JP2008107576A - 画像形成装置、定着装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着における熱効率を向上させる。
【解決手段】定着装置は、用紙搬送装置60、フラッシュ定着装置70、レーザ定着装置80を備える。フラッシュ定着装置70は、用紙搬送装置60によって搬送される用紙Pのほぼ全面にインコヒーレントな光を照射し、用紙P上のトナーを溶融・定着させる。また、レーザ定着装置80は、用紙搬送装置60によって搬送される用紙P上のトナー保持位置に選択的にコヒーレントなレーザ光を照射し、用紙P上のトナーをさらに溶融・定着させる。このとき、フラッシュ定着装置70は用紙Pのほぼ全面に光を照射し、レーザ定着装置80は用紙P上のトナーの形成部位に局所的にレーザ光を照射する。
【選択図】図2

Description

本発明は、記録材に画像を形成する画像形成装置および画像形成装置において記録材に画像を定着する定着装置に関する。
例えば電子写真方式の画像形成装置では、用紙上に形成されたトナー像を構成するトナーを加熱・溶融させることで用紙上に定着させている。このような定着に用いられる定着装置としては、例えば用紙の搬送経路に対向してフラッシュランプを配置し、このフラッシュランプを間欠点灯させることで、搬送される用紙上のトナーを加熱・溶融する技術が知られている(例えば特許文献1参照)。
特開2000−47517号公報
本発明は、上述した技術を背景としてなされたものであり、その目的とするところは、定着における熱の供給効率を向上させることにある。
請求項1に記載の発明は、
記録材に画形材を用いて画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材に第1の光を照射する第1照射手段と、
前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材に前記第1の光とは異なる第2の光を照射する第2照射手段と
を含む画像形成装置である。
請求項2に記載の発明は、
前記第1照射手段は前記第1の光として非干渉性を有する光を前記記録材に照射し、
前記第2照射手段は前記第2の光として干渉性を有する光を前記記録材に照射することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項3に記載の発明は、
前記画形材は、800〜1700nmに吸収の最大値を有する赤外吸収剤を含有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項4に記載の発明は、
前記第1照射手段はランプによる発光装置にて構成され、
前記第2照射手段はレーザによる発光装置にて構成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置である。
請求項5に記載の発明は、
前記レーザによる発光装置は、前記記録材上の前記画形材の形成部位に選択的に前記第2の光を照射することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
請求項6に記載の発明は、
前記画像形成手段は、帯電された感光体を選択的に露光して静電潜像を形成する露光装置を備え、
前記レーザ発光装置から照射される前記第2の光の当たる直径が、前記露光装置による露光光の当たる直径よりも大きいことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
請求項7に記載の発明は、
前記画像形成手段は、帯電された感光体を選択的に露光して静電潜像を形成する露光装置を備え、
前記レーザ発光装置は、前記露光装置の動作信号に基づいて発光動作を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置である。
請求項8に記載の発明は、
記録材に画形材を用いて画像を形成する画像形成手段と、
前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を非接触加熱する第1加熱手段と、
前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材をさらに非接触加熱する第2加熱手段と
を含む画像形成装置である。
請求項9に記載の発明は、
前記第1加熱手段は前記記録材の全域を加熱し、
前記第2加熱手段は前記記録材の全域のうちの一部領域を加熱することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項10記載の発明は、
前記第1加熱手段は前記記録材にランプ光を照射することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項11記載の発明は、
前記第2加熱手段は前記記録材にレーザ光を照射することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置である。
請求項12に記載の発明は、
前記画像形成手段は複数色の画形材を用いて前記記録材に画像を形成し、
前記第2加熱手段は前記複数色の画形材の吸収波長に対応する複数の発光波長のレーザ光を照射することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置である。
請求項13記載の発明は、
前記レーザ光の強度密度が、1.5W/cm2以上且つ630W/cm2以下であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置である。
請求項14記載の発明は、
前記レーザ光の発光波長が、300nm以上且つ1600nm以下であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置である。
請求項15記載の発明は、
画像が形成された記録材の全体を加熱する全体加熱手段と、
前記記録材の局所を加熱する局所加熱手段と
を含む定着装置である。
請求項16記載の発明は、
前記局所加熱手段は、前記全体加熱手段による加熱が不足する記録材上の領域を前記局所として加熱することを特徴とする請求項15記載の定着装置である。
請求項17記載の発明は、
前記局所加熱手段は、前記記録材上の前記画像の形成部位を選択的に加熱することを特徴とする請求項15記載の定着装置である。
請求項18記載の発明は、
前記全体加熱手段は、前記記録材の搬送方向に直交する方向に沿って配設され当該記録材を非接触加熱するヒータ部からなり、
前記局所加熱手段は、前記記録材にレーザ光を照射するレーザ照射部からなることを特徴とする請求項15記載の定着装置である。
請求項1の発明は、記録材上の画形材が第1の光および第2の光の吸収に伴って加熱されるので、本構成を有していない場合に比較して、定着における熱の供給効率を向上させることができるという効果を有する。
請求項2の発明は、非干渉性を有する光と干渉性を有する光とを用いることで、定着における熱の供給効率をさらに向上させることができるという効果を有する。
請求項3の発明は、本構成を有していない場合に比較して、光が照射された画形材の光吸収効率を高めることができるという効果を有する。
請求項4の発明は、ランプによる発光装置とレーザによる発光装置とを用いることで、定着における熱の供給効率をさらに向上させることができるという効果を有する。
請求項5の発明は、レーザによる発光装置による熱供給効率をさらに高めることができるようになるという効果を有する。
請求項6の発明は、記録材上の画形材に対し、レーザによる発光装置からの第2の光をより確実に照射できるようになるという効果を有する。
請求項7の発明は、記録材上の画形材に対し、レーザによる発光装置からの第2の光をより的確に照射できるようになるという効果を有する。
請求項8の発明は、記録材上の画形材が第1加熱手段及び第2加熱手段によって非接触加熱されるので、本構成を有していない場合に比較して、定着における熱の供給効率を向上させることができるという効果を有する。
請求項9の発明は、第1加熱手段および第2加熱手段による記録材の加熱対象領域を異ならせることで、定着における熱の供給効率をさらに向上させることができるという効果を有する。
請求項10の発明は、例えば記録材の全域に対する非接触加熱がより容易になるという効果を有する。
請求項11の発明は、例えば記録材の一部領域に対する非接触加熱がより容易になるという効果を有する。
請求項12の発明は、光吸収特性が色毎に異なる画形材を用いた場合でも、各色の画形材の光吸収効率を高めることができるという効果を有する。
請求項13の発明は、過不足のない定着性能を得ることができるという効果を有する。
請求項14の発明は、画形材による光吸収効率を高めることが可能になるという効果を有する。
請求項15の発明は、全体加熱と局所加熱とを組み合わせることで、本構成を有していない場合に比較して、定着における熱の供給効率を向上させることができるという効果を有する。
請求項16の発明は、局所加熱により全体加熱を補足することで、定着における熱の供給効率をさらに向上させることができるという効果を有する。
請求項17の発明は、局所加熱による熱供給効率をさらに高めることができるようになるという効果を有する。
請求項18の発明は、ヒータ部とレーザ照射部とを用いることで、定着における熱の供給効率をさらに向上させることができるという効果を有する。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態という)について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係る画像形成装置の概要を示す図である。この画像形成装置は、例えば電子写真方式にて各色成分トナー像が形成される複数の画像形成ユニット10を備える。この画像形成ユニット10は、具体的にはイエローユニット10Y、マゼンタユニット10M、シアン10C、黒ユニット10Kで構成される。また、この画像形成装置は、各画像形成ユニット10で形成された各色成分トナー像を順次転写保持させる中間転写ベルト20を具備する。さらに、この画像形成装置は、中間転写ベルト20に転写された重ね画像を記録材としての用紙Pに一括転写させる二次転写装置30を備える。さらにまた、この画像形成装置は、二次転写された画像を用紙P上に定着させる定着装置50を有している。そして、この画像形成装置は、これら各装置を制御する制御部100および画像形成のための処理を実行する画像処理部200を備える。
なお、この画像形成装置では、複数の画像形成ユニット10、中間転写ベルト20、二次転写装置30等が画像形成手段として機能している。
各画像形成ユニット10は、使用されるトナーの色を除き、同じ構成を有している。そこで、イエローユニット10Yを例に説明を行う。イエローユニット10Yは、図示しない感光層を有し、矢印A方向に回転可能に配設される感光体ドラム11を具備している。この感光体ドラム11の周囲には、帯電装置12、露光装置13、現像装置14、一次転写装置15、およびドラムクリーナ16が配設される。これらのうち、帯電装置12は、感光体ドラム11の感光層を所定の電位に帯電する。露光装置13は、図示しないレーザ光源を備えており、帯電装置12によって所定の電位に帯電された感光体ドラム11の感光層に、選択的にレーザ光を照射することで静電潜像を形成する。現像装置14は、対応する色成分のトナーを画形材として収容し、このトナーによって感光体ドラム11の感光層上の静電潜像を現像する。一次転写装置15は、感光体ドラム11に回転可能に圧力を加えた状態で接触配置されるロール部材を備えており、このロール部材と感光体ドラム11との間には一次転写バイアスを印加することで、感光体ドラム11上のトナー像を中間転写ベルト20に一次転写している。ドラムクリーナ16は、一次転写後の感光体ドラム11上のトナー等の残留物を除去する。
中間転写ベルト20は、六本の支持ロールに回転可能に支持される。これらの支持ロールのうち、駆動ロール21は、中間転写ベルト20を支持するとともに中間転写ベルト20を駆動して回動させる。また、従動ロール22、23、26は、中間転写ベルト20を張架するとともに駆動ロール21によって駆動される中間転写ベルト20に従動して回転する。補正ロール24は、中間転写ベルト20を張架するとともに中間転写ベルト20の搬送方向に略直交する方向の蛇行を規制するステアリングロールとして機能する。さらに、バックアップロール25は、中間転写ベルト20を張架するとともに後述する二次転写装置30の構成部材として機能する。
また、中間転写ベルト20を挟んで駆動ロール21と対向する部位には、二次転写後の中間転写ベルト20上のトナー等の残留物を除去するベルトクリーナ27が配設されている。
二次転写装置30は、中間転写ベルト20のトナー像保持面側に圧力を加えた状態で接触配置される二次転写ロール31と、中間転写ベルト20の裏面側に配置されて二次転写ロール31の対向電極をなすバックアップロール25とを備えている。このバックアップロール25には、トナーの帯電極性と同極性の二次転写バイアスを印加する給電ロール32が接触配置されている。一方、二次転写ロール31は接地されている。
また、用紙搬送系は、用紙Pを収容してある用紙収容部40、搬送ロール41、用紙Pの位置を調整するレジストレーションロール42、搬送ベルト43、および排出ロール44を備える。用紙搬送系では、用紙トレイ40に積載された用紙Pを搬送ロール41にて搬送した後、レジストレーションロール42で一旦停止させ、その後所定のタイミングで二次転写装置30の二次転写位置へと送り込む。また、二次転写後の用紙Pを、搬送ベルト43を介して定着装置50へと搬送し、定着装置50から排出された用紙Pを排出ロール44によって機外へと送り出す。
本実施の形態に係る画像形成装置では、定着装置50の構成およびその制御に特徴がある。以下、本実施の形態で用いた定着装置50について詳細に説明する。
図2は、定着装置50の構成例を示した図であり、図2(a)は定着装置50を図1に示す画像形成装置の手前側から見た側面図、図2(b)は定着装置50を図2(a)のIIB方向から見た上面図、図2(c)は定着装置50を図2(a)のIIC方向から見た前面図である。
この定着装置50は、トナー像を保持した用紙Pを搬送する用紙搬送装置60と、用紙搬送装置60によって搬送される用紙上のトナー像を加熱する、キセノンランプなどの瞬時に発光する電球を用いた用紙Pに非接触な定着装置であるフラッシュ定着装置70およびレーザ定着装置80とを備えている。
用紙搬送装置60は、無端ベルト61と、この無端ベルト61を回転可能に掛け渡す駆動ロール62および従動ロール63とを有する。無端ベルト61は、例えばポリイミドなどの耐熱性樹脂で構成することができる。また、駆動ロール62および従動ロール63は水平方向に並べて配設されており、これらに掛け渡された無端ベルト61は用紙Pを水平方向に搬送する。そして、本実施の形態では、用紙搬送装置60による用紙Pの搬送速度が、感光体ドラム11の回転速度とほぼ等速に設定される。なお、図1に示す画像形成装置では、用紙Pの一端部側を基準として画像形成を行っている。このため、用紙搬送装置60では、用紙Pの搬送方向に直交する方向の一端部側を基準位置E1に揃えた状態で用紙Pの搬送を行う。また、この画像形成装置では、A3縦送り(A3SEF)あるいはA4横送り(A4LEF)の用紙Pに対する画像形成が可能である。この場合、搬送される用紙Pの最大幅は基準位置E1から他端部位置E2までとなる。
フラッシュ定着装置70は、無端ベルト61の上面に対向配置されるフラッシュランプ71と、フラッシュランプ71の上部に配置される反射板72とを具備する。本実施の形態では、フラッシュランプ71としてキセノンランプを用いており、図示しない電源回路から電源を断続的に供給すること点滅光を発生できるようになっている。また、反射板72は、凹部の内面側が鏡面加工されており、フラッシュランプ71から無端ベルト61との対向方向以外に出射される光を無端ベルト61の上面に向けて反射する。なお、反射板72には、用紙搬送方向に直交する方向に沿ってスリット72aが形成される。このスリット72aは、基準位置E1から他端部位置E2にわたって形成される。
なお、本実施の形態では、フラッシュ定着装置70が、第1の照射手段(フラッシュランプによる発光装置)、第1加熱手段、および全体加熱手段(ヒータ部)として機能している。
レーザ定着装置80は、レーザ光を発生するレーザ光源81と、レーザ光源81から照射されたレーザ光を反射して無端ベルト61上を走査露光する回転多面鏡82とを備えている。レーザ光源81は、異なる波長を発振波長とする四本のレーザ光を、それぞれ別々に出力できるように構成されている。なお、各レーザ光の発光波長の詳細については後述する。また、回転多面鏡82は、例えば正六角面体で構成されており、図中矢印方向に定速回転する。また、本実施の形態では、回転多面鏡82を、フラッシュ定着装置70の反射板72に設けられたスリット72aの直上であって用紙搬送方向に直交する方向の略中央部に配置している。なお、レーザ光源81と回転多面鏡82との間の光路には、コリメータレンズやシリンダーレンズ等を設けることができる。また、回転多面鏡82と無端ベルト61との間には、fθレンズ、折り返しミラー、反射ミラー等を設けることができる。
なお、本実施の形態では、レーザ定着装置80が、第2照射手段(レーザによる発光装置)、第2加熱手段、および局所加熱手段(レーザ照射部)として機能している。
この定着装置50では、フラッシュ定着装置70およびレーザ定着装置80が、用紙P上に保持されたトナーに対し、それぞれ異なる光を照射することで、用紙にトナーを非接触定着させることが可能となっている。また、この定着装置50では、フラッシュ定着装置70は用紙Pのほぼ全面に対して光を照射するのに対し、レーザ定着装置80は用紙P上のトナー形成部位に局所的に光を照射するようになっている。
図3は、制御部100、画像処理部200、露光装置13、および定着装置50の関係を説明するためのブロック図である。
画像処理部200は、スキャナあるいはコンピュータ端末等から入力される画像データに各種処理を施し、フルカラー画像に対応するYMCK四色の露光データを出力する。具体的に説明すると、画像処理部200は、イエロー画像に対応するイエロー露光データYE、マゼンタ画像に対応するマゼンタ露光データME、シアン画像に対応するシアン露光データCE、および黒画像に対応する黒露光データKEを出力する。なお、本実施の形態では、画像処理部200が主走査方向及び副走査方向に対しそれぞれ600spi(spot per inch)の解像度で各色の露光データを出力するものとする。これらのうち、イエローユニット10Yに設けられたY露光装置13Yはイエロー露光データYEを取得する。また、マゼンタユニット10Mに設けられたM露光装置13Mはマゼンタ露光データMEを取得する。さらに、シアンユニット10Cに設けられたC露光装置13Cはシアン露光データCEを取得する。さらにまた、黒ユニット10Kに設けられたK露光装置13Kは黒露光データKEを取得する。なお、各露光装置13は、図示しないレーザ光源をそれぞれ備えている。そして、これら各レーザ光源は、形成対象となるトナー像の色とは無関係に、例えば赤外領域の同一波長で発光するようになっている。また、画像処理部200は、露光装置13の他に定着装置50にも、これらイエロー露光データYE、マゼンタ露光データME、シアン露光データCE、黒露光データKEを出力する。
定着装置50は、光量補正部51、バッファ部52、および点灯制御部53をさらに備える。また、光量補正部51は、光量分布補正部51aおよび光沢補正部51bを具備する。
光量補正部51は、画像処理部200から入力される各色の露光データに対し、必要に応じて光量補正を施す。また、光量補正部51は、光量補正を施すことによって得られたイエロー定着露光データYF、マゼンタ定着露光データMF、シアン定着露光データCF、黒定着露光データKFを、バッファ部52に出力する。ここで、光量分布補正部51aは、フラッシュランプ71の軸方向(用紙搬送方向に直交する方向:主走査方向)の光量むらに対応して各色の露光データを補正する。また、光沢補正部51bは、例えば用紙上の画像の光沢を向上させる光沢強調処理が要求された場合に、入力される光沢強調情報に応じて、光沢強調部位に対応する各色の露光データを補正する。なお、光沢強調処理情報は、画像データに付随して入力される。
バッファ部52は、光量補正部51から入力される各色の露光データを一時的に記憶する。また、バッファ部52は、これらイエロー定着露光データYF、マゼンタ定着露光データMF、シアン定着露光データCF、黒定着露光データKFを、それぞれ対応するレーザ光源81に出力する。このレーザ光源81は、具体的にはY定着レーザ81Y、M定着レーザ81M、C定着レーザ81C、黒定着レーザ81Kから構成される。なお、レーザ光源81は、例えば半導体レーザで構成することができるが、固体レーザや期待レーザを使用することも可能である。
点灯制御部53は、制御部100から入力される制御信号に従い、フラッシュ定着装置70におけるフラッシュランプ71の点灯・消灯、および、レーザ定着装置80におけるレーザ光源81の駆動を制御する。
図4(a)は、フラッシュ定着装置70に設けられるフラッシュランプ71の波長−発光強度特性を示している。フラッシュランプ71は、可視領域から赤外領域にかけて連続する発光スペクトルを有しており、波長が800nmを超える近赤外領域において複数の発光ピークを有している。つまり、フラッシュランプ71は干渉性を有する光を出力する光源であるといえる。
一方、図4(b)は、イエローユニット10Yで用いられるイエロートナーTY、マゼンタユニット10Mで用いられるマゼンタトナーTM、およびシアンユニット10Cで用いられるシアントナーTCの波長−吸光度特性を示している。これらYMCK各色のトナーは、可視光領域(400nm〜800nm)から近赤外領域(800nm〜1000nm)にかけて透明な乳化重合樹脂(以下、バインダと呼ぶ)中に、対応する色材としての着色剤すなわち顔料を含んで構成される。これにより、例えばイエロートナーTYは可視領域の400nmに吸収の最大値を有することになる。また、例えばマゼンタトナーTMは可視領域の500nmに吸収の最大値を有することになる。さらに、例えばシアントナーTCは350nmおよび600〜700nmに吸収の最大値を有することになる。
また、本実施の形態では、フラッシュランプ71から照射される光、特に発光ピークとなる赤外光の、トナーによる吸光度を高めるために、これらイエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCのそれぞれが、赤外吸収剤をさらに含んでいる。そして、これらイエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCは、赤外吸収剤を含有することにより、図4(b)に示したように赤外領域の800nmおよび1500nmにも光吸収帯を有することになる。なお、幅広い波長領域の光に対する吸収効率を高めるという観点からすれば、これら黒トナー、イエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCは、赤外領域の800nm〜1700nmに吸収のピークを有する赤外吸収剤を含有させることが好ましい。このような赤外吸収剤としては、例えばシアニン化合物、メロシアニン化合物、ベンゼンチオール系金属錯体、メルカプトフェノール系金属錯体、芳香族ジアミン系金属錯体、ジイモニウム化合物、アミニウム化合物、ニッケル錯体化合物、フタロシアニン系化合物、アントラキノン系化合物、あるいはナフタロシアニン系化合物等を用いることができる。なお、図4(b)には図示していないが、黒ユニット10Kで用いられる黒トナーは、可視領域から赤外領域にかけて他のイエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCの吸収の最大値に近いレベルの高い吸光度を有している。このため、黒トナーには上述した赤外線吸収剤を入れる必要はない。
また、図4(b)には、レーザ定着装置80のレーザ光源81に設けられるY定着レーザ81Y、M定着レーザ81M、C定着レーザ81C、K定着レーザ81Kの発光波長も示している。例えばY定着レーザ81Yは、イエロートナーTYの可視領域の吸収ピークに対応する400nmの波長で発光する。また、M定着レーザ81Mは、マゼンタトナーMの可視領域の吸収ピークに対応する500nmの波長で発光する。さらに、C定着レーザ81Cは、シアントナーTCの可視領域の吸収ピークに対応する650nmの波長で発光する。つまり、Y定着レーザ81Y、M定着レーザ81M、C定着レーザ81Cは、それぞれYトナー、Mトナー、Cトナーの補色(各色のトナーで吸収される色成分)に対応する波長で発光することになる。さらにまた、K定着レーザ81Kは、赤外吸収剤によるイエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCの吸収ピークである800nmの波長で発光する。ここで、800nmの波長は黒トナーの吸収波長でもある。そして、これらY定着レーザ81Y、M定着レーザ81M、C定着レーザ81C、K定着レーザ81Kは非干渉性を有する光を出力する光源であるといえる。なお、K定着レーザ81Kの発光波長については、イエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCに含有させる赤外吸収剤の種類および可視光の吸収に応じて、例えば300〜1600nmの範囲より適宜設定することができる。いずれの場合においても、設定される発光波長は黒トナーの吸収波長に対応していることになる。
また、図5(a)は、露光装置13(Y露光装置13Y、M露光装置13M、C露光装置13C、K露光装置13K)のレーザ照射によって形成される露光ビームによる露光スポットS1を説明するための図である。一方、図5(b)は、レーザ定着装置80のレーザ光源81を構成するY定着レーザ81Y、M定着レーザ81M、C定着レーザ81C、黒定着レーザ81Kのレーザ照射によって形成される定着用露光ビームによる定着スポットS2を説明するための図である。
露光装置13は、画像処理部200から入力される各色の露光データに基づいて動作する。画像処理部200は、上述したように600spiの解像度で各色の露光データを作成しており、隣接する露光スポットS1間の距離である露光スポット間隔G1は600spiに対応する約42.3μmとなる。また、各露光スポットS1の当たる最大径すなわち露光光のスポット径は、隣接する露光スポットS1と重ならない露光スポット径D1に設定される。
一方、レーザ光源81は、画像処理部200から入力される各色の露光データを光量補正部51にて光量補正を施して得られた各色の定着露光データに基づいて動作する。このため、隣接する定着スポットS2間の距離である定着スポット間隔G2は、露光スポット間隔G1と同じく約42.3μmとなる。また、各定着スポットS2の当たる最大径すなわち第2の光のスポット径は、上記露光スポットS1よりも大きい定着スポット径D2に設定される。なお、本実施の形態では、定着スポット径D2が、隣接する定着スポットS2同士で重なるように設定される。
次に、この画像形成装置における作像プロセスについて説明する。画像処理部200に画像データが入力されると、制御部100が画像形成装置を構成する各装置を制御し、画像形成動作を実行させる。
まず、画像処理部200は、入力される画像データに画像処理を施し、イエロー露光データYE、マゼンタ露光データME、シアン露光データCE、黒露光データKEを出力する。そして、制御部100は、画像形成ユニット10を構成する各装置を動作させ、各色トナー像の形成を行わせる。例えばイエローユニット10Yでは、帯電装置12により一様に帯電された感光体ドラム11に、露光装置13(Y露光装置13Y)によりイエロー露光データYEに応じたレーザ光を照射することで、イエロー画像に対応した静電潜像の形成を行う。次いで、感光体ドラム11に形成された静電潜像をイエローの現像装置14を用いて現像することで、イエローのトナー像を形成させる。なお、他のマゼンタユニット10M、シアンユニット10C、黒ユニット10Kにおいても、同様の手順でマゼンタのトナー像、シアンのトナー像、黒のトナー像がそれぞれ形成される。
その後、各感光体ドラム11に形成された各色のトナー像は、感光体ドラム11と中間転写ベルト20とが接する一次転写位置で、一次転写装置15によって中間転写ベルト20上に一次転写される。一方、一次転写後に感光体ドラム11上に残存するトナーは、対応するドラムクリーナ16によってクリーニングされる。
このようにして中間転写ベルト20上に一次転写された各色のトナー像は中間転写ベルト20上で重ね合わされ、中間転写ベルト20の回転に伴って二次転写位置へと搬送される。一方、用紙Pは所定のタイミングで二次転写位置へと搬送され、二次転写ロール31と中間転写ベルト20との間にニップされる。
そして、二次転写位置において、二次転写ロール31とバックアップロール25との間に働く転写電界の影響で、中間転写ベルト20上のトナー像が用紙Pに二次転写される。トナー像が二次転写された用紙Pは、搬送ベルト43により定着装置50へと搬送される。定着装置50では、トナー像を保持した用紙Pを用紙搬送装置60によって搬送し、この用紙Pに対し、フラッシュ定着装置70およびレーザ定着装置80にて光照射を行うことにより用紙P上のトナー像を加熱溶融させ、用紙P上に定着させる。その後、トナー像が定着された用紙Pは、画像形成装置の機外へと排出され、一連の動作が完了する。
では、定着装置50による定着動作について、より詳細に説明する。
定着装置50において、光量補正部51は、画像処理部200から入力されてくるイエロー露光データYE、マゼンタ露光データME、シアン露光データCE、黒露光データKEに、それぞれ適宜光量補正処理を施す。バッファ部52は、光量補正部51にて光量補正がなされることによって得られたイエロー定着露光データYF、マゼンタ定着露光データMF、シアン定着露光データCF、黒定着露光データKFを一時的に保持する。
また、点灯制御部53は、制御部100からの制御信号に基づき、定着装置50に対する用紙Pの進入タイミングを取得する。
そして、点灯制御部53は、用紙Pが定着装置50を通過する間、フラッシュランプ71を断続的に点灯させる。すると、フラッシュランプ71から照射される光が用紙P上のトナー像を構成する各色トナーによって吸収され、光の吸収によって発熱したトナーが溶融する。
また、点灯制御部53は、用紙Pが定着装置50を通過する間、バッファ部52から読み出した各色の定着露光データに基づき、各色のレーザ光源81を駆動する。すなわち、Y定着レーザ81Yはイエロー定着露光データYFに、M定着レーザ81Mはマゼンタ定着露光データMFに、C定着レーザ81Cはシアン定着露光データCFに、K定着レーザ81Kは黒定着露光データCKに、それぞれ基づいて駆動される。このとき、点灯制御部53は、例えば各画像形成ユニット10において各色の露光データに基づいて形成されたトナー像が、レーザ定着装置80による照射位置に到達するタイミングで対応するレーザ光が照射されるように、バッファ部52から各色の定着露光データを読み出して各色の定着レーザ光源81の駆動を行う。
ここで、Y定着レーザ81Yからのレーザ光は回転多面鏡82によって走査され、用紙P上に保持されたイエロートナーに選択的に照射される。すると、Y定着レーザ81Yの発光波長はイエロートナーの吸収波長に対応しているため、Y定着レーザ81Yから照射されるレーザ光が用紙P上のイエロートナーによって吸収され、光の吸収によって発熱したイエロートナーが溶融する。
また、M定着レーザ81Mからのレーザ光は回転多面鏡82によって走査され、用紙P上に保持されたマゼンタトナーに選択的に照射される。すると、M定着レーザ81Mの発光波長はマゼンタトナーの吸収波長に対応しているため、M定着レーザ81Mから照射されるレーザ光が用紙P上のマゼンタトナーによって吸収され、光の吸収によって発熱したマゼンタトナーが溶融する。
さらに、C定着レーザ81Cからのレーザ光は回転多面鏡82によって走査され、用紙P上に保持されたシアントナーに選択的に照射される。すると、C定着レーザ81Cの発光波長はシアントナーの吸収波長に対応しているため、C定着レーザ81Cから照射されるレーザ光が用紙P上のシアントナーによって吸収され、光の吸収によって発熱したシアントナーが溶融する。
さらにまた、K定着レーザ81Kからのレーザ光は回転多面鏡82によって走査され、用紙P上に保持された黒トナーに選択的に照射される。すると、K定着レーザ81Kの発光波長は黒トナーの吸収波長に対応しているため、K定着レーザ81Kから照射されるレーザ光が用紙P上の黒トナーによって吸収され、光の吸収によって発熱した黒トナーが溶融する。
このようにして、用紙P上の各色トナーには、フラッシュランプ71の光と各色トナーに対応するレーザ光とが照射され、その結果、トナー像が用紙P上に定着される。なお、本実施の形態では、レーザ光源81から照射される各色のレーザ光が、用紙搬送装置60によって搬送される用紙Pの主走査方向長さである用紙幅および副走査方向長さである用紙長を超えないように制御されている。これにより、レーザ光源81から照射されるレーザ光が無端ベルト61に直接当たるという事態を回避している。
ここで、本実施の形態では、上述したように、レーザ定着装置80のレーザ光源81による定着スポット径D2を、露光装置13における露光スポット径D1よりも大きくしている。このため、レーザ光源81からのレーザ光の照射位置が多少ずれたとしても、用紙P上のトナーは、対応するレーザ光にて確実に照射されることになる。また、K定着レーザ81Kの発光波長が他のイエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCの吸収波長に対応しているため、黒トナーの近傍に置かれたこれら他色のトナーは、K定着レーザ81Kからのレーザ光によっても加熱されることになる。
ではここで、具体例を挙げながら光量補正部51における処理について説明を行う
図6は、用紙P上に形成される画像の例を示す図である。なお、ここでは、A4サイズの用紙Pの長手方向を主走査方向とする所謂A4LEFに対応した画像形成を行うものとする。また、形成する画像は神奈川県の地図であり、イメージは緑、テキストは黒でそれぞれ形成されるものとする。また、その中で横浜市については、緑の光沢が強調されるものとする。
では、図6に示す、副走査方向a番目のラインLaに対応する各色の定着露光データの作成処理について説明する。
図7(a)は、画像処理部200から入力される、a番目のラインLaに対するイエロー露光データYE、マゼンタ露光データME、シアン露光データCE、黒露光データKEを示している。なお、図7(a)において、横軸は画素番号であり、縦軸は各色の出力階調値である。ラインLaでは、画素番号1500〜4000番、および、画素番号4500〜6500番にかけて緑のイメージ画像が形成される。このため、イエロー露光データYEおよびシアン露光データCEはこれらの画素番号において所定の出力階調値を有する。一方、この例では、マゼンタ露光データMEは全ての画素番号において0の出力階調値を有する。また、ラインLaでは、画素番号2000〜2500番にかけて黒のテキスト画像が形成される。このため、黒露光データKEはこれらの画素番号の一部において所定の出力階調値を有する。
図7(b)は、光量分布補正部51aで光量補正に用いられる光量分布補正データを例示している。なお、この図において、横軸は画素番号であり、縦軸は補正値である。この例では、主走査方向中央部(画素番号1000〜6000番)では補正値が一定であるのに対し、その両端側(画素番号0〜1000番、および画素番号6000〜7000番)における補正値が両端側にいくほど大きくなるように設定されている。
ここで、光量分布補正部51aにおいて図7(b)に示す光量分布補正データを使用しているのは、次の理由による。フラッシュ定着装置70で用いられるフラッシュランプ71は、その構成上、主走査方向中央部よりも主走査方向両端部側における発光光量が低下しやすい。このため、フラッシュランプ71から照射される光だけでは、主走査方向両端側に形成されたトナーの定着が不十分となるおそれがある。このため、本実施の形態では、フラッシュランプ71の光量分布特性を打ち消す方向に光量分布補正を行い、フラッシュランプ71による光量不足分をレーザ定着装置80側で補うことで、主走査方向にわたって良好な定着性能を確保するようにしている。
図7(c)は、図7(a)に示す各色の露光データを、図7(b)に示す光量分布補正データを用いて補正し、得られた各色の補正データを示している。この例では、各色の露光データと光量分布補正データとを対応する画素番号毎に乗算することで、各色の補正露光データを算出している。なお、以下の説明では、これらをそれぞれイエロー補正データYE’、マゼンタ補正データME’、シアン補正データCE’、黒補正データKE’と呼ぶ。この例では、イエロー補正データYE’およびシアン補正データCE’の画素番号6000番以降(図中に網点で示す)における出力階調値が、元データよりも大きくなるように補正がなされる。
図8(a)は、光沢補正部51bに入力される、a番目のラインLaに対する光沢強調データを示している。なお、この図において、横軸は画素番号であり、縦軸は補正値である。ラインLaでは、画素番号4500〜6000番にかけて光沢強調の指示がなされるため、画素番号4500〜6000番における補正値が大きく設定されている。
図8(b)は、図7(c)に示す各色の補正データを、図8(a)に示す光沢強調データを用いて補正し、得られたイエロー定着露光データYF、マゼンタ定着露光データMF、シアン定着露光データCF、黒定着露光データKFを示している。この例では、各色の補正データと光沢強調データとを対応する画素番号毎に乗算することで、各色の定着露光データを算出している。この例では、イエロー定着露光データYFおよびシアン定着露光データCFの、画素番号4500〜6000番における出力階調値がより大きくなるように補正がなされる。
このような光量補正を行うことで、例えば主走査方向端部の用紙P上に保持されたトナーに対しては、フラッシュランプ71だけでは不十分な光量をレーザ光源81から供給することができるようになる。その結果、用紙Pの全面にわたって良好な定着画像を得ることが可能になる。
また、このような光量補正を行うことで、例えば光沢強調を行いたい領域に対しては、レーザ光源81による照射光量を増やすことにより、この領域に保持されたトナーをさらに溶融させることができるようになる。その結果、他の領域よりも光沢を高めることが可能になる。なお、逆に、光沢強調を行いたくない領域に対しては、レーザ光源81による照射光量を減らすことにより、他の領域よりも光沢を低めることも可能である。
なお、例えば図6に示す、副走査方向b番目のラインLbに対応する各色の定着露光データを作成する場合は、次のようになる。光量分布補正部51aでは、上記ラインLaと同様、図7(b)に示す光量分布補正データを用いて各画素の光量補正を行う。一方、光沢補正部51bでは、ラインLbには光量強調領域が存在しないため、主走査方向全域にわたって同一の補正値を用いて光沢補正を実行する。
ここで、図9は、レーザ定着装置80のレーザ光源81から出力されるレーザ光による定着露光エネルギーすなわちレーザ光の強度密度と用紙P上に保持されたトナーの定着率との関係を示している。同図より、定着露光エネルギーが1.5W/cm2以上630W/cm2以下の範囲であれば、ほぼ100%の定着率を得ることができることがわかる。なお、定着露光エネルギーが1.5W/cm2未満の場合には、レーザ照射によるトナーの溶融が不十分となるために定着率が低下する。一方、定着露光エネルギーが630W/cm2を超えると、レーザ照射によりトナーや用紙Pに焦げが生じるために定着率が低下する。
また、本実施の形態では、イエロートナーTYの吸収波長に対応してY定着レーザ81Yの発光波長が設定され、マゼンタトナーTMの吸収波長に対応してM定着レーザ81Mの発光波長が設定され、シアントナーTCの吸収波長に対応してC定着レーザ81Cの発光波長が設定される。さらに、これらイエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCが含有する赤外吸収剤の吸収波長に対応してK定着レーザ81Kの発光波長が設定される。ここで、K定着レーザ81Kの発光波長は、次のようにして決定することができる。
図10は、マゼンタトナーTMの可視及び赤外領域における波長−吸収度比特性を示している。ただし、赤外領域に存在する吸収帯は赤外吸収剤によるもので、イエロートナーTYやシアントナーTCにも存在する。ここで、吸光度比は、各波長における吸光度εを、吸光度の最大値である最大吸光度εmaxで除して規格化したものである。また、表1は、用紙P上のマゼンタトナーTMに各波長にてレーザ光を照射したときの、吸光度比および得られた定着特性の関係を示している。
Figure 2008107576
図10および表1より、吸光度比(ε/εmax)が65%未満となる波長のレーザ光を照射した場合には、定着特性が低下することがわかる。つまり、良好な定着特性を得るためには、ε/εmax≧65%となるλT65以上の波長をK定着レーザ81Kの発光波長として選択すればよい。
以上説明したように、本実施の形態では、インコヒーレントな光を照射するフラッシュ定着装置70とコヒーレントな光を照射するレーザ定着装置80とを組み合わせるようにしたため、用紙P上に保持されたトナー像を確実に定着することが可能になる。
また、本実施の形態では、フラッシュ定着装置70から照射される光を用紙Pの全体に照射する一方、レーザ定着装置80から照射される光を用紙P上の対応する色のトナーに局所的に照射するようにした。その結果、用紙P上の各色トナーをより確実に溶融、定着させることが可能となる。
さらに、本実施の形態では、フラッシュ定着装置70から照射される光の光量が不足する領域に対し、レーザ定着装置80から照射される光の光量を増加させるようにした。これにより、用紙P上の各色トナーを位置に関係なくに定着することが可能になる。
また、本実施の形態に係る定着装置50では、フラッシュ定着装置70とレーザ定着装置80とを組み合わせることにより、定着に必要な熱を相互に補完することが可能となることから、フラッシュ定着装置70あるいはレーザ定着装置80を単独で用いた場合と比較して、結果的に消費電力が少なくなる。
さらに、本実施の形態では、フラッシュ定着装置70とレーザ定着装置80とを組み合わせることにより、各色のトナーに対して十分な熱量を供給することが可能となり、その分、イエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCに含有させる赤外吸収剤の量が少なくて済むことになる。このため、これらのトナーのコストが低減されるとともに、赤外吸収剤によるこれらのトナーの色味の変化が抑えられる。
そして、本実施の形態では、フラッシュ定着装置70とレーザ定着装置80とを組み合わせることにより、黒トナーで形成されるモノクロ画像は勿論のこと、黒トナー、イエロートナーTY、マゼンタトナーTM、シアントナーTCで形成され、モノクロ画像よりもトナー量が多くなるフルカラー画像に対しても適切な定着を行うことが可能になる。
なお、本実施の形態では、レーザ定着装置80において、各色トナーの吸収波長にそれぞれ対応する波長で発光する四本のレーザ光源81を用いていたが、これに限られるものではなく、例えば各色トナーの吸収帯に対応する波長で発光するK定着レーザ81Kのみを用いるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、各色の露光データに基づいて各色の定着露光データを作成し、これらに基づいてレーザ定着装置80のレーザ光源81を駆動することで、用紙P上の各色トナーに対して対応するレーザ光を照射するようにしていた。ただし、これに限られるものではなく、用紙Pの全領域にレーザ光を照射するようにしてもよい。そして、この場合には、感光体ドラム11の回転速度と用紙搬送装置60による用紙Pの搬送速度を必ずしも一致させる必要はない。本実施の形態では、上述したようにレーザ定着装置80のレーザ光源81による定着スポット径D2が露光装置13による露光スポット径D1よりも大きく設定されているため、例えば感光体ドラム11の回転速度の0.3〜2.0倍の範囲内で用紙Pの搬送速度を変化させた場合にも、対応することが可能である。
さらに、本実施の形態では、フラッシュ定着装置70とレーザ定着装置80とを組み合わせて定着装置50を構成していた。ただし、これに限られるものではなく、例えばフラッシュ定着装置70に代えて、ヒータ部として電熱線等から発生する熱線すなわち赤外線を照射することにより非接触定着を行うオーブン定着装置を適用することも可能である。
さらにまた、本実施の形態では、レーザ光源81と回転多面鏡82とを組み合わせてレーザ定着装置80を構成していたが、これに限られるものではない。例えば複数のレーザ光源81を主走査方向に並べて配設し、各レーザ光源81をそれぞれ駆動することで用紙P上に保持されたトナーを溶融する構成としてもよい。
また、本実施の形態では、フラッシュ定着装置70の反射板72にスリット72aを設け、このスリット72aを介してレーザ定着装置80のレーザ光源81からの光を用紙P上のトナーに照射するようにしていた。ただし、これに限られるものではなく、例えば図11(a)に示すように、フラッシュ定着装置70からみて用紙搬送方向下流側にレーザ定着装置80を配設するようにしてもよい。また、例えば図11(b)に示すように、フラッシュ定着装置70からみて用紙搬送方向上流側にレーザ定着装置80を配設することも可能である。
図11(a)あるいは図11(b)に示す構成を採用した場合に、フラッシュ定着装置70によるフラッシュ定着位置とレーザ定着装置80によるレーザ定着位置との間の距離は、用紙搬送装置60による用紙Pの搬送速度で、2秒以内に到達できる距離以内とすることが好ましい。なお、これより距離が遠くなると、上流側の定着装置にて溶融されたトナーが下流側の定着装置に進入するまでの間に冷えて固まってしまうおそれがある。
さらに、本実施の形態では、一本のフラッシュランプ71を備えたフラッシュ定着装置70を例に説明を行ったが、これに限られるものではなく、複数本のフラッシュランプ71を備えていてもよい。
本実施の形態が適用される画像形成装置の構成例を示す図である。 (a)は定着装置の側面図、(b)は定着装置をIIB方向から見た上面図、(c)は定着装置をIIC方向から見た前面図である。 制御部、画像処理部、露光装置、および定着装置の関係を説明するためのブロック図である。 (a)はフラッシュランプの波長−発光強度特性を示す図であり、(b)はイエロートナー、マゼンタトナー、シアントナーの波長−吸光度特性および各色用レーザ光源の発振波長を示す図である。 (a)は各色の露光装置のレーザ照射によって形成される露光ビームのスポットを説明するための図であり、(b)はレーザ定着装置のレーザ照射によって形成される定着露光ビームのスポットを説明するための図である。 用紙上に形成される画像の例を示す図である。 (a)は各色の露光データの例を、(b)は光量分布補正データの例を、(c)は光量分布補正がなされた補正データの例を、それぞれ示す図である。 (a)は光沢強調データの例を、(b)は光沢強調補正がなされた各色の定着露光データを、それぞれ示す図である。 レーザ定着装置のレーザ光源から出力されるレーザ光のエネルギー(定着露光エネルギー)と用紙上のトナーの定着率との関係を示すグラフ図である。 マゼンタトナーの可視及び赤外領域における波長−吸収度比特性を示す図である。 (a)(b)は、定着装置の他の構成例を示す図である。
符号の説明
10(10K、10Y、10M、10C)…画像形成ユニット、11…感光体ドラム、12…帯電装置、13…露光装置、14…現像装置、15…一次転写装置、20…中間転写ベルト、30…二次転写装置、40…用紙収容部、50…定着装置、51…光量補正部、51a…光量分布補正部、51b…光沢補正部、52…バッファ部、53…点灯制御部、60…用紙搬送装置、70…フラッシュ定着装置、71…フラッシュランプ、72…反射板、80…レーザ定着装置、81…レーザ光源、82…回転多面鏡、100…制御部、200…画像処理部

Claims (18)

  1. 記録材に画形材を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材に第1の光を照射する第1照射手段と、
    前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材に前記第1の光とは異なる第2の光を照射する第2照射手段と
    を含む画像形成装置。
  2. 前記第1照射手段は前記第1の光として非干渉性を有する光を前記記録材に照射し、
    前記第2照射手段は前記第2の光として干渉性を有する光を前記記録材に照射することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記画形材は、800〜1700nmに吸収の最大値を有する赤外吸収剤を含有することを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記第1照射手段はランプによる発光装置にて構成され、
    前記第2照射手段はレーザによる発光装置にて構成されることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  5. 前記レーザによる発光装置は、前記記録材上の前記画形材の形成部位に選択的に前記第2の光を照射することを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  6. 前記画像形成手段は、帯電された感光体を選択的に露光して静電潜像を形成する露光装置を備え、
    前記レーザ発光装置から照射される前記第2の光の当たる直径が、前記露光装置による露光光の当たる直径よりも大きいことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  7. 前記画像形成手段は、帯電された感光体を選択的に露光して静電潜像を形成する露光装置を備え、
    前記レーザ発光装置は、前記露光装置の動作信号に基づいて発光動作を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
  8. 記録材に画形材を用いて画像を形成する画像形成手段と、
    前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材を非接触加熱する第1加熱手段と、
    前記画像形成手段にて画像が形成された前記記録材をさらに非接触加熱する第2加熱手段と
    を含む画像形成装置。
  9. 前記第1加熱手段は前記記録材の全域を加熱し、
    前記第2加熱手段は前記記録材の全域のうちの一部領域を加熱することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  10. 前記第1加熱手段は前記記録材にランプ光を照射することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  11. 前記第2加熱手段は前記記録材にレーザ光を照射することを特徴とする請求項8記載の画像形成装置。
  12. 前記画像形成手段は複数色の画形材を用いて前記記録材に画像を形成し、
    前記第2加熱手段は前記複数色の画形材の吸収波長に対応する複数の発光波長のレーザ光を照射することを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  13. 前記レーザ光の強度密度が、1.5W/cm2以上且つ630W/cm2以下であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  14. 前記レーザ光の発光波長が、300nm以上且つ1600nm以下であることを特徴とする請求項11記載の画像形成装置。
  15. 画像が形成された記録材の全体を加熱する全体加熱手段と、
    前記記録材の局所を加熱する局所加熱手段と
    を含む定着装置。
  16. 前記局所加熱手段は、前記全体加熱手段による加熱が不足する記録材上の領域を前記局所として加熱することを特徴とする請求項15記載の定着装置。
  17. 前記局所加熱手段は、前記記録材上の前記画像の形成部位を選択的に加熱することを特徴とする請求項15記載の定着装置。
  18. 前記全体加熱手段は、前記記録材の搬送方向に直交する方向に沿って配設され当該記録材を非接触加熱するヒータ部からなり、
    前記局所加熱手段は、前記記録材にレーザ光を照射するレーザ照射部からなることを特徴とする請求項15記載の定着装置。
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