JP5124301B2 - 子基板の取付構造 - Google Patents

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本発明は、親基板に子基板を立設して取付けることが可能な子基板の取付構造に関する。
電子機器においてはケース内に収容され底板に配設された基板(以下「親基板」という)と、この親基板に垂直に立設して取り付けられ電気的及び機械的に接続固定された基板(以下「子基板」という)とを備えたものがある。このような構造の基板においては、親基板に子基板を堅牢に立設することが必要であり、従来からコネクタやリードフレームが使用されている。
また、メイン基板(親基板)に立ち基板(子基板)を垂直に固定する構造として、立ち基板の下端にコネクタを取り付け、コネクタの端子をメイン基板の端子挿入孔に挿入してハンダ付けし、メイン基板と電気的に接続しかつ機械的に固定すると共に、立ち基板の左右両側の下端を下向きに突出させてメイン基板に穿設した挿入孔に挿入する。更に、立ち基板の左右両側の下部に左右一対で上下それぞれ2箇所の孔部を形成し、孔部に保持脚の指状部を挿入し、保持脚の下端部をメイン基板における立ち基板の裏表側に若干左右にずらして穿設した挿入孔に挿入して立ち基板を裏表に位置する保持脚で保持してメイン基板に立設した状態で取付ける立ち基板の取付構造が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−156833号公報(6−7頁、図1)
コネクタにより子基板と親基板とを接続する構造においては、コネクタのコストが掛かると共にコネクタを搭載するための余分なスペースが必要となり余り有効ではない。また、リードフレームにより子基板と親基板とを接続する構造においてはリードフレームが曲げ方向の力に対して弱いために子基板に曲げ方向の力が加えられた場合、親基板との接続部におけるハンダが剥がれて電気的な接続が不良となり故障の原因となる等の問題がある。
また、特許文献1に記載されている立ち基板の取付構造においては、立ち基板の下端にコネクタを取り付け、メイン基板の端子挿入孔に挿入してハンダ付けし立ち基板とメイン基板とを電気的及び機械的に接続固定するためにコネクタのコストが掛かると共にコネクタを取り付けるための余分なスペースが必要となる。
更に、立ち基板の左右両側の下部に形成した孔部に保持脚の指状部を挿入し、保持脚の下端部をメイン基板に穿設した挿入孔に挿入して立ち基板を保持してメイン基板に立設した状態で取付けるために立ち基板やメイン基板に多数の穴を設ける必要があり、電子部品や配線のパターン等のレイアウトの自由度が制限される。また、コネクタや保持脚等を必要とするために部品点数が増加してコストが高くなると共に組み付けの手間が掛かる。
本発明の目的は、子基板に実装されている電気部品を利用して簡単な構造で親基板に子基板を堅牢に立設して取り付けることができるようにした子基板の取付構造を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の請求項1に係る子基板の取付構造は、
親基板に子基板を立設して取り付ける子基板の取付構造において、
前記子基板には、電気部品が少なくともその一部を当該子基板の親基板側端部に位置するように実装され、前記親基板側端部の一側の端面に第1の切欠部が形成され、前記親基板側端部に第2の切欠部が形成され、
前記親基板には、前記子基板の親基板側端部を嵌め込む嵌め込み部と、前記電気部品の少なくとも一部を嵌め込む嵌め込み穴が形成され、
前記嵌め込み部には、一側の端部に前記子基板の第1の切欠部が係合し、前記第2の切欠部と対応する位置に前記第2の切欠部に嵌め込まれて前記子基板の親基板側端部の嵌め込み位置を規制する係止部が形成され、
前記子基板の第1の切欠部を前記親基板の嵌め込み部に係合させ、この係合した部分を支点として前記子基板の第2の切欠部が前記親基板の係止部に係止されるまで前記子基板を回動させると同時に前記子基板に実装されている電気部品を前記親基板の嵌め込み穴に嵌め込ませて前記電気部品の前記子基板への取付面と反対側の面の一部が前記親基板の嵌め込み穴の対向する端面に当接するようにすることで、前記子基板の回動中に前記親基板の係止への係止作業を行うと共に、前記親基板の嵌め込み穴への前記電気部品の前記子基板への取付面と反対側の面との当接状態を維持しつつ、前記子基板の回動動作完了後に前記子基板が前記親基板に対して垂直状態を維持しながら前記子基板の第2の切欠部の前記親基板への係止作業と前記親基板の嵌め込み穴への前記電気部品の篏合作業を完了することを特徴としている。
子基板の第1の切欠部を親基板の嵌め込み部の係合部に引っ掛け、ここを支点として子基板回動させて第2の切欠部が係止部に係止されるまで子基板の親基板側端部を嵌め込み部に嵌め込む。同時に子基板に実装されている電気部品が親基板の嵌め込み穴に嵌め込まれて子基板への取付面と反対側の面の一部(子基板の親基板側端部近傍)が嵌め込み穴の対向する端面に当接する。これにより、子基板と電気部品が親基板の嵌め込み部と嵌め込み穴に挟まれて親基板に対して垂直にかつ曲げ方向(傾き)に対して十分な強度が得られて取り付けられる。そして、子基板の接続端子と親基板2の対応するランドが夫々ハンダ付けされて電気的に接続される。子基板と親基板は、ランドをハンダ付けすることにより機械的にも固定される。
これにより、子基板と親基板とを固定するための専用のコネクタやリードフレーム等の余分な部品が不要となり、コストの低減が図られると共に組み付けの作業性の向上が図られる。また、子基板の親基板への取付位置の自由度が増し、レイアウトが容易となる。
また、本発明の請求項2に係る子基板の取付構造は、請求項1に記載の子基板の取付構造において、
前記電気部品は、前記親基板の穴に嵌め込まれた状態において前記子基板への取付面と反対側の面の少なくとも一部が前記親基板の嵌め込み穴の対向する端面に当接することを特徴としている。
子基板に実装した電気部品の子基板への取付面と反対側の面の少なくとも一部を親基板の嵌め込み穴の対向する端面に当接させて子基板が親基板に対して倒れることを防止する。
また、本発明の請求項3に係る子基板の取付構造は、請求項1又は請求項2に記載の子基板の取付構造において、
前記電気部品は、前記子基板を外部機器に接続するためのコネクタであることを特徴としている。
子基板に実装して倒れを防止するための電気部品として外部機器に接続するコネクタを利用する。これにより、子基板を親基板に取り付けるための専用のコネクタやリードフレーム等の余分な部品が不要となり、コストの低減、組み付けの作業性の向上が図られる。
本発明によると、子基板の第1の切欠部を親基板の嵌め込み部の係合部に引っ掛け、ここを支点として子基板回動させて第2の切欠部が係止部に係止されるまで子基板の親基板側端部を嵌め込み部に嵌め込み、子基板に実装されている電気部品を親基板の嵌め込み穴に嵌め込んで子基板への取付面と反対側の面の少なくとも一部を嵌め込み穴の対向する端面に当接させることにより、子基板と電気部品が親基板の嵌め込み部と嵌め込み穴に挟まれて親基板に垂直にかつ曲げ方向(傾き)に対して十分な強度で取り付けられる。
また、子基板に実装されている電気部品を利用することで、子基板と親基板とを固定するためのコネクタやリードフレーム等の余分な部品が不要となり、コストの低減が図られると共に組み付けの作業性の向上が図られる。
以下、本発明の実施形態に係る子基板の取付構造を図面に基づいて説明する。図1は本発明に係る子基板の右側面図を示す。子基板1は、例えば横長な長方形状をなしており、前端面1aの下部位置例えば下端面1cから2点鎖線で示す親基板2の板厚程度の間隔を存して下端面1cに沿って切欠部1dが設けられている。この切欠部1dは、その幅が親基板2の板厚と同じとされ、長さ(奥行き)が例えば幅の2倍程度とされている。この切欠部1dは、子基板1を後述するように親基板2の嵌め込み部2eに嵌め込んだときに嵌め込み部2eの前端部に係合する。そして、子基板1の下部は、親基板2に取り付けるための親基板側端部とされている。
子基板2の下端面1cの例えば後部寄りの位置には切欠部1eが形成されている。この切欠部1eは、下端面1cからの深さ(高さ)が切欠部1dの上端面の高さと同じ高さとされており、その幅が親基板2の板厚と略同じ或いは僅かに幅広程度とされている。この切欠部1eは、切欠部1dと協働して子基板1の下端部の親基板2に形成された嵌め込み部2eへの嵌め込み位置(嵌め込みの深さ)を規制して嵌め込み分2eから抜け落ちることを防止すると共に、下端面1cが親基板2の裏面2bと平行をなすようにするためのものでストッパとして機能を有している。また、子基板1は、図1に示すように上縁部の所定位置に小孔1iが複数形成され、下端面1cの所定位置に切欠部1jが複数形成されている。
子基板1は、例えば両面プリント基板とされ、図1に示す表面1f及び図2に示す裏面1gの所定位置、例えば切欠部1eの後端面から後端面1bまでの後部1hの親基板2の表面2aと裏面2bを挟む上下両側所定位置にランド3,3’,4,4’が長手方向に間隔を存して複数並んで設けられている。そして、表面1f、裏面1gの後部1hの例えば上側のランド3,4の上方位置に図示しない電子部品が複数実装されており、対応するランド3,3’,4,4’に接続されている。また、子基板1の前端面1a及び後端面1bには滑り止め用のギザギザが設けられており、親基板2への着脱が容易とされている。
子基板1の表面1fには図2及び図3に示すように電気部品例えばコネクタ5が実装されている。このコネクタ5は外部機器と接続するためのもので、例えば子基板1よりも一回り程度小さい略直方体形状をなしている。即ち、コネクタ5はその高さが子基板1の高さよりも僅かに低く、長さ(奥行き)が子基板1の前端面1aから切欠部1eまでの長さよりも僅かに長く、図3に示すように正面から見て正方形をなしている。そして、図3に示すように前端面5aにプラグの挿入孔5bが設けられている。
また、コネクタ5の子基板1への取付面(下面)5cの上下端両端部には図3に示すように長手方向に沿って係止爪5i,5jが複数突出して形成されている。これらの係止爪5i,5jは、図1に示した子基板1の上縁部に形成した小孔1i、下端面1cに形成した切欠部1jと対応した位置に形成されている。
このコネクタ5は、図3に示すように取付面(下面)5cが子基板1の裏面1gに当接し、図中下側に位置する側面5eが子基板1の切欠部1dよりも下方に位置し、図2に示すように後面5fが切欠部1eの前端面1e’と面一になるように配置されている。そして、コネクタ5は、各接続端子5hが図1に示すように子基板1に対応して設けられた各ランド6の孔に挿入されてハンダ付けされて接続され、係止爪5i,5jがそれぞれ対応する小孔1i,切欠部1jに挿入されて図2及び図3に示すように固定されて子基板1に実装されている。
コネクタ5は、子基板1に実装された状態において図2に示すように前端部が子基板1の前端面1aよりも突出している。これは、子基板1が親基板2に取り付けられて機器のケースに収容されたときに、コネクタ5の前端部を前記ケースに設けられたプラグの挿入孔に嵌合させて子基板1のぐら付きを防止するためである。
親基板2は、図4に示すように一側の端面2cの近傍位置に子基板1の下端部を板面に対して垂直に嵌め込むための嵌め込み部2eとコネクタ5の下部を嵌め込むための嵌め込み穴2kが形成されている。嵌め込み部2eは、切欠部2fとスリット(長穴)2gからなり、切欠部2fは端面2cから所定の位置に形成されている。切欠部2fは、その幅が2点鎖線で示す子基板1の板厚と同じとされ、その長さが図1に示す子基板1の前端面1aの切欠部1dの奥端面1d’から下端面1cの切欠部1eの前端面1e’までの長さとされている。
切欠部2fの側面には切欠部2jが複数形成されている。これらの切欠部2jは、後述するように子基板1を親基板2に嵌め込む際に子基板1の下端部の切欠部1jを貫通したコネクタ5の係止爪5g及び下部に位置する接続端子5hの先端部との干渉を避けるためのものである。
スリット2gは、子基板1の切欠部1eの後端面から後端面1bまでの後部1hの下端部を嵌め込むための穴で、切欠部2fの後端面2f”から切欠部1eの幅と同じ間隔を存してかつ切欠部2fと同一直線上に形成されている。そして、切欠部2fとスリット2gとの間の部位2hは係止部とされ(以下「係止部2h」という)、子基板1の下端面1cの切欠部1eに嵌め込まれて子基板1の下端部の嵌め込み部2eへの嵌め込み位置(嵌め込み深さ)を規制して子基板1が下方へ抜け落ちることを防止するストッパとしての機能を有している。
スリット2gの両側かつ表面2aには図4に示すように子基板1の表面1fに形成されたランド3,3’と対応し、かつハンダ付けにより接続可能なランド7,7’が長手方向に間隔を存して複数並んで設けられている。同様に裏面2bのスリット2gの両側にも子基板1の裏面1gに形成されたランド4,4’と対応し、かつハンダ付けにより接続可能な図示しないランドが長手方向に間隔を存して複数並んで設けられている。
嵌め込み穴2kは、コネクタ5を嵌め込み可能な大きさとされ、一側が切欠部2fに連設され、後端面2k”が切欠部2fの後端面2f”と面一をなし、前部が親基板2の端面2cに開口して形成されている。嵌め込み穴2kの前部が端面2cに開口していることにより、子基板1を親基板2に取り付けた際に前述したようにコネクタ5の前部が親基板2の端面2cから突出してケースに設けられたプラグの挿入孔に嵌合可能とされる。
親基板2は、例えば両面プリント基板とされ、表面2a及び裏面2bに図示しない電子部品が複数実装されている。そして、表面2aに実装されている複数の電子部品の中の幾つかの電子部品や配線パターンがランド7,7’にハンダ付けされて接続されている。また、裏面2bに実装されている複数の電子部品の中の幾つかの電子部品や配線パターンが当該裏面2bに設けられている図示しないランドにハンダ付けされて接続されている。このようにして、子基板1と親基板2が形成されている。
以下に親基板2に子基板1を取り付ける手順について説明する。先ず、図5に示すように子基板1及びコネクタ5の前端下部を親基板2の表面2aの上方から嵌め込み部2eの切欠部2f及び嵌め込み穴2kの前部に斜め下方に向けて嵌め込み、切欠部1dに切欠部2fの前端部2f’を嵌め込んで係合すると共にコネクタ5の前端下部を穴2kの前部に嵌め込む。
次いで、切欠部1dの奥端面1d’と切欠部2fの前端部2f’との接点部分を支点として子基板1を矢印で示すように親基板2に向けて回動させて子基板1の切欠部1dから切欠部1eまでの下端部を切欠部2fに嵌め込み、後部1hの下端部をスリット2gに嵌め込む。子基板1の後部1hの下端部は、親基板2の係止部2hが下端面1cの切欠部1eに嵌め込まれて係止される位置までスリット2gに嵌め込まれる。
この状態において子基板1は、前端面1aの切欠部1dが親基板2の切欠部2fの前端部2f’に嵌め込まれて係止され、切欠部1dと1eとの間の下端部が切欠部2fに嵌め込まれ、後部1hがスリット2gに嵌め込まれて係止される。子基板1は、切欠部1dと1eにより親基板2の嵌め込み部2e内に垂直に嵌め込まれて下端部が図6に示すように親基板2の裏面2bから下方に突出する。そして、子基板1の下端面1cが親基板2の裏面2bと平行をなしている。
また、子基板1の表面1fに実装されているコネクタ5の一部が図7及び図8に示すように親基板2の嵌め込み穴2kに嵌め込まれて子基板1への取付面(下面)5cと反対側の面(上面)5dの一部、即ち下端部5d’が嵌め込み穴2kの対向する端面2k’に当接する。これにより、コネクタ5が親基板2に固定される。
これにより、子基板1が親基板2に垂直に取り付けられ、かつ左右に傾く(曲がる)ことが防止される。そして、子基板1の各ランド3,3’と親基板2の対応するランド7,7’及び子基板1の各ランド4,4’と親基板2の対応する図示しないランドが夫々ハンダ付けされて電気的に接続される。また、子基板1と親基板2は、ランドをハンダ付けすることにより機械的にも固定される。
子基板1はコネクタ5と共に親基板2の嵌め込み部2eと嵌め込み穴2k内に嵌め込まれて挟まれるために曲げ方向(傾き)に対して十分な強度が得られる。これにより、子基板1と親基板2とを固定するための専用のコネクタやリードフレーム等の余分な部品が不要となり、コストの低減が図られると共に組み付け作業の作業性の向上が図られる。また、子基板1の親基板2への取付位置の自由度が増し、レイアウトが容易となる。
また、子基板1は、実装された電気部品としてのコネクタ5により親基板2に垂直に立設してかつ左右に倒れることなく固定されることにより、親基板2の接続部のハンダが剥がれることが防止され、接続不良等による故障を防止することが可能となる。
このようにして子基板1が装着された親基板2は、図示しないケースに収容されて固定され、コネクタ5の前部が前述したようにケースに設けられたプラグの挿入孔に嵌合される。そして、コネクタ5の前端部がケースのプラグ挿入孔に嵌合されて固定されることにより、子基板1の揺れが更に防止されて前述したようなハンダの剥がれが防止される。
尚、子基板1の下端面1cの切欠部1eは、実装する電気部品の大きさや実装位置等に応じて最適な位置に設ければよく、親基板2の係止部2hも切欠部1eと対応する位置に設ければ良い。また、これに伴い嵌め込み部2eの切欠部2fやスリット2gの長さも設定すれば良い。
更に、上記実施形態においては子基板1に実装した電気部品として外部機器と接続するコネクタ5としたがこれに限るものではなく、他の電気部品でも良い。そして、親基板2に子基板1の親基板側端部を嵌め込む嵌め込み部と前記電気部品の少なくとも一部を嵌め込む嵌め込み穴を設ける。これにより、子基板1の親基板2への取付位置をこれらの基板の実装部品に応じて最適な位置に選定することが可能となる。
図9は本発明に関連する実施形態を示す。子基板11は、裏面11bに電気部品15実装されている。そして、この電気部品15は、親基板12の表面(板面)12aと対向する面15aが子基板11を親基板12に取り付けたときに親基板12の表面12aに当接するように実装されている。
子基板11は、前述したと同様に両面プリント基板とされ、表面11aの所定位置にランド13が長手方向に間隔を存して複数並んで設けられている。同様に裏面11bにも表面11aのランド13と対応する定位置に図示しないランドが長手方向に間隔を存して複数並んで設けられている。そして、後部11cの表面11aのランド13の上方位置に図示しない電子部品が複数実装されており、対応するランド13に接続されている。同様に後部1hの裏面11bのランドの上方位置にも図示しない電子部品が複数実装されており対応するランドに接続されている。
親基板12には子基板11の親基板側端部(下端部)11dを嵌め込むためのスリット状の嵌め込み部12cが形成されている。そして、親基板12の上面12aには、嵌め込み部12cの奥部の両側に子基板11の表面11aのランド13及び裏面11bの図示しないランドと対応してランド14,14’が形成されている。
そして、子基板11の親基板側端部(下端部)11dを親基板12の嵌め込み部12cに嵌め込み、図10に示すように電気部品15の親基板12の表面12aと対向する面15aを親基板12の表面12aに当接させる。次いで、子基板11の表面11aのランド13、裏面11b側の図示しないランドをそれぞれ親基板12の対応するランド14,14’にハンダ16で接続する。
これにより、子基板11を親基板12に対して垂直に立設して取り付けることができ、かつ子基板11の倒れ、特に電気部品15側への倒れが防止される。また、親基板12は、電気部品15を嵌め込むための嵌め込み穴が不要となることにより、その分だけ実装面積が大きくなりレイアウトの自由度が大きくなると共に親基板12の強度の低下が抑えられる。なお、電気部品15が電解コンデンサのように円柱形状の外形をもつ場合、面15aと表面12aとの接触状態は線接触である。あるいは、取り付け精度の点で面15aが表面12aと完全に平行になっていない場合、面15aと表面12aとの接触状態は線接触または点接触である。電気部品15と親基板12との接触状態がこのような線接触または点接触であっても、子基板11の倒れは防止される。
以上説明したように本発明によれば、子基板の親基板側端部と電気部品の少なくとも一部が親基板の嵌め込み部と嵌め込み穴に挟まれることにより、子基板を親基板に垂直にかつ曲げ方向(傾き)に対して十分な強度で取り付けることができる。そして、子基板のランドと親基板の対応するランドがハンダ付けされて電気的に接続されることにより機械的にも固定される。これにより、子基板と親基板とを固定するための専用のコネクタやリードフレーム等の余分な部品が不要となり、コストの低減が図られると共に組み付けの作業性の向上が図られる。また、子基板の親基板への取付位置の自由度が増し、レイアウトが容易となる。
また、子基板に実装した電気部品の子基板への取付面と反対側の面の少なく友一部を親基板の嵌め込み穴の対向する端面に当接させることにより、子基板が親基板に対して倒れることを防止することができる。
また、子基板に実装する電気部品を外部機器に接続するためのコネクタを利用することで、子基板を親基板に取り付けるための専用のコネクタやリードフレーム等の余分な部品が不要となり、コストの低減、組み付け作業の作業性の向上が図られる。
また、子基板の親基板側端部のみを親基板の嵌め込み部に嵌め込んで固定し、子基板に実装した電気部品の親基板の板面と対向する面を親基板の板面(表面)に当接させることにより、子基板を親基板に簡単に垂直に立設して取り付けることができ、かつ子基板の電気部品側への倒れを防止することができる。そして、親基板は、電気部品を嵌め込むための嵌め込み穴が不要となり、その分だけ実装面積が大きくなりレイアウトの自由度が大きくなると共に親基板の強度の低下が抑えられる。
本発明に係る子基板の取付構造の子基板の右側面図である。 図1に示した子基板の左側面図である。 図1に示した子基板の正面図である。 図1に示した子基板の一部上面図である。 図1に示した子基板を図4に示した親基板に取り付ける手順を示す説明図である。 図4に示した子基板を親基板に取り付けた状態の側面図である。 図6に示した子基板と親基板の平面図である。 図6に示した子基板と親基板の正面図である。 本発明に係る子基板の取付構造に関連する実施形態を示す組立斜視図である。 図9に示した子基板を親基板に取り付けた状態の正面図である。
符号の説明
1 子基板
1a 前端面
1b 後端面
1c 下端面
1d,1e 切欠部
1d’ 奥端面
1e’ 前端面
1f 表面
1g 裏面
1h 後部
1i 小孔
1j 切欠
2 親基板
2a 表面
2b 裏面
2c 端面
2e 嵌め込み部
2f 切欠部
2f’ 前端部
2f” 後端面
2g スリット
2h 係止部
2j 切欠部
2k 嵌め込み穴
2k 端面
2k” 後端面
3,3’ ランド
4,4’ ランド
5 コネクタ(電気部品)
5a 前端面
5b 開口部
5c 下面(取付面)
5d 上面
5d’ 下端部
5e 側面
5f 後面
5g 係止爪
5h 係止爪
6,6’ ランド
7,7’ ランド
11 子基板
11a 表面
11b 裏面
11c 後部
11d 親基板側端部(下端部)
12 親基板
12a 表面
12c 嵌め込み部
13,14,14’ ランド
15 電気部品
15a 面
16 ハンダ

Claims (3)

  1. 親基板に子基板を立設して取り付ける子基板の取付構造において、
    前記子基板には、電気部品が少なくともその一部を当該子基板の親基板側端部に位置するように実装され、前記親基板側端部の一側の端面に第1の切欠部が形成され、前記親基板側端部に第2の切欠部が形成され、
    前記親基板には、前記子基板の親基板側端部を嵌め込む嵌め込み部と、前記電気部品の少なくとも一部を嵌め込む嵌め込み穴が形成され、
    前記嵌め込み部には、一側の端部に前記子基板の第1の切欠部が係合し、前記第2の切欠部と対応する位置に前記第2の切欠部に嵌め込まれて前記子基板の親基板側端部の嵌め込み位置を規制する係止部が形成され、
    前記子基板の第1の切欠部を前記親基板の嵌め込み部に係合させ、この係合した部分を支点として前記子基板の第2の切欠部が前記親基板の係止部に係止されるまで前記子基板を回動させると同時に前記子基板に実装されている電気部品を前記親基板の嵌め込み穴に嵌め込ませて前記電気部品の前記子基板への取付面と反対側の面の一部が前記親基板の嵌め込み穴の対向する端面に当接するようにすることで、前記子基板の回動中に前記親基板の係止への係止作業を行うと共に、前記親基板の嵌め込み穴への前記電気部品の前記子基板への取付面と反対側の面との当接状態を維持しつつ、前記子基板の回動動作完了後に前記子基板が前記親基板に対して垂直状態を維持しながら前記子基板の第2の切欠部の前記親基板への係止作業と前記親基板の嵌め込み穴への前記電気部品の篏合作業を完了することを特徴とする子基板の取付構造。
  2. 前記電気部品は、前記親基板の穴に嵌め込まれた状態において前記子基板への取付面と反対側の面の少なくとも一部が前記親基板の嵌め込み穴の対向する端面に当接することを特徴とする、請求項1に記載の子基板の取付構造。
  3. 前記電気部品は、前記子基板を外部機器に接続するためのコネクタであることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の子基板の取付構造。
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