JP2019090561A - 貯湯式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】風呂熱回収の処理時間の短縮に有利であるとともに、設置環境の変化に対応可能な貯湯式給湯装置を提供する。【解決手段】貯湯式給湯装置35は、タンク水ポンプ12及び浴水ポンプ29を同時に動作させることにより浴槽30内の浴水の熱を貯湯タンク8内に回収する熱回収運転と、熱回収運転の開始前に実施され、フロースイッチ47が循環ありを検知する最小の浴水ポンプ29の回転速度に相当する最小ポンプ回転速度を検出する最小ポンプ回転速度検出処理とを含む風呂熱回収モードを有する制御装置36とを備える。最小ポンプ回転速度検出処理において、制御装置36は、予め設定された初期回転速度で浴水ポンプ29を動作させた後に、浴水ポンプ29の回転速度を変化させる。制御装置36は、最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度を、次回の最小ポンプ回転速度検出処理の初期回転速度として設定する。【選択図】図1

Description

本発明は、貯湯式給湯装置に関する。
浴槽からの浴水を循環させる循環ポンプを備えた給湯装置において、設置環境に応じて最適な運転を可能とするため、循環ポンプの回転速度を変化させる技術が知られている。特許文献1には、フロースイッチにより循環回路内に水流がありと判定された場合は循環ポンプの回転速度を小さくし、水流がなしと判定された場合は循環ポンプの回転速度を大きくする調整手段を設けた構成が開示されている。
特開平10−103765号公報
入浴後に浴槽に残った浴水の熱を貯湯タンク内へ回収する風呂熱回収動作を実行可能な貯湯式給湯装置が知られている。風呂熱回収動作を行うたびに特許文献1のようにして循環ポンプの回転速度を調整すると仮定すると、以下のような課題がある。適正なポンプ回転速度を検出するまでには時間がかかるため、風呂熱回収の処理時間が長くなって使い勝手が悪くなったり、浴槽内の浴水が放熱してしまい回収熱量が低下したりする。
その一方で、風呂熱回収動作を最初に実行するときにだけ循環ポンプの回転速度を調整すると仮定すると、以下のような課題がある。その後の熱回収運転のときのポンプ回転速度が一定値となるので、例えば浴室のリフォームのような設置環境の変化に対応できない。設置環境の変化によって最適なポンプ回転速度が変わると、熱回収運転の回収熱量が低下する可能性がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、風呂熱回収の処理時間の短縮に有利であるとともに、設置環境の変化に対応可能な貯湯式給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る貯湯式給湯装置は、貯湯タンクと、浴槽からの浴水と、貯湯タンクからのタンク水との間で熱を交換する熱交換器と、タンク水を熱交換器に循環させるタンク水ポンプを有する第一流路と、浴水を熱交換器に循環させる浴水ポンプを有する第二流路と、第二流路に浴水が循環しているか否かを検出するフロースイッチと、タンク水ポンプ及び浴水ポンプを同時に動作させることにより浴槽内の浴水の熱を貯湯タンク内に回収する熱回収運転と、熱回収運転の開始前に実施され、フロースイッチが循環ありを検知する最小の浴水ポンプの回転速度に相当する最小ポンプ回転速度を検出する最小ポンプ回転速度検出処理とを含む風呂熱回収モードを有する制御手段と、を備え、最小ポンプ回転速度検出処理において、制御手段は、予め設定された初期回転速度で浴水ポンプを動作させた後に、浴水ポンプの回転速度を変化させ、制御手段は、最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度を、次回の最小ポンプ回転速度検出処理の初期回転速度として設定するものである。
本発明によれば、風呂熱回収の処理時間の短縮に有利であるとともに、設置環境の変化に対応可能な貯湯式給湯装置を提供することが可能となる。
実施の形態1による貯湯式給湯装置を示す図である。 実施の形態1による貯湯式給湯装置の風呂熱回収モードについて示したフローチャートである。 実施の形態1による貯湯式給湯装置が備えるリモコン装置の一例を示す図である。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図1に示すように、本実施の形態1の貯湯式給湯装置35は、タンクユニット33、HP(ヒートポンプ)ユニット7、及びリモコン装置44を備える。HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御装置36が内蔵されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御装置36により制御される。
リモコン装置44は、運転動作指令及び設定値の変更などに関するユーザーの操作を受け付ける機能を有する。リモコン装置44は、ユーザーインターフェースの例である。制御装置36とリモコン装置44の間は、有線または無線により、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン装置44には、貯湯式給湯装置35の状態等の情報を表示する表示部85、ユーザーが操作するスイッチ等の操作部、スピーカ、マイク等が搭載されている。リモコン装置44の表示部85は、ユーザーに情報を報知する報知手段としての機能を有する。本実施の形態におけるリモコン装置44は、表示部85を報知手段として備えるが、変形例として、例えば音声案内装置のような他の報知手段を備えてもよい。
本実施の形態において、リモコン装置44は、例えば台所、リビング、浴室などの壁に設置されたものでもよい。複数のリモコン装置44が制御装置36に対して通信可能でもよい。また、例えばスマートフォンのような携帯端末がリモコン装置44のようなユーザーインターフェースとしての機能を有するように構成してもよい。当該携帯端末と制御装置36とが、ネットワークを介して通信してもよい。
HPユニット7は、水を加熱する加熱手段の例である。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続した冷媒回路を備える。HPユニット7は、この冷媒回路によりヒートポンプサイクルの運転を行う。水冷媒熱交換器3では、圧縮機1で圧縮された冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱を交換することで、水が加熱される。圧縮機1で圧縮された冷媒と、水道等の水源から直接供給される水とを水冷媒熱交換器3で熱交換させることができる構成を備えてもよい。入口温度センサ40は、水冷媒熱交換器3に流入する水の温度を検出する。出口温度センサ39は、水冷媒熱交換器3から流出する湯の温度を検出する。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留する。貯湯タンク8の内部では、温度による水の密度の差によって、上側が高温で下側が低温になる温度成層を形成することができる。貯湯タンク8は、図示のような単一のタンクで構成されるものに限らず、直列に接続された複数のタンクを備えるものでもよい。直列に接続された複数の貯湯タンクでは、上位側のタンクの下部と、当該タンクに対して低位側となる次のタンクの上部とが管を介して順次連結される。以下の説明で、貯湯タンク8における高さ方向すなわち上下方向の位置に関して言及するが、貯湯タンク8が直列に接続された複数のタンクを備えるものである場合には、最上位のタンクから最下位のタンクまでの全体の階層において、上下方向の位置が特定されるものとする。
貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第三給水配管9cが接続されている。水道等の水源から第一給水配管9aを通って供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第三給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部には、貯湯タンク8内に貯留された湯を貯湯式給湯装置35の外部へ供給するための温水導入出口8dと、HP戻り配管15に連通可能な温水導入出口8eとが設けられている。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ41,42,43が高さを変えて取り付けられている。貯湯温度センサ41は、中温水導入出口8fと同じ高さの位置、または中温水導入出口8fに近い高さの位置にある。貯湯温度センサ42は、貯湯温度センサ41より高い位置にある。貯湯温度センサ43は、貯湯温度センサ41より低い位置にある。これらの貯湯温度センサ41,42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量を把握できる。
制御装置36は、HPユニット7で加熱された湯を貯湯タンク8に流入させる貯湯運転を制御する。制御装置36は、貯湯タンク8内の残湯量または蓄熱量に応じて、貯湯運転の開始及び停止などを制御する。貯湯運転では、以下のようになる。貯湯タンク8の下部から流出する低温水は、HP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれ、水冷媒熱交換器3において加熱され、湯すなわち高温水となる。この高温水は、HP戻り配管15を経由して、貯湯タンク8の上部の温水導入出口8eから貯湯タンク8内に流入する。このような貯湯運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなっていく。制御装置36は、貯湯温度センサ41,42,43により把握される貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量が所定量を超えると、貯湯運転を終了する。
タンクユニット33には、タンク水ポンプ12及び風呂用熱交換器20が内蔵されている。タンク水ポンプ12は、各種配管に湯水を循環させるためのポンプであり、第一送水配管13a上に設けられている。風呂用熱交換器20は、貯湯タンク8から供給されるタンク水と、浴槽30からの浴水との間で熱を交換する。
風呂往き配管27及び風呂戻り配管28は、浴槽30に設置された浴槽アダプタ80に接続されている。風呂用熱交換器20は、風呂往き配管27及び風呂戻り配管28の途中に設置されている。風呂往き配管27の途中には、風呂用熱交換器20を通過した浴水の温度を検出するための風呂往き温度センサ37が設置されている。風呂戻り配管28の途中には、浴水を循環させるための浴水ポンプ29と、浴槽30から出て風呂用熱交換器20に入る前の浴水の温度を検出するための風呂戻り温度センサ38と、浴槽30内の水位レベルを検出するための水位センサ46と、風呂戻り配管28における水の循環を検出するためのフロースイッチ47とが設置されている。以下の説明では、風呂戻り温度センサ38により検出される温度を「風呂戻り温度」と称する。また、風呂往き温度センサ37により検出される温度を「風呂往き温度」と称する。
三方弁11は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。三方弁11は、a−c、b−cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁16は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポート及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁16は、a−c、a−d、b−c、b−dの4つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
四方弁18は、入口となるaポートと、出口となるbポート、cポート、及びdポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、a−b、a−c、a−dの3つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
タンクユニット33は、低温配管10、第一送水配管13a、第一温水配管17a、第二温水配管17b、第三温水配管19a、第四温水配管19b、及び第五温水配管19cを有している。低温配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと、三方弁11のaポートとを接続する。第一送水配管13aは、三方弁11のcポートと、タンク水ポンプ12の入口とを接続する。HP往き配管14は、タンク水ポンプ12の出口と、HPユニット7の入口とを接続する。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口と、四方弁16のbポートとを接続する。第一温水配管17aは、四方弁16のdポートと、四方弁18のaポートとを接続する。第二温水配管17bは、四方弁16のcポートと、貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8cとを接続する。第三温水配管19aは、四方弁18のbポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8eとを接続する。第四温水配管19bは、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dとを接続する。第五温水配管19cは、四方弁18のcポートと、貯湯タンク8の上部から中間部の間に設けられた温水導入口8gとを接続する。
第一タンク循環配管20aは、四方弁18のbポートと、風呂用熱交換器20のタンク水の入口とを接続する。第二タンク循環配管20cは、風呂用熱交換器20のタンク水の出口と、三方弁11のbポートとを接続する。第二送水配管13bは、HP往き配管14におけるタンク水ポンプ12とHPユニット7の入口との間から分岐し、四方弁16のaポートに接続される。
さらに、タンクユニット33は、中温配管79、第一給水配管9a、第二給水配管9b、第三給水配管9c、第四給水配管9d、給湯用混合弁22、風呂用混合弁23、中温水切替弁78、給湯配管24、風呂配管25、戻り配管20b、及び逆止弁50を有している。
中温水切替弁78は、入口となるaポート及びbポートと、出口となるcポートとを有する流路切替手段である。中温水切替弁78は、a−c、b−cの2つの経路の間で流路切替可能に構成されている。
給湯用混合弁22は、第一入口、第二入口、及び出口を備える混合手段である。風呂用混合弁23は、第一入口、第二入口、及び出口を備える混合手段である。
第一給水配管9aの一端は水道等の水源に接続される。第一給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第二給水配管9b及び第三給水配管9cが接続される。第二給水配管9bは、中温水切替弁78のaポートに接続されている。中温配管79は、貯湯タンク8の中間部に設けられた中温水導入出口8fと中温水切替弁78のbポートとを接続している。戻り配管20bは、第二タンク循環配管20cの途中から分岐して、中温配管79の途中に接続されている。逆止弁50は、戻り配管20b上に設置されている。逆止弁50は、貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部へ向かう流れを阻害する。これにより、貯湯タンク8の中間部から貯湯タンク8の下部への熱の流出を確実に防止できる。第四給水配管9dの一端は、中温水切替弁78のcポートに接続されている。第四給水配管9dの他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第一入口に接続されている。高温配管21の一端は、貯湯タンク8の温水導入出口8dに連通する。高温配管21の他端は、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23のそれぞれの第二入口に接続されている。
中温水切替弁78は、第二給水配管9bと第四給水配管9dとが連通する第一流路状態と、中温配管79と第四給水配管9dとが連通する第二流路状態の2つの流路状態を切替えて使用する。中温水切替弁78を第一流路状態にすると、水源から供給される低温水が、第二給水配管9b及び第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。中温水切替弁78の第一流路状態は、「低温水使用状態」に相当する。中温水切替弁78を第二流路状態にすると、貯湯タンク8から中温配管79を通って供給される中温水が、第四給水配管9dを通って、給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23へ供給される状態になる。中温水切替弁78の第二流路状態は、「中温水使用状態」に相当する。
給湯用混合弁22は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と、第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン装置44にて設定した設定温度の湯を生成し、給湯配管24に流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、給湯配管24から給湯栓34を経由して、ユーザーが使用するシャワー、カラン等の蛇口(図示省略)に供給される。
風呂用混合弁23は、貯湯タンク8から高温配管21を通って供給される高温水と、第四給水配管9dから供給される低温水もしくは中温水との流量比を調整することにより、ユーザーがリモコン装置44にて設定した設定温度の湯を生成可能である。風呂用混合弁23で設定温度に調整された湯は、風呂配管25により、風呂用流量センサ45、風呂用電磁弁26、風呂往き配管27、風呂戻り配管28を経て、浴槽30へ流入する。
制御装置36は、風呂用流量センサ45及び水位センサ46により検出される情報に基づいて湯張りの完了を判定することにより、湯張り完了時の浴槽30内の浴水の量である湯張り湯量が、ユーザーがリモコン装置44にて設定した湯量に等しくなるように制御できる。本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、風呂自動運転を実行可能なものでもよい。リモコン装置44にて風呂自動運転が設定されると、制御装置36は、湯張りの完了後、浴槽30内の浴水の温度及び量が、リモコン装置44で設定された温度及び量に維持されるように、必要に応じて、浴水の昇温、冷却、足し湯、さし水を行う。
本実施の形態における制御装置36は、風呂熱回収モードを制御モードとして備えている。風呂熱回収モードは、入浴の終了後に、浴槽30内に残った浴水の熱を貯湯タンク8内へ回収するためのモードである。制御装置36は、リモコン装置44に対するユーザー操作に応じて風呂熱回収モードを開始してもよい。例えば、リモコン装置44の所定のボタンが押下された場合に制御装置36が風呂熱回収モードを開始してもよい。本実施の形態における風呂熱回収モードは、熱回収運転と、熱回収運転の開始前に行われる最小ポンプ回転速度検出処理とを含む。熱回収運転は、タンク水ポンプ12及び浴水ポンプ29を同時に動作させることにより浴槽30内の浴水の熱を貯湯タンク8内に移送する運転である。最小ポンプ回転速度検出処理は、フロースイッチ47が循環ありを検知する最小の浴水ポンプ29の回転速度に相当する最小ポンプ回転速度を検出するための処理である。
熱回収運転のときには、以下のようになる。三方弁11は、aポートとcポートとが連通し、bポートが閉状態となるように制御される。これにより、低温配管10と第一送水配管13aとが連通するとともに、第二タンク循環配管20cへの流路が遮断される。四方弁16は、aポートとdポートとが連通し、bポートとcポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第二送水配管13bと第一温水配管17aとが連通するとともに、第二温水配管17b側を閉として貯湯タンク8の下部への流路が遮断される。四方弁18は、aポートとbポートとが連通し、cポートとdポートとが閉状態となるように制御される。これにより、第一温水配管17aと第三温水配管19aとが連通するとともに、第四温水配管19b及び第五温水配管19c側を閉として貯湯タンク8の中間部への流路が遮断される。
熱回収運転では、上記のように三方弁11、四方弁16、及び四方弁18が制御された状態で、タンク水ポンプ12が運転される。タンク水は、以下のように循環する。貯湯タンク8の水導出口8bから低温配管10を通って流出した低温のタンク水は、三方弁11、第一送水配管13a、タンク水ポンプ12、第二送水配管13b、四方弁16、第一温水配管17a、四方弁18、第三温水配管19a、及び第一タンク循環配管20aを通って、風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20内で、タンク水は、浴槽30からの浴水の熱により加熱され、浴槽30内の浴水の温度に近い温度になる。この加熱されたタンク水を以下「熱回収温水」と呼ぶことがある。熱回収温水は、風呂用熱交換器20から、戻り配管20b、逆止弁50、及び中温配管79を通って、中温水導入出口8fから貯湯タンク8内に流入する。本実施の形態では、上述したタンク水の流路が「第一流路」に相当する。風呂熱回収モードが実施されると、貯湯タンク8内の中温水導入出口8fの近くに、熱回収温水が貯留される。
浴水ポンプ29が運転されると、浴槽30内の浴水が、浴槽アダプタ80から風呂戻り配管28へ引き込まれ、風呂戻り配管28を通って風呂用熱交換器20に流入する。風呂用熱交換器20を通過した浴水は、風呂往き配管27を通り、浴槽アダプタ80から浴槽30内に流入する。本実施の形態では、上述した浴水の流路が「第二流路」に相当する。
熱回収運転では、浴水ポンプ29の回転速度をなるべく低くした方が、回収熱量を多くする上で有利になる傾向があるとともに、浴水ポンプ29の電力消費を抑制できる。ただし、フロースイッチ47が循環ありを検知できないほどに浴水ポンプ29の回転速度を低くすると、浴水が正常に循環しているかどうかを制御装置36が検知できないので、好ましくない。最小ポンプ回転速度は、タンクユニット33に対する浴槽30の設置環境に応じて、変化する。例えば、風呂往き配管27及び風呂戻り配管28の長さが長いほど、圧力損失が増加するので、最小ポンプ回転速度は高くなる。本実施の形態では、最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度に基づいて、熱回収運転での浴水ポンプ29の回転速度を制御する。これにより、熱回収運転において、設置環境に応じた適正な回転速度で浴水ポンプ29を動作させることができ、回収熱量を多くする上で有利になるとともに、浴水ポンプ29の電力消費をできるだけ抑制できる。また、熱回収運転の開始前に最小ポンプ回転速度検出処理を行うことで、設置環境の変化によって最小ポンプ回転速度が変化した場合においても、その変化に追従して対応することができる。
次に、図2を参照して、実施の形態1における特徴的制御の一例を説明する。図2は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35の風呂熱回収モードについて示したフローチャートである。
まず、ステップS1では、制御装置36は、今回の風呂熱回収モードの実行が、貯湯式給湯装置35の設置後の初回であるか否かを判定する。その結果、今回の風呂熱回収モードの実行が初回であった場合、ステップS2に進む。一方、上記ステップS1において、今回の風呂熱回収モードの実行が初回でなく2回目以降である場合、ステップS3に進む。
ステップS2では、制御装置36は、初期回転速度を第一ポンプ回転速度で更新する。第一ポンプ回転速度は、制御装置36に予め記憶されている。第一ポンプ回転速度は、例えば2500rpmでもよい。
ステップS3では、制御装置36は、最小ポンプ回転速度検出処理を以下のようにして行う。まず、制御装置36は、予め設定された初期回転速度で浴水ポンプ29を動作させる。その状態で、制御装置36は、フロースイッチ47が循環ありを検知すれば浴水ポンプ29の回転速度を下げ、フロースイッチ47が循環なしを検知すれば浴水ポンプ29の回転速度を上げるように浴水ポンプ29の回転速度を変化させる。このようにして、制御装置36は、浴水ポンプ29の回転速度を徐々に変えながら、フロースイッチ47が循環ありを検知する最小の浴水ポンプ29の回転速度、すなわち最小ポンプ回転速度を検出する。制御装置36は、その検出された最小ポンプ回転速度の値を記憶する。
前述したように、本実施の形態では、風呂熱回収モードの実行が初回のときの最小ポンプ回転速度検出処理においては、制御装置36は、予め記憶された第一ポンプ回転速度を初期回転速度として設定する。第一ポンプ回転速度は、風呂往き配管27及び風呂戻り配管28の長さが最も短くなると考えられるような設置環境において、フロースイッチ47が循環ありを検知する最小の浴水ポンプ29の回転速度となるような値にされていることが望ましい。これにより、最小ポンプ回転速度検出処理が最初に実行される場合でも、処理時間を抑制できる。
ステップS4では、制御装置36は、ステップS3で検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された上限回転速度未満であるか否かを判定する。その結果、最小ポンプ回転速度が上限回転速度未満であった場合、ステップS5に進む。一方、上記ステップS4において、最小ポンプ回転速度が上限回転速度以上であった場合、ステップS10に進む。なお、上限回転速度は、第一ポンプ回転速度よりも大きい値とする。最小ポンプ回転速度が上限回転速度以上である場合には、風呂往き配管27または風呂戻り配管28の潰れまたは詰まりのような異常があると考えられる。ステップS4の処理によれば、そのような異常を検出することができる。
ステップS5では、制御装置36は、ステップS3で検出された最小ポンプ回転速度が下限回転速度よりも大きいか否かを判定する。その結果、最小ポンプ回転速度が下限回転速度よりも大きい場合、ステップS6に進む。一方、上記ステップS5において、最小ポンプ回転速度が下限回転速度以下であった場合、ステップS10に進む。なお、下限回転速度は、第一ポンプ回転速度よりも小さい値とする。最小ポンプ回転速度が下限回転速度以下である場合には、フロースイッチ47または浴水ポンプ29に異常があると考えられる。ステップS5の処理によれば、そのような異常を検出することができる。
ステップS6では、制御装置36は、フロースイッチ47または浴水ポンプ29に異常の発生がないかどうかを判定する。その結果、フロースイッチ47または浴水ポンプ29に異常の発生がない場合、ステップS7に進む。一方、上記ステップS6において、フロースイッチ47または浴水ポンプ29に異常の発生がある場合、ステップS10に進む。異常が発生している場合は、正常に最小ポンプ回転速度を検出できていない可能性があるので、ステップS6は、この状態を検出するための判定となる。
ステップS7では、制御装置36は、次回の最小ポンプ回転速度検出処理で使用する初期回転速度を、今回の最小ポンプ回転速度検出処理で検出された最小ポンプ回転速度の値で更新する。すなわち、制御装置36は、今回の最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度を、次回の最小ポンプ回転速度検出処理の初期回転速度として設定する。最小ポンプ回転速度検出処理で使用する初期回転速度が、実際の最小ポンプ回転速度に近いほど、制御装置36は短い時間で最小ポンプ回転速度を検出することが可能である。このため、今回の最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度を次回の最小ポンプ回転速度検出処理の初期回転速度として設定することで、次回の最小ポンプ回転速度検出処理の時間を短縮することができ、風呂熱回収モード全体の処理時間も短縮できる。また、初期回転速度が毎回更新されることで、設置環境の変化に追従して初期回転速度を適正に更新することができる。
ステップS8では、制御装置36は、熱回収運転のときの浴水ポンプ29の目標回転速度を計算する。本実施の形態では、ステップS3で検出された最小ポンプ回転速度に第二ポンプ回転速度を加算した速度を熱回収運転のときの浴水ポンプ29の目標回転速度とする。第二ポンプ回転速度は、最小ポンプ回転速度よりも小さい値である。第二ポンプ回転速度は、例えば100rpmでもよい。
次に、ステップS9へ進み、制御装置36は、熱回収運転を行う。熱回収運転において、制御装置36は、ステップS8で計算された目標回転速度で浴水ポンプ29を動作させる。最小ポンプ回転速度で浴水ポンプ29を動作させれば、フロースイッチ47により循環ありを検出できると想定できるが、フロースイッチ47の判定ばらつきにより、循環なしを検出してしまう可能性がある。そのため、本実施の形態では、より確実にフロースイッチ47が循環ありを検出できるようにするため、最小ポンプ回転速度に第二ポンプ回転速度を加算した値を熱回収運転のときの浴水ポンプ29の目標回転速度としている。なお、第二ポンプ回転速度は、浴水の循環流量を0.1L/min程度大きくできる値が望ましい。
ステップS10では、制御装置36は、次回の最小ポンプ回転速度検出処理で使用する初期回転速度を、今回の最小ポンプ回転速度検出処理で検出された最小ポンプ回転速度の値ではなく、前回の最小ポンプ回転速度検出処理において使用した初期回転速度の値で更新する。このように、本実施の形態では、今回の最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された上限回転速度以上の場合、または今回の最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された下限回転速度以下の場合、あるいは風呂熱回収モードが完了する前にフロースイッチ47または浴水ポンプ29に異常が発生した場合には、制御装置36は、今回の最小ポンプ回転速度検出処理で検出された最小ポンプ回転速度の値を次回の最小ポンプ回転速度検出処理の初期回転速度として設定しないようにする。これらの場合には、正確な最小ポンプ回転速度が検出できていないと考えられるためである。
また、制御装置36は、今回の最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された上限回転速度以上の場合、または今回の最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された下限回転速度以下の場合、あるいはフロースイッチ47または浴水ポンプ29に異常が発生した場合には、制御装置36は、熱回収運転を実行しないようにする。これらの場合には、熱回収運転を正常に実行できない可能性があるためである。
図3は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35が備えるリモコン装置44の一例を示す図である。図3に示すように、最小ポンプ回転速度検出処理が実行中である場合には、その旨をリモコン装置44の表示部85に表示することでユーザーに報知してもよい。これにより、最小ポンプ回転速度検出処理の実行中には熱回収運転をまだ行わないことをユーザーに知らせることができ、貯湯式給湯装置35が正常に動作していることをユーザーが容易に確認することができる。
図3に示す例のリモコン装置44は、初期回転速度初期化スイッチ81、設定変更スイッチ82、ポンプ回転速度設定スイッチ83、及び回転速度表示スイッチ84を備えている。初期回転速度初期化スイッチ81を操作すると、最小ポンプ回転速度検出処理に用いる初期回転速度を、初期値すなわち第一ポンプ回転速度に戻すことができる。例えば、製品の入れ替え、浴室のリフォーム等によって、設置環境が変化したときに、初期回転速度初期化スイッチ81を操作することで、容易に対応できる。
設定変更スイッチ82は、最小ポンプ回転速度検出処理を無効とするための手段の例である。設定変更スイッチ82を操作すると、最小ポンプ回転速度検出処理の実行を禁止することを選択できる。最小ポンプ回転速度検出処理を無効にすれば、熱回収運転中の浴水ポンプ29の回転速度が設置環境に応じて調節されない代わりに、風呂熱回収モードの処理時間を短縮させることができる。
ポンプ回転速度設定スイッチ83は、熱回収運転のときの浴水ポンプ29の回転速度を設定可能な手段の例である。ポンプ回転速度設定スイッチ83を操作すると、熱回収運転のときの浴水ポンプ29の回転速度をユーザーが任意の値に設定できる。最小ポンプ回転速度検出処理を無効とした場合、熱回収運転のときの浴水ポンプ29の回転速度をユーザー自身で適正な値に変更できる。
回転速度表示スイッチ84は、熱回収運転中の浴水ポンプ29の回転速度をリモコン装置44の表示部85に表示させるために設けている。最小ポンプ回転速度検出処理を無効とする場合、ここで表示された回転速度を参考に、熱回収運転時の浴水ポンプ29の回転速度をユーザーがポンプ回転速度設定スイッチ83により設定することが可能となる。
なお、制御装置36は、風呂熱回収モードのときに、熱回収運転と攪拌運転とを交互に行うようにしてもよい。攪拌運転は、浴水ポンプ29を熱回収運転よりも高い回転速度で動作させることで、浴槽30内の浴水を攪拌する運転である。熱回収運転が行われると、浴槽30内の浴水に温度境界層が生成される場合がある。熱回収運転において、風呂用熱交換器20から流出する浴水は、タンク水に熱を奪われ、温度低下することで、密度が高くなる。この浴水が浴槽30内に流入すると、密度の低い比較的高温の浴水が浴槽30内の上方に滞留し、密度の高い比較的低温の浴水が浴槽30内の下方に滞留することで、浴槽30内に、上側が高温で下側が低温の温度境界層が生成されるためである。温度境界層が浴槽アダプタ80の位置よりも高い位置にあると、上層側の高温の浴水を風呂戻り配管28へ引き込めないので、風呂用熱交換器20に流入する浴水の温度が低くなり、熱回収効率が低下する。
これに対し、浴槽30内に温度境界層が形成された状態から攪拌運転を行うと、浴槽30内の温度境界層が壊され、比較的高温の上層側の浴水と比較的低温の下層側の浴水とが混ざり合う。その結果、浴槽アダプタ80の高さでの浴水の温度が上昇するので、風呂用熱交換器20に流入する浴水の温度が上昇する。よって、熱回収運転と攪拌運転とを交互に行うことで、熱回収効率が向上する。攪拌運転のときには、タンク水ポンプ12を停止させてもよい。攪拌運転のときにタンク水ポンプ12が停止していると、風呂用熱交換器20内で浴水が冷却されないので、風呂往き配管27から浴槽30内に流入する噴流の温度が低くなることを防止できる。よって、浴槽30内の浴水全体の温度が均一化するまでに要する時間を短縮できるので、必要な攪拌運転の時間を短縮できる。その結果、風呂熱回収モード全体の所要時間を短縮できるので、ユーザーの使い勝手が向上する。さらに、タンク水ポンプ12の消費電力を節約することもできる。
1 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒配管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 8a 水導入口、 8b 水導出口、 8c 水導入口、 8d,8e 温水導入出口、 8f 中温水導入出口、 8g 温水導入口、 9a 第一給水配管、 9b 第二給水配管、 9c 第三給水配管、 9d 第四給水配管、 10 低温配管、 11 三方弁、 12 タンク水ポンプ、 13a 第一送水配管、 13b 第二送水配管、 16 四方弁、 17a 第一温水配管、 17b 第二温水配管、 18 四方弁、 19a 第三温水配管、 19b 第四温水配管、 19c 第五温水配管、 20 風呂用熱交換器、 20a 第一タンク循環配管、 20b 戻り配管、 20c 第二タンク循環配管、 21 高温配管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 給湯配管、 25 風呂配管、 26 風呂用電磁弁、 29 浴水ポンプ、 30 浴槽、 31 減圧弁、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御装置、 37 風呂往き温度センサ、 38 風呂戻り温度センサ、 41,42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン装置、 45 風呂用流量センサ、 46 水位センサ、 47 フロースイッチ、 48 温度センサ、 50 逆止弁、 78 中温水切替弁、 79 中温配管、 80 浴槽アダプタ、 81 初期回転速度初期化スイッチ、 82 設定変更スイッチ、 83 ポンプ回転速度設定スイッチ、 84 回転速度表示スイッチ、 85 表示部

Claims (12)

  1. 貯湯タンクと、
    浴槽からの浴水と、前記貯湯タンクからのタンク水との間で熱を交換する熱交換器と、
    前記タンク水を前記熱交換器に循環させるタンク水ポンプを有する第一流路と、
    前記浴水を前記熱交換器に循環させる浴水ポンプを有する第二流路と、
    前記第二流路に前記浴水が循環しているか否かを検出するフロースイッチと、
    前記タンク水ポンプ及び前記浴水ポンプを同時に動作させることにより前記浴槽内の前記浴水の熱を前記貯湯タンク内に回収する熱回収運転と、前記熱回収運転の開始前に実施され、前記フロースイッチが循環ありを検知する最小の前記浴水ポンプの回転速度に相当する最小ポンプ回転速度を検出する最小ポンプ回転速度検出処理とを含む風呂熱回収モードを有する制御手段と、
    を備え、
    前記最小ポンプ回転速度検出処理において、前記制御手段は、予め設定された初期回転速度で前記浴水ポンプを動作させた後に、前記浴水ポンプの回転速度を変化させ、
    前記制御手段は、前記最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度を、次回の前記最小ポンプ回転速度検出処理の前記初期回転速度として設定する
    貯湯式給湯装置。
  2. 前記風呂熱回収モードの実行が初回であるときの前記最小ポンプ回転速度検出処理においては、前記制御手段は、予め記憶された第一ポンプ回転速度を前記初期回転速度として設定する請求項1に記載の貯湯式給湯装置。
  3. 今回の前記最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された上限回転速度以上の場合には、前記制御手段は、当該最小ポンプ回転速度を次回の前記最小ポンプ回転速度検出処理の前記初期回転速度として設定しない請求項1または請求項2に記載の貯湯式給湯装置。
  4. 今回の前記最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された下限回転速度以下の場合には、前記制御手段は、当該最小ポンプ回転速度を次回の前記最小ポンプ回転速度検出処理の前記初期回転速度として設定しない請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  5. 前記風呂熱回収モードが完了する前に前記フロースイッチまたは前記浴水ポンプに異常が発生した場合には、前記制御手段は、今回の前記最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度を次回の前記最小ポンプ回転速度検出処理の前記初期回転速度として設定しない請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  6. 前記最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された上限回転速度以上の場合、前記最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度が予め設定された下限回転速度以下の場合、または前記フロースイッチまたは前記浴水ポンプに異常が発生した場合には、前記制御手段は、前記熱回収運転を実行しない請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  7. 前記熱回収運転のときの前記浴水ポンプの回転速度は、前記最小ポンプ回転速度検出処理により検出された最小ポンプ回転速度に、当該最小ポンプ回転速度よりも小さい第二ポンプ回転速度を加算した速度である請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  8. 前記初期回転速度を初期値に戻す手段を有するリモコン装置を備える請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  9. 前記最小ポンプ回転速度検出処理の実行を禁止することを選択可能な手段を有するリモコン装置を備える請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  10. 前記熱回収運転のときの前記浴水ポンプの回転速度を設定可能な手段を有するリモコン装置を備える請求項1から請求項9のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  11. 前記熱回収運転のときの前記浴水ポンプの回転速度を表示可能な表示部を有するリモコン装置を備える請求項1から請求項10のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
  12. 前記最小ポンプ回転速度検出処理が実行中であることを報知する報知手段を備える請求項1から請求項11のいずれか一項に記載の貯湯式給湯装置。
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