JP2012042698A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】未定着のトナーに光を照射して加熱溶融する際に、トナーの加熱中に光出力を適切に制御することにより、良好な定着性を確保できるようにする。
【解決手段】定着装置40は、記録紙搬送装置101により搬送された記録紙100に形成された未定着のトナー画像に光を照射するレーザ光源105を有し、レーザ光源105からの光によってトナーを溶融して記録紙100にトナー画像を定着する。ここで記録紙100の搬送速度をp、記録紙の搬送方向における光照射領域の長さをq、未定着画像のトナーが搬送中に光を受ける時間をr、未定着画像のトナーが受ける単位面積当たりのエネルギーをJ(J=単位面積当たりの光出力×時間r)とするとき、時間rの開始から一定の時間r1におけるエネルギーと、r1経過後時間rの終了までの時間r2におけるエネルギーとを異ならせるように、レーザ光源105の光出力を制御する。
【選択図】図2
【解決手段】定着装置40は、記録紙搬送装置101により搬送された記録紙100に形成された未定着のトナー画像に光を照射するレーザ光源105を有し、レーザ光源105からの光によってトナーを溶融して記録紙100にトナー画像を定着する。ここで記録紙100の搬送速度をp、記録紙の搬送方向における光照射領域の長さをq、未定着画像のトナーが搬送中に光を受ける時間をr、未定着画像のトナーが受ける単位面積当たりのエネルギーをJ(J=単位面積当たりの光出力×時間r)とするとき、時間rの開始から一定の時間r1におけるエネルギーと、r1経過後時間rの終了までの時間r2におけるエネルギーとを異ならせるように、レーザ光源105の光出力を制御する。
【選択図】図2
Description
本発明は、複写機やプリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式の画像形成装置に係り、より詳細には、記録紙上に形成された未定着のトナー画像に光を照射して定着する定着装置と、該定着装置を備えた画像形成装置に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置(例えばプリンタ)には、記録紙上に形成された未定着のトナー画像を熱溶融することによって記録紙上に定着させる定着装置が備えられている。この定着装置の一例として、トナー画像に光を照射してトナーを加熱することにより、非接触でそのトナー画像を記録紙に定着させる電子写真方式の画像形成装置が知られている。この定着方式では、非接触でトナーが加熱されるため、従来の接触加熱方式であるローラ定着方式に比べ、ウォームアップが不必要であるといった特徴を有する。
このような光により非接触で定着する画像形成装置として、例えば特許文献1には、レーザパワーを利用してトナーを定着させる定着装置が開示されている。
特許文献1のレーザ定着装置は、複数の半導体レーザと、その半導体レーザに対応したレンズアレイを備えるもので、半導体レーザから出射したレーザビームをレンズアレイにより記録紙上に集光し、未定着トナーを定着させるようにしている。これにより、小型で安価な半導体レーザ定着装置を実現できるとされている。
特許文献1のレーザ定着装置は、複数の半導体レーザと、その半導体レーザに対応したレンズアレイを備えるもので、半導体レーザから出射したレーザビームをレンズアレイにより記録紙上に集光し、未定着トナーを定着させるようにしている。これにより、小型で安価な半導体レーザ定着装置を実現できるとされている。
特許文献1に記載の定着装置は、温度検出手段によってレーザの強度を制御しているが、トナーはレーザにより瞬時に加熱されるため、トナーの温度を検知したときには、レーザによるトナーの加熱が既に終了している。従って、トナー自身が加熱されている間にリアルタイムに加熱制御することはできない。つまり、トナーが瞬時に加熱された後に温度を検知して光強度を制御しても正確なフィードバックを行うことはできず、適切な制御を行うことができない。すなわち、光定着方式では、通常、トナー温度の検出結果に基づく光強度のフィードバック制御を行うことができない。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、未定着のトナーに光を照射して加熱溶融する際に、トナーの加熱中に光出力を適切に制御することにより、良好な定着性を確保できるようにした定着装置と、該定着装置を備えた画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送された記録媒体上に形成された未定着のトナー画像に光を照射する光源と、該光源の光出力を制御する光出力制御手段とを有し、前記光源からの光によって前記トナー画像のトナーを溶融して前記記録媒体にトナー画像を定着する定着装置において、前記記録媒体の搬送速度をp(mm/sec)、前記記録媒体の搬送方向における該記録媒体上の光照射領域の長さをq(mm)、前記未定着画像のトナーが搬送中に光を受ける時間をr(sec)(r=q/p)、前記未定着画像のトナーが受ける単位面積当たりのエネルギーをJ(J=単位面積当たりの光出力(W/mm2)×時間r(sec))とするとき、
前記光出力制御手段は、時間rの開始から一定の時間r1(sec)における前記エネルギーと、前記r1経過後時間rの終了までの時間r2(r2=r−r1)(sec)における前記エネルギーとを異ならせるように、前記光源の光出力を制御することを特徴としたものである。
前記光出力制御手段は、時間rの開始から一定の時間r1(sec)における前記エネルギーと、前記r1経過後時間rの終了までの時間r2(r2=r−r1)(sec)における前記エネルギーとを異ならせるように、前記光源の光出力を制御することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、前記光出力制御手段が、前記光源の光出力を電流値と発光デューティによって制御し、前記時間r1では、一定の電流値で発光デューティ100%で前記光源を連続発光させ、前記時間r2では、前記r1と同じ電流値で、発光デューティを100%より小さくして、前記光源を間欠的に発光させることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、前記光出力制御手段が、前記時間r1における前記光源の電流値をC、前記時間r2における前記光源の電流値をD(C>D)とし、前記時間r1、および前記時間r2においてともに発光デューティ100%で連続発光させることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第1〜第3のいずれか1の技術手段において、前記光源として、半導体レーザを備えていることを特徴としたものである。
第5の技術手段は、第4の技術手段において、前記光源が、前記半導体レーザを複数有し、該複数の半導体レーザは、前記記録紙の搬送方向と直交する方向にアレイ上に配列されたレーザアレイを形成していることを特徴としたものである。
第6の技術手段は、第1〜第5のいずれか1の技術手段による定着装置を備えた画像形成装置である。
本発明によれば、未定着のトナーに光を照射して加熱溶融する際に、トナーの加熱中に光出力を適切に制御することにより、良好な定着性を確保できるようにした定着装置と、該定着装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、本発明に適用可能な乾式電子写真方式のカラー画像形成装置の内部構造を示す図である。画像形成装置10は、供給トレイ20、搬送装置30、定着装置40、および可視像形成ユニット50(50Y,50M,50C,50B)を備え、例えばネットワーク上の各端末装置から送信される画像データ等に基づいて、所定の記録媒体に対して多色または単色の画像を形成する。記録媒体としては記録紙や記録用フィルムなどを用いることができる。以下、記録紙を用いるものとして説明する。
画像形成装置10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色に対応して、4つの可視像形成ユニット50Y,50M,50C,50Bが並設されている。可視像形成ユニット50Yは、イエロー(Y)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Mは、マゼンダ(M)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Cは、シアン(C)のトナーを用いて画像形成を行い、可視像形成ユニット50Bは、ブラック(B)のトナーを用いて画像形成を行う。具体的な配置としては、供給トレイ20と定着装置40とを繋ぐ記録紙100の搬送路に沿って4組の可視像形成ユニット50を配設した、所謂タンデム式の配置となっている。
可視像形成ユニット50は、それぞれ実質的に同一の構成を有し、感光体ドラム51、帯電器52、レーザ光照射手段53、現像器54、転写ローラ55、ドラムクリーナユニット56が設けられており、搬送される記録紙100に各色トナーを多重転写する。レーザ光照射手段53は、半導体レーザによる光源を備えている。
感光体ドラム51は、記録紙に転写するトナー画像を担持するものである。また、帯電器52は、感光体ドラム51の表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
感光体ドラム51は、記録紙に転写するトナー画像を担持するものである。また、帯電器52は、感光体ドラム51の表面を所定の電位に均一に帯電させるものである。
レーザ光照射手段53は、画像形成装置10に入力された画像データに応じて、帯電器5によって帯電した感光体ドラム51の表面を露光し、感光体ドラム51表面に静電潜像を形成する。また、現像器54は、感光体ドラム51表面に形成された静電潜像を各色のトナーによって顕像化する。転写ローラ55には、トナーとは逆極性のバイアス電圧が印加され、記録紙の搬送装置30により搬送された記録紙100にトナー像を転写させる。ドラムクリーナユニット56は、感光体ドラム51に形成された画像の転写後に感光体ドラム51表面に残留したトナーを除去・回収する。以上のような、記録紙100に対するトナー像の転写は4色について4回繰り返される。
搬送装置30は、駆動ローラ31、アイドリングローラ32、搬送ベルト33からなり、記録紙100に可視像形成ユニット50にてトナー像が形成されるように、記録紙100を搬送する。駆動ローラ31およびアイドリングローラ32は、無端状の搬送ベルト33を架張するものであり、駆動ローラ31が所定の周速度に制御されて回転することで、無端状の搬送ベルト33を回転させている。搬送ベルト33は、外側表面に静電気を発生させ、記録紙100を静電吸着させながら搬送する。
記録紙100は、搬送ベルト33に搬送されながらトナー像が転写されたあと、駆動ローラ31の曲率により搬送ベルト33から剥離され、定着装置40に搬送される。定着装置40は、記録紙100に適度な熱を与え、トナーを溶解して記録紙に固定することで、堅牢な画像を形成する。ここで、上記定着装置について、図2を用いて詳細に説明する。図2は、本発明による定着装置の構成を概略的に示す図である。
定着装置40は、レーザ光源105、および記録紙100を搬送する搬送手段である記録紙搬送装置101、レーザ光源105の光出力を制御する光出力制御手段である光出力制御部108を備えている。
一般に記録紙の未定着トナーに光を照射する手段としては、フラッシュランプやLED等があるが、本発明に係る実施形態ではレーザ光源105を使用する。レーザは、光の拡散が少ないため、集光レンズとの併用により光を効率よく集光することができ、被照射部における単位面積当たりの光出力(W/mm2)を最も大きくすることができる。さらにレーザの中でも半導体レーザを用いることで、低コスト化することができる。また、半導体素子の配合や材料の組成によって400nm〜1000nmの領域で任意の波長のレーザを発生させることができる。
一般に記録紙の未定着トナーに光を照射する手段としては、フラッシュランプやLED等があるが、本発明に係る実施形態ではレーザ光源105を使用する。レーザは、光の拡散が少ないため、集光レンズとの併用により光を効率よく集光することができ、被照射部における単位面積当たりの光出力(W/mm2)を最も大きくすることができる。さらにレーザの中でも半導体レーザを用いることで、低コスト化することができる。また、半導体素子の配合や材料の組成によって400nm〜1000nmの領域で任意の波長のレーザを発生させることができる。
本実施形態における半導体レーザは、発光波長が808nmのものを使用している。また、レーザ光源105は、複数の半導体レーザ素子が記録紙100の搬送方向と直交方向にアレイ状に配列した半導体レーザアレイであり、最大出力2Wの半導体レーザ素子を300個配列し、各レーザ素子の配列ピッチを1mmとしている。
レーザ光源105は、光出力制御部108に接続され、1つの半導体レーザ素子に対して2Vの一定電圧を印加し、電流値を最大2A(このときの光出力が2W)まで制御可能とすることで、最大出力以下の範囲において任意の光出力(電力)を得ることができる。また他の電力制御方法として、光出力のON−OFF信号(パルス信号)をレーザドライバ側に入力し、デューティを可変に設定することよって光出力を制御できる。このときは、電流値一定でパルス信号のON−OFFによって電力を制御する。
レーザ光源105から出力した光は、コリメートレンズ106で記録紙100の搬送方向について平行光とされる。そして、集光レンズ107は、紙搬送方向の光のみを焦点位置で焦点が合うように集光させる。この焦点位置と集光レンズとの光軸方向の距離を焦点距離fとしている。本実施形態では、焦点距離f=48mmとした。
ここで記録紙100の搬送方向と垂直方向の光については、特別に集光させていないが、別途レンズを用いて任意の領域に集光させてもよい。例えば、A4の記録紙幅に相当する約300mm幅に集光したい場合は、その300mm幅の領域に光照射領域を設定することができる。
ここで記録紙100の搬送方向と垂直方向の光については、特別に集光させていないが、別途レンズを用いて任意の領域に集光させてもよい。例えば、A4の記録紙幅に相当する約300mm幅に集光したい場合は、その300mm幅の領域に光照射領域を設定することができる。
また、レーザ光源105は、記録紙100の搬送方向に垂直方向(記録紙搬送ベルト104の幅方向)に複数並べられる。例えば、1つの半導体レーザ素子で記録紙全面を光照射しようとすると、記録紙100の搬送方向以外に記録紙搬送方向と垂直方向にレーザ光をスキャンさせる必要があり、定着プロセスに時間がかかるため、高速機等の定着速度が速い場合には定着不良が発生する場合がある。また、レーザ光をスキャンさせる構成は、定着装置の複雑化やコストアップを招来する。
これに対して本発明に係る実施形態では、レーザ光源105は、記録紙100の搬送方向と垂直方向(記録紙搬送ベルト103の幅方向)に半導体レーザ素子を複数アレイ状に配列させて構成する。これにより、記録紙100の搬送方向と垂直方向にレーザ光をスキャンさせる必要がなく、必要最低限のスペースで定着装置を構成することができ、更に高速でトナーを定着させることができる。
記録紙搬送装置101は、2本のテンションローラ102,103と、耐熱性の記録紙搬送ベルト104とを備えている。記録紙100は記録紙搬送ベルト104上を搬送される。2本のテンションローラ102,103は、図示しない軸芯が図示しないベアリングと接続されており、テンションローラ102は、図示しないギアを介して図示しない駆動部と接続されている。
記録紙搬送ベルト104は、ポリカーボネート、フッ化ビニリデン、ポリアミドイミド、ポリイミドなどの樹脂にカーボンなどの導電性部材を分散させた素材から構成される。そして記録紙搬送ベルト104の内面に接続された図示しないバイアス印加手段によって電圧を印加することで、記録紙搬送ベルト104の表面(外周面)に記録紙100を静電吸着させる構成となっている。記録紙100を記録紙搬送ベルト103に静電吸着させることによって、記録紙搬送ベルト104と記録紙100とが密着し、記録紙の浮きを極力防ぐことができる。記録紙搬送ベルト104の表面は、図2に示すように、光軸と垂直な面で交わっている。
未定着のトナー画像は、例えば、非磁性トナーを含む非磁性1成分現像剤、非磁性トナーおよびキャリアを含む非磁性2成分現像剤、もしくは磁性トナーを含む磁性現像剤などの現像剤に含まれるトナーで形成される。
そして、カラートナー(イエロー、マゼンタ、シアン)は、モノクロトナーに比べてレーザ光の吸収率が低いことから、赤外線吸収剤(例えばシアニン化合物)を添加することでモノクロトナーと同程度の吸収率を確保している。例えば、半導体レーザの場合、レーザ光の波長が780nm前後であり、モノクロトナーではレーザ光の吸収率が高い(約60%)ものの、カラートナーでは吸収率が低く(10%前後)、カラー画像の場合定着不良となる。そこで、カラートナーに赤外線吸収剤を添加することで、モノクロトナーと同程度の吸収率を実現することができ、定着不良を解消することができる。
そして、カラートナー(イエロー、マゼンタ、シアン)は、モノクロトナーに比べてレーザ光の吸収率が低いことから、赤外線吸収剤(例えばシアニン化合物)を添加することでモノクロトナーと同程度の吸収率を確保している。例えば、半導体レーザの場合、レーザ光の波長が780nm前後であり、モノクロトナーではレーザ光の吸収率が高い(約60%)ものの、カラートナーでは吸収率が低く(10%前後)、カラー画像の場合定着不良となる。そこで、カラートナーに赤外線吸収剤を添加することで、モノクロトナーと同程度の吸収率を実現することができ、定着不良を解消することができる。
次に、本発明の特徴となる光出力の制御例について説明する。
光エネルギーによりトナーを定着させる定着装置において、搬送されてくる未定着のトナーが受ける単位面積あたりエネルギー(J/mm2)は、光照射範囲内でトナーに与えられる単位面積当たりの光出力(W/mm2)と光照射時間(s)との積で決まる。
従って、同じエネルギー(単位面積当たりの光出力×光照射時間)の光を与えてトナーを定着させる場合には、レンズにより光を集光させて、単位面積当たりの光出力(ワット密度)を大きくし、短い光照射時間で照射を行う方が、記録紙や雰囲気中への熱逃げが抑えられ、トナーのみを効率よく加熱(つまり少ないエネルギー量で定着)することができる。
光エネルギーによりトナーを定着させる定着装置において、搬送されてくる未定着のトナーが受ける単位面積あたりエネルギー(J/mm2)は、光照射範囲内でトナーに与えられる単位面積当たりの光出力(W/mm2)と光照射時間(s)との積で決まる。
従って、同じエネルギー(単位面積当たりの光出力×光照射時間)の光を与えてトナーを定着させる場合には、レンズにより光を集光させて、単位面積当たりの光出力(ワット密度)を大きくし、短い光照射時間で照射を行う方が、記録紙や雰囲気中への熱逃げが抑えられ、トナーのみを効率よく加熱(つまり少ないエネルギー量で定着)することができる。
高光出力(高ワット密度)にするには、レンズで集光するか、光源側の出力をできるだけ大きくすることが必要となる。ここでレンズの集光が一定の場合には、光源の出力を最大出力にして瞬時にトナーを加熱することが、少ないエネルギーで加熱を行うことができるため最も効率がよい。しかしながら、光で加熱する場合、トナー表面は光を吸収して瞬時に溶融するが、トナーと記録紙の界面付近(下層トナー)に光が届かない場合、例えば3色のカラーを重ねたトナー層を形成した場合等では、界面付近の下層トナーは表面からの伝熱により加熱されることになる。
この場合、表面のトナーは高温になり、界面付近のトナーは充分加熱されないため、表面のトナーは熱分解が生じる温度まで上昇しているにもかかわらず、界面付近のトナーは温度が低く溶融が不十分で、定着性が確保できない状態になる。
このような問題に対して、本発明に係る一実施形態では、図3に示すような光出力の制御を行う。この例では、レーザ光源105からの光をトナーが受ける時間(照射時間)をr(sec)とするとき、時間rの開始から一定の時間r1(sec)が経過するまでは、一定の高出力のままトナーにレーザ光を照射する。ここでが、レーザ光源105を一定電流で連続出力する。従って光出力デューティは、100%になる。
そして、時間r1の経過後時間rの終了までの時間r2(sec)では、光出力デューティを100%より小さい値で制御し、間欠的に発光させる。デューティ制御を行う場合、レーザ光源105を駆動する電流値を一定に制御しながら、パルス発生器でトリガ信号を発生させ、トリガ信号によってレーザ駆動装置のON−OFFのタイミングを制御することで、レーザ発光のデューティを可変に設定することができる。図3の例では、光出力デューティを50%としている。これにより、トナーが受けるエネルギーを時間r1と時間r2で異ならせ、時間r2におけるエネルギーを時間r1におけるエネルギーより小さくすることができ、トナーの温度上昇を抑えることができる。また、簡単な駆動回路でレーザ光源105の光出力を制御することができ、トナーが受けるエネルギーを任意に設定することができる。
図4は、光出力の他の制御例を示す図である。上記図3の例では、レーザ光源105を駆動する電流値を一定にして発光デューティを制御することにより、トナーに与えるエネルギーを最適化していた。これに対して本制御例では、時間r1(sec)においては、電流値I1でレーザ光源105を駆動して高出力の光を連続照射する。従って光出力デューティは、100%になる。そして、時間r1が経過した後の時間r2においては、電流値I2をI2=1/n×I1(n>0)とし、低出力の光を連続照射する。従ってI1>I2となる。ここでも光出力デューティは100%である。
このように、トナーが受けるエネルギーを時間r1と時間r2でレーザ光源105を駆動する電流値を異ならせ、時間r2におけるエネルギーを時間r1におけるエネルギーより小さくすることができ、トナーの温度上昇を抑えることができる。また、簡単な駆動回路でレーザ光源105の出力を制御することができ、トナーが受けるエネルギーを任意に設定することができる。
このように、トナーが受けるエネルギーを時間r1と時間r2でレーザ光源105を駆動する電流値を異ならせ、時間r2におけるエネルギーを時間r1におけるエネルギーより小さくすることができ、トナーの温度上昇を抑えることができる。また、簡単な駆動回路でレーザ光源105の出力を制御することができ、トナーが受けるエネルギーを任意に設定することができる。
上記のような制御によって、高いエネルギーでトナーを加熱した後、トナーが加熱しすぎないように低エネルギーの加熱を行うことができるため、良好な定着性を得ることができる。また、トナーに対する光の照射時間は、記録紙の搬送速度(プロセス速度)と照射領域の搬送方向の長さで決まるが、何らかのトラブルで搬送中の記録紙がスリップすることにより照射時間が長くなったとしても、上記のような制御を行うことでトナー表面温度の過度の上昇を防ぐことができる。
上記の制御方法に基づきトナーの加熱定着を評価する実験を行った。この結果を以下に説明する。
(実験1)
カラー1色(例えばシアン)の未定着画像を形成した記録紙を用意し、記録紙の搬送速度(プロセス速度)を任意に変化させて、レーザ光の照射領域内で最も高い温度に到達したときのトナーの表面温度と定着性の関係について評価した。このとき、未定着画像を形成するトナーの付着量は0.4mg/cm2とした。この場合、プロセス速度の変更によりレーザ光の照射時間も変化する。また、評価実験においては、トナー表面を高速度カメラで撮影し、トナーの溶融過程を観察した。
(実験1)
カラー1色(例えばシアン)の未定着画像を形成した記録紙を用意し、記録紙の搬送速度(プロセス速度)を任意に変化させて、レーザ光の照射領域内で最も高い温度に到達したときのトナーの表面温度と定着性の関係について評価した。このとき、未定着画像を形成するトナーの付着量は0.4mg/cm2とした。この場合、プロセス速度の変更によりレーザ光の照射時間も変化する。また、評価実験においては、トナー表面を高速度カメラで撮影し、トナーの溶融過程を観察した。
レーザ光の照射条件としては、記録紙の搬送方向の光照射領域の長さを1.5mm、記録紙搬送方向に垂直方向の光照射領域の幅を300mmとして、その範囲の照射領域に600Wの出力でレーザ光を照射した。そして、上記照射領域でレーザ光を受光したトナーの表面温度を放射温度計で測定した。そのときの結果を図5に示す。定着性の評価のうち、○は定着性が良好、×は定着性が不十分、▲は定着性は確保しているが、トナーが熱分解していることを示す。以下、他の実験結果においても同様である。
図5に示すように、プロセス速度が214mm/sec以上では、トナーが充分溶融せず、記録紙からトナーが剥がれ落ちる定着不良が見られたが、188mm/sec以下では、定着性を確保することができた。一方、プロセス速度が100mm/sec以下では、トナー表面が約250℃付近まで上昇した。高速度カメラで観察した結果、この条件ではトナーが熱分解し、ガスが発生する現象が見られた。従ってトナー表面が250℃以上になると、トナーの熱分解により有害ガスが発生することがあり、環境問題等により使用できないことがわかった。
つまり、良好な定着画像を得るためのトナーの加熱温度は150℃〜250℃の範囲である。しかしながらこの実験の条件の場合には、トナーを定着させるために必要な加熱時間(ここでは8msec以上)と、加熱過多によりトナーが熱分解する時間(ここでは、15msec以上)とのマージンが少なく、照射時間のわずかな変化によってトナーが熱分解温度に達する可能性がある。
(実験2)
C,M,Yのカラートナーを3色重ねた未定着像を形成した記録紙によって実験1と同様の評価を行った。このとき定着画像を形成するトナー付着量は、3色で1.2mg/cm2とした。この結果を図6に示す。
図6に示すように、カラートナーを3色重ねた場合には、プロセス速度が115mm/sec以下では定着性を確保することができた。しかしながら、115mm/sec以下ではトナー表面温度が250℃以上となり、トナーの熱分解が始まっていた。従ってトナーが熱分解することなく良好な定着性が確保できる条件は存在しなかった。これは、トナー表面温度が上がりすぎて、記録紙界面のトナーが充分溶融する前もしくは同時に、トナー表面の熱分解が始まっていることが考えられる。
C,M,Yのカラートナーを3色重ねた未定着像を形成した記録紙によって実験1と同様の評価を行った。このとき定着画像を形成するトナー付着量は、3色で1.2mg/cm2とした。この結果を図6に示す。
図6に示すように、カラートナーを3色重ねた場合には、プロセス速度が115mm/sec以下では定着性を確保することができた。しかしながら、115mm/sec以下ではトナー表面温度が250℃以上となり、トナーの熱分解が始まっていた。従ってトナーが熱分解することなく良好な定着性が確保できる条件は存在しなかった。これは、トナー表面温度が上がりすぎて、記録紙界面のトナーが充分溶融する前もしくは同時に、トナー表面の熱分解が始まっていることが考えられる。
(実験3)
上記実験2と同様にC,M,Yのカラートナーを3色重ねた未定着像(トナーの付着量は、3色で1.2mg/cm2)を形成した記録紙を使用し、実験2において定着性が確保できたものの熱分解が生じたプロセス速度(115mm/sec以下)で、光源の電力制御により光出力(W)の状態を制御した。
具体的には、図3に示すようなデューティ制御を行って光のエネルギーを時間的に変化させた。ここでは、まず、プロセス速度を115mm/sec、照射時間rを13msecとした。そして、r1=10msecまでは光を連続して出力した。従ってr1における光出力デューティは100%である。そしてその後r2=3msecの間、光出力デューティ50%で光出力させた。
上記実験2と同様にC,M,Yのカラートナーを3色重ねた未定着像(トナーの付着量は、3色で1.2mg/cm2)を形成した記録紙を使用し、実験2において定着性が確保できたものの熱分解が生じたプロセス速度(115mm/sec以下)で、光源の電力制御により光出力(W)の状態を制御した。
具体的には、図3に示すようなデューティ制御を行って光のエネルギーを時間的に変化させた。ここでは、まず、プロセス速度を115mm/sec、照射時間rを13msecとした。そして、r1=10msecまでは光を連続して出力した。従ってr1における光出力デューティは100%である。そしてその後r2=3msecの間、光出力デューティ50%で光出力させた。
次に、プロセス速度を107mm/sec、r=14msecとし、r1=10msecまでを連続して光出力し、その後r2=4msecを周波数10kHz、デューティ50%で光出力した。
同様に、プロセス速度を100mm/sec、r=15msecとし、r1=10msecまでを連続して光出力し、その後r2=5msecをデューティ50%で光出力した。
同様に、プロセス速度を94mm/sec、r=16msecとし、r1=10msecまでを連続して光出力し、その後r2=6msecをデューティ50%で光出力した。このときのトナーの表面温度と定着性の関係を図7に示す。
同様に、プロセス速度を100mm/sec、r=15msecとし、r1=10msecまでを連続して光出力し、その後r2=5msecをデューティ50%で光出力した。
同様に、プロセス速度を94mm/sec、r=16msecとし、r1=10msecまでを連続して光出力し、その後r2=6msecをデューティ50%で光出力した。このときのトナーの表面温度と定着性の関係を図7に示す。
図7に示すように、照射初期の時間r1における光の連続照射とその後の時間r2におけるデューティ制御とを組み合わせることにより、時間r1に最大限の光照射を行うことでトナーの表面温度を瞬時に200℃まで上昇させ、その後トナーの表面温度を200℃に抑えることができる。これにより、効率よくトナーを加熱することができ、定着性を確保しつつ、トナーが熱分解温度に到達しない条件を得ることができる。
(実験4)
同様に、トナーの付着量が0.4ms/cm2のカラー1色の未定着画像について、照射初期の光の連続照射とその後のデューティ制御とを組み合わせて定着処理を行って評価した。このときの結果を図8に示す。
実験1では、熱分解することなくトナーを定着させることができる加熱時間のマージンは、8msec〜14msecであったのに対して、本実験ではトナーの表面温度が制御されるので、加熱時間のマージンを更に広く取ることができた(8〜16msec以上)。
これにより、例えば記録紙の搬送中に、何らかのトラブルで紙がスリップして照射時間が長くなってしまったとしても、トナーの表面温度の過度の上昇を防ぐことができる。
同様に、トナーの付着量が0.4ms/cm2のカラー1色の未定着画像について、照射初期の光の連続照射とその後のデューティ制御とを組み合わせて定着処理を行って評価した。このときの結果を図8に示す。
実験1では、熱分解することなくトナーを定着させることができる加熱時間のマージンは、8msec〜14msecであったのに対して、本実験ではトナーの表面温度が制御されるので、加熱時間のマージンを更に広く取ることができた(8〜16msec以上)。
これにより、例えば記録紙の搬送中に、何らかのトラブルで紙がスリップして照射時間が長くなってしまったとしても、トナーの表面温度の過度の上昇を防ぐことができる。
(実験5)
上記実験1〜4と同様に、光出力を図4に示すような方法で制御しても同様の効果が得られた。具体的には、図4の時間r1では、600Wで連続して光出力し、その後時間r2の間、ピーク電流を下げて300Wで連続して光出力させた。この場合、いずれもデューティを100%として連続して光出力させた。
これらの実験についても実験1〜4と同様の結果が得られ、電流制御によるエネルギーの制御によっても良好な定着特性を得られることができた。
上記実験1〜4と同様に、光出力を図4に示すような方法で制御しても同様の効果が得られた。具体的には、図4の時間r1では、600Wで連続して光出力し、その後時間r2の間、ピーク電流を下げて300Wで連続して光出力させた。この場合、いずれもデューティを100%として連続して光出力させた。
これらの実験についても実験1〜4と同様の結果が得られ、電流制御によるエネルギーの制御によっても良好な定着特性を得られることができた。
上記のごとくの結果から、記録紙の搬送速度をp(mm/sec)、記録紙の搬送方向における記録紙上の光照射幅をq(mm)、未定着画像のトナーが搬送中に光を受ける時間をr(sec)(r=q/p)、未定着画像のトナーが受ける単位面積当たりのエネルギーをJ(J=単位面積当たりの光出力(W/mm2)×時間r(sec))とするとき、時間rの開始から一定の時間r1(sec)におけるエネルギーよりも、r1経過後時間rの終了までの時間r2(r2=r−r1)(sec)におけるエネルギーが小さくなるように、光源の光出力を制御することにより、効率よくトナーを加熱溶融することができる。
今回の実験3,4では、トナーの表面温度が200℃以上にならないように時間r1、時間r2を設定して制御したが、本発明ではこの条件に限定されることなく、トナーの溶融特性や耐熱性等に応じてトナーの表面温度を適宜制御できるよう、プロセス速度、および光照射幅rに応じて、r1、r2 光出力、周波数、デューティ等の値を設定すればよい。
また、今回の実験では、電力制御をr1の時間およびr2の時間で2つに分けているが、r=r1+r2+・・・+rnとして照射時間rをn回に分割し、n回分のそれぞれの時間ごとに個別に電力制御を行うようにしてもよい。
また、今回の実験では、電力制御をr1の時間およびr2の時間で2つに分けているが、r=r1+r2+・・・+rnとして照射時間rをn回に分割し、n回分のそれぞれの時間ごとに個別に電力制御を行うようにしてもよい。
10…画像形成装置、20…供給トレイ、30…搬送装置、31…駆動ローラ、32…アイドリングローラ、33…搬送ベルト、40…定着装置、50…可視像形成ユニット、50Y,50M,50C,50B…可視像形成ユニット、51…感光体ドラム、52…帯電器、53…レーザ光照射手段、54…現像器、55…転写ローラ、56…ドラムクリーナユニット、100…記録紙、101…記録紙搬送装置、102,103…テンションローラ、104…記録紙搬送ベルト、105…レーザ光源、106…コリメートレンズ、107…集光レンズ、108…光出力制御部。
Claims (6)
- 記録媒体を搬送する搬送手段と、該搬送手段により搬送された記録媒体上に形成された未定着のトナー画像に光を照射する光源と、該光源の光出力を制御する光出力制御手段とを有し、前記光源からの光によって前記トナー画像のトナーを溶融して前記記録媒体にトナー画像を定着する定着装置において、
前記記録媒体の搬送速度をp(mm/sec)、前記記録媒体の搬送方向における該記録媒体上の光照射領域の長さをq(mm)、前記未定着画像のトナーが搬送中に光を受ける時間をr(sec)(r=q/p)、前記未定着画像のトナーが受ける単位面積当たりのエネルギーをJ(J=単位面積当たりの光出力(W/mm2)×時間r(sec))とするとき、
前記光出力制御手段は、時間rの開始から一定の時間r1(sec)における前記エネルギーと、前記r1経過後時間rの終了までの時間r2(r2=r−r1)(sec)における前記エネルギーとを異ならせるように、前記光源の光出力を制御することを特徴とする定着装置。 - 請求項1に記載の定着装置において、前記光出力制御手段は、前記光源の光出力を電流値と発光デューティによって制御し、前記時間r1では、一定の電流値で発光デューティ100%で前記光源を連続発光させ、前記時間r2では、前記r1と同じ電流値で、発光デューティを100%より小さくして、前記光源を間欠的に発光させることを特徴とする定着装置。
- 請求項1に記載の定着装置において、前記光出力制御手段は、前記時間r1における前記光源の電流値をI1、前記時間r2における前記光源の電流値をI2(I1>I2)とし、前記時間r1、および前記時間r2においてともに発光デューティ100%で連続発光させることを特徴とする定着装置。
- 請求項1〜3のいずれか1に記載の定着装置において、前記光源として、半導体レーザを備えることを特徴とする光定着装置。
- 請求項4に記載の定着装置において、前記光源は、前記半導体レーザを複数有し、該複数の半導体レーザは、前記記録紙の搬送方向と直交する方向にアレイ上に配列されたレーザアレイを形成していることを特徴とする定着装置。
- 請求項1〜5のいずれか1に記載の定着装置を備えた画像形成装置。
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