JP2008137018A - ボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト - Google Patents

ボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト Download PDF

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Abstract

【課題】ボイド発生の少ないSn−Au合金はんだペーストを提供する。
【解決手段】Sn:14〜30質量%を含有し、さらにBi:0.5〜5質量%、In:0.1〜5質量%およびSb:0.01〜1質量%の内のいずれかを含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金はんだ粉末とフラックスとの混合体からなり、前記混合体は、フラックス:5〜25質量%含有する。
【選択図】なし

Description

この発明は、ボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペーストに関するものである。
一般に、GaAs光素子、GaAs高周波素子、熱伝素子などの半導体素子と基板との接合、微細かつ高気密性が要求されるSAWフィルター、水晶発振子などのパッケージ封止などにはAu−Sn合金はんだが使用されている。このAu−Sn合金はんだは、Sn:15〜25質量%を含有し、残部がAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有することが知られており、実際に使用されるAu−Sn合金はんだは、主にAu:20質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる組成を有するAu−Sn共晶合金からなることが知られている。このAu−Sn合金はんだは一般にチップ状または粒状に加工し、このチップ状または粒状に加工されたAu−Sn合金はんだを接合体の間に挟んでリフロー処理することにより接合することが知られているが、近年、Au−Sn合金はんだを粉末状に加工し、このAu−Sn合金はんだ粉末を市販のフラックスに配合し混練してペースト状にし、Au−Sn合金はんだペーストとして使用されている。そして、前記Au−Sn合金粉末は、通常、ガスアトマイズして得られることも知られている。このAu−Sn合金はんだペーストを使用して接合する方法として、Au−Sn合金はんだペーストを塗布した後リフロー処理することにより接合することも知られている(特許文献1参照)。
特開2004−141937号公報
しかし、前記従来のSn:15〜25質量%を含有し、残部がAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金はんだの粉末とフラックスを混合して得られたAu−Sn合金はんだペーストは、リフロー処理すると、基板と被接合物で挟まれた構造をしているため、ペーストから発生したガスが抜け出せず、ボイドが多く発生することがあり、信頼性のある接合部が得られないという課題があった。
そこで、本発明者らは、ボイド発生の一層少ないAu−Sn合金はんだペーストを得るべく研究を行った結果、
Au含有量が14〜30質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金に、Bi:0.5〜5質量%、In:0.1〜5質量%およびSb:0.01〜1質量%の内のいずれかを添加して得られた、
(I)Sn:14〜30質量%、Bi:0.5〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金はんだ粉末、
Sn:14〜30質量%、In:0.1〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金はんだ粉末、
または、Sn:14〜30質量%、Sb:0.01〜1質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有する濡れ性に優れたAu−Sn合金はんだ粉末、をそれぞれ一般のフラックスと配合し混練して作製したAu−Sn合金はんだペーストは、接合部のボイド発生率が従来のAu−Sn合金はんだペーストのボイド発生率に比べて一層少なくなること、
(II)前記フラックスは一般に市販されているフラックスであってよいが、ノンハロゲンフラックスまたは低残渣フラックスであることが好ましく、そのフラックスの配合量は5〜25質量%の範囲内にあれば良く、この範囲は通常知られている範囲であること、などの研究結果が得られたのである。
この発明は、かかる研究結果にもとづいてなされたものであって、
(1)Sn:14〜30質量%、Bi:0.5〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金はんだ粉末とフラックスとの混合体からなるボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト、
(2)前記(1)記載の混合体は、フラックス:5〜25質量%含有し、残部が前記(1)記載のAu−Sn合金はんだ粉末からなる配合組成を有する混合体であるボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト、
(3)Sn:14〜30質量%、In:0.1〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金はんだ粉末とフラックスとの混合体からなるボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト、
(4)前記(3)記載の混合体は、フラックス:5〜25質量%含有し、残部が前記(3)記載のAu−Sn合金はんだ粉末からなる配合組成を有する混合体であるボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト、
(5)Sn:14〜30質量%、Sb:0.01〜1質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金はんだ粉末とフラックスとの混合体からなるボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト、
(6)前記(5)記載の混合体は、フラックス:5〜25質量%含有し、残部が前記(5)記載のAu−Sn合金はんだ粉末からなる配合組成を有する混合体であるボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト、
(7)前記(1)、(2)、(3)、(4)、(5)または(6)記載のフラックスは、ノンハロゲンフラックスまたは低残渣フラックスであるボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペースト、に特徴を有するものである。
この発明のボイド発生の少ないAu−Sn合金はんだペーストを作製するには、まず、Sn:14〜30質量%、Bi:0.5〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金、Sn:14〜30質量%、In:0.1〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金、またはSn:14〜30質量%、Sb:0.01〜1質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Sn合金を溶解し、得られた溶湯をそれぞれ温度:600℃〜1000℃に保持し、この温度で溶湯を機械撹拌しながらまたは機械撹拌したのちこの撹拌された溶湯を圧力:300〜800kPaで加圧しながら噴射圧力:5000〜8000kPaの圧力で直径:1〜2mmを有する小径ノズルからノズルギャップ:0.3mm以下で不活性ガスを噴射して製造する。
前記撹拌は機械撹拌であることが好ましく、機械撹拌の内でもプロペラ撹拌が一層好ましい。前記機械撹拌に電磁撹拌のような電気的撹拌を併用してもよく、機械撹拌に電磁撹拌を併用することもできる。前記機械撹拌の回転速度は特に限定されるものではないが、60〜100r.p.mで3〜10分間プロペラ撹拌することが好ましい。
このようにして得られたAu−Sn合金はんだ粉末と市販のロジン、活性剤、溶剤および増粘剤からなる一般のフラックス、ノンハロゲンフラックスまたは低残渣フラックスとを混合してAu−Sn合金はんだペーストを作製する。このときAu−Sn合金はんだ粉末に配合するフラックスの量は、5〜25質量%の範囲内にあり、この配合量は一般に知られている量である。
次に、この発明のAu−Sn合金はんだペーストに含まれるAu−Sn合金はんだ粉末の成分組成を上記のごとく限定した理由を説明する。
Sn:
Snは、14質量%未満含有してもまた30質量%を越えて含有しても合金の液相線温度が著しく上昇し、搭載する素子をリフロー処理して接合する際の溶融温度が半導体素子などの耐熱限界温度を越え、さらに溶融合金の表面張力が著しく上昇し、Bi、In、Sbなどの添加元素の効果がなくなるので好ましくない。したがって、この発明の濡れ性に優れたAu−Sn合金はんだおよびこの発明のAu−Sn合金はんだペーストに含まれるAu−Sn合金はんだ粉末に含まれるSnは14〜30質量%に定めた。
Bi:
Biは、Au−Sn合金の溶融時の表面張力を一層低めるために添加するが、その含有量が0.5質量%未満では所望の効果が得られず、一方、5質量%を越えて含有すると、Au−Sn合金はんだペーストをリフロー処理したときに発生するボイドの数が増加するようになるので好ましくない。したがって、Biの含有量を0.5〜5質量%に定めた。一層好ましい範囲は1.0〜4質量%である。
In:
Inは、Au−Sn合金の溶融時の表面張力を一層低めるために添加するが、その含有量が0.1質量%未満では所望の効果が得られず、一方、5質量%を越えて含有すると、Au−Sn合金はんだペーストをリフロー処理したときに発生するボイドの数が増加するようになるので好ましくない。したがって、Inの含有量を0.1〜5質量%に定めた。一層好ましい範囲は1.0〜4質量%である。
Sb:
Sbは、Au−Sn合金の溶融時の表面張力を一層低めるために添加するが、その含有量が0.01質量%未満では所望の効果が得られず、一方、1質量%を越えて含有すると、Au−Sn合金はんだペーストをリフロー処理したときに発生するボイドの数が増加するようになるので好ましくない。したがって、Sbの含有量を0.01〜1質量%に定めた。一層好ましい範囲は0.5〜1質量%である。
この発明のAu−Sn合金はんだペーストは、従来のAu−Sn合金はんだペーストに比べてボイドの発生が一層少ないことから、従来のAu−Sn合金はんだペーストに比べて信頼性が優れた接合部が得られ、半導体装置の不良品発生率も減少してコストを低減することができ、産業上優れた効果をもたらすものである。
実施例1
高周波溶解炉により溶解して得られたAu−Sn合金を溶湯を温度:800℃に保持しながら、回転数:800回転で3時間プロペラを回転させて溶湯を機械撹拌したのち、溶湯に圧力:500kPaをかけ、高周波溶解炉の底部に設けられたノズルから溶湯を落下させ、同時にノズルの周囲にノズルギャップ:0.2mmとなるように設けられた直径:1.5mmのガスノズルから落下する溶湯に向かってArガスを噴射圧力:6000kPaで噴射させることにより表1に示される成分組成を有するガスアトマイズ粉末を作製し、このガスアトマイズ粉末を風力分級装置を用いて分級することにより平均粒径:10μmを有するAu−Sn合金はんだ粉末A〜Kを作製した。
これらAu−Sn合金はんだ粉末A〜Kに一般のフラックスであるRMAフラックス(三菱マテリアル株式会社製)を表2に示されるフラックス比率となるように混合して本発明Au−Sn合金はんだペースト1〜9、比較Au−Sn合金はんだペースト1〜2および従来Au−Sn合金はんだペースト1を作製した。
一方、無酸素銅板の表面に厚さ:5μmのNiめっきを施したのち、厚さ:1.0μmのAuめっきを施し、めっきCu基板を作製し用意した。このめっきCu基板上に、ニードル内径:250μmを有するディスペンス装置を用いて本発明Au−Sn合金はんだペースト1〜9、比較Au−Sn合金はんだペースト1〜2および従来Au−Sn合金はんだペースト1を塗布し、この塗布したペーストの上に、900μm角の搭載素子に見たてたダミーチップ(Si基板にNiメッキ/Auメッキ処理を施したもの)をマウンタを用いて搭載し、窒素ガス吹き付けのホットプレートにて180℃に60秒間保持し、引き続いて300℃に30秒間保持するリフロー処理した。
このとき発生した種々のサイズのボイドの総面積を透過X線装置および画像処理ソフトを用いて算出し、ダミーチップの接合面の面積に対するボイドの総面積をボイド率として求め、それらの測定結果を表2に示した。

Figure 2008137018

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表1〜2に示される結果から、本発明Au−Sn合金はんだ1〜9は従来Au−Sn合金はんだ1に比べてボイド率が少ないことから、本発明Au−Sn合金はんだ1〜9は従来Au−Sn合金はんだ1に比べてボイドの発生が少ないことが分かる。しかし、この発明の範囲から外れた比較Au−Sn合金はんだ1〜2はボイドの発生がやや多くなることがわかる。
実施例2
高周波溶解炉により溶解して得られたAu−Sn合金を溶湯を温度:800℃に保持しながら、回転数:800回転で3時間プロペラを回転させて溶湯を機械撹拌したのち、溶湯に圧力:500kPaをかけ、高周波溶解炉の底部に設けられたノズルから溶湯を落下させ、同時にノズルの周囲にノズルギャップ:0.2mmとなるように設けられた直径:1.5mmのガスノズルから落下する溶湯に向かってArガスを噴射圧力:6000kPaで噴射させることにより表3に示される成分組成を有するガスアトマイズ粉末を作製し、このガスアトマイズ粉末を風力分級装置を用いて分級することにより平均粒径:10μmを有するAu−Sn合金はんだ粉末a〜kを作製した。
これらAu−Sn合金はんだ粉末a〜kに一般のフラックスであるRMAフラックス(三菱マテリアル株式会社製)を表4に示されるフラックス比率となるように混合して本発明Au−Sn合金はんだペースト10〜18および比較Au−Sn合金はんだペースト3〜4を作製した。
実施例1で用意しためっきCu基板上に、ニードル内径:250μmを有するディスペンス装置を用いて本発明Au−Sn合金はんだペースト10〜18および比較Au−Sn合金はんだペースト3〜4を塗布し、この塗布したペーストの上に、900μm角の搭載素子に見たてたダミーチップ(Si基板にNiメッキ/Auメッキ処理を施したもの)をマウンタを用いて搭載し、窒素ガス吹き付けのホットプレートにて180℃に60秒間保持し、引き続いて300℃に30秒間保持するリフロー処理した。
このとき発生した種々のサイズのボイドの総面積を透過X線装置および画像処理ソフトを用いて算出し、ダミーチップの接合面の面積に対するボイドの総面積をボイド率として求め、それらの測定結果を表4に示した。
Figure 2008137018
Figure 2008137018
表3〜4に示される結果から、本発明Au−Sn合金はんだ10〜18は、実施例1で作製した従来Au−Sn合金はんだ1に比べてボイド率が少ないことから、本発明Au−Sn合金はんだ10〜18は従来Au−Sn合金はんだ1に比べてボイドの発生が少ないことが分かる。しかし、この発明の範囲から外れた比較Au−Sn合金はんだ3〜4はボイドの発生が多くなり、比較Au−Sn合金はんだ3は従来Au−Sn合金はんだ1よりも多くなることがわかる。
実施例3
高周波溶解炉により溶解して得られたAu−Sn合金を溶湯を温度:800℃に保持しながら、回転数:800回転で3時間プロペラを回転させて溶湯を機械撹拌したのち、溶湯に圧力:500kPaをかけ、高周波溶解炉の底部に設けられたノズルから溶湯を落下させ、同時にノズルの周囲にノズルギャップ:0.2mmとなるように設けられた直径:1.5mmのガスノズルから落下する溶湯に向かってArガスを噴射圧力:6000kPaで噴射させることにより表5に示される成分組成を有するガスアトマイズ粉末を作製し、このガスアトマイズ粉末を風力分級装置を用いて分級することにより平均粒径:10μmを有するAu−Sn合金はんだ粉末ア〜ルを作製した。
これらAu−Sn合金はんだ粉末ア〜ルに一般のフラックスであるRMAフラックス(三菱マテリアル株式会社製)を表6に示されるフラックス比率となるように混合して本発明Au−Sn合金はんだペースト19〜27および比較Au−Sn合金はんだペースト5〜6を作製した。
実施例1で用意しためっきCu基板上に、ニードル内径:250μmを有するディスペンス装置を用いて本発明Au−Sn合金はんだペースト19〜27および比較Au−Sn合金はんだペースト5〜6を塗布し、この塗布したペーストの上に、900μm角の搭載素子に見たてたダミーチップ(Si基板にNiメッキ/Auメッキ処理を施したもの)をマウンタを用いて搭載し、窒素ガス吹き付けのホットプレートにて180℃に60秒間保持し、引き続いて300℃に30秒間保持するリフロー処理した。
このとき発生した種々のサイズのボイドの総面積を透過X線装置および画像処理ソフトを用いて算出し、ダミーチップの接合面の面積に対するボイドの総面積をボイド率として求め、それらの測定結果を表6に示した。
Figure 2008137018
Figure 2008137018
表5〜6に示される結果から、本発明Au−Sn合金はんだ19〜27は、実施例1で作製した従来Au−Sn合金はんだ1に比べてボイド率が少ないことから、本発明Au−Sn合金はんだ19〜27は従来Au−Sn合金はんだ1に比べてボイドの発生が少ないことが分かる。しかし、この発明の範囲から外れた比較Au−Sn合金はんだ5〜6はボイドの発生が従来Au−Sn合金はんだ1よりも多くなることがわかる。

Claims (7)

  1. Sn:14〜30質量%、Bi:0.5〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Su合金はんだ粉末とフラックスとの混合体からなることを特徴とするボイド発生の少ないAu−Su合金はんだペースト。
  2. 請求項1記載の混合体は、フラックス:5〜25質量%含有し、残部が請求項1記載のAu−Su合金はんだ粉末からなる配合組成を有する混合体であることを特徴とするボイド発生の少ないAu−Su合金はんだペースト。
  3. Sn:14〜30質量%、In:0.1〜5質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Su合金はんだ粉末とフラックスとの混合体からなることを特徴とするボイド発生の少ないAu−Su合金はんだペースト。
  4. 請求項3記載の混合体は、フラックス:5〜25質量%含有し、残部が請求項3記載のAu−Su合金はんだ粉末からなる配合組成を有する混合体であることを特徴とするボイド発生の少ないAu−Su合金はんだペースト。
  5. Sn:14〜30質量%、Sb:0.01〜1質量%を含有し、残りがAuおよび不可避不純物からなる成分組成を有するAu−Su合金はんだ粉末とフラックスとの混合体からなることを特徴とするボイド発生の少ないAu−Su合金はんだペースト。
  6. 請求項5記載の混合体は、フラックス:5〜25質量%含有し、残部が請求項5記載のAu−Su合金はんだ粉末からなる配合組成を有する混合体であることを特徴とするボイド発生の少ないAu−Su合金はんだペースト。
  7. 請求項1、2、3、4、5または6記載のフラックスは、ノンハロゲンフラックスまたは低残渣フラックスであることを特徴とするボイド発生の少ないAu−Su合金はんだペースト。
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