄(絵柄の無いもの、即ち、ブラ
ンク表示)や、図柄コード32bが「31H」の「?」
マークの図柄を用いるようにしても良いのである。
【0148】このように、ディフォルト図柄を仮想図柄
リール41〜43上にある通常の図柄とは異なった図柄
で構成することにより、停止図柄指定コマンド32の送
受信時に何らかのエラーが発生して未指定又は誤指定の
停止図柄が生じると、かかる通常の図柄とは異なった図
柄がLCDディスプレイ3に表示される。よって、LC
Dディスプレイ3の表示を確認するだけで、何らかのエ
ラーが発生したことを容易に認識することができるので
ある。なお、その他の部分は前記した第1実施例と同様
であるので、第1実施例と同一の部分には同一の符号を
付し、その説明は省略する。
【0149】図22は、図12の変動表示処理の中で実
行される第3実施例の上段図柄差替処理のフローチャー
トである。上段図柄差替処理(S59)は、LCDディ
スプレイ3の上段の表示領域3aで行われる変動表示
が、主制御基板Cから送信された停止図柄指定コマンド
32により指定された停止図柄で終了するように、その
上段の表示領域3aで変動中の図柄を差し替えるための
処理である。この図柄の差し替えは、変動表示が高速に
行われている場合に限って行われる。
【0150】上段図柄差替済フラグ23lがオフで(S
70:No)、3つの停止図柄1,4,7メモリ23
c,23f,23iのうちに「0」を記憶するものが1
つでもあり(S71:Yes)、且つ、上段図柄の高速
変動終了前Xms以内であれば(S72:Yes)、停
止図柄1,4,7メモリ23c,23f,23iのうち
「0」を記憶するメモリへ、未指定の停止図柄であるこ
とを示す「無図柄(ブランク図柄)」のディフォルト図
柄の図柄コード32b「30H」を書き込み(S16
1)、上段の表示領域3a1〜3a3の3つの停止図柄
1,4,7メモリ23c,23f,23iの内容を確定
する。図柄の差し替えは高速変動中に行わなければなら
ないので、上段図柄の高速変動終了前Xms以内であれ
ば、停止図柄指定コマンド32が主制御基板Cから送信
されるのを、これ以上待たずに、未指定の停止図柄をデ
ィフォルト図柄に置き換えるのである。
【0151】一方、S71の処理において、いずれの停
止図柄1,4,7メモリ23c,23f,23iにも
「0」を記憶するものがない場合には(S71:N
o)、未指定の停止図柄は存在しない。よって、この場
合には、図6(a)に示す上段の仮想図柄リール41の
配列に基づいて、停止図柄1,4,7メモリ23c,2
3f,23iに記憶される図柄コード32bの配列が正
しいか否かを調べ(S79)、その配列が誤っている場
合には(S79:No)、停止図柄1,4,7メモリ2
3c,23f,23iに記憶される3つの図柄コード3
2bのうち、いずれか2つの図柄コード32bの配列が
正しいかどうかを調べる(S80)。
【0152】2つの図柄コード32bの配列が正しけれ
ば(S80:Yes)、その2つの図柄コード32bは
正規の図柄コード32bであると判断できるので、配列
が誤っている図柄コード32bを記憶する残りの1つの
停止図柄メモリへ、誤指定であることを示す「?」マー
クのディフォルト図柄の図柄コード32b「31H」を
書き込み(S163)、上段の表示領域3a1〜3a3
の3つの停止図柄1,4,7メモリ23c,23f,2
3iの内容を確定する。
【0153】また、S80の処理において、停止図柄
1,4,7メモリ23c,23f,23iに記憶される
3つの図柄コード32bのうち、いずれの2つの図柄コ
ード32bの配列も誤っていれば(誤指定の停止図柄が
2以上あれば)(S80:No)、どれが正規の図柄コ
ード32bであるか判断できないので、かかる場合に
は、すべての停止図柄1,4,7メモリ23c,23
f,23iへ、誤指定であることを示す「?」マークの
ディフォルト図柄の図柄コード32b「31H」を書き
込み(S162)、上段の表示領域3a1〜3a3の3
つの停止図柄1,4,7メモリ23c,23f,23i
の内容を確定する。
【0154】上段の表示領域3a1〜3a3の3つの停
止図柄1,4,7メモリ23c,23f,23iの内容
を確定した後は、その停止図柄1,4,7メモリ23
c,23f,23iの内容に基づいて、変動中の上段の
図柄を差し替え(S84)、上段図柄差替済フラグ23
lをオンして(S85)、この上段図柄差替処理を終了
する。
【0155】なお、第3実施例の中段図柄差替処理(S
60)は、上記した第3実施例の上段図柄差替処理(S
59)に対して、停止図柄1,4,7メモリ23c,2
3f,23iが停止図柄2,5,8メモリ23d,23
g,23jに、上段図柄差替済フラグ23lが中段図柄
差替済フラグ23mに、それぞれ変更される点を除いて
同様であるので、その説明は省略する。また、第3実施
例の下段図柄差替処理(S61)も、上記した第3実施
例の上段図柄差替処理(S59)に対して、停止図柄
1,4,7メモリ23c,23f,23iが停止図柄
3,6,9メモリ23e,23h,23kに、それぞれ
変更される点を除いて同様であるので、その説明は省略
する。図22を参照すれば明確であるように、第3実施
例では、ディフォルト図柄差替処理(S83)は存在し
ない。
【0156】上記各実施例において、請求項1記載の差
替手段としては、図12及び図20に示す上段図柄差替
処理(S59)、中段図柄差替処理(S60)および下
段図柄差替処理(S61)の各処理が該当する。
【0157】以上、実施例に基づき本発明を説明した
が、本発明は上記実施例に何ら限定されるものではな
く、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形
が可能であることは容易に推察できるものである。
【0158】例えば、上記各実施例では、本発明の制御
用コマンドを主制御基板Cから変動表示の制御を行う表
示用制御基板Dへ直接送信した。しかし、これに代え
て、主制御基板Cから一旦、表示用制御基板D以外の他
のサブ基板へ制御用コマンドを送信し、そのサブ基板か
ら表示用制御基板Dへ制御用コマンドを送信して変動表
示を制御したり、或いは、そのサブ基板によって制御用
コマンドを変動表示が変化するポイント毎に詳細に展開
し、その展開されたコマンドをサブ基板から表示用制御
基板Dへ送信して、変動表示を制御するようにしても良
い。なお、後者の構成にすれば、主制御基板Cおよび表
示用制御基板Dでの変動表示の制御負担を軽減すること
ができる。
【0159】また、本発明の制御用コマンドは、LCD
ディスプレイ3の変動表示の制御のために用いられた
が、かかる制御用コマンド又はそのコマンド体系を用い
て、効果音を発する効果音基板や、各種のランプを点滅
させるランプ基板を制御するようにしても良い。
【0160】更に、上記各実施例では、ディフォルト図
柄として、予め定められた図7に示すものや、図柄コー
ド32bが「30H」の無図柄(絵柄の無いもの、即
ち、ブランク表示)のものや、図柄コード32bが「3
1H」の「?」マークの図柄が使用された。しかし、こ
れに代えて、未指定又は誤指定の停止図柄がある場合に
は、停止図柄指定コマンド32によって指定された停止
図柄に基づいて、ハズレ表示となる図柄を算出し、その
算出されたハズレ表示となる図柄をディフォルト図柄と
して使用するようにしても良いのである。
【0161】また、変動表示の継続は、停止図柄指定コ
マンド32により指定された停止図柄を、その停止図柄
が停止表示される表示領域3a1〜3c3において、行
きつ戻りつさせた移動表示により行った。しかし、かか
る移動表示以外の他の表示方式により、変動表示を継続
するようにしても良いのである。例えば、停止図柄を、
その停止図柄が停止表示される表示領域3a1〜3c3
において、拡大したり縮小したりして変動表示を継続さ
せても良いし、また、停止図柄をアニメーション的に動
かし続けて変動表示を継続させても良いのである。アニ
メーション的に動かし続けるものの例としては、停止図
柄が「魚」の図柄である場合に、その「魚」の図柄を泳
がせ続けて、変動表示を継続させるものがある。
【0162】以下に本発明の変形例を示す。請求項1記
載の遊技機の制御装置において、前記変動表示は複数の
図柄を所定の順序で表示することにより行われ、前記差
替手段は、その図柄の表示順序を一カ所において変更す
ることにより図柄の差し替えを行うことを特徴とする遊
技機の制御装置1。
【0163】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1において、前記差替手段は、前
記変動表示が高速に行われている最中に図柄の差し替え
を行うことを特徴とする遊技機の制御装置2。図柄の高
速変動中に差し替えを行うことにより、遊技者に気づか
れることなく、即ち、遊技者に違和感を抱かせることな
く、図柄の差し替えを行うことができる。
【0164】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1若しくは2において、前記変動
表示は前記表示装置を数行(又は数列)に分けた各行
(又は各列)毎に行われ、その表示装置の各行(又は各
列)には、前記変動表示の終了時に複数の図柄が一度に
停止表示される複数の表示領域がそれぞれ設けられてお
り、前記差替手段は、その変動表示が行われる行(又は
列)毎に、それぞれ図柄の差し替えを行うことを特徴と
する遊技機の制御装置3。
【0165】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から3のいずれかにおいて、前
記停止図柄指定コマンドは、前記変動表示が開始された
後に、前記主制御基板から送信されることを特徴とする
遊技機の制御装置4。
【0166】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から4のいずれかにおいて、前
記停止図柄指定コマンドにより指定された停止図柄を前
記表示装置へ停止表示(確定表示)させるタイミングを
指定するための図柄停止コマンドを前記制御用コマンド
の一種として備えていることを特徴とする遊技機の制御
装置5。この図柄停止コマンドの送信タイミングによっ
て、表示用制御基板側で変動表示の終了タイミングを知
ることができる。
【0167】なお、この図柄停止コマンドには、(1)
変動表示が行われる表示装置のすべての表示領域に表示
される図柄を一度に停止表示(確定)させるもの、
(2)変動表示が行われる表示装置の所定の複数の表示
領域に表示される複数の図柄を一度に停止表示(確定)
させるもの、或いは、(3)変動表示が行われる表示装
置の複数の表示領域について各表示領域毎にそれぞれ1
図柄ずつ停止表示(確定)させるもの、の3種類があ
る。
【0168】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から5のいずれかにおいて、前
記変動表示を開始させる変動表示開始コマンドを前記制
御用コマンドの一種として備えていることを特徴とする
遊技機の制御装置6。
【0169】請求項1記載の遊技機の制御装置、また
は、遊技機の制御装置1から6のいずれかにおいて、前
記制御用コマンドを前記主制御基板から一方向にのみ送
信する一方向手段を備えていることを特徴とする遊技機
の制御装置7。
【0170】請求項1記載の遊技機の制御装置、又は、
遊技機の制御装置1から7のいずれかにおいて、前記主
制御基板から送信される制御用コマンドは、前記表示用
制御基板へ直接送信されることを特徴とする遊技機の制
御装置8。
【0171】
【発明の効果】 本発明の遊技機の制御装置によれば、
変動パターン指定コマンドによって一連の変動パターン
を一度に指定することができるので、変動表示の状態が
変化する各ポイント毎に主制御基板から制御用コマンド
を送信する必要がない。よって、主制御基板による変動
表示の制御負担を軽減することができると共に、変動表
示の制御のために主制御基板に搭載されるプログラム容
量やデータ容量を減少させて、主制御基板のプログラム
開発を容易にすることができるという効果がある。ま
た、変動パターン指定コマンドを受信してその変動パタ
ーン指定コマンドに対応する変動表示の制御を行う基板
(例えば、サブ基板や表示用制御基板)側で、かかる変
動表示の制御を変更することにより、主制御基板の制御
をそのままにして変動表示の内容(パターン)を変更す
ることができる。よって、主制御基板(のプログラム)
を共通化しつつ、単に主制御基板に接続されるサブ基板
や表示用制御基板を取り替えるだけで、表示装置に異な
った変動表示を行わせることができるという効果があ
る。
【0172】更に、変動パターン指定コマンドにより指
定された変動表示の一連の変動パターンが停止図柄指定
コマンドにより指定された停止図柄で終了するように、
変動中の図柄が差し替えられる。よって、停止図柄指定
コマンドの送信タイミングに拘わらず、即ち、変動表示
を開始した後に停止図柄指定コマンドを送信して停止図
柄の指定を行っても、その停止図柄指定コマンドで指定
した停止図柄で変動表示を終了させることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施例であるパチンコ機の遊技
盤の正面図である。
【図2】 パチンコ機の電気的構成を示したブロック図
である。
【図3】 液晶ディスプレイの表示画面を9つの表示領
域に分割した様子を示した図である。
【図4】 変動パターン指定コマンドのコマンドコード
と、そのコマンド内容とを示した図である。
【図5】 (a)は、停止図柄指定コマンドのコマンド
コードと、そのコマンドコードによって指定される図柄
番号との対応関係を示した図である。(b)は、20種
類の図柄コードと図柄名との対応関係を示した図であ
る。
【図6】 (a)は、上段の表示領域で変動表示される
仮想図柄リールの構成を模式的に示した図であり、
(b)は、中段の表示領域で変動表示される仮想図柄リ
ールの構成を模式的に示した図であり、(c)は、下段
の表示領域で変動表示される仮想図柄リールの構成を模
式的に示した図である。
【図7】 ディフォルト図柄の構成を模式的に示した図
である。
【図8】 図柄停止コマンドのコマンドコードと、その
コマンド内容とを示した図である。
【図9】 主制御基板で実行されるリセット割込処理を
示したフローチャートである。
【図10】 リセット割込処理の中で実行されるコマン
ド設定処理を示したフローチャートである。
【図11】 表示用制御基板の割込処理で実行されるコ
マンド受信処理を示したフローチャートである。
【図12】 表示用制御基板のメイン処理で実行される
変動表示処理を示したフローチャートである。
【図13】 表示用制御基板の変動表示処理の中で実行
される上段図柄差替処理を示したフローチャートであ
る。
【図14】 表示用制御基板の上段・中段・下段の各図
柄差替処理の中で実行されるディフォルト図柄差替処理
を示したフローチャートである。
【図15】 表示用制御基板の変動表示処理の中で実行
される変動表示継続処理を示したフローチャートであ
る。
【図16】 変動表示継続処理によりLCDディスプレ
イの中段の表示領域において、停止図柄を行きつ戻りつ
させた移動表示の状態を示した図である。(a)は、本
来の停止表示の位置よりも行き過ぎた表示状態を図示し
ており、(b)は、本来の停止表示の位置に戻った表示
状態を図示しており、(c)は、本来の停止表示の位置
から戻り過ぎた表示状態を図示している。
【図17】 全図柄を一度に確定させる変動表示のタイ
ミングチャートである。
【図18】 9つの図柄を3図柄ずつ確定させる変動表
示のタイミングチャートである。
【図19】 リセット割込処理の中で実行される第2実
施例のコマンド設定処理を示したフローチャートであ
る。
【図20】 表示用制御基板のメイン処理で実行される
第2実施例の変動表示処理を示したフローチャートであ
る。
【図21】 9つの図柄を3図柄ずつ確定させる第2実
施例の変動表示のタイミングチャートである。
【図22】 表示用制御基板の変動表示処理の中で実行
される第3実施例の上段図柄差替処理を示したフローチ
ャートである。
【図23】 従来技術における変動表示のタイミングを
示したチャートである。
【符号の説明】
3 液晶(LCD)ディスプレイ(表示装
置) 3a 上段の表示領域 3b 中段の表示領域 3c 下段の表示領域 3a1〜3c3 各図柄の表示領域 30 変動開始コマンド(制御用コマンドの
一部) 31 変動パターン指定コマンド(制御用コ
マンドの一部) 32 停止図柄指定コマンド(制御用コマン
ドの一部) 32a 図柄番号 32b 図柄コード 32c 図柄名 33 図柄停止コマンド(制御用コマンドの
一部) 41〜43 仮想図柄リール C 主制御基板 D 表示用制御基板 P パチンコ機(遊技機)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図柄等を表示する表示装置と、遊技の制
    御を行う主制御基板と、その主制御基板から送信される
    制御用コマンドに基づいて前記表示装置により図柄の変
    動表示を行わせる表示用制御基板とを備えた遊技機の制
    御装置において、 前記主制御基板から送信される制御用コマンドは、前記
    変動表示の一連の変動パターンを指定する変動パターン
    指定コマンドと、前記変動表示の終了時に前記表示装置
    に停止表示される停止図柄を指定する停止図柄指定コマ
    ンドとにより少なくとも構成され、 前記変動パターン指定コマンドにより指定された変動表
    示の一連の変動パターンが前記停止図柄指定コマンドに
    より指定された停止図柄で終了するように、変動中の図
    柄を差し替える差替手段を備えていることを特徴とする
    遊技機の制御装置。
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