JP2008108761A - ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法 - Google Patents

ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】集積度が上昇しても不良発生率を低く抑えることのできるダイナミックランダム
アクセスメモリの製造方法を提供すること。
【解決手段】
半導体基板に配置されたメモリアレイ領域と、周辺回路領域とを備え、
前記メモリアレイ領域と前記周辺回路領域とに設けられた窒化シリコン膜を有するダイ
ナミックランダムアクセスメモリの製造方法であって、
(1)前記周辺回路領域に設けられた窒化シリコン膜を除去する工程と、
(2)水素ガス雰囲気下に前記工程(1)により得られた被処理基板を処理する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする、ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方
法。
【選択図】図3

Description

本発明は、ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法に関し、さらに詳細には前記ダイナミックランダムアクセスメモリの製造工程に、水素ガス雰囲気下により処理する工程を有する製造方法に関する。
薄膜多結晶シリコントランジスタ(以下、Thin Film Transistorの頭文字を取って「TFT」と表記する)は従来の半導体装置に多く使用されている。
NチャネルMOS電界効果トランジスタ上にPチャネルMOS薄膜多結晶シリコントランジスタを積み重ねたメモリチャネル等として前記TFTが使用される場合、前記TFTを搭載した半導体装置は待機電流を多く消費するという問題がある。
この問題は前記TFTに含まれる多結晶シリコンの粒界や結晶粒内の欠陥にあるトラップ準位に起因することが知られている。
このトラップ準位は前記多結晶シリコン内部に含まれるダングリングボンドにより形成されることから、前記ダングリングボンドを減少させることが前記待機電流を減少させるのに有効である。そして前記ダングリングボンドは水素により終端させることができる。このことから、前記多結晶シリコンに対しプラズマ窒化膜に含まれる水素を利用することにより、前記多結晶シリコンに含まれるダングリングボンドを終端させる方法が提案されている。
具体的には、前記TFTに酸化膜をウエットリフローにより形成する際に前記多結晶シリコン内部に不必要なOH基が拡散することを防止するため、前記多結晶シリコン上部にシリコン窒化膜がOH基ストッパーとして設けられることがある。
このシリコン窒化膜が存在すると、このシリコン窒化膜より上部にあるプラズマ窒化膜に含まれる水素は前記シリコン窒化膜の下部にある前記多結晶シリコンから形成される前記TFTのチャネル部に到達することができない。
この問題に対応するために前記シリコン窒化膜を開口する工程を備えた半導体装置の製造方法が提案されている(特許文献1)。
また、多結晶シリコン等からなる半導体層とその半導体層上に形成された絶縁膜とを有する半導体基板に対し、水素ガスを含む雰囲気中で、水素ガスを水素原子に分解する光を照射する処理を行う工程を有する半導体装置の製造方法についても提案がなされている(特許文献2)。
一方、近年の電子機器の小型化、軽量化等の技術進展に伴い、ダイナミックランダムアクセスメモリの単位面積当たりの集積度は大きく上昇する傾向にあるが、この集積度の上昇に伴い、前記ダイナミックランダムアクセスメモリの不良発生率は増加する傾向があった。
特開平5−129333号公報 特開2005−217244号公報
上記した特許文献によれば、前記ダングリングボンドを水素により終端させる方法は、前記TFTに含まれる様な多結晶シリコンの場合には有効であるとされる。
しかしながら多結晶シリコンの場合と比較して元々ダングリングボンドの含まれる割合が少ない単結晶シリコンを使用した半導体基板の場合では、その半導体基板を単に水素により処理するだけでは、その不良発生率は、水素による処理の前後で十分に改善されないことを本発明者らは見出した。
本発明の目的は、集積度が上昇しても不良発生率を低く抑えることのできるダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供することにある。
本発明者らが鋭意検討した結果、前記半導体基板に配置されたメモリアレイ領域と、前記メモリアレイ領域の外周に沿って前記半導体基板に配置された周辺回路領域とを備えたダイナミックランダムアクセスメモリを製造する際、前記周辺回路領域に設けられた窒化シリコン膜を除去して得られた被処理基板に対して水素処理を行うダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法が本発明の目的に適うことを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち本発明は、
[1]半導体基板と、
前記半導体基板に配置されたメモリアレイ領域と、
前記メモリアレイ領域の外周に沿って前記半導体基板に配置された周辺回路領域と、
を備え、
前記メモリアレイ領域は、絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ、セルコンタクトおよびキャパシタを含むメモリセルを有し、
前記周辺回路領域は、前記メモリセルを制御するための絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタおよび導電回路を有し、
かつ
前記メモリアレイ領域と前記周辺回路領域とに設けられた窒化シリコン膜を有する、
ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法であって、
(1)前記周辺回路領域に設けられた窒化シリコン膜を除去する工程と、
(2)水素ガス雰囲気下に前記工程(1)により得られた被処理基板を処理する工程と、
を少なくとも有することを特徴とする、ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供するものであり、
[2] 前記工程(1)は、
前記メモリアレイ領域と前記周辺回路領域とに設けられた窒化シリコン膜のうち、
前記メモリアレイ領域の外周に沿って配置された前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタよりも外側に位置する前記周辺回路領域にある前記窒化シリコン膜の一部もしくは全部を除去する工程、
であることを特徴とする、上記[1]に記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供するものであり、
[3]前記ダイナミックランダムアクセスメモリは、
二以上の四角形の前記メモリアレイ領域が所定間隔をおいて配置されることにより、全体として一つの四角形のメモリブロック領域が半導体基板に形成され、
二以上の四角形の前記メモリブロック領域が所定間隔をおいて配置されることにより、全体として一つの四角形のメモリチップ領域が半導体基板に形成され、
前記メモリアレイ領域と前記メモリアレイ領域との間、ならびに前記メモリブロック領域と前記メモリブロック領域との間に前記周辺回路領域が配置されているものであり、
前記工程(1)は、
前記メモリアレイ領域と前記メモリアレイ領域との間に配置されている前記周辺回路領域に設けられた窒化シリコン膜を除去する工程、
を有することを特徴とする、上記[1]または[2]に記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供するものであり、
[4]上記の工程に加えて、前記メモリアレイ領域に設けられた窒化シリコン膜を除去する工程(3)を有することを特徴とする、上記[1]〜[3]のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供するものであり、
[5]前記メモリセルに含まれる絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタは、リセスゲート構造を有することを特徴とする、上記[1]〜[4]のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供するものであり、
[6]前記工程(2)による水素ガス雰囲気下による処理は、380〜470℃の範囲において、0.5〜12時間実施されるものであることを特徴とする、上記[1]〜[5]のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供するものであり、
[7]前記工程(2)に加えて、水素ガス雰囲気下に温度を300℃以下に下げる工程(4)を有することを特徴とする、上記[1]〜[6]のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供するものであり、
[8]上記[1]〜[7]のいずれかに記載の製造方法により得られたダイナミックランダムアクセスメモリを提供するものであり、
[9]上記[8]に記載のダイナミックランダムアクセスメモリを搭載した電子機器を提供するものである。
本発明によれば、集積度が上昇しても不良発生率を低く抑えることのできるダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法を提供することができる。
本発明はダイナミックランダムアクセスメモリ(以下、「DRAM」という。)の製造方法であるが、最初にこの製造方法により得られるDRAMの構造について、図面を参照しつつ説明する。
図1は、半導体基板の表面を基準とした法線方向から観察したDRAMの1チップの全体像を例示した模式平面図であり、図2は、図1の点線で囲まれた部分を拡大して例示した模式部分要部平面図である。
図2に例示される様に、前記半導体基板1にメモリアレイ領域200が配置されていて、そのメモリアレイ領域200の外周に沿って、周辺回路領域300が形成されている。
なお本発明に使用する前記半導体基板1としては、例えば、半導体シリコン基板等が挙げられる。本発明に使用する前記半導体基板1に特に限定はなく、目的に応じて適宜市販品等を使用することができる。
図3は、前記半導体基板1の表面を基準として、前記半導体基板1を垂直方向に切断した断面を例示した、本発明の製造工程を説明するための模式要部断面図である。
図3のうち、参照符号200はメモリアレイ領域の要部を例示し、参照符号300は周辺回路領域の要部を例示するものである。
前記メモリアレイ領域200は、図3に例示される様に、絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400、セルコンタクト2、キャパシタ3を有するメモリセルが複数集合して形成されている。
前記メモリアレイ領域200についてさらに詳細に説明すると、前記半導体基板1に素子分離絶縁膜4が設けられていて、各メモリセルに対応する個々のセル領域が区画されている。この素子分離絶縁膜4により区画された前記半導体基板1に不純物を導入することにより、ソース・ドレイン領域(図示せず)が形成されている。
また前記半導体基板1には酸化シリコン等からなるゲート酸化膜5を介して前記ソース・ドレイン領域に対応したゲート電極6が形成されている。このゲート電極6は、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコン7と、その上部に設けられたタングステン、タングステンシリサイド等の導電層8等とからなるものである。
この様に絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400が半導体基板1に形成されていて、この絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400はメモリセル用トランジスタとして機能している。
また前記半導体基板1に形成されたドレイン領域(図示せず)と電気的に接続されたセルコンタクト2が形成されている。
前記セルコンタクト2は、例えば、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコンからなるものであり、このセルコンタクト2は層間絶縁膜10と、前記ゲート電極6の側面に形成された窒化シリコン等のサイドウォール9とにより絶縁されている。
また、前記セルコンタクト2の上部には前記セルコンタクト2と電気的に接続された容量コンタクト13が形成されている。
前記容量コンタクト13は、例えば、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコン14および窒化チタン等からなるサイドウォール15からなるものであり、この容量コンタクト13は層間絶縁膜11,12により絶縁されている。
また、前記容量コンタクト13および層間絶縁膜12の上部には、窒化シリコン膜16を介して層間絶縁膜17が形成されている。
前記容量コンタクト13上部には、前記容量コンタクト13と電気的に接続された前記キャパシタ3が形成されている。前記キャパシタ3は、窒化チタン等からなる下部電極18、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム等からなる容量膜19、および窒化チタン等からなる上部電極20等からなるものである。
一方、前記周辺回路領域300は、前記メモリセルを制御するための絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ401および導電回路を有するものである。前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ401および導電回路が前記半導体基板1に前記メモリセルを制御するため複数形成されている。
この周辺回路領域300で前記メモリセルのデータの入出力やメモリ制御等が行われる。
前記半導体基板1に前記メモリセルを制御するためのソース・ドレイン領域(図示せず)およびゲート電極21が形成されていて、前記ソース・ドレイン領域およびゲート電極21により絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ401が形成されている。
このゲート電極21は、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコン7と、その上部に設けられたタングステン、タングステンシリサイド等の導電層8等とからなるものである。
さらに前記ゲート電極21と電気的に接続されたビットコンタクト22が形成されている。
前記ビットコンタクト22は、例えば、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコン23および窒化チタン等からなるサイドウォール24からなるものであり、このビットコンタクト22は層間絶縁膜10,11により絶縁されている。
また前記ビットコンタクト22と電気的に接続された、W等からなるビット線25が形成されていて、前記ビット線25の左右には窒化シリコン等からなるビット線サイドウォール26が形成されている。
前記ビット線25は層間絶縁膜12により絶縁されている。
また、前記ビット線25の上部には、チタンシリサイド等のシリサイド層27を介して前記導電回路の一つとしてコンタクトプラグ30が形成されていて、前記コンタクトプラグ30は前記ビット線25と電気的に接続されている。
また前記コンタクトプラグ30は、例えば、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコン28および窒化チタン等からなるサイドウォール29からなるものであり、このコンタクトプラグ30は層間絶縁膜12,17により絶縁されている。
なお前記メモリアレイ領域200における前記キャパシタ3および前記コンタクトプラグ30の上部には酸化シリコン等の層間絶縁膜中に導電回路が形成されている。
図4は、前記層間絶縁膜12および前記容量コンタクト13の上面に、窒化シリコン膜16を形成する工程を説明するための模式要部断面図である。
この窒化シリコン膜16は、後に説明するシリンダー型キャパシタを製造する際に、エッチング工程により層間絶縁膜にシリンダーホールを開口するときのエッチングの過度の進行を止めるための層として形成されているものである。
まず、前記層間絶縁膜12および前記容量コンタクト13の上面をCMP(Chemical Mechanical Polish)等の工程等により平坦にした後、アンモニアとジクロロシランとを600〜650℃の温度範囲で反応させることにより窒化シリコン膜16を30〜70nm、好ましくは40〜60nmの範囲の厚みに形成する。
なお、この窒化シリコン膜16を形成する位置は、前記層間絶縁膜12および前記容量コンタクト13の上面に設けることが好ましいが、前記メモリアレイ領域200に形成された前記ゲート酸化膜5より上部であれば、その位置は特に限定されるものではない。
また、前記窒化シリコン膜16は、前記キャパシタ上端面より下部に設けることが好ましく、前記容量コンタクトの上端面に接して設けることがより好ましい。
図5は、前記窒化シリコン膜16を除去する工程を説明するための模式要部断面図であり、前記窒化シリコン膜16を除去する工程の第一の実施態様を例示したものである。
まず前記窒化シリコン膜16の上にフォトレジスト層31を形成し、公知のリソグラフィ工程により、前記窒化シリコン膜16を除去するためのレジストパターンを形成する。
このレジストパターンをマスクとして、図5に例示する様に、前記メモリアレイ領域200にある前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400が形成された半導体基板1と前記ゲート酸化膜5との界面に水素を導入するための開口部32を選択エッチングにより開口する。
前記選択エッチングとしては、例えば、反応性イオンエッチング等を挙げることができ
る。
前記反応性イオンエッチングは1m〜1000mTorr、好ましくは10m〜500mTorr、さらに好ましくは、通常50m〜300mTorrの範囲の圧力の下、ハロゲン化炭化水素、酸素、アルゴン等の存在下に実施される。
前記反応性イオンエッチング法を行う際の温度は10〜200℃、好ましくは20〜100℃の範囲である。
この第一の実施態様によれば、前記周辺回路領域300に設けられた窒化シリコン膜16のうち、前記メモリアレイ領域200の外周に沿って配置された前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400よりも外側に位置する前記周辺回路領域にある前記窒化シリコン膜16が除去されている。
ここで前記メモリアレイ領域200は、前記メモリアレイ領域200の外縁部に位置する前記メモリセルよりも内側にある領域を意味し、図5の一点破線a−aで表される左側の領域を意味する。
また、前記周辺回路領域300は、図5の一点破線a−aで表される右側の領域を意する。以下、同様である。
前記窒化シリコン膜16を除去する工程は前記第一の実施態様の場合に限定されず、例えば、次の第二の実施態様〜第四の実施態様に示す前記窒化シリコン膜16を除去する工程を挙げることができる。
例えば、前記窒化シリコン膜16を除去する第二の実施態様は次の通りである。
図6は、前記窒化シリコン膜16を除去する工程を説明するための模式要部断面図である。
先に説明した第一の実施態様によれば、前記周辺回路領域300には、前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ401の幅に対応する前記窒化シリコン膜16が残されていた。これに対し、図6に例示される第二の実施態様の場合では、前記周辺回路領域300に設けられた前記窒化シリコン膜16の全てが除去されている。
次に前記窒化シリコン膜16を除去する第三の実施態様について説明する。
図7は、前記窒化シリコン膜16を除去する工程を説明するための模式要部断面図である。
図7に例示される様に、前記周辺回路領域300に設けられた前記窒化シリコン膜16を除去することに加えて、さらに前記メモリアレイ領域200に設けられた前記窒化シリコン膜16を除去することもできる。
前記第三の実施態様の場合では、前記容量コンタクト8の上面近傍に前記窒化シリコン膜16が残されている。
前記窒化シリコン膜16を除去した後は、前記フォトレジスト層31をアッシング工程により除去する。以下の場合も同様である。
次に前記第三の実施態様の変形例である第四の実施態様について説明する。
図8は、先に説明した図3における前記メモリアレイ領域200に設置されたキャパシタ3を半導体基板1と平行な平面で切断し、その切断面を上部から観察した様子を例示した模式要部断面図である。
図8に例示されるそれぞれの円形形状が前記キャパシタ3の断面を例示したものである。
図8に例示される様に、それぞれのキャパシタの周囲には6個の他のキャパシタが取り囲む様に等間隔に配置されている。
また一点破線b−bは、DRAMのワード線が配置される方向を表し、一点破線c−cはDRAMのビット線が配置される方向を表す。
前記キャパシタ3は、一点破線d−dに示される様にビット線が配置される方向に対して約18度の角度の方向に配置されている。また一点破線e−eに示される様にワード線が配置される方向に対して約45度の角度の方向に配置されている。
なお、図8における前記キャパシタの配置は例示であり、本発明における前記キャパシタの配置は図8の場合に限定されるものではない。
図9は図8を拡大した模式要部断面図である。
図9に例示される様に、前記キャパシタ3は下部電極18、容量膜19、上部電極20等により構成されている。
参照符号100は、図7の第三の実施態様の場合で説明した前記メモリアレイ領域200に設けられた前記窒化シリコン膜16のうち、対応する前記窒化シリコン膜16を除去する位置について表したものである。
図9の参照符号100に例示される様に、前記窒化シリコン膜16の一部を除去する位置は、三つのキャパシタ3a,3bおよび3cにより囲まれる位置に代表される様に、三つのキャパシタにより囲まれるそれぞれの位置に複数設けられている。
図10は、前記窒化シリコン膜16を除去する位置を説明するための模式要部斜視図であり、図9における3a,3bおよび3cの部分を拡大したものである。
図10では、前記キャパシタ3の本体部分は点線で表されている。また前記キャパシタ3の底部と同一平面上に窒化シリコン膜16が設けられている。参照符号600は図9における切断面を表したものである。
先の図9において、前記半導体基板表面を基準とした法線方向に、前記窒化シリコン膜16に対して前記参照符号100により表される部分を投影した際に、前記窒化シリコン膜16上に投影された射像が表れる。これが図10における参照符号100である。
実際には図10における参照符号100に対応する位置にある前記窒化シリコン膜16を除去する。
三つのキャパシタにより同様に囲まれる全ての位置について参照符号100に対応する位置の前記窒化シリコン膜16を除去する場合を100%とした場合、前記メモリアレイ領域の前記窒化シリコン膜16を除去する割合は5〜90%の範囲であることが好ましく、10〜30%の範囲であればさらに好ましい。
前記キャパシタの直径が200nmの場合、参照符号100の直径は通常50〜120nmの範囲である。
この様にメモリアレイ領域にある前記窒化シリコン膜の一部を除去することにより、メモリアレイ領域に対して円滑に水素を供給することができる。
次に、水素ガス雰囲気下に、前記窒化シリコン膜16を除去する工程を経た被処理基板を処理する工程について説明する。なお、以下の説明は先に説明した第一の実施態様の場合に基づいたものであるが、第二〜第四の実施態様等の場合も同様である。
先に説明した図5に例示される前記窒化シリコン膜16を除去する工程を経た被処理基板500を、水素処理のための装置(図示せず)にて水素ガス雰囲気下に380〜470℃の範囲、好ましくは390〜450℃の範囲、さらに好ましくは400〜410℃の範囲で、1分〜24時間、好ましくは30分〜10時間、さらに好ましくは1時間〜8時間の範囲で処理する。
なお、通常前記水素処理は、図5に例示されるフォトレジスト層31をアッシング工程等の方法により除去した後に行う。
また、前記水素ガスを使用する際には、爆発等の発生を防止するため前記装置内部を十分に窒素ガス、アルゴンガス等の不活性ガスにて置換した後、前記装置内部に水素ガスを導入することが好ましい。
前記工程は通常は水素ガスを前記装置内部に流しながら実施するが、前記水素ガスのみを前記装置内部に流しながら前記処理を実施してもよいし、前記水素ガスに加えて、窒素、アルゴン等の不活性ガスを流しながら実施してもよい。
前記工程を終了する際には、前記被処理基板500の温度を300℃以下に下げてから前記装置内部に対する前記水素ガスの導入を中止し、前記装置内部を前記不活性ガスにより置換することが好ましい。
この処理により、前記メモリアレイ領域200に形成された前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400に対応する半導体基板1と前記ゲート酸化膜5との界面に水素を導入することができるため、前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400に対応する半導体基板1と前記ゲート酸化膜5との界面に存在するダングリングボンドを終端することができる。
これにより、前記ダングリングボンドに由来する界面リーク電流の発生を抑制することができ、得られたDRAMのリフレッシュ特性が改善される。
図11は、前記被処理基板のメモリアレイ領域200にキャパシタを形成する工程を説明するための模式要部断面図である。
図11に例示される様に、前記層間絶縁膜12および前記窒化シリコン膜16の上にTEOS(tetraetoxysilane)を用いた熱CVD法によるBPSG(boron phosphorous silicate glass)、プラズマ法による酸化シリコン等からなる層間絶縁膜17を形成する。
次に前記層間絶縁膜17の上にフォトレジスト層を形成し、公知のリソグラフィ工程により、前記層間絶縁膜17にシリンダーホールを開口するためのレジストパターンを形成する(図示せず)。
このレジストパターンをマスクとして異方性エッチングにより、前記シリンダーホールを開口する。
前記シリンダーホールの異方性エッチングによる工程では、先に形成した窒化シリコン膜16まで前記異方性エッチングによる前記シリンダーホールの先端が達したときにそれ以上進まなくなる。
これにより、前記メモリアレイ領域200に形成する前記シリンダーホールの底部の位置を一定の位置に揃えることができる。
続いて前記シリンダーホールの底部にある前記窒化シリコン膜16を除去した後、CVD法、MOCVD法等の方法により、窒化チタン等からなる下部電極18、酸化シリコン、酸化アルミニウム、酸化ハフニウム等からなる容量膜19、および窒化チタン等からなる上部電極20を形成する。
なお、前記シリンダーホールの底部には、前記窒化シリコン膜16を除去した後にチタンシリサイド等のシリサイド層を設けることが好ましい。
さらに前記上部電極20の上に酸化シリコン等からなる層間絶縁層32を形成し、上部電極20に対する導電回路を形成することにより、図11に例示される前記メモリアレイ領域200を形成することができる。
図12はリセスゲート構造を有する絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ402が形成されたメモリアレイ領域201にキャパシタを形成する工程を説明するための模式要部断面図である。
図11に例示した前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400の場合には、前記半導体基板1に酸化シリコン等からなるゲート酸化膜5を介して前記ソース・ドレイン領域
(図示せず)に対応したゲート電極6が形成されている。このゲート電極6は、例えば、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコン7、タングステンシリサイド、タングステン等からなる導電層8、窒化シリコン膜等からなる絶縁膜およびサイドウォール9等から形成されている。
これに対し、図12に例示したリセスゲート構造を有する絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ402の場合では、前記半導体基板1に酸化シリコン等からなるゲート酸化膜5を介して前記ソース・ドレイン領域(図示せず)に対応したゲート電極6が形成されている。
前記ゲート電極6は、例えば、リン等のN型不純物やホウ素等のP型不純物を含むポリシリコン7、タングステンシリサイド、タングステン等からなる導電層8等から形成されているが、前記ゲート酸化膜5および前記ポリシリコン7はその断面がU字形状を有し、前記導電層7はその断面がT字形状を有するものである。
この様に前記メモリアレイ領域200に含まれる絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタが、図8に例示されるリセスゲート構造を有する絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ402の場合であっても、図7の場合に説明した工程と全く同じ工程により、図12に例示される前記メモリアレイ領域200を形成することができる。
本発明に使用する前記メモリアレイ領域200に含まれる絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタの一部もしくは全部、より好ましくは、前記メモリアレイ領域200に含まれる絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタの全部がその構造にリセスゲート構造を有する絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタを含む場合には、前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタが形成されている半導体基板1と前記ゲート酸化膜5との界面に存在するダングリングボンドの割合が増加することから、特に本発明の製造方法が有効となり好ましい。
次に前記周辺回路領域300を形成する工程について説明する。
図13は、前記被処理基板の周辺回路領域300に導電回路を形成する工程を説明するための模式要部断面図である。
図13に例示される様に、前記層間絶縁膜12および前記窒化シリコン膜16の上にTEOS(tetraetoxysilane)を用いた熱CVD法によるBPSG(boron phosphorous silicate glass)やプラズマ法により酸化シリコン等からなる層間絶縁膜17を形成する。
次に前記層間絶縁膜17の上にフォトレジスト層を形成し、公知のリソグラフィ工程により、前記層間絶縁膜17にスルーホールを開口するためのレジストパターンを形成する
(図示せず)。
このレジストパターンをマスクとして異方性エッチングにより、前記ビット線25に達する前記スルーホールを開口する。
続いてCVD法、MOCVD法等の方法により、窒化チタン等からなる下部電極27、窒化チタン等からなるサイドウォール29、タングステン28等からなるコンタクトプラグ30を形成する。
さらに酸化シリコン等からなる層間絶縁膜を形成し、前記コンタクトプラグ30に対する導電回路を形成することにより、図13に例示される前記周辺回路領域300を形成することができる。
次に本発明に使用する前記メモリアレイ領域と前記周辺回路領域との関係について説明する。
図1は、DRAMに含まれる前記メモリアレイ領域と前記周辺回路領域との関係を説明するための模式平面図であり、全体として一つのDRAMチップを例示したものである。
前記メモリアレイ領域200は、図3等により先に説明した通り、絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ400、セルコンタクト2、キャパシタ3を有するメモリセルが複数集合して前記半導体基板1に形成されている。
通常、前記メモリアレイ領域200に含まれるメモリセルの個数は、数万〜数百万個の範囲である。
図1では、半導体シリコン基板1に、二以上の四角形の前記メモリアレイ領域200が複数集合して、全体として一つの四角形のメモリブロック領域210が形成されている様子が例示されている。
また二以上の四角形の前記メモリブロック領域210が所定間隔をおいて配置されることにより、全体として一つの四角形のメモリチップ領域220が半導体基板1に形成されている。
なお、前記四角形の形状に特に限定はなく、正方形、長方形、平行四辺形、台形等の一つもしくは二以上が含まれるが、通常は正方形、長方形である。
図14は、図1のDRAMチップの一部分を拡大した模式要部平面図である。
図14に例示される様に、前記メモリアレイ領域200の上下左右には狭路310が配置されている。また、前記メモリアレイ領域200が集合したメモリブロック領域210の上下左右には広路320が配置されている。
前記狭路310および広路320の下部には先に説明した周辺回路領域300が形成されている。
図14は、前記半導体基板1を、その表面法線方向上部から前記半導体基板1を見下ろした状態を例示するものであるが、先に説明した図4は、前記半導体基板1をその表面方向に対して垂直に切断した断面を例示するものである。
先に説明した図4に示される前記窒化シリコン膜16のうち、図14に示される前記路320の下部にある前記窒化シリコン膜16のみを除去し、前記狭路310の下部にある前記窒化シリコン膜16を除去せずに水素ガス雰囲気下に被処理基板を処理する工程を実施した場合は、前記窒化シリコン膜16を全く除去しなかった場合と比較して、得られたDRAMの不良発生率の改善は見られない。
これに対し、先に説明した図4に示される前記窒化シリコン膜16のうち、図14に示される前記広路320の下部にある前記窒化シリコン膜16と、前記狭路310の下部にある前記窒化シリコン膜16とを除去した後に水素ガス雰囲気下に被処理基板を処理する工程を実施した場合は、前記窒化シリコン膜16を全く除去しなかった場合と比較して、得られたDRAMの不良発生率は大きく改善する。
前記メモリアレイ領域200は、通常は前記半導体基板1の表面方向に縦が80〜120μm、横が210〜260μmの範囲である。
また前記狭路310の幅は通常10〜30μmの範囲である。
このため、図4に例示される前記窒化シリコン膜16は、前記半導体基板1と平行方向に格子状に縦横に、幅10〜30μmの範囲で、その互いの距離が40〜60μmの範囲となる様に除去することが好ましい。
また、図4に例示される前記窒化シリコン膜16は、その全表面積の5〜90%の範囲を除去することが好ましく、10〜50%の範囲を除去するものであればより好ましく、15〜40%の範囲を除去するものであればさらに好ましい。
本発明の製造方法により得られたDRAMは、集積度が上昇しても不良発生率が低いことから、コンピュータ、携帯電話、ゲーム機、通信機器、各種家庭用電気製品等の電子機器に好適に使用することができる。
次に実施例により本発明を説明するが、本発明はこれらの実施例により何ら限定されるものではない。
図4に示される窒化シリコン膜16のうち、図14の前記狭路310および前記広路320に対応する前記周辺回路領域300にある全ての窒化シリコン膜を除去した。これは第二の実施態様を示す図6の工程を経て得られた被処理基板500に対応するものである。
前記窒化シリコン膜を除去する工程は、温度60℃、圧力100mTorrの条件の下、Arを400ml/分、CFを50ml/分、CHFを20ml/分およびOを10ml/分の流量でそれぞれ流しつつ、周波数600Wで反応性イオンエッチングを行うことにより実施した。
この様にして得られた被処理基板500を固定治具に設置した。
続いて前記固定治具にセットされた被処理基板500を水素処理のための装置内部に搬入する。
前記装置内部を窒素で置換することにより、前記装置内部の残留酸素濃度が十分低下したこと、および温度測定装置により前記装置内部の温度を確認する。
次いで前記装置内部に水素と窒素の5:2の混合ガスを装置内部に導入し、前記混合ガスの雰囲気下に前記被処理基板を380〜430℃の温度範囲で5時間処理した後、図11および図13の場合で説明した工程と同様の工程を実施し、DRAMを得た。
得られたDRAMに対して信頼性試験を実施した。
前記信頼性試験としてSHT(static-hold-test)を採用した。
まずDRAMの温度を88℃とし、外部電源電圧を2.0V/1.6Vとした環境に設置した。続いてメモリセルにデータを書き込み、一定時間メモリセルの動作を中断し、その後メモリセルに残ったデータを読み出した。
この時間を160ms〜500msの範囲に調整して実験を繰り返し、各メモリセルのデータの保持率を測定した。
例えば、SHT派生300ms、SHT良品率90%の場合は、各メモリセルのうち90%のメモリセルがデータ保持時間300msを満たすことを意味する。
結果を図15〜図19に示す。
図15はDRAMのチップを示す模式平面図である。前記メモリアレイ領域200のうち、不良の発生したメモリセルを黒点で示す。黒点の一つ一つが不良の発生したメモリセルである。
図16および図17は、それぞれ図15を拡大したものである。参照符号700は不良の発生したメモリセルを示す。
また図18は前記水素ガス雰囲気下による処理を1回実施した場合の良品率(正常に作動するメモリセルの割合)を示したものである。
また図19は前記水素ガス雰囲気下による処理を2回実施した場合の良品率(正常に作動するメモリセルの割合)を示したものである。
比較例
図4に示される窒化シリコン膜16を全く除去しなかった他は、実施例の場合と同様の実験を実施した。
結果を図18〜図22に示す。
図20はDRAMのチップを示す模式平面図である。前記メモリアレイ領域200のうち、不良の発生したメモリセルを黒点で示す。黒点の一つ一つが不良の発生したメモリセルである。図21および図22は、それぞれ図20を拡大したものである。参照符号700は不良の発生したメモリセルを示す。
実施例と比較例とを対比すると明らかな様に、本発明のDRAMの製造方法によればDRAMの不良発生を大きく抑えることができる。
またSHTを100〜150ms程度改善することが可能となる。
本発明の製造方法により得られたDRAMは集積度が向上した場合でもその不良発生率が小さく信頼性が高いため、各種電子機器、例えば、コンピュータ等に代表される産業用電子機器、家電製品等に代表される家庭用電子機器等に特に有用に使用することができる。
半導体基板の表面を基準とした法線方向から観察したDRAMチップの全体像を例示した模式平面図である。 図1の点線で囲まれた部分を拡大した部分要部模式平面図である。 半導体基板を垂直方向に切断した断面を例示した、本発明の製造工程を説明するための模式要部断面図である。 層間絶縁膜および前記容量コンタクトの上面に、窒化シリコン膜を形成する工程を説明するための模式要部断面図である。 窒化シリコン膜を除去する工程を説明するための模式要部断面図である。 窒化シリコン膜を除去する工程を説明するための模式要部断面図である。 窒化シリコン膜を除去する工程を説明するための模式要部断面図である。 メモリアレイ領域200に設置されたキャパシタを半導体基板1と平行な平面で切断し、その切断面を上部から観察した様子を例示した模式要部断面図である。 図8を拡大した模式要部断面図である。 前記窒化シリコン膜を除去する位置を説明するための模式要部斜視図である。 被処理基板のメモリアレイ領域にキャパシタを形成する工程を説明するための模式要部断面図である。 リセスゲート構造を有する絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタが形成されたメモリアレイ領域にキャパシタを形成する工程を説明するための模式要部断面図である。 被処理基板の周辺回路領域に導電回路を形成する工程を説明するための模式要部断面図である。 図1のDRAMチップの一部分を拡大した模式要部平面図である。 DRAMのチップを示す模式平面図である(実施例)。 DRAMのチップを拡大した模式平面図である(実施例)。 DRAMのチップをさらに拡大した模式平面図である(実施例)。 水素ガス雰囲気下による処理を1回実施した場合の良品率(正常に作動するメモリセルの割合)を示したグラフである。 水素ガス雰囲気下による処理を2回実施した場合の良品率(正常に作動するメモリセルの割合)を示したグラフである。 DRAMのチップを示す模式平面図である(比較例)。 DRAMのチップを拡大した模式平面図である(比較例)。 DRAMのチップをさらに拡大した模式平面図である(比較例)。
符号の説明
1 半導体基板
2 セルコンタクト
3,3a,3b,3c キャパシタ
4 素子分離絶縁膜
5 ゲート酸化膜
6 ゲート電極
7,14 ポリシリコン
8 導電層
9,15,24,26,29 サイドウォール
10,11,12,17 層間絶縁膜
13 容量コンタクト
16 窒化シリコン膜
18 下部電極
19 容量膜
20 上部電極
21 ゲート電極
22 ビットコンタクト
23,28 金属(タングステン)
25 ビット線
27 シリサイド層
30 コンタクトプラグ
31 フォトレジスト層31
32 開口部
100 窒化シリコン膜を除去する位置
200 前記メモリアレイ領域
210 メモリブロック領域
220 メモリチップ領域
300 周辺回路領域
310 狭路
320 広路
400,401,402 絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ
500 被処理基板
600 切断面
700 不良の発生したメモリセル

Claims (9)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板に配置されたメモリアレイ領域と、
    前記メモリアレイ領域の外周に沿って前記半導体基板に配置された周辺回路領域と、
    を備え、
    前記メモリアレイ領域は、絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタ、セルコンタクトおよびキャパシタを含むメモリセルを有し、
    前記周辺回路領域は、前記メモリセルを制御するための絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタおよび導電回路を有し、
    かつ
    前記メモリアレイ領域と前記周辺回路領域とに設けられた窒化シリコン膜を有する、
    ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法であって、
    (1)前記周辺回路領域に設けられた窒化シリコン膜を除去する工程と、
    (2)水素ガス雰囲気下に前記工程(1)により得られた被処理基板を処理する工程と、
    を少なくとも有することを特徴とする、ダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法。
  2. 前記工程(1)は、
    前記メモリアレイ領域と前記周辺回路領域とに設けられた窒化シリコン膜のうち、
    前記メモリアレイ領域の外周に沿って配置された前記絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタよりも外側に位置する前記周辺回路領域にある前記窒化シリコン膜の一部もしくは全部を除去する工程、
    であることを特徴とする、請求項1に記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法。
  3. 前記ダイナミックランダムアクセスメモリは、
    二以上の四角形の前記メモリアレイ領域が所定間隔をおいて配置されることにより、全体として一つの四角形のメモリブロック領域が半導体基板に形成され、
    二以上の四角形の前記メモリブロック領域が所定間隔をおいて配置されることにより、全体として一つの四角形のメモリチップ領域が半導体基板に形成され、
    前記メモリアレイ領域と前記メモリアレイ領域との間、ならびに前記メモリブロック領域と前記メモリブロック領域との間に前記周辺回路領域が配置されているものであり、
    前記工程(1)は、
    前記メモリアレイ領域と前記メモリアレイ領域との間に配置されている前記周辺回路領域に設けられた窒化シリコン膜を除去する工程、
    を有することを特徴とする、請求項1または2に記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法。
  4. 上記の工程に加えて、前記メモリアレイ領域に設けられた窒化シリコン膜を除去する工程(3)を有することを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法。
  5. 前記メモリセルに含まれる絶縁膜ゲート型電界効果トランジスタは、リセスゲート構造を有することを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法。
  6. 前記工程(2)による水素ガス雰囲気下による処理は、380〜470℃の範囲におい
    て、0.5〜12時間実施されるものであることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法。
  7. 前記工程(2)に加えて、水素ガス雰囲気下に温度を300℃以下に下げる工程(4)を有することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のダイナミックランダムアクセスメモリの製造方法。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の製造方法により得られたダイナミックランダムアクセスメモリ。
  9. 請求項8に記載のダイナミックランダムアクセスメモリを搭載した電子機器。
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