JP2008130333A - Hdmiコネクタの取付構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】構造が簡単であり、基板に実装されたHDMIコネクタにケーブルを接続した状態で様々なストレスがかかっても、このストレスに対して強くすることができ、クラックや断線が生じる虞がないHDMIコネクタの取付構造を提供する。
【解決手段】後端に設けられた信号線5が基板3に半田付けで取り付けられると共に脚部2、2が基板3に挿入されることにより基板3の端部に実装されたHDMIコネクタ1にフランジ6を設け、このフランジ6をシャーシ7に取付固定するようにしたHDMIコネクタの取付構造において、フランジ6はHDMIコネクタ1の先端に下向きに設けられ、このフランジ6がシャーシ7にビス8で取付固定され、更に、フランジ6の根元部分に突起部6aが設けられ、この突起部6aは基板3の先端の表面に当接している。
【選択図】図3
【解決手段】後端に設けられた信号線5が基板3に半田付けで取り付けられると共に脚部2、2が基板3に挿入されることにより基板3の端部に実装されたHDMIコネクタ1にフランジ6を設け、このフランジ6をシャーシ7に取付固定するようにしたHDMIコネクタの取付構造において、フランジ6はHDMIコネクタ1の先端に下向きに設けられ、このフランジ6がシャーシ7にビス8で取付固定され、更に、フランジ6の根元部分に突起部6aが設けられ、この突起部6aは基板3の先端の表面に当接している。
【選択図】図3
Description
本発明は、基板の端部に実装されたHDMIコネクタにフランジを設け、このフランジをシャーシに取付固定するようにしたHDMIコネクタの取付構造に関するものである。
従来のHDMIコネクタの取付構造は、例えば、図5(a)に示すように、HDMIコネクタ101の脚部102、102が基板103に挿入されて基板103の裏側で半田104で固定されていることにより、HDMIコネクタ101が基板103の端部に実装され、その端子である信号線104が基板103の表面に半田付けで固定されている。また、HDMIコネクタ101の先端のフランジ105は上向きに設けられ、このフランジ105がシャーシ106にビス107によって取付固定されている。ところが、ケーブル108をHDMIコネクタ101に挿入するときに無理な力がかかったり、ケーブル108として使用される高級ケーブルにありがちな重量級のケーブル108を使用しているために、HDMIコネクタ101に絶えずストレスがかかることもあり、更に、ラックに製品を収納した際に、裏で何かに当たっている場合がある。特に、上からの無理なストレスがかかると、HDMIコネクタ101の信号線104と基板103のパターンとの半田付け部分に、図5(b)に示すように、クラックが発生し、最悪な事態では断線する虞があるという問題があった。
第1の従来技術を図6に示す。この従来の機器用コネクタ装置は、図6に示すように、中継端子240が装着された中継コネクタ230を備え、これは、ケーシング211の一側面211Aに開口された取付孔218の当接される取付板232の表面側に、相手側コネクタと嵌合される外コネクタ部233が、裏面側にPCBコネクタ220と嵌合される内コネクタ部234とが形成される。PCBコネクタ220を取着したプリント配線基板210がケーシング211内に挿入され、PCBコネクタ220が取付孔218の内側に配される。中継コネクタ230の内コネクタ部234が取付孔218を通してケーシング211内に挿入され、内コネクタ部234がPCBコネクタ220のフード部222内に嵌合される。取付板232がケーシング211の側面211Aに対してボルト252を締め付けて固定され、外コネクタ部233が側面211Aから外方に突出した状態となる。(例えば、特許文献1参照)。
ところが、これは、プリント配線基板210の上下にフランジを設けたものではなく、別部品を付けて強度を強くしているものであった。また、部品点数が多く、構造が複雑であるという問題があった。
特開2003−31323号公報
本発明は、上記従来の問題に鑑みてなされたものであって、構造が簡単であり、基板に実装されたHDMIコネクタにケーブルを接続した状態で様々なストレスがかかっても、このストレスに対して強くすることができ、クラックや断線が生じる虞がないHDMIコネクタの取付構造を提供することを目的としている。
本発明は、上記課題を解決するために提案されたものであって、請求項1に記載の発明は、後端に設けられた信号線が基板に半田付けで取り付けられると共に脚部が基板に挿入されることにより基板の端部に実装されたHDMIコネクタにフランジを設け、このフランジをシャーシに取付固定するようにしたHDMIコネクタの取付構造において、前記フランジは前記HDMIコネクタの先端に下向きに設けられ、このフランジが前記シャーシにビス止めにより取付固定され、更に、前記フランジの根元部分に突起部が設けられ、この突起部は前記基板の先端の表面に当接していることを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、後端に設けられた信号線が基板に半田付けで取り付けられると共に脚部が基板に挿入されることにより基板の端部に実装されたHDMIコネクタにフランジを設け、このフランジをシャーシに取付固定するようにしたHDMIコネクタの取付構造において、前記フランジは前記HDMIコネクタの先端に下向きあるいは上下向きに設けられ、前記フランジが前記シャーシにビス止めにより取付固定されていることを特徴としている。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記基板には、その端部に前記HDMIコネクタのフランジが嵌まり込む凹部が形成され、前記HDMIコネクタのフランジが前記シャーシに取り付けられる際に、前記シャーシの内側面と前記基板の端部が面一に接触するようにした。
請求項1に記載の発明によれば、HDMIコネクタのフランジを下向きに設けたから、このフランジのビス止め部分とHDMIコネクタの脚部の取り付け箇所である支点との距離が小さくなるために、HDMIコネクタの先端に上からの無理なストレスがかかってもストレスに対する強度を強くすることができ、クラックや断線が生じる虞がない。更に、フランジの根元部分に設けた突起部が基板の先端の表面に当接しているから、ストレスをこの突起部によって軽減することができ、より一層ストレスに対して強くすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、HDMIコネクタのフランジを下向きあるいは上下向きに設けたから、上からの無理なストレスがかかってもストレスに対する強度を強くすることができ、クラックや断線が生じる虞がない。
請求項3に記載の発明によれば、基板に設けられた凹部にHDMIコネクタのフランジが嵌まり込み、シャーシの内側面と基板の端部が面一に接触するから、基板とシャーシの取り付け状態を安定した状態とすることができる。
以下、本発明に係るHDMIコネクタの取付構造の実施の形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は本発明の第1実施形態のHDMIコネクタの取付構造を示し、(a)はHDMIコネクタにケーブルを接続する前の状態を示す縦断面図、(b)はHDMIコネクタにケーブルを接続した状態の縦断面図、図2は基板にHDMIコネクタのフランジが嵌まり込むための凹部を設けた状態の部分平面図である。
この第1実施形態のHDMIコネクタは、図1(a)に示すように、HDMIコネクタ1の脚部2、2が基板3の貫通孔3a、3aに挿入されて基板3の裏側で半田4、4で固定されている。更に、HDMIコネクタ1の端子である信号線5が基板3の表面に半田付けで固定されている。また、HDMIコネクタ1の先端にフランジ6が下向きに設けられ、このフランジ6がシャーシ7にビス8で取付固定されている。また、図2に示すように、基板3の端部にHDMIコネクタ1のフランジ6が嵌まり込む凹部3bが形成されている。基板3は端部の略中央部分に突出板部3cが形成され、この突出板部3cにHDMIコネクタ1が実装されるようになっている。この突出板部3cの両側の空隙部分には、下側に配置されたメイン基板9に実装された背の高い光ジャック10や他の出力端子11が配置されるようになっている。
従って、この第1実施形態によれば、HDMIコネクタ1のフランジ6を下向きに設けたから、このフランジ6のビス止め部分とHDMIコネクタ1の奥側の脚部2の取り付け箇所である支点との距離が小さくなるために、図1(b)に示すように、HDMIコネクタ1にケーブル12を挿入するとき等にHDMIコネクタ1の先端に上からの無理なストレスがかかってもストレスに対する強度を強くすることができ、信号線5が基板3の表面から外れたり、クラックや断線が生じる虞がない。また、基板3に設けられた凹部3bにHDMIコネクタ1のフランジ6が嵌まり込み、シャーシ7の内側面と基板3の端部が面一に接触するから、基板3とシャーシ7の取り付け状態を安定した状態とすることができる。
図3は第2実施形態のHDMIコネクタの取付構造を示し、(a)はHDMIコネクタにケーブルを接続する前の状態を示す縦断面図、(b)はHDMIコネクタにケーブルを接続した状態の縦断面図である。尚、上記した第1実施形態と同一部材、同一箇所には同一符号を付して、その説明を省略する。
この第2実施形態のHDMIコネクタの取付構造は、図3(a)に示すように、HDMIコネクタ1のフランジ6の根元部分に突起部6aが設けられ、この突起部6aが基板3の先端の表面に当接している。従って、この第2実施形態によれば、フランジ6の根元部分に設けた突起部6aが基板3の先端の表面に当接しているから、ストレスをこの突起部6aによって軽減することができ、より一層ストレスに対して強くすることができる。
図4は第3実施形態のHDMIコネクタの取付構造を示し、(a)はHDMIコネクタにケーブルを接続する前の状態を示す縦断面図、(b)はHDMIコネクタにケーブルを接続した状態の縦断面図である。
この第3実施形態のHDMIコネクタの取付構造は、図4(a)に示すように、HDMIコネクタ1の端部の上下向きにフランジ6、6Aが設けられ、これらのフランジ6、6Aがシャーシ7にビス8で取付固定されている。この第2実施形態によれば、HDMIコネクタ1の端部の上下向きにフランジ6、6Aが設けられてこれらのフランジ6、6Aがシャーシ7にビス止めで取付固定されているから、HDMIコネクタ1とシャーシ7との取付強度をさらにアップすることができ、基板3にクラックや断線が生じることを防ぐことができる。
1 HDMIコネクタ
2 脚部
3 基板
3a 貫通孔
3b 凹部
3c 突出板部
4 半田
5 信号線
6 フランジ
6A フランジ
6a 突起部
7 シャーシ
8 ビス
9 メイン基板
10 光ジャック
11 他の出力端子
2 脚部
3 基板
3a 貫通孔
3b 凹部
3c 突出板部
4 半田
5 信号線
6 フランジ
6A フランジ
6a 突起部
7 シャーシ
8 ビス
9 メイン基板
10 光ジャック
11 他の出力端子
Claims (3)
- 後端に設けられた信号線が基板に半田付けで取り付けられると共に脚部が基板に挿入されることにより基板の端部に実装されたHDMIコネクタにフランジを設け、このフランジをシャーシに取付固定するようにしたHDMIコネクタの取付構造において、前記フランジは前記HDMIコネクタの先端に下向きに設けられ、このフランジが前記シャーシにビス止めにより取付固定され、更に、前記フランジの根元部分に突起部が設けられ、この突起部は前記基板の先端の表面に当接していることを特徴とするHDMIコネクタの取付構造。
- 後端に設けられた信号線が基板に半田付けで取り付けられると共に脚部が基板に挿入されることにより基板の端部に実装されたHDMIコネクタにフランジを設け、このフランジをシャーシに取付固定するようにしたHDMIコネクタの取付構造において、前記フランジは前記HDMIコネクタの先端に下向きあるいは上下向きに設けられ、前記フランジが前記シャーシにビス止めにより取付固定されていることを特徴とするHDMIコネクタの取付構造。
- 前記基板には、その端部に前記HDMIコネクタのフランジが嵌まり込む凹部が形成され、前記HDMIコネクタのフランジが前記シャーシに取り付けられる際に、前記シャーシの内側面と前記基板の端部が面一に接触するようにした請求項2に記載のHDMIコネクタの取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006313290A JP2008130333A (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | Hdmiコネクタの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006313290A JP2008130333A (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | Hdmiコネクタの取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2008130333A true JP2008130333A (ja) | 2008-06-05 |
Family
ID=39555967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006313290A Pending JP2008130333A (ja) | 2006-11-20 | 2006-11-20 | Hdmiコネクタの取付構造 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2008130333A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2013114423A1 (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-08 | 三菱電機株式会社 | 基板組み付け構造および電子機器 |
-
2006
- 2006-11-20 JP JP2006313290A patent/JP2008130333A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013114423A1 (ja) * | 2012-01-30 | 2013-08-08 | 三菱電機株式会社 | 基板組み付け構造および電子機器 |
JP5452786B2 (ja) * | 2012-01-30 | 2014-03-26 | 三菱電機株式会社 | 基板組み付け構造および電子機器 |
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