JP2007287443A - 基板内蔵コネクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】導体とランドとの半田付け時の位置ズレを防止し、絶縁電線に加わるストレスによる導体とランドとの半田付け部分の亀裂の発生を抑制した基板内蔵コネクタを提供する。
【解決手段】 コネクタハウジング2と、ハウジング2の内部に収容されたインピーダンス整合用のプリント基板3と、基板3の端部に並設された複数のランド4とを備え、各ランド4に絶縁電線5の導体6を夫々半田付けして成る基板内蔵コネクタであって、基板3の各ランド4の部分に、導体6の軸方向に沿って溝14を設け、溝14に金属メッキを施し、その溝14に導体6を係合させた状態で半田付けして成るもの。
【選択図】図1
【解決手段】 コネクタハウジング2と、ハウジング2の内部に収容されたインピーダンス整合用のプリント基板3と、基板3の端部に並設された複数のランド4とを備え、各ランド4に絶縁電線5の導体6を夫々半田付けして成る基板内蔵コネクタであって、基板3の各ランド4の部分に、導体6の軸方向に沿って溝14を設け、溝14に金属メッキを施し、その溝14に導体6を係合させた状態で半田付けして成るもの。
【選択図】図1
Description
本発明は、インピーダンス整合用のプリント基板が内蔵された基板内蔵コネクタに関する。
図4に示すように、一般に、基板内蔵コネクタ1Xは、コネクタハウジング(シールドケース)2と、ケース2内に収容されたインピーダンス整合用のプリント基板3Xと、基板3Xの端部に並設された複数のランド4Xとを備え、各ランド4Xに絶縁電線5の導体6を夫々半田付けして成っている。なお、7はケーブルシールドである。
図5に示すように、プリント基板3Xは、板状の絶縁体8を有し、絶縁体8には、一端にケーブル接続用のランド4Xが、他端にプラグ接続用のランド9が、夫々複数並設され、且つこれらランド4X、9同士の間にインピーダンス整合された信号配線パターン10が介設されている。また、各ランド4X、9、信号配線パターン10の間には、半田レジスト11が設けられている。
ケーブル接続用のランド4Xには、ケーブルを構成する各絶縁電線5の導体6が夫々半田付けされ、プラグ接続用のランド9には、プラグ12に接続されたプラグ側配線板13が夫々半田付けされている。
なお、関連する先行技術として特許文献1〜4が知られている。
図4及び図5に示す従来の基板内蔵コネクタ1Xには以下の問題点があった。
(1)絶縁電線5の導体6を基板3Xのランド4Xに半田付けする際に、導体6の正確な位置決めが困難であると共に、導体6を正確な位置に保持することも困難である。このため、導体6のランド4Xに対する半田付け位置のズレが生じ易い。このズレは、インピーダンス不整合や、伝送損失の増大を招く。
(2)導体6ランド4Xに半田付けした後、ケース2外の絶縁電線5(ケーブル)の曲げ伸ばしが繰り返されることによってランド4Xには応力・張力が加わるため、導体6とランド4Xとの半田付け部分に基板3Xの端部側を基点として亀裂が生じたり、ランド4Xが絶縁体8から基板3Xの端部側を基点として剥離してしまう場合がある。
(3)前記半田付け部分に亀裂が生じたり、前記ランド4Xが絶縁体8から剥離すると、インピーダンス不整合が発生し、伝送損失が増大し、更には断線に至る可能性も想定される。
(1)絶縁電線5の導体6を基板3Xのランド4Xに半田付けする際に、導体6の正確な位置決めが困難であると共に、導体6を正確な位置に保持することも困難である。このため、導体6のランド4Xに対する半田付け位置のズレが生じ易い。このズレは、インピーダンス不整合や、伝送損失の増大を招く。
(2)導体6ランド4Xに半田付けした後、ケース2外の絶縁電線5(ケーブル)の曲げ伸ばしが繰り返されることによってランド4Xには応力・張力が加わるため、導体6とランド4Xとの半田付け部分に基板3Xの端部側を基点として亀裂が生じたり、ランド4Xが絶縁体8から基板3Xの端部側を基点として剥離してしまう場合がある。
(3)前記半田付け部分に亀裂が生じたり、前記ランド4Xが絶縁体8から剥離すると、インピーダンス不整合が発生し、伝送損失が増大し、更には断線に至る可能性も想定される。
そこで、本発明の目的は、導体とランドとの半田付け時の位置ズレを防止でき、絶縁電線に加わるストレスによる導体とランドとの半田付け部分の亀裂の発生を抑制できる基板内蔵コネクタを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明は、コネクタハウジングと、該ハウジングの内部に収容されたインピーダンス整合用のプリント基板と、該基板の端部に並設された複数のランドとを備え、各ランドに絶縁電線の導体を夫々半田付けして成る基板内蔵コネクタであって、上記基板の各ランドの部分に、上記導体の軸方向に沿って溝を設け、該溝に金属メッキを施し、その溝に上記導体を係合させた状態で半田付けして成るものである。
上記溝が、上記ランドにこれを貫通して形成された溝上部と、該溝上部に繋げて上記プリント基板の絶縁体に形成された溝下部とから成ることが好ましい。
上記溝が、断面三角形状であってもよい。
上記溝が、断面四角形状であってもよい。
本発明に係る基板内蔵コネクタによれば、導体を溝に係合させて半田付けすることで、導体とランドとの位置決めが容易に正確に行え、半田付けの際に位置ズレが生じることがなく、導体の位置ズレによって生じるインピーダンス不整合を回避できる。
また、溝によって半田付けのための有効面積が増大するので、溝に金属メッキを施すこととも相俟って、絶縁電線に加わるストレスによる半田付け部分の亀裂の発生を抑制でき、亀裂によって生じる電気的性能の劣化を抑制できる。
本発明の好適実施形態を添付図面を用いて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る基板内蔵コネクタ1は、コネクタハウジング(シールドケース)2と、ケース2内に収容されたインピーダンス整合用のプリント基板3と、基板3の端部に並設された複数のランド4とを備え、各ランド4に絶縁電線5の導体6を夫々半田付けして成っており、高速伝送用途などインピーダンス整合が要求されるものに適用される。なお、7はケーブルシールドである。
図2に示すように、プリント基板3は、板状の絶縁体8を有し、絶縁体8には、一端にケーブル接続用のランド4が、他端にプラグ接続用のランド9が、夫々複数並設され、且つこれらランド4、9同士の間にインピーダンス整合された信号配線パターン10が介設されている。各ランド4、9、信号配線パターン10の間には、半田レジスト11が設けられている。ケーブル接続用のランド4には、ケーブルを構成する各絶縁電線5の導体6が夫々半田付けされ、プラグ接続用のランド9には、プラグ12に接続されたプラグ側配線板13が夫々半田付けされている。
基板3のケーブル接続用のランド4の部分には、ランド4に半田付けされる導体6の軸方向に沿って、断面三角形状の溝14が設けられている。溝14は、ランド4にその上面と下面とを貫通して形成された溝上部14Xと、溝上部14Xに繋げて絶縁体8に形成された溝下部14Yとから成る。かかる溝14には、金属メッキが施され、その溝14に導体6が係合された状態で半田付けされている。
本実施形態の作用を述べる。
上記基板内蔵コネクタ1によれば、図1(b)に示すように、導体6を溝14に係合させて半田付けすることで、導体6とランド4との位置決め及び位置保持が容易に正確に行える。よって、半田付けの際に位置ズレが生じることがなく、ランド4に対する導体6の位置ズレによって生じるインピーダンス不整合を防止できる。よって、ケーブルアッセンブリ作業を効率化できる。
半田付け時、導体6の両脇に加えて導体6の下方の溝14(溝上部14X、溝下部14Y)内にも半田が流れ込むため、半田付けのための有効面積が増大する。よって、溝14に金属メッキを施すこととも相俟って、絶縁電線5(ケーブル)に加わるストレスによって生じる半田付け部分の亀裂(基板3の端部側からの亀裂)を、同じ寸法幅の平板状のランドと比べて抑制でき、亀裂によって生じる電気的性能の劣化を抑制できる。
溝上部14X及び溝下部14Yに半田が流れ込んだ状態で固まるため、ランド4と絶縁体8との密着強度が向上する。よって、絶縁電線5に加わるストレスによるランド4の絶縁体8からの剥離(基板3の端部側からの剥離)を抑制でき、ランド4の剥離に伴う伝送性能の低下や断線を防止することが可能となる。
変形例を図3に示す。
この変形例は、前記溝14を断面四角形状とした点のみが前実施形態と異なり、その他は同様の構成となっている。変形例の溝140は、前実施形態と同様に、ランド4に形成された溝上部140Xと、絶縁体8に形成された溝下部140Yとから成る。溝140の幅は、図例のように導体6の直径が嵌る幅に限らず、導体6の直径が嵌ることなく導体6の下部のみが嵌る幅でもよい。いずれにしても導体6の少なくとも一部が溝140に嵌った状態で半田付けされる。この変形例においても、前実施形態と同様の作用効果を奏する。
1 基板内蔵コネクタ
2 コネクタハウジング
3 プリント基板
4 ランド
5 絶縁電線
6 導体
14 溝
14X 溝上部
14Y 溝下部
2 コネクタハウジング
3 プリント基板
4 ランド
5 絶縁電線
6 導体
14 溝
14X 溝上部
14Y 溝下部
Claims (4)
- コネクタハウジングと、該ハウジングの内部に収容されたインピーダンス整合用のプリント基板と、該基板の端部に並設された複数のランドとを備え、各ランドに絶縁電線の導体を夫々半田付けして成る基板内蔵コネクタであって、
上記基板の各ランドの部分に、上記導体の軸方向に沿って溝を設け、該溝に金属メッキを施し、その溝に上記導体を係合させた状態で半田付けして成ることを特徴とする基板内蔵コネクタ。 - 上記溝が、上記ランドにこれを貫通して形成された溝上部と、該溝上部に繋げて上記プリント基板の絶縁体に形成された溝下部とから成る請求項1記載の基板内蔵コネクタ。
- 上記溝が、断面三角形状である請求項1又は2記載の基板内蔵コネクタ。
- 上記溝が、断面四角形状である請求項1又は2記載の基板内蔵コネクタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112539A JP2007287443A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 基板内蔵コネクタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006112539A JP2007287443A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 基板内蔵コネクタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007287443A true JP2007287443A (ja) | 2007-11-01 |
Family
ID=38759026
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006112539A Pending JP2007287443A (ja) | 2006-04-14 | 2006-04-14 | 基板内蔵コネクタ |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2007287443A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011159461A (ja) * | 2010-01-29 | 2011-08-18 | Panasonic Electric Works Co Ltd | コネクタおよび当該コネクタで用いられるボディ |
JP2014036524A (ja) * | 2012-08-09 | 2014-02-24 | Auto Network Gijutsu Kenkyusho:Kk | 車両用充電制御ユニット |
-
2006
- 2006-04-14 JP JP2006112539A patent/JP2007287443A/ja active Pending
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