JP2017003206A - 給湯システム - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で、使用者に湯の出湯までの時間を報知可能な給湯システムを提供すること。
【解決手段】給湯機35からの出湯を、出湯配管47を通して給湯先から出湯させる給湯システムであって、給湯機35は、給湯先に設置され、給湯機35の動作に必要な情報を入力するための操作部46と、給湯機35の動作状態を表示する表示部60と、を有するリモコン44と、リモコン44で操作部46から入力された出湯目標温度となるように、出湯の温度を制御する出湯温度制御部36と、操作部46から入力された、給湯機35から給湯先までの出湯配管47の配管長を用いて、給湯先から給湯が開始されてから出湯目標温度の湯が給湯先で出湯されるまでの所要時間を演算し所要時間を表示部60に表示する、所要時間推定部36と、を備えた。
【選択図】図3

Description

本発明は、給湯システムに関する。
ヒートポンプなどの加熱手段により加熱された湯を貯湯タンクに貯え、貯湯タンクから取り出した湯を用いて、浴槽やシャワー、台所や洗面所の蛇口などの給湯先に給湯する貯湯式給湯機を用いた給湯システムが広く用いられている。
特許文献1には、給湯配管の前後2か所に温度センサを設け、2つの温度センサを所定の温度、流速の温水が通過する時間を計測し、その時間をもとに高温出湯時にカランから湯が出る時間を推定し、ユーザに高温の湯が出ることを報知する構成が開示されている。
特開2003−50052号公報
しかしながら、特許文献1の構成では、給湯配管の前後2か所に温度センサを設けることが必要となるため、給湯機側と反対側となる出湯先側に温度センサを設置し、さらに温度センサの検出値を給湯機側に取り込む構成が必要となり、システム全体での高コスト化、複雑化の課題がある。
本発明は上記の課題を解決するためになされたもので、簡単な構成で、使用者に湯の出湯までの時間を報知可能な給湯システムを提供することを目的とする。
給湯機からの出湯を、出湯配管を通して給湯先から出湯させる給湯システムであって、給湯機は、給湯先から視認できる場所に設置され、給湯機の動作に必要な情報を入力するための操作部と、給湯機の動作状態を表示する表示部と、を有するリモコンと、リモコンで操作部から入力された出湯目標温度となるように、出湯の温度を制御する出湯温度制御部と、操作部から入力された、給湯機から給湯先までの出湯配管の配管長を用いて、給湯先から給湯が開始されてから出湯目標温度の湯が給湯先で出湯されるまでの所要時間を、表示部に表示する所要時間推定部とを、備えるものである。
本発明によれば、簡単な構成で、使用者に湯の出湯までの時間を報知可能な給湯システムを提供することができる。
本発明の実施の形態1における給湯システムの構成図である。 本発明の実施の形態1におけるデータテーブルの一例である。 本発明の実施の形態1における動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態1における動作のフローチャートである。 本発明の実施の形態2における動作のフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の給湯システムの構成図である。貯湯式給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、運転動作指令や設定値の変更操作をするリモコン44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御部36が内蔵されている。タンクユニット33およびHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。制御部36とリモコン44とは、相互通信可能に接続されている。リモコン44には、貯湯式給湯機35の動作状態等の情報を表示する表示部60、貯湯式給湯機35の動作に必要な情報や、使用者が貯湯式給湯機35の出湯目標温度である設定温度の入力やそのほかの操作をするための操作指示を入力する操作部46、図示しないが、貯湯式給湯機35の動作状態等の情報や使用者による操作部46の操作に対応して音声や報知音を発するスピーカ、マイク等が搭載されている。この操作部46から、後述する蛇口50と貯湯式給湯機35の給湯栓34との間をつなぐ出湯配管47の長さである配管長L(m)を、使用者が入力することができる。なお、リモコン44は一般的に、後述する給湯先である蛇口50から視認できる場所に設置され、当該蛇口50から出湯させる湯水の温度を、当該リモコン44の操作部46により設定して利用される。
HPユニット7は、タンクユニット33が備える貯湯タンク8から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、冷媒配管5を流れる冷媒とタンクユニット33から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。また、HPユニット7は外気温度を検出する外気温センサ70を備えており、制御部36が外気温度に応じて圧縮機1や膨張弁4などを制御して加熱手段としての動作を制御するとともに、本発明に係る所要時間Tの補正処理にも当該外気温度の検出値を利用する。
タンクユニット33には、以下の各種部品や配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水配管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水配管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を貯湯式給湯機35の外部へ供給するための給湯配管21と、送湯配管13とが接続されている。なお、貯湯タンク8には、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから流入するとともに、第3給水配管9cからの低温水が水導入口8aから流入することにより、上下部で温度差が生じるように湯水が貯留される。また、貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の残湯量が把握され、HPユニット7による貯湯タンク8内の湯水の沸上運転の開始、停止などが制御される。
タンクユニット33内には、熱源ポンプ12およびふろ用熱交換器20が内蔵されている。熱源ポンプ12は、タンクユニット33内の後述する各種配管に湯水を循環させるためのポンプであり、HP往き配管14上に設けられている。ふろ用熱交換器20は、貯湯タンク8やHPユニット7から供給される高温湯を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽水や暖房用水など)を加熱するための熱交換器である。本実施の形態では、ふろ用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させるふろ往き配管27とふろ戻り配管28を例示し説明する。ふろ用熱交換器20は、ふろ往き配管27とふろ戻り配管28の途中に設置されている。また、ふろ往き配管27とふろ戻り配管28の途中には、浴槽水を循環させるためのふろ循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するためのふろ戻り温度センサ38と、ふろ用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するためのふろ往き温度センサ37とが設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するa、bポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するb、cポートと、湯水が流出するa、dポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a−b、a−c、b−d、c−dの間で流路切替可能に構成されている。また、タンクユニット33は、水導出口配管10、温水導入配管20a、第1バイパス配管16、温水導出配管20b、および第2バイパス配管17を有している。水導出口配管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き配管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り配管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯配管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続する。第1バイパス配管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入配管20aは、送湯配管13の途中から分岐し、ふろ用熱交換器20の1次側入口に接続される。温水導出配管20bは、ふろ用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第2バイパス配管17は、HP往き配管14における熱源ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
更に、タンクユニット33は、第1給水配管9a、第2給水配管9b、給湯用混合弁22、ふろ用混合弁23、第1給湯配管24、および第2給湯配管25を有している。第1給水配管9aの一端は水道等の水源に接続され、第1給水配管9aの他端には減圧弁31を介して第2給水配管9bおよび第3給水配管9cが接続され、これらによって給水管路9が構成されている。第2給水配管9bは、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22とふろ用混合弁23とに接続されている。また、給湯配管21は、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22およびふろ用混合弁23に接続されている。第2給湯配管25の途中には、第2給湯配管25を開閉するふろ用電磁弁26と、第2給湯配管25を通る湯の流量を検出するふろ用流量センサ45とが設けられている。
給湯用混合弁22およびふろ用混合弁23は、給湯配管21から供給される高温湯と、第2給水配管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、使用者がリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成し、第1給湯配管24および第2給湯配管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、第1給湯配管24から給湯栓34、さらに給湯栓34と蛇口50とをつなぐ出湯配管47を経由して、使用者が使用するシャワーやカラン等の給湯先である蛇口50に供給される。さらに、第1給湯配管24には給湯用流量センサ51が設けられており、第1給湯配管24を流れる湯水の流量を検出し、制御部36で把握可能となっている。一方、ふろ用混合弁23で設定温度に調整された湯は、第2給湯配管25からふろ用電磁弁26、ふろ用流量センサ45、ふろ往き配管27、ふろ戻り配管28を経て浴槽30に供給される。
三方弁11は、水導出口配管10とHP往き配管14とが連通する形態と、温水導出配管20bとHP往き配管14とが連通する形態、の2つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通する形態、HP戻り配管15と第1バイパス配管16とが連通する形態、第1バイパス配管16と第2バイパス配管17とが連通する形態、送湯配管13と第2バイパス配管17とが連通する形態、の4つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。
制御部36は、内蔵する記憶部(図示せず)に図2に示すようなデータテーブルを記憶している。図2に示すデータテーブルは、貯湯式給湯機35の製造時にあらかじめ当該記憶部に記憶させたものである。図2に示すデータテーブルは、貯湯式給湯機35から給湯先である蛇口50までの出湯配管47の配管長に対する、貯湯式給湯機35からの出湯流量の想定値を示すもので、住宅における一般的な給湯用の配管である10Aサイズの配管で出湯配管47が構成されているという前提で設定されている。配管長が長くなればなるほど配管での圧力損失が増大するため、出湯流量は減少する。本発明では、リモコン44の操作部46から使用者によって入力された配管長L(m)に対し、制御部36が図2のデータテーブルを利用して、貯湯式給湯機35からの出湯流量の想定値を決定する。例えば、入力された配管長Lが12(m)だった場合、出湯流量の想定値は8リットル/分となり、入力された配管長Lが24(m)だった場合、出湯流量の想定値は6リットル/分となる。なお、出湯流量の配管長に対する想定値の設定は、本例以外にも、例えば配管長を変数とした数式により計算するようにしてもよい。また、記憶部は上記データテーブルと同様、貯湯式給湯機35の製造時に、前述の10Aサイズの配管の単位長さあたりの容量Q0を記憶している。この容量Q0は例えば0.08(リットル/m)である。
また制御部36は、以下のようにして蛇口50を開いてから設定温度の湯が出湯され始めるまでの所要時間を、内蔵する演算部(図示せず)で演算し、リモコン44の表示部60に表示する。まず、使用者によって入力された配管長Lから、記憶部に記憶された図2のデータテーブルにより出湯流量の想定値を決定する。続いて、配管長Lと容量Q0とから、貯湯式給湯機35から蛇口50までの間の出湯配管47の容積Q1を演算する。さらに、容積Q1を先に決定した出湯流量の想定値で除すことで、貯湯式給湯機35から出湯した設定温度の湯が出湯流量の想定値で出湯した場合に配管長Lだけ離れた蛇口50で出湯するまでに要する時間である所要時間Tが算出される。
次に、動作について説明する。本実施の形態では、蛇口50を開いてから、設定温度の湯が出湯され始めるまでの所要時間をリモコンに表示する。図3は、蛇口50を開く操作を行ったときに、設定温度の湯が出湯され始めるまでの所要時間をリモコンに表示するために、制御部36により実行されるフローチャートである。なお、このフローは繰り返し実行される。
ステップS1では、リモコン44から入力された配管長Lを用いて、蛇口50からの出湯流量の想定値を図2のデータテーブルから決定するとともに、出湯配管47の容積Q1を演算する。さらに、決定した出湯流量の想定値と容積Q1から、入力された配管長Lでの蛇口50から出湯された場合の設定温度の湯が出湯されるまでの所要時間Tを演算する。以上でステップS1での動作を終了し、次の所要時間Tの補正処理の工程を経て、ステップS2に進む。なお、この所要時間Tの補正処理の工程については複数のケースがあるため後述する。以下の説明ではまず、所要時間Tの補正が無かった場合について説明する。ステップS1で例えば、入力された配管長Lが16(m)であった場合、図2のデータテーブルから蛇口50からの出湯流量の想定値は8リットル/分と決定される。さらに、容積Q1は16(m)に容量Q0を掛けて1.28リットルと算出される。この1.28リットルを出湯流量の想定値で除して、所要時間Tは9.6秒と算出される。
ステップS2では、蛇口50からの出湯が開始されたかどうかを、給湯用流量センサ51で水流を検知するかどうかにより監視し、水流が検知されない場合は、本フローを終了する。一方で、水流を検知した場合は出湯が開始されたと判断し、ステップS3に進む。
ステップS3では、リモコン44の表示部60に所要時間Tを表示する。このとき、リモコン44の表示部60を見ている使用者にとって小数点以下の時間は大きな意味を持たないため、小数点以下の数値を切り上げて表示する。例えば、所要時間Tが9.6秒と算出された場合は、10秒と表示部60に表示する。さらにステップS3では、給湯用流量センサ51で水流を検出し始めてからの経過時間をT1(秒)としてカウントを開始する。以上の動作のあとステップS4に移行する。
ステップS4では、リモコン44の表示部60の所要時間の表示を、T´(=T−T1)に更新して、ステップS5に移行する。これにより、蛇口50から出湯が開始された時の所要時間の表示が時間の経過とともにカウントダウンされるので、使用者にとってあとどのくらいで蛇口50から設定温度の湯が出湯されるのかが分かりやすくなる。
ステップS5では、都度更新される所要時間T´がゼロになったかどうかを監視し、ゼロになっていない場合は、ステップS2に戻りフローを継続する。一方でゼロになったら、ステップS6に進む。ステップS6では、設定温度の湯が蛇口50から出湯されたので、リモコン44の表示部60での表示の目的が達成できたので表示を終了し本フローを終了する。
以上、本実施の形態1の構成および動作により、蛇口50を開く操作を行ったときに、設定温度の湯が出湯され始めるまでの所要時間をリモコンに表示することができる。このため、給湯機側と反対側となる出湯先側に温度センサを設置したり、その温度センサの検出値を給湯機側に取り込む構成を必要とすることなく、簡単な構成で、使用者に設定温度の湯の出湯までの時間を報知可能な給湯システムを提供することが可能となる。
なお前述の例では、配管長Lが16(m)のとき、所要時間Tが10秒と表示する場合について具体的に述べたが、例えば配管長Lが25(m)の場合は、図2のデータテーブルから蛇口50からの出湯流量の想定値は6リットル/分と決定される。さらに、容積Q1は25(m)に容量Q0を掛けて2.0リットルと算出される。この2.0リットルを出湯流量の想定値で除して、所要時間Tは20秒と算出され、リモコン44の表示部60に表示される。このように、配管長Lが長くなると、それに応じて所要時間Tの表示の値が大きくなる。
次に、図3の所要時間Tの補正処理の工程の複数のケースについて順に説明する。図4は、所要時間Tの補正処理の工程の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、図3でのステップS1とステップS2との間で実行されることで、所要時間Tの補正を行う。
図4において、ステップS7では、リモコン44の操作部46に入力された出湯温度の目標値である設定温度が、あらかじめ設定された所定温度(例えば40度:貯湯式給湯機35の製造時に設定される)以上かどうかを制御部36が判断し、40度以上の場合には、ステップS8に進み、所要時間Tを増加させる補正を行う。この補正は例えば所要時間Tに1以上の数(例えば1.1)を掛けることで行ってもよいし、所定の値(例えば3秒)を加えることで行ってもよい。これにより補正された所要時間Tを新たな所要時間Tとして図3のステップS2に進む。一方で、設定温度が40度未満の場合は補正処理を行わずにステップS2に進む。これは、設定温度が一般的に想定される外気温度に対し、大きな差がある場合は、貯湯式給湯機35から出湯した最初の湯が蛇口50に至るまでの出湯配管47およびその周りの環境の温度と出湯温度との差が大きくなり、初期の出湯が冷やされることで温度が低下する分を加味したものである。
次に、図3の所要時間Tの補正処理の工程の2つめのケースについて説明する。図5は、所要時間Tの補正処理の工程の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、図3でのステップS1とステップS2との間で実行されることで、所要時間Tの補正を行う。
図5において、ステップS9では、外気温センサ70で検出された外気温度が、あらかじめ設定された所定温度(例えば20度:貯湯式給湯機35の製造時に設定される)以下かどうかを制御部36が判断し、20度以下の場合には、ステップS10に進み、所要時間Tを増加させる補正を行う。この補正は例えば所要時間Tに1以上の数(例えば1.1)を掛けることで行ってもよいし、所定の値(例えば3秒)を加えることで行ってもよい。これにより補正された所要時間Tを新たな所要時間Tとして図3のステップS2に進む。一方で、外気温度が20度を超える場合は補正処理を行わずにステップS2に進む。これは、外気温度が低い場合は、貯湯式給湯機35から出湯した最初の湯が蛇口50に至るまでの出湯配管47およびその周りの環境により冷やされることで温度が低下する分を加味したものである。
次に、図3の所要時間Tの補正処理の工程の3つめのケースについて説明する。図6は、所要時間Tの補正処理の工程の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、図3でのステップS1とステップS2との間で実行されることで、所要時間Tの補正を行う。このケースの場合、制御部36は、直前の出湯終了を給湯用流量センサ51の検出値から検出し、出湯が終了してからの経過時間をカウントしている状態となっている。
図6において、ステップS11では、出湯が終了してからの経過時間が、あらかじめ設定された所定時間(例えば10分:貯湯式給湯機35の製造時に設定される)以下かどうかを制御部36が判断し、10分以下の場合には、ステップS12に進み、所要時間Tを減少させる補正を行う。この補正は例えば所要時間Tに1未満の数(例えば0.9)を掛けることで行ってもよいし、所定の値(例えば2秒)を減ずることで行ってもよい。これにより補正された所要時間Tを新たな所要時間Tとして図3のステップS2に進む。一方で、経過時間が10分を超える場合は補正処理を行わずにステップS2に進む。これは、前回の出湯が終了してからしばらくは、貯湯式給湯機35から出湯した所定温度の湯が蛇口50に至るまでの出湯配管47に残存しており、その周りの環境により冷やされることなく残っていることで、その後の新たな出湯時には出湯温度の低下が抑制されることを加味したものである。
なお、図3の所要時間Tの補正処理の工程について上記のようにいくつかのケースを説明したが、これらは単独で実施してもよいし、任意の複数を組合せて実施してもよい。その場合、前述の効果に加えて、蛇口50を開く操作を行ったときの設定温度の湯が出湯され始めるまでの所要時間のリモコンでの表示値を、より正確なものとすることができる。
実施の形態2.
次に、本発明の他の実施の形態について説明する。なお、構成については実施の形態1と同様であるので図1を参酌するとして説明を省略する。図7は、本発明の他の実施の形態の動作の一例を示すフローチャートである。このフローチャートは、実施の形態1の図3でのステップS2とステップS3との間に新たなステップS13とステップS14を加えたものである。従って、ステップS1からステップS6については実施の形態1と同様であるので説明を省略する。
図7において、ステップS2の条件が成立しステップS13に移行すると、ステップS13では、制御部36は給湯用流量センサ51での検出値が、図2のデータテーブルから選択された想定値(例えば、配管長Lが16(m)の場合8リットル/分)より小さいかどうかを制御部36が判断し、想定値より小さい場合には、ステップS14に進み、所要時間Tを増加させる補正を行う。この補正は例えば所要時間Tに1以上の数(例えば1.1)を掛けることで行ってもよいし、所定の値(例えば3秒)を加えることで行ってもよい。これにより補正された所要時間Tを新たな所要時間TとしてステップS3に進む。一方で、給湯流量センサ51の検出値が想定値以上の場合は補正処理を行わずにステップS3に進む。これは、図2のデータテーブルの想定値は蛇口50などの出湯先の器具が全開された場合を想定して設定されているものであるのに対し、実際に使用者が使用するとき、蛇口を絞って使うなどで流量が想定値よりも少ない場合には、貯湯式給湯機35から出湯した湯が蛇口50に至るまでの時間が実質的に長くなることを加味したものである。
なお、本実施の形態2の構成および動作は、単独で行ってもよいし、前述の所要時間Tの補正処理の工程についてのいくつかのケースを単独あるいは、任意の複数を組合せて、これと併せて実施してもよい。その場合、前述の効果に加えて、蛇口50を開く操作を行ったときの設定温度の湯が出湯され始めるまでの所要時間のリモコンでの表示値を、より正確なものとすることができる。
1 圧縮機、3 水冷媒熱交換器、4 膨張弁、5 冷媒循環配管、6 空気熱交換器、
7 HPユニット、8 貯湯タンク、8a 水導入口、8b 水導出口、
8c 温水導入口、8d 温水導入出口、9 給水管路、 9a 第1給水配管、
9b 第2給水配管、9c 第3給水配管、10 水導出口配管、11 三方弁、
12 熱源ポンプ、13 送湯配管、14 HP往き配管、15 HP戻り配管、
16 第1バイパス配管、17 第2バイパス配管、18 四方弁、
20 ふろ用熱交換器、20a 温水導入配管、20b 温水導出配管、
21 給湯配管、22 給湯用混合弁、 23 ふろ用混合弁、24 第1給湯配管、
25 第2給湯配管、26 ふろ用電磁弁、27 ふろ往き配管、28 ふろ戻り配管、
29 ふろ循環ポンプ、30 浴槽、31 減圧弁、33 タンクユニット、
34 給湯栓、35 貯湯式給湯機、36 制御部、37 ふろ往き温度センサ、
38 ふろ戻り温度センサ、42,43 貯湯温度センサ、44 リモコン、
45 ふろ用流量センサ、46 操作部、47 出湯配管、50 蛇口、
51 給湯用流量センサ、60 表示部、70 外気温センサ

Claims (7)

  1. 給湯機からの出湯を、出湯配管を通して給湯先から出湯させる給湯システムであって、
    当該給湯機は、
    前記給湯先から視認できる場所に設置され、該給湯機の動作に必要な情報を入力するための操作部と、該給湯機の動作状態を表示する表示部と、を有するリモコンと、
    前記リモコンで前記操作部から入力された出湯目標温度となるように、前記出湯の温度を制御する出湯温度制御部と、
    前記操作部から入力された、前記給湯機から前記給湯先までの前記出湯配管の配管長を用いて、前記給湯先から給湯が開始されてから前記出湯目標温度の湯が前記給湯先で出湯されるまでの所要時間を演算し当該所要時間を前記表示部に表示する、所要時間推定部と、
    を、備えたことを特徴とする給湯システム。
  2. 前記所要時間推定部は、
    前記操作部から入力された、前記出湯配管の配管長の値が第一の値のときの前記所要時
    間を第一の所要時間として前記表示部に表示し、
    前記第一の値よりも大きい第二の値を前記操作部に入力された場合の前記所要時間を、前記第一の所要時間よりも長い第二の所要時間として前記表示部に表示すること、
    を特徴とする、請求項1に記載の給湯システム。
  3. 前記所要時間推定部は、
    前記操作部から入力された、前記出湯目標温度の値が第三の値のときの前記所要時間を第三の所要時間として前記表示部に表示し、
    前記第三の値よりも大きい第四の値を前記操作部に入力された場合の前記所要時間を、前記第三の所要時間よりも長い第四の所要時間として前記表示部に表示すること、
    を特徴とする、請求項1または2に記載の給湯システム。
  4. 前記給湯機は、外気温度を検出する外気温度センサを備え、
    前記所要時間推定部は、
    前記外気温度センサで検出された外気温度の値が第五の値のときの前記所要時間を第五の所要時間として前記表示部に表示し、
    前記第五の値よりも小さい第六の値が前記外気温度センサで検出された場合の前記所要時間を、前記第五の所要時間よりも長い第六の所要時間として前記表示部に表示すること、
    を特徴とする、請求項1から3のいずれか1つに記載の給湯システム。
  5. 前記給湯機は、前記出湯先からの出湯が終了してから次回の出湯が開始されるまでの経過時間をカウントする経過時間カウント手段を備え、
    前記所要時間推定部は、
    前記経過時間カウント手段でカウントした経過時間の値が第七の値のときの前記所要時間を第七の所要時間として前記表示部に表示し、
    前記第七の値よりも小さい第八の値が前記経過時間カウント手段でカウントされた場合の前記所要時間を、前記第七の所要時間よりも短い第八の所要時間として前記表示部に表示すること、
    を特徴とする、請求項1から4のいずれか1つに記載の給湯システム。
  6. 前記給湯機は、前記出湯先への出湯流量を検出する出湯流量検出手段を備え、
    前記所要時間推定部は、
    前記操作部から入力された前記配管長に応じて前記制御部が設定する出湯流量の値が第九の値のときの前記所要時間を第九の所要時間として前記表示部に表示し、
    前記第九の値よりも小さい第十の値が前記出湯流量検出手段で検出された場合の前記所要時間を、前記第九の所要時間よりも長い第十の所要時間として前記表示部に表示すること、
    を特徴とする、請求項1から5のいずれか1つに記載の給湯システム。
  7. 前記所要時間推定部は、
    前記所要時間を、前記給湯先から給湯が開始されたときに前記表示部に表示を行うとともに、前記給湯が継続している間は、前記表示部での前記所要時間をカウントダウンして表示すること、
    を特徴とする、請求項1から6のいずれか1つに記載の給湯システム。
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