JP2008131828A - モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】ポリゴンミラーをはじめとする回転体をバランスよく安定的に保持し、回転アンバランスを生ずることなく高速回転させ得るモータの提供。
【解決手段】中心部に取付孔26aを有する回転体26と、取付孔26aに挿入されるボス部221および回転体26を支持するフランジ部222を有するロータハブ22と、そのロータハブ22と同軸上に装着されて回転体26をフランジ部222に押し付ける弾性板27とを備える。取付孔26aの内壁面とボス部221との間に凹部28が形成され、弾性板27の外周部には凹部28内に押し込められる加圧部27dが形成される。加圧部27dは、凹部28の内周側でボス部221の一端外周縁に接する第1斜面部271と、凹部28の外周側で取付孔26aの開口縁に接する第2斜面部272と、を有する。
【選択図】図1
【解決手段】中心部に取付孔26aを有する回転体26と、取付孔26aに挿入されるボス部221および回転体26を支持するフランジ部222を有するロータハブ22と、そのロータハブ22と同軸上に装着されて回転体26をフランジ部222に押し付ける弾性板27とを備える。取付孔26aの内壁面とボス部221との間に凹部28が形成され、弾性板27の外周部には凹部28内に押し込められる加圧部27dが形成される。加圧部27dは、凹部28の内周側でボス部221の一端外周縁に接する第1斜面部271と、凹部28の外周側で取付孔26aの開口縁に接する第2斜面部272と、を有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ポリゴンミラー(多面鏡)やハードディスクをはじめとするディスク状記録媒体などを回転させるためのモータに係わり、特にポリゴンミラーなどの回転体をバランスよく適切に保持することのできるモータに関する。
一般に、精密機器類の駆動源として用いられるモータは、回転アンバランスのない高精度な回転性能が要求される。例えば、レーザビームプリンタ(LBP)に用いられるポリゴンミラーモータでは、回転体としてのポリゴンミラーをロータ軸と同心状に保持し、回転アンバランスを生ずることなく高速で回転させることが要求される。
そこで、係るポリゴンミラーモータ(スキャナモータ)として、図9のように2枚重ねの皿バネS1,S2で構成されるミラー押さえバネを備え、一方の皿バネS1の内径部近辺がポリゴンミラーPmの取付孔hの角部(開口縁)に当接されると共に、他方の皿バネS2の内径部近辺がロータ軸Rsに形成された係止部eに係止され、これによりポリゴンミラーPmがロータ軸Rsに固定されたボスフランジ部fの受け面に押圧固定されるようにしたものが提案されている(例えば、特許文献1)。
又、図10のように、円錐状の突起pを形成した平面リング状の係止部材Kを備え、ミラー受座面に載置されたポリゴンミラーPmの環状溝gに上記係止部材の各突起pを係合させてポリゴンミラーPmの位置固定を行うようにしたものが知られる(例えば、特許文献2)。
しかしながら、図9に示されるような特許文献1のモータでは、ミラー押さえバネが2枚の皿バネS1,S2を重ね合わせて構成されるために、その重ね合わせの際に生ずる位置ずれによりポリゴンミラーPmを押さえるバネ部分の長さが生産ロット毎に変わり、特にラジアル方向の加圧力に変化が生じて所定の同軸精度が得られなくなるという問題がある。
要するに、特許文献1によれば、ミラー押さえバネを高精度に加工、製作することが難しく、その精度不良によりポリゴンミラーのラジアル方向に対する加圧力にバラツキを生ずるので、ポリゴンミラーモータのようにポリゴンミラーを回転アンバランスなく高速回転させるものには適さない。
一方、特許文献2では、図10に示されるような環状溝gをポリゴンミラーに形成しなければならないし、係止部材Kはミラー受座面を形成するスリーブSに複数のネジnにて固定されるので、ネジnの締付トルクによりポリゴンミラーPmに作用する加圧力が位置によって変化してしまう。特に、係止部材Kに形成される突起pは円錐状の形態とされるので、その突起自体の弾性は非常に小さく、衝撃や振動により係止部材Kが浮き上がるなどの現象が起き、これに起因してポリゴンミラーPmの回転が不安定になるという問題がある。
本発明は以上のような事情に鑑みて成されたものであり、その目的はポリゴンミラーをはじめとする回転体をバランスよく安定的に保持し、回転アンバランスを生ずることなく高速回転させ得るようにすることにある。
本発明は上記の目的を達成するため、
中心部に取付孔26aを有する回転体26と、前記取付孔26aに挿入されるボス部221および前記回転体26を支持するフランジ部222を有するロータハブ22と、そのロータハブ22と同軸上に装着されて前記回転体26を前記フランジ部222に押し付ける弾性板27とを備え、
前記取付孔26aの内壁面と前記ボス部221との間に凹部28が形成されると共に、
前記弾性板27の外周部には前記凹部28内に押し込められる加圧部27dが形成され、
その加圧部27dは、前記凹部28の内周側で前記ボス部221の一端外周縁に接する第1斜面部271と、前記凹部28の外周側で前記取付孔26aの開口縁に接する第2斜面部272と、を有することを特徴とするモータを提供する。
中心部に取付孔26aを有する回転体26と、前記取付孔26aに挿入されるボス部221および前記回転体26を支持するフランジ部222を有するロータハブ22と、そのロータハブ22と同軸上に装着されて前記回転体26を前記フランジ部222に押し付ける弾性板27とを備え、
前記取付孔26aの内壁面と前記ボス部221との間に凹部28が形成されると共に、
前記弾性板27の外周部には前記凹部28内に押し込められる加圧部27dが形成され、
その加圧部27dは、前記凹部28の内周側で前記ボス部221の一端外周縁に接する第1斜面部271と、前記凹部28の外周側で前記取付孔26aの開口縁に接する第2斜面部272と、を有することを特徴とするモータを提供する。
又、上記のようなモータにおいて、
前記弾性板27は、その加圧部27dを形成する第1斜面部271が前記ボス部221の一端外周縁に接して凹部28の外周側に広がるよう弾性変形し、その弾性変形によって第2斜面部272が前記取付孔26aの開口縁に二次的に接していることを特徴とする。
前記弾性板27は、その加圧部27dを形成する第1斜面部271が前記ボス部221の一端外周縁に接して凹部28の外周側に広がるよう弾性変形し、その弾性変形によって第2斜面部272が前記取付孔26aの開口縁に二次的に接していることを特徴とする。
本発明に係るモータによれば、ポリゴンミラーを主とする回転体の中心部に穿設される取付孔の内壁面とロータハブのボス部との間に凹部が形成されると共に、弾性板の外周部には上記凹部内に押し込められる加圧部が形成され、その加圧部が、凹部の内周側でボス部の一端外周縁に接する第1斜面部と、凹部の外周側で取付孔の開口縁に接する第2斜面部とを有することから、ロータ軸と同心のロータハブを基準にして弾性板の心出しをしながら、回転体をロータ軸と同心となる位置に適切に保持することができる。
このため、回転体をバランスよく回転させることができ、高速回転時にも回転アンバランスを生じず、高精度な回転バランスを維持できる。
又、第1斜面部と第2斜面部とを有する弾性板は、単一の金型から一回のプレス加工で高精度に一体成型することができるので、生産ロット毎に第1斜面部と第2斜面部の相対位置や角度が変わらず、全ての弾性板をロータ軸と同心位置に誤差なく配置することができる。
加えて、弾性板は、ボス部の一端外周縁に接した第1斜面部の弾性変形により、これに連続する第2斜面部が回転体の取付孔の開口縁に二次的に接する態様とされることから、弾性板の心出しを行ってから、第2斜面部により回転体をラジアル方向に均一に加圧して該回転体をロータ軸と同心位置に確実に保持することができる。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明する。尚、以下ではポリゴンミラーモータを代表例として説明するが、本発明は回転体としてハードディスクを用いるHDDモータやその他のディスク駆動モータとしても適用可能である。
図1は本発明に係るポリゴンミラーモータ(走査用ブラシレスモータ)の構成例を示す縦断面図である。同モータはレーザビームプリンタ(LBP)などで使用される走査装置を構成するものであり、その形態はステータ1(固定子)の外側にロータ2(回転子)が設けられるアウタロータ型とされる。
本例において、ステータ1は、LBPなどの装置内に固定される板状のモータベース11、このモータベース11に貫通状態で固定される筒状の軸受ケーシング12、及び軸受ケーシング12内に嵌め込まれる円筒状の軸受13などから構成される。このうち、軸受ケーシング12の外周部には珪素鋼板の積層物などから成るステータコア14が嵌着固定され、そのステータコア14には駆動電流(電機子電流)が流されるステータコイル15が巻回される。
又、軸受13は含油メタルから成る流体軸受(ラジアル軸受)であり、その内部にはロータ軸21が通され、該軸受13の内周面とロータ軸21の外周面との間には動圧を発生する潤滑油が充填される。
更に、軸受ケーシング12の上端開口部には、軸受キャップ16が嵌着される。軸受キャップ16は、軸受13が軸受ケーシング12から抜けるのを防ぐ役割を果すほか、軸受13に含浸された潤滑油の外部漏出を防止する役割を果たすもので、その中心部にはロータ軸21を通すテーパ孔16aが形成されている。
そして、ロータ軸21に作用するラジアル荷重を軸受13が受け、スラスト荷重が軸受ケーシング12の底面上に配置される受座17により支持されるようにしてある。尚、軸受13はその他のすべり軸受や転がり軸受に代えることもできる。
一方、ロータ2は、軸受13により回転自在に支持されるロータ軸21、該ロータ軸21の先端部に固着されるロータハブ22、及びロータハブ22に一体的に固定されるロータヨーク23などから構成される。このうち、ロータ軸21の外周部には、軸受キャップ16の上端に形成される円形凹部16b内に位置する鍔状のオイルデフレクタ24が固着され、ロータヨーク23の内周面には、ステータコア14に対向する位置で、回転力を発生するのに必要な磁束(界磁束)を発生する界磁マグネット25が固着される。
又、ロータハブ22は、ポリゴンミラー26(回転体)の中心部に形成される取付孔26aに挿入されるボス部221と、ポリゴンミラー26を載置支持するフランジ部222とを有する。
ボス部221は、外周に上記のフランジ部222を形成する円筒部223と、該円筒部223の一端に連続して形成される平面部224とを有し、特に円筒部223は段差を介して小径部223aと大径部223bが連なる二段構成とされる。
そして、ロータハブ22には上記ポリゴンミラー26が装着され、そのポリゴンミラー26がロータ軸21に嵌められる弾性板27(板バネ)によりロータハブ22のフランジ部222に押し付けられるようになっている。
尚、ポリゴンミラー26がロータハブ22のフランジ部222に載置されたとき、円筒部223に形成した段差により、ポリゴンミラーの取付孔26aの内壁面とボス部221の一端外周面(円筒部223を形成する小径部223a)との間には、環状の凹部28が形成され、その凹部28に弾性板27の部位が押し込められる。又、ポリゴンミラーの取付孔26aの内壁面と、円筒部223を形成する大径部223bとの間には、ポリゴンミラー26の着脱を抵抗なく容易に行えるよう微小な間隙Gが形成される。
図1において、29は弾性板27をポリゴンミラー26側に押し込むリング状のリテーナプレートで、このリテーナプレート29は図示せぬネジにてロータ軸21の外周部に締結される。尚、リテーナプレート29としてラジアル方向に伸縮するスナップリングを用いる一方、ロータ軸21の外周部に上記スナップリングを嵌める環状溝を形成するようにしてもよい。
ここに、ポリゴンミラー26は、高速回転されつつ図示せぬ半導体レーザなどの光源から照射されるレーザ光を偏向反射させ、これを図示せぬ回転ドラム上の感光体に結像させて静電潜像を形成するためのもので、その形態は本例において図2のように正六角形であり、当該ポリゴンミラー26の端面26bは、レーザ光を上記回転ドラムに向けて偏向反射させるための反射面とされる。
次に、弾性板27について説明する。図3は弾性板27の拡大平面図であり、図4には図3におけるX−X断面を示す。図3から明らかなように、係る弾性板27は中心部から等間隔(90度間隔)で放射状に広がる4つのアーム部27aを有する平面視十字形の金属板バネであり、その中心部には上記ロータ軸21の直径より若干大きい孔27bが穿設されている。尚、本例において、弾性板27の厚さtは0.3mm、各アーム部27aの幅Wは3mmとされる。
特に、各アーム部27aは、孔27bを穿設した平面部27cに対して傾斜状に折り曲げられると共に、各アーム部27aにはその先端部を該アーム部27aの傾斜方向とは逆向きに折り返したV字形の加圧部27dが一体に形成される。その加圧部27dは、アーム部27aと同一傾斜の第1斜面部271と、アーム部27aの先端折り返し部分を成す第2斜面部272とで成る稜角で、その内角θは本例において90度に設定されている。
尚、このような弾性板27は、複数の第1斜面部271および第2斜面部272がそれぞれ同一円周上に位置するようプレス加工により高精度に成型することができる。
図5は、弾性板27の装着時の状態を示す。ここに、凹部28の内径(小径部223aの直径)をD1、凹部28の外径(ポリコンミラーの取付孔26aの直径)をD2として、無負荷状態の弾性板27は、各アーム部27aの基部がD1よりも小さい直径D3の位置で45度に折れ曲がって第1斜面部271を形成する一方、D1よりも大きく且つ(D1+D2)/2よりも小さい直径D4の位置で各アーム部27aの先端が逆向きに90度折り返されて第2斜面部272を形成しており、その第2斜面部272がD2より大きい直径D5の位置まで伸びている。
尚、本例では、D1=20.4mm、D2=25.3mm、D3=14.9mm、D4=22.8mm、D5=26.8mmとされる。
このような弾性板27によれば、その組み付けに際し、最初に第1斜面部271が凹部28の内周側でボス部221の一端外周縁(円筒部223と平面部224の交差部分)に接し、当該弾性板27の心出しが行われる。
つまり、ボス部221の一端外周縁はロータ軸21と同心の円形で、しかも弾性板27はロータ軸21より大きな直径の孔27bを有してロータ軸21のラジアル方向への移動が許容されるので、弾性板27の第1斜面部271がボス部221の一端外周縁の数箇所(本例において4箇所)に接することにより、弾性板27がロータ軸21およびロータハブ22と同心となる位置で位置決めされる。
そして、その状態で弾性板27をポリゴンミラー26側に押し込むと、第1斜面部271が凹部28の外周側に広がるよう弾性変形し、その弾性変形を受け第2斜面部272が凹部28の外周側でポリコンミラーの取付孔26aの開口縁(ポリゴンミラー26の表面と取付孔26aの交差部分)に二次的に接するようになっており、この段階でロータ軸21にリテーナプレート29を固定して弾性板27の固定保持が行われる。尚、第2斜面部272がポリコンミラーの取付孔26aの開口縁に二次的に接するとは、ボス部221の一端外周縁に対する第1斜面部271の接触が先行し、その接触に起因してポリコンミラーの取付孔26aの開口縁に対する第2斜面部272の接触が行われることを意味する。
図6は、第1斜面部271がボス部221の一端外周縁に接した(一次的接触した状態の)まま、第2斜面部272がポリゴンミラーの取付孔26aの開口縁に二次的接触した状態であり、このときポリゴンミラー26は、第2斜面部272による加圧力Fのラジアル方向分力F1を受け、取付孔26aと大径部223bとの間に形成される微小間隙Gを微動範囲として心出しされる。
つまり、弾性板27が第1斜面部271の働きによりロータ軸21と同心状に配置されたまま、第1斜面部271に連続してそれぞれ同一円周上に配列する第2斜面部272がポリゴンミラーの取付孔26aの開口縁に二次的に接することにより、ポリゴンミラー26もロータ軸21やロータハブ22に対して同心状態で固定されることとなる。又、ポリゴンミラー26は、第2斜面部272による加圧力Fのスラスト方向分力F2により、ロータハブ22のフランジ部222に強固に押し付けられてスラスト方向の動きも抑止される。
従って、ポリゴンミラー26はロータ軸21に同調してバランスよく回転し、高速回転時にも回転アンバランスを生ずることなく、ロータ軸21との同心状態が維持される。
尚、第1斜面部271の接触が先行して行われる態様とする理由は、第2斜面部272が先にポリゴンミラー26に接すると、ポリゴンミラー26がその位置で押圧固定されてしまい、弾性板27をそれ以上押し込んでも第1斜面部271がボス部221に容易に接触せず、仮に接触したとしても既にポリゴンミラー26がフランジ部222に押し付けられていてその同軸度を補正するような作用が発揮され難くなるためである。
ここに、本例では、ボス部221の平面部224とポリゴンミラー26の表面との高さが同一とされるが、その高さが相違し、ポリゴンミラー26の表面に対してボス部の平面部224が高い場合、両者の高低差の2倍だけ上記D4を大きく設定し、ポリゴンミラー26の表面に対してボス部の平面部224が低い場合には、両者の高低差の2倍だけ上記D4を小さく設定するのであり、これにより第1斜面部271を第2斜面部272より先にボス部221の一端外周縁に接触せしめてポリゴンミラー26の心出しを行うことができる。尚、加圧部27aの内角θ(第1斜面部271に対する第2斜面部272の角度)を変更するようにしてもよい。
以上、本発明に係るモータの好適な一例を説明したが、弾性板27は4つのアーム部27aを有することに限らず、例えば図7のようにアーム部27aを5つ等間隔に形成し、その各先端部にそれぞれ第1斜面部271および第2斜面部272を形成するようにしてもよい。尚、アーム部27aの幅を広くすれば、それだけバネ定数が大きくなり、ポリゴンミラー26の保持強度を上げることができる。その他、アーム部27aの幅を一定にしてその数を増したり、弾性板27の厚さを大きくしたりしてもポリゴンミラー26の保持強度を上げ得ること勿論である。
又、加圧部27dの内角θを変更することにより、ポリゴンミラー26のラジアル方向とスラスト方向とに作用する加圧力のバランス調整を行うことができる。
更に、図8のように、本発明に係る弾性板27は、第1斜面部271および第2斜面部272が周方向に切れ目なく連なる構成としてもよい。
尚、繰り返しになるが、本発明に係るモータは、ポリゴンミラーを備えない他のモータ(例えばハードディスクを駆動するHDDモータ)に適用することもできる。
1 固定子(ステータ)
2 回転子(ロータ)
21 ロータ軸
22 ロータハブ
221 ボス部
222 フランジ部
223 円筒部
223a 小径部
223b 大径部
224 平面部
26 ポリゴンミラー(回転体)
26a 取付孔
27 弾性板
27a アーム部
27d 加圧部
271 第1斜面部
272 第2斜面部
28 凹部
2 回転子(ロータ)
21 ロータ軸
22 ロータハブ
221 ボス部
222 フランジ部
223 円筒部
223a 小径部
223b 大径部
224 平面部
26 ポリゴンミラー(回転体)
26a 取付孔
27 弾性板
27a アーム部
27d 加圧部
271 第1斜面部
272 第2斜面部
28 凹部
Claims (2)
- 中心部に取付孔を有する回転体と、前記取付孔に挿入されるボス部および前記回転体を支持するフランジ部を有するロータハブと、そのロータハブと同軸上に装着されて前記回転体を前記フランジ部に押し付ける弾性板とを備え、
前記取付孔の内壁面と前記ボス部との間に凹部が形成されると共に、
前記弾性板の外周部には前記凹部内に押し込められる加圧部が形成され、
その加圧部は、前記凹部の内周側で前記ボス部の一端外周縁に接する第1斜面部と、前記凹部の外周側で前記取付孔の開口縁に接する第2斜面部と、を有することを特徴とするモータ。 - 前記弾性板は、その加圧部を形成する第1斜面部が前記ボス部の一端外周縁に接して前記凹部の外周側に広がるよう弾性変形し、その弾性変形によって第2斜面部が前記取付孔の開口縁に二次的に接していることを特徴とする請求項1記載のモータ。
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