JP5884645B2 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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Description

本発明は、貯湯式給湯機に関する。
ヒートポンプユニット等の加熱手段により沸き上げた湯を貯留する貯湯タンクと、加熱対象(例えば、浴槽の浴槽水)を加熱するための利用側熱交換器とを備え、貯湯タンクから取り出した湯を利用側熱交換器を経由させて貯湯タンクに戻す加熱動作を行うことにより上記加熱対象を加熱可能な貯湯式給湯機が広く用いられている。
特許文献1に開示された貯湯式給湯機は、浴槽の浴槽水を加熱するための追焚用熱交換器を備えており、貯湯タンクの残湯量が多い場合には、貯湯タンクから取り出した湯を追焚用熱交換器に供給して浴槽加熱を行うとともに、熱交換により湯が温度低下して生成した中温水は、ヒートポンプユニットでの加熱をせず貯湯タンクの中間部へ戻すように運転する。一方、貯湯タンクの残湯量が少ない場合には、貯湯タンク内の湯を利用せず、ヒートポンプユニットを運転し、ヒートポンプユニットで生成された湯を追焚用熱交換器に供給して浴槽加熱を行い、熱交換により湯が温度低下して生成した中温水をヒートポンプユニットで加熱して再循環させるようにしている。
特開2007−255820号公報
ヒートポンプユニットは、入水温度が高いほど運転効率が低下する。追焚用熱交換器から戻る中温水の温度は、浴槽の温度以上である。特許文献1に開示された貯湯式給湯機では、ヒートポンプユニットを運転して浴槽加熱を行った場合、そのような温度の中温水をヒートポンプユニットで加熱するため、ヒートポンプユニットの運転効率が低くなり、効率の良くない運転となる。また、貯湯タンク内の湯を利用して浴槽加熱を行うと、貯湯タンクの中部に中温水が溜まるが、沸き上げ運転時には、その中温水がヒートポンプユニットに送られることになるため、やはりヒートポンプユニットの運転効率が低くなる。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯タンク内の湯を利用側熱交換器に供給して加熱対象を加熱可能な貯湯式給湯機において、低コストの簡易な構成で、ユーザーの意向に応じて、加熱手段の運転効率を高く維持することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯機は、湯水を貯留可能な貯湯タンクと、水を加熱可能な加熱手段と、貯湯タンクから取り出した水を加熱手段に送り、加熱手段で加熱されて生成した湯を貯湯タンクに戻す沸き上げ回路と、貯湯タンクの上部から取り出した湯を、加熱対象を加熱するための利用側熱交換器を経由させて、貯湯タンクの上部に戻す上部戻し回路と、貯湯タンクの上部から取り出した湯を、利用側熱交換器を経由させて、貯湯タンクの下部に戻す下部戻し回路と、上部戻し回路と下部戻し回路とを切り替える流路切替手段と、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかをユーザーが設定可能な設定手段と、貯湯タンクの上部から取り出した湯によって加熱対象を加熱する加熱動作を実施する際に、設定手段にてユーザーがした設定に基づいて、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかを決定する制御手段とを備えたものである。
本発明によれば、貯湯タンク内の湯を利用側熱交換器に供給して加熱対象を加熱可能な貯湯式給湯機において、低コストの簡易な構成で、ユーザーの意向に応じて、加熱手段の運転効率を高く維持することが可能となる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機の制御部の制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3の貯湯式給湯機の制御部が浴槽加熱動作時に実行する制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4の貯湯式給湯機の制御部が浴槽加熱動作時に実行する制御動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態5の貯湯式給湯機の制御部が浴槽加熱動作時に実行する制御動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。図1に示す本実施形態の貯湯式給湯機は、ヒートポンプユニット31と、貯湯タンクユニット32とを備えている。ヒートポンプユニット31と、貯湯タンクユニット32とは、ヒートポンプ入口配管7と、ヒートポンプ出口配管8と、電気配線(図示せず)とを介して接続されている。貯湯タンクユニット32には、湯水を貯留する貯湯タンク1と、循環ポンプ2と、浴槽循環ポンプ3と、追焚熱交換器13(利用側熱交換器)と、第1の三方弁14と、第2の三方弁15と、四方弁16(流路切替手段)と、混合弁17と、制御部21(制御手段)とが搭載されている。ヒートポンプユニット31および貯湯タンクユニット32が備える各種の弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部21により制御される。
ヒートポンプユニット31は、貯湯タンクユニット32から導かれた水を加熱する(沸き上げる)ための加熱手段として機能するものである。ヒートポンプユニット31は、圧縮機41、加熱熱交換器42、膨張弁43および吸熱熱交換器44を冷媒循環配管にて環状に接続した冷凍サイクル(ヒートポンプサイクル)を搭載している。加熱熱交換器42は、圧縮機41から流れる高温の冷媒と、ヒートポンプ入口配管7から流入する水との間で熱交換する。吸熱熱交換器側送風ファン45は、吸熱熱交換器44で空気と冷媒とを熱交換をさせるために送風を行う。
貯湯タンク1は、略円筒形状のものが好ましく用いられる。貯湯タンクユニット32には、外部の水道等の水源からの水を供給する給水配管4が接続されている。貯湯タンク1の下部に設けられた導入口1aには、給水配管4から分岐した給水分岐管5が接続されている。給水配管4、給水分岐管5を介して供給される水が導入口1aから貯湯タンク1内に流入する。貯湯タンク1の下部に設けられた導出口1bは、第1の三方弁14が備える二つの流入ポートのうちの一方に連通するように接続されている。第1の三方弁14の他方の流入ポートは、配管6を介して、追焚熱交換器13の熱源側流路の出口に接続されている。第1の三方弁14の流出ポートは、循環ポンプ2の吸入口に連通するように接続されている。ヒートポンプ入口配管7は、循環ポンプ2の吐出口と、加熱熱交換器42の入水口とを接続している。
貯湯タンク1の上部に設けられた熱源水取出口1cは、配管11を介して、第2の三方弁15が備える二つの流入ポートのうちの一方に接続されている。第2の三方弁15の他方の流入ポートには、配管9から分岐して延びた配管10が接続されている。第2の三方弁15の流出ポートは、追焚熱交換器13の熱源側流路の入口に連通するように接続されている。
ヒートポンプ出口配管8は、加熱熱交換器42の出湯口と、四方弁16が備える二つの流入ポートのうちの一方とを接続している。四方弁16の他方の流入ポートには、循環ポンプ2の吐出口付近のヒートポンプ入口配管7から分岐して延びた配管24が接続されている。四方弁16が備える二つの流出ポートのうちの一方は、配管9を介して、貯湯タンク1の上部に設けられた上部口1dに接続されている。四方弁16の他方の流出ポートは、配管25を介して、貯湯タンク1の下部に設けられた戻し口1eに接続されている。
貯湯タンク1の熱源水取出口1cと上部口1dとは、必ずしも同じ高さの位置に設けられていなくても良い。上部口1dが熱源水取出口1cより高い位置に設けられていても良いし、その逆でも良い。戻し口1eは、貯湯タンク1の下側の領域内、すなわち貯湯タンク1の最下部から全容積の1/2の容積を占める領域内に設けられていれば良く、より好ましくは貯湯タンク1の最下部から全容積の1/3の容積を占める領域内、更に好ましくは貯湯タンク1の最下部から全容積の1/4の容積を占める領域内に設けられていれば良い。
混合弁17には、給水配管4と、配管10から分岐して延びた配管12と、給湯配管49とが接続されている。混合弁17は、貯湯タンク1の上部口1dから取り出されて配管9,10および12を通って供給される湯と、給水配管4から供給される水とを任意の割合で混合し、温度調節できるように構成されている。混合弁17で混合されて温度調節された湯は、給湯配管49を通って、例えばシャワー、蛇口、浴槽19等に供給される。なお、混合弁17を複数設けても良い。
追焚熱交換器13の浴槽水出口は、配管22を介して浴槽19に接続されている。追焚熱交換器13の浴槽水入口は、配管23を介して浴槽19に接続されている。配管23の途中には、浴槽循環ポンプ3が設置されている。浴槽19の加熱(保温を含む)を行う場合には、浴槽循環ポンプ3が運転されることにより、浴槽19内の浴槽水が、配管23、追焚熱交換器13、配管22を通って浴槽19に戻る経路で循環する。
貯湯タンク1には、貯湯タンク1内の湯水の高さ方向の温度分布を検出するため、複数の貯湯温度センサ47が互いに異なる高さ位置に取り付けられている。制御部21は、これらの貯湯温度センサ47により検出された貯湯タンク1内の高さ方向の温度分布に基づいて、貯湯タンク1内の貯湯量または蓄熱量を算出することができる。
制御部21は、例えば浴室や台所の壁等に設置されるリモコン装置20と相互に通信可能に接続されている。リモコン装置20には、例えば液晶表示装置、有機EL表示装置等で構成される表示部、ユーザーが操作可能な操作部、音声ガイダンスやメロディー等を発生可能なスピーカー等が設けられている。リモコン装置20の表示部には、貯湯タンク1内に貯えられている湯の温度や貯湯量、給湯温度、時刻、沸き上げモードなどの情報が表示可能になっている。ユーザーは、リモコン装置20に設けられた操作部を操作することにより、給湯温度や、浴槽19に張る湯(浴槽水)の温度、沸き上げモードなどの設定を行うことができる。
ヒートポンプユニット31を利用して貯湯タンク1内の水を沸き上げる沸き上げ運転時には、第1の三方弁14が貯湯タンク1の導出口1bと循環ポンプ2の吸入口とを連通させる状態に制御され、四方弁16がヒートポンプ出口配管8と配管9とを連通させる状態に制御されることで沸き上げ回路が形成され、循環ポンプ2およびヒートポンプユニット31が運転される。この沸き上げ運転時には、貯湯タンク1の導出口1bから流出する水は、第1の三方弁14、ヒートポンプ入口配管7を経由してヒートポンプユニット31に導かれ、加熱熱交換器42において加熱されて高温水(湯)となり、ヒートポンプ出口配管8、四方弁16、配管9を経由して、貯湯タンク1の上部口1dから貯湯タンク1内に流入し貯えられる。このような沸き上げ運転が実行されることで、貯湯タンク1の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなっていき、貯湯温度センサ47により把握される貯湯タンク1内の貯湯量または蓄熱量が所定量を超えると、沸き上げ運転が停止される。
本実施形態の貯湯式給湯機は、貯湯タンク1から取り出した湯を熱源に利用して浴槽水を加熱する浴槽加熱動作を行う場合に、追焚熱交換器13での熱交換により温度低下した湯(以下、「中温水」と称する。)を貯湯タンク1の上部に戻す上部戻し回路と、中温水を貯湯タンク1の下部に戻す下部戻し回路との何れかを使用することができる。上部戻し回路による浴槽加熱動作時には、第1の三方弁14が配管6と循環ポンプ2の吸入口とを連通させる状態に制御され、第2の三方弁15が配管11と追焚熱交換器13の熱源側流路の入口とを連通させる状態(図1中の矢印A方向)に制御され、四方弁16が配管24と配管9とを連通させる状態(図1中の矢印A方向)に制御されることで上部戻し回路が形成され、循環ポンプ2および浴槽循環ポンプ3が運転される。上部戻し回路による浴槽加熱動作時には、貯湯タンク1の熱源水取出口1cから熱源としての湯が流出し、配管11、第2の三方弁15を経由して追焚熱交換器13に導かれ、浴槽水との熱交換により温度低下して中温水となる。この中温水は、配管6、第1の三方弁14、ヒートポンプ入口配管7、配管24、四方弁16、配管9を経由して上部口1dから貯湯タンク1内に流入する。
一方、下部戻し回路による浴槽加熱動作時には、第1の三方弁14が配管6と循環ポンプ2の吸入口とを連通させる状態に制御され、第2の三方弁15が配管11と追焚熱交換器13の熱源側流路の入口とを連通させる状態に制御され、四方弁16が配管24と配管25とを連通させる状態(図1中の矢印B方向)に制御されることで下部戻し回路が形成され、循環ポンプ2および浴槽循環ポンプ3が運転される。下部戻し回路による浴槽加熱動作時には、貯湯タンク1の熱源水取出口1cから熱源としての湯が流出し、配管11、第2の三方弁15を経由して追焚熱交換器13に導かれ、浴槽水との熱交換により温度低下して中温水となる。この中温水は、配管6、第1の三方弁14、ヒートポンプ入口配管7、配管24、四方弁16、配管25を経由して戻し口1eから貯湯タンク1内に流入する。
追焚熱交換器13から戻る中温水の温度は、通常、40℃程度となる。上部戻し回路よる浴槽加熱動作では、この中温水が貯湯タンク1の上部に流入し、貯湯タンク1内の上部側に貯えられている湯と混合する。このため、上部戻し回路よる浴槽加熱動作を行うと、貯湯タンク1内の上部側に貯えられている湯の温度が徐々に低下していく。したがって、上部戻し回路よる浴槽加熱を長時間行った場合、貯湯タンク1内の上部側に貯えられている湯の温度が大きく低下し、熱源として追焚熱交換器13に供給される湯の温度が大きく低下するため、浴槽加熱能力が大きく低下する。
これに対し、下部戻し回路による浴槽加熱動作の場合、追焚熱交換器13から戻る中温水が貯湯タンク1の下部に流入し、貯湯タンク1内の下部側に貯えられている水と混合する。このため、下部戻し回路による浴槽加熱動作では、追焚熱交換器13から戻る中温水が貯湯タンク1の上部に流入することがなく、貯湯タンク1内の上部側に貯えられている湯の温度が低下しないため、長時間浴槽加熱をしても浴槽加熱能力が大きく低下することはない。
一方、上部戻し回路による浴槽加熱動作では、追焚熱交換器13から戻る中温水が貯湯タンク1の下部に流入しないため、貯湯タンク1の下部側に貯留されている水の温度が上がることはない。このため、上部戻し回路による浴槽加熱動作を行った場合には、沸き上げ運転時にヒートポンプユニット31(加熱熱交換器42)へ流入する水の温度が高くなることを防止することができる。これに対し、下部戻し回路による浴槽加熱動作では、中温水が貯湯タンク1の下部に流入することにより、貯湯タンク1の下部側に貯留されている水の温度が上昇する。このため、下部戻し回路による浴槽加熱動作を行った場合には、沸き上げ運転時にヒートポンプユニット31へ流入する水の温度が高くなる。一般にヒートポンプユニット31は、流入する水の温度が低いほど効率の良い運転ができる。したがって、浴槽加熱動作を行う場合、上部戻し回路を使用した方が、下部戻し回路を使用する場合に比べて、沸き上げ運転時のヒートポンプユニット31の効率を高く維持することができる。
以上のように、浴槽加熱を行うときに上部戻し回路を使用すると、長時間の浴槽加熱により浴槽加熱能力が低下し易い反面、沸き上げ運転時にヒートポンプユニット31を効率良く運転することができるので、省エネルギーとなる。これに対し、浴槽加熱を行うときに下部戻し回路を使用すると、長時間の浴槽加熱においても浴槽加熱能力を高く維持することができる反面、沸き上げ運転時にヒートポンプユニット31の効率が低くなる。
本実施形態の貯湯式給湯機では、浴槽加熱において上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかをユーザーが設定可能になっている。この設定を行う方法としては、例えば、リモコン装置20の操作部をユーザーが操作することにより、上部戻し回路と下部戻し回路との何れかを選択して設定する。制御部21は、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかがユーザーにより設定されている場合には、浴槽加熱を実施する際、その設定に従い、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかを決定し、四方弁16を切り替える。
利便性よりも省エネルギーを最優先したいと考えるユーザーは、上部戻し回路を使用することをリモコン装置20にて設定しておくことにより、下部戻し回路による浴槽加熱動作が実施されることを回避することができる。これにより、貯湯タンク1内の下部側の水温の上昇を確実に防止し、沸き上げ運転時にヒートポンプユニット31への入水温度を低く維持することにより、ヒートポンプユニット31を効率良く運転でき、省エネルギー化が図れるので、当該ユーザーの意向に沿った運転を行うことができる。
これに対し、省エネルギーよりも利便性(長時間の浴槽加熱においても浴槽加熱能力を高く維持すること)を最優先したいと考えるユーザーは、下部戻し回路を使用することをリモコン装置20にて設定しておくことにより、上部戻し回路による浴槽加熱動作が実施されることを回避することができる。これにより、貯湯タンク1内の上部側の湯温の低下を確実に防止し、長時間の浴槽加熱においても浴槽加熱能力を高く維持することができるので、当該ユーザーの意向に沿った運転を行うことができる。
なお、制御部21は、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかがユーザーにより設定されていない場合には、浴槽加熱を実施する際、貯湯タンク1の貯湯量または蓄熱量等に基づいて、所定のプログラムに従い、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかを決定し、四方弁16を切り替える。
本実施形態では、追焚熱交換器13から戻る中温水を貯湯タンク1内に回収する回収口として機能するのは、上部口1dおよび戻し口1eのみである。このように、本実施形態によれば、追焚熱交換器13から戻る中温水を貯湯タンク1内に回収する回収口の数が少ないため、貯湯タンク1の構造や配管構成を簡素化することができ、低コストのシステム構成で、ヒートポンプユニット31の運転効率の向上を可能とし、省エネルギーに寄与することができる。
なお、以上の説明では、貯湯タンク1から取り出した湯を熱源に利用して浴槽水を加熱する浴槽加熱動作を行う場合について説明したが、本発明の貯湯式給湯機は、ヒートポンプユニット31で加熱した湯を直接追焚熱交換器13に供給して浴槽19の追い焚きを行う機能を兼ね備えていても良い。ヒートポンプユニット31によって追い焚きを行う場合には、第1の三方弁14が配管6と循環ポンプ2の吸入口とを連通させる状態に制御され、第2の三方弁15が配管10と追焚熱交換器13の熱源側流路の入口とを連通させる状態に制御され、四方弁16がヒートポンプ出口配管8と配管9とを連通させる状態に制御され、ヒートポンプユニット31の加熱熱交換器42で加熱された湯が、ヒートポンプ出口配管8、四方弁16、配管9、配管10、第2の三方弁15、追焚熱交換器13、配管6、第1の三方弁14、ヒートポンプ入口配管7、加熱熱交換器42の順に循環する。
また、本実施形態では、浴槽水を加熱する追焚熱交換器13を利用側熱交換器とする構成を例に説明したが、本発明は、浴槽水以外の加熱対象(例えば、暖房用循環水)を加熱する利用側熱交換器を用いる貯湯式給湯機にも同様に適用可能である。
実施の形態2.
次に、図2を参照して、本発明の実施の形態2について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。本実施の形態2の貯湯式給湯機の構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同一であるので、説明を省略する。
省エネルギーのためには、貯湯タンク1に貯えられた湯をなるべく残さずに使用することが有効である。その一方で、使用途中で湯切れ(貯湯タンク1内に給湯に利用可能な温度以上の湯がなくなること)をすることは確実に避けることが望まれる。そこで、本実施の形態2の貯湯式給湯機では、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかをユーザーが設定した際に、制御部21が、浴槽加熱動作を継続可能な時間(以下、「保温可能時間」と称する)と、給湯配管49へ給湯可能な湯の量(以下、「給湯使用可能量」と称する)とを予測して、ユーザーに知らせることにより、ユーザーに湯切れに対する注意を促し、使用途中での湯切れを防止する。
図2は、本発明の実施の形態2の貯湯式給湯機の制御部21の制御動作を示すフローチャートである。図2のフローチャートのステップS51で処理が開始すると、制御部21は、ユーザーがリモコン装置20にて上部戻し回路を選択したかどうかを判断する(ステップS52)。ステップS52でユーザーが上部戻し回路を選択した場合には、制御部21は、貯湯温度センサ47により検出される現在の貯湯量または蓄熱量に基づいて、上部戻し回路による浴槽加熱動作を実施した場合の保温可能時間Aを予測(算出)し、その保温可能時間Aの値をリモコン装置20の表示部に表示することによりユーザーに報知する(ステップS53)。ここで、制御部21は、例えば、追焚熱交換器13から戻る所定温度の中温水が上部口1dから貯湯タンク1に流入すると仮定した条件の下で貯湯タンク1の上部の温度が所定の最低貯湯温度まで低下する時間として、保温可能時間Aを予測する。
ステップS53に続いて、制御部21は、貯湯温度センサ47により検出される現在の貯湯量または蓄熱量に基づいて、上部戻し回路による浴槽加熱動作を実施した場合の給湯使用可能量Bを予測(算出)し、その給湯使用可能量Bの値をリモコン装置20の表示部に表示することによりユーザーに報知する(ステップS54)。ここで、制御部21は、例えば、上部戻し回路による浴槽加熱動作を一定時間実施したと仮定して貯湯タンク1に残る貯湯量または蓄熱量を予測し、その残りの貯湯量または蓄熱量により給湯可能な湯量として給湯使用可能量Bを予測する。その後、処理を終了する(ステップS57)。
一方、ステップS52でユーザーが下部戻し回路を選択した場合には、制御部21は、貯湯温度センサ47により検出される現在の貯湯量または蓄熱量に基づいて、下部戻し回路による浴槽加熱動作を実施した場合の保温可能時間Cを予測(算出)し、その保温可能時間Cの値をリモコン装置20の表示部に表示することによりユーザーに報知する(ステップS55)。ここで、制御部21は、例えば、貯湯タンク1の熱源水取出口1cから所定の流量で湯が取り出されて追焚熱交換器13に送られると仮定した条件の下で貯湯タンク1の貯湯量または蓄熱量が所定の最低貯湯量または最低蓄熱量まで低下する時間として、保温可能時間Cを予測する。
ステップS55に続いて、制御部21は、貯湯温度センサ47により検出される現在の貯湯量または蓄熱量に基づいて、下部戻し回路による浴槽加熱動作を実施した場合の給湯使用可能量Dを予測(算出)し、その給湯使用可能量Dの値をリモコン装置20の表示部に表示することによりユーザーに報知する(ステップS56)。ここで、制御部21は、例えば、下部戻し回路による浴槽加熱動作を一定時間実施したと仮定して貯湯タンク1に残る貯湯量または蓄熱量を予測し、その残りの貯湯量または蓄熱量により給湯可能な湯量として給湯使用可能量Dを予測する。その後、処理を終了する(ステップS57)。
以上説明した本実施の形態2の制御動作によれば、ユーザーは、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかを設定(選択)した際に、予測される保温可能時間および給湯使用可能量を知ることができるので、使用途中で湯切れしないように注意して湯を浴槽19の追い焚きや給湯に利用することが可能となる。このため、使用途中で不意に湯切れとなることを確実に防止することができる。また、本実施形態では、ユーザーが上部戻し回路を選択した場合には保温可能時間A(上部戻し加熱動作可能時間)および給湯使用可能量B(上部戻し給湯使用可能量)を予測してユーザーに報知し、ユーザーが下部戻し回路を選択した場合には保温可能時間C(下部戻し加熱動作可能時間)および給湯使用可能量D(下部戻し給湯使用可能量)を予測してユーザーに報知するようにしているので、上部戻し回路を使用する場合と下部戻し回路を使用する場合との何れの場合においても、保温可能時間および給湯使用可能量を正確に予測してユーザーに報知することができる。また、ユーザーは、上部戻し回路を使用する場合の保温可能時間および給湯使用可能量と、下部戻し回路を使用する場合の保温可能時間および給湯使用可能量とを比較して、上部戻し回路と下部戻し回路との何れを使用するかを検討することもできる。
なお、本実施形態では、保温可能時間および給湯使用可能量の両方を予測してユーザーに報知しているが、保温可能時間および給湯使用可能量の何れか一方を予測してユーザーに報知するようにしてもよい。
実施の形態3.
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態3について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。本実施の形態3の貯湯式給湯機の構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同一であるので、説明を省略する。
図3は、本発明の実施の形態3の貯湯式給湯機の制御部21が浴槽加熱動作時に実行する制御動作を示すフローチャートである。図3のフローチャートのステップS61で処理が開始すると、制御部21は、ユーザーがリモコン装置20にて上部戻し回路を設定(選択)しているかどうかを判断する(ステップS62)。ユーザーが上部戻し回路でなく下部戻し回路を選択(設定)している場合には、そのまま処理を終了する(ステップS65)。
一方、ステップS62でユーザーが上部戻し回路を設定(選択)している場合には、制御部21は、貯湯温度センサ47により検出される貯湯タンク1の上部の貯湯温度が、給湯に利用可能な所定の最低貯湯温度より高いかどうかを判断する(ステップS63)。貯湯タンク1の上部の貯湯温度が上記最低貯湯温度より高い場合には、そのまま処理を終了する(ステップS65)。
これに対し、上記ステップS63で、貯湯タンク1の上部の貯湯温度が上記最低貯湯温度以下であった場合、すなわち湯切れが近いと予測される場合には、浴槽加熱動作の設定を上部戻し回路から下部戻し回路に変更すべきことをユーザーに促す旨の音声ガイダンスをリモコン装置20のスピーカーから発生し、あるいはその旨のメッセージをリモコン装置20の表示部に表示する(ステップS64)。その後、処理を終了する(ステップS65)。
以上説明した本実施の形態3の制御動作によれば、ユーザーが浴槽加熱動作を上部戻し回路に設定している場合において、湯切れが近いと予測される場合には、浴槽加熱動作の設定を上部戻し回路から下部戻し回路に変更すべきことをユーザーに促すことができる。そのときに、ユーザーがリモコン装置20の操作部を操作して、浴槽加熱動作の設定を上部戻し回路から下部戻し回路に変更することにより、追焚熱交換器13から戻る中温水が貯湯タンク1の上部に流入しなくなり、貯湯タンク1の上部の貯湯温度がそれ以上低下しなくなるので、湯切れを回避することができる。
なお、本実施形態では、ステップS64において、上部戻し回路から下部戻し回路への設定変更をユーザーに促すことに代えて、制御部21が自動で四方弁16により上部戻し回路から下部戻し回路に切り替えるようにしてもよい。その場合、自動で下部戻し回路に切り替えたことをリモコン装置20のスピーカーあるいは表示部によりユーザーに報知しても良い。
実施の形態4.
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態4について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。本実施の形態4の貯湯式給湯機の構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同一であるので、説明を省略する。
本発明の実施の形態4の貯湯式給湯機では、浴槽19の追い焚きを、通常の加熱能力(第1の能力)で行う通常追い焚きモードと、通常より高い加熱能力(第2の能力)で行う高能力追い焚きモードとが用意されており、ユーザーは、リモコン装置20を操作することにより、通常追い焚きモードまたは高能力追い焚きモードを選択することができるように構成されている。ユーザーは、例えば、浴槽19を保温したい場合には通常追い焚きモードを選択し、浴槽19が冷めた後に短時間で温め直したい場合などには高能力追い焚きモードを選択する。
図4は、本発明の実施の形態4の貯湯式給湯機の制御部21が浴槽加熱動作時に実行する制御動作を示すフローチャートである。図4のフローチャートのステップS71で処理が開始すると、制御部21は、ユーザーがリモコン装置20にて通常追い焚きモードを選択しているかどうかを判断する(ステップS72)。ユーザーが通常追い焚きモードを選択している場合には、上部戻し回路を使用して浴槽加熱動作を実施する(ステップS75)。その後、処理を終了する(ステップS76)。
ステップS72で通常追い焚きモードが選択されていない場合には、ステップS73に移行し、ユーザーがリモコン装置20にて高能力追い焚きモードを選択しているかどうかを判断する(ステップS73)。ユーザーが高能力追い焚きモードを選択していない場合には、上部戻し回路を使用して浴槽加熱動作を実施する(ステップS75)。その後、処理を終了する(ステップS76)。
一方、ステップS73で、ユーザーが高能力追い焚きモードを選択している場合には、下部戻し回路を使用して浴槽加熱動作を実施する(ステップS74)。その後、処理を終了する(ステップS76)。
以上説明した本実施の形態4の制御動作によれば、ユーザーが高能力追い焚きモードを選択している場合には、下部戻し回路を使用して浴槽加熱動作を実施することにより、高い浴槽加熱能力を維持して浴槽加熱動作を行うことができる。このため、ユーザーの希望に沿って、急速に浴槽19を加熱することができる。一方、ユーザーが高能力追い焚きモードを選択していない場合には、上部戻し回路を使用して浴槽加熱動作を実施することにより、省エネルギー化を図ることができる。
実施の形態5.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態5について説明するが、上述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分は同一符号を付し説明を省略する。本実施の形態5の貯湯式給湯機の構成は、図1に示す実施の形態1の構成と同一であるので、説明を省略する。
図5は、本発明の実施の形態5の貯湯式給湯機の制御部21が浴槽加熱動作時に実行する制御動作を示すフローチャートである。図5のフローチャートのステップS81で処理が開始すると、制御部21は、ユーザーがリモコン装置20にて上部戻し回路を設定(選択)しているかどうかを判断する(ステップS82)。ユーザーが上部戻し回路でなく下部戻し回路を選択(設定)している場合には、そのまま処理を終了する(ステップS85)。
制御部21は、上部戻し回路による浴槽加熱動作を実行した場合には、その実行した時間を計時する。ステップS82でユーザーが上部戻し回路を設定(選択)している場合には、制御部21は、現在までに上部戻し回路による浴槽加熱動作を実行した時間が、所定時間を超えたかどうかを判断する(ステップS83)。この所定時間は、上部戻し回路による浴槽加熱動作を行った場合に貯湯タンク1の湯切れが生じることのない時間として、予め設定されている。
ステップS83で、上部戻し回路による浴槽加熱動作を実行した時間が上記所定時間を超えていない場合には、そのまま処理を終了する(ステップS85)。一方、上部戻し回路による浴槽加熱動作を実行した時間が上記所定時間を超えた場合には、自動で四方弁16により上部戻し回路から下部戻し回路に切り替え(ステップS84)、その後、処理を終了する(ステップS85)。
以上説明した本実施の形態5の制御動作によれば、ユーザーが浴槽加熱動作を上部戻し回路に設定している場合であっても、上部戻し回路による浴槽加熱動作を実行した時間が所定時間を超えた場合には、自動で上部戻し回路から下部戻し回路に切り替えることができる。このため、上部戻し回路による浴槽加熱動作が長時間行われることによって貯湯タンク1の湯切れが生じることを確実に回避することができる。
1 貯湯タンク、1a 導入口、1b 導出口、1c 熱源水取出口、1d 上部口、
1e 戻し口、2 循環ポンプ、3 浴槽循環ポンプ、4 給水配管、5 給水分岐管、
6,9,10,11,12,22,23,24,25 配管、
7 ヒートポンプ入口配管、8 ヒートポンプ出口配管、13 追焚熱交換器、
14 第1の三方弁、15 第2の三方弁、16 四方弁、17 混合弁、19 浴槽、
20 リモコン装置、21 制御部、31 ヒートポンプユニット、
32 貯湯タンクユニット、41 圧縮機、42 加熱熱交換器、43 膨張弁、
44 吸熱熱交換器、45 吸熱熱交換器側送風ファン、47 貯湯温度センサ、
49 給湯配管

Claims (6)

  1. 湯水を貯留可能な貯湯タンクと、
    水を加熱可能な加熱手段と、
    前記貯湯タンクから取り出した水を前記加熱手段に送り、前記加熱手段で加熱されて生成した湯を前記貯湯タンクに戻す沸き上げ回路と、
    前記貯湯タンクの上部から取り出した湯を、加熱対象を加熱するための利用側熱交換器を経由させて、前記貯湯タンクの上部に戻す上部戻し回路と、
    前記貯湯タンクの上部から取り出した湯を、前記利用側熱交換器を経由させて、前記貯湯タンクの下部に戻す下部戻し回路と、
    前記上部戻し回路と前記下部戻し回路とを切り替える流路切替手段と、
    前記上部戻し回路と前記下部戻し回路との何れを使用するかをユーザーが設定可能な設定手段と、
    前記貯湯タンクの上部から取り出した湯によって前記加熱対象を加熱する加熱動作を実施する際に、前記設定手段にて前記ユーザーがした設定に基づいて、前記上部戻し回路と前記下部戻し回路との何れを使用するかを決定する制御手段と、
    を備える貯湯式給湯機。
  2. 前記上部戻し回路により前記加熱動作を実施した場合に前記加熱動作を継続可能な時間である上部戻し加熱動作可能時間と、前記上部戻し回路により前記加熱動作を実施した場合に使用可能な湯の量である上部戻し給湯使用可能量との一方または両方を予測可能な第1の予測手段と、
    前記下部戻し回路により前記加熱動作を実施した場合に前記加熱動作を継続可能な時間である下部戻し加熱動作可能時間と、前記下部戻し回路により前記加熱動作を実施した場合に使用可能な湯の量である下部戻し給湯使用可能量との一方または両方を予測可能な第2の予測手段と、
    前記設定手段にて前記ユーザーが前記上部戻し回路を設定した場合には前記上部戻し加熱動作可能時間と前記上部戻し給湯使用可能量との一方または両方を前記ユーザーに報知し、前記設定手段にて前記ユーザーが前記下部戻し回路を設定した場合には前記下部戻し加熱動作可能時間と前記下部戻し給湯使用可能量との一方または両方を前記ユーザーに報知する報知手段と、
    を備える請求項1記載の貯湯式給湯機。
  3. 前記貯湯タンクに貯えられている湯の温度を検出する貯湯温度検出手段と、
    前記設定手段にて前記ユーザーが前記上部戻し回路を設定している場合において、前記貯湯温度検出手段の検出値が所定値まで低下した場合に、前記上部戻し回路から前記下部戻し回路に設定を変更することを前記ユーザーに促すか、または前記流路切替手段により自動で前記上部戻し回路から前記下部戻し回路に切り替える手段と、
    を備える請求項1または2記載の貯湯式給湯機。
  4. 前記加熱動作の加熱能力を、相対的に低い第1の能力と、前記第1の能力より高い第2の能力との何れにするかを前記ユーザーが選択可能な選択手段を備え、
    前記制御手段は、前記加熱動作を実施する際に、前記第1の能力が前記ユーザーにより選択されている場合には前記上部戻し回路を使用し、前記第2の能力が前記ユーザーにより選択されている場合には前記下部戻し回路を使用する請求項1乃至3の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  5. 前記制御手段は、前記上部戻し回路による前記加熱動作を実行した時間が所定時間を超えた場合には前記流路切替手段により自動で前記上部戻し回路から前記下部戻し回路に切り替える請求項1乃至4の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
  6. 前記利用側熱交換器は、浴槽から循環する浴槽水を前記加熱対象とするものである請求項1乃至5の何れか1項記載の貯湯式給湯機。
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