JP2009193746A - 表面実装コネクタのプリント基板への取付構造 - Google Patents

表面実装コネクタのプリント基板への取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】コネクタハウジングがプリント基板から外れることを確実に防止できる、表面実装コネクタのプリント基板への取付構造を提供する。
【解決手段】表面実装コネクタ1のコネクタハウジング2をプリント基板6に取り付ける取付構造10は、コネクタハウジング2に取り付けられた第1取付部41と、前記プリント基板6の表側の表面に重ねられて該表側の表面に半田付けされる第2取付部42と、を有する固定金具4と、第2取付部42に設けられた固定金具側貫通穴9と、プリント基板6に設けられたプリント基板側貫通穴61と、これら固定金具側貫通穴9及びプリント基板側貫通穴61に圧入される補強部材5と、で構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、プリント基板に取り付けられる表面実装コネクタの前記プリント基板への取付構造に関するものである。
図5は、従来の表面実装コネクタのプリント基板への取付構造(特許文献1を参照。)を示す斜視図である。
図5において、符号100は、表面実装コネクタであり、符号107は、プリント基板である。前記表面実装コネクタ100は、一端部がプリント基板107の導体パターン171に接続され、他端部が相手側コネクタ(図示せず)の端子と接続される複数の端子110と、これら複数の端子110を収容した筒状のコネクタハウジング120と、このコネクタハウジング120をプリント基板107に固定するための固定金具104と、を有している。
上記固定金具104は、上記コネクタハウジング120を構成する側壁123に取り付けられた第1取付部と、上記プリント基板107の表面に重ねられて該表面に半田付けされる第2取付部140と、を有している。また、プリント基板107の導体パターン171と前記第2取付部140が重ねられる部分170とにはクリーム半田が予め塗布されている。また、該部分170には、前記第2取付部140の一部が切り起こされて該第2取付部140の表面から突出した突起141が挿入される穴170aが設けられている。
上述した表面実装コネクタ100とプリント基板107とは、互いに重ねられて位置決めされた後、リフロー炉で加熱されることによりクリーム半田が溶けて、複数の端子110の一端部と導体パターン171とが互いに接続され、前記第2取付部140の表面と前記部分170とが互いに固定される。また、前記部分170に塗布されたクリーム半田が前記穴170a内に流れ込んで固化することにより突起141が穴170a内に固定される。
このような表面実装コネクタ100のプリント基板107への取付構造においては、相手側コネクタの挿抜動作によりコネクタハウジング120に強い力が加えられると、第2取付部140の表面と部分170との間に介在する半田にひび割れが生じて第2取付部140が部分170から剥がれる恐れがあるところ、突起141が穴170a内に位置付けられて第2取付部140の部分170への取付強度が増強されていることから、第2取付部140が部分170から剥がれること、即ちコネクタハウジング120がプリント基板107から剥がれることを防止できる。
なお、上述したコネクタハウジングの側壁などに、プリント基板に係止する係止部が一体形成された表面実装コネクタを製造することも可能であるが、こうした場合、該表面実装コネクタの輸送中などに前記コネクタハウジングに破損が生じると、表面実装コネクタ全体を交換しなければならず、また破損した前記コネクタハウジングの再利用もできないことから、一般的に、プリント基板に実装される表面実装コネクタのコネクタハウジングは、該コネクタハウジングと別体で設けられた固定金具を介してプリント基板に取り付けられることが多かった。
特開2004−47357号公報
しかし、図5に示された従来の表面実装コネクタのプリント基板への取付構造は、以下に示す問題があった。
即ち、図5に示された従来の表面実装コネクタのプリント基板への取付構造は、突起141が、前述したように第2取付部140の一部が切り起こされて設けられており、該突起141の幅が極めて小さく形成されていることから、相手側コネクタの挿抜動作により表面実装コネクタ100に強い力が加えられると、該突起141の根元部分が第2取付部140の表面部分から切断されてしまったり折れ曲がってしまったりする恐れがあるという問題があった。そして、突起141の根元部分が第2取付部140の表面部分から切断されてしまったり折れ曲がってしまった場合、固定金具104全体、或いは表面実装コネクタ100全体を交換しなければならないという問題があった。
また、前述したプリント基板107の穴170aは、極めて幅が小さく形成された突起141のサイズに合わせて極めて小さく形成された穴であることから、表面実装コネクタ100とプリント基板107とを互いに重ねて位置決めする際に、この突起141を穴170aに挿入し難く、組み立て作業性が悪いという問題があった。また、前記組み立て作業性を改善するために穴170aを突起141に対して十分に大きく形成すると、この突起141による第2取付部140の部分170への取付強度の増強効果が小さくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、コネクタハウジングがプリント基板から外れることを確実に防止できる、表面実装コネクタのプリント基板への取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載された発明は、(a)一端部がプリント基板の導体パターンに接続され、他端部が相手側コネクタの端子と接続される複数の端子と、(b)これら複数の端子を収容したコネクタハウジングと、(c)該コネクタハウジングに取り付けられた第1取付部と、前記プリント基板の表側の表面に重ねられて該表側の表面に半田付けされる第2取付部と、を有する固定金具と、を有する表面実装コネクタのプリント基板への取付構造において、(イ)前記プリント基板と前記第2取付部とに、互いに重なるプリント基板側貫通穴、及び、固定金具側貫通穴がそれぞれ設けられ、そして、(ロ)互いに重ねられた前記プリント基板側貫通穴及び前記固定金具側貫通穴に、前記第2取付部の前記プリント基板への取付強度を増強するための補強部材が圧入されることを特徴とする表面実装コネクタのプリント基板への取付構造である。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記固定金具側貫通穴が、前記第2取付部の一部が切り起こされて設けられ、そして、前記一部が前記プリント基板側貫通穴の内部に位置付けられることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記補強部材が、前記相手側コネクタの前記表面実装コネクタへの嵌合方向と平行に延び、かつ、前記第2取付部の表面に重ねられる重なり部を有する本体部と、前記重なり部の前記嵌合方向の中央部から圧入方向に向けて互いに間をあけてそれぞれ突出し、互いに接離する方向に弾性変形自在に設けられた、前記固定金具側貫通穴及び前記プリント基板側貫通穴を通される一対の圧入部と、を有し、そして、前記一対の圧入部それぞれが、前記プリント基板の裏側に位置付けられるとともに前記重なり部から離れるにしたがって他方の圧入部から離れる方向に傾斜した外縁部を有していることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、プリント基板と第2取付部とに、互いに重なるプリント基板側貫通穴、及び、固定金具側貫通穴がそれぞれ設けられ、そして、互いに重ねられた前記プリント基板側貫通穴及び前記固定金具側貫通穴に、前記第2取付部の前記プリント基板への取付強度を増強するための補強部材が圧入されることから、コネクタハウジングがプリント基板から外れることを確実に防止できる。また、万一、補強部材が破損してしまった場合でも、この補強部材を交換するだけでよく、コネクタハウジングや固定金具を再利用することが可能となる。
請求項2に記載された発明によれば、前記固定金具側貫通穴が、前記第2取付部の一部が切り起こされて設けられ、そして、前記一部が前記プリント基板側貫通穴の内部に位置付けられることから、切り起こされた前記一部を、コネクタハウジングをプリント基板上に重ねて位置決めする際の位置決め部材として利用することができるので、前記コネクタハウジングとプリント基板との位置決めを容易に行うことができるとともに、前記第2取付部の前記プリント基板への取付強度を増強することができる。また、前記プリント基板側貫通穴の寸法は、前記一部の寸法に対して大きく形成されることになるが、このプリント基板側貫通穴には前記一部が挿入された後に補強部材が圧入されることから、このように寸法が大きく形成されたプリント基板側貫通穴と、前記一部及び補強部材との間には隙間が生じず、そのために、補強部材による第2取付部のプリント基板への取付強度の増強効果を低下させることなく、前記一部の前記プリント基板側貫通穴への挿入を容易にすることができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記補強部材が、前記相手側コネクタの前記表面実装コネクタへの嵌合方向と平行に延び、かつ、前記第2取付部の表面に重ねられる重なり部を有する本体部と、前記重なり部の前記嵌合方向の中央部から圧入方向に向けて互いに間をあけてそれぞれ突出し、互いに接離する方向に弾性変形自在に設けられた、前記固定金具側貫通穴及び前記プリント基板側貫通穴を通される一対の圧入部と、を有し、そして、前記一対の圧入部それぞれが、前記プリント基板の裏側に位置付けられるとともに前記重なり部から離れるにしたがって他方の圧入部から離れる方向に傾斜した外縁部を有していることから、相手側コネクタのコネクタハウジングへの挿抜時に該相手側コネクタが斜めに挿抜されるなどして、コネクタハウジングの嵌合方向の一端部または他端部がプリント基板に対して浮き上がるような外力が該コネクタハウジングに加えられた場合に、重なり部の一端部または他端部が支点となって該支点から離れた側に位置する圧入部の外縁部がプリント基板側貫通穴の裏側の縁部に食い込むことにより、この補強部材がプリント基板に押さえ付けられるので、第2取付部がプリント基板から剥がれることを防止できる。よって、コネクタハウジングがプリント基板から外れることを確実に防止できる。さらに、相手側コネクタの挿抜動作によりコネクタハウジングに強い力が加えられるなどして、コネクタハウジングとともに第2取付部及び補強部材がプリント基板から浮き上がってしまった場合でも、互いに近付く側に弾性変形しながらプリント基板から浮き上がった一対の圧入部の弾性復元力と該圧入部の外縁部の形状とにより、一旦浮き上がった第2取付部及び補強部材が再び元の位置に戻されてプリント基板に重ねられるので、コネクタハウジングがプリント基板から外れることを確実に防止できる。
以下、本発明の一実施の形態における表面実装コネクタのプリント基板への取付構造を図1ないし図4を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施の形態における表面実装コネクタのプリント基板への取付構造を示す斜視図である。図2は、図1に示された表面実装コネクタの補強部材が、該表面実装コネクタの固定金具及びプリント基板に設けられた貫通孔に圧入される様子を説明する説明図である。図3は、図1に示された取付構造の平面図である。図4は、図1中のA−A線に沿った断面図である。
図1に示す本発明の「表面実装コネクタのプリント基板への取付構造10(以下、「取付構造10」と略す。)」は、同図に示す表面実装コネクタ1のコネクタハウジング2をプリント基板6に取り付けるための取付構造である。また、この取付構造10は、後述する固定金具4と、この固定金具4に設けられた固定金具側貫通穴9と、プリント基板6に設けられたプリント基板側貫通穴61と、これら固定金具側貫通穴9及びプリント基板側貫通穴61に圧入される補強部材5と、で構成されている。
上記プリント基板6は、絶縁性の合成樹脂で構成された基板の表面に導体パターンが設けられた周知の構成のプリント基板に、上記プリント基板側貫通穴61が設けられたものである。このプリント基板側貫通穴61は、前記基板を貫通した細長い穴である。また、前記導体パターンとプリント基板側貫通穴61の周囲には、クリーム半田が予め塗布されている。
上記表面実装コネクタ1は、一端部32がプリント基板6の導体パターンに接続され、他端部31が相手側コネクタ(不図示)の端子と接続される複数の端子3と、これら複数の端子3を収容したコネクタハウジング2と、このコネクタハウジング2に取り付けられた一対の固定金具4と、を有している。
上記複数の端子3は、棒状の金属部材が屈曲されて設けられており、前記相手側コネクタのコネクタハウジング2への嵌合方向Eに沿って直線状に延びた部分と、プリント基板6の厚み方向に沿って直線状に延びた部分と、を有したL字型の形状をなしている。また、この端子3の一端部32は、前記クリーム半田によってプリント基板6の導体パターンと電気的に接続される。また、前記嵌合方向Eは、プリント基板6の表面と平行な方向である。そして、このような複数の端子3は、嵌合方向Eと直交する方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。
上記コネクタハウジング2は、絶縁性の合成樹脂で構成された複数の外壁により箱状に設けられている。この複数の外壁のうち、プリント基板6の表側の表面(図1中上側に位置する表面を言う。)に重ねられる板状の外壁を底壁22と呼ぶ。また、この底壁22と間隔をあけて平行に設けられた板状の外壁を上壁21と呼ぶ。また、これら底壁22と上壁21の端同士を連結した板状の一対の外壁を側壁23,24と呼ぶ。これら一対の側壁23,24は、それぞれプリント基板6の表面と垂直に設けられているとともに、複数の端子3の並び方向に沿って互いに間隔をあけて設けられている。
そして、コネクタハウジング2は、上壁21、底壁22、側壁23、側壁24それぞれの嵌合方向Eに沿った一端部に囲まれた開口部20から、嵌合方向Eに沿って、相手側コネクタが挿入される。また、前記開口部20は、プリント基板6の1つの外縁部よりも外側に配置されている。
また、コネクタハウジング2は、上記外壁として、上壁21、底壁22、側壁23、側壁24それぞれの嵌合方向Eに沿った他端部同士、即ち開口部20から離れた他端部同士、を連結した奥壁をさらに有している。この奥壁は、上述した複数の端子3の屈曲された部分近傍を支持している。
さらに、上記一対の側壁23,24は、詳しくは、次のような構成となっている。即ち、一対の側壁23,24は、底壁22と上壁21の端同士を連結した板状の側壁本体7と、この側壁本体7の外側に設けられた一対の固定金具取付壁8と、で構成されている。これら一対の固定金具取付壁8は、嵌合方向Eに沿って互いに間隔をあけて設けられているとともに、それぞれ、側壁本体7との間に固定金具4の端部41aを挟むための隙間を有して設けられている。このような一対の側壁23,24は、後述する固定金具4をコネクタハウジング2に取り付ける。また、図1では、側壁23側の側壁本体7及び固定金具取付壁8が隠れているが、この側壁23は、側壁24側と同一構成となっている。
上記一対の固定金具4は、上述した一対の側壁23,24それぞれに、1つずつ取り付けられる。この固定金具4は、金属製の板が折り曲げられて設けられており、側壁23,24に取り付けられる板状の第1取付部41と、プリント基板6の表側の表面に重ねられて該表側の表面に半田付けされる第2取付部42と、を有している。
上記第1取付部41は、略長方形状に設けられており、上記側壁本体7に重ねられるとともに、その両端部41aが側壁本体7と上記固定金具取付壁8との隙間に嵌め込まれることによって側壁23,24に取り付けられる。
上記第2取付部42は、図2に示すように、上記第1取付部41のプリント基板6側の下端部に連なり、第1取付部41の表面と直交する方向に延びた長方形状に設けられている。即ち、第1取付部41と第2取付部42との境界部分は略直角に折り曲げられている。また、第2取付部42は、一対の固定金具取付壁8間に位置付けられるとともにプリント基板6の表側の表面に重ねられて、前述したクリーム半田によりプリント基板6の表側の表面に半田付けされる。
また、上記第2取付部42には、上述したプリント基板側貫通穴61と重なる固定金具側貫通穴9が設けられている。この固定金具側貫通穴9は、第2取付部42の一部42aが第1取付部41から離れる側に切り起こされて設けられている。また、この切り起こされた一部42aの表面は、第1取付部41の表面と面一になっている。この一部42aは、プリント基板側貫通穴61の内部に位置付けられる。
さらに、上記固定金具側貫通穴9は、プリント基板側貫通穴61と略同形状の細長い長方形状に形成され、かつ、プリント基板側貫通穴61よりも一部42aの厚み分小さく形成されている。このため、プリント基板側貫通穴61は、その内部に一部42aが位置付けられた状態で、固定金具側貫通穴9とほぼ同じ大きさの穴を有することになる。
上記構成の表面実装コネクタ1は、プリント基板6上に重ねられて位置決めされる際に、上述した一部42aがプリント基板側貫通穴61の内部に位置付けられることによって、位置決めされる。そして、互いに位置決めされた表面実装コネクタ1とプリント基板6とがリフロー炉で加熱されることにより、プリント基板6上に予め塗布されたクリーム半田が溶けて、複数の端子3の一端部32と導体パターンとが互いに接続され、第2取付部42の表面とプリント基板6の表側の表面とが互いに固定される。
本発明では、このように、固定金具側貫通穴9が、第2取付部42の一部42aが切り起こされて設けられ、そして、前記一部42aがプリント基板側貫通穴61の内部に位置付けられることから、前記一部42aを、位置決め部材として利用することができるので、コネクタハウジング2とプリント基板6との位置決めを容易に行うことができるとともに、第2取付部42のプリント基板6への取付強度を増強することができる。また、プリント基板側貫通穴61の寸法は、前記一部42aの寸法に対して大きく形成されているので、前記一部42aのプリント基板側貫通穴61への挿入を容易に行うことができる。また、このプリント基板側貫通穴61には前記一部42aが挿入された後に補強部材5が圧入されることから、このように寸法が大きく形成されたプリント基板側貫通穴61と、前記一部42a及び補強部材5との間には隙間が生じず、そのために、補強部材5による第2取付部42のプリント基板6への取付強度の増強効果を低下させることがない。
上記補強部材5は、硬質の樹脂または金属材料で構成されており、図2ないし図4に示すように、嵌合方向Eと平行に延び、第2取付部42の表面に重ねられる重なり部54を有する本体部51と、重なり部54の嵌合方向Eの中央部から圧入方向に向けて互いに間をあけてそれぞれ突出し、互いに接離する方向に弾性変形自在に設けられた一対の圧入部52と、を有している。
上記補強部材5は、上記一対の圧入部52が、図2に示すように、互いに重ねられた固定金具側貫通穴9及びプリント基板側貫通穴61に、プリント基板6の表側から圧入される。これら一対の圧入部52は、それぞれ、プリント基板6の裏側に位置付けられるとともに重なり部54から離れるにしたがって他方の圧入部52から離れる方向に傾斜した外縁部53を有している。このような一対の圧入部52は、互いに近付く方向に弾性変形した状態で固定金具側貫通穴9及びプリント基板側貫通穴61を通され、互いに離れる方向に弾性復元することによりプリント基板6の裏側に位置付けられて、固定金具側貫通穴9及びプリント基板側貫通穴61に取り付けられる。
上記構成の補強部材5は、固定金具側貫通穴9及びプリント基板側貫通穴61に取り付けられることにより、重なり部54が第2取付部42をプリント基板6に押し付ける。また、第2取付部42は、その表面がクリーム半田によりプリント基板6の表側の表面に半田付けされること、及び、一部42aがプリント基板側貫通穴61の内部に位置付けられていること、並びに、重なり部54に押し付けられることによって、プリント基板6に高い取付強度で取り付けられる。即ち、補強部材5は、第2取付部42のプリント基板6への取付強度を増強する。なお、図4などでは、前記クリーム半田を省略している。
本発明では、このように、互いに重ねられたプリント基板側貫通穴61及び固定金具側貫通穴9に、第2取付部42のプリント基板6への取付強度を増強するための補強部材5が圧入されることから、コネクタハウジング2がプリント基板6から外れることを確実に防止できる。また、万一、補強部材5が破損してしまった場合でも、この補強部材5を交換するだけでよく、コネクタハウジング2や固定金具4を再利用することが可能となる。
上述した取付構造10においては、図4に示すように、相手側コネクタのコネクタハウジング2への挿抜時に該相手側コネクタが斜めに挿抜されるなどして、コネクタハウジング2の嵌合方向Eの一端部がプリント基板6に対して浮き上がるような外力F1(図3及び図4にその方向を示す。)が該コネクタハウジング2に加えられた場合に、重なり部54の他端部11が支点となって、該支点から離れた側に位置する圧入部52の外縁部53の一部12がプリント基板側貫通穴61の裏側の縁部に食い込むことにより、この補強部材5がプリント基板6に押さえ付けられるので、第2取付部42がプリント基板6から剥がれることを防止できる。よって、コネクタハウジング2がプリント基板6から外れることを確実に防止できる。
さらに、上述した取付構造10においては、相手側コネクタの挿抜動作によりコネクタハウジング2に強い力が加えられるなどして、コネクタハウジング2とともに第2取付部42及び補強部材5がプリント基板6から浮き上がってしまった場合でも、互いに近付く側に弾性変形しながらプリント基板6から浮き上がった一対の圧入部52の弾性復元力と該圧入部52の外縁部53の形状とにより、一旦浮き上がった第2取付部42及び補強部材5が再び元の位置に戻されてプリント基板6に重ねられるので、コネクタハウジング2がプリント基板6から外れることを確実に防止できる。
また、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施の形態における表面実装コネクタのプリント基板への取付構造を示す斜視図である。 図1に示された表面実装コネクタの補強部材が、該表面実装コネクタの固定金具及びプリント基板に設けられた貫通孔に圧入される様子を説明する説明図である。 図1に示された取付構造の平面図である。 図1中のA−A線に沿った断面図である。 従来の表面実装コネクタのプリント基板への取付構造を示す斜視図である。
符号の説明
1 表面実装コネクタ
2 コネクタハウジング
3 端子
4 固定金具
5 補強部材
6 プリント基板
9 固定金具側貫通穴
10 取付構造
31 他端部
32 一端部
41 第1取付部
42 第2取付部
42a 一部
51 本体部
52 圧入部
53 外縁部
54 重なり部
61 プリント基板側貫通穴
E 嵌合方向

Claims (3)

  1. (a)一端部がプリント基板の導体パターンに接続され、他端部が相手側コネクタの端子と接続される複数の端子と、(b)これら複数の端子を収容したコネクタハウジングと、(c)該コネクタハウジングに取り付けられた第1取付部と、前記プリント基板の表側の表面に重ねられて該表側の表面に半田付けされる第2取付部と、を有する固定金具と、を有する表面実装コネクタのプリント基板への取付構造において、
    (イ)前記プリント基板と前記第2取付部とに、互いに重なるプリント基板側貫通穴、及び、固定金具側貫通穴がそれぞれ設けられ、そして、
    (ロ)互いに重ねられた前記プリント基板側貫通穴及び前記固定金具側貫通穴に、前記第2取付部の前記プリント基板への取付強度を増強するための補強部材が圧入される
    ことを特徴とする表面実装コネクタのプリント基板への取付構造。
  2. 前記固定金具側貫通穴が、前記第2取付部の一部が切り起こされて設けられ、そして、前記一部が前記プリント基板側貫通穴の内部に位置付けられることを特徴とする請求項1に記載の表面実装コネクタのプリント基板への取付構造。
  3. 前記補強部材が、前記相手側コネクタの前記表面実装コネクタ1への嵌合方向と平行に延び、かつ、前記第2取付部の表面に重ねられる重なり部を有する本体部と、前記重なり部の前記嵌合方向の中央部から圧入方向に向けて互いに間をあけてそれぞれ突出し、互いに接離する方向に弾性変形自在に設けられた、前記固定金具側貫通穴及び前記プリント基板側貫通穴を通される一対の圧入部と、を有し、そして、
    前記一対の圧入部それぞれが、前記プリント基板の裏側に位置付けられるとともに前記重なり部から離れるにしたがって他方の圧入部から離れる方向に傾斜した外縁部を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の表面実装コネクタのプリント基板への取付構造。
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