JP3832462B2 - ヒートポンプ給湯機 - Google Patents
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Description
本発明は、浴槽水の加熱や冷却、温水や冷水の供給、及び温水の貯蔵が可能なヒートポンプ給湯機に関するものである。
従来、浴槽水が熱いと水を浴槽に入れて温度を下げていた。その結果、浴槽水の水量が増して溢れる等、設定水量にすることが困難であった。また、溢れた浴槽水を捨てる場合には熱の損失があった。
浴槽水をヒートポンプを用いて冷却するとともに得られた熱を蓄熱しておき、蓄熱した熱を利用して再度浴槽水を加熱する構成について、特開2001−248899号公報(特許文献1)に開示されている。
特開2001−248899号公報
入浴中に浴槽水の温度を上昇させ過ぎた場合等、浴槽水を冷却するのと同時に飲料用の冷水を欲する場合がある。特許文献1に開示された構成では、浴槽水の冷却、加熱を行うことはできたが、浴槽水の冷却と同時に飲料用の冷水を供給することはできなかった。冷水を得るには、別途冷水機等を設置する必要があった。
本発明は、上記事実に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、前記浴槽水を冷却するのと同時に前記温冷水供給部から飲料用としても使える冷水を供給することができるヒートポンプ給湯機を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、気体を圧縮する圧縮機と、前記気体と熱交換をする第1熱交換器と、前記気体を膨張させる膨張弁と、前記気体と熱交換をする第2熱交換器と、を有するヒートポンプユニットと、温水又は冷水を供給する温冷水供給部と、温水を貯めるための貯湯タンクと、前記温水又は冷水を循環させるための循環ポンプと、を有する温冷水循環供給ユニットと、浴槽水を貯めるための浴槽と、前記浴槽水を循環させるための循環ポンプと、を有する浴槽水循環ユニットと、を備えてなるヒートポンプ給湯機であって、前記温冷水循環供給ユニット及び前記浴槽水循環ユニットがともに前記第1熱交換器を含んで構成されており、ヒートポンプユニットが、流れを両方向に切り換え運転可能なものであって、浴槽水を冷却する運転パターンと浴槽水を加熱する運転パターンとに切り換えられるものであり、浴槽水を冷却する運転パターンにおいては、温冷水供給部から冷水が得られるようになしている。
本発明のヒートポンプ給湯機においては、温冷水循環供給ユニット内を循環する水と、浴槽水循環ユニットを循環する浴槽水がともにヒートポンプユニットの第1熱交換器において熱交換されるため、浴槽水を冷却するのと同時に温冷水供給部から飲料用としても使える冷水を供給することができる。
本発明の実施形態を図1、図2に基づいて説明する。
図1は本発明に係るヒートポンプ給湯機の構成を示す回路図である。熱媒として用いる気体を圧縮する圧縮機1、気体と熱交換をする第1熱交換器2、気体を膨張させる膨張弁3、気体と熱交換をする第2熱交換器4からなるヒートポンプユニット5を備えている。また、第1熱交換器2を経由し、貯湯タンク10、第1循環ポンプ11、電磁弁12、電磁弁13、給水部20、温冷水供給部21、電磁弁14、給水部20付近の配管に設置した電磁弁15、温冷水供給部21付近の配管に設置した電磁弁16からなる温冷水循環供給ユニット25を備えている。そして、第1熱交換器2を経由し、浴槽30、第2循環ポンプ31からなる浴槽水循環ユニット35を備えている。
ここで、ヒートポンプ5は矢印A、Bの両方向に切り換え運転が可能である。貯湯タンク10は、第1熱交換器2で熱交換することにより得られる温水を貯めることができる。また、第1循環ポンプ11は、第1熱交換器2と貯湯タンク10を結ぶ配管中に設置され、矢印C、Dの両方向に切り換え運転が可能である。電磁弁12、電磁弁13はそれぞれ貯湯タンク10の上部、下部に設置されて貯湯タンク10の温水の出入りを制御することができる。給水部20は水道配管等に接続されて系外から水を供給するものである。温冷水供給部21は第1熱交換器2で熱交換することにより得られる温水又は冷水、あるいは貯湯タンク10に貯められた温水を供給するためのものである。電磁弁14は給水部20と温冷水供給部21とのバイパス配管中に設置され、温冷水供給部21から供給される温水又は冷水の温度調節が必要な場合に使用する。浴槽30は第1熱交換器2で熱交換する浴槽水を貯めるためのものである。第2循環ポンプ31は第1熱交換器2と浴槽30を結ぶ配管中に設置され、浴槽水を循環することができる。
図2は第1熱交換器2の概略構成図である。筒状の熱交換器外側容器40内に配管41、42が密着した状態でらせん状に配設された構造をしている。ヒートポンプユニット5内の熱媒用の流路(X−X)と、温冷水循環供給ユニット25内を循環する水用の流路(Y−Y)、及び浴槽水循環ユニット35内を循環する浴槽水用の流路(Z−Z)、の三つの流路を有しており、それぞれの流路間で熱交換が可能な構造になっている。
次に、この装置の代表的な運転パターンについて説明する。
(運転パターン1)
浴槽水を冷却するとともに温冷水供給部21から冷水を得る運転パターンについて以下に説明する。ヒートポンプユニット5を矢印Aの方向へ稼動させる。圧縮機1で圧縮され加熱された熱媒は第2熱交換器4で放熱し、膨張弁3で膨張し冷却された状態で第1熱交換器2にて熱交換され、再度圧縮機1で圧縮される。ここで、第2循環ポンプ31を稼動させ、浴槽30中の浴槽水を第1熱交換器2を経由して循環させることにより、浴槽水を冷却することができる。
浴槽水を冷却するとともに温冷水供給部21から冷水を得る運転パターンについて以下に説明する。ヒートポンプユニット5を矢印Aの方向へ稼動させる。圧縮機1で圧縮され加熱された熱媒は第2熱交換器4で放熱し、膨張弁3で膨張し冷却された状態で第1熱交換器2にて熱交換され、再度圧縮機1で圧縮される。ここで、第2循環ポンプ31を稼動させ、浴槽30中の浴槽水を第1熱交換器2を経由して循環させることにより、浴槽水を冷却することができる。
また、電磁弁12、電磁弁13、電磁弁14を閉じた状態で、電磁弁15、電磁弁16を開き、第1循環ポンプ11を矢印Cの方向に稼動させることにより、温冷水供給部21から冷水を得ることができる。ここで、貯湯タンク10上部に設置した電磁弁12を閉じているため、第1熱交換器2を通って得られた冷水と貯湯タンク10内の温水が混ざることがない。
(運転パターン2)
浴槽水を加熱するとともに温水を貯湯タンク10に貯める運転パターンについて以下に説明する。ヒートポンプユニット5を矢印Bの方向へ稼動させる。圧縮機1で圧縮され加熱された熱媒は第1熱交換器2で熱交換され、膨張弁3で膨張し冷却された状態で第2熱交換器4に入り吸熱した後、再度圧縮機1で圧縮される。ここで、第2循環ポンプ31を稼動させ、浴槽30内の浴槽水を第1熱交換器2を経由して循環させることにより、浴槽水を加熱することができる。
浴槽水を加熱するとともに温水を貯湯タンク10に貯める運転パターンについて以下に説明する。ヒートポンプユニット5を矢印Bの方向へ稼動させる。圧縮機1で圧縮され加熱された熱媒は第1熱交換器2で熱交換され、膨張弁3で膨張し冷却された状態で第2熱交換器4に入り吸熱した後、再度圧縮機1で圧縮される。ここで、第2循環ポンプ31を稼動させ、浴槽30内の浴槽水を第1熱交換器2を経由して循環させることにより、浴槽水を加熱することができる。
また、電磁弁13、電磁弁14、電磁弁16を閉じた状態で、電磁弁12、電磁弁15を開き、第1循環ポンプ11を矢印Cの方向に稼動させることにより、温水を貯湯タンク10に貯めることができる。なお、この時、電磁弁16を開くことにより、温冷水供給部21から温水を得ることができる。また、適宜電磁弁14を開くことにより温水の温度を調節することができる。
(運転パターン3)
浴槽水の温度が貯湯タンク10内の温水温度よりも高い場合、浴槽水の熱を利用して貯湯タンク10に温水を貯めることができる。その運転パターンについて以下に説明する。
浴槽水の温度が貯湯タンク10内の温水温度よりも高い場合、浴槽水の熱を利用して貯湯タンク10に温水を貯めることができる。その運転パターンについて以下に説明する。
ヒートポンプユニット5を稼動しない状態で、第2循環ポンプ31を稼動させ、浴槽30内の浴槽水を第1熱交換器2を経由して循環させる。また、電磁弁14、電磁弁15、電磁弁16を閉じた状態で、電磁弁12、電磁弁13を開き、第1循環ポンプ11を矢印Cの方向に稼動させる。こうすることにより、第1熱交換器2にて加熱された温水を貯湯タンク10に貯めることができる。
(運転パターン4)
浴槽水の温度が貯湯タンク10内の温水温度よりも低い場合、貯湯タンク10の温水により浴槽水を加熱することができる。その運転パターンについて以下に説明する。
浴槽水の温度が貯湯タンク10内の温水温度よりも低い場合、貯湯タンク10の温水により浴槽水を加熱することができる。その運転パターンについて以下に説明する。
ヒートポンプユニット5を稼動しない状態で、第2循環ポンプ31を稼動させ、浴槽30内の浴槽水を第1熱交換器2を経由して循環させる。また、電磁弁14、電磁弁15、電磁弁16を閉じた状態で、電磁弁12、電磁弁13を開き、第1循環ポンプ11を矢印Dの方向に稼動させる。こうすることにより、貯湯タンク10の温水により第1熱交換器2にて浴槽水を加熱することができる。
本発明のヒートポンプ給湯機においては、温冷水循環供給ユニット25内を循環する水と、浴槽水循環ユニット35内を循環する浴槽水がともに第1熱交換器2において熱交換されるため、浴槽水を冷却するのと同時に飲料用としても使える冷水の供給を同時に行うことができる。
さらに、浴槽水の熱を利用して貯湯タンク10に温水を貯める場合、あるいは貯湯タンク10の温水を利用して浴槽水を加熱する場合、温冷水循環供給ユニット25内を循環する水と、浴槽水循環ユニット35内を循環する浴槽水とを第1熱交換器2において直接熱交換することができるため、熱交換の効率がよい。
また、温冷水供給部21から冷水を供給する際、貯湯タンク10内に温水が貯められている場合でも、貯湯タンク10上部に電磁弁12を設置しているため、第1熱交換器2を通って得られた冷水と貯湯タンク10内の温水が混ざることがない。そのため、得られた冷水の温度を低い状態に維持することができる。
1 圧縮機
2 第1熱交換器
3 膨張弁
4 第2熱交換器
5 ヒートポンプユニット
10 貯湯タンク
11 第1循環ポンプ
12〜16 電磁弁
20 給水部
21 温冷水供給部
25 温冷水循環供給ユニット
30 浴槽
31 第2循環ポンプ
35 浴槽水循環ユニット
40 熱交換器外側容器
41、42 配管
2 第1熱交換器
3 膨張弁
4 第2熱交換器
5 ヒートポンプユニット
10 貯湯タンク
11 第1循環ポンプ
12〜16 電磁弁
20 給水部
21 温冷水供給部
25 温冷水循環供給ユニット
30 浴槽
31 第2循環ポンプ
35 浴槽水循環ユニット
40 熱交換器外側容器
41、42 配管
Claims (2)
- 気体を圧縮する圧縮機と、前記気体と熱交換をする第1熱交換器と、前記気体を膨張させる膨張弁と、前記気体と熱交換をする第2熱交換器と、を有するヒートポンプユニットと、温水又は冷水を供給する温冷水供給部と、温水を貯めるための貯湯タンクと、前記温水又は冷水を循環させるための循環ポンプと、を有する温冷水循環供給ユニットと、浴槽水を貯めるための浴槽と、前記浴槽水を循環させるための循環ポンプと、を有する浴槽水循環ユニットと、を備えてなるヒートポンプ給湯機であって、前記温冷水循環供給ユニット及び前記浴槽水循環ユニットがともに前記第1熱交換器を含んで構成されており、ヒートポンプユニットが、流れを両方向に切り換え運転可能なものであって、浴槽水を冷却する運転パターンと浴槽水を加熱する運転パターンとに切り換えられるものであり、浴槽水を冷却する運転パターンにおいては、温冷水供給部から冷水が得られるようになしたことを特徴とするヒートポンプ給湯機。
- 前記貯湯タンクに貯めた温水と前記第1熱交換器を通過して得た冷水が混ざらないように、前記貯湯タンク入口部分に電磁弁を設けてなることを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ給湯機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003333873A JP3832462B2 (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | ヒートポンプ給湯機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003333873A JP3832462B2 (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | ヒートポンプ給湯機 |
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JP2005098622A JP2005098622A (ja) | 2005-04-14 |
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