JP2001246121A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2001246121A
JP2001246121A JP2000057095A JP2000057095A JP2001246121A JP 2001246121 A JP2001246121 A JP 2001246121A JP 2000057095 A JP2000057095 A JP 2000057095A JP 2000057095 A JP2000057095 A JP 2000057095A JP 2001246121 A JP2001246121 A JP 2001246121A
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JP2000057095A
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English (en)
Inventor
Kunio Matsumoto
邦夫 松元
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Fuji Shoji Co Ltd
Original Assignee
Fuji Shoji Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電源投入により営業開始するときにはゲーム
を公正な遊技条件で行えること、遊技中の遊技情報をバ
ックアップ電源により記憶保持できること、しかも停電
からの復帰時には記憶保持した遊技情報に基づいて遊技
制御を再開できること。 【解決手段】 遊技制御プログラムは遊技制御準備用の
第1制御ルーチンと、遊技制御用の第2制御ルーチンと
からなり、第1制御ルーチンにはバックアップデータ消
去処理サブルーチン等が設けられ、第2制御ルーチンに
は実際の遊技制御の為のサブルーチンと、バックアップ
処理サブルーチン等が設けられ、遊技情報消去用のリセ
ットスイッチが設けられている。電源が遮断された場合
には、バックアップ処理サブルーチンにより遊技情報が
1チップ集積回路のRAMに記憶される。営業開始時
に、リセットスイッチを操作しながら電源を投入するだ
けで(S1:Yes )、RAMに記憶保持されている遊技
情報をバックアップデータ消去処理サブルーチンにより
確実に消去でき(S3)、ゲームを公正な遊技条件で開
始できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は遊技機に関し、特
に電源投入時にバックアップした遊技情報を復帰させる
か否かを判定し、復帰させないときにはリセット手段に
より遊技情報を消去し、復帰させるときには遊技情報を
復帰させるものに関する。
【0002】
【従来の技術】 従来、パチンコ機等の弾球遊技機にお
いては、発射ハンドル操作による遊技球の発射制御、遊
技盤に設けた図柄始動手段や開閉式入賞手段(大入賞手
段)等の遊技役物の制御、入賞手段への入賞を検知する
検知制御、図柄表示用ディスプレイに設けられた変動図
柄表示手段の複数の図柄表示部における図柄を変動させ
る図柄表示制御、入賞手段への入賞に伴う遊技球の払出
し制御、入賞時や大当たり状態におけるサウンド制御や
ランプ制御等、弾球遊技の為の種々の制御を司る制御装
置が設けられている。
【0003】この制御装置において、遊技盤側の遊技制
御を主として司る主制御部は、各図柄表示部に図柄変動
表示させる図柄表示制御の為の一連の制御信号(制御デ
ータ)を図柄制御部に直接出力し図柄表示を制御してい
る。また、主制御部は、普通入賞手段や開閉式入賞手段
への遊技球の入賞に際して、払出しモータ駆動の為の払
出し制御信号を払出し制御部に出力して賞球の払出しを
制御している。更に、主制御部は、図柄表示部における
変動後の停止図柄が大当たり図柄のとき、開閉式入賞手
段の開閉板駆動ソレノイドの為の開閉制御信号を特別遊
技制御部に出力し、開閉板を開閉制御している。
【0004】例えば、主制御部は図柄制御部に対して、
各動作毎の詳細な制御信号を逐一送信して図柄を変動制
御するため、例え1つの制御信号がノイズや静電気等に
より無効になっても、後続する制御信号に基づいて変動
制御を続行できる。主制御部は、図柄表示制御だけでな
く、これに連動する払出し制御、サウンド出力制御、ラ
ンプ点灯制御等の種々の制御を行なうため、制御負荷が
非常に大きく、動作処理が遅くなり、これら遊技動作の
制御に制御遅れが生じ易い。
【0005】そこで、図柄制御部やサウンド制御部等の
各副制御部を、主制御部とは独立のマイクロコンピュー
タを備えた別個の制御基板上に構成し、主制御部から各
副制御部へ制御コマンドを一方向送信するコマンド送信
方式が採用されつつある。これにより、例えば、主制御
部は図柄変動に際して図柄制御部に、図柄変動開始コマ
ンド(変動パターン指定番号等を含む)と、各図柄表示
部の停止図柄を指定する図柄指定コマンドとを順次送信
するだけでよく、図柄変動制御を簡単化でき、主制御部
の負荷を格段に軽減することができ、サウンド制御やラ
ンプ制御、更には払出し制御を図柄変動に同期させて実
行できる。
【0006】ところで、例えば、落雷等により停電にな
った場合、仮に大当たりゲームを実行中であっても、制
御装置が作動しなくなり、大当たり状態であることを指
示する情報及び入賞球数情報や払出すべき払出し球数情
報等の遊技情報の全てが消去されてしまう。そのため、
電力供給の復旧後にゲームを再開する場合に、大当たり
ゲームを停電直前の状態に続けて実行することができ
ず、遊技者とホール側とでトラブルが発生することもあ
る。そこで、遊技中の遊技情報をバックアップ電源によ
り常に記憶保持させるようにした場合には、停電が発生
した場合でも、停電からの復帰時に停電により中断した
遊技制御の途中から支障なく再開することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】 このように、バック
アップ電源により遊技中に発生した遊技情報を更新しな
がら常に記憶保持する場合に、例えば閉店時に確率変動
モードが設定されていれば、このモードを設定状態のま
まで電源が遮断されることになる。この場合、確率変動
モードの設定状態を指示する情報等が記憶保持されるた
め、翌日の営業開始に際して、このパチンコ機にだけ確
率変動モードが設定されており、確率変動モードによる
有利な条件でゲーム開始が可能になり、ゲームの公正さ
に欠けるという問題がある。
【0008】そこで、電源投入毎に、全ての遊技情報を
リセット(消去)することも考えられるが、停電からの
復帰時に電源が供給される場合にも同様に、遊技情報が
確実にリセットされるため、停電からの復帰時には停電
により中断した遊技制御の途中から再開できないという
問題がある。本発明の目的は、電源を投入した営業開始
時にはゲームを公正な遊技条件で行えること、遊技中の
遊技情報をバックアップ電源により記憶保持できるこ
と、しかも停電からの復帰時には記憶保持した遊技情報
に基づいて遊技制御を再開できること、等である。
【0009】
【課題を解決するための手段】 請求項1の遊技機は、
遊技中の所定の遊技状態に関連する遊技情報を常に記憶
保持し且つ電源遮断時にもその記憶情報を維持可能な遊
技情報記憶手段を備えた遊技機であって、遊技情報記憶
手段に記憶した遊技情報を消去可能なリセット手段を設
けたものである。
【0010】遊技情報記憶手段には、確率変動モードの
設定状態を指示する情報等の遊技中の所定の遊技状態に
関連する遊技情報が常に記憶保持され、その記憶情報は
電源遮断時にも維持可能である。その遊技情報記憶手段
に記憶した遊技情報を、必要に応じてリセット手段によ
り消去することができる。つまり、確率変動モードの設
定状態を指示する情報等の遊技情報が営業開始時に遊技
情報記憶手段に記憶保持されている場合でも、この遊技
情報をリセット手段により確実に消去してゲームを公正
な遊技条件で開始できる。
【0011】ここで、前記リセット手段は遊技情報の消
去を指令する為のリセットスイッチを備え、リセット手
段は電源投入時にリセットスイッチから指令が入力され
た場合に限って作動する場合(請求項2)には、遊技情
報を消去したい場合にだけリセットスイッチを操作すれ
ばよいため、消去指令の為の操作が簡単化する。
【0012】また、遊技制御を準備する為の第1制御ル
ーチンと、遊技機動作中に繰り返し実行される遊技制御
用の第2制御ルーチンとを含む遊技制御プログラムを設
け、第2制御ルーチンに、遊技情報を遊技情報記憶手段
に記憶させるバックアップ処理部を設けた場合(請求項
3)には、第2制御ルーチンを繰り返して遊技制御を実
行しているときに、閉店に際してホール側の電源が遮断
された場合であっても、停電が発生した場合でも、バッ
クアップ処理部が実行されて遊技情報を遊技情報記憶手
段に記憶できる。
【0013】また、前記第1制御ルーチンは、バックア
ップ処理部によりバックアップされた遊技情報を復帰さ
せるか否かを決定する情報復帰決定部を有する場合(請
求項4)には、営業開始に際しての電源投入時に第1制
御ルーチンが実行されるときに、情報復帰決定部により
リセットスイッチからの指令に基づいて、バックアップ
された遊技情報を復帰させるか否かを決定する。例え
ば、情報復帰決定部はリセットスイッチが操作されない
場合に、遊技情報の復帰が決定する。
【0014】また、前記第1制御ルーチンは、情報復帰
決定部が遊技情報の復帰を決定したときに、遊技情報記
憶手段に記憶されている遊技情報を復帰させる情報復帰
処理部を有する場合(請求項5)には、遊技情報の復帰
に際しては、遊技情報記憶手段に記憶されている遊技情
報を情報復帰処理部により確実に復帰させることができ
る。
【0015】また、前記リセット手段は、第1制御ルー
チンに設けられ且つ遊技情報記憶手段に記憶された遊技
情報を消去処理する情報消去処理部を有する場合(請求
項6)には、電源投入時にリセットスイッチが操作され
たとき、情報消去処理部はリセットスイッチからの指令
に基づいて、遊技情報記憶手段に記憶された遊技情報を
確実に且つ迅速に消去処理することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面に基いて説明する。本実施形態は、遊技店の島構
造体に設置される所謂カード式弾球遊技機と呼ばれるパ
チンコ機に本発明を適用した場合の一例であり、パチン
コホールに設けられた島構造体には、カード式球貸し機
がサンドイッチ状に設置されてパチンコ機に電気的に接
続されている。
【0017】図1に示すように、カード式弾球遊技機で
あるパチンコ機2は、矩形枠状の外枠3と、この外枠3
に開閉自在に枢着された前枠4とを有し、カード式球貸
し機1をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠3が島
構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。
【0018】前枠4には、遊技盤5が裏側から着脱自在
に装着され、遊技盤5の前側に対応させて、窓部6aを
有するガラス扉6と前面板7とが夫々開閉自在に枢着さ
れている。前面板7には発射用の遊技球を貯留する上皿
8が装着され、前枠4の下部には、上皿8から溢流し又
は抜き取った遊技球を貯留する下皿9と、発射手段10
の発射ハンドル11とが設けられている。この発射手段
10は、回動操作可能な発射ハンドル11と、この発射
ハンドル11の回動角度に応じた打撃力で打撃槌12に
より遊技球を発射させる発射モータ(図示略)などを備
えている。
【0019】上皿8の右部には、カード式球貸し機1に
対する球貸し操作用の操作パネル13が設けられ、この
操作パネル13には、カード残額を3桁の数字で表示す
るカード残額表示部13aと、所定金額分の遊技球の球
貸しを指示する球貸しスイッチ13bと、ゲーム終了時
にカードの返却を指令する返却スイッチ13cとが設け
られている。
【0020】図2に示すように、遊技盤5には、金属製
の外レールと内レールとからなるガイドレール15がほ
ぼ環状に設けられ、このガイドレール15の内側の遊技
領域5aには、カラーの液晶ディスプレイ16、図柄始
動手段(図柄始動兼入賞手段)17、開閉式入賞手段
(大入賞手段)18、複数の普通入賞手段19(この場
合、上段の普通入賞手段19以外に、開閉式入賞手段1
8の左右両側部に、例えば6つの普通入賞手段19)、
2つのゲート20(通過口)等が夫々所定の位置に配設
されている。
【0021】液晶ディスプレイ16は、変動図柄を表示
するとともに背景画像や各種のキャラクタの動画などを
表示する変動図柄表示手段22として機能する。変動図
柄表示手段22は、背景画やキャラクタをアニメーショ
ン的に表示するとともに、例えば左右方向に並ぶ3個
(左、中、右)の図柄表示部22a〜22cを有し、図
柄始動手段17に遊技球が入賞することを条件に、各図
柄表示部22a〜22cの表示図柄が所定時間だけ変動
表示(スクロール表示)され、図柄始動手段17への遊
技球の入賞タイミングに応じた抽選結果に基づいて決定
される停止図柄パターンで停止する。
【0022】液晶ディスプレイ16の直ぐ上側に、普通
入賞手段19と第2図柄表示手段23とが設けられてい
る。第2図柄表示手段23は1個の普通図柄を表示する
普通図柄表示部を有し、ゲート20を通過した遊技球が
検出されたとき、その普通図柄表示部の表示図柄が所定
時間だけ変動し、遊技球がゲート20を通過した時点に
おいて抽選された抽選用数値により決定される停止図柄
を表示して停止するようになっている。図柄始動手段1
7は、開閉自在な左右1対の開閉爪17aを備えた電動
式チューリップであり、第2図柄表示手段23の変動後
の停止図柄が当たり図柄を表示した場合に、開閉爪17
aが所定時間だけ開放されて入賞し易くなる。
【0023】開閉式入賞手段18は前方に開放可能な開
閉板18aを備え、変動図柄表示手段22の変動後の停
止図柄が「777」等の当たり図柄のとき、所謂「大当
たり」と称する特別遊技が開始され、開閉板18aが前
側に開放される。この開閉式入賞手段18の内部に特定
領域18bがあり、この特定領域18bを入賞球が通過
したとき、特別遊技が継続される。開閉式入賞手段18
の開閉板18aが開放された後、所定時間が経過し又は
所定数(例えば、10個)の遊技球が入賞して開閉板1
8aが閉じるときに、遊技球が特定領域18bを通過し
ていないときに特別遊技が終了するが、特定領域18b
を通過していれば最大所定回数(例えば、16回)まで
特別遊技が継続され、遊技者に有利な状態に制御され
る。
【0024】図3、図4に示すように、前枠4の裏側に
は、遊技盤5を裏側から押さえる裏機構板30が着脱自
在に装着され、この裏機構板30には開口部30aが形
成され、その上側に賞球タンク33と、これから延びる
タンクレール34とが設けられ、このタンクレール34
に接続された払出し手段35が裏機構板30の側部に設
けられ、裏機構板30の下側には払出し手段35に接続
された通路ユニット36が設けられている。払出し手段
35から払出された遊技球は通路ユニット36を経由し
て上皿排出口8aから上皿8に払出される。
【0025】裏機構板30の開口部30aには、遊技盤
5の裏側に装着された裏カバー37と、入賞手段17〜
19に入賞した遊技球を排出する入賞球排出樋(図示
略)とが夫々嵌合されている。この裏カバー37に装着
されたケース38の内部に主制御基板39が配設され、
その前側に図柄制御基板40が配設されている。主制御
基板39の下側で、裏カバー37に装着されたケース4
1aの内部にランプ制御基板42が設けられ、このケー
ス41aに隣接するケース41bの内部にサウンド制御
基板43が設けられている。
【0026】これらケース41a,41bの下側で裏機
構板30に装着されたケース44の内部には、電源基板
45と払出し制御基板46が夫々設けられている。更
に、発射手段10の後側に装着されたケース47の内部
には、発射制御基板48が設けられている。即ち、これ
ら制御基板39〜40,42〜43,45〜46,48
は夫々独立の基板であり、電源基板45と発射制御基板
48を除く制御基板39,40,42,43,46に
は、CPUとROMやRAM等を有する1チップ集積回
路39a,40a,42a,43a,46aからなるマ
イクロコンピュータが夫々設けられている(図9参
照)。
【0027】主制御基板39とその他の制御基板40,
42,43,46とは、複数本の信号線でコネクタを介
して電気的に接続され、主制御基板39から各制御基板
40,42,43,46に、所定の遊技動作を実行させ
る種々の制御コマンドを一方向通信にて送信可能になっ
ている。この制御コマンドの一方向通信を採用すること
で、図柄停止に関する不正を確実に防止できるととも
に、主制御手段50の制御負荷を格段に軽減でき、送信
制御を簡単化することができる。次に、パチンコ機2の
制御装置に予め格納した複数の制御プログラムを介して
達成される種々の機能について、図5の機能ブロック図
により説明する。但し、これら種々の機能は前述したマ
イクロコンピュータ等で達成される。
【0028】主制御基板39上に構成された主制御手段
50は、遊技盤5に設けられた種々の遊技部品や遊技球
検出スイッチ等に対する信号の入出力に関わる遊技制御
を主として司るとともに、後述する図柄制御手段60、
払出し制御手段70、ランプ制御手段71、サウンド制
御手段72等の複数の副制御手段に必要に応じて制御コ
マンドを送信出力する。主制御基板39に設けられた1
チップ集積回路39aのROMには、主に遊技盤5の遊
技動作を制御する遊技制御プログラム(図6参照)が格
納されている。また、1チップ集積回路39aのRAM
に記憶した遊技情報は記憶保持可能に常にバックアップ
されている。
【0029】ここで、遊技制御プログラムについて説明
しておくと、図6に示すように、この遊技制御プログラ
ムの先頭アドレスである第1先頭アドレスから第2先頭
アドレスの1つ前のアドレスまでの遊技制御準備用の第
1制御ルーチンと、第2先頭アドレスから末尾アドレス
までの遊技制御用の第2制御ルーチンとが予め記憶され
ている。第1制御ルーチンには、バックアップデータ復
帰決定サブルーチン39b(情報復帰決定部に相当す
る)と、バックアップデータ復帰サブルーチン39c
(情報復帰処理部に相当する)と、バックアップデータ
消去処理サブルーチン39d(情報消去処理部に相当す
る)等が設けられている。
【0030】第2制御ルーチンには、実際の遊技制御の
為のサブルーチン39eと、処理時間調節用サブルーチ
ン39fと、バックアップ処理サブルーチン39g(バ
ックアップ処理部に相当する)等が設けられている。図
柄制御基板40上に構成された図柄制御手段60は、主
制御手段50から送信されてくる図柄制御コマンドに基
づいて、液晶ディスプレイ16に種々の動画や背景画を
表示させる表示制御を実行したり、各図柄表示部22a
〜22cの図柄を変動制御し、指示された停止図柄で変
動を停止制御する。
【0031】払出し制御基板46上に構成された払出し
制御手段70は、主制御手段50から払出し制御コマン
ドを受け、払出し手段35による遊技球の払出し制御を
司る。ランプ制御基板42上に構成されたランプ制御手
段71は、主制御手段50からランプ制御コマンドを受
け、遊技盤5等に設けられた多数の表示ランプを含むラ
ンプ群LPの点灯制御を司る。サウンド制御基板43上
に構成されたサウンド制御手段72は、主制御手段50
からサウンド制御コマンドを受け、スピーカSPに対す
る各種の音響効果音の為のサウンド出力制御を司る。発
射制御基板48上に構成された発射制御手段73は、発
射モータを駆動して遊技球の発射制御を司る。
【0032】主制御手段50は、抽選手段51と、判定
手段52と、特別遊技発生手段53と、確率変動手段5
4と、コマンド出力手段55と、2msec信号発生回
路56等を備えている。抽選手段51は、抽選用カウン
タを用いて微小な更新周期(例えば、約2msec周期)で
数値を所定の範囲(例えば、0〜299)で更新し、図柄始
動手段17に遊技球が入賞したときの数値を抽出するこ
とにより、当たり外れに関する抽選を行なう。判定手段
52は、図柄始動手段17に遊技球が入賞したときに抽
選手段51から供給される抽選された数値に基づいて、
「大当り」、「外れ(外れリーチを含む)」の何れであ
るかを判定する。
【0033】例えば、その抽選された数値が予め設定さ
れた特定数値「71」のときに「大当たり」と判定し、
それ以外の多数の数値のときに「外れ」であると判定す
る。特別遊技発生手段53は、判定手段52から大当た
り等の特別判定結果を受ける、若しくは、変動図柄表示
手段22の変動後の停止図柄が大当たり図柄等の特定表
示となった場合に、遊技制御サブルーチンに含まれる所
定の特別遊技発生ルーチンにより開閉式入賞手段18の
開閉板18aを前述したように作動させて、遊技者に利
益状態を与える特別遊技を実行する。
【0034】確率変動手段54は、判定手段52から
「大当たり」の特別判定結果を受けた場合に、その「大
当たり」が予め設定された確率変動図柄(例えば、奇数
の大当たり図柄)のときに確率変動モードを設定し、次
回或いは次々回の大当たり迄、或いは所定回数図柄が変
動する迄、抽選手段51により大当たりとする特定数値
の数を通常のときよりも多くし、大当たり確率を高くす
る。コマンド出力手段55は、判定手段52から判定結
果を受け、図柄変動に際しては図7に示す図柄制御コマ
ンド(例えば、2バイト構成)を図柄制御手段60に送
信し、遊技球の払出しに際しては図8に示す払出し制御
コマンド(例えば、2バイト構成)を払出し制御手段7
0に送信する。
【0035】ここで、1バイトの当たり外れデータは
「確率変動型大当たり」、「非確率変動型大当たり」、
「外れ」の何れかのデータであり、1バイトの変動時間
データは図柄変動に要する時間(例えば、40秒、60
秒等)を規定するデータである。また、払出し個数デー
タは、5個、10個等の遊技球の払出し個数を指令する
データである。更に、コマンド出力手段55は、図示し
ないが、ランプ群LPの点灯に際してはランプ制御コマ
ンド(2バイト構成)をランプ制御手段71に送信し、
スピーカSPによる効果音出力に際してサウンド制御コ
マンド(2バイト構成)をサウンド制御手段72に送信
する。
【0036】2msec信号発生回路56は、クロック
信号を分周して2msec毎の割込み用信号を発生し、1チ
ップ集積回路39aのCPUに2msec毎(これが、第2
制御ルーチンを一巡する時間より微小に長い一定周期毎
に相当する)に内部割込みを行なう。その結果、パチン
コ機2の作動中にこの内部割込みが発生する毎に、第2
制御ルーチンの実行中の制御が強制的に第2先頭アドレ
スへ戻され、この第2先頭アドレスから制御が行われ
る。この場合、例えば内部割込みによるリスタート命令
(RST命令)を用いることで、第2先頭アドレスから
の制御開始を容易に実現できる。
【0037】即ち、RST命令(8バイト)に含まれる
複数の設定ビットに、ハードウェア的に作られた複数ビ
ットコードからなる第2先頭アドレスを指定して割込み
ポートに供給することで、その複数ビットコードで指示
される第2先頭アドレスにジャンプでき、制御をこの第
2先頭アドレスからリスタートさせることができる。図
柄制御手段60は、停止図柄決定手段61を有し、コマ
ンド出力手段55から送信される図柄制御コマンドを受
信し、その図柄制御コマンドに基づいて変動図柄表示手
段22の各図柄表示部22a〜22cにおける図柄変動
を制御する。
【0038】この停止図柄決定手段61について簡単に
説明すると、変動パターンテーブルに、「確率変動型大
当たり」、「非確率変動型大当たり」、「外れリー
チ」、「外れノーマル」の各々について複数のパターン
データが記憶されており、図柄制御コマンドに含まれる
「当たり外れデータ」に基づいて、夫々該当する大当た
りパターン又は外れパターンのうちから何れかを抽選に
より決定する。次に、電源基板45について、図9に基
づいて説明する。
【0039】パチンコホールに設置された各島構造体毎
に複数の変圧トランスが設けられ、その変圧トランスか
ら低圧の交流電圧(例えば、AC24V)がこのパチン
コ機2の電源基板45に供給されている。この電源基板
45には、電圧供給回路75と、マイクロコンピュータ
を含む電源監視回路76と、バックアップ電源回路77
等が設けられている。電圧供給回路75は、ソレノイド
等のアクチュエータを駆動するDC24V、マイクロコ
ンピュータのCPUやROM等のICチップに供給する
DC5V等を生成し、これらの直流電圧を各制御基板3
9〜40,42〜43,46等に供給する。
【0040】電源監視回路76は、供給されたAC24
Vを直接読み込んで供給電圧を常時監視し、供給電圧が
所定値(例えば、20V)以下に低下したとき、停電等
の異常を指示する電圧異常信号VSを出力し、主制御基
板39と払出し制御基板46に設けられた1チップ集積
回路39a,46aのCPUに最優先割込み(NMI)
として供給する。その結果、これら主制御手段50と払
出し制御手段70においては、停電からの復帰時に停電
により中断した遊技の再開に必要な遊技情報を記憶保持
するバックアップ処理が実行され、CPUは停止状態
(待機状態)になる。閉店に際してホール側の電源スイ
ッチが遮断された場合でも、同様にバックアップ処理さ
れ、CPUは停止状態になる。
【0041】バックアップ電源回路77は、コンデンサ
等からなるバックアップ電源を有し、このバックアップ
電源からのDC5Vを主制御基板39と払出し制御基板
46に常に供給している。即ち、これら主制御基板39
と払出し制御基板46の+5Vラインにバックアップ電
圧が常に供給されているため、電源遮断時にも、RAM
に記憶している遊技情報は記憶保持されるとともに、C
PUは動作停止状態で保持される。但し、このバックア
ップ電源回路77によるバックアップ動作は長時間継続
可能である。
【0042】電源基板45には、更に手動操作型のリセ
ットスイッチ78が設けられており、このリセットスイ
ッチ78を押圧操作したとき、リセットスイッチ78か
らリセット信号RSが出力される。遊技制御の開始時
に、主制御基板39の1チップ集積回路39aにこのリ
セット信号RSが供給されるか否かで、電源投入時と、
停電からの復帰時の何れであるかが判定される。そし
て、電源投入時には、記憶保持している遊技情報が全て
消去されるが、停電からの復帰時には、遊技情報は消去
されることなく、バックアップ復帰処理が行われる。こ
こで、バックアップデータ消去処理サブルーチン39d
とリセットスイッチ78等からリセット手段が構成され
ている。
【0043】次に、遊技制御プログラムに基づいて主制
御手段50により実行される遊技制御について、図10
のフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符
号Si(i=1,2,3・・・)はステップである。ホ
ール側の電源スイッチ操作により電源が投入され、変圧
トランスから電源基板45に交流電圧が供給されるとこ
の遊技制御が開始される。ところで、停電からの復帰で
なく、開店時刻となって各パチンコ機2に電源が供給さ
れるときに、リセットスイッチ78がON状態のときに
は(S1:Yes )、遊技制御サブルーチン39eに基づ
く遊技制御の準備を実行する為に、パワー・オン・リセ
ット信号により、先ずCPUの各メモリやレジスタを初
期化する初期設定処理が実行される(S2)。
【0044】次に、1チップ集積回路39aのRAMに
バックアップ電源により記憶保持されている遊技情報が
消去処理される(S3)。その結果、閉店時に、確率変
動モードが設定状態のままで電源が遮断され、RAMに
確率変動モードの設定状態を指示する情報等が記憶保持
されている場合でも、これら全ての遊技情報が消去され
て初期化されるため、電源投入時において、ゲームを公
正な遊技条件で開始することができる。その後、次の図
柄を更新により決定する図柄データ変更処理(S4)
と、遊技に関係しないダミー的な数値を更新する数値更
新処理(S5)とが繰り返して実行される。
【0045】このように、電源投入時から約2msecが経
過するまでの余りの時間を、これらS4とS5を繰り返
し実行することで処理時間が調節される。約2msecが経
過して2msec信号発生回路56からの2msec割込み
用信号がCPUに内部割込みとして入力されたとき、前
述したように処理時間調節用S4又はS5の制御が途中
で強制的に中断され、遊技制御が第2先頭アドレスから
開始される。遊技制御サブルーチン39eが呼び出され
て遊技制御が開始されると、先ず図柄始動手段17の開
閉爪17aを駆動するソレノイドや開閉式入賞手段18
の開閉板18aを駆動するソレノイドに駆動信号を出力
する駆動信号出力処理が実行される(S7)。
【0046】次に、入賞検出センサを含む各種のスイッ
チからのスイッチ信号を読み込むスイッチ信号入力処理
が実行される(S8)。次に、抽選用数値を1つインク
リメントする抽選用数値更新処理が実行される(S
9)。次に、払出し制御手段70に払出し制御コマンド
を出力する出力処理が実行される(S10)。次に、サウ
ンド制御手段72にサウンド制御コマンドを出力する出
力処理が実行され(S11)、続いてランプ制御手段71
にランプ制御コマンドを出力する出力処理が実行される
(S12)。
【0047】次に、第2図柄表示手段23の普通図柄表
示部に普通図柄を変動表示させる普通図柄に関する処理
が実行される(S13)。次に、変動図柄表示手段22に
特別図柄を変動表示させる為の図柄制御コマンドを出力
する等の特別図柄に関する処理が実行される(S14)。
次に、図柄始動手段17の開閉爪17aを駆動する場合
には、その為の作動コマンドを出力する作動コマンド出
力処理が実行され(S15)、開閉式入賞手段18の開閉
板18aを駆動する場合には作動コマンドを出力する作
動コマンド出力処理が実行される(S16)。
【0048】このとき、この遊技制御を開始してから約
2msecが経過していないときには、前述したようにS4
とS5を繰り返して実行することで処理時間が調節され
る。これらS4とS5を実行中に2msecが経過する毎
に、2msec割込み用信号でCPUに内部割込みされ、遊
技制御はその都度、第2先頭アドレスから繰り返して実
行される。ところで、閉店に際してホール側の電源が遮
断されたとき、或いはゲーム途中で停電が発生したと
き、電源監視回路76からの電圧異常信号VSでCPU
に最優先割込みが発生し、バックアップ処理サブルーチ
ン39gが呼び出されてバックアップ処理(図11参
照)が実行され、その後CPUは停止状態になる。
【0049】このバックアップ処理制御について説明す
ると、開閉式入賞手段18の開閉板18aが開放状態の
ときには直ちに閉鎖されるが、この開閉式入賞手段18
内に残存している残存球数を検出して記憶され(S2
0)、賞球の払出し中のときには払出しモータは直ちに
停止されるが、検出スイッチを通過していない残存球数
を検出して記憶され(S21)、更に払出し制御手段70
への払出し制御コマンド送信中のときには、その払出し
制御コマンドの送信を完了させる(S22)。勿論この状
態においては、遊技中に設定された確率変動モードの設
定状態を指示する遊技情報も同様に、RAMに記憶保持
されている。
【0050】パチンコ機2に電源が投入され、電源監視
回路76からの電圧異常信号VSが解除されてこの遊技
制御が開始されるときに、リセットスイッチ78がOF
F状態のとき、つまり開店時の電源投入ではなく、停電
からの復帰のときには(S1:No)、CPUが初期化さ
れたりRAMの遊技情報が消去されることなく、バック
アップデータ復帰サブルーチン39cが呼び出されてバ
ックアップデータ復帰処理が実行される(S6)。この
バックアップデータ復帰処理においては、例えば、バッ
クアップされている遊技情報に基づいて、変動図柄表示
手段22に停電復帰画面が表示され、停電直前の確率変
動状態が表示され、普通図柄及び特別図柄による保留球
数が表示され、未払いの遊技球が払出される。
【0051】その後、前述したようにS7以降が繰り返
して実行される。これにより、停電が発生した場合で
も、停電からの復帰時に停電により中断した遊技制御の
途中から支障なく再開することができ、遊技者の不利益
を確実に防止できる。ここで、S1はバックアップデー
タ復帰決定サブルーチン39bに含まれ、S6はバック
アップデータ復帰サブルーチン39cに含まれ、S2〜
S3はバックアップデータ消去サブルーチン39dに含
まれ、S7〜S16は遊技制御サブルーチン39eに含ま
れ、S4〜S5は処理時間調節サブルーチン39fに含
まれる。1チップ集積回路39aのRAM等が遊技情報
記憶手段に相当する。
【0052】このように、遊技制御プログラムは遊技制
御準備用の第1制御ルーチンと、遊技制御用の第2制御
ルーチンとからなり、第1制御ルーチンにはバックアッ
プデータ消去処理サブルーチン39d等が設けられ、第
2制御ルーチンには実際の遊技制御の為のサブルーチン
39eと、バックアップ処理サブルーチン39g等が設
けられ、遊技情報消去用のリセットスイッチ78を設け
たので、閉店に際してホール側の電源が遮断された場合
であっても、停電が発生した場合でも、バックアップ処
理サブルーチン39gが実行されて遊技情報が1チップ
集積回路39aのRAMに記憶される。
【0053】営業開始時に、確率変動モードの設定状態
を指示する情報等の遊技情報がこのRAMに記憶保持さ
れている場合でも、リセットスイッチ78を操作しなが
ら電源を投入するだけの簡単な操作で、RAMに記憶保
持されている遊技情報をバックアップデータ消去処理サ
ブルーチン39dにより確実に消去でき、ゲームを公正
な遊技条件で開始できる。
【0054】また、第1制御ルーチンにバックアップ処
理サブルーチン39gによりバックアップされた遊技情
報を復帰させるか否かを決定するバックアップデータ復
帰決定サブルーチン39bと、RAMに記憶保持されて
いる遊技情報を復帰させるバックアップデータ復帰サブ
ルーチン39cとを設けたので、バックアップデータ復
帰決定サブルーチン39bは電源投入時に、リセットス
イッチ78からのリセット信号RSに基づいてバックア
ップされた遊技情報を復帰させるか否か決定し、リセッ
トスイッチ78からのリセット信号RSが入力されない
場合に遊技情報の復帰を決定するため、この遊技情報を
バックアップデータ復帰サブルーチン39cにより確実
に復帰させることができる。
【0055】前記実施形態を部分的に変更した変更形態
について説明する。 1〕図柄制御コマンド等の種々の制御コマンドは2バイ
ト構成に限らず、3バイト以上のデータからなるもので
あってもよい。 2〕リセットスイッチ78を電源回路45以外の、例え
ば遊技盤5の裏側や外枠3の裏側等の各種の場所に設け
てもよい。 3〕電源監視回路76を電源回路45以外の、例えば制
御基板60,70〜72の何れかに設けることも可能で
ある。
【0056】4〕内部割込みにより第2先頭アドレスに
ジャンプさせて制御を開始させる為に、リスタート命令
を用いて間接アドレス指定により実現させてもよく、リ
スタート命令以外の種々の割込み処理により実現させて
もよい。 5〕1チップ集積回路39a,46aのRAMを、フラ
ッシュメモリ等の電気的に消去及び書込み可能な種々の
不揮発性メモリで構成し、バックアップ電源回路77を
省略してもよい。 6〕本発明は、以上説明した実施形態に限定されるもの
ではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変更を
付加し、更に、パチンコ機に限らず、アレンジボール
機、回胴機等の種々の遊技機に本発明を適用することが
可能である。
【0057】
【発明の効果】 請求項1の発明によれば、遊技情報記
憶手段を備えた遊技機であって、遊技情報記憶手段に記
憶した遊技情報を消去可能なリセット手段を設けたの
で、確率変動モードの設定状態を指示する情報等の遊技
情報が営業開始時に遊技情報記憶手段に記憶保持されて
いる場合でも、この遊技情報をリセット手段により確実
に消去でき、ゲームを公正な遊技条件で開始できる。
【0058】請求項2の発明によれば、前記リセット手
段は遊技情報の消去を指令する為のリセットスイッチを
備え、リセット手段は電源投入時にリセットスイッチか
ら指令が入力された場合に限って作動するので、遊技情
報を消去したい場合にだけリセットスイッチを操作すれ
ばよいため、消去指令の為の操作が簡単化する。その他
請求項1と同様の効果が得られる。
【0059】請求項3の発明によれば、遊技制御を準備
する為の第1制御ルーチンと、遊技機動作中に繰り返し
実行される遊技制御用の第2制御ルーチンとを含む遊技
制御プログラムを設け、第2制御ルーチンに、遊技情報
を遊技情報記憶手段に記憶させるバックアップ処理部を
設けたので、第2制御ルーチンを繰り返して遊技制御を
実行しているときに、閉店に際してホール側の電源が遮
断された場合であっても、停電が発生した場合でも、バ
ックアップ処理部が実行されて遊技情報が遊技情報記憶
手段に記憶される。その他請求項1又は2と同様の効果
を奏する。
【0060】請求項4の発明によれば、前記第1制御ル
ーチンは、バックアップ処理部によりバックアップされ
た遊技情報を復帰させるか否かを決定する情報復帰決定
部を有するので、情報復帰決定部は電源投入時に、リセ
ットスイッチからの指令に基づいてバックアップされた
遊技情報を復帰させるか否か決定する。例えば、情報復
帰決定部はリセットスイッチが操作されない場合に、遊
技情報の復帰を決定する。その他請求項3と同様の効果
を奏する。
【0061】請求項5の発明によれば、前記第1制御ル
ーチンは、情報復帰決定部が遊技情報の復帰を決定した
ときに、遊技情報記憶手段に記憶されている遊技情報を
復帰させる情報復帰処理部を有するので、遊技情報の復
帰に際しては、遊技情報記憶手段に記憶されている遊技
情報を情報復帰処理部により確実に復帰させることがで
きる。その他請求項4と同様の効果を奏する。
【0062】請求項6の発明によれば、前記リセット手
段は、第1制御ルーチンに設けられ且つ遊技情報記憶手
段に記憶された遊技情報を消去処理する情報消去処理部
を有するので、電源投入時にリセットスイッチが操作さ
れたとき、情報消去処理部はリセットスイッチからの指
令に基づいて、遊技情報記憶手段に記憶された遊技情報
を確実に且つ迅速に消去処理することができる。その他
請求項3又は4と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るパチンコ機(弾球遊技
機)の斜視図である。
【図2】パチンコ機の遊技盤の正面図である。
【図3】パチンコ機の背面図である。
【図4】パチンコ機の側面図である。
【図5】パチンコ機の制御系の機能ブロック図である。
【図6】遊技制御プログラムに含まれるサブルーチンを
示す図表。
【図7】図柄制御コマンドのデータ構成を説明する図表
である。
【図8】払出し制御コマンドのデータ構成を説明する図
表である。
【図9】電源基板から電力を供給する電力供給回路を示
す図である。
【図10】遊技制御の概略フローチャートである。
【図11】バックアップ処理制御の概略フローチャート
である。
【符号の説明】
2 パチンコ機(弾球遊技機) 39a 1チップ集積回路 39b バックアップデータ復帰決定サブルーチン 39c バックアップデータ復帰サブルーチン 39d バックアップデータ消去処理サブルーチン 39g バックアップ処理サブルーチン 50 主制御手段 60 図柄制御手段 70 払出し制御手段 71 ランプ制御手段 72 サウンド制御手段 78 リセットスイッチ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技中の所定の遊技状態に関連する遊技
    情報を常に記憶保持し且つ電源遮断時にもその記憶情報
    を維持可能な遊技情報記憶手段(39a) を備えた遊技機で
    あって、 前記遊技情報記憶手段(39a) に記憶した遊技情報を消去
    可能なリセット手段(78,39d)を設けたことを特徴とする
    遊技機。
  2. 【請求項2】 前記リセット手段(78,39d)は遊技情報の
    消去を指令する為のリセットスイッチ(78)を備え、前記
    リセット手段(78,39d)は電源投入時にリセットスイッチ
    (78)から指令が入力された場合に限って作動することを
    特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 【請求項3】 遊技制御を準備する為の第1制御ルーチ
    ンと、遊技機動作中に繰り返し実行される遊技制御用の
    第2制御ルーチンとを含む遊技制御プログラムを設け、
    前記第2制御ルーチンに、前記遊技情報を前記遊技情報
    記憶手段(39a) に記憶させるバックアップ処理部(39g)
    を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の遊技
    機。
  4. 【請求項4】 前記第1制御ルーチンは、前記バックア
    ップ処理部(39g) によりバックアップされた遊技情報を
    復帰させるか否かを決定する情報復帰決定部(39b) を有
    することを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
  5. 【請求項5】 前記第1制御ルーチンは、前記情報復帰
    決定部(39b) が遊技情報の復帰を決定したときに、遊技
    情報記憶手段(39a) に記憶されている遊技情報を復帰さ
    せる情報復帰処理部(39c) を有することを特徴とする請
    求項4に記載の遊技機。
  6. 【請求項6】 前記リセット手段(78,39d)は、前記第1
    制御ルーチンに設けられ且つ前記遊技情報記憶手段(39
    a) に記憶された遊技情報を消去処理する情報消去処理
    部(39d) を有することを特徴とする請求項3又は4に記
    載の遊技機。
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