JP4774909B2 - ヒートポンプ式給湯機 - Google Patents

ヒートポンプ式給湯機 Download PDF

Info

Publication number
JP4774909B2
JP4774909B2 JP2005305664A JP2005305664A JP4774909B2 JP 4774909 B2 JP4774909 B2 JP 4774909B2 JP 2005305664 A JP2005305664 A JP 2005305664A JP 2005305664 A JP2005305664 A JP 2005305664A JP 4774909 B2 JP4774909 B2 JP 4774909B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot water
heat pump
storage tank
water storage
circulation path
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005305664A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007113836A (ja
Inventor
真一 坂本
昌弘 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP2005305664A priority Critical patent/JP4774909B2/ja
Publication of JP2007113836A publication Critical patent/JP2007113836A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4774909B2 publication Critical patent/JP4774909B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Description

本発明は、ヒートポンプ式給湯機に関し、特に浴槽や台所等への給湯が可能な貯湯タンクを備えたヒートポンプ式給湯機に関するものである。
この種のヒートポンプ式給湯機として、従来から貯湯タンクを備えたものがある(例えば、特許文献1参照)。ヒートポンプ式給湯機は、貯湯タンクの底部から低温水を流出させて、この低温水をヒートポンプ式加熱源にて沸き上げて貯湯タンクの上部に戻す沸上運転を行なう。そして、貯湯タンクの上部には出湯管が接続され、給湯の際にはこの出湯管を介して貯湯タンクの高温の湯(高温湯)が出湯される。また、風呂の追い焚きや保温のための熱交換器の熱源として、この貯湯タンクの湯が使用される。
特開2004−197958号公報
上記のように貯湯タンクの湯を使用して風呂の追い焚きを行った場合、貯湯タンクの上部から高温の湯が熱交換器に供給され、この熱交換器で熱交換されて温度低下して、30℃〜50℃程度の中間温度の温水(中温湯)となって貯湯タンクの下部に戻る。このため、貯湯タンクには、その上下方向中間部に中温湯が溜まっている場合が多い。特に、前日の残り湯からの追い焚き時等では貯湯タンク内の湯量が大幅に低下し、中温湯が、さらに多量に貯湯タンクの下部にできる。その際、湯量確保のため、貯湯タンク内の湯量低下によりヒートポンプ加熱源を運転していたが、中温湯が貯湯タンクの下部に戻されていたため、貯湯タンクの下部の中温湯の低減にはつながらなかった。また、貯湯タンク内の中間部分に多量の中温湯が生じて、貯湯タンク内の湯温が低下し、貯湯タンク内の温度境界線が乱れてしまうことにもなる。中温湯が残ったまま沸上運転を行なうと、中温湯がヒートポンプ加熱源に供給される。このような中温湯をヒートポンプ加熱源にて加熱した場合、効率が悪く、COP(エネルギー消費効率)を低下させることになるという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みて提供したものであって、風呂の追い焚き時、貯湯タンクの中温湯の生成を抑え、追い焚き中の貯湯タンク内の湯量を確保しつつ、夜間の沸上効率を向上させることを目的としたヒートポンプ式給湯機を提供するものである。
そこで本発明の請求項1に記載のヒートポンプ式給湯機では、貯湯タンク1の底部から低温水を流出させて、この低温水をヒートポンプ式加熱源3にて沸き上げて貯湯タンク1の上部に戻す沸上運転や、上記貯湯タンク1の上部の高温湯を湯循環路24に流して該湯循環路24に介設した外部熱交換器25にて浴槽30からの湯と熱交換する追い焚き運転を行なうヒートポンプ式給湯機であって、上記ヒートポンプ式加熱源3がオフ状態の時に追い焚き運転を行なう場合に、追い焚き開始時の風呂設定温度、現在の湯温、湯量、貯湯タンク1内の湯温等から追い焚き時間を算出する算出手段と、この算出手段にて算出した追い焚き時間が予め定めた所定の時間以上の場合には上記ヒートポンプ式加熱源3をオン駆動させる手段と、上記ヒートポンプ式加熱源3をオン駆動させた後の該ヒートポンプ式加熱源3の安定時に、ヒートポンプ式加熱源3からの高温湯を直接的に湯循環路24へ供給すると共に、上記湯循環路24の熱交換後の中温湯を上記貯湯タンク1には戻さずにヒートポンプ式加熱源3へ直接戻す制御手段41を備えていることを特徴としている。
請求項に記載のヒートポンプ式給湯機では、上記ヒートポンプ式加熱源3の立ち上がり時から安定するまでは、上記貯湯タンク1からの高温湯を上記湯循環路24へ供給し、該ヒートポンプ式加熱源3の安定後はヒートポンプ式加熱源3からの高温湯を湯循環路24へ直接的に切り換え供給していることを特徴としている。
本発明の請求項1に記載のヒートポンプ式給湯機によれば、ヒートポンプ式加熱源をオン駆動させた後の該ヒートポンプ式加熱源の安定時に、ヒートポンプ式加熱源からの高温湯を直接的に湯循環路へ供給すると共に、上記湯循環路の熱交換後の中温湯を上記貯湯タンクには戻さずにヒートポンプ式加熱源へ直接戻すようにしているので、追い焚き運転において外部熱交換器に熱交換された後の中温湯が貯湯タンクに戻されることなく、ヒートポンプ式加熱源側に戻される循環経路となり、そのため、貯湯タンク内には追い焚き運転で低温となった中温湯が流入することがなく、貯湯タンク内に中温湯の生成がなされないものであり、追い焚き運転中の貯湯タンク内の湯量を確保しつつ、夜間の沸上効率を一層向上させることができる。
請求項に記載のヒートポンプ式給湯機によれば、ヒートポンプ式加熱源の立ち上がり時から安定するまでは、上記貯湯タンクからの高温湯を上記湯循環路へ供給し、該ヒートポンプ式加熱源の安定後はヒートポンプ式加熱源からの高温湯を湯循環路へ直接的に切り換え供給しているので、追い焚き運転を遮断させることなく、効率良く追い焚き運転をすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。図1はヒートポンプ式給湯機の要部簡略図である。このヒートポンプ式給湯機は、貯湯タンク1を備え、この貯湯タンク1の湯を浴槽30に供給(給湯)したり、台所やシャワーに供給(給湯)したりすることができる。
この場合、冷媒回路Sを有する熱源ユニットとしてのヒートポンプ式加熱源3(以下、単にヒートポンプ3と称す。)を使用して、貯湯タンク1に湯を溜めるものである。冷媒回路Sは、圧縮機4と、水熱交換器5と、膨張弁6と、空気熱交換器(蒸発器)7とを順に接続して構成される。そして、貯湯タンク1に循環路8が連結され、この循環路8に、水循環用の第1ポンプ9と熱交換路10とが介設されている。この場合、熱交換路10は水熱交換器5にて構成される。この冷媒回路Sの冷媒としては、高圧側が超臨界圧力で運転することになる炭酸ガス(CO)等を用いる。
また、循環路8は、上記第1ポンプ9及び3方弁からなる第1切換弁21を有する第1循環路11aと、この第1循環路11aからの湯(加熱水)を貯湯タンク1に戻す第2循環路11bとを備える。第1循環路11aは、その一端側が貯湯タンク1の底部に開設された取水口12に接続され、その他端側が熱交換路10に接続される。また、第2循環路11bは3方弁からなる第2切換弁22が介設されており、その一端側が熱交換路10に接続され、その他端側が貯湯タンク1の頂部に開設された上部湯入口13に接続されている。また、上記第2切換弁22に、一端側が接続され、他端側が貯湯タンク1の底部に開設した流入口14に接続したバイパス路15が配管されている。さらに、貯湯タンク1の頂部の上部湯入口13には、開閉弁16を介設した出湯管17が接続されていて、この出湯管17より貯湯タンク1の頂部から高温湯が出湯され、浴槽30に供給(給湯)したり、台所やシャワーに供給(給湯)したりすることができる。なお、貯湯タンク1の底部には給水口18が開設され、この給水口18に給水管19が接続されている。
ところで、風呂の追焚きや保温のための熱源として、この貯湯タンク1の湯が使用される。すなわち、図1に示すように、貯湯タンク1の上部に開設した上部湯入口13と第1切換弁21とに湯循環路24を接続し、この湯循環路24には、外部熱交換器25にて構成される熱交換路26が介設されている。そして、浴槽30には追い焚き用循環路27が接続されていて、この追い焚き用循環路27には、上記外部熱交換器25にて構成される熱交換路28と、風呂湯循環用ポンプ29とが介設されている。
次に、このヒートポンプ式給湯機の沸上運転を説明する。圧縮機4を駆動すると共に、水循環用の第1ポンプ9を駆動する。すると、貯湯タンク1の底部に設けた取水口12から貯溜水(温水)が循環路8に流出して、これが循環路8の熱交換路10を流通する。また、圧縮機4からの吐出冷媒が、水熱交換器5、膨張弁6、空気熱交換器7を順次経由して圧縮機4へと返流する。そのため、循環路8の熱交換路10を流通する水が水熱交換器5によって加熱される。従って、貯湯タンク1の底部の低温水は取水口12から流出して、水熱交換器5にて加熱されて高温湯となって、上部湯入口13から返流される。このような動作を継続して行うことによって、貯湯タンク1に高温湯を貯めることができる。
図2は本発明の風呂の追い焚きを行なう場合の関連している部分のブロック図を示し、マイクロコンピュータからなる制御装置41には、貯湯タンク1の上下方向に複数配設して該貯湯タンク1内の各層の湯温を検出するタンク湯温センサー42(42a〜42c(図1参照))と、浴槽30内の湯の温度を検出する風呂温度センサー43と、浴槽30内の湯量を検出する風呂湯量センサー44と、ヒートポンプ3の出力側の循環路8に配置されて該ヒートポンプ3から出力される湯の温度を検出するヒートポンプ用温度センサー46と、追い焚きを行なう場合の追い焚きスイッチ47等からの信号が入力されるようになっている。また、浴室の壁面などに設置されている操作パネルには、浴槽30の湯温を任意に設定するための風呂設定温度操作部45が設けられていて、この風呂設定温度操作部45からの信号も制御装置41に入力される。
また、制御装置41は、上記第1切換弁21、第2切換弁22、及び後述する第3切換弁23を切り換え制御したり、上記第1ポンプ9、後述する第2ポンプ32、及び上記風呂湯循環用ポンプ29をオン、オフ駆動する。さらには、通常は自動的にオン、オフされるヒートポンプ3を、後述する所定の条件の時には強制的に制御装置41にて運転するようになっている。
次に、風呂の追い焚きを行なう場合の制御動作についてフローチャートを示す図3及び図4と、図5により説明する。先ず、ヒートポンプ3の立ち上がり時(例えば、ヒートポンプ3から出力される湯温が所定温度に達していないとき)は、図5に示すaの経路で湯水が循環される。ここで、上記の所定温度とは、例えば、ヒートポンプ3における前日の目標沸き上げ温度より例えば、5℃低い温度としている(以下、所定温度に関しては同じである。)。すなわち、ヒートポンプ3からの湯水が第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1、第1切換弁21、第1循環路11a、及びヒートポンプ3への経路で循環するように、制御装置41が第1ポンプ9をオン駆動すると共に、第1切換弁21及び第2切換弁22を切り換え制御する。
上記のaの経路で湯水が循環していって、しばらく経過するとヒートポンプ3から出力される湯水の温度が上記所定温度に達した場合、すなわち、ヒートポンプ3の安定時は、ヒートポンプ3から出力される湯は、第2切換弁22、第2循環路11b、貯湯タンク1の上部湯入口13、貯湯タンク1内、第1切換弁21、第1循環路11a、及びヒートポンプ3へのbの経路で循環するように、制御装置41が第1ポンプ9をオン駆動すると共に、第1切換弁21及び第2切換弁22を切り換え制御する。なお、以後の湯水の循環経路において、循環経路に従ってポンプや切換弁が制御されるので、第1ポンプ9、第1切換弁21などの作用の説明は省略する。
次に、図3に示すステップS1において、追い焚きスイッチ47からの信号があった場合には、ステップS2に進んで現在ヒートポンプ3が運転中か否かを判断する。ヒートポンプ3が運転中であれば、ステップS3に移行し、このステップS3でヒートポンプ3が安定しているか否か、つまり、所定能力、所定温度に達しているかを判断する。ここで、ヒートポンプ3の所定能力とは、例えばヒートポンプ3の定格能力を言い、ヒートポンプ3から出力される湯温が、例えば、90℃に達した場合を言う。ヒートポンプ用温度センサー46からの温度検出信号にて制御装置41が所定能力に達したかを判断している。ヒートポンプ3が所定能力、所定温度に達しておれば、ステップS5に移行し、ヒートポンプ3からの湯は、第2切換弁22、第2循環路11b、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3に戻るeの経路で追い焚き運転が行なわれる。つまり、このeの循環経路は貯湯タンク1を介さずに追い焚き運転を行なう場合であり、貯湯タンク1内の湯を使用しないので、貯湯タンク1内に中温湯を全く生成することがなく、貯湯タンク1内の湯量も確保している。そして、ステップS6に示すように、浴槽30の湯温が設定温度になった場合には、追い焚き運転が終了する。
また、ステップS3において、ヒートポンプ3からの湯が所定の温度に達していない場合には、ステップS4に移行し、図5に示すdの経路で湯を循環させて追い焚き運転を行な。すなわち、第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1の下部から上部、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3に戻る経路である。そして、ヒートポンプ3からの湯が所定温度に達した場合には、ステップS3からステップS5に進んで上述したように、eの経路にて追い焚き運転が行なわれる。
一方、ステップS2においてヒートポンプ3が運転されていない場合では、図4のステップS7に示すように、制御装置41が追い焚き時間を算出する。すなわち、追い焚き開始時の風呂設定温度、現在の湯温、湯量、貯湯タンク1内の湯温から該貯湯タンク1内のみの高温湯にて追い焚き時間を算出する。ここで、風呂設定温度操作部45、風呂温度センサー43、風呂湯量センサー44、タンク湯温センサー42からのデータを制御装置41が取り込んで算出を行なう。次に、ステップS8に移行し、ステップS7で算出した追い焚き時間の算出結果が、ヒートポンプ3が十分に能力を出しうる時間以上か否かを判断する。ここで、追い焚き運転を行なって浴槽30の湯温が設定温度になるまでの時間が、例えば、15分程度以内であれば、ステップS9に移行してcの経路にて追い焚き運転をする。また、15分程度以上であれば、ステップS10に移行してヒートポンプ3をオン駆動する。
すなわち、ステップS9においては、ヒートポンプ3のオフを継続して、図5に示すように、貯湯タンク1の上部から湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15及び貯湯タンク1の下部の循環経路cにて追い焚き運転を行なう。そして、浴槽30の湯温が設定温度になった場合には追い焚き運転が終了する(図3のステップS6参照)。
ステップS10においてヒートポンプ3をオン駆動した後に、ステップS11へ移行し、ヒートポンプ3が所定能力や所定温度に達した否かを判断し、ヒートポンプ3の所定能力、所定温度に達していない場合にはステップS12に移行して上記と同じdの経路で追い焚き運転を行なう。ステップS11でヒートポンプ3が所定能力、所定温度に達した場合には、図3に示すステップS5に移行して、上記と同様に貯湯タンク1を通さずにeの循環経路で追い焚き運転を行なう。ステップS5以後は上記と同じなので、説明は省略する。
このように本実施形態では、追い焚き運転を行なう場合であって、ヒートポンプ3が所定能力、所定温度に達していない場合(ヒートポンプ3の立ち上がり時)には、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15及び貯湯タンク1の下部へと循環するdの経路となる。この場合、ヒートポンプ3にて温められた中温湯以上の湯が貯湯タンク1の下部に供給されるので、貯湯タンク1内の下部の中温湯の生成を抑えることができ、追い焚き運転中の貯湯タンク1内の湯量を確保することができる。
さらに、追い焚き運転を行なう場合であって、ヒートポンプ3が所定能力、所定温度に達している安定時には、貯湯タンク1を介さずにヒートポンプ3、第2循環路11b、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11aへと循環するeの経路となる。したがって、かかる場合には、追い焚き運転において外部熱交換器25に熱交換された後の中温湯が貯湯タンク1に戻されることなく、ヒートポンプ3側に戻される循環経路となり、そのため、貯湯タンク1内には追い焚き運転で低温となった中温湯が流入することがなく、貯湯タンク1内に中温湯の生成が全くなされないものであり、追い焚き運転中の貯湯タンク1内の湯量を確保しつつ、夜間の沸上効率を一層向上させることができる。
また、図4のステップS10〜ステップS12に示すように、ヒートポンプ3をオン駆動して、ヒートポンプ3が所定温度等に達っするまでの安定するまでは、dの循環経路で追い焚き運転を行ない、ヒートポンプ3が所定温度に達した安定時には、図3のステップS5に示すように、貯湯タンク1を介さずにヒートポンプ3から高温湯を直接湯循環路24へ切り換え供給し、外部熱交換器25での熱交換後の中温湯は貯湯タンク1へ戻さずにヒートポンプ3へ戻すようにして追い焚き運転を行なっているので、追い焚き運転を遮断させることなく、効率良く追い焚き運転を行なうことができる。
(第2の実施の形態)
図6は第2の実施形態の配管構成を示し、図5と比べて湯循環路24と貯湯タンク1の底部との間に戻り管路33を接続し、この戻り管路33に第2ポンプ32を介設したものであり、他の構成は図5と同じである。
なお、この図6に示す場合においても制御動作は図3及び図4に示すフローチャートの通りであり、図6の説明では、フローチャートの順序ではなく、所定の条件に従って循環経路a〜eの順に説明していく。先ず、追い焚き指令が無い場合であって、ヒートポンプ3が所定温度に達していないとき、つまり、ヒートポンプ3の立ち上がり時には、湯水はaの循環経路となる。すなわち、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1内の底部、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3へと循環するaの経路である。
次に、ヒートポンプ3が所定温度に達した場合、つまり、ヒートポンプ3の安定時では、湯水はbの循環経路となる。すなわち、ヒートポンプ3、第2切換弁22、第2循環路11b、貯湯タンク1の上部から底部、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3へと循環するbの経路である。
次は、追い焚き指令があり、ヒートポンプ3がオフ時の場合、図4のステップS9の場合であり、cの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、戻り管路33及び貯湯タンク1の底部に戻る経路cで追い焚き運転が行なわれる。
次は、追い焚き運転の指令があり、ヒートポンプ3が所定能力、所定温度に達していない時、つまり、ヒートポンプ3の立ち上がり時であり、図4のステップS11、12の場合であり、dの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、戻り管路33、貯湯タンク1の底部、第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第1切換弁21、バイパス路15及び貯湯タンク1の底部から上部へと循環するdの経路である。
また、追い焚き運転の指令があり、ヒートポンプ3が所定能力、所定温度に達した時、つまりヒートポンプ3の安定時であり、図4のステップS11から図3のステップS5の場合であり、貯湯タンク1を介さないeの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、ヒートポンプ3、第2切換弁22、第2循環路11b、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3へと循環するeの経路である。
本実施形態においても、先の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、追い焚き運転において外部熱交換器25に熱交換された後の中温湯が貯湯タンク1に戻されることなく、ヒートポンプ3側に戻される循環経路となり、そのため、貯湯タンク1内には追い焚き運転で低温となった中温湯が流入することがなく、貯湯タンク1内に中温湯の生成が全くなされないものであり、追い焚き運転中の貯湯タンク1内の湯量を確保しつつ、夜間の沸上効率を一層向上させることができる。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施形態を図7により説明する。図7の構成は、図5の構成と比べて貯湯タンク1の上部において、第1循環路11a側を流入側とし、湯循環路24側を流出側として分けたものであり、貯湯タンク1の下側の構成は図5と同じである。
先ず、追い焚き指令が無い場合であって、ヒートポンプ3が所定温度に達していないとき、つまり、ヒートポンプ3の立ち上がり時には、湯水はaの循環経路となる。すなわち、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1の底部、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3へと循環するaの経路である。
次に、ヒートポンプ3が所定温度に達した場合、つまり、ヒートポンプ3の安定時では、湯水はbの循環経路となる。すなわち、ヒートポンプ3、第2切換弁22、第2循環路11b、貯湯タンク1の上部から下部、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3へと循環するbの経路である。
次は、追い焚き指令があり、ヒートポンプ3がオフ時の場合、図4のステップS9の場合であり、cの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1の底部から上部へと循環するcの経路である。
次は、追い焚き運転の指令があり、ヒートポンプ3が所定温度に達していない時、つまり、ヒートポンプ3の立ち上がり時であり、図4のステップS11、12の場合であり、dの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。なお、本実施形態では、ヒートポンプ3の安定時は、所定温度に達した場合としている。それで、ヒートポンプ3の立ち上がり時は、所定温度に達していない場合を言い、図3及び図4のフローチャートを参照する場合は、「所定能力」の部分を省く。また、後述する図8の場合も同様である。
追い焚き運転の指令があり、ヒートポンプ3の立ち上がり時では、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1の底部から上部へと循環するdの経路である。
次に、追い焚き運転の指令があり、ヒートポンプ3が所定温度に達した時、つまりヒートポンプ3の安定時であり、図4のステップS11から図3のステップS5の場合に対応しており、eの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第2切換弁22、第2循環路11b及び貯湯タンク1の上部へと循環するeの経路である。
本実施形態においても、先の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、ヒートポンプ3の安定時におけるeの循環経路では、追い焚き運転において外部熱交換器25に熱交換された後の中温湯が貯湯タンク1に戻されることなく、ヒートポンプ3側に戻される循環経路となり、そのため、貯湯タンク1内には追い焚き運転で低温となった中温湯が流入することがなく、貯湯タンク1内に中温湯の生成が全くなされないものであり、追い焚き運転中の貯湯タンク1内の湯量を確保しつつ、夜間の沸上効率を一層向上させることができる。
(第4の実施の形態)
図8に第4の実施形態を示す。この図8の構成は、貯湯タンク1の下側の構成と図6の場合のようにしたものである。先ず、追い焚き指令が無い場合であって、ヒートポンプ3が所定温度に達していないとき、つまり、ヒートポンプ3の立ち上がり時には、湯水はaの循環経路となる。すなわち、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1の底部、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3へと循環するaの経路である。
次に、ヒートポンプ3が所定温度に達した場合、つまり、ヒートポンプ3の安定時では、湯水はbの循環経路となる。すなわち、ヒートポンプ3、第2切換弁22、第2循環路11b、貯湯タンク1の上部から下部、第1切換弁21、第1循環路11a及びヒートポンプ3へと循環するbの経路である。
次は、追い焚き指令があり、ヒートポンプ3がオフ時の場合、図4のステップS9の場合であり、cの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、戻り管路33、貯湯タンク1内の底部から上部へと循環するcの経路となる。
次は、追い焚き運転の指令があり、ヒートポンプ3が所定温度に達していない時、つまり、ヒートポンプ3の立ち上がり時であり、図4のステップS11、12の場合であり、dの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、戻り管路33、貯湯タンク1内の底部から第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第2切換弁22、バイパス路15、貯湯タンク1の底部から上部へと循環するdの経路である。
次に、追い焚き運転の指令があり、ヒートポンプ3が所定温度に達した時、つまりヒートポンプ3の安定時であり、図4のステップS11から図3のステップS5の場合に対応しており、eの循環経路で追い焚き運転が行なわれる。すなわち、貯湯タンク1の上部、湯循環路24、第1切換弁21、第1循環路11a、ヒートポンプ3、第2切換弁22、第2循環路11b及び貯湯タンク1の上部へと循環するeの経路である。
本実施形態においても、先の実施形態と同様の効果が得られる。すなわち、ヒートポンプ3の安定時におけるeの循環経路では、追い焚き運転において外部熱交換器25に熱交換された後の中温湯が貯湯タンク1に戻されることなく、ヒートポンプ3側に戻される循環経路となり、そのため、貯湯タンク1内には追い焚き運転で低温となった中温湯が流入することがなく、貯湯タンク1内に中温湯の生成が全くなされないものであり、追い焚き運転中の貯湯タンク1内の湯量を確保しつつ、夜間の沸上効率を一層向上させることができる。
本発明の実施の形態におけるヒートポンプ式給湯機の概略構成図である。 本発明の実施の形態における追い焚き運転に関連するブロック図である。 本発明の実施の形態における追い焚き運転を行なう場合のフローチャートである。 本発明の実施の形態における追い焚き運転を行なう場合のフローチャートである。 本発明の実施の形態における配管構成図である。 本発明の第2の実施の形態における配管構成図である。 本発明の第3の実施の形態における配管構成図である。 本発明の第4の実施の形態における配管構成図である。
符号の説明
1 貯湯タンク
3 ヒートポンプ式加熱源
24 湯循環路
25 外部熱交換器
30 浴槽
41 制御装置

Claims (2)

  1. 貯湯タンク(1)の底部から低温水を流出させて、この低温水をヒートポンプ式加熱源(3)にて沸き上げて貯湯タンク(1)の上部に戻す沸上運転や、上記貯湯タンク(1)の上部の高温湯を湯循環路(24)に流して該湯循環路(24)に介設した外部熱交換器(25)にて浴槽(30)からの湯と熱交換する追い焚き運転を行なうヒートポンプ式給湯機であって、上記ヒートポンプ式加熱源(3)がオフ状態の時に追い焚き運転を行なう場合に、追い焚き開始時の風呂設定温度、現在の湯温、湯量、貯湯タンク(1)内の湯温等から追い焚き時間を算出する算出手段と、この算出手段にて算出した追い焚き時間が予め定めた所定の時間以上の場合には上記ヒートポンプ式加熱源(3)をオン駆動させる手段と、上記ヒートポンプ式加熱源(3)をオン駆動させた後の該ヒートポンプ式加熱源(3)の安定時に、ヒートポンプ式加熱源(3)からの高温湯を直接的に湯循環路(24)へ供給すると共に、上記湯循環路(24)の熱交換後の中温湯を上記貯湯タンク(1)には戻さずにヒートポンプ式加熱源(3)へ直接戻す制御手段(41)を備えていることを特徴とするヒートポンプ式給湯機。
  2. 上記ヒートポンプ式加熱源(3)の立ち上がり時から安定するまでは、上記貯湯タンク(1)からの高温湯を上記湯循環路(24)へ供給し、該ヒートポンプ式加熱源(3)の安定後はヒートポンプ式加熱源(3)からの高温湯を湯循環路(24)へ直接的に切り換え供給していることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式給湯機。
JP2005305664A 2005-10-20 2005-10-20 ヒートポンプ式給湯機 Expired - Fee Related JP4774909B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005305664A JP4774909B2 (ja) 2005-10-20 2005-10-20 ヒートポンプ式給湯機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005305664A JP4774909B2 (ja) 2005-10-20 2005-10-20 ヒートポンプ式給湯機

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2011097955A Division JP5168384B2 (ja) 2011-04-26 2011-04-26 ヒートポンプ式給湯機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007113836A JP2007113836A (ja) 2007-05-10
JP4774909B2 true JP4774909B2 (ja) 2011-09-21

Family

ID=38096190

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005305664A Expired - Fee Related JP4774909B2 (ja) 2005-10-20 2005-10-20 ヒートポンプ式給湯機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4774909B2 (ja)

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4937052B2 (ja) * 2007-09-12 2012-05-23 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP2009092323A (ja) * 2007-10-10 2009-04-30 Panasonic Corp ヒートポンプ給湯機
JP5178142B2 (ja) * 2007-10-23 2013-04-10 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP5359228B2 (ja) * 2007-11-30 2013-12-04 ダイキン工業株式会社 給湯機
JP5215692B2 (ja) * 2008-03-07 2013-06-19 東芝キヤリア株式会社 ヒートポンプ給湯装置
JP2010060252A (ja) * 2008-09-08 2010-03-18 Panasonic Corp ヒートポンプ給湯装置
JP5359265B2 (ja) * 2008-12-26 2013-12-04 ダイキン工業株式会社 給湯機、および給湯機の空気抜き方法
JP5218158B2 (ja) * 2009-03-05 2013-06-26 パナソニック株式会社 ヒートポンプ給湯機
JP5168344B2 (ja) * 2010-11-24 2013-03-21 三菱電機株式会社 ヒートポンプ式給湯機
JP5678688B2 (ja) * 2011-01-28 2015-03-04 三菱電機株式会社 ヒートポンプ給湯機
JP5655695B2 (ja) * 2011-05-11 2015-01-21 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP5556738B2 (ja) * 2011-05-13 2014-07-23 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP5678812B2 (ja) * 2011-06-20 2015-03-04 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP5655724B2 (ja) * 2011-07-05 2015-01-21 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP5793431B2 (ja) * 2012-01-10 2015-10-14 リンナイ株式会社 暖房装置
JP6119499B2 (ja) * 2013-08-07 2017-04-26 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機
JP6337830B2 (ja) * 2015-05-11 2018-06-06 三菱電機株式会社 貯湯式給湯機

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2542881B2 (ja) * 1987-12-17 1996-10-09 三洋電機株式会社 浴槽給湯装置の時間表示方法
JP2003139386A (ja) * 2001-10-31 2003-05-14 Sanyo Electric Co Ltd 風呂の追い炊きシステム
JP3977241B2 (ja) * 2002-12-16 2007-09-19 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置
JP4045352B2 (ja) * 2003-01-14 2008-02-13 松下電器産業株式会社 給湯機
JP3967267B2 (ja) * 2003-01-14 2007-08-29 松下電器産業株式会社 給湯機
JP3913722B2 (ja) * 2003-08-08 2007-05-09 三洋電機株式会社 ヒートポンプ給湯装置
JP4034254B2 (ja) * 2003-10-02 2008-01-16 株式会社コロナ 貯湯式給湯装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007113836A (ja) 2007-05-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4774909B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
US8919296B2 (en) Hot-water supply system
JP4818780B2 (ja) 給湯装置
JP5023608B2 (ja) 給湯装置
JP2009293811A (ja) ヒートポンプ式給湯装置
JP5168384B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP2008107002A (ja) 給湯システムと、貯湯タンク内の温水の排水方法
JP5678634B2 (ja) 給湯機
JP5413328B2 (ja) 給湯装置
JP5097054B2 (ja) ヒートポンプ式給湯機
JP5023607B2 (ja) 給湯装置およびその制御方法
JP5887230B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP2010242987A (ja) ヒートポンプ給湯システム
JP2008064338A (ja) 貯湯装置
JP2011141069A (ja) 風呂装置
JP4515883B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP4615888B2 (ja) 燃料電池コージェネレーションシステム
JP2007113832A (ja) ヒートポンプ給湯機
JP6191352B2 (ja) 貯湯給湯装置
JP5741256B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5835140B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP5884645B2 (ja) 貯湯式給湯機
JP4306635B2 (ja) ヒートポンプ給湯機
JP3855942B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JP3832462B2 (ja) ヒートポンプ給湯機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110308

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110421

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110531

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110613

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4774909

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140708

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees