JP2008107002A - 給湯システムと、貯湯タンク内の温水の排水方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の給湯システム10は、貯湯タンク11内の温水を温水利用箇所に給湯する。給湯システム10は、貯湯タンク11の下部に接続されている排水経路16、30と、その排水経路16、30を開閉する排水弁32と、前記排水経路16、30に合流し、前記排水経路16、30に冷水を給水する給水経路20と、その給水経路20を開閉する給水弁26と、前記貯湯タンク内の下部、または前記排水経路内の温水の温度を検出するセンサ31と、前記排水弁32が開いている場合に前記センサ31の検出温度が所定温度以上であるときに、給水弁26を開くように給水弁26を制御する制御手段130を有している。
【選択図】図1
Description
特許文献1の給湯システムでは、貯湯タンクの下部に接続されている排水経路と、排水経路を開閉する排水弁と、貯湯タンク内の温水を循環させる循環経路を有している。この給湯システムでは、貯湯タンク内の温水を排水する前に、循環経路を利用して貯湯タンク内の温水を循環させる。循環させることによって温度成層状態が破壊され、温度の高い温水と温度の低い温水が混じりあい、貯湯タンク内の温水の最高温度が低下する。さらに、特許文献1の給湯システムでは、循環経路を流れる温水を冷却する。これにより、貯湯タンク内の温水の平均温度を低下させる。貯湯タンク内の温水の温度が所定温度未満となったら排水弁を開き、排水経路から排水する。これによって、排水先に高温の温水が排水されることを防止する。
しかしながら、上述した特許文献1の給湯システムでは、貯湯タンク内の温水を循環させることによって温度成層状態を消失させてから排水する。したがって、メンテナンス直後に給湯システムを使用すると、温水利用箇所に温度の高い温水を給湯することができないという問題があった。
この給湯システムでは、排水弁を開くと、貯湯タンク内の温水が下部から排水経路に排水される。したがって、貯湯タンク内の水位が所定水位まで下がっても、貯湯タンク内の上部に形成されていた高温の温水の層は、層を維持したまま貯湯タンク内に残る。すなわち、温度成層が維持される。また、排水弁が開かれている場合、センサにより貯湯タンク内の下部の温水(貯湯タンク内からこれから排水される温水)、または排水経路内を流れている温水の温度が検出される。制御手段は、センサの検出温度が所定温度未満であるときは、給水弁を開かない。この場合、貯湯タンク内の温水がそのまま排水先に排水される。すなわち、所定温度未満の温水が排水先に排水される。また、制御手段は、センサの検出温度が所定温度以上であるときは、給水弁を開く。これによって、給水経路から排水経路中に冷水(貯湯タンク内の温水より温度の低い水)が給水されるので、排水経路中の温水は冷却され、排水経路から排水先に比較的低温の水を排水することができる。このように、この給湯システムによれば、排水先に所定温度以上の温度の温水が排水されることを防止することができる。
このような構成によれば、排水される温水の温度がそれほど高くない場合には、給水弁の開度が小さくなり、冷水が不必要に給水されることが防止できる。また、排水される温水の温度が非常に高い場合には、給水弁の開度が大きくなり、必要量の冷水が給水される。したがって、十分に冷却された温水を排水先に排水することができる。
この排水方法は、貯湯タンク内の温水を排水経路から排水する工程と、センサにより温度を検出する工程と、センサの検出温度が所定温度以上である場合には給水経路から排水経路内に冷水を給水し、センサの検出温度が所定温度未満である場合には給水経路から排水経路内に冷水を給水しない工程を有している。
この排水方法によれば、貯湯タンク内に残る温水の温度成層を維持しながら貯湯タンク内の温水を排水できるとともに、所定温度以上の温度の温水が排水先へ排水されることを防止することができる。
(形態1)給湯システムは、温水を貯えておく貯湯タンクと、一端が貯湯タンクの底部に接続されており、他端が給湯システムの外部に開放されている排水経路と、一端が排水経路の途中に合流しており、他端が水道水給水源に接続されている給水経路と、給水経路の合流点より反貯湯タンク側の排水経路内の温水の温度を検出するセンサと、給水経路の合流点より反貯湯タンク側の排水経路を開閉する排水弁と、給水経路を開閉する給水弁と、排水弁の開閉及びセンサの検出温度に応じて給水弁の開閉を制御する制御装置を有している。
貯湯タンク11には、サーミスタ12〜15が配設されている。サーミスタ12〜15は、貯湯タンク11の高さ方向に略等間隔に配設されている。サーミスタ12〜15は、貯湯タンク11内のそれぞれの位置の湯の温度を検出する。サーミスタ12〜15が検出した温度はコントローラ130に出力され、リモコン132の表示板に表示される。
また、タンク給湯経路50には、負圧弁76が配設されている。負圧弁76は、貯湯タンク11内が負圧(大気圧以下)になったときに開く。負圧弁76が開くと、タンク給湯経路50を介して貯湯タンク11内に大気が流入する。
温度Tが60℃以上に上昇すると、給水量サーボ26が開かれ(ステップS10)、接続部34に水道水が給水される。すなわち、貯湯タンク11から給排水経路16に排水された湯に水道水が混合される。このとき、ステップS12〜S16が繰り返し実行されて、給水量サーボ26の開度が調整される。したがって、約58℃の混合水が排水経路30から排水先へ排水される。
また、温度Tが55℃未満に低下した場合には、再度、給水量サーボ26が閉じられる(ステップS18)。そして、温度Tが60℃以上に上昇するまで、ステップS6、S8が繰り返し実行され、貯湯タンク11内の湯がそのまま排水先へ排水される。
また、給排水経路16にサーミスタを配設し、そのサーミスタの検出温度T’に応じて給水量サーボ26を制御しても良い。この構成でも、図4のフローチャートを実行することで、適切な温度の混合水を排水先に排水することができる。
本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組み合わせによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組み合わせに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成するものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
11:貯湯タンク
12〜15:サーミスタ
16:給排水経路
18:止水弁
20:給水経路
22:減圧弁
24:給水量センサ
26:給水量サーボ
28:混合サーボ
30:排水経路
31:排水サーミスタ
32:排水弁
50:タンク給湯経路
54:混合経路
60:熱交換循環経路
62:熱源機
70:シスターン
80:暖房循環経路
86:暖房熱交換器
90:追い焚き経路
94:追い焚き熱交換器
100:風呂循環経路
112:暖房端末機
114:浴槽
116:給水栓
120:発電ユニット
124:排熱回収熱交換器
130:コントローラ
132:リモコン
Claims (3)
- 貯湯タンク内の温水を温水利用箇所に給湯する給湯システムにおいて、
貯湯タンクの下部に接続されている排水経路と、
その排水経路を開閉する排水弁と、
前記排水経路に合流し、前記排水経路に冷水を給水する給水経路と、
その給水経路を開閉する給水弁と、
前記貯湯タンク内の下部、または前記排水経路内の温水の温度を検出するセンサと、
前記排水弁が開いている場合に前記センサの検出温度が所定温度以上であるときに、給水弁を開くように給水弁を制御する制御手段と、
を有する給湯システム。 - 前記制御手段が、前記センサの検出温度が所定温度以上であるときに、前記センサの検出温度が高いほど給水弁の開度を大きくすることを特徴とする請求項1に記載の給湯システム。
- 温水を貯えておく貯湯タンクと、その貯湯タンクの下部に接続されている排水経路と、その排水経路の途中に合流している給水経路と、前記貯湯タンク内の下部、または前記排水経路内の温水の温度を検出するセンサを備えている給湯システムの前記貯湯タンク内の温水を排水する方法であって、
貯湯タンク内の温水を排水経路から排水する工程と、
センサにより温度を検出する工程と、
センサの検出温度が所定温度以上である場合には給水経路から排水経路内に冷水を給水し、センサの検出温度が所定温度未満である場合には給水経路から排水経路内に冷水を給水しない工程と、
を有する排水方法。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2006290118A JP2008107002A (ja) | 2006-10-25 | 2006-10-25 | 給湯システムと、貯湯タンク内の温水の排水方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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2006
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