JP2009283224A - 表面実装コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】組立工程の増加を抑えつつ、プリント基板から剥離することに抗する強度を向上させることができる表面実装コネクタを提供する。
【解決手段】表面実装コネクタ1は、コネクタハウジング2と、コネクタハウジング2に取り付けられた本体部41及び本体部41の一端から曲げ形成された平板状の取付部42を有する固定金具4と、を有しており、取付部42がプリント基板6の表面6Aに重ねられて半田付けされることでプリント基板6に固定される。そして、表面実装コネクタ1は、取付部42に設けられた貫通穴44と、平面視面積が貫通穴44より大きく形成されて取付部42に重ねられる基部46a、及び、基部46aから突出して一体形成され且つ貫通穴44を通り先端46cが半田内に溶け込む突出部46bを有する合成樹脂からなる補強部材46と、有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、プリント基板に取り付けられる表面実装コネクタに関するものである。
上述した表面実装コネクタとして、例えば、特許文献1に記載された表面実装コネクタが提案されている。図11にこの表面実装コネクタの側面図を示す。
図11において、符号510は表面実装コネクタであり、符号560はこの表面実装コネクタ510が実装されるプリント基板である。
表面実装コネクタ510は、図11に示すように、コネクタハウジング512と、コネクタハウジング512の両側側面に取り付けられた一対の固定金具540と、を有している。
固定金具540は、コネクタハウジング512の側面に装着される本体板541と、本体板541の下縁から一体に直角曲げして形成され且つプリント基板560に重ねられる取付板542と、から構成され、全体として略L形に形成されている。この取付板542がプリント基板560に重ねられて半田付けによって固定されることで、表面実装コネクタ510がプリント基板560に固定される。
取付板542には、その長さ方向(即ち、図12の左右方向)に沿って、複数の半田進入孔547が一定間隔で形成されている。また、取付板542には、その突出縁から本体板541の下段部541Cの継ぎ目付近まで切れ込んだスリット550が複数形成され、さらに、取付板542の中央に位置するスリット550Aは、取付板542側から続いて、本体板541における下段部541Cから中段部541Bの下部にわたって立ち上がるようにして形成されている。
前記プリント基板560の表面における半田付けが予定される各部位には半田Hが塗布されており、そして、前記取付板542と半田Hが塗布された部位とが重なるように、プリント基板560の所定の位置に表面実装コネクタ510を載置して高温炉内を走行させると、半田Hが溶融して取付板542の周縁に付着するとともに、半田進入孔547に進入してその周縁に付着する。そして、半田Hが冷却されて固化されると、取付板542がプリント基板560の表面に固定され、表面実装コネクタ510がプリント基板560に固定される。
例えば、この表面実装コネクタ510に図示しない相手側コネクタが嵌合され、この相手側コネクタから引き出された電線が引っ張られる等して、コネクタハウジング512に対して図11の矢線Zに示すような力が作用すると、取付板542に対してその長さ方向の一端からめくり上げる力が作用する。そして、この表面実装コネクタ510においては、表面実装コネクタ510の取付板542に複数のスリット550が設けられているので、上記めくり上げる力がスリット550の位置毎に分断されて、仮に取付板542がめくれかかったとしても、最後までめくれてしまうことを防止できた。
特開2005−302523号公報
しかしながら、上述した表面実装コネクタ510は、その取付板542をプリント基板560の表面に半田付けによって固定しているだけなので、補強部材等を用いて補強を施した表面実装コネクタに比べて、プリント基板から剥離することに抗する強度に劣るという問題があった。また、補強部材を併用して固定することにより上述の強度を向上させることができるが、補強部材を取り付けるための組立工程が増加するので、コストアップしてしまうという問題があった。
本発明は、上記課題に係る問題を解決することを目的としている。即ち、本発明は、組立工程の増加を抑えつつ、プリント基板から剥離することに抗する強度を向上させることができる表面実装コネクタを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに取り付けられた本体部及び前記本体部の一端から曲げ形成された平板状の取付部を有する固定金具と、を有し、前記取付部がプリント基板の表面に重ねられて半田付けされることで前記プリント基板に固定される表面実装コネクタにおいて、前記取付部に設けられた貫通穴と、平面視面積が前記貫通穴より大きく形成されて前記取付部に重ねられる基部、及び、該基部から突出して一体形成され且つ前記貫通穴を通り先端が前記半田内に溶け込む突出部を有する合成樹脂からなる補強部材と、有していることを特徴とする表面実装コネクタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記取付部が、前記補強部材の前記基部の平面視形状に沿って形成された溝部を有し、前記貫通穴が、前記溝部内に設けられていることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、固定金具の取付部に設けられた貫通穴と、平面視面積が貫通穴より大きく形成されて取付部に重ねられる基部、及び、該基部から突出して一体形成され且つ貫通穴を通り先端が半田内に溶け込む突出部を有する合成樹脂からなる補強部材と、を有しているので、貫通穴に通された突出部を介して基部と固定用導体パターン上の半田とが接続されて、これら基部と固定用導体パターンとの間に取付部を狭持する。また、補強部材の突出部の先端が半田内に溶け込むものであり、即ち、半田が溶融する温度において半田と同様に溶融する合成樹脂で構成されているので、補強部材の突出部の先端を非溶融状態の半田に接するように配置したのち、該半田を溶融状態にさせる温度を加えると、その温度によって該先端が半田内に溶け込む。
請求項2に記載された発明によれば、取付部が補強部材の基部の平面視形状に沿って形成された溝部を有し、貫通穴が溝部内に設けられているので、補強部材を取付部に配設するとき、補強部材がこの溝部にはめ込まれ、そして、半田が溶融する温度が加えられたとき、補強部材が該溝部内で溶融される。
以上説明したように請求項1に記載された発明によれば、補強部材の突出部を介して補強部材の基部と固定用導体パターン上の半田とが接続され、これら基部と固定用導体パターンとの間に取付部を狭持することができるので、この補強部材を設けることによって、取付部と固定用導体パターンとを固定する強度を補強することができる。また、補強部材の突出部の先端を非溶融状態の半田に接するように配置したのち、該半田を溶融させる温度を加えると、その温度によって該先端が半田内に溶け込むので、別途作業工程を設けることなく、補強部材の基部と固定用導体パターン上の半田とを接続することができる。そのため、組立工程の増加を抑えつつ、プリント基板から剥離することに抗する強度を向上させることができる。
請求項2に記載された発明によれば、補強部材が溝部にはめ込まれたのち、該溝部内で溶融されるので、補強部材を取付部により密着させることができ、さらに強固に取付部を固定用導体パターンに固定することができる。
以下、本発明の一実施形態を示す表面実装コネクタを図1〜図8を参照して説明する。
図1に示す本発明の表面実装コネクタ1は、同図に示すプリント基板6に半田付けされて固定されている。このプリント基板6は、絶縁性の合成樹脂で構成された基板の平面上に複数の導体パターンが設けられた周知の構成のプリント基板である。プリント基板6の表面6A(図1中、上側に位置する面をいう)には、後述する表面実装コネクタ1が備える複数の端子3が半田付けされる複数の端子用導体パターン64と、表面実装コネクタ1が備える一対の固定金具4がそれぞれ半田付けされる長方形状に形成された一対の固定用導体パターン62と、が設けられている。
表面実装コネクタ1は、図1に示すように、複数の端子3と、これら複数の端子3を収容したコネクタハウジング2と、このコネクタハウジング2に取り付けられた一対の固定金具4と、一対の固定金具4それぞれに取り付けられる補強部材46と、を有している。
複数の端子3は、棒状の金属部材が屈曲されて形成されており、前記相手側コネクタのコネクタハウジング2への嵌合方向Eに沿って互いに反対方向に直線状に延びた2つの部分と、これら2つの部分を接続するプリント基板6の厚み方向に沿って直線状に延びた部分と、を有したクランク型の形状をなしている。また、この端子3の一端部32は、プリント基板6の表面6Aに設けられた端子用導体パターン64に重ねられて、半田によって電気的に接続される。また、この端子3の他端部31は、相手側コネクタ(不図示)の端子と接続される。嵌合方向Eは、相手側コネクタが接離される方向であり、プリント基板6の表面と平行な方向である。そして、これら複数の端子3は、嵌合方向Eと直交する方向に沿って互いに間隔をあけて配置されている。
コネクタハウジング2は、絶縁性の合成樹脂で構成された複数の外壁により箱状に形成されている。この複数の外壁のうち、プリント基板6の表面6Aに重ねられる板状の外壁を底壁22と呼ぶ。また、この底壁22と間隔をあけて平行に設けられた板状の外壁を上壁21と呼ぶ。また、これら底壁22と上壁21の端同士を連結した板状の一対の外壁を側壁23、24と呼ぶ。これら一対の側壁23、24は、それぞれプリント基板6の表面6Aと垂直に設けられているとともに、複数の端子3の並び方向に沿って互いに間隔をあけて設けられている。
そして、コネクタハウジング2は、上壁21、底壁22、側壁23、側壁24それぞれの嵌合方向Eに沿った一端部に囲まれた開口部20から、嵌合方向Eに沿って、相手側コネクタが挿入される。
また、コネクタハウジング2は、上記外壁として、上壁21、底壁22、側壁23、側壁24それぞれの嵌合方向Eに沿った他端部同士、即ち開口部20から離れた他端部同士、を連結した奥壁をさらに有している。この奥壁は、上述した複数の端子3の屈曲された部分近傍を支持している。
さらに、一対の側壁23、24は、詳しくは、次のような構成となっている。即ち、一対の側壁23、24は、底壁22と上壁21の端同士を連結した板状の側壁本体7と、この側壁本体7の外側に設けられた一対の固定金具取付壁8と、で構成されている。これら一対の固定金具取付壁8は、嵌合方向Eに沿って互いに間隔をあけて設けられているとともに、それぞれ、側壁本体7との間に固定金具4の端部41aを挟むための隙間を有して設けられている。このような一対の側壁23、24は、後述する固定金具4をコネクタハウジング2に取り付ける。また、図1では、側壁23側の側壁本体7及び固定金具取付壁8が隠れているが、この側壁23は、側壁24側と同一構成となっている。
一対の固定金具4は、上述した一対の側壁23、24それぞれに、1つずつ取り付けられる。この固定金具4は、図2、図3に示すように、1枚の金属製の板が折り曲げられて形成されており、側壁23、24に取り付けられる板状の本体部41と、半田付けによってプリント基板6に固定される取付部42と、を有している。
本体部41は、略長方形状に設けられており、側壁本体7に重ねられるとともに、その両端部41aが側壁本体7と固定金具取付壁8との隙間に嵌め込まれることによって側壁23、24に取り付けられる。
取付部42は、本体部41のプリント基板6側の下端部に連なり、本体部41の平面と直交する方向に延びた長方形状に形成されている。取付部42は、プリント基板6の表面6Aに設けられた固定用導体パターン62より一回り小さい長方形状に形成されており、この固定用導体パターン62に重ねられて半田付けされる。また、取付部42は、その中央付近に設けられた円形の穴部45と、この穴部45を囲むように、取付部42の表面42A(図3中、上側に位置する面をいう)をその厚み方向に掘り下げて設けられた環状の溝部43と、を有している。さらに、溝部43の内部には、取付部42を円柱状にくり抜いて貫通する複数の貫通穴44が等間隔に設けられている。なお、溝部43の配設位置及び形状、並びに、貫通穴の形状、個数及び間隔等は、表面実装コネクタ1の構成等に応じて適宜定められる。
補強部材46は、半田が溶融する温度において該半田と同様に溶融する合成樹脂で構成されており、図4に示すように、溝部43の平面視形状に沿って平板環状に形成された基部46aと、基部46aと一体に形成され且つ基部46aの一方の面から垂直に立設された円柱状の複数の突出部46bと、を有している。複数の突出部46bは、複数の貫通穴44と同数、同間隔、且つ、貫通穴44に挿通可能な形状に形成されている。また、突出部46bは、その高さが取付部42の溝部43内における厚みとほぼ同一に形成されている。即ち、補強部材46が、その突出部46bが設けられた一方の面を溝部43に向けるようにして溝部43にはめ込まれることで、複数の突出部46bがそれぞれに対応する複数の貫通穴44に挿通され、そして、突出部46bの先端46cが、取付部42の裏面42B(図3中、下側に位置する面をいう)と同じ高さに位置づけられる。
上記構成の表面実装コネクタ1は、図1に示すように、取付部42が固定用導体パターン62に重なるように半田付けされてプリント基板6の表面6A上に固定されている。さらに、図2に示すように、補強部材46が取付部42に設けられた溝部43にはめ込まれており、補強部材46の複数の突出部46bが溝部43内の複数の貫通穴44に挿通されるとともに、突出部46bの先端46cが固定用導体パターン62上の半田H内にとけ込んでおり、そのため、複数の突出部46bを介して互いに接続された基部46aと固定用導体パターン62とが、取付部42を挟み込んでプリント基板6の表面6A上に固定している。
次に、上述した表面実装コネクタ1とプリント基板6とを組み付ける手順について、図5〜図8を参照して説明する。
図5は、表面実装コネクタ1をプリント基板6に取り付ける前の状態を示す斜視図である。図6は、図5の状態におけるプリント基板6と固定金具4と補強部材46との位置関係を示す断面図である。図7は、表面実装コネクタ1をプリント基板6に取り付けた後の状態を示す斜視図である。図8は、図7の状態におけるプリント基板6と固定金具4と補強部材46との位置関係を示す断面図である。
まず、図5、図6に示す状態において、図示しない組立装置によって、プリント基板6の固定用導体パターン62、及び、端子用導体パターン64、それぞれにクリーム状の半田(不図示)が塗布される。そして、固定金具4の取付部42がプリント基板6の表面6A上の固定用導体パターン62に重なるように、表面実装コネクタ1がプリント基板6の上方に位置づけられる。そして、取付部42の溝部43内に設けられた複数の貫通穴44と、これら複数の貫通穴44それぞれに対応する補強部材46の複数の突出部46bとが同一直線上に配置されるように、補強部材が取付部42の上方に位置づけられる。そののち、取付部42が固定用導体パターン62に重なるように、表面実装コネクタ1をプリント基板6の表面6Aに載置し、そして、補強部材46が、その突出部46bを貫通穴44に挿通して溝部43にはめ込まれる。なお、図5、図6において、側壁23に取り付けられる固定金具4及び補強部材46は、側壁24に取り付けられるものと同一であるので、それら記載を省略している。
補強部材46が溝部43にはめ込まれると、補強部材46の突出部46bの先端46cが、固定用導体パターン62上に塗布された非溶融状態の半田に接する。この状態で、不図示の高温炉内を走行させると、高温炉内の温度によって、上述の半田が溶融し、この半田に接していた突出部46bの先端46cがこの半田内に溶け込み、同時に、補強部材46の基部46aが溶融して溝部43に密着する。そして、高温炉内から取り出され、半田が冷却されて固化されると、図7、図8に示すように、取付部42と固定用導体パターン62とが半田によって互いに固定され、さらに、図2に模式的に示されるように、突出部46bの先端46cが半田H内に溶け込んだ状態で固まり、即ち、突出部46bを介して基部46aと固定用導体パターン62とが接続されて、これらによって取付部42が狭持されて固定される。
このように、本発明の表面実装コネクタ1は、固定金具4の取付部42に設けられた貫通穴44と、平面視面積が貫通穴44より大きく形成されて取付部42に重ねられる基部46a、及び、基部46aから突出して一体形成され且つ貫通穴44を通り先端46cが半田内に溶け込む突出部46bを有する合成樹脂からなる補強部材46と、を有しているので、貫通穴44に通された突出部46bを介して基部46aと固定用導体パターン62上の半田とが接続され、これら基部46aと固定用導体パターン62と間に取付部42を狭持する。また、補強部材46の突出部46bの先端46cが半田内に溶け込むものであり、即ち、半田が溶融する温度において半田と同様に溶融する合成樹脂で構成されているので、補強部材46の突出部46bの先端46cを非溶融状態の半田に接するように配置したのち、該半田を溶融状態にさせる温度を加えると、その温度によって該先端46cが半田内に溶け込む。
また、取付部42が補強部材46の基部46aの平面視形状に沿って形成された溝部43を有し、貫通穴44が溝部43内に設けられているので、補強部材46を取付部42に配設するとき、補強部材46がこの溝部43にはめ込まれ、そして、半田が溶融する温度が加えられたとき、補強部材46が該溝部43内で溶融される。
以上より、本発明によれば、補強部材46の突出部46bを介して補強部材46の基部46aと固定用導体パターン62上の半田とが接続され、これら基部46aと固定用導体パターン62との間に取付部42を狭持することができるので、この補強部材46を設けることによって、取付部42と固定用導体パターン62とを固定する強度を補強することができる。また、補強部材46の突出部46bの先端46cを非溶融状態の半田に接するように配置したのち、該半田を溶融させる温度を加えると、その温度によって該先端46cが半田内に溶け込むので、別途作業工程を設けることなく、補強部材46の基部46aと固定用導体パターン62上の半田とを接続することができる。そのため、組立工程の増加によるコストアップを抑えつつ、表面実装コネクタ1がプリント基板6から剥離することに抗する強度を向上させることができる。
また、補強部材46が溝部43にはめ込まれたのち、該溝部43内で溶融されるので、補強部材46を取付部42により密着させることができ、さらに強固に取付部42を固定用導体パターン62に固定することができる。
なお、本実施形態において、図1に示すように、取付部42に環状の溝部43を設け、この溝部43にはめ込み可能なように基部46aが平板環状に形成された補強部材46を用いていたが、これに限定するものではなく、取付部42における溝部の有無は任意であり、また、補強部材は、その基部の平面視形状が貫通穴44より大きければその形状は任意である。例えば、図9、図10に示すように、取付部42に、溝部を設けずに所定の間隔で一対の貫通穴44を設け、長方形状の基部47aと、基部47aに一体成形され且つこれら貫通穴44それぞれに挿通される突出部46bと、を備えた補強部材47を用いてもよい。この補強部材47は、上述した補強部材46と同様に、基部47aの一方の面から突出して一体形成された複数の突出部47bを備え、図10に示すように、これら複数の突出部47bの先端47cが、固定用導体パターン62上の半田H内に溶け込んでいる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施形態である表面実装コネクタを示す斜視図である。 図1中のA−A線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 図1の固定金具の拡大斜視図である。 図1の補強部材の拡大斜視図である。 表面実装コネクタをプリント基板に取り付ける前の状態を示す斜視図である。 図5中のB−B線に沿った断面図である。 表面実装コネクタをプリント基板に取り付けた後の状態を示す斜視図である。 図7中のC−C線に沿った断面図である。 補強部材の変形例を示す斜視図である。 図9中のD−D線に沿った断面を模式的に示す拡大断面図である。 従来の表面実装コネクタを示す側面図である。
符号の説明
1 表面実装コネクタ
2 コネクタハウジング
4 固定金具
6 プリント基板
6A プリント基板の表面
41 本体部
42 取付部
43 溝部
44 貫通穴
46 補強部材
46a 基部
46b 突出部
46c 突出部の先端
62 固定用導体パターン

Claims (2)

  1. コネクタハウジングと、前記コネクタハウジングに取り付けられた本体部及び前記本体部の一端から曲げ形成された平板状の取付部を有する固定金具と、を有し、前記取付部がプリント基板の表面に重ねられて半田付けされることで前記プリント基板に固定される表面実装コネクタにおいて、
    前記取付部に設けられた貫通穴と、
    平面視面積が前記貫通穴より大きく形成されて前記取付部に重ねられる基部、及び、該基部から突出して一体形成され且つ前記貫通穴を通り先端が前記半田内に溶け込む突出部を有する合成樹脂からなる補強部材と、有していることを特徴とする表面実装コネクタ。
  2. 前記取付部が、前記補強部材の前記基部の平面視形状に沿って形成された溝部を有し、
    前記貫通穴が、前記溝部内に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の表面実装コネクタ。
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