JP7107738B2 - 回路基板実装用バスバーのガイド支持構造、実装基板、および、電気接続箱 - Google Patents
回路基板実装用バスバーのガイド支持構造、実装基板、および、電気接続箱 Download PDFInfo
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端子保持部は、回路基板上に固定される前の状態では、端子が、接続相手に接続される側となる端部、および、回路基板への実装側、すなわち、回路基板に形成されたスルーホールに挿通されて回路基板に接続される側となる端部が露出された状態で保持されるようになっている。
この端子保持部が回路基板上に位置決め固定されることによって、端子保持部によって保持されている端子の一端部がスルーホールに挿通される。
実装基板にバスバーが実装される場合、バスバーの回路基板への接続部分をスルーホールに挿通するため、治具を用いてバスバーをガイドするようにしている。
また、上述したような従来技術では、バスバーを屈曲形状にする必要がなくても回路基板上で倒れ難くするために屈曲形状にするなど、回路基板上で倒れ難くするためにバスバーの形状が制約されてしまう問題があった。
このため、本発明に係る回路基板実装用バスバーのガイド支持構造は、前記回路基板上の位置決めされた位置で、前記回路基板に実装されるバスバーの前記回路基板への接続部分が前記スルーホールに挿通されるように前記バスバーをガイドする実装ガイド機能をなし、しかも、前記バスバーの前記回路基板上での支持機能をなすことによって、前記バスバーを倒れないための形状にする必要がないので、回路基板へのバスバーの実装作業を容易にすることができ、しかも、バスバーの形状を自由に設定し易い。
本発明の実施例に係る電気接続箱60は、例えば、車両に搭載され、バッテリーから各種電装品に電源分配を行うものである。
この電気接続箱60は、本発明の実施例に係る実装基板50を組み込んでいる。
また、実装基板50は、本発明の実施例に係る回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1を組み込んでいる。
各種導電部材C、40、および、各種電子部品Eは、回路基板51の実装面51aに形成されたスルーホール51bに接続部分を挿通させることによって回路基板51に接続される。
なお、スルーホール51bに挿通された、導電部材C、40、および、電子部品Eの接続部分は、はんだ付けされることによってスルーホール51bに接合される。
この端子保持部20は、回路基板51上に固定される前の状態では、端子Cが、接続相手に接続される側となる端部、および、回路基板51への実装側、すなわち、回路基板51に形成されたスルーホール51bに挿通されて回路基板51に接続される側となる端部が露出された状態で保持されるようになっている。
このため、実装基板50は、連結部30によって連結された複数の端子保持部20をまとめて回路基板51の実装面51a上に位置決め固定することができるようになっている。
このため、1つのバスバー40に対して、1箇所の回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1によって、安定して実装ガイドし、および、支持することができない場合であっても、1つのバスバー40に対して、複数の回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1によって、バスバー40を安定して実装ガイドし、および、支持することができる。
このような切欠き部41aがバスバー40に形成されることによって、回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1によって、回路基板51の実装面51a上に起立した状態で支持されるバスバー40の高さ寸法を小さく抑えることができるようになっている。
なお、バスバー40を回路基板51に実装する前には、連結部30によって連結された複数の端子保持部20が回路基板51の実装面51a上に位置決め固定完了された状態になっている。
すなわち、連結部30に設けられた回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1は、回路基板51の実装面51a上に位置決め固定された状態になっている。
なお、回路基板51に実装されるバスバー40は、各接続部分42が対応する各スルーホール51bを望む位置に配置されると、バスバー40のバスバー本体部41が回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1の溝開口10を望む位置に配置される。
一対の支持ガイド面12、12の間に挿入されたバスバー40は、一対の支持ガイド面12、12によって接続部分42をスルーホール51bに挿入する方向に沿って誘導される。
バスバー40は、接続部分42がスルーホール51b内に挿入開始されてからさらに下降され、回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1の溝底面13に突き当てられることによって、接続部分42がスルーホール51b内に挿通完了される(図10(b)参照)。
接続部分42がスルーホール51b内に挿通完了されたバスバー40は、バスバー本体部41が一対の支持ガイド面12、12によって支持された状態になっている。
このため、本発明の実施例に係る回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1は、回路基板51上の位置決めされた位置で、回路基板51に実装されるバスバー40の回路基板51への接続部分42がスルーホール51bに挿通されるようにバスバー40をガイドする実装ガイド機能をなし、しかも、バスバー40の前回路基板51上での支持機能をなすことによって、バスバー40を倒れないための形状にする必要がないので、回路基板51へのバスバー40の実装作業を容易にすることができ、しかも、バスバー40の形状を自由に設定し易い。
(変形例)
図11は、変形例の回路基板実装用バスバーのガイド支持構造の斜視図である。なお、図11は、回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1によって支持されるバスバー40についても支持完了された状態で示している。
なお、その他の構成は実施例と同様であり、実施例と同一構成部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
なお、この回路基板実装用バスバーのガイド支持構造2は、連結部30によって連結されていない端子保持部20に一体的に設けられているものを例示したが、連結部30によって連結された端子保持部20に連結部30とは別に一体的に設けるようにしても構わない。
このため、本発明の実施例に係る回路基板実装用バスバーのガイド支持構造2は、回路基板51上の位置決めされた位置で、回路基板51に実装されるバスバー40の回路基板51への接続部分42がスルーホール51bに挿通されるようにバスバー40をガイドする実装ガイド機能をなし、しかも、バスバー40の前回路基板51上での支持機能をなすことによって、バスバー40を倒れないための形状にする必要がないので、実施例の回路基板実装用バスバーのガイド支持構造1と同様に、回路基板51へのバスバー40の実装作業を容易にすることができ、しかも、バスバー40の形状を自由に設定し易い。
10 溝開口
11 傾斜ガイド面
12 支持ガイド面
13 溝底面
20 端子保持部
21 保持本体部
22 端子圧入孔
30 連結部
40 バスバー
41 バスバー本体部
41a 切欠き部
42 接続部分
50 実装基板
51 回路基板
51a 実装面
51b スルーホール
60 電気接続箱
61 絶縁カバー
61a 本体カバー
61b 上部カバー
C 端子
E 電子部品
Claims (4)
- 回路基板のスルーホールに端子の一端部を挿通可能に該端子を保持した状態で前記回路基板上に位置決め固定される端子保持部に一体的に設けられ、前記回路基板に実装されるバスバーの前記回路基板への接続部分が前記スルーホールに挿通されるように前記バスバーをガイドする実装ガイド機能、および、前記バスバーの前記回路基板上での支持機能をなし、
前記バスバーは、帯状のバスバー本体部と、前記バスバー本体部の延在方向の一部における幅方向の一側の端縁から前記幅方向の前記一側へ向けて突設された前記接続部分と、を有し、
前記バスバー本体部の前記接続部分が設けられた箇所とは異なる前記延在方向の位置における前記幅方向の前記一側の端縁に、前記幅方向の他側に向けて窪む切欠き部が形成されており、
前記端子保持部に一体的に形成された凹状の溝部であって、前記バスバー本体部が前記回路基板に対して起立し、且つ、前記接続部分が前記スルーホールへの挿入方向側を向いた状態で、前記バスバー本体部の前記切欠き部を挿入して前記バスバー本体部を支持するための溝部、を有する
ことを特徴とする回路基板実装用バスバーのガイド支持構造。 - 前記端子保持部に一体的に設けられ、かつ、複数の前記端子保持部を連結する連結部に前記溝部が設けられ、
前記連結部は、一対の前記端子保持部を連結する連結方向に延びており、
前記溝部は、前記連結部を横断するように、前記連結方向に直交する方向に亘って前記連結部に形成されている
ことを特徴とする請求項1に記載の回路基板実装用バスバーのガイド支持構造。 - 請求項1または2に記載の回路基板実装用バスバーのガイド支持構造を組み込むことを特徴とする実装基板。
- 請求項3に記載の実装基板を組み込むことを特徴とする電気接続箱。
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