JP2747020B2

JP2747020B2 - パチンコゲーム機用補助アダプタ

Info

Publication number: JP2747020B2
Application number: JP14279989A
Authority: JP
Inventors: 誠岡崎
Original assignee: Daikoku Denki Co Ltd
Current assignee: Daikoku Denki Co Ltd
Priority date: 1989-06-05
Filing date: 1989-06-05
Publication date: 1998-05-06
Anticipated expiration: 2013-05-06
Also published as: JPH037185A

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は、パチンコ玉の打込みに応じて特定の条件が
成立したときに動作されて入賞率を大幅に高めた特賞状
態を呈すると同時に特賞信号を出力するパチンコゲーム
機にその特賞信号を受信するように取付けられる補助ア
ダプタに関する。

（従来の技術）近年のパチンコゲーム機は、所謂電気役物を備えたも
のが大部分となっている。中でも、パチンコ玉の入賞に
連動すると共にその連動時において特定の条件が成立し
たときに、入賞率を大幅に高めた状態を継続する電気役
物を備えたものが主流となっており、上記のように電気
役物が継続的に動作される状態を特賞状態と呼んでい
る。

一方、パチンコホールにおいては、複数のパチンコゲ
ーム機の収支状況、特にはアウト玉数，セーフ玉数，そ
の差玉数，打止回数，出玉率（セーフ玉数÷アウト玉
数），特賞の発生回数などの管理用データを、各パチン
コゲーム機毎に個別に集計演算して記憶する集中管理装
置を設置することが一般的になっており、パチンコホー
ルの営業終了後には、上記管理用データを利用してパチ
ンコゲーム機の所謂釘調整（入賞確率の調整）を行うよ
うにしている。

この場合、前記のような電気役物を備えたパチンコゲ
ーム機にあっては、特賞状態の発生時と非発生時とでそ
の出玉特性が大幅に異なるから、上記のような釘調整用
データのうち差玉数，出玉率などのデータは、特賞状態
時とそうでない状態時とで区分することが釘調整を適確
に行う上で必要となってくる。このため、従来では、パ
チンコゲーム機から特賞状態発生時に出力される特賞信
号に基づいて、特賞状態発生時のデータと非発生時のデ
ータとを区分することが考えられている。

（発明が解決しようとする課題）前述のような特賞状態を呈するパチンコゲーム機に
は、特賞状態にある期間中において特賞信号を連続して
出力しない機種があり、このものでは特賞状態発生期間
と非発生期間とを判別できないという事情下にある。従
って、このようなパチンコゲーム機では、特賞状態発生
時と非発生時とに区分された収支状況データを得ること
が不可能であり、その釘調整を適確に行い得ないという
問題点があった。

本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その
目的は、パチンコゲーム機が入賞率を大幅に高めた特賞
状態となって特賞信号を出力した場合に、その特賞信号
をこれの出力状態が不規則なものである場合でも上記特
賞状態が終了するまで継続的に出力することができ、以
て特賞状態発生期間と非発生期間とを容易に判別できる
ようになるパチンコゲーム機用補助アダプタを提供する
にある。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明は、パチンコ玉の打込みに応じて特定の条件が
成立したときに動作されて入賞率を大幅に高めた特賞状
態を呈すると同時に特賞信号を出力するパチンコゲーム
機にその特賞信号を受信するように取付けられるパチン
コゲーム機用補助アダプタを対象としたものであり、被
取付パチンコゲーム機からの特賞信号を受信したとき
に、パチンコゲーム機の収支状況を演算するためのパチ
ンコホール用集中管理装置に対して上記特賞信号を継続
的に送信する信号保持手段を設けると共に、被取付パチ
ンコゲーム機に対する賞球用のパチンコ玉の供給が所定
時間以上継続して跡切れた場合に前記信号保持手段によ
る信号保持状態を解除する解除手段を設ける構成とした
ものである。

（作用）パチンコゲーム機が入賞率を大幅に高めた特賞状態を
呈して特賞信号を出力したときには、信号保持手段が、
パチンコゲーム機の収支状況を演算するためのパチンコ
ホール用集中管理装置に対して上記特賞信号を継続的に
送信するようになる。このように特賞状態となったパチ
ンコゲーム機にあっては、入賞率が大幅に高い関係上、
賞球としてのパチンコ玉（セーフ玉）が次々と放出され
ることになる。このとき、特賞状態が終了したときに
は、被取付パチンコゲーム機に対する賞球用パチンコ玉
の供給が所定時間以上継続して跡切れるものであり、こ
の場合には解除手段が前記信号保持手段による信号保持
状態を解除するようになる。従って、特賞信号は、パチ
ンコゲーム機が特賞状態にある期間のみ出力されること
になる。

（実施例）以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。

第１図において、１はパチンコゲーム機用補助アダプ
タ（以下アダプタと略称する）で、これは一対の電源端
子Ea,Ebの他に信号入力端子Ia,Ib,Ic及び信号出力端子O
aを有する。尚、以下に述べる各回路素子は、電源端子E
a,Eb間から電源を得るようになっているが、第１図では
その接続関係を省略している。

しかして、アダプタ１において、２は信号保持手段た
るＤフリップフロップで、そのデータ端子Ｄはプラス電
源端子＋Vccからのハイレベル信号を受けるように接続
され、クロック端子CKは信号入力端子Ibに接続されてお
り、さらに出力端子Ｑは信号出力端子Oaに接続されてい
る。また、Ｄフリップフロップ２はリセット端子Ｒを有
した構成となっており、そのリセット端子ＲにはOR回路
３の出力が与えられるように接続されている。４は３回
路形の切換スイッチで、その可動接点ｄが信号入力端子
Iaに接続されており、また、固定接点ａがOR回路３の入
力端子に接続されていると共に、他の固定接点ｂ及びｃ
が夫々解除手段たるタイマ回路５及び６の各トリガ端子
Ｔに接続されている。

上記タイマ回路5,6は、夫々のタイマ動作時間T₅,T
₆（T₅＞T₆）が互いに異なるように設定されており、こ
れらはトリガ端子Ｔに対する入力信号が立上がる毎にタ
イマ動作を新規に開始するようになっている。そして、
タイマ回路5,6は、常時並びにタイマ動作期間中におい
て出力端子Ｑからローレベル信号を出力しているが、一
旦開始されたタイマ動作が最後まで行われたときに出力
端子Ｑからハイレベル信号を出力するようになってお
り、各出力端子ＱはOR回路３の入力端子に接続されてい
る。尚、タイマ回路5,6のタイマ動作時間T₅,T₆は、外部
操作により所定範囲で調節可能に設けられている。

さて、上記のように構成されたアダプタ１はパチンコ
ゲーム機に取付けて使用されるものであり、以下その使
用例の幾つかについて説明する。

（Ｉ）第１の使用例（第２図）…… 第２図において、７はパチンコゲーム機で、図示しな
いが、これにはパチンコ玉の打込みに応じて特定の条件
が成立したときに動作された入賞率を大幅に高めた特賞
状態を呈する電気役物が設けられており、その特賞状態
ではパチンコ玉が入賞する毎に盤面に設けられたランプ
を点灯させるようになっている。８はパチンコゲーム機
７に付随して設けられた信号発生ユニットで、これは前
記ランプの点灯状態をホトトランジスタなどにより検出
し、その検出状態では信号線8aに対して、パチンコゲー
ム機７が特賞状態になったことを示す特賞信号Sf（ハイ
レベル信号）を出力するように構成されている。従っ
て、上記特賞信号Sfは不規則に出力されることになる。

また、パチンコゲーム機７は、その背面側上部に設け
られた賞球貯留用タンク7aに対して、玉供給管９から玉
補給装置10を介して所定個数ずつのパチンコ玉が供給さ
れるようになっている。このとき、タンク7aには、内部
のパチンコ玉が無くなったときにオンされるタンクスイ
ッチ7bが設けられており、玉補給装置10には、タンクス
イッチ7bがオンされた状態で玉補給用電源線11a,11bを
介して通電される電磁ソレノイド10aが設けられてい
る。そして、玉補給装置10にあっては、上記電極ソレノ
イド10aに一旦通電されたときには、その後にタンクス
イッチ7bがオフされ且つ電磁ソレノイド10aが断電され
るのに関係なく、タンク７に対して定量のパチンコ玉を
供給するようになっている。また、上記玉補給装置10
は、タンク7a内に所定個数のパチンコ玉（例えば10個）
を供給する毎にオンされる計数スイッチ10bを有し、そ
の計数スイッチ10bのオン毎にセーフ玉計数パルスPsを
出力するようになっており、この計数パルスPsは玉計数
用信号線12を通じて後述する集中管理装置13に与えられ
るようになっている。尚、前記玉補給用電源線11a,11b
も、集中管理装置13に接続されるものであり、これら電
源線11a,11bには、電源線11b側が正電位の直流電圧が印
加されるようになっている。

一方、パチンコゲーム機７には、当該パチンコゲーム
機７から回収される打込パチンコ玉（アウト玉）を計数
するためのアウト玉計数器14が設けられている。この計
数器14は、所定個数のパチンコ玉（例えば10個）を計数
する毎にアウト玉計数パルスPoを出力するものであり、
その計数パルスPoは玉計数用信号線15を介して集中管理
装置13に与えられる。

さて、パチンコゲーム機７に取付けられるアダプタ１
は、次のように接続される。即ち、アダプタ１にあって
は、その信号入力端子Iaが電磁ソレノイド10a及びタン
クスイッチ7b間の共通接続点に接続され、信号入力端子
Ibが前記信号発生ユニット８の信号線8aに接続されると
共に、信号入力端子Icがリセット用信号線16に接続さ
れ、信号出力端子Oaが特賞検知用信号線17に接続され
る。そして、このように接続した状態では、切換スイッ
チ４を接点（ｄ−ｂ）間オン状態に切換えておくと共
に、タイマ回路５のタイマ動作時間T₅を、パチンコゲー
ム機７が特賞状態にある場合の玉補給装置10によるパチ
ンコ玉補給周期（これはパチンコゲーム機７の機種毎に
大体決まった値となる）より若干長くなるように設定し
ておく。尚、図示しないが、アダプタ１は、その電源端
子Ea,Ebを通じて規定の電源が供給されるように接続さ
れる。

しかして、前記集中管理装置13は、コンピュータを含
んで成るパチンコホール用として周知構成のもので、玉
計数用信号線12,15を介して与えられるセーフ玉計数パ
ルスPs,アウト玉計数パルスPoに基づいて複数台のパチ
ンコゲーム機７毎のセーフ玉数，アウト玉数，差玉数，
出玉率などの収支状況データを演算すると共に、特に差
玉数が所定の限界値を越えたパチンコゲーム機７が発生
したときには、当該パチンコゲーム機７に対応した玉補
給装置10の玉補給用電源線11a,11b間に対する電源の供
給を停止し、以て玉補給装置10によるパチンコ玉の補給
動作を強制停止させるようになっている。また、集中管
理装置13は、上記のような演算を行うにあたって、特賞
検知用信号線17を介して後述のように与えられる特賞信
号Sfに基づいて、パチンコゲーム機７での特賞状態発生
時と非発生時とに区分した収支状況データを得るように
なっている。さらに、集中管理装置13側には、各パチン
コゲーム機７に対応した手動リセットスイッチ18が設け
られており、このリセットスイッチ18がオンされたとき
にはリセット用信号線16にリセットパルスPrが出力され
るようになっている。

アダプタ１は、上記のように使用される場合には次の
ように機能する。即ち、パチンコゲーム機７において特
賞状態が発生し、以て信号発生ユニット８から特賞信号
Sf（ハイレベル信号）が出力されたときには、その特賞
信号Sfをクロック端子CKに受けたＤフリップフロップ２
が、そのデータ端子Ｄに受けるハイレベル信号をラッチ
するようになる。この結果、Ｄフリップフロップ２は、
その出力端子Ｑからハイレベル信号を出力した状態、つ
まり特賞信号Sfをラッチした状態となり、その特賞信号
Sfは、信号出力端子Oaから集中管理装置13に対して特賞
検知用信号線17を通じて継続的に送信される。

一方、パチンコゲーム機７が特賞状態になるのに応じ
てタンク7a内のパチンコ玉が比較的早く放出される結
果、タンクスイッチ7bのオンに応じて玉補助装置10がパ
チンコ玉の供給動作を行うようにする。すると、タンク
スイッチ7bのオンに応じてアダタ１の信号入力端子Iaに
対する入力信号が立上がるようになるため、その信号を
切換スイッチ４の接点（ｄ−ｂ）間を介してトリガ端子
Ｔに受けたタイマ回路５がタイマ動作を開始するように
なる。このとき、パチンコゲーム機７が特賞状態にある
期間には、玉補給装置10によるパチンコ玉補給周期が比
較的短くなるものであるが、タイマ回路５のタイマ動作
時間T₅はパチンコゲーム機７が特賞状態にある場合の玉
補給装置10によるパチンコ玉補給周期より若干長くなる
ように設定されているから、そのタイマ回路５は次々と
新規のタイマ動作を行うようになり、タイマ動作が最後
まで行われることはない。このため、タイマ回路５の出
力端子Ｑからハイレベル信号が出力されることはない。

この後、パチンコゲーム機７の特賞状態が解除された
ときには、玉補給装置10によるパチンコ玉補給周期が長
くなって、パチンコゲーム機７に対する賞球用パチンコ
玉の供給が所定時間以上継続して跡切れた状態となり、
これに応じてタイマ回路５によるタイマ動作が最後まで
行われるため、そのタイマ回路５からハイレベル信号が
出力されるようになる。すると、上記ハイレベル信号が
OR回路３を介してＤフリップフロップ２のリセット端子
Ｒに与えられるため、そのＤフリップフロップ２が特賞
信号Sfをラッチした状態を解除するようになり、これに
応じて集中管理装置13に対する特賞信号Sfの送信が停止
される。

つまり、パチンコゲーム機７側から出力される特賞信
号Sfが不規則なものであるにも拘らず、集中管理装置13
に対しては、パチンコゲーム機７が特賞状態にある期間
中を通じて特賞信号Sfが継続して与えられるものであ
る。従って、集中管理装置13側において、特賞状態発生
時と非発生時とに区分された収支状況データを正確に得
ることが可能となるものである。

尚、集中管理装置13側のリセットスイッチ18をオンす
れば、リセットパルスPrがリセット用信号線16,OR回路
３を介してＤフリップフロップ２のリセット端子Ｒに与
えられるようになるから、特賞信号Sfの送信を強制停止
させることができる。

（II）第２の使用例（第３図）…… 第３図において、７′はパチンコゲーム機で、これは
前記第２図のパチンコゲーム機７と以下に述べる点のみ
が相違した構成となっている。即ち、このパチンコゲー
ム機７′は、一旦特賞状態になったときには、その特賞
状態を打止に至るまで継続ようになっており、また、賞
球貯留用タンク７′ａに対して、玉供給管９から玉補給
装置10′を介してパチンコ玉が垂れ流し状態で間断なく
供給されるようになっている。上記玉補給装置10′は、
玉計数用信号線12に対してセーフ玉計数パルスPsを出力
する計数スイッチ10′ｂを有すると共に、通電状態でタ
ンク７′ａへのパチンコ玉の供給を強制停止させる電磁
ソレノイド10′ａを有する。そして、この電磁ソレノイ
ド10′ａは集中管理装置13′から打止用信号線19を介し
て打止信号Szが与えられたときに通電されるようになっ
ている。この場合、上記集中管理装置13′は、前記第２
図に示した集中管理装置13と同様機能のものであり、特
に差玉数が所定の限度値を越えたパチンコゲーム機７′
が発生したときには、当該パチンコゲーム機７′に対応
した玉補給装置10′に対し打止用信号線19を介して打止
信号Szを送信するようになっている。

さて、この使用例の場合、アダプタ１は次のように接
続される。即ち、アダプタ１にあってはその信号入力端
子Iaが打止用信号線19に接続され、信号入力端子Ibが信
号発生ユニット８の信号線8aに接続されると共に、信号
入力端子Icがリセット用信号線16に接続され、さらに信
号出力端子Oaが特賞検知用信号線17に接続される。そし
て、このように接続した状態では、切換スイッチ４を接
点（ｄ−ａ）間オン状態に切換えておく。

アダプタ１は、上記のように使用される場合には次の
ように機能する。即ち、パチンコゲーム機７′において
特賞状態が発生し、以て信号発生ユニット８から特賞信
号Sf（ハイレベル信号）が出力されたときには、Ｄフリ
ップフロップ２が特賞信号Sfをラッチした状態となり、
その特賞信号Sfが集中管理装置13′に対して継続的に送
信される。このようにパチンコゲーム機７′が一旦特賞
状態になった場合、その特賞状態はパチンコゲーム機
７′が打止になるまで継続される。その後において、パ
チンコゲーム機７′が打止に至ったときには、パチンコ
ゲーム機７に対する賞球用パチンコ玉の供給が所定時間
以上継続して跡切れた状態となり、これに応じて集中管
理装置13′から打止用信号線19へ打止信号Szが出力され
る。すると、その打止信号Szが切換スイッチ４の接点
（ｄ−ａ）間及びOR回路３を介してＤフリップフロップ
２のリセット端子Ｒに与えられるため、そのＤフリップ
フロップ２が特賞信号Sfをラッチした状態を解除するよ
うになり、これに応じて集中管理装置13′に対する特賞
信号Sfの送信が停止される。

つまり、このような使用例においても、パチンコゲー
ム機７′側から出力される特賞信号Sfが不規則なもので
あるにも拘らず、集中管理装置13′に対しては、パチン
コゲーム機７′が特賞状態にある期間中を通じて特賞信
号Sfが継続して与えられるものである。

（III）第３の使用例（第４図）…… この使用例は、前記第３図に示したパチンコゲーム機
７′，集中管理装置13′がそのまま利用されるもので、
アダプタ１は次のように接続される。即ち、アダプタ１
にあっては、その信号入力端子Iaが玉計数用信号線12に
接続され、他の信号入力端子Ib,Ic,信号出力端子Oaは第
３図の場合と同様に接続される。そして、このように接
続した状態では、切換スイッチ４を接点（ｄ−ｃ）間オ
ン状態に切換えておくと共に、タイマ回路６のタイマ動
作時間T₆を、パチンコゲーム機７′が特賞状態にある場
合のセーフ玉計数パルスPsの出力周期（玉補給装置10′
により10個のパチンコ玉がる供給される周期）より若干
長くなるように設定しておく。。

従って、アダプタ１においては、パチンコゲーム機
７′が特賞状態になるのに応じてＤフリップフロップ２
が特賞信号Sfを集中管理装置13′に対して継続的に出力
した状態となり、また、このときには、タンク７′ａを
通じたパチンコ玉の供給が比較的早く行われる結果、セ
ーフ玉計数パルスPsが比較的早い周期で出力されるよう
になる。このため、その計数パルスPsを切換スイッチ４
の接点（ｄ−ｂ）間を介してトリガ端子Ｔに受けたタイ
マ回路６がタイマ動作を開始するようになる。このと
き、タイマ回路６のタイマの動作時間T₆はパチンコゲー
ム機７′が特賞状態にある場合のセーフ玉計数パルスPs
の出力周期より若干長くなるように設定されているか
ら、そのタイマ回路６は次々と新規のタイマ動作を行う
ようになり、タイマ動作が最後まで行われることはな
い。このため、タイマ回路６の出力端子Ｑからハイレベ
ル信号が出力されることはない。

この後、パチンコゲーム機７′の特賞状態が解除され
たときには、セーフ玉計数パルスPsの出力周期が長くな
って、パチンコゲーム機７に対する賞球用パチンコ玉の
供給が所定時間以上継続して跡切れた状態となり、これ
に応じてタイマ回路６によるタイマ動作が最後まで行わ
れるため、そのタイマ回路６からハイレベル信号が出力
されるようになる。すると、上記ハイレベル信号がＤフ
リップフロップ２のリセット端子Ｒに与えられるため、
そのＤフリップフロップ２が特賞信号Sfをラッチした状
態を解除するようになり、これに応じて集中管理装置1
3′に対する特賞信号Sfの送信が停止される。

尚、上記実施例では、アダプタ１に二つのタイマ回路
5,6を設ける構成としたが、これらタイマ回路の機能を
一つのタイマ回路で兼用する構成とすることもできる。

［発明の効果］本発明によれば以上の説明により明らかなように、パ
チンコゲーム機が入賞率を大幅に高めた特賞状態となっ
て特賞信号を出力した場合に、その特賞信号をこれの出
力状態が不規則なものである場合でも上記特賞状態が終
了するまで継続的に出力することができ、以て特賞状態
発生期間と非発生期間とを容易に判別できると共に、異
なる機種のパチンコゲーム機に対応できるという優れた
効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示すもので、第１図は電気的
構成図、第２図乃至第４図は夫々異なる使用例を示す実
体配線図である。図中、１はパチンコゲーム機用補助アダプタ、２はＤフ
リップフロップ（信号保持手段）、４は切換スイッチ、
5,6はタイマ回路（解除手段）、7,7′はパチンコゲーム
機、８は信号発生ユニット、10,10′は玉補給装置、13,
13′は集中管理装置を示す。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】パチンコ玉の打込みに応じて特定の条件が
成立したときに動作されて入賞率を大幅に高めた特賞状
態を呈すると同時に特賞信号を出力するパチンコゲーム
機にその特賞信号を受信するように取付けられるもので
あって、被取付パチンコゲーム機からの特賞信号を受信したとき
に、パチンコゲーム機の収支状況を演算するためのパチ
ンコホール用集中管理装置に対して上記特賞信号を継続
的に送信する信号保持手段と、被取付パチンコゲーム機に対する賞球用のパチンコ玉の
供給が所定時間以上継続して跡切れた場合に前記信号保
持手段による信号保持状態を解除する解除手段とを備え
たことを特徴とするパチンコゲーム機用補助アダプタ。