JP6028511B2 - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関する。
画像形成装置において、レーザ光を照射することによりトナーを記録媒体に定着させる技術が提案されている。例えば、特許文献1には、レーザの照射位置に対応した部分にローラ状の支持部材を設けることが記載されている。特許文献2には、用紙を搬送するベルトの破損を防止するために、ベルトにレーザ光を透過する性質を有する素材を使用することが記載されている。
特開2011−191426号公報 特開2011−107658号公報
本発明は、記録媒体を支持する支持部において記録媒体と接触しない表面を有する非接触部位が高温になるのを抑制することを目的とする。
請求項1に係る発明は、予め定められた照射幅で光を照射する照射部と、前記照射部から照射された光を集光させる集光部と、表面において記録媒体と接触し前記集光部から前記光の焦点距離だけ離れた位置で当該記録媒体を支持する接触部位と、当該接触部位と一体に設けられ、当該記録媒体と接触しない表面を有する非接触部位とを有する支持部とを備え、前記非接触部位の表面と前記集光部との間の距離は、前記接触部位の表面と前記集光部との間の距離と異なる定着装置である。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記支持部は、前記記録媒体を支持する筒状部材と、当該筒状部材において前記記録媒体と接触しない部分の外周面を被覆する被覆部材とを備え、前記接触部位の表面は、前記筒状部材の表面であり、前記非接触部位の表面は、前記被覆部材の表面である。
請求項3に係る発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記支持部は、前記記録媒体を支持する筒状部材と、当該筒状部材において前記記録媒体と接触しない部分と前記集光部との間に設けられ、当該部分に照射される光を遮光する遮光部材と、前記記録媒体の幅に合わせて前記遮光部材を前記筒状部材の長さ方向に沿って搬送する搬送部とを備え、前記接触部位の表面は、前記筒状部材の表面であり、前記非接触部位の表面は、前記遮光部材の表面である。
請求項4に係る発明は、請求項3に記載の定着装置において、前記遮光部材に設けられ、当該遮光部材に照射された光を前記接触部位側に反射させる反射板を備える。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の定着装置において、前記支持部は、前記記録媒体を支持する筒状部材と、当該筒状部材において前記記録媒体と接触する部分の外周面を被覆する被覆部材とを備え、前記接触部位の表面は、前記被覆部材の表面であり、前記非接触部位の表面は、前記筒状部材の表面である。
請求項6に係る発明は、記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、前記画像を前記記録媒体に定着させる請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置とを備える画像形成装置である。
請求項1に係る発明によれば、接触部位の温度に比べて、記録媒体を支持する支持部において記録媒体と接触しない表面を有する非接触部位が高温になるのを抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、非接触部位の表面に対して、焦点がずれた状態で光を照射させることができる。
請求項3に係る発明によれば、非接触部位の表面に対して、焦点がずれた状態で光を照射させることができる。
請求項4に係る発明によれば、作業者が遮光部材を移動させなくても、記録媒体の幅に合うように遮光部材の位置を変更することができる。
請求項5に係る発明によれば、反射板を設けない場合に比べて、記録媒体に照射される光量を増やすことができる。
請求項6に係る発明によれば、接触部位の温度に比べて、記録媒体を支持する支持部において記録媒体と接触しない表面を有する非接触部位が高温になるのを抑制することができる。
第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 図1に示すII方向から定着装置を見た図である。 被覆部材を取り付ける方法を説明する図である。 接触部位に対するレーザ光の照射を説明する図である。 非接触部位に対するレーザ光の照射を説明する図である。 第2実施形態に係る定着装置を図1に示すII方向から見た図である。 第2実施形態に係る支持部の斜視図である。 第2実施形態に係る非接触部位に対するレーザ光の照射を説明する図である。 変形例1に係る定着装置の構成を示す図である。 変形例1に係る支持部の斜視図である。 変形例1に係る反射板の作用を説明する図である。 変形例2に係る接触部位に対するレーザ光の照射を説明する図である。 変形例2に係る非接触部位に対するレーザ光の照射を説明する図である。
[第1実施形態]
図1は、画像形成装置10の構成を示す図である。画像形成装置10は、プリンタ機能を有し、電子写真方式に従って連続紙Sに画像を形成する。この連続紙Sは、本実施形態においては記録媒体として用いられる。なお、画像形成装置10は、プリンタ機能の他に、コピー機やファクシミリ機能を有していてもよい。
画像形成装置10は、取込ユニット11と、画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kと、定着ユニット13とを備えている。これらの各ユニットの内部には、画像形成時に連続紙Sを図中矢印A方向に搬送する複数のローラが設けられている。これらのローラや図示せぬガイド部材によって連続紙Sの搬送路が形成されている。図1では、搬送路に沿って延びる連続紙Sによって搬送路の形状が表されている。
取込ユニット11は、図示せぬ用紙供給源から連続紙Sを自装置内に取り込む。取込ユニット11は、ドライブローラ111、バックテンションローラ112及びこれらのローラを回転させる駆動源としてのモータ(図示略)のほか、連続紙Sの搬送に従動して回転する複数のローラを備えている。ドライブローラ111は、画像形成時に図中の矢印a方向に回転することで、用紙供給源から供給される連続紙Sを画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kへと搬送する。バックテンションローラ112は、画像形成時の連続紙Sの搬送方向についてドライブローラ111よりも上流側に設けられており、矢印b方向に回転することで、連続紙Sに適度な張力を与え、連続紙Sが搬送路上でたるまずに搬送されるようにする。
画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kは、連続紙Sにトナー像を形成する。画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kはそれぞれ、イエロー(Y)色、マゼンタ(M)色、シアン(C)色及びブラック(K)色のトナーを用いて画像形成を行う。この画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kは、本実施形態においては画像形成部として用いられる。画像形成ユニット12Y、12M、12C、12Kの構成は、トナーの色が異なる点を除けば同じであるから、ここでは、画像形成ユニット12Kの構成を例に挙げて説明する。
画像形成ユニット12Kは、感光体ドラム121Kと、帯電部122Kと、露光部123Kと、現像部124Kと、転写部125Kとを備えている。感光体ドラム121Kは、外周面に光導電膜を積層した円筒状の部材である。感光体ドラム121Kは、軸を中心に矢印B方向に回転する。帯電部122Kは、感光体ドラム121Kの表面を一様に帯電させる。露光部123Kは、K(ブラック)の画像データに応じた光を感光体ドラム121Kに照射して静電潜像を形成する。現像部124Kは、静電潜像をブラックのトナーで現像して感光体ドラム121Kの表面にトナー像を形成する。転写部125Kは、このトナー像を連続紙Sに転写する。
定着ユニット13は、図示せぬ駆動部によって駆動されるサブドライブローラ(または排出ローラ)131及び定着装置133のほか、連続紙Sの搬送に従動して回転する複数のローラを備えている。定着装置133は、レーザ光Lを照射することにより、連続紙Sに転写されたトナー像を連続紙Sに定着させる。サブドライブローラ131は矢印c方向に回転することで、連続紙Sを矢印Aの向きに画像形成装置10外へと搬送する。サブドライブローラ131により排出された連続紙Sは、用紙巻取り装置(図示せず)によって巻き取られる。或いは、排出された連続紙Sを裁断した後、スタッカ(図示せず)に収容してもよい。
図2は、図1に示すII方向から定着装置133を見た図である。定着装置133は、レーザアレイ31と、集光レンズ32と、支持部33とを備えている。レーザアレイ31は、連続紙Sに対し予め定められた照射幅Wlでレーザ光Lを照射する。このレーザアレイ31は、本実施形態においては照射部として用いられる。レーザアレイ31は、連続紙Sの幅方向(図中の矢印P方向)に沿って一列に並んで配置された複数の発光素子34を有する。各発光素子34は、例えば半導体レーザ素子であり、レーザ光Lを照射する。レーザアレイ31の照射幅Wlは、画像形成装置10で用いられる最大の用紙幅に対応する長さを有する。したがって、図2に示すように、連続紙Sの幅Wsが最大の用紙幅よりも小さい場合には、レーザアレイ31は、連続紙Sの幅Wsよりも大きい照射幅Wlに亘ってレーザ光Lを照射することになる。集光レンズ32は、レーザアレイ31と支持部33との間に配置される。集光レンズ32は、レーザアレイ31から照射されたレーザ光Lを、予め定められた焦点位置Pfに集光させる。この集光レンズ32は、本実施形態においては集光部として用いられる。
支持部33は、搬送ローラ41と、被覆部材42と、締付けナット43とを備えている。搬送ローラ41は、アルミニウム等の素材で形成された円筒状の部材である。搬送ローラ41は、焦点位置Pfにおいて連続紙Sを支持する。つまり、搬送ローラ41は、集光レンズ32からレーザ光Lの焦点距離F0だけ離れた位置で連続紙Sを支持する。この「焦点距離F0」とは、レーザ光Lの強度が閾値以上となる距離をいう。この閾値は、例えばトナーが加熱・溶融されるような強度である。また、「レーザ光Lの焦点距離F0だけ離れた位置」とは、連続紙Sに照射される全てのレーザ光Lの焦点が合う位置である必要はなく、一部のレーザ光Lについては焦点距離F0から外れていてもよい。この搬送ローラ41は、本実施形態においては筒状部材として用いられる。搬送ローラ41は、図示せぬ駆動部により、軸を中心に図1に示す矢印d方向に回転される。これにより、搬送ローラ41は、連続紙Sを支持しながらサブドライブローラ131へと搬送する。搬送ローラ41は、連続紙Sの最大幅以上の長さを有している。したがって、図2に示すように、連続紙Sの幅Wsが最大の用紙幅よりも小さい場合には、搬送ローラ41は、連続紙Sに接触する部分と、連続紙Sに接触しない部分とを有することになる。
被覆部材42は、搬送ローラ41と同じアルミニウム等の素材で形成された中空の円筒状の部材である。被覆部材42は、搬送ローラ41において連続紙Sと接触しない部分の外周面を被覆する。被覆部材42の直径D2は、搬送ローラ41の直径D1よりも大きい。したがって、被覆部材42の表面と集光レンズ32との間の距離F2は、搬送ローラ41の表面と集光レンズ32との間の距離F1よりも小さくなる。また、被覆部材42の端面42aは、連続紙Sの側端の位置を合わせるエッジガイドとして機能する。締付けナット43は、アルミニウム等の素材で形成されており、被覆部材42を締め付けて固定する。
図2に示すように、支持部33は、光密度が閾値以上となる表面領域上に連続紙Sがある接触部位R1と、連続紙Sがない非接触部位R2とを有している。本実施形態においては、搬送ローラ41において連続紙Sと接触する部分が接触部位R1となる。また、搬送ローラ41において連続紙Sと接触しない部分と被覆部材42とが非接触部位R2となる。
図3は、被覆部材42の取り付け方法を説明する図である。作業者は、被覆部材42を搬送ローラ41に嵌めて、図2に示す端面42aが連続紙Sの側端に接する位置に移動させる。被覆部材42の端面42bには、C型の断面形状を有する突起部42cが設けられている。被覆部材42を移動させた後、作業者は、締付けナット43を図中の矢印e方向に回転させながら、締付けナット43と突起部42cとを嵌め合わる。これにより、突起部42cが締め付けられ、被覆部材42が固定される。
また、連続紙Sの用紙幅を変更する場合には、変更後の用紙幅に応じて被覆部材42を移動させる必要がある。この場合、作業者は、締付けナット43を図中の矢印e方向と逆方向に回転させながら緩ませて、突起部42cから取り外す。締付けナット43を取り外した後、作業者は、被覆部材42を搬送ローラ41の長さ方向に沿って移動させる。作業者は、図2に示す端面42aが変更後の連続紙Sの長手方向の側端に接する位置に被覆部材42を移動させた後、締付けナット43を図中の矢印e方向に回転させながら、締付けナット43と突起部42cとを嵌め合わる。これにより、突起部42cが締め付けられ、被覆部材42が固定される。
図4は、接触部位R1に対するレーザ光Lの照射を説明する図である。なお、図4では、被覆部材42及び締付けナット43については図示を省略している。接触部位R1の表面となる搬送ローラ41の表面上には、連続紙Sがあるため、レーザ光Lは、連続紙Sの表面に照射される。集光レンズ32と連続紙Sの表面との間の距離は、概ね集光レンズ32と搬送ローラ41の表面との間の距離F1となる。上述したように、連続紙Sは、焦点位置Pfにおいて支持されているため、集光レンズ32と連続紙Sの表面との間の距離F1は、レーザ光Lの焦点距離F0と等しくなる。この場合、レーザ光Lは、焦点が合った状態で連続紙Sの表面に照射される。これにより、連続紙S上のトナーが加熱・溶融され、連続紙Sに定着される。
図5は、非接触部位R2に対するレーザ光Lの照射を説明する図である。図5では、支持部33については、図2中のH−H線で切断した断面が示されている。なお、図5では、締付けナット43の図示を省略している。非接触部位R2の表面となる被覆部材42の表面上には連続紙Sがないため、レーザ光Lは、被覆部材42の表面に照射される。上述したように、被覆部材42の直径D2は搬送ローラ41の直径D1よりも大きいため、集光レンズ32と被覆部材42との間の距離F2は、集光レンズ32と搬送ローラ41の表面との間の距離F1、すなわちレーザ光Lの焦点距離F0よりも小さくなる。この場合、レーザ光Lは、焦点がずれた状態で被覆部材42の表面に照射される。
仮に、被覆部材42が設けられていない場合には、集光レンズ32と搬送ローラ41の表面との間の距離F1は、レーザ光Lの焦点距離F0と概ね等しくなるため、レーザ光Lは、焦点があった状態で搬送ローラ41の表面に照射されることになる。この場合、搬送ローラ41の表面に高熱が加えられるため、搬送ローラ41が熱変形や破損をする恐れがある。これに対し、本実施形態では、非接触部位R2の表面には、レーザ光Lが焦点のずれた状態で照射されるため、レーザ光Lにより非接触部位R2の高温になるのが抑制される。その結果、非接触部位R2の熱変形や破損が防止される。
[第2実施形態]
第2実施形態は、定着装置133Aの構成が第1実施形態とは異なる。なお、その他の構成については、第1実施形態と同じであるため、同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図6は、図1に示すII方向から定着装置133Aを見た図である。定着装置133Aは、第1実施形態と同様のレーザアレイ31及び集光レンズ32と、支持部33Aとを備えている。図7は、支持部33Aの斜視図である。支持部33Aは、搬送ローラ41と、遮光ガイド44と、搬送部45とを備えている。遮光ガイド44は、遮光性を有する素材で形成されている。この遮光ガイド44は、本実施形態においては遮光部材として用いられる。遮光ガイド44は、上面部44a、側面部44b及び脚部44cにより構成されている。上面部44aは、搬送ローラ41において連続紙Sと接触しない部分と集光レンズ32との間に設けられており、この部分に照射されるレーザ光Lを遮光する。図6に示すように、上面部44aは、搬送ローラ41の表面よりも集光レンズ32に近い位置に設けられているため、上面部44aの表面と集光レンズ32との間の距離F3は、搬送ローラ41の表面と集光レンズ32との間の距離F1よりも小さくなる。図7に戻り、側面部44bは、上面部44aを支持する。側面部44bには、孔44dが設けられている。搬送ローラ41は、この孔44dを貫通するように設けられている。脚部44cは、搬送部45のベルト部材46に固定されている。すなわち、支持部33Aは、支持部33と同様、表面において記録媒体と接触し集光部から焦点距離だけ離れた位置で当該記録媒体を支持する接触部位と、当該接触部位と一体に設けられ当該記録媒体と接触しない表面を有する非接触部位とを有する。
搬送部45は、遮光ガイド44を搬送ローラ41の長さ方向(矢印P方向)に沿って搬送する。この搬送部45は、ベルト部材46と、ローラ47及び48と、駆動部49とを備えている。ベルト部材46は、無端のベルト状部材であり、ローラ47及び48に掛け渡されている。ローラ47は、モータ等の駆動部49により回転される。これにより、ローラ47は、ベルト部材46を回転させる。ローラ48は、ベルト部材46の回転に従動して回転する。上述したように、遮光ガイド44の脚部44cはベルト部材46に固定されている。したがって、ベルト部材46が回転すると、遮光ガイド44は、搬送ローラ41の長さ方向に沿って移動する。
制御部14は、駆動部49の駆動を制御して、連続紙Sの用紙幅に応じて遮光ガイド44を移動させる。具体的には、制御部14は、駆動部49により、遮光ガイド44の側面部44bが連続紙Sの側端に接する位置に遮光ガイド44を移動させる。この連続紙Sの用紙幅は、例えば作業者の操作により入力されてもよいし、光センサーを用いて検出してもよい。
図6に示すように、支持部33Aは、光密度が閾値以上となる表面領域上に連続紙Sがある接触部位R1と、連続紙Sがない非接触部位R2とを有している。本実施形態においては、搬送ローラ41において連続紙Sと接触する部分が接触部位R1となる。また、搬送ローラ41において連続紙Sと接触しない部分と遮光ガイド44とが非接触部位R2となる。
図8は、非接触部位R2に対するレーザ光Lの照射を説明する図である。図8では、支持部33Aについては、図7中のI−I線で切断した断面が示されている。なお、図8では、搬送部45及び駆動部49の図示を省略している。非接触部位R2の表面となる遮光ガイド44の上面部44aの表面上には連続紙Sがないため、レーザ光Lは、上面部44aの表面に照射される。この上面部44aは、搬送ローラ41の表面よりも集光レンズ32に近い位置に設けられているため、上面部44aの表面と集光レンズ32との間の距離F3は、搬送ローラ41の表面と集光レンズ32との間の距離F1、すなわちレーザ光Lの焦点距離F0よりも小さくなる。この場合、レーザ光Lは、上述した第1実施形態と同様に焦点がずれた状態で上面部44aの表面に照射されるため、第1実施形態と同様の効果が得られる。
[変形例]
上述した実施形態は、本発明の一例であり、本発明はこの実施形態に限定されない。上述した実施形態を以下のように変形して実施してもよい。また、以下の変形例を組み合わせて実施してもよい。
(1)変形例1
第2実施形態において、連続紙Sで反射されたレーザ光L又は遮光ガイド44に照射されたレーザ光Lを反射させ、連続紙Sに照射させる構成を備えていてもよい。図9は、変形例1に係る定着装置131Bの構成を示す図である。定着装置131Bは、光を反射させる素材で形成された半円状の反射部材35を備えている。この反射部材35は、レーザ光Lが照射される領域を囲うように設けられている。反射部材35の上端には、開口部35aが設けられている。レーザアレイ31は、この開口部35aを介して連続紙Sにレーザ光Lを照射する。レーザアレイ31から照射されたレーザ光Lは、開口部35aを通って連続紙Sに照射される。このとき、連続紙Sに照射されたレーザ光Lの一部は連続紙Sで反射される。反射部材35は、連続紙Sで反射されたレーザ光Lを反射させ、再び連続紙Sに照射させる。
図10は、変形例1に係る支持部33Bの斜視図である。この支持部33Bにおいては、遮光ガイド44に反射板50が設けられている。反射板50は、光を反射させる素材で形成されており、上面部44a端部に配置されている。反射板50は、レーザアレイ31から非接触部位R2へと照射された光を接触部位R1側に反射させる。
図11は、反射板50の作用を説明する図である。この変形例1では、制御部14は、レーザアレイ31を制御して、接触部位R1に対応する発光素子34だけをオンにするようになっている。これにより、基本的には、レーザ光Lは接触部位R1上の連続紙Sだけに照射されることとなる。しかし、実際には、レーザ光Lの照射幅と連続紙Sの幅とを完全に合致することは難しい。そのため、このような制御を行った場合であっても、レーザ光Lの一部が非接触部位R2に照射されることがある。反射板50は、非接触部位R2に照射されたレーザ光Lを連続紙Sへと導く役割を担う。
レーザアレイ31から非接触部位R2にレーザ光Lが照射されると、反射板50は、このレーザ光Lを接触部位R1側に反射させる。反射板50により反射された光は、反射部材35により反射され、再び連続紙Sに照射される。この変形例1によれば、連続紙Sに照射されるレーザ光Lの光量が増え、非接触部位R2に照射されたレーザ光Lについてもトナー像の定着に有効に活用される。
(2)変形例2
第1実施形態では、搬送ローラ41において連続紙Sと接触しない部分に被覆部材42を設けていた。しかし、これに代えて、搬送ローラ41において連続紙Sと接触する部分に被覆部材42を設けてもよい。この場合、被覆部材42は、焦点位置Pfにおいて連続紙Sを支持する。本変形例においては、搬送ローラ41において連続紙Sと接触する部分と被覆部材42とが接触部位R1となる。また、搬送ローラ41において連続紙Sと接触しない部分が非接触部位R2となる。
図12は、変形例2に係る接触部位R1に対するレーザ光Lの照射を説明する図である。なお、図12では、締付けナット43の図示を省略している。接触部位R1の表面となる被覆部材42の表面上には連続紙Sがあるため、レーザ光Lは、連続紙Sの表面に照射される。集光レンズ32と連続紙Sとの間の距離は、概ね集光レンズ32と被覆部材42の表面との間の距離F11となる。上述したように、連続紙Sは、焦点位置Pfにおいて支持されているため、集光レンズ32と連続紙Sの表面との間の距離F11は、レーザ光Lの焦点距離F10と等しくなる。この場合、レーザ光Lは、焦点が合った状態で連続紙Sの表面に照射される。これにより、連続紙S上のトナーが加熱・溶融され、連続紙Sに定着される。
図13は、変形例2に係る非接触部位R2に対するレーザ光Lの照射を説明する図である。図13では、支持部33については、図5と同様に、図2中のH−H線で切断した断面が示されている。なお、図13では、締付けナット43の図示を省略している。非接触部位R2の表面となる搬送ローラ41の表面上には連続紙Sがないため、レーザ光Lは、搬送ローラ41の表面に照射される。上述したように、搬送ローラ41の直径D1は、被覆部材42の直径D2よりも小さいため、集光レンズ32と搬送ローラ41の表面との間の距離F12は、集光レンズ32と搬送ローラ41の表面との間の距離F11、すなわちレーザ光Lの焦点距離F10よりも大きくなる。この場合、レーザ光Lは、焦点がずれた状態で搬送ローラ41の表面に照射されるため、上述した第1実施形態と同様の効果が得られる。
(3)変形例3
第2実施形態では、搬送部45がベルト送り機構を利用して遮光ガイド44を搬送していた。しかし、搬送部45は、ベルト送り機構を利用したものに限定されない。例えば、搬送部45は、ねじ送り機構を利用して遮光ガイド44を搬送するものであってもよい。
(4)変形例4
第1実施形態及び第2実施形態において、制御部14は、上述した変形例1のように、レーザアレイ31を制御して、接触部位R1に対応する発光素子34だけをオンにしてもよい。これにより、基本的には、レーザ光Lはレーザアレイ31から接触部位R1上の連続紙Sだけに照射されることとなる。しかし、実際には、レーザ光Lの照射幅と連続紙Sの幅とを完全に合致することは難しい。そのため、このような制御を行った場合であっても、レーザ光Lの一部が非接触部位R2に照射されることがある。したがって、本発明は、このような制御と組み合わせて実施しても有効である。
(5)変形例5
第1実施形態及び第2実施形態において、上述した変形例1のように、レーザ光Lが照射される領域を囲うように反射部材35が設けられてもよい。これにより、連続紙Sに照射されるレーザ光Lの光量が増える。
(6)変形例6
第1実施形態において、レーザ光Lを吸収する素材で被覆部材42を形成してもよい。同様に、第2実施形態において、レーザ光Lを吸収する素材で遮光ガイド44を形成してもよい。これにより、非接触部位R2におけるレーザ光Lの影響が一層抑制される。
(7)変形例7
第1実施形態では、搬送ローラ41に被覆部材42を設けることにより、非接触部位R2の表面と集光レンズ32との間の距離F2を、接触部位R1の表面と集光レンズ32との間の距離F1と異ならせていた。しかし、例えば連続紙Sの幅が固定である場合には、接触部位R1と非接触部位R2とが変化することはない。このような場合には、搬送ローラ41自体の形状を変えてもよい。例えば、搬送ローラ41において連続紙Sと接触する部分の直径が連続紙Sと接触しない部分の直径よりも大きく又は小さくなるように、搬送ローラ41を形成してもよい。この場合、搬送ローラ41において連続紙Sと接触する部分が接触部位R1となり、連続紙Sと接触しない部分が非接触部位R2となる。
(8)変形例8
第1実施形態及び第2実施形態においては、画像を形成する色材としてトナーが用いられていた。しかし、色材はトナーに限定されない。例えば、色材は、インクジェット方式で用いられる加熱溶融タイプのインクであってもよい。
(9)変形例9
第1実施形態及び第2実施形態においては、画像が形成される記録媒体として連続紙Sが用いられていた。しかし、記録媒体は連続紙Sに限定されない。例えば、記録媒体は、決められたサイズにあらかじめ裁断されたカット紙であってもよい。
(10)変形例10
第1実施形態及び第2実施形態においては、画像形成装置10は、カラーの画像を形成するものであったが、モノクロの画像を形成するものであってもよい。この場合、画像形成装置10は、画像形成ユニット12Y、12M、12C及び12Kのうち、画像形成ユニット12Kだけを備えればよい。
10…画像形成装置、12Y、12M、12C、12K…画像形成ユニット、13…定着ユニット、14…制御部、133、133A、133B…定着装置、31…レーザアレイ、32…集光レンズ、33、33A、33B…支持部、34…発光素子、35…反射部材、41…搬送ローラ、42…被覆部材、43…締付けナット、44…遮光ガイド、45…搬送部、50…反射板

Claims (6)

  1. 予め定められた照射幅で光を照射する照射部と、
    前記照射部から照射された光を集光させる集光部と、
    表面において記録媒体と接触し前記集光部から前記光の焦点距離だけ離れた位置で当該記録媒体を支持する接触部位と、当該接触部位と一体に設けられ、当該記録媒体と接触しない表面を有する非接触部位とを有する支持部とを備え、
    前記非接触部位の表面と前記集光部との間の距離は、前記接触部位の表面と前記集光部との間の距離と異なる
    定着装置。
  2. 前記支持部は、前記記録媒体を支持する筒状部材と、当該筒状部材において前記記録媒体と接触しない部分の外周面を被覆する被覆部材とを備え、
    前記接触部位の表面は、前記筒状部材の表面であり、
    前記非接触部位の表面は、前記被覆部材の表面である
    請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記支持部は、前記記録媒体を支持する筒状部材と、当該筒状部材において前記記録媒体と接触しない部分と前記集光部との間に設けられ、当該部分に照射される光を遮光する遮光部材と、前記記録媒体の幅に合わせて前記遮光部材を前記筒状部材の長さ方向に沿って搬送する搬送部とを備え、
    前記接触部位の表面は、前記筒状部材の表面であり、
    前記非接触部位の表面は、前記遮光部材の表面である
    請求項1に記載の定着装置。
  4. 前記遮光部材に設けられ、当該遮光部材に照射された光を前記接触部位側に反射させる反射板を備える
    請求項3に記載の定着装置。
  5. 前記支持部は、前記記録媒体を支持する筒状部材と、当該筒状部材において前記記録媒体と接触する部分の外周面を被覆する被覆部材とを備え、
    前記接触部位の表面は、前記被覆部材の表面であり、
    前記非接触部位の表面は、前記筒状部材の表面である
    請求項1に記載の定着装置。
  6. 記録媒体上に画像を形成する画像形成部と、
    前記画像を前記記録媒体に定着させる請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置と
    を備える画像形成装置。
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