JP5141293B2 - 貯湯式給湯システム、貯湯式給湯システムの制御方法 - Google Patents

貯湯式給湯システム、貯湯式給湯システムの制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5141293B2
JP5141293B2 JP2008041604A JP2008041604A JP5141293B2 JP 5141293 B2 JP5141293 B2 JP 5141293B2 JP 2008041604 A JP2008041604 A JP 2008041604A JP 2008041604 A JP2008041604 A JP 2008041604A JP 5141293 B2 JP5141293 B2 JP 5141293B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
storage tank
water storage
temperature
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008041604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009198115A (ja
Inventor
高之 小野寺
利幸 佐久間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008041604A priority Critical patent/JP5141293B2/ja
Publication of JP2009198115A publication Critical patent/JP2009198115A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5141293B2 publication Critical patent/JP5141293B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control For Baths (AREA)
  • Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)

Description

本発明は、貯湯タンクを有する貯湯式給湯システムに関するものである。
従来の貯湯式給湯システムは、貯湯タンク内の湯を給湯や湯張りで使用したあと、浴槽に湯張りした浴槽水の熱エネルギーを貯湯タンク内の湯水に熱交換により回収して貯湯タンク内の湯水の温度を少しでも上昇させ、その後の加熱手段による貯湯タンクの沸き上げの際に省エネを図るような廃熱回収機能を備えていた。(例えば、特許文献1参照)
特開2004−257692号公報(第1頁、図1)
上記のような従来の貯湯式給湯システムは、深夜電力時間帯(主に23時から翌朝7時)の電気料金の安い時間帯に貯湯タンクの沸き上げをシーズヒーター等の一般的な電気ヒーターで行っているが、より省エネ性を高める手段としてヒートポンプを加熱手段に利用することが求められており、最近の貯湯式給湯システムにおいては自然冷媒を利用したヒートポンプでの加熱手段が広く普及している。
ところが、自然冷媒のヒートポンプには、沸き上げる水の元の温度が高いほど効率が低下するという特性がある。すなわち、沸き上げる元の水温が5℃から20℃程度であれば、ヒートポンプの効率指標であるCOP(COP=ヒートポンプによる加熱熱量/使用エネルギー量)は3程度を確保でき使用したエネルギーの約3倍の高効率を確保できるが、元の水温がそれ以上になるとCOPが急速に悪化し30℃付近ではCOPが2以下となる場合もある。したがって、従来のように貯湯タンクに廃熱回収を行って貯湯タンク内の水温を上昇させたあとでヒートポンプによる沸き上げを行うと、ヒートポンプで沸き上げる元の水温を廃熱回収により上昇させてしまっていることになり、廃熱回収により省エネを図るつもりが、COPを低下させてしまい省エネに逆行するという問題点があった。
また、廃熱回収により貯湯タンク内の水に熱回収し、貯湯タンク内に中温水(一般的には浴槽から熱回収するので約30℃程度となる温水)を貯湯しても、元々沸き上げで貯湯した高温の湯(一般的には90℃程度)のほうが密度差で相対的に軽いので貯湯タンクの上部に位置することになる。ところが貯湯タンクの出湯口は上部にしかないので、熱回収して得た中温水を利用するには、その前に沸き上げた高温の湯を使い切る必要があり、効率的に中温水を利用することができないだけでなく、中温水を使い切れずに貯湯タンクに残った状態でヒートポンプによる沸き上げを行うと、ヒートポンプで沸き上げる元の水温を廃熱回収により上昇させてしまっていることになり、廃熱回収により省エネを図るつもりが、COPを低下させてしまい省エネに逆行するという問題点もあった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ヒートポンプのCOPを低下させることなく廃熱回収を行うとともに、廃熱回収で得られた熱エネルギーを有効利用し、ヒートポンプにより沸き上げた湯の効率的な利用を行うことのできる省エネ性に優れた貯湯式給湯システムを提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯システムは、貯湯タンク下部の水を取り出して加熱し貯湯タンク上部へ戻す、貯湯タンクの外部に設けられたヒートポンプによる加熱手段と、貯湯タンク下部と貯湯タンク中間部に設けられた中間接続口とを連通する熱回収回路を流れる湯水と浴槽に湯張りされた浴槽水とを熱交換する熱交換器と、熱回収回路内の温水を循環させる熱回収ポンプと、浴槽水を浴槽水ポンプにより循環して熱交換器で熱交換を行う浴槽水循環回路と、加熱手段、熱回収ポンプおよび浴槽水ポンプを制御する制御手段と、を備え、制御手段は、加熱手段により貯湯タンク内の水の加熱を行うタンク沸上動作、及び、熱交換器、熱回収ポンプおよび浴槽水ポンプにより貯湯タンク内の水と浴槽水とを熱交換し、貯湯タンク内の水の加熱を行う熱回収沸上動作、を順に行う際に、タンク沸上動作では、貯湯タンクの下部に熱回収沸上動作を行うための水の領域が残るように制御するものである。
本発明によれば、ヒートポンプのCOPを低下させることなく廃熱回収を行うことのできる省エネ性に優れた貯湯式給湯システムを提供することが可能となる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態に係る貯湯式給湯システムの構成図、図2から図4は図1の要部拡大図、図5から図14は図1の貯湯式給湯システムの各動作状態を示す説明図、図15から図17は本発明に実施の形態に係わるタンク沸上動作および熱回収動作のフローチャートである。以下、図1を中心に説明し、図2から図17までの図で図1と同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。図1において、貯湯式給湯システム100は、貯湯タンクユニット40とヒートポンプユニット50とから構成されている。
図1において、貯湯タンクユニット40には貯湯タンク1が内蔵されており、貯湯タンク1の下部には外部の給水源に接続された給水配管2が接続されている。この給水配管2からは、一般側給水分岐配管2aと、ふろ側給水分岐配管2bが分岐している。また、貯湯タンク1の上部には給湯配管8が接続されていて、この給湯配管8は一般側給湯分岐配管8aとふろ側給湯分岐配管8bに分岐している。また、給水配管2から貯湯タンク1に給水された水は減圧弁(図示せず)で所定圧に減圧され、貯湯タンク1は常に満水状態となっている。
追焚循環回路4は、貯湯タンク1上部と、貯湯タンク1下部から容量で約60L程度上の位置となるタンク循環戻り口1bとに接続されている。この追焚循環回路4には、貯湯タンク1内に貯湯された湯と浴槽21内の浴槽水22とを熱交換する熱交換器6と、貯湯タンク1内の湯を追焚循環回路4に循環させるタンク側循環ポンプ7とが、貯湯タンク1の上部からこの順で設けられている。また、タンク循環戻り口1bの近傍の貯湯タンク1上には貯湯タンク1内の湯温を検出する貯湯温度センサ1aが取り付けられている。
また、追焚循環回路4の貯湯タンク1上部と熱交換器6との間には三方弁5が接続されており、この三方弁5は熱回収分岐配管4aにより給水配管2とも接続されている。この三方弁5は、貯湯タンク1上部から湯を取り出し三方弁5、熱交換器6、タンク側循環ポンプ7、タンク循環戻り口1bへと循環させる追焚循環回路4の経路と、貯湯タンク1下部から水を取り出して給水配管2、熱回収分岐配管4aを経由して三方弁5に入り、さらに熱交換器6、タンク側循環ポンプ7を経由してタンク循環戻り口1bへ循環させる熱回収回路との2つの経路を切り替えるようになっている。また、熱交換器6とタンク側循環ポンプ7との間には内部を流れる湯水の温度を検出するタンク側循環温度センサ25が取り付けられている。
浴槽21には、熱交換器6の二次側に接続されるふろ循環回路20が接続され、ふろ循環回路20には、熱交換器6と浴槽21との間に浴槽水22を循環させるふろ側循環ポンプ23が設けられている。また、ふろ循環回路20上の浴槽21から熱交換器6方向に循環する熱交換器6の手前には、ふろ循環回路20内を流れる湯水の温度を検出する、ふろ循環温度センサ24が取り付けられている。
ヒートポンプユニット50には、加熱循環回路3が接続され、この加熱循環回路3は貯湯タンク1の上下部と接続されており、加熱循環回路3にはヒートポンプユニット50内に循環ポンプ(図示せず)が設けられ、貯湯タンク1の下部から水を導き、ヒートポンプにより外気との熱交換を行い、水を高温の湯に沸き上げ、貯湯タンク1の上部に戻している。なお、ヒートポンプユニット50の冷媒には自然冷媒である二酸化炭素が用いられている。
給湯用混合弁9は、一般側給水分岐配管2aと一般側給湯分岐配管8aの間に接続され、タンク循環戻り口1bより上方で貯湯タンク1に接続され貯湯タンク1内の湯水を取り出す給湯用中温水取出配管10にも接続されている。この給湯用混合弁9は、一般側給水分岐配管2aから供給される水と、一般側給湯分岐配管8aから供給される貯湯タンク1上部の湯と、給湯用中温水取出配管10から供給される貯湯タンク1の中ほどからの湯の3つの湯水を適宜混合し、一般給湯配管11を経由して使用先である蛇口12などの出湯口から出湯する湯温を調整する。なお、給湯用混合弁9と一般給湯配管11との接続位置近傍には給湯温度センサ13が取り付けられており、給湯温度センサ13は給湯混合弁9での出湯湯温を検出する。また、給湯用中温水取出配管10の貯湯タンク1との接続位置近傍には給湯用中温水取出配管10で取出す貯湯タンク1内の湯温を検出する給湯用中温水温度センサ1cが取り付けられている。
ふろ用混合弁14は、ふろ側給水分岐配管2bとふろ側給湯分岐配管8bの間に接続され、給湯用中温水取出配管10よりも上方で貯湯タンク1に接続され貯湯タンク1内の湯水を取り出すふろ用中温水取出配管15にも接続されている。このふろ用混合弁14は、ふろ側給水分岐配管2bから供給される水と、ふろ側給湯分岐配管8bから供給される貯湯タンク1上部の湯と、ふろ用中温水取出配管15から供給される貯湯タンク1の中ほどからの湯の3つの湯水を適宜混合し、ふろ給湯配管16、ふろ循環回路20を経由し浴槽21への湯張りを行う湯温を調整する。なお、ふろ給湯配管16には、ふろ側混合弁14の後には、ふろ側混合弁14での出湯温度を検出する湯張り温度センサ17と、ふろ循環回路20を経由しての浴槽21への出湯を開放、遮断するふろ電磁弁18と、ふろ循環回路20を経由しての浴槽21への湯張り湯量を検出する流量センサ19が、この順で備えられている。また、ふろ用中温水取出配管15の貯湯タンク1との接続位置近傍にはふろ用中温水取出配管15で取出す貯湯タンク1内の湯温を検出するふろ用中温水温度センサ1dが取り付けられている。
リモコン31では、使用者が蛇口12からの出湯温度や浴槽21への湯張り量および湯張り温度、貯湯タンク1の沸き上げ設定や湯張り操作、追焚き操作など貯湯式給湯システム100の操作および設定の入力を行う。制御装置30は、時計機能を有し時刻に基づいた動作制御を行う。また、制御装置30は、リモコン31で設定された出湯温度や湯張り量および各種の制御情報を記憶部30bに記憶するとともに、貯湯温度センサ1a、給湯用中温水温度センサ1c、ふろ用中温水温度センサ1d、給湯温度センサ13、湯張り温度センサ17、流量センサ19、ふろ循環温度センサ24、タンク側循環温度センサ25の検出値に基づいて判断部30aを用いて判断し、三方弁5、タンク側循環ポンプ7、給湯用混合弁9、ふろ用混合弁14、ふろ電磁弁18、ふろ側循環ポンプ23、ヒートポンプユニット50などを制御し、貯湯式給湯システム100全体の動作を制御する。
次に、本実施の形態における貯湯式給湯システムの動作について、図1の構成に基づいて、図2から図17を適宜の動作ごとに用いて詳細に説明する。
まず、貯湯タンク1の水を沸き上げるタンク沸上動作について、図2から図4と図15、図16のフローチャートを用いて説明する。図2から図4は、図1の貯湯タンク1周辺とヒートポンプユニット50の部分を拡大した要部拡大図である。各図において図1と同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図2は23時より少し前の貯湯タンク1内の状態を示している。図2のように、貯湯タンク1内は前日の深夜時間帯(23時から翌朝7時)に約90℃に沸き上げた湯のうち使用しなかった残りが若干放熱して約80℃の湯として上方に残っているが、大部分は使用され、下部は給水配管2から供給された約10℃の水で満たされている状態である。なお、貯湯タンク1内の約80℃の温水と約10℃の水の間には、その密度差により温度境界層が生じ互いに混ざり合いにくい状態となっている。
ここでタンク沸上動作について図16のフローチャートを用いて説明する。図16はタンク沸上動作を示すフローチャートである。図16において、ステップS60がタンク沸上動作開始の位置であり、タンク沸上動作を開始するとステップS61に至る。
ステップS61では、現在時刻が深夜電力時間帯の23時から翌朝7時の電気代の安い時間帯になったかどうかを、制御装置30の判断部30aが判断し、23時になっていれば「Y」方向に進みステップS62に至り、23時になっていなければ「N」方向に進みステップS61でループ状態となる。
ステップS62では、現在時刻が23時となったので制御装置30はヒートポンプユニット50を動作させ、あらかじめ設定され記憶部30bに記憶された沸上温度(ここでは90℃)を目標温度としヒートポンプユニット50による沸上動作を開始する。このヒートポンプユニット50による沸上動作は図3に示すように、貯湯タンク1の下部から加熱循環回路3でヒートポンプユニット50に内蔵された循環ポンプ(図示せず)により水を取出し、ヒートポンプにより取り出した水と外気との熱交換を行い、水を90℃の湯に沸き上げ、再び加熱循環回路3により貯湯タンク1の上部に戻すという動作である。(図3の太線で流路を示し、流れの方向を矢印で記載)このとき貯湯タンク1の上部に90℃の湯が戻されてゆくので、貯湯タンク1上部に若干残っていた約80℃の湯と混ざり合いながら図3のように約90℃の湯となって、その貯湯領域は徐々に貯湯タンク1上部から下部方向に温度境界層を維持した状態で増加する。この状態を継続し図16のステップS63に至る。
ステップS63では、貯湯タンク1内のタンク循環戻り口1b近傍に取り付けられた貯湯温度センサ1aが検出する検出温度Tが、制御装置30の記憶部30bにあらかじめ記憶されたタンク沸上動作停止温度T1(ここでは90℃)となったかどうかを制御装置30の判断部30aにより比較判断する。すなわち、図4のように、ヒートポンプユニット50での沸上動作を継続していき約90℃の湯の貯湯領域が貯湯温度センサ1a付近まで到達すると、制御装置30は貯湯温度センサ1aにより貯湯タンク1内の検出温度Tを90℃として検出する。(図4の太線で流路を示し、流れの方向を矢印で記載)次に制御装置30は記憶部30bに記憶されたタンク沸上動作停止温度T1と検出温度Tを比較し、T=T1となっているので図16のステップS63の「Y」方向に進みステップS64に至る。また、図4の状態に至らない(貯湯温度センサ1aでの検出温度TがT1に満たない)場合は、「N」方向に進みステップS63でループ状態となる。
ステップS64では、貯湯温度センサ1aによる貯湯タンク1内のタンク循環戻り口1b近傍までの貯湯温度が90℃となったので、制御装置30はヒートポンプユニット50による沸上動作を停止する。すなわち、ヒートポンプによる大気との熱交換を停止し、循環ポンプ(図示せず)による加熱循環回路3の循環動作を停止する。以上の動作のあとステップS65に至り、タンク沸上動作が完了する。このタンク沸上動作の完了は制御装置30の記憶部30bにタンク沸上動作完了として記憶される。
このとき、貯湯タンク1のタンク循環戻り口1bより下方はヒートポンプユニット50による沸き上げが行われていない約10℃の水が、タンク循環戻り口1bの貯湯タンク1の取り付け高さ近傍から貯湯タンク1下部の給水配管2の接続位置までの間の容量分(ここでは約60L)だけ残留することになる。
また、ヒートポンプによる沸上では、ヒートポンプユニット50に加熱循環回路3から入る水温が低いので、沸き上げの加熱効率は低下することなくCOPの悪化を招かず、きわめて効率のよい沸き上げ運転を実施している。
なお、このタンク沸上動作は、図15のフローチャートでは、ステップS90のタンク沸上動作ステップとなる。続いて、図15のフローチャートで示すステップS91の熱回収沸上ステップの動作へと移るが、以下その詳細内容について説明する。
浴槽21内の浴槽水22の熱エネルギーを貯湯タンク1内の水に熱交換し貯湯タンク1の水を沸き上げる熱回収動作について、図5から図7と図17のフローチャートを用いて説明する。図5から図7は、貯湯式給湯システム100の熱回収動作時の流路を太線で示し、各々の湯水の流れを矢印で示した図である。各図において図1と同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図5は、タンク沸上動作の完了直後を示す図であり、浴槽21には前日の夜に約42℃で240Lの湯張りを行った浴槽水22が自然放熱により約35℃となった状態で残り湯として残留している状態を示している。
ここで熱回収動作について図17のフローチャートを用いて説明する。図17は熱回収動作を示すフローチャートである。図17において、ステップS70が熱回収動作開始の位置であり、熱回収動作を開始するとステップS71に至る。
ステップS71では、タンク沸上動作が完了しているかどうかを、制御装置30の記憶部30bの完了記憶データ有無により判断部30aが判断し、完了していれば「Y」方向に進みステップS72に至り、タンク沸き上げ動作完了の記憶部30bの記憶をリセットして消去する。また、完了していない場合は完了するまで「N」方向に進みステップS71でループ状態となる。
ステップS72では、図5のように三方弁5を熱回収分岐配管4a側に切り替え、タンク側循環ポンプ7を動作させる。すると、図5の太線と矢印で示すように、貯湯タンク1下部の約10℃の水が給水配管2から取り出され、熱回収分岐配管4a、三方弁5、熱交換器6の一次側、タンク側循環ポンプ7という経路で再びタンク循環戻り口1bから貯湯タンク1に戻る熱回収回路で循環を開始する。このあと、ステップS73に至る。
ステップS73では、貯湯タンク1の下部から取り出された水が上述の熱回収回路で循環を継続し、タンク側循環温度センサ25により貯湯タンク1の下部から取り出された水の温度検出ができるまでの時間である30秒が経過したかどうかを制御装置30の判断部30aが判断し、30秒を経過したら「Y」方向に進みステップS74に至り、30秒経過未満であれば、「N」方向に進みステップS73でループ状態となる。なお、ここではタンク側循環温度センサ25による貯湯タンク1下部の水の循環による温度検出までの時間を30秒としたが、システムの構成や配管、循環手段の性能などにより適宜の時間を設定してもよい。
ステップS74では、タンク側循環温度センサ25による貯湯タンク1下部の水の循環による温度検出が可能な30秒が経過したので、制御装置30によりタンク側循環温度センサ25で貯湯タンク1下部の熱回収を行う部分の水温T2(ここでは10℃)を検出し、記憶部30bにT2の検出値を記憶(ここではT2=10℃と記憶)し、ステップS75に至る。
ステップS75では、タンク側循環温度センサ25による貯湯タンク1下部の熱回収を行う部分の水温T2が検出できたので、一旦、タンク側循環ポンプ7を停止しステップS76に至る。
ステップS76では、図5のように、ふろ側循環ポンプ23を動作させる。すると、図5の太線と矢印で示すように、浴槽21の約35℃の浴槽水22が、ふろ循環回路20により取り出され、ふろ側循環ポンプ23、熱交換器6の二次側を経由し再び浴槽21に戻る回路で循環を開始する。このあと、ステップS77に至る。
ステップS77では、浴槽21から取り出された浴槽水22が上述の回路で循環を継続し、ふろ循環温度センサ24により温度検出ができるまでの時間である30秒が経過したかどうかを制御装置30の判断部30aが判断し、30秒を経過したら「Y」方向に進みステップS78に至り、30秒経過未満であれば、「N」方向に進みステップS77でループ状態となる。なお、ここでは、ふろ循環温度センサ24による浴槽21から取り出された浴槽水22の循環による温度検出までの時間を30秒としたが、システムの構成や配管、循環手段の性能などにより適宜の時間を設定してもよい。
ステップS78では、ふろ循環温度センサ24による浴槽水22の温度検出が可能な30秒が経過したので、制御装置30により、ふろ循環温度センサ24で浴槽21内の浴槽水22の水温T3(ここでは35℃)を検出し、記憶部30bにT3の検出値を記憶(ここではT3=35℃と記憶)し、ステップS79に至る。
ステップS79では、浴槽21の浴槽水22からの熱回収が可能であるかどうかを、制御装置30の判断部30aが記憶部30bに記憶されたT2、T3により判断する。すなわち、T3(浴槽水22の水温)>T2(貯湯タンク1下部の水温)の場合は熱回収が可能と判断し「Y」方向に進みステップS80に至り、それ以外の場合は熱回収困難と判断し「N」方向に進みステップS81に至る。
ステップS80では、タンク側循環ポンプ7を再び動作開始し、図6に示すように、ふろ側循環ポンプ23と同時に動作させる。これにより図6の太線と矢印で示した循環経路と方向で貯湯タンク1の下部から水温約10℃の水が熱交換器6の一次側に循環するとともに、浴槽21からは約35℃の浴槽水22が熱交換器6の二次側に循環することになる。この循環動作を継続すると、図6に示すように、熱交換器6により貯湯タンク1の下部の水と浴槽水22が熱交換を行い、貯湯タンク1下部の約10℃の水は温められて約30℃の中温水となってタンク循環戻り口1bから貯湯タンク1に戻り、浴槽水22は冷やされて約30℃の中温水となって浴槽21へ戻る。なお、浴槽水22は約240Lあり、貯湯タンク1下部の約10℃の水は約60Lあるので、式1のようにほぼ全体が約30℃となるまで熱交換が可能である。
10[℃]×60[L]+35[℃]×240[L]=30[℃]×(60+240)[L]…式1
ステップS81では、熱回収は困難と判断されたので、ふろ側循環ポンプ23を停止して、ステップS84に至り、熱回収動作を完了させる。
ステップS82では、熱回収動作が継続していき、貯湯タンク1下部の水温の状態が図6から図7で示すような状態となる。ここで、ステップS82にてタンク側循環温度センサ25で検出する貯湯タンク1の下部の水温をT4、ふろ循環温度センサ24で検出する浴槽水22の水温をT5とし、制御装置30の判断部30aで、水温T4とT5を比較判断する。すなわち、T4≒T5(例えばT4とT5の温度差の閾値を2℃として、その閾値以内かどうかなどの適宜の閾値を設定し判断)となり浴槽水22と貯湯タンク1の下部の水温がほぼ同じ水温となったら、熱回収はこれ以上できないので熱回収完了と判断し、「Y」方向に進みステップS83に至り、T4とT5に閾値を超える温度差があれば、「N」方向に進みステップS82でループ状態となり熱回収を継続する。
ステップS83では、浴槽水22からの熱回収が終了したので、ふろ側循環ポンプ23とタンク側循環ポンプ7を停止し、ステップS84に至り、ステップS84にて熱回収動作を完了する。熱回収動作の完了は制御装置30の記憶部30bに記憶する。なお、熱回収動作の完了は図15のステップS91に示す熱回収沸上ステップの完了に相当する。
以上、図15のフローチャートで示すように、タンク沸上動作を行うタンク沸き上げステップの後に浴槽21の浴槽水22からの熱回収動作を行う熱回収沸上ステップを行うことで、ヒートポンプユニット50での沸き上げの効率を低下させることなく、また浴槽水22の熱エネルギーを十分有効に貯湯タンク1内に回収することができ、省エネ性に優れた貯湯運転が実施できる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。なお制御装置30は、タンク沸上動作ステップと熱回収沸上動作ステップを、深夜電力時間帯(23時から翌朝7時)の間に完了するよう制御を行う。
次に、タンク沸上動作および熱回収動作により貯湯タンク1内に貯湯された約90℃の湯と、約30℃の中温水の利用方法を、蛇口12への給湯や浴槽21への湯張り、浴槽水22の追い焚き動作などを用いて、図8から図14により順次説明する。
なお、この熱回収沸上動作は、図15のフローチャートでは、ステップS91の熱回収沸上ステップとなる。続いて、図15のフローチャートで示すステップS92の一般給湯制御ステップの動作へと移るが、以下その詳細内容について説明する。
まず、蛇口12からの一般給湯を行う場合について、図8から図10を用いて説明する。図8から図10は、本発明の実施の形態に係わる貯湯式給湯システム100の一般給湯時の流路を太線で示し、各々の湯水の流れを矢印で示した図である。各図において図1と同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。
図8において、制御装置30はリモコン31で使用者があらかじめ設定した一般給湯温度(ここでは40℃)に対して給湯用中温水取出配管10から取り出すことのできる貯湯タンク1の湯温を給湯用中温水温度センサ1cにより検出(ここでは90℃を検出する)し比較する。ここで、制御装置30は、使用者が設定した一般給湯温度の40℃よりも給湯用中温水温度センサ1cによる検出温度の90℃のほうが高いので、給湯用中温水取出配管10からの湯と一般側給水分岐配管2aからの水を混合しても所望の一般給湯温度の40℃が得られると判断し、給湯用混合弁9による混合対象を給湯用中温水取出配管10からの湯と一般側給水分岐配管2aの水となるよう制御する。
この状態で蛇口12を開くと給水源から供給される約10℃の水に押し出される形で給水配管2を経由して貯湯タンク1下部に水が供給され、給湯用中温水取出配管10から給湯用混合弁9に約90℃の湯が供給される。一方、給水配管2から分岐した一般側給水分岐配管2aから給湯用混合弁9に約10℃の水が供給される。制御装置30はリモコン31で使用者があらかじめ設定した一般給湯温度(ここでは40℃)を給湯温度センサ13が検出するように給湯用混合弁9の各流路の混合比率を調整する。混合されて設定温度の40℃となった温水は一般給湯配管11を経由し蛇口12から出湯される。
このように、出湯が行われていくと、貯湯タンク1内の湯は徐々に消費されていき、図9のような状態になる。すなわち、図8のように給湯用中温水取出配管10からの出湯で90℃の湯を得られる状態から、貯湯タンク1の湯を消費していき、貯湯タンク1の下部に給水源からの水が入り込み、中温水の領域を押し上げる形で約90℃の湯の量が減少して、給湯用中温水取出配管10の位置に中温水(約30℃)の領域が到達するような状態となる。ここで、制御装置30は、使用者が設定した一般給湯温度の40℃よりも給湯用中温水温度センサ1cによる検出温度の約30℃のほうが低いので、給湯用中温水取出配管10からの湯と一般側給水分岐配管2aからの水を混合しても所望の一般給湯温度の40℃が得られないと判断し、給湯用混合弁9による混合対象を給湯配管8経由で一般側給湯配管8aから取り出される貯湯タンク1上部の約90℃の湯と、給湯用中温水取出配管10からの中温水となるよう制御する。すなわち、制御装置30は、図9のように給湯配管8を経由して一般側給湯配管8aから貯湯タンク1上部の約90℃の湯と、給湯用中温水取出配管10からの30℃の中温水を、リモコン31で使用者があらかじめ設定した一般給湯温度(ここでは40℃)を給湯温度センサ13が検出するように給湯用混合弁9の各流路の混合比率を調整する。混合されて設定温度の40℃となった温水は一般給湯配管11を経由し蛇口12から出湯される。
図9で示すように、熱回収動作により得られた中温水を給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1の上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、仮に一般側給水分岐配管2aからの約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃お湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、この側面からもヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。図9のように中温水を給湯に利用していくと、やがて図10のように中温水が積極的に利用されて中温水の量が減少していくことになる。
なお、この制御装置30による給湯用混合弁9での中温水を利用した給湯動作は、図15のフローチャートでは、ステップS92の一般給湯制御ステップとなる。続いて、図15のフローチャートで示すステップS93のふろ給湯制御ステップの動作へと移るが、以下その詳細内容について説明する。
浴槽21への湯張りを行う場合について、図11から図13を用いて説明する。図11から図13は、本発明の実施の形態に係わる貯湯式給湯システム100の湯張り時の流路を太線で示し、各々の湯水の流れを矢印で示した図である。各図において図1と同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。なお、湯張りは通常夕方から夜におこわなれるため、貯湯タンク1内の湯は現実的にも、先の一般給湯のときから若干放熱による温度低下を生じるため、ここでは約85℃まで低下した状態としている。
図11において、制御装置30はリモコン31で使用者があらかじめ設定した湯張り温度(ここでは42℃)に対してふろ用中温水取出配管15から取り出すことのできる貯湯タンク1の湯温をふろ用中温水温度センサ1dにより検出(ここでは85℃を検出する)し比較する。ここで、制御装置30は、使用者が設定した湯張り温度の42℃よりもふろ用中温水温度センサ1dによる検出温度の85℃のほうが高いので、ふろ用中温水取出配管15からの湯とふろ側給水分岐配管2bからの水を混合しても所望の湯張り温度の42℃が得られると判断し、ふろ用混合弁14による混合対象をふろ用中温水取出配管15からの湯とふろ側給水分岐配管2bの水となるよう制御する。
この状態で使用者がリモコン31で湯張り開始の指示を行うと、制御装置30は、ふろ電磁弁18を開放するとともに、流量センサ19で浴槽21への湯張り流量のカウントを開始する。また、制御装置30は、ふろ用混合弁14を、使用者がリモコン31であらかじめ設定した湯張り温度の42℃が出湯するように制御する。すなわち、ふろ電磁弁18を開くと給水源から供給される約10℃の水に押し出される形で給水配管2を経由して貯湯タンク1下部に水が供給され、ふろ用中温水取出配管15から、ふろ用混合弁14に約85℃の湯が供給される。一方、給水配管2から分岐した、ふろ側給水分岐配管2bから、ふろ用混合弁14に約10℃の水が供給される。制御装置30はリモコン31で使用者があらかじめ設定した湯張り温度の42℃を湯張り温度センサ17が検出するように、ふろ用混合弁14の各流路の混合比率を調整する。混合されて設定温度の42℃となった温水は、ふろ給湯配管16、ふろ循環回路20を経由し浴槽21へ供給される。
このように、湯張りが行われていくと、貯湯タンク1内の湯は徐々に消費されていき、図12のような状態になる。すなわち、図11のように、ふろ用中温水取出配管15からの出湯で85℃の湯を得られる状態から、貯湯タンク1の湯を消費していき、貯湯タンク1の下部に給水源からの水が入り込み、中温水の領域を押し上げる形で約85℃の湯の量が減少して、ふろ用中温水取出配管15の位置に中温水の領域が到達するような状態となる。ここで制御装置30は、使用者が設定した湯張り温度の42℃よりも、ふろ用中温水温度センサ1dによる検出温度の約30℃のほうが低いので、ふろ用中温水取出配管15からの湯とふろ側給水分岐配管2bからの水を混合しても所望の湯張り温度の42℃が得られないと判断し、ふろ用混合弁14による混合対象を、給湯配管8経由でふろ側給湯配管8bから貯湯タンク1上部の約85℃の湯と、ふろ用中温水取出配管15からの中温水となるよう制御する。すなわち、制御装置30は、図12のように給湯配管8を経由してふろ側給湯配管8bから貯湯タンク1上部の約85℃の湯と、ふろ用中温水取出配管15からの30℃の中温水を、リモコン31で使用者があらかじめ設定した湯張り温度の42℃を湯張り温度センサ17が検出するように、ふろ用混合弁14の各流路の混合比率を調整する。混合されて設定温度の42℃となった温水は、ふろ給湯配管16、ふろ循環回路20を経由し浴槽21へ供給される。
図12で示すように、熱回収動作により得られた中温水を、ふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、ふろ側給水分岐配管2bからの約10℃の水と貯湯タンク1上部の約85℃の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃の湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、この側面からもヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。図12のように中温水を湯張りに利用していくと、湯張りによる給湯利用量は一般的に240L程度と蛇口12などからの給湯に比べて大量であるため、やがて図13のように中温水が積極的に利用されて中温水をほとんど消費することが可能である。こうして中温水がほとんど利用されると、温度境界層と見分けがつかない状態となり温度境界層に集約される。
浴槽21への湯張りは、流量センサ19により検出され制御装置30でカウントされた浴槽21への累積湯張り量が、使用者がリモコン31であらかじめ設定した湯張り量(ここでは240L)となるまで継続される。累積湯張り量が240Lとなったら、制御装置30は、ふろ電磁弁18を閉じて流路を遮断し、湯張りは完了する。
次に、浴槽21への湯張りした浴槽水22の追い焚きを行う場合について、図14を用いて説明する。図14は、本発明の実施の形態に係わる貯湯式給湯システム100の追い焚き時の流路を太線で示し、各々の湯水の流れを矢印で示した図である。図14において図1と同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。なお、湯張りは通常夕方から夜におこわなれるため、夜遅くなると浴槽21の浴槽水22は徐々に冷めていくので夜遅く入浴したいときなどには、追い焚きにより浴槽水22を温めることになるが、その時間の貯湯タンク1内の湯は現実的にも、先の湯張りのときから若干放熱による温度低下を生じるため、ここでは約80℃まで低下した状態としている。
図14において、使用者がリモコン31で追い焚き開始の指示を行うと、制御装置30は、三方弁5を追焚循環回路4側に切り替えるとともにタンク側循環ポンプ7を動作させ、貯湯タンク1の上部から約80℃の湯を追焚循回路4に導きタンク循環戻り口1bに向けて循環を開始する。一方、制御装置30はふろ側循環ポンプ23を動作させ、ふろ循環回路20により浴槽21の浴槽水22を循環させる。熱交換器6により浴槽水22と貯湯タンク1上部の約85℃の湯は熱交換され、浴槽水22は加熱される。ふろ循環温度センサ24での検出温度が、湯張り時に使用者が設定した湯張り温度(ここでは42℃)になったら、浴槽水22が追い焚きにより湯張り湯温まで上昇して追い焚きが完了したと判断し、制御装置30は、ふろ側循環ポンプ23とタンク側循環ポンプ7を停止し追い焚き動作は完了となる。貯湯タンク1のタンク循環戻り口1bから戻された熱交換後の温水は、貯湯タンク1内の約10℃の水に対して微量なので、約10℃の温水はほとんど温度上昇をせず、図14のような状態となる。なお、図14の状態は、先に図2で示した23時直前の状態と同様で、一日の湯の使用をほぼ終了した状態となっている。
このように、本実施の形態によれば、タンク沸上動作の後に浴槽21の浴槽水22からの熱回収動作を行うことで、熱回収動作で温度上昇した中温水をヒートポンプにより沸き上げるという動作を行わないので、ヒートポンプユニット50での沸き上げの効率を低下させることなく、また浴槽水22の熱エネルギーを十分有効に貯湯タンク1内に回収することができ、省エネ性に優れた貯湯運転が実施できる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、熱回収動作により得られた中温水を給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃の湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また、熱回収動作により得られた中温水をふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約85℃の高温の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃の湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。
また、上述の実施の形態1においては一例として、タンク循環戻り口1bの位置を貯湯タンク1の下部から容量で約60Lの位置としたが、熱回収を行う対象の熱容量などに応じて適宜の位置に設定してもよく、その場合も上述と同様の効果を奏する。
また、タンク循環戻り口1bを貯湯タンク1の高さ方向に複数設け、貯湯温度センサ1aもそれに対応させて複数設け、貯湯温度センサ1aの温度に基づいて、複数設けたタンク循環戻り口1bの戻り位置を切替弁などを用いて変更してもよい。この場合、貯湯タンク1の湯水の分布状態に応じて、浴槽水22の熱回収を行う貯湯タンク1内の範囲を適切に選択することが可能となり、浴槽水22の熱回収をより効率的に行うことが可能となり貯湯式給湯システムの一層の省エネ化を図ることが可能となる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、給湯用中温水取出配管10を貯湯タンク1の高さ方向に複数設け、給湯用中温水温度センサ1cもそれに対応させて複数設け、給湯用中温水温度センサ1cの温度に基づいて、複数設けた給湯用中温水取出配管10の出湯位置を切替弁などを用いて変更してもよい。この場合、貯湯タンク1の中温水の分布状態に応じて、効率的に中温水を選択した給湯が可能となり、浴槽水22の熱回収により得られた熱エネルギーをより効率的に利用し、ヒートポンプユニット50で深夜電力を消費して貯湯した貴重な高温の湯の消費量を抑えることが可能となり貯湯式給湯システムの一層の省エネ化を図ることが可能となる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、ふろ用中温水取出配管15を貯湯タンク1の高さ方向に複数設け、ふろ用中温水温度センサ1dもそれに対応させて複数設け、ふろ用中温水温度センサ1dの温度に基づいて、複数設けたふろ用中温水取出配管15の出湯位置を切替弁などを用いて変更してもよい。この場合、貯湯タンク1の中温水の分布状態に応じて、効率的に中温水を選択した給湯が可能となり、浴槽水22の熱回収により得られた熱エネルギーをより効率的に利用し、ヒートポンプユニット50で深夜電力を消費して貯湯した貴重な高温の湯の消費量を抑えることが可能となり貯湯式給湯システムの一層の省エネ化を図ることが可能となる。
また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
以上のように、貯湯タンク1下部の水を取り出して加熱し貯湯タンク1上部へ戻す、貯湯タンクの外部に設けられた加熱手段であるヒートポンプユニット50と、貯湯タンク1下部と貯湯タンク1中間部に設けられた中間接続口であるタンク循環戻り口1bとを連通する熱回収回路である給水配管2、熱回収分岐配管4a、三方弁5、追焚循環回路4、を流れる湯水と浴槽21に湯張りされた浴槽水22とを熱交換する熱交換器6と、この熱回収回路内の温水を循環させる熱回収ポンプであるタンク側循環ポンプ7と、浴槽水22を浴槽水ポンプであるふろ側循環ポンプ23により循環して熱交換器6で熱交換を行う浴槽水循環回路であるふろ循環回路20と、加熱手段であるヒートポンプユニット50、熱回収ポンプであるタンク側循環ポンプ7および浴槽水ポンプであるふろ側循環ポンプ23を制御する制御手段である制御装置30と、を備え、制御手段である制御装置30は、加熱手段であるヒートポンプユニット50により貯湯タンク1内の水の加熱を行うタンク沸上動作、及び、熱交換器6、熱回収ポンプであるタンク側循環ポンプ7、浴槽水ポンプであるふろ側循環ポンプ23により貯湯タンク1内の水と浴槽水22とを熱交換し貯湯タンク1内の水の加熱を行う熱回収沸上動作、を順に行うように構成したので、熱回収動作で温度上昇した中温水をヒートポンプにより沸き上げるという動作を行わないのでヒートポンプユニット50での沸き上げの効率を低下させることなく、また浴槽水22の熱エネルギーを十分有効に貯湯タンク1内に回収することができ、省エネ性に優れた貯湯運転が実施できる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、中間接続口であるタンク循環戻り口1b近傍に貯湯タンク1内の湯温を検出する温度検出手段である貯湯温度センサ1aを備え、制御手段である制御装置30は、温度検出手段である貯湯温度センサ1aで所定温度を検出するまではタンク沸上動作を行い、その後は熱回収沸上動作を行うように構成したので、熱回収動作で温度上昇した中温水をヒートポンプにより沸き上げるという動作を行わないので、ヒートポンプユニット50での沸き上げの効率を低下させることなく、また浴槽水22の熱エネルギーを十分有効に貯湯タンク1内に回収することができ、省エネ性に優れた貯湯運転が実施できる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、貯湯タンク1下部に接続され給水源からの水を貯湯タンク1下部に供給する給水配管2と、貯湯タンク1下部の水を取り出して加熱し貯湯タンク1上部へ戻す、貯湯タンク1の外部に設けられた加熱手段であるヒートポンプユニット50と、貯湯タンク1上部の湯水を取り出す上部出湯口である給湯配管8と給水配管2の貯湯タンク1との接続位置との間に設けられた貯湯タンク1内の湯水を取り出す第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10と、上部出湯口である給湯配管8と第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10との間に設けられた貯湯タンク1内の湯水を取り出す第2の出湯口であるふろ用中温水取出配管15と、を備え、上部出湯口である給湯配管8を浴槽21への湯張りを行うふろ側給湯回路であるふろ給湯配管16、浴槽21以外へ給湯を行う一般給湯回路である一般給湯配管11の双方に接続し、第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10を一般給湯回路である一般給湯配管11に接続し、第2の出湯口であるふろ用中温水取出配管15をふろ側給湯回路であるふろ給湯配管16に接続したので、貯湯タンク1内に給湯に直接利用するには低温である約30℃程度の中温水があった場合であっても給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、中温水の熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃の湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。
また、中温水をふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、中温水の熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約85℃の高温の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃お湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。
また、第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10近傍に設けられ第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10からの出湯温度を検出する第1出湯温度検出手段である給湯用中温水温度センサ1cと、第2の出湯口であるふろ用中温水取出配管15近傍に設けられ第2の出湯口であるふろ用中温水取出配管15からの出湯温度を検出する第2出湯温度検出手段であるふろ用中温水温度センサ1dと、上部出湯口である給湯配管8、第2の出湯口であるふろ用中温水取出配管15、給水配管2、からの湯水を混合するふろ用混合弁14と、上部出湯口である給湯配管8、第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10、給水配管2、からの湯水を混合する給湯用混合弁9と、ふろ用混合弁14、給湯用混合弁9を制御する制御手段である制御装置30と、を備え、制御手段である制御装置30は、第1出湯温度検出手段である給湯用中温水温度センサ1c、第2出湯温度検出手段であるふろ用中温水温度センサ1dでの検出温度により、ふろ用混合弁14で混合する湯水を上部出湯口である給湯配管8、第2の出湯口であるふろ用中温水取出配管15、給水配管2、からの湯水のうち2つを選択して、給湯用混合弁9で混合する湯水を上部出湯口である給湯配管8、第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10、給水配管2、からの湯水のうち2つを選択して、混合を制御するように構成したので、貯湯タンク1内に給湯に直接利用するには低温である約30℃程度の中温水があった場合であっても給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、中温水の熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃の湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。
また、中温水をふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、中温水の熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約85℃の高温の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃お湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。
また、貯湯タンク1下部と貯湯タンク1中間部に設けられた中間接続口であるタンク循環戻り口1bとを連通する熱回収回路である給水配管2、熱回収分岐配管4a、三方弁5、追焚循環回路4を備え、中間接続口であるタンク循環戻り口1bを第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10と給水配管2の貯湯タンク1との接続位置との間に設けたので、熱回収動作により得られた中温水を給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃の湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また、熱回収動作により得られた中温水をふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約85℃の高温の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃の湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、加熱手段であるヒートポンプユニット50により貯湯タンク1内の水の加熱を行うタンク沸上ステップと、熱交換器6、熱回収ポンプであるタンク側循環ポンプ7および浴槽水ポンプであるふろ側循環ポンプ23により貯湯タンク1内の水と浴槽水22とを熱交換し、貯湯タンク1内の水の加熱を行う熱回収沸上ステップと、を備え、タンク沸上ステップの後に熱回収沸上ステップを行うように構成したので、タンク沸上動作の後に浴槽21の浴槽水22からの熱回収動作を行うことで、熱回収動作で温度上昇した中温水をヒートポンプにより沸き上げるという動作を行わないので、ヒートポンプユニット50での沸き上げの効率を低下させることなく、また浴槽水22の熱エネルギーを十分有効に貯湯タンク1内に回収することができ、省エネ性に優れた貯湯運転が実施できる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、熱回収動作により得られた中温水を給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃の湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、この側面からもヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また、熱回収動作により得られた中温水をふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約85℃の高温の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃お湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
また、熱交換器6、熱回収ポンプであるタンク側循環ポンプ7および浴槽水ポンプであるふろ側循環ポンプ23により貯湯タンク1内の水と浴槽水22とを熱交換し、貯湯タンク1内の水の加熱を行う熱回収沸上ステップと、上部出湯口である給湯配管8、第1の出湯口である給湯用中温水取出配管10、給水配管2、からの湯水のうち2つを選択して、給湯用混合弁9で混合する一般給湯制御ステップと、上部出湯口である給湯配管8、第2の出湯口であるふろ用中温水取出配管15、給水配管2、からの湯水のうち2つを選択して、ふろ用混合弁14で混合するふろ給湯制御ステップと、を備え、熱回収沸上ステップの後に一般給湯制御ステップまたはふろ給湯ステップを行うように構成したので、熱回収動作で貯湯タンク1に貯湯した中温水を給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃の湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また、熱回収動作により得られた中温水をふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約85℃の高温の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃お湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また、熱回収動作で温度上昇した中温水をヒートポンプにより沸き上げるという動作を行わないので、ヒートポンプユニット50での沸き上げの効率を低下させることなく、また浴槽水22の熱エネルギーを十分有効に貯湯タンク1内に回収することができ、省エネ性に優れた貯湯運転が実施できる。また熱回収動作により得られた熱エネルギーの分だけタンク沸上動作によるヒートポンプユニット50を動作させての沸き上げが不要となるので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の消費電力を抑制し省エネになるだけでなく経年劣化をも抑制することが可能となる。
このように本発明によれば、タンク沸上動作の際に貯湯タンク1下部に浴槽水22の廃熱回収を行うための水の領域が残るように、制御装置30によりタンク循環戻り口1b近傍に設けた貯湯温度センサ1aの検出温度に基づいて沸上動作を制御する。これにより、ヒートポンプユニット50は常に低温の水を沸き上げ、廃熱回収の中温水を沸き上げることはないので、COPの低下を招かない。また、タンク沸上動作の際に形成した廃熱回収を行う低温の水の領域であるタンク循環戻り口1bの下部の貯湯タンク1内に、熱回収動作により浴槽水22の廃熱を回収して水を中温水として沸き上げて貯湯する。これにより、ヒートポンプユニット50のCOPを低下させることなく、浴槽水22の熱エネルギーを十分有効に貯湯タンク1内に回収することができる。また、熱回収動作により得られた中温水を給湯用中温水取出配管10から取出し、給湯用混合弁9で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを給湯の熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約90℃の高温の湯を混合して設定温度の40℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約90℃の湯を混合する場合のほうが約90℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、ヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また、熱回収動作により得られた中温水をふろ用中温水取出配管15から取出し、ふろ用混合弁14で貯湯タンク1上部の高温の湯と混合利用することにより、回収した熱エネルギーを湯張りの熱源として有効に利用することが可能となるとともに、約10℃の低温の水と約85℃の高温の湯を混合して設定温度の42℃の湯を得る場合と比較して、中温水と約85℃お湯を混合する場合のほうが約85℃の湯の消費量を少なく抑えることが可能であり、この側面からもヒートポンプにより沸き上げた湯の利用を抑制するので省エネになるという効果を奏する。また、中温水を積極的に利用しヒートポンプユニット50で沸き上げた湯の利用量を抑制することにより必要な高温の湯の量が減少するので、ヒートポンプユニット50による沸き上げ運転時間を相対的に抑制することができるのでヒートポンプユニット50の経年劣化を抑制することが可能となる。以上のように本発明によれば、ヒートポンプのCOPを低下させることなく廃熱回収を行うとともに、廃熱回収で得られた熱エネルギーを有効利用し、ヒートポンプにより沸き上げた湯の効率的な利用を行うことのできる省エネ性に優れた貯湯式給湯システムを提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの構成図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの要部拡大図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの要部拡大図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの要部拡大図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムの動作説明図である。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムのフローチャートである。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムのフローチャートである。 本発明の実施の形態1による貯湯式給湯システムのフローチャートである。
符号の説明
1 貯湯タンク
1a 貯湯温度センサ
1b タンク循環戻り口
1c 給湯用中温水温度センサ
1d ふろ用中温水温度センサ
2 給水配管
2a 一般側給水分岐配管
2b ふろ側給水分岐配管
3 加熱循環回路
4 追焚循環回路
4a 熱回収分岐配管
5 三方弁
6 熱交換器
7 タンク側循環ポンプ
8 給湯配管
8a 一般側給湯分岐配管
8b ふろ側給湯分岐配管
9 給湯用混合弁
10 給湯用中温水取出配管
11 一般給湯配管
12 蛇口
13 給湯温度センサ
14 ふろ用混合弁
15 ふろ用中温水取出配管
16 ふろ給湯配管
17 湯張り温度センサ
18 ふろ電磁弁
19 流量センサ
20 ふろ循環回路
21 浴槽
22 浴槽水
23 ふろ側循環ポンプ
24 ふろ循環温度センサ
25 タンク側循環温度センサ
30 制御装置
30a 判断部
30b 記憶部
31 リモコン
40 貯湯タンクユニット
50 ヒートポンプユニット
100 貯湯式給湯システム

Claims (6)

  1. 貯湯タンク下部の水を取り出して加熱し該貯湯タンク上部へ戻す、該貯湯タンクの外部に設けられたヒートポンプによる加熱手段と、
    前記貯湯タンク下部と該貯湯タンク中間部に設けられた中間接続口とを連通する熱回収回路を流れる湯水と浴槽に湯張りされた浴槽水とを熱交換する熱交換器と、
    前記熱回収回路内の温水を循環させる熱回収ポンプと、
    前記浴槽水を浴槽水ポンプにより循環して前記熱交換器で熱交換を行う浴槽水循環回路と、
    前記加熱手段、前記熱回収ポンプおよび前記浴槽水ポンプを制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、
    前記加熱手段により前記貯湯タンク内の水の加熱を行うタンク沸上動作、及び
    前記熱交換器、前記熱回収ポンプおよび前記浴槽水ポンプにより前記貯湯タンク内の水と前記浴槽水とを熱交換し、前記貯湯タンク内の水の加熱を行う熱回収沸上動作、
    を順に行う際に、前記タンク沸上動作では、前記貯湯タンクの下部に前記熱回収沸上動作を行うための水の領域が残るように制御することを特徴とする貯湯式給湯システム。
  2. 前記中間接続口近傍に前記貯湯タンク内の湯温を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記温度検出手段で所定温度を検出するまでは前記タンク沸上動作を行い、その後は前記熱回収沸上動作を行うことを特徴とする請求項1に記載の貯湯式給湯システム。
  3. 貯湯タンク下部に接続され給水源からの水を該貯湯タンク下部に供給する給水配管と、
    前記貯湯タンク下部の水を取り出して加熱し該貯湯タンク上部へ戻す、該貯湯タンクの外部に設けられたヒートポンプによる加熱手段と、
    前記貯湯タンク上部の湯水を取り出す上部出湯口と前記給水配管の前記貯湯タンクとの接続位置との間に設けられた前記貯湯タンク内の湯水を取り出す第1の出湯口と、
    前記上部出湯口と前記第1の出湯口との間に設けられた前記貯湯タンク内の湯水を取り出す第2の出湯口と、
    を備え、
    前記上部出湯口を浴槽への湯張りを行うふろ側給湯回路、前記浴槽以外へ給湯を行う一般給湯回路の双方に接続し、前記第1の出湯口を前記一般給湯回路に接続し、前記第2の出湯口を前記ふろ側給湯回路に接続するとともに、
    前記第1の出湯口からの出湯温度を検出する第1出湯温度検出手段と、
    前記第2の出湯口からの出湯温度を検出する第2出湯温度検出手段と、
    前記上部出湯口、前記第2の出湯口、前記給水配管、からの湯水を混合するふろ用混合弁と、
    前記上部出湯口、前記第1の出湯口、前記給水配管、からの湯水を混合する給湯用混合弁と、
    前記ふろ用混合弁、前記給湯用混合弁を制御する制御手段と、
    を備え、
    前記制御手段は、前記第1出湯温度検出手段、前記第2出湯温度検出手段での検出温度により、前記ふろ用混合弁で混合する湯水を前記上部出湯口、前記第2の出湯口、前記給水配管、からの湯水のうち2つを選択して、
    前記給湯用混合弁で混合する湯水を前記上部出湯口、前記第1の出湯口、前記給水配管、からの湯水のうち2つを選択して、
    混合するように制御することを特徴とする貯湯式給湯システム。
  4. 前記貯湯タンク下部と該貯湯タンク中間部に設けられた中間接続口とを連通する熱回収回路を流れる湯水と浴槽に湯張りされた浴槽水とを熱交換する熱交換器と、
    前記熱回収回路内の温水を循環させる熱回収ポンプと、
    前記浴槽水を浴槽水ポンプにより循環して前記熱交換器で熱交換を行う浴槽水循環回路と、
    前記加熱手段、前記熱回収ポンプおよび前記浴槽水ポンプを制御する制御手段と、
    備え、
    前記中間接続口を前記第1の出湯口と前記給水配管の前記貯湯タンクとの接続位置との間に設けたことを特徴とする請求項に記載の貯湯式給湯システム。
  5. 請求項1または2のいずれかに記載の貯湯式給湯システムを制御する制御方法であって、
    前記加熱手段により前記貯湯タンク内の水の加熱を行うタンク沸上ステップと、
    前記熱交換器、前記熱回収ポンプおよび前記浴槽水ポンプにより前記貯湯タンク内の水と前記浴槽水とを熱交換し、前記貯湯タンク内の水の加熱を行う熱回収沸上ステップと、
    を備え、
    前記タンク沸上ステップの後に前記熱回収沸上ステップを行うことを特徴とする貯湯式給湯システムの制御方法。
  6. 請求項に記載の貯湯式給湯システムを制御する制御方法であって、
    前記熱交換器、前記熱回収ポンプおよび前記浴槽水ポンプにより前記貯湯タンク内の水と前記浴槽水とを熱交換し、前記貯湯タンク内の水の加熱を行う熱回収沸上ステップと、
    前記上部出湯口、前記第1の出湯口、前記給水配管、からの湯水のうち2つを選択して、前記給湯用混合弁で混合する一般給湯制御ステップと、
    前記上部出湯口、前記第2の出湯口、前記給水配管、からの湯水のうち2つを選択して、前記ふろ用混合弁で混合するふろ給湯制御ステップと、
    を備え、
    前記熱回収沸上ステップの後に前記一般給湯制御ステップまたは前記ふろ給湯制御ステップを行うことを特徴とする貯湯式給湯システムの制御方法。
JP2008041604A 2008-02-22 2008-02-22 貯湯式給湯システム、貯湯式給湯システムの制御方法 Active JP5141293B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041604A JP5141293B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 貯湯式給湯システム、貯湯式給湯システムの制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008041604A JP5141293B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 貯湯式給湯システム、貯湯式給湯システムの制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009198115A JP2009198115A (ja) 2009-09-03
JP5141293B2 true JP5141293B2 (ja) 2013-02-13

Family

ID=41141800

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008041604A Active JP5141293B2 (ja) 2008-02-22 2008-02-22 貯湯式給湯システム、貯湯式給湯システムの制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5141293B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7271811B1 (ja) 2022-04-27 2023-05-11 ヤマハ発動機株式会社 4ストロークエンジン

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5458967B2 (ja) * 2010-03-08 2014-04-02 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP2012117768A (ja) * 2010-12-02 2012-06-21 Panasonic Corp 貯湯式給湯装置
JP5126432B1 (ja) * 2011-07-06 2013-01-23 パナソニック株式会社 給湯装置
JP2013032892A (ja) * 2011-08-03 2013-02-14 Panasonic Corp 給湯装置
JP5879504B2 (ja) * 2011-08-03 2016-03-08 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP5126431B1 (ja) * 2011-08-05 2013-01-23 パナソニック株式会社 給湯装置
JP2013036708A (ja) * 2011-08-10 2013-02-21 Panasonic Corp 給湯装置
JP5163822B1 (ja) * 2011-09-16 2013-03-13 パナソニック株式会社 給湯装置
JP5934907B2 (ja) * 2012-02-01 2016-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP5126433B1 (ja) * 2012-02-10 2013-01-23 パナソニック株式会社 給湯装置
JP5724898B2 (ja) * 2012-02-14 2015-05-27 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP5919492B2 (ja) * 2012-02-15 2016-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP5942089B2 (ja) * 2012-02-15 2016-06-29 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP5919475B2 (ja) * 2012-02-22 2016-05-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP5903654B2 (ja) * 2012-02-24 2016-04-13 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP6111409B2 (ja) * 2012-04-13 2017-04-12 パナソニックIpマネジメント株式会社 給湯装置
JP2013221705A (ja) * 2012-04-18 2013-10-28 Mitsubishi Electric Corp 貯湯式給湯機
JP5964230B2 (ja) * 2012-12-29 2016-08-03 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置
CN106320425A (zh) * 2016-09-18 2017-01-11 上海展华电子有限公司 一种冰水机组热能回收利用系统
JP6805910B2 (ja) * 2017-03-10 2020-12-23 三菱電機株式会社 貯湯式給湯装置

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62237245A (ja) * 1986-04-04 1987-10-17 Matsushita Electric Ind Co Ltd 熱交換器一体型浴槽
JP2502720B2 (ja) * 1988-12-28 1996-05-29 松下電器産業株式会社 マルチヒ―トポンプ給湯システム
JP3589118B2 (ja) * 1999-10-05 2004-11-17 松下電器産業株式会社 貯湯式電気温水器
JP2003269791A (ja) * 2002-03-18 2003-09-25 Matsushita Electric Ind Co Ltd 風呂熱回収温水器
JP2004257692A (ja) * 2003-02-27 2004-09-16 Matsushita Electric Ind Co Ltd 温水器
JP2006105529A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式温水器
JP2007040553A (ja) * 2005-08-01 2007-02-15 Matsushita Electric Ind Co Ltd 貯湯式給湯装置
JP2007046879A (ja) * 2005-08-12 2007-02-22 Daikin Ind Ltd ヒートポンプ式給湯機
JP2007315620A (ja) * 2006-05-23 2007-12-06 Sanden Corp 給湯装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7271811B1 (ja) 2022-04-27 2023-05-11 ヤマハ発動機株式会社 4ストロークエンジン

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009198115A (ja) 2009-09-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5141293B2 (ja) 貯湯式給湯システム、貯湯式給湯システムの制御方法
JP5103567B2 (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP4893070B2 (ja) 戻り温水の回収方法および給湯システム
JP5829492B2 (ja) 貯湯式給湯システム及びその運転制御方法
JP4749945B2 (ja) 貯湯式暖房装置
JP2007139345A (ja) 貯湯式給湯装置およびその給湯混合弁の待機開度変更方法
JP2002195651A (ja) 廃熱利用給湯システム
JP4295699B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2006234314A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP6112926B2 (ja) マルチ給湯システム及びその制御方法
JP2004257692A (ja) 温水器
JP2008051354A (ja) 貯湯式暖房装置
JP4214991B2 (ja) 貯湯式給湯システム
JP2005076932A (ja) 貯湯式給湯装置
JP5831383B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP4160066B2 (ja) コージェネレーションシステム
JP2008076048A (ja) 電気給湯機
JP2005049065A (ja) 貯湯式給湯システム
JP2007057107A (ja) コージェネレーションシステム
JP2007255820A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP2006183960A (ja) コージェネレーションシステム
JP4773874B2 (ja) 給湯装置
JP2005274056A (ja) コージェネレーションシステム
JP2010281510A (ja) 給湯装置
JP5226622B2 (ja) 風呂装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100826

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120821

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20121023

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20121105

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20151130

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5141293

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250