JP2010243595A - 画像記録媒体の再利用装置、画像形成装置、及び画像記録媒体の再利用方法 - Google Patents

画像記録媒体の再利用装置、画像形成装置、及び画像記録媒体の再利用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】無駄な消耗品や待機時電力がなく、小型で且つ構造が簡単で、使い勝手がよく、再利用可能とする。
【解決手段】反射ミラー40がレーザー光41をトナー除去ローラ42の方向に反射する位置に移動配置される。用紙搬送装置L2により搬送ベルト31上のトナー除去ニップ部53に、画像記録媒体20が搬送される。レーザーヘッドL1からレーザー光41が照射され、反射ミラー40で反射されてトナー除去ローラ42の表面に照射される。そして、トナー除去ローラ42の表面の光吸収層で吸収され熱に変換され、トナー除去ローラ42の表面が発熱する。トナー除去ニップ部53にて、トナー除去ローラ42によって画像記録媒体20上に定着したトナー像が再溶融し、画像記録媒体20の表面に比べてトナー除去ローラ42の表面の離型性が低いために、再溶融したトナーがトナー除去ローラ42に付着回収される。
【選択図】図5

Description

本発明は、電子写真方式などにおいてレーザーを用いてトナーの定着とその除去を行い画像記録媒体を再利用可能とした画像記録媒体の再利用装置、画像形成装置、及び画像記録媒体の再利用方法に関するものである。
昨今、地球環境問題、特に温室効果ガスの排出による地球温暖化問題が非常に深刻な事態となっている。複写機、プリンタ等の電子写真方式を用いた画像形成装置においては、ライフサイクルアセスメント(LCA)にて製品の一生における環境負荷をCO排出量に換算して評価した結果、装置本体を製造或いは廃棄する際に発生するCOや、装置本体が消費する電力に相当するCOよりも、画像形成装置が消費する画像記録媒体(用紙)を製造する際に発生するCOが圧倒的に多いことがわかった。したがって、画像形成装置において、環境負荷を大幅に低減するには、用紙(画像記録媒体)を再利用(リユース)することが最も効果的である。
このような観点から、一度、画像形成した用紙(画像記録媒体)を再利用する技術が各種提案されている。
特許文献1では、加熱した剥離部材を用いて、トナー像を用紙(画像記録媒体)から剥離することで用紙(画像記録媒体)を再利用する技術が開示されている。
特許文献2では、加熱することにより消色するトナーを用いて、トナー像を消色することで用紙(画像記録媒体)を再利用する技術が開示されている。
特許文献3では、OHPフィルム上のトナーを、一定時間、トナー樹脂の可溶性溶剤中に浸漬し、トナー像をフィルム面より除去することでOHPフィルムを再利用する技術が開示されている。
特許文献4では、トナー像に熱溶融性材料を付着させて、トナー像と共に加熱溶融して離型部材を圧接し、用紙(画像記録媒体)と離型部材を引き離し、トナー像を熱溶融材料と共に転移させることで用紙(画像記録媒体)を再利用する技術が開示されている。
特開平9−197926号公報 特開2006−154485号公報 特開平1−101577号公報 特開平9−179461号公報
しかしながら、このような従来の再利用技術においては、以下のような課題がある。
すなわち、特許文献1に記載の再利用技術では、トナーを用紙(画像記録媒体)から剥離する際に多量の熱エネルギーが必要となり、トータルの環境負荷としてみた場合、決して好ましい方法ではない。また、用紙(画像記録媒体)からトナー画像を剥離する際に用紙(画像記録媒体)が熱的、機械的なダメージを受けるため、再利用回数が数回に限られるといった課題も有する。
また、特許文献2に記載の再利用技術では、トナー画像の色が消えたとしても、トナーの樹脂成分は用紙上に残っているため、完全に画像を見えなくすることができない。その結果、再利用回数が数回に限定されると同時に、セキュリティ面でも好ましくない。更に、トナーの消色に熱エネルギーを必要とするため、トータルの環境負荷としてみた場合、決して好ましい方法ではない。
また、特許文献3に記載の再利用技術では、OHPフィルムが対象であり、用途が限定されてしまう。また、トナー樹脂にもOHPフィルムも同じポリエステル樹脂からなるものがあるため、ポリエステル系トナー樹脂に対応しようとした場合、フィルム自体も可溶性溶剤にて溶けてしまうといった課題がある。更に、トナー樹脂もOHPフィルムも同じポリエステル系樹脂からなるため、親和性が高く、トナーが溶融、定着した場合の定着強度が非常に大きくなるため、可溶性溶剤で簡単にトナー像を除去することが困難である。加えて、OHPフィルム表面の親水性が高く(ポリエステル系樹脂の水の接触角78(°))、水がベースの可溶性溶剤がフィルム表面に濡れやすく、溶剤の消費量が多くなるといった課題もある。
また、特許文献4に記載の再利用技術では、画像を消去する際に熱溶融材料を消費してしまう課題がある。熱溶融材料は従来のトナーとは異なり、着色剤が含まれていないとはいえ、トナー材料で構成されており、トナー材料自体用紙(画像記録媒体)に比べて高価であり、且つ、製造時にCOを発生させることから、環境負荷低減に繋がらない。また、画像記録用と画像消去用に各々別個の熱源が必要となり、構成が複雑となる。更に、ヒートローラや剥離兼ヒートローラの熱容量が大きく、再利用装置のウオームアップに時間がかかる。そのため使い勝手の点から常に予熱しておく必要があり、無駄な待機時電力が必要となる。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、無駄な消耗品や待機時電力がなく、小型で且つ構造が簡単で、使い勝手のよい再利用可能な画像記録媒体の再利用装置、画像形成装置、及び画像記録媒体の再利用方法を提供することを目的とする。
本発明は、トナー画像が形成された画像記録媒体と、前記画像記録媒体を搬送する搬送手段と、レーザーを照射するレーザー照射手段と、前記レーザー照射手段によって加熱された表面を画像記録媒体のトナー画像面側に接触させることで、トナー画像を加熱溶融させて画像記録媒体から除去する除去手段と、画像記録媒体上のトナー画像を除去する場合、前記レーザー照射手段からのレーザー光を前記除去手段に照射してトナー画像を除去させる制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、前記除去手段が、基材表面に光吸収膜が形成された構成であることを特徴とする。
上記の構成であれば、除去手段表面は、レーザーにより加熱されるので瞬時に昇温する。特に、除去手段表面に光吸収膜が形成されている場合は、表面だけが集中的に発熱するため、昇温が速い。その結果、再利用装置を予熱しておく必要がなく省エネ化を実現できる。
また、本発明は、前記レーザー照射手段が、画像記録媒体にトナー画像を定着させる定着用熱源を兼用し、前記制御手段は、画像記録媒体にトナー画像を定着させる場合、前記レーザー照射手段からのレーザー光をトナー画像に照射することを特徴とする。
また、本発明は、前記レーザー照射手段から照射されるレーザー光の光路を変更するための光路変更手段を備え、前記制御手段は、前記光路変更手段により、画像記録媒体上のトナー画像を定着する場合、レーザー光を画像記録媒体に照射するように光路を変更し、画像記録媒体上のトナー画像を除去する場合、レーザー光を前記除去手段に照射するように変更することを特徴とする。
これにより、画像記録媒体への画像記録装置と再利用装置とを容易に共用化することができる。
また、本発明は、前記画像記録媒体が、耐熱性樹脂からなる基材表面に離型層が形成されていることを特徴とする。ここで、前記耐熱性樹脂は、アリルエステル硬化性樹脂からなることを特徴とする。
上記のように、基材が耐熱性樹脂で構成されていれば、レーザーが照射されても基材が溶融することがなく、トナー画像だけを溶融定着することができる。特に、アリルエステル硬化性樹脂は耐熱温度が250(℃)以上あり、レーザー照射にも問題なく耐えることができる。更に、表面に離型層が形成されていれば、トナー画像を容易に除去することができる。
また、本発明は、前記制御手段は、トナー画像定着する画像形成時とトナー画像除去する画像消去時とで、画像記録媒体の搬送速度を変更することを特徴とする。
ここで、前記制御手段は、画像消去時の画像記録媒体の搬送速度を画像形成時の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする。
また、前記制御手段は、トナー画像定着する画像形成時とトナー画像除去する画像消去時とで、前記レーザー照射手段の出力を変更することを特徴とする。
さらに、前記制御手段は、画像消去時の前記レーザー照射手段の出力を画像形成時の出力よりも大きくすることを特徴とする。
再利用可能な画像記録媒体を使用する際、画像形成時(トナー画像定着時)と画像消去時(トナー画像除去時)とでは、必要な熱エネルギーが異なる場合がある。特に、画像形成時はレーザー光を直接トナー画像に照射するのに対して、画像消去時は間接的にレーザー光を利用する(反射ミラーでレーザー光を反射させた後、除去手段で吸収させて発熱させる)ことから、画像消去時は効率が低下する。そこで、画像消去時には、用紙搬送速度を遅くしたり、レーザー出力を大きくすることで、必要なエネルギーを確保することができる。
また、本発明は、前記制御手段が、画像情報に基づいてレーザー光を選択的に照射することを特徴とする。
これにより、画像情報に基づいて、トナー像が形成された部分のみレーザー光が照射されるため、レーザー照射手段の自己発熱を必要最小限に抑制することが可能となり、熱効率が向上する。
また、本発明は、前記制御手段が、前記除去手段の温度情報に基づいて、レーザー出力或いは用紙搬送速度を制御することを特徴とする。
このように、除去手段(トナー除去ローラ)の温度を検出し、その温度情報をフィードバックしてレーザー出力や用紙搬送速度を制御することで、より最適な画像消去(トナー除去)を行うことができる。
また、本発明は、前記制御手段が、前記搬送手段の温度情報に基づいて、レーザー出力或いは用紙搬送速度を制御することを特徴とする。
このように、搬送手段(搬送ベルト)の温度を検出し、その温度情報をフィードバックしてレーザー出力や用紙搬送速度を制御することで、より最適な画像形成(トナー定着)を行うことができる。
また、本発明は、前記レーザー照射手段が、複数の半導体レーザー素子を画像記録媒体の搬送方向と直交する方向にアレイ状に並べたレーザーアレイからなることを特徴とする。
レーザー照射手段の光源が単一光源の場合、特に高速の画像形成装置に適用しようとすると、ハイパワーで高コストのレーザー(例えばCOレーザーやYAGレーザー等)が必要となり、装置も大型化、複雑化してしまう。また、レーザー光をトナー画像に対し正確に照射するのが困難となる。一方、この構成であれば、半導体レーザー素子のコストは桁違いに安く、複数個をアレイ状に形成したとしても、単一のレーザー光源に比べて、低コスト化を実現できる。また、レーザー光を集光させる必要もないため、光学系が廃止でき、光学系でのエネルギー損失を無くすことができる。更に、大きなサイズのヒートシンクを取り付けることができ、レーザー素子の冷却性能を向上することができる。
本発明は、前記レーザー照射手段は、単一のレーザー光源と、このレーザー光源からのレーザー光を画像記録媒体の横方向に走査する走査光学系とレーザー光を集光するレンズを具備していることを特徴とする。
ここで、前記レーザー光源の波長が5.5〜11(μm)、より好ましくは9〜11(μm)であることを特徴とする。また、前記レーザー光源がCOレーザーであることを特徴とする。
レーザー照射手段の光源が単一光源であれば、半導体レーザーに比べて長波長(10.6(μm))のCOレーザー光源を用いることができる。COレーザーのような長波長の光源を用いた場合、半導体レーザーの光源を用いる場合に比べて下記のような利点がある。
(1)用紙(画像記録媒体)もレーザー光を吸収するため、トナー画像がなく用紙(画像記録媒体)表面が露出している部分では、用紙(画像記録媒体)の表面が発熱する。その結果、トナーから用紙(画像記録媒体)に逃げる熱が減少するため、レーザー出力が一定であっても、画像濃度に関係なく一定の定着性を確保することができる。
(2)カラートナーでも、モノクロトナーと同じ吸収率が得られるため、高価な赤外線吸収剤を添加しなくても、カラートナーを定着することができる。
また、本発明は、前記レーザー照射手段がアレイ状の半導体レーザー素子からなる場合にカラートナーが赤外線吸収剤を含んでいることを特徴とする。
レーザー照射手段が半導体レーザーの場合、レーザー光の波長が780(nm)前後であり、モノクロトナーでは吸収率が高い(約60(%))ものの、カラートナーでは吸収率が低く(10(%)前後)、カラー画像の場合定着不良となる。そこで、カラートナーに赤外線吸収剤を添加することで、モノクロトナーと同じ吸収率が実現でき、定着不良を解消することができる。
また、本発明は、表面に静電潜像が形成される像担持体と、像担持体表面を帯電させる帯電装置と、像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、像担持体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、像担持体表面のトナー像を画像記録媒体に転写する転写装置と、前記転写されたトナー像を画像記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、前記画像記録媒体の再利用装置を備えたことを特徴とする。
ここで、トナー定着を行う画像形成時に、前記除去手段をレーザーが照射されない状態で画像記録媒体のトナー画像面に当接することを特徴とする。
レーザー定着などの非接触定着方式の場合、定着後のトナー画像が平滑にならないため、光沢が得られない(画像がマット調になりすぎる)といった課題がある。
そこで、画像形成時においても除去手段を定着直後のトナー画像に当接させることで、トナー画像面が平滑となり光沢性を付与することができる。
また、本発明は、前記画像形成装置において、前記画像形成装置は両面印字機能を備えており、1面目に画像消去を行い、2面目に画像形成を行うことを特徴とする。
これにより、1回の通紙で画像消去と画像形成を同時に行うことができる。
また、本発明は、未定着或いは定着されたトナー画像が形成された画像記録媒体に対し、トナー画像定着をする画像形成時には、画像記録媒体の未定着トナー画像にレーザー光を直接照射することで未定着トナー画像を加熱溶融し、画像記録媒体への定着を行い、トナー画像除去をする画像消去時には、レーザー光を除去手段に照射することで除去手段表面を加熱し、加熱された除去手段表面を前記画像記録媒体の定着されたトナー画像に接触させることで、トナー画像を加熱溶融して画像記録媒体から除去することを特徴とする画像記録媒体の再利用方法である。
本発明によれば、除去手段表面が、レーザーにより加熱されるので瞬時に昇温して、発熱するため、昇温が速い。その結果、再利用装置を予熱しておく必要がなく省エネ化を実現できる。
カラー複合機の概略構成図である。 定着兼再利用装置の画像形成時(トナー画像定着時)の状態を示す構成説明図である。 定着兼再利用装置のレーザーヘッドを正面から見た構成説明図である。 定着兼再利用装置のレーザーヘッドを側面から見た構成説明図である。 定着兼再利用装置の画像消去時(トナー画像除去時)の状態を示す構成説明図である。 定着兼再利用装置の制御システムのブロック図である。 定着兼再利用装置の制御手順を示すフローチャートである。 実施例2の定着兼再利用装置を示す概略構成図である。 半導体レーザー(波長780(nm))とCOレーザー(波長10.6(μm))とのドット印字率に対する必要エネルギー密度を示す実験結果の表である。 半導体レーザー(波長780(nm))とCOレーザー(波長10.6(μm))とのモノクロトナーとカラートナー(イエロー、マゼンタ、シアン)に対する必要エネルギー密度を示す実験結果の表である。 赤外分光装置を用いて、坪量60(g/m)のPPC用紙表面のIRスペクトルを1回反射ATR法で測定した結果を示すグラフである。 赤外分光装置を用いて、各色トナーのIRスペクトルをKBr錠剤法で測定した結果を示すグラフである。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
本発明の実施の一形態について図1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、本実施の形態では、本発明の画像形成装置をカラー複合機に適用した場合であり、図1はカラー複合機の概略構成図、図2は定着兼再利用装置の画像形成時(トナー画像定着時)の状態を示す断面図、図3は定着兼再利用装置のレーザーヘッドを正面から見た構成説明図、図4は定着兼再利用装置のレーザーヘッドを側面から見た構成説明図、図5は同じく定着兼再利用装置の画像消去時(トナー画像除去時)の状態を示す構成説明図である。
本実施の形態に係るカラー複合機100は、図1に示すように、光学系ユニットE、4組の可視画像形成ユニットpa、pb、pc、pd、中間転写ベルト11、二次転写ユニット14、定着兼再利用ユニット15、内部給紙ユニット16及び手差し給紙ユニット17を備えている。
可視画像形成ユニットpaは、トナー像担持体となる感光体101aの周囲に、帯電ユニット103a、現像ユニット102a、クリーニングユニット104aが配置されている。一次転写ユニット13aは中間転写ベルト11を介して配置している。他の3組の可視画像形成ユニットpb、pc、pdは可視画像形成ユニットpaと同様の構成であり、各ユニットの現像ユニットにはイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の各色トナーが収容されている。
尚、ここでは、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)の4色のトナーを例示するが、特にこれに限定せず、ライトシアン(LC)、ライトマゼンタ(LM)を含む6色のトナーを用いても良い。
光学系ユニットEは光源4からのデータを4組の感光体101a、101b、101c、101dに届くように配置されている。中間転写ベルト11はテンションローラ11a、11bによりたわむことなく配置され、テンションローラ11b側に廃トナーBOX12、テンションローラ11a側に二次転写ユニット14が当接して配置されている。定着兼再利用ユニット15は二次転写ユニット14の下流に配置されている。
画像形成の工程は以下のようになる。感光体ドラム101a表面を帯電ユニット103aで一様に帯電した後、光学系ユニットEにより感光体ドラム101a表面を画像情報に応じてレーザー露光し静電潜像を形成する。帯電ユニット103aとしては、感光体ドラム101a表面を一様に、またオゾンを極力発生させることなく帯電するために、帯電ローラ方式を採用している。その後現像ユニット102aにより感光体ドラム101a上の静電潜像に対しトナー像を現像し、この顕像化されたトナー画像をトナーとは逆極性のバイアス電圧が印加された一次転写ユニット13aにより中間転写ベルト11上に転写する。他の3組の可視像形成ユニットpb、pc、pdも同様に動作し順次中間転写ベルト11上に転写するようになっている。中間転写ベルト11上のトナー画像は二次転写ユニット14まで搬送され、別途、内部給紙ユニット16の給紙ローラ16aまたは手差し給紙ユニット17の給紙ローラ17aから給紙された記録紙(画像記録媒体)に、トナーとは逆極性のバイアス電圧が印加されて転写される。記録紙(画像記録媒体)上のトナー画像は定着兼再利用ユニットに搬送され、レーザー照射により加熱されて記録紙(画像記録媒体)上に融着し、外部へ排出される。尚、画像形成時に使用する記録紙(画像記録媒体)としては、通常の普通紙であっても、再利用可能な記録紙のいずれであっても構わない。
次に再利用可能な記録紙(画像記録媒体)の画像消去の工程について、以下に説明する。画像消去を行う際は、可視像形成ユニットpa、pb、pc、pdは動作させない状態で、内部給紙ユニット16の給紙ローラ16aまたは手差し給紙ユニット17の給紙ローラ17aから、画像が形成された記録紙(画像記録媒体)を給紙し、二次転写ユニット14まで搬送する。二次転写ユニット14ではバイアス電圧が印加されない状態で、記録紙(画像記録媒体)の定着兼再利用ユニット15への搬送のみが行われ、定着兼再利用ユニット15により記録紙上のトナーが除去され、外部へ排出される。
次に、本発明の定着兼再利用装置の構成について、図2から図4を用いて詳細に説明する。
図2に示すように、定着兼再利用装置はレーザーヘッド(レーザー照射手段)L1、用紙搬送装置(用紙搬送手段)L2、トナー除去装置L3、クリーニング装置L4とを備えており、記録紙(画像記録媒体)の表面に形成されたトナー画像をレーザーの熱によって記録紙(画像記録媒体)上に定着或いは記録紙(画像記録媒体)上から除去する。
未定着のトナー画像は、たとえば、非磁性トナーを含む非磁性1成分現像剤、非磁性トナーおよびキャリアを含む非磁性2成分現像剤、磁性トナーを含む磁性現像剤などの現像剤に含まれるトナーで形成される。そして、カラートナー(イエロー、マゼンタ、シアン)はモノクロトナーに比べてレーザー光の吸収率が低いことから、赤外線吸収剤を添加することでモノクロトナーと同じ吸収率を確保している。
用紙搬送装置L2は、搬送ベルト31、駆動ローラ32、従動ローラ33、吸着チャージャー34、分離チャージャー35、除電チャージャー36、分離爪37、駆動モーター(図示せず)、温度センサCを備えている。搬送ベルト31は直径60(mm)、ベルト厚75(μm)、体積抵抗率1016(Ω・cm)のポリイミド樹脂からなり、駆動ローラ32と従動ローラ33に張架されている。駆動ローラ32は駆動モーター(図示せず)により、任意の速度で回転駆動するよう構成されており、搬送ベルト31は駆動ローラ32の回転により矢印方向に任意の速度Vpで回転する。また、搬送ベルト31の周囲には吸着チャージャー34、分離チャージャー35、除電チャージャー36、分離爪37が設けられている。
このような装置において、二次転写ユニット14から搬送されてきた未定着トナー像が形成された用紙(画像記録媒体)は従動ローラ33上の搬送ベルト31と吸着チャージャー34の間に搬送される。従動ローラ33は導電性材料で構成され接地されており、吸着チャージャー34によって用紙(画像記録媒体)に電荷を与えることで用紙(画像記録媒体)と搬送ベルト31はそれぞれ誘電分極を起こし、用紙(画像記録媒体)は搬送ベルト31上に静電吸着する。用紙(画像記録媒体)は駆動ローラ32の駆動によってレーザー照射部38に搬送される。レーザー照射部38まで搬送された用紙(画像記録媒体)上の未定着トナー像にはレーザーヘッドL1によって画像情報に応じてレーザーが照射され、定着が行われる。
レーザー照射部38でトナー画像の定着が終了した用紙(画像記録媒体)は搬送ベルト31に静電吸着された状態で分離チャージャー35と駆動ローラ32との間に搬送される。駆動ローラ32は導電性材料で構成され接地されており、分離チャージャー35によって用紙(画像記録媒体)上を除電してやることで搬送ベルト31と用紙(画像記録媒体)との間の静電吸着力が弱まる。その状態で搬送ベルト31は駆動ローラ32に沿って回動し大きな曲率を持つため、用紙(画像記録媒体)の先端部は搬送ベルト31から浮き、さらに分離爪37にて用紙(画像記録媒体)は完全に搬送ベルト31から分離する。用紙(画像記録媒体)が剥離された搬送ベルト31は、除電チャージャー36により外面および内面が除電された後、再び用紙(画像記録媒体)の吸着位置へ駆動される。
更にレーザー照射部38の下流側で搬送ベルト31の周面には、当該周面の温度を検出するための非接触サーミスタからなる温度センサCが配置されている。尚、この温度センサCは、定着兼再利用装置15の長手方向の位置に関しては中央部に配置されている。そして、温度センサCにより検出された温度データに基づいて、制御装置がレーザーヘッドL1のレーザー出力若しくは搬送装置L2の搬送速度を制御する。
レーザーヘッドL1は画像形成時にはレーザー照射部38において未定着トナー像にレーザー光を照射しトナーを用紙に定着させ、また画像消去時にはトナー除去ローラにレーザー光を照射し、トナー除去ローラ表面を発熱させる目的のものである。レーザーヘッドL1は図2、図3、図4に示すように、複数の半導体レーザー素子61が長手方向に一列状に配列した半導体レーザーアレイ60、放熱板(ヒートシンク)39、温度センサA及び反射ミラー(光路変更手段)40を備えている。なお、本実施例では、半導体レーザーアレイ60は、波長780(nm)で、1個の定格出力が150(mW)のレーザー素子61を1,000個配列したものを用いている。この時、各レーザー素子61の配列ピッチpは0.3(mm)でレーザースポット径dも0.3(mm)となる。またヒートシンク39としては、アルミニウム合金製でベースサイズが30(mm)×30(mm)、高さ20(mm)、熱抵抗1.6(℃/W)のヒートシンク((株)アルファ社製 UB30−20B)を計10個一列に並べたもの(トータルの熱抵抗0.16(℃/W))を用いている。
更に、レーザーヘッドL1の詳細構成について図2、図3、図4を用いて説明する。
入力された信号によりレーザー光出力を可変したり、受光素子であるモニター用フォトダイオード62からの信号によりレーザー出力を一定に保つための制御回路(図示せず)とフォトダイオード62とがモノシリックに形成されたシリコン基板63に、半導体レーザー素子(チップ)61をマウントし、レーザー素子61とシリコン基板63との間にワイヤーボンド線64等で電気的接続を行う。
次に、このレーザー素子付シリコン基板63をセラミック基板66上に複数個取り付け、ワイヤーボンディング等によりセラミック基板66の表面電極65とシリコン基板63上の電極との間に電気的接続を行う。最後に、この複数個のレーザー装置が並んだセラミック基板66に、放熱板(ヒートシンク)39と、複数個の集光光学系としての複数の凸レンズ68とが保持されたレンズホルダー67を取り付ける。これにより、本実施例に係るレーザーヘッドL1が製造される。
このレーザー照射手段における複数の凸レンズ68とレンズホルダー67とは、各凸レンズ68を樹脂ホルダー等に組み込んだものよりも、樹脂によるレンズーレンズホルダー−一体成形品や、平板ガラスをレンズ状にイオン交換して製造される平板マイクロレンズなどのレンズアレイである方が、価格や工程、組立精度に関して有利である。また、集光光学系を無くし、平行光の状態でトナー画像にレーザーを照射することも可能である。
更にセラミック基板上には、レーザーヘッドL1の温度を監視するためのサーミスタからなる温度センサAが取り付けられている。尚、この温度センサAは、定着兼再利用装置15の長手方向の位置に関しては中央部に配置されている。そして、温度センサAにより検出された温度データが、半導体レーザー素子61の耐熱温度(50(℃))に近づくと、画像形成動作或いは画像消去動作を一旦停止する。
更にレーザーヘッドL1と搬送ベルト31の間には、反射ミラー40が配置されており、駆動機構(図示せず)によって、回転支点を中心に矢印方向に移動可能に構成されている。そして、記録紙(画像記録媒体)の画像消去時には、図5に示すように、反射ミラー40は駆動機構によって、レーザー光41をトナー除去ローラ42の方向に反射する位置に移動配置される。
なお、本実施例においては、画像形成時には反射ミラーでレーザー光の光路変更を行わず、記録紙(画像記録媒体)の画像消去時に反射ミラーによりレーザー光の光路を変更しているが、反射ミラーを用いて、画像形成時には記録紙(画像記録媒体)上のトナー画像にレーザーを照射し、画像消去時にはトナー除去ローラにレーザーを照射するように、レーザー光の光路変更を行ってもよい。
トナー除去装置L3は、トナー除去ローラ42と、バックアップローラ43と、トナー除去ローラ42のバックアップローラ43に対する荷重を解除するための自動圧力解除機構と、トナー除去ローラ42表面の温度を測定するための温度センサBとを備えている。トナー除去ローラ42およびバックアップローラ43は、自動圧力解除機構により圧力が解除されていない状態では、搬送ベルト31を介して所定の荷重(例えば、本実施形態では360(N))で互いに圧接されて、両ローラ間にニップ部53(トナー除去ローラ42とバックアップローラ43とが互いに当接する部分)を形成している。なお、本実施形態ではトナー除去ニップ部53の幅(トナー除去ニップ部53の記録紙搬送方向の幅)を4(mm)としている。このトナー除去ニップ部53に、記録紙定着トナー画像が形成された記録紙(画像記録媒体)20を搬送し、トナー除去ニップ部53を通過させることで、記録紙(画像記録媒体)20からトナー画像が除去されるようになっている。
トナー除去ローラ42はレーザー照射により所定の温度に加熱されて、トナー除去ニップ部53を通過する定着されたトナー画像が形成された記録紙(画像記録媒体)20からトナー画像を除去するためのものである。トナー除去ローラ42は直径32(mm)でその内側から順に芯金、弾性層、光吸収層が形成された3層構造からなり、芯金には、たとえば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属あるいはそれらの合金等が用いられる。また、弾性層にはシリコンゴム等の耐熱性を有するゴム材料、光吸収層には、ポリイミドやフッ素ゴム等の耐熱性と光吸収性を有する材料が適している。なお本実施形態では、芯金に直径28(mm)、肉厚1(mm)のステンレス鋼、弾性層に厚さ2(mm)のシリコンゴムを用い、シリコンゴムの表面に光吸収層として厚さ30(μm)のフッ素ゴムをコーティングしている。
バックアップローラ43は直径20(mm)で、その内側から順に芯金、弾性層が形成された2層構造からなり、芯金にはたとえば、鉄、ステンレス鋼、アルミニウム、銅等の金属あるいはそれらの合金等が、また弾性層にはシリコンゴム等の耐熱性を有するゴム材料が用いられる。尚、本実施形態では、芯金に直径14(mm)のステンレス鋼、弾性層に厚さ3(mm)のシリコンゴムを用いている。
そして、トナー除去ローラ42にはバックアップローラ43に対する荷重を自動的に付与するための自動圧力付与機構が設けられている。具体的には、図2に示すように、トナー除去ローラ42は中心軸の周りに回動する加圧レバー44に取り付けられ、トナー除去ローラ42がカム45の回転による位相変化と加圧ばね46によって矢印Dの方向に移動可能に作動するよう構成されている。
更にトナー除去ローラ42の周面には、当該周面の温度を検出するための非接触サーミスタからなる温度センサBが配置されている。尚、この温度センサBは、定着兼再利用装置15の長手方向の位置に関しては中央部に配置されている。そして、温度センサBにより検出された温度データに基づいて、制御装置がレーザーヘッドL1のレーザー出力若しくは搬送装置L2の搬送速度を制御する。
クリーニング装置L4は、特殊紙の画像除去時には定着兼除去ローラ42によって除去されたトナーを定着兼除去ローラ42からクリーニングするためのクリーニングウエブ52と、供給ローラ48と、圧接ローラ49と、テンションローラ50と、巻取ローラ51とを備えている。供給ローラ48は、未使用のクリーニングウエブ47が巻かれるように構成される。巻取ローラ51は、供給ローラ48から送り出されたクリーニングウエブ47を巻き取るように構成される。この実施形態では、1枚当たり1(mm)の長さだけクリーニングウエブ52を巻き取るように構成される。圧接ローラ49は、クリーニングウエブ52を定着兼除去ローラ42に押し当てるように構成される。テンションローラ50は、クリーニングウエブ52にテンションを加えるように構成される。クリーニングウエブ52は、厚さ40(μm)でポリアミドイミド繊維とポリエステル繊維を重量比で50(wt%)ずつ絡合した水流絡合不織布であり、離型剤として粘度10,000(cs)のジメチルシリコンオイルが6(g/m)含浸された構成である。
再利用可能な用紙(画像記録媒体)としては、一般的な用紙(画像記録媒体)ではなく、耐熱性の樹脂シート上に離型層を設けた特殊紙を用いる。例えば、耐熱性の樹脂シートとしては耐熱温度が250(℃)のアリルエステル硬化性樹脂、また離型層としてはPFAやPTFE陶のフッ素樹脂を用いるのが好ましい。
次に、本発明の定着兼再利用装置15による定着動作について、図2を用いて具体的に説明する。本発明の定着兼再利用装置15の定着動作は下記に記載した6つのステップからなる。
(ステップ1)自動圧力付与機構により、トナー除去ローラ42のバックアップローラ43に対する圧力が解除され、トナー除去ローラ42が搬送ベルト31から離間される。
(ステップ2)反射ミラー40がレーザー光41を遮らない(反射しない)位置に移動配置される。
(ステップ3)用紙搬送装置L2により搬送ベルト31上のレーザー照射部38に、原稿印字率によって決定された定着速度(用紙搬送速度)および複写速度で未定着トナー画像を担持した画像記録媒体(記録紙20)が搬送される。
(ステップ4)トナー画像がレーザー照射部38に到達するタイミングに合わせて、レーザーヘッドL1からレーザー光41が照射される。
(ステップ5)レーザー光41が未定着トナー画像で吸収され熱に変換され、未定着トナー画像が溶融し、記録紙(画像記録媒体)20への定着が行われる。
(ステップ6)定着後の画像の光沢性を高める必要がある場合は、予めトナー除去ローラ42をバックアップローラ43に圧接させておく。こうすることで、定着後のトナー画像面にトナー除去ローラ42の表面の平滑性が転写され、定着後の画像の光沢性を向上することができる。
次に、本発明の定着兼再利用装置15による画像消去動作について、図5を用いて具体的に説明する。本発明の定着兼再利用装置15の画像消去動作は下記に記載した6つのステップからなる。
(ステップ1)自動圧力付与機構により、トナー除去ローラ42が搬送ベルト31を介してバックアップローラ43に圧接され、トナー除去ニップ部53が形成される。
(ステップ2)反射ミラー40がレーザー光41をトナー除去ローラ42の方向に反射する位置に移動配置される。
(ステップ3)用紙搬送装置L2により搬送ベルト31上のトナー除去ニップ部53に、原稿印字率によって決定された定着速度(用紙搬送速度)および複写速度で定着済みのトナー画像を担持した記録紙(画像記録媒体)20が搬送される。
(ステップ4)レーザーヘッドL1からレーザー光41が照射され、反射ミラー40で反射されてトナー除去ローラ42の表面に照射される。そして、トナー除去ローラ42の表面の光吸収層で吸収され熱に変換され、トナー除去ローラ42の表面が発熱する。
(ステップ5)トナー除去ニップ部53にて、トナー除去ローラ42によって画像記録媒体20上に定着したトナー像が再溶融し、画像記録媒体20の表面(フッ素樹脂)に比べてトナー除去ローラ42の表面(熱吸収膜)の離型性が低いために、再溶融したトナーがトナー除去ローラ42に付着回収される。
(ステップ6)トナー除去ローラ42によって回収されたトナーは、更に下流側に当接されたクリーニングウエブ52により、トナー除去ローラ42上からクリーニングされる。
次に本発明の定着兼再利用装置15の搬送速度及びレーザー出力の制御方法について、図6及び図7を用いて以下に説明する。尚、図6は定着兼再利用装置15の制御システムのブロック図、図7は定着兼再利用装置15の制御手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、この制御システムは、入力された画像情報を検出する画像情報検出手段71、図2に示した定着兼再利用装置15、これらを制御する制御装置72からなる構成である。定着兼再利用装置15は、レーザーヘッドL1、用紙搬送装置L2、トナー除去装置L3、クリーニング装置L4、温度検出手段(温度センサA,B,C)からなる構成である。
まず、制御装置72は、画像情報検出手段71により検出された画像情報に基づいて、これから実行されるジョブが画像形成か画像消去のどちらであるかを判別する(ステップS1)。ジョブが画像形成の場合、制御装置は搬送装置の搬送速度を220(mm/s)、レーザー出力を50(W)に設定する(ステップS2、S3)。
そして、レーザーを搬送ベルト31に照射して加熱し(ステップS4)、搬送ベルト31の表面温度を温度センサCで測定し、制御装置72は、温度が130(℃)以上か130(℃)未満かを判別する(ステップS5)。130(℃)以上であれば、トナーの融点(ここでは130(℃))以上であり、十分にトナーを定着できることから、そのまま画像形成に移行する(ステップS9)。一方、130(℃)未満であれば、制御装置72はレーザー出力が150(W)未満か、150(W)に達したかを判別する(ステップS6)。レーザー出力が150(W)未満の場合は、レーザー出力を5(W)ずつUPし(ステップS7)、ステップS4に戻る。レーザーの最大定格出力は150(W)なので、150(W)まで出力を上げても130(℃)以上の条件をクリアできない場合は、搬送速度を10(mm/s)ずつ減速し(ステップS8)、ステップS4に戻る。そして、搬送ベルト31の表面温度が130(℃)以上になった時点で画像形成に移行する(ステップS9)。尚、画像形成時においては、画像情報検出手段71より、画像情報を検出し、この画像情報に基づいて画像の存在する部分にのみレーザー光を選択的に照射する。これにより、レーザーヘッドL1の自己発熱を必要最小限に抑制することが可能となり、熱効率が向上する。
一方、ジョブが画像消去の場合、制御装置72は用紙搬送装置L2の搬送速度を画像形成よりも遅い55(mm/s)、またレーザー出力を画像形成よりも高い100(W)に設定する(ステップS10、S11)。この理由としては、画像形成時はレーザー光を直接トナー画像に照射するのに対して、画像消去時は間接的にレーザー光を利用する(反射ミラー40でレーザー光41を反射させた後、トナー除去ローラ42で吸収させて発熱させる)ことから、画像形成時に比べ効率が低下するためである。そこで、画像消去時には、用紙搬送速度を遅くしたり、レーザー出力を大きくすることで、必要なエネルギーを確保している。
搬送速度とレーザー出力を設定した後、レーザーをトナー除去ローラに照射して加熱し(ステップS12)、トナー除去ローラ42の表面温度を温度センサBで測定し、温度が190(℃)以上か190(℃)未満かを判別する(ステップS13)。190(℃)以上であれば、十分にトナー画像を溶融して画像記録媒体から除去できることから、そのまま画像消去に移行する(ステップS17)。一方、190(℃)未満であれば、制御装置72はレーザー出力が150(W)未満か、150(W)に達したかを判別する(ステップS14)。レーザー出力が150(W)未満の場合、レーザー出力を5(W)ずつUPし(ステップS15)、ステップS12に戻る。レーザーの最大定格出力は150(W)なので、150(W)まで出力を上げても190(℃)以上の条件をクリアできない場合は、搬送速度を10(mm/s)ずつ減速し(ステップS16)、ステップS12に戻る。そして、トナー除去ローラ42の表面温度が190(℃)以上になった時点で画像消去に移行する(ステップS17)。尚、画像消去時においては、画像記録媒体のどの部分に画像が形成されているのか判別することができないことから、画像形成時とは異なり、レーザー光は全面に照射する。
また、既に画像形成された記録紙(画像記録媒体)に新たに画像形成を行う場合は、画像形成装置の両面印字機能を利用し、1面目で画像消去、2面目で画像形成を行うことも可能である。こうすることで、1回のジョブ(通紙)で画像消去と画像形成を同時に行うことができる。
次に実施例2の定着兼再利用装置について図8を用いて説明する。尚、実施例2の定着兼再利用装置では、レーザーヘッドの構成を除いては実施例1と全く同じであることから、レーザーヘッド以外の説明は省略する。実施の一形態について図8に基づいて説明すれば、以下の通りである。
この第2の実施例の定着装置は、単一のレーザー光源113からのレーザー光を回転する多面体ミラー112により、記録紙(画像記録媒体)115の横方向(主走査方向)に走査し、レーザー光の偏向により生じる収差を補正する補正レンズ114としてのfθレンズや集光レンズにより記録紙(画像記録媒体)115の全域に集光し、記録紙(画像記録媒体)115を搬送装置により縦方向に搬送することにより、記録紙(画像記録媒体)115の全域に集光レーザー光を照射する機構を持っている。
なお、本実施例のレーザー光源としては、定格出力150(W)、波長10.6(μm)、レーザースポット径φ150(μm)のCOレーザーを用いている。この理由について、図9、図10を用いて詳細に説明する。
図9は、半導体レーザー(波長780(nm))とCOレーザー(波長10.6(μm))とで、ドット印字率に対する必要エネルギー密度を実験により求めた結果である。ここで、ドット印字率とは各レーザー素子のレーザー照射部におけるミクロな印字率であり、具体的にはレーザースポット径(本実施例ではφ150(μm))の面積に対する印字(画像)部分の面積の割合を示したものである。例えば、例えばソリッド画像の場合は100(%)、ハーフトーン画像の場合、1by1画像では50(%)、1by2画像では33(%)、1by3画像では25(%)となる。
また、必要エネルギー密度とは、各画像パターンに対し、十分な定着強度を得るために必要なレーザー出力から単位面積当たりのエネルギー密度を算出したものである。
例えば、用紙搬送速度がV(mm/s)、画像領域幅がL(mm)、必要なレーザー出力がP(W)としたとき、必要エネルギー密度E(J/cm)は、
E=100*P/(V・L)
となる。
なお本実験では、トナーとしてはモノクロトナーを用いた。これより、半導体レーザーでは、ドット印字率が小さくなると必要エネルギー密度が大きくなるのに対して、COレーザーではドット印字率に関係なく必要エネルギー密度が一定となる。その理由について図11を用いて説明する。
図11は赤外分光装置(サーモエレクトロン株式会社製 NEXUS 470 / CONTINUUM)を用いて、坪量60(g/m)のPPC用紙表面のIRスペクトルを1回反射ATR法で測定した結果である。これより、用紙表面は波長9〜11(μm)の領域で高い吸光度を示すことがわかる。すなわちCOレーザーの場合、半導体レーザーに比べて波長が長く、半導体レーザーの波長(780(nm))では用紙表面はレーザー光を吸収できないものの、COレーザーの波長(10.6(μm))では用紙表面もレーザー光を吸収する。
ここで、あるひとつのドットに着目した場合、ソリッド画像では用紙(画像記録媒体)に対しては自分の直下の用紙(画像記録媒体)に対してのみ熱が逃げるものの、ハーフトーン画像のような濃度の低い(ドット印字率の低い=画像の空隙率の高い)画像では、自分の直下だけでなく自分の周囲の領域の用紙(画像記録媒体)に対しても熱が逃げることになる。その結果、ハーフトーン画像では、ソリッド画像のような濃度の高い画像に比べて用紙に逃げる熱の割合が相対的に大きくなることから、定着エネルギーが多く必要となる。したがって、半導体レーザーでは、ドット印字率が小さくなると必要エネルギー密度が大きくなる。
一方、COレーザーでは、トナー画像がなく用紙(画像記録媒体)表面が露出している部分では、用紙(画像記録媒体)の表面がレーザー光を吸収して発熱し、トナーから用紙(画像記録媒体)に逃げる熱が減少するため、レーザー出力が一定であっても、画像濃度に関係なく一定の定着性を確保することができる。
同様に図10は、半導体レーザー(波長780(nm))とCOレーザー(波長10.6(μm))とで、モノクロトナーとカラートナー(イエロー、マゼンタ、シアン)に対する必要エネルギー密度を実験により求めた結果である。なお、本実験においては、トナーには赤外線吸収剤を添加していないタイプのものを使用した。これより、半導体レーザーでは、モノクロトナーに比べてカラートナーでは必要エネルギー密度が大きくなる(理由は上述)のに対して、COレーザーではモノクロ、カラーに関係なく必要エネルギー密度が一定となる。
その理由について図12を用いて説明する。図12は、図11と同様に、赤外分光装置(サーモエレクトロン株式会社製 NEXUS 470 / CONTINUUM)を用いて、各色トナーのIRスペクトルをKBr錠剤法で測定した結果である。これより、カラートナーは波長5.5(μm)以下の短波長領域ではモノクロトナーに比べて吸光度が低いものの、波長5.5〜11(μm)の長波長領域ではモノクロトナーと同等の高い吸光度を示すことがわかる。すなわち、COレーザーの場合、半導体レーザーに比べて波長が長く、半導体レーザーの波長(780(nm))ではカラートナーはレーザー光を吸収できないものの、COレーザーの波長(10.6(μm))ではカラートナーもレーザー光を吸収する。その結果COレーザーでは、高価な赤外線吸収剤を添加しなくても、カラートナーを定着することができる。
なお、本実施例では波長10.6(μm)のCOレーザーを用いたが、波長としては10.6(μm)に限定される訳ではなく、図11、図12の結果から、5.5〜11(μm)、より好ましくは9〜11(μm)のレーザー光であれば同様の効果が得られる。同様に、レーザー光源としてもCOレーザーに限定される訳ではなく、波長が5.5〜11(μm)、より好ましくは9〜11(μm)のレーザー光源であれば任意のレーザーが使用できる。
4 光源
11 中間転写ベルト
11a テンションローラ
11b テンションローラ
13a 一次転写ユニット
14 二次転写ユニット
15 定着兼再利用装置
16 内部給紙ユニット
16a 給紙ローラ
17 給紙ユニット
17a 給紙ローラ
20 記録紙(画像記録媒体、用紙)
31 搬送ベルト
32 駆動ローラ
33 従動ローラ
34 吸着チャージャー
35 分離チャージャー
36 除電チャージャー
37 分離爪
38 レーザー照射部
39 ヒートシンク(放熱板)
40 反射ミラー
41 レーザー光
42 トナー除去ローラ
43 バックアップローラ
44 加圧レバー
45 カム
48 クリーニングウエブ
53 トナー除去ニップ部
60 半導体レーザーアレイ
61 半導体レーザー素子
62 フォトダイオード
63 シリコン基板
64 ワイヤーボンド線
65 表面電極
66 セラミック基板
67 レンズホルダー
68 凸レンズ
71 画像情報検出手段
72 制御装置
78 接触角
100 カラー複合機
101 感光体ドラム
102 現像ユニット
103 帯電ユニット
104 クリーニングユニット
112 多面体ミラー
113 レーザー光源
114 補正レンズ
115 記録紙(画像記録媒体、用紙)
A,B,C 温度センサ

Claims (22)

  1. トナー画像が形成された画像記録媒体を搬送する搬送手段と、
    レーザーを照射するレーザー照射手段と、
    前記レーザー照射手段によって加熱された表面を画像記録媒体のトナー画像面側に接触させることで、トナー画像を加熱溶融させて画像記録媒体から除去する除去手段と、
    画像記録媒体上のトナー画像を除去する場合、前記レーザー照射手段からのレーザー光を前記除去手段に照射してトナー画像を除去させる制御手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録媒体の再利用装置。
  2. 前記除去手段は、基材表面に光吸収膜が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像記録媒体の再利用装置。
  3. 前記レーザー照射手段は、画像記録媒体にトナー画像を定着させる定着用熱源を兼用し、
    前記制御手段は、画像記録媒体にトナー画像を定着させる場合、前記レーザー照射手段からのレーザー光をトナー画像に照射することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録媒体の再利用装置。
  4. 前記レーザー照射手段から照射されるレーザー光の光路を変更するための光路変更手段を備え、
    前記制御手段は、前記光路変更手段により、画像記録媒体上のトナー画像を定着する場合、レーザー光を画像記録媒体に照射するように行路を変更し、画像記録媒体上のトナー画像を除去する場合、レーザー光を前記除去手段に照射するように変更することを特徴とする請求項3に記載の画像記録媒体の再利用装置。
  5. 前記画像記録媒体は、耐熱性樹脂からなる基材表面に離型層が形成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  6. 前記耐熱性樹脂は、アリルエステル硬化性樹脂からなることを特徴とする請求項5に記載の画像記録媒体の再利用装置。
  7. 前記制御手段は、トナー画像定着する画像形成時とトナー画像除去する画像消去時とで、画像記録媒体の搬送速度を変更することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  8. 前記制御手段は、画像消去時の画像記録媒体の搬送速度を画像形成時の搬送速度よりも遅くすることを特徴とする請求項7記載の画像記録媒体の再利用装置。
  9. 前記制御手段は、トナー画像定着する画像形成時とトナー画像除去する画像消去時とで、前記レーザー照射手段の出力を変更することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  10. 前記制御手段は、画像消去時の前記レーザー照射手段の出力を画像形成時の出力よりも大きくすることを特徴とする請求項9記載の画像記録媒体の再利用装置。
  11. 前記制御手段は、画像情報に基づいてレーザー光を選択的に照射することを特徴とする請求項1から10のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  12. 前記制御手段は、前記除去手段の温度情報に基づいて、レーザー出力或いは用紙搬送速度を制御することを特徴とする請求項1から11のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  13. 前記制御手段は、前記搬送手段の温度情報に基づいて、レーザー出力或いは用紙搬送速度を制御することを特徴とする請求項1から12のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  14. 前記レーザー照射手段は、複数の半導体レーザー素子を画像記録媒体の搬送方向と直交する方向にアレイ状に並べたレーザーアレイからなることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  15. 前記レーザー照射手段は、単一のレーザー光源と、このレーザー光源からのレーザー光を画像記録媒体の横方向に走査する走査光学系とレーザー光を集光するレンズを具備していることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置。
  16. 前記レーザー光源の波長が5.5〜11(μm)、より好ましくは9〜11(μm)であることを特徴とする請求項15記載の画像記録媒体の再利用装置。
  17. 前記レーザー光源がCOレーザーであることを特徴とする請求項15または16に記載の画像記録媒体の再利用装置。
  18. カラートナーが赤外線吸収剤を含んでいることを特徴とする請求項14記載の画像記録媒体の再利用装置。
  19. 表面に静電潜像が形成される像担持体と、像担持体表面を帯電させる帯電装置と、像担持体表面に静電潜像を形成する露光装置と、像担持体表面の静電潜像にトナーを供給してトナー像を形成する現像装置と、像担持体表面のトナー像を画像記録媒体に転写する転写装置と、前記転写されたトナー像を画像記録媒体に定着させる定着装置とを備え、電子写真方式によりトナーを用いて画像を形成する画像形成装置において、
    請求項1から18のいずれかに記載の画像記録媒体の再利用装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  20. トナー定着を行う画像形成時に、前記除去手段をレーザーが照射されない状態で画像記録媒体のトナー画像面に当接することを特徴とする請求項19記載の画像形成装置。
  21. 前記画像形成装置は両面印字機能を備えており、1面目に画像消去を行い、2面目に画像形成を行うことを特徴とする請求項19又は20に記載の画像形成装置。
  22. 未定着或いは定着されたトナー画像が形成された画像記録媒体に対し、
    トナー画像定着をする画像形成時には、前記画像記録媒体の未定着トナー画像にレーザー光を直接照射することで未定着トナー画像を加熱溶融し、画像記録媒体への定着を行い、
    トナー画像除去をする画像消去時には、レーザー光を除去手段に照射することで除去手段表面を加熱し、加熱された除去手段表面を画像記録媒体の定着されたトナー画像に接触させることで、トナー画像を加熱溶融して画像記録媒体から除去することを特徴とする画像記録媒体の再利用方法。
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