JP2019158275A - 給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】漏水を迅速に判定可能な給湯装置を提供する。【解決手段】給湯装置は、給湯先へ給湯する第一給湯手段と、給湯先への給湯温度を検出する温度検出手段と、給湯先への給湯経路に設けられ、流量に応じたパルスを出力する羽根車式の流量センサと、流量センサの時間当たりパルス数に基づいて、給湯先へ給湯している状態である給湯有であるか、給湯先へ給湯していない状態である給湯無であるかを判定する制御手段と、情報を報知する報知手段とを備える。制御手段は、給湯無のときに温度検出手段の検出温度が所定範囲を超えて変化した場合に、漏水の発生を報知手段により報知する。【選択図】図2
Description
本発明は、給湯装置に関する。
下記特許文献1には、流量センサの検出流量に応じてバーナの加熱を制御する加熱制御手段を備えた給湯装置において、流量センサの検出流量に応じて加熱制御手段によりバーナの加熱が停止されてから、流量センサの検出流量に応じて加熱制御手段によりバーナの加熱が開始されるまでの時間内で、流量センサの検出流量が、給水管が閉止していると判定するための閉止判定用流量より大きい流量となる時間を、流量センサの検出流量が閉止判定用流量未満となるときまで積算する時間積算手段を設け、時間積算手段による積算時間が所定時間以上となったときに、漏水であると判断する技術が開示されている。
上述した従来の技術では、漏水と判定するまでに時間がかかり、短時間で漏水を判定できないという課題がある。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、漏水を迅速に判定可能な給湯装置を提供することを目的とする。
本発明に係る給湯装置は、給湯先へ給湯する第一給湯手段と、給湯先への給湯温度を検出する温度検出手段と、給湯先への給湯経路に設けられ、流量に応じたパルスを出力する羽根車式の流量センサと、流量センサの時間当たりパルス数に基づいて、給湯先へ給湯している状態である給湯有であるか、給湯先へ給湯していない状態である給湯無であるかを判定する制御手段と、情報を報知する報知手段とを備え、制御手段は、給湯無のときに温度検出手段の検出温度が所定範囲を超えて変化した場合に、漏水の発生を報知手段により報知するものである。
本発明によれば、漏水を迅速に判定することが可能となる。
以下、図面を参照して実施の形態について説明する。各図において共通または対応する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を簡略化または省略する。本開示は、以下の各実施の形態で説明する構成のうち、組み合わせ可能な構成のあらゆる組み合わせを含み得る。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、冷凍サイクルであるヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、貯湯タンク8を有するタンクユニット33と、リモコン44とを備える。HPユニット7は、熱源機に相当する。図示の構成では、貯湯式給湯装置35の動作を制御する制御部36がタンクユニット33に内蔵されている。
図1は、実施の形態1による貯湯式給湯装置35を示す図である。図1に示すように、本実施の形態の貯湯式給湯装置35は、冷凍サイクルであるヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、貯湯タンク8を有するタンクユニット33と、リモコン44とを備える。HPユニット7は、熱源機に相当する。図示の構成では、貯湯式給湯装置35の動作を制御する制御部36がタンクユニット33に内蔵されている。
リモコン44は、貯湯式給湯装置35の制御部36に対し、双方向にデータ通信可能に接続されている。リモコン44は、ユーザーインターフェースの例である。制御部36とリモコン44との間の通信は、有線通信でも無線通信でもよい。リモコン44は、浴室に設置されてもよい。リモコン44は、台所に設置されてもよい。異なる場所に複数のリモコン44が設置されてもよい。リモコン44のほかに、例えばスマートフォンのような携帯情報端末が貯湯式給湯装置35のユーザーインターフェースとして使用可能でもよい。
リモコン44は、表示部44a、操作部44b、及び音発生部44cを備える。表示部44aは、例えば、液晶ディスプレイまたは有機ELディスプレイでもよい。表示部44aは、例えば、貯湯式給湯装置35の状態に関する情報、貯湯式給湯装置35の設定内容に関する情報などを表示できる。操作部44bは、使用者が操作するためのボタン、ダイヤル、キーなどを含んでもよい。表示部44aは、操作部の機能を兼ね備えるタッチスクリーンでもよい。音発生部44cは、スピーカを備えており、情報を報知するための音(音声を含む)を発生可能である。表示部44a及び音発生部44cは、報知手段に相当する。
HPユニット7とタンクユニット33との間は、HP往き管14とHP戻り管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33及びHPユニット7が備える弁類、ポンプ類のような各種のアクチュエータの作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。
HPユニット7は、圧縮機2、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、及び空気熱交換器6を冷媒管5にて環状に接続した冷媒回路による冷凍サイクルを備えている。水冷媒熱交換器3は、圧縮機2により圧縮された高温高圧の冷媒と、タンクユニット33から導かれた水との間で熱を交換する熱交換器である。貯湯式給湯装置35は、沸上運転を実施できる。沸上運転は、HPユニット7により貯湯タンク8の水を加熱する運転である。HPユニット7の加熱能力は、単位時間当たりに水に与える熱量であり、単位はワットである。例えば、圧縮機2の電源周波数を可変にすることで、HPユニット7の加熱能力を調整可能である。HPユニット7の加熱能力を変えることで、HPユニット7の消費電力を調整可能である。空気熱交換器6は、大気の熱を低圧冷媒に吸収させる熱交換器である。HPユニット7は、外気を空気熱交換器6へ送風する送風機(図示省略)を備えていてもよい。
タンクユニット33には、以下の各種部品及び配管などが内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。温度による水の密度の違いにより、貯湯タンク8内には、上側が高温で下側が低温の温度成層を形成できる。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aには、第3給水管9cが接続されている。水道等の水源から供給される水は、減圧弁31で所定圧力に調圧された上で、第3給水管9cを通って貯湯タンク8内に流入する。貯湯タンク8の上部に設けられた温水導入出口8dには、貯湯タンク8内に貯留された湯を貯湯式給湯装置35の外部へ供給するための給湯管21と、送湯管13とが接続されている。
沸上運転において、HPユニット7を用いて加熱された高温湯が温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入し、貯湯タンク8内で上から下に向かって徐々に高温湯が蓄積されていく。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサ42,43が高さを変えて取り付けられている。制御部36は、これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより、貯湯タンク8内の貯湯量及び蓄熱量を検出できる。制御部36は、検出された貯湯タンク8内の貯湯量または蓄熱量に応じて、沸上運転の開始及び停止などを制御してもよい。図示の例では、2個の貯湯温度センサ42,43を設けているが、さらに多くの貯湯温度センサを設けてもよい。
タンクユニット33内には、循環ポンプ12及び風呂用熱交換器20が内蔵されている。循環ポンプ12は、各種の配管に湯水を循環させるためのポンプであり、HP往き管14上に設けられている。風呂用熱交換器20は、貯湯タンク8またはHPユニット7から供給される高温湯を利用して、2次側の加熱対象水(浴槽水または暖房用水など)を加熱するための熱交換器である。本実施の形態では、風呂用熱交換器20の2次側の構成として、浴槽30内の湯水を循環させる風呂往き管27と風呂戻り管28を例示し説明する。風呂用熱交換器20は、風呂往き管27と風呂戻り管28の途中に設置されている。また、風呂往き管27と風呂戻り管28の途中には、浴槽水を循環させるための風呂循環ポンプ29と、浴槽30から出た浴槽水の温度を検出するための風呂戻り温度センサ38と、風呂用熱交換器20から出た熱交換後の湯の温度を検出するための風呂往き温度センサ37とが設置されている。
三方弁11は、湯水が流入するaポート及びbポートと、湯水が流出するcポートとを有する流路切替手段である。四方弁18は、湯水が流入するbポート及びcポートと、湯水が流出するaポート及びdポートとを有する流路切替手段であり、4つの経路、a−b、a−c、b−d、c−dの間で流路切替可能に構成されている。また、タンクユニット33は、水導出口管10、温水導入管20a、第1バイパス管16、温水導出管20b、及び第2バイパス管17を有している。水導出口管10は、貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bと三方弁11のaポートとを接続する。HP往き管14は、三方弁11のcポートとHPユニット7の入口側とを接続する。HP戻り管15は、HPユニット7の出口側と四方弁18のcポートとを接続する。送湯管13は、四方弁18のdポートと、貯湯タンク8上部の温水導入出口8dとを接続する。第1バイパス管16は、四方弁18のaポートと、貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cとを接続する。温水導入管20aは、送湯管13の途中から分岐し、風呂用熱交換器20の1次側入口に接続される。温水導出管20bは、風呂用熱交換器20の1次側出口と三方弁11のbポートとを接続する。第2バイパス管17は、HP往き管14における循環ポンプ12とHPユニット7の入口側との間から分岐し、四方弁18のbポートに接続される。
さらに、タンクユニット33は、第1給水管9a、第2給水管9b、給湯用混合弁22、風呂用混合弁23、第1給湯管24、及び第2給湯管25を有している。第1給水管9aの一端は水道等の水源に接続され、第1給水管9aの他端には減圧弁31を介して第2給水管9b及び第3給水管9cが接続されている。第2給水管9bは、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22と風呂用混合弁23とに接続されている。また、給湯管21は、途中から分岐してそれぞれ給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23に接続されている。第2給湯管25の途中には、第2給湯管25を開閉する風呂用電磁弁26と、第2給湯管25を通る湯の流量を検出する風呂用流量センサ45とが設けられている。第1給水管9aに設けられた給水温度センサ49は、水源から供給される低温水の温度である給水温度を検出する。
給湯用混合弁22及び風呂用混合弁23は、給湯管21から供給される高温湯と、第2給水管9bから供給される低温水との流量比を調整することにより、使用者がリモコン44にて設定した設定温度の湯を生成し、第1給湯管24及び第2給湯管25にそれぞれ流入させる。給湯用混合弁22で温度調整された湯は、第1給湯管24から給湯栓34を経由して、第一給湯先(図示省略)へ供給される。第一給湯先は、例えば、シャワーまたはカラン等の蛇口でもよい。給湯用混合弁22及び第1給湯管24は、第一給湯手段に相当する。
給湯流量センサ46及び給湯温度センサ47が第1給湯管24に設置されている。給湯流量センサ46は、第一給湯先への給湯流量を検出する。給湯温度センサ47は、第一給湯先への給湯温度を検出する。
風呂用混合弁23で設定温度に調整された湯は、第2給湯管25から、風呂往き管27及び風呂戻り管28を経て、第二給湯先である浴槽30に供給される。風呂用混合弁23及び第2給湯管25は、第二給湯手段に相当する。
三方弁11は、水導出口管10とHP往き管14とが連通する形態と、温水導出管20bとHP往き管14とが連通する形態、の2つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。四方弁18は、HP戻り管15と送湯管13とが連通する形態、HP戻り管15と第1バイパス管16とが連通する形態、第1バイパス管16と第2バイパス管17とが連通する形態、送湯管13と第2バイパス管17とが連通する形態、の4つの流路形態で、タンクユニット33内の湯水の流路を切り替えて使用する。
沸上運転のときには、以下のようになる。HPユニット7及び循環ポンプ12が運転される。貯湯タンク8内の下部の水が、水導出口8b、水導出口管10、三方弁11、循環ポンプ12、及びHP往き管14を通って、水冷媒熱交換器3に流入する。圧縮機2により圧縮された高温高圧の冷媒が水冷媒熱交換器3に流入する。水冷媒熱交換器3内で加熱された高温の湯は、HP戻り管15、四方弁18、及び送湯管13を通って、温水導入出口8dから貯湯タンク8内に流入する。水冷媒熱交換器3を通過した高圧冷媒は、膨張弁4により膨張及び減圧し、気液二相の低圧冷媒になる。この低圧冷媒は、空気熱交換器6にて大気の熱を吸収することにより蒸発して気化する。この気化した低圧冷媒は、圧縮機2に吸入される。
給湯流量センサ46は、羽根車式の流量センサである。給湯流量センサ46は、第1給湯管24を通る湯の流量に比例するパルスを出力する。以下の説明では、給湯流量センサ46が出力する時間当たりのパルス数を「時間当たりパルス数」と称する。制御部36は、時間当たりパルス数に基づいて、第一給湯先へ給湯している状態である「給湯有」であるか、第一給湯先へ給湯していない状態である「給湯無」であるかを判定する。本実施の形態では、制御部36は、時間当たりパルス数が15Hzより高い場合を「給湯有」と判定し、時間当たりパルス数が15Hz以下である場合を「給湯無」と判定する。この15Hzという閾値は、一例であり、これに限定されるものでないことは言うまでもない。このような閾値は、給湯流量センサ46のパルス検出能力に応じて、好ましい値を選定すべきものである。
制御部36は、「給湯有」と判定した場合には、給湯温度センサ47の検出温度が設定温度に等しくなるように給湯用混合弁22による混合比をフィードバック制御する。制御部36は、「給湯無」と判定した場合には、給湯用混合弁22を動作させない。
「給湯無」のときに第一給湯先で漏水が発生すると、給湯用混合弁22による温度調整がなされないので、給湯温度センサ47の検出温度が変動する。制御部36は、「給湯無」と判定しているときに給湯温度センサ47の検出温度が所定範囲を超えて変化した場合に、漏水の発生をリモコン44の表示部44a及び音発生部44cの少なくとも一方により報知する。このようにすることで、漏水を迅速に検出することが可能となる。音発生部44cにより漏水を報知した場合には、使用者に対してより確実に漏水を知らせることができる。
図2は、実施の形態1において制御部36が実行する処理を示すフローチャートである。まず、ステップS1として、制御部36は、「給湯有」か「給湯無」かを前述したようにして判定する。「給湯無」である場合には、ステップS2として、制御部36は、給湯温度センサ47の検出温度が所定範囲を超えて変化したかどうかを判断する。例えば、給湯温度センサ47の検出温度に15秒間で±1℃以上の変動が生じた場合に、給湯温度センサ47の検出温度が所定範囲を超えて変化したと判断してもよい。
ステップS2で給湯温度センサ47の検出温度が所定範囲を超えて変化した場合には、制御部36は、ステップS3として、漏水が発生していると判定する。続いて、ステップS4として、漏水の発生をリモコン44の表示部44a及び音発生部44cの少なくとも一方により報知する。
制御部36は、「給湯無」のときに給湯温度センサ47の検出温度が第一温度以上になったときに、漏水が発生していると判定し、漏水の発生を表示部44a及び音発生部44cの少なくとも一方により報知してもよい。この「第一温度」は、常温(例えば20℃)よりも高い温度である。漏水が発生していない場合には、第1給湯管24に残留している水の温度は常温になるので、給湯温度センサ47が常温を検出する。これに対し、漏水が発生していると、貯湯タンク8からの高温水が第1給湯管24に流入することで、給湯温度センサ47の検出温度が常温よりも高くなる。このため、「給湯無」のときに給湯温度センサ47の検出温度が「第一温度」以上になった場合には、漏水であると判定できる。「第一温度」は、使用者が設定した給湯設定温度に等しい温度でもよい。
実施の形態2.
次に、図3及び図4を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図3は、漏水が発生している場合の時間当たりパルス数の時間的な変化の例を示す図である。
次に、図3及び図4を参照して、実施の形態2について説明するが、前述した実施の形態1との相違点を中心に説明し、同一部分または相当部分については説明を簡略化または省略する。図3は、漏水が発生している場合の時間当たりパルス数の時間的な変化の例を示す図である。
図3に示す例では、「給湯無」と「給湯有」とが繰り返している。給湯流量が高いほど、時間当たりパルス数は、多くなる。「給湯有」のときの給湯流量は、その都度異なる。このため、「給湯有」のときの時間当たりパルス数は、その都度異なる。「給湯無」のときに給湯流量センサ46がパルスを出力している場合には、漏水の可能性がある。同じ箇所から漏水している場合、漏水の流量は、ほぼ一定になると考えられる。よって、「給湯無」のときに給湯流量センサ46がパルスを出力しており、かつ、「給湯無」のときの時間当たりパルス数が毎回同じような値である場合には、漏水が発生している可能性が高いと考えられる。
以上の観点から、本実施の形態では、「給湯有」と「給湯無」とが繰り返した場合において、「給湯無」のときに給湯流量センサ46がパルスを出力しており、かつ、前回の「給湯無」のときの時間当たりパルス数と、今回の「給湯無」のときの時間当たりパルス数との差が基準よりも小さいときには、制御部36は、漏水が発生していると判定し、漏水の発生を表示部44a及び音発生部44cの少なくとも一方により報知する。このようにすることで、漏水の発生を迅速かつ確実に検出することができる。
図4は、実施の形態2において制御部36が実行する処理を示すフローチャートである。まず、ステップS5として、制御部36は、「給湯有」か「給湯無」かを前述したようにして判定する。「給湯無」である場合には、ステップS6として、制御部36は、給湯流量センサ46がパルスを出力しているかどうかを判定する。本実施の形態では、時間当たりパルス数が1Hz以上である場合に給湯流量センサ46がパルスを出力していると判定し、時間当たりパルス数が1Hz未満である場合には給湯流量センサ46がパルスを出力していないと判定する。給湯流量センサ46がパルスを出力していない場合には漏水は発生していないと考えられるので、ステップS5に戻る。
ステップS6で、給湯流量センサ46がパルスを出力している場合には、制御部36は、そのときの時間当たりパルス数を記憶する。このようにして、制御部36は、「給湯有」と「給湯無」とが繰り返した場合に、各回の「給湯無」のときの時間当たりパルス数を記憶する。ここでは、説明のため、図3に示すように、前回の「給湯無」のときの時間当たりパルス数をαとし、今回の「給湯無」のときの時間当たりパルス数をβとする。
ステップS6からステップS7へ進む。ステップS7では、制御部36は、前回の「給湯無」のときの時間当たりパルス数αと、今回の「給湯無」のときの時間当たりパルス数βとの差が、基準よりも小さいかどうかを判断する。具体的には、|α−β|≦3が成立するかどうかを判断する。|α−β|≦3が成立する場合には、制御部36は、ステップS8として、漏水が発生していると判定する。続いて、ステップS4として、漏水の発生をリモコン44の表示部44a及び音発生部44cの少なくとも一方により報知する。なお、上記では基準値を「3」としたが、基準値の値は、給湯流量センサ46の個体ばらつき及び繰り返しばらつきを考慮し、設定することが望ましい。
制御部36は、所定時間の間に「給湯有」と「給湯無」とが繰り返した場合に上記のようにして漏水を判定するようにしてもよい。この「所定時間」は、短時間で検出できるように、例えば数十分間程度の値に設定してもよい。制御部36は、「給湯有」と「給湯無」とが所定回数以上繰り返した場合に上記のようにして漏水を判定するようにしてもよい。この「所定回数」は、給湯流量センサ46の検出値の繰り返しのばらつきを鑑みて、決定されることが望ましい。
上述した実施の形態1及び2では、さらに、以下のようにしてもよい。制御部36は、風呂用混合弁23による給湯をしているときには、漏水判定を実施しないようにしてもよい。風呂用混合弁23による給湯をしているときには、給湯温度センサ47及び給湯流量センサ46の検出値がばらつく可能性がある。このため、風呂用混合弁23による給湯をしているときには漏水判定を実施しないようにすることで、誤判定をより確実に防止できる。
貯湯式給湯装置35を長期間使用しないときには、使用者は、リモコン44を操作することで、沸上運転を所定期間休止する休止設定を行うことができる。制御部36は、当該休止設定が使用者によってなされているときには、漏水判定を実施しないようにしてもよい。休止設定がなされているときには、使用者が不在であると考えられるので、漏水判定を実施する必要性が低いためである。
「給湯無」のときに給湯流量センサ46がパルスを出力しており、かつ、当日の「給湯無」のときの時間当たりパルス数と、前日の「給湯無」のときの時間当たりパルス数との差が基準よりも小さいときには、制御部36は、漏水であることを表示部44a及び音発生部44cの少なくとも一方により報知してもよい。この場合、例えば、以下のようにしてもよい。当日の「給湯無」のときに記憶された時間当たりパルス数をδとし、前日の「給湯無」のときに記憶された時間当たりパルス数をεとし、|δ−ε|≦3が成立する場合には、制御部36は、漏水が発生していると判定し、漏水であることを表示部44a及び音発生部44cの少なくとも一方により報知する。
リモコン44は、使用者が操作部44bを操作することにより、音発生部44cによる漏水の報知をしないように設定可能でもよい。音発生部44cによる報知を煩わしいと感じる使用者に対しては、表示部44aによる報知だけで十分であると考えられるためである。
2 圧縮機、 3 水冷媒熱交換器、 4 膨張弁、 5 冷媒管、 6 空気熱交換器、 7 HPユニット、 8 貯湯タンク、 9a 第1給水管、 9b 第2給水管、 9c 第3給水管、 10 水導出口管、 11 三方弁、 12 循環ポンプ、 13 送湯管、 14 HP往き管、 15 HP戻り管、 18 四方弁、 20 風呂用熱交換器、 21 給湯管、 22 給湯用混合弁、 23 風呂用混合弁、 24 第1給湯管、 25 第2給湯管、 26 風呂用電磁弁、 27 風呂往き管、 28 風呂戻り管、 29 風呂循環ポンプ、 30 浴槽、 33 タンクユニット、 34 給湯栓、 35 貯湯式給湯装置、 36 制御部、 37 風呂往き温度センサ、 38 風呂戻り温度センサ、 42,43 貯湯温度センサ、 44 リモコン、 44a 表示部、 44b 操作部、 44c 音発生部、 45 風呂用流量センサ、 46 給湯流量センサ、 47 給湯温度センサ、 49 給水温度センサ
Claims (9)
- 給湯先へ給湯する第一給湯手段と、
前記給湯先への給湯温度を検出する温度検出手段と、
前記給湯先への給湯経路に設けられ、流量に応じたパルスを出力する羽根車式の流量センサと、
前記流量センサの時間当たりパルス数に基づいて、前記給湯先へ給湯している状態である給湯有であるか、前記給湯先へ給湯していない状態である給湯無であるかを判定する制御手段と、
情報を報知する報知手段とを備え、
前記制御手段は、前記給湯無のときに前記温度検出手段の検出温度が所定範囲を超えて変化した場合に、漏水の発生を前記報知手段により報知する給湯装置。 - 前記制御手段は、前記給湯無のときに前記温度検出手段の検出温度が第一温度以上になったときに、漏水の発生を前記報知手段により報知する請求項1に記載の給湯装置。
- 前記第一温度は、使用者が設定した給湯設定温度に等しい請求項2に記載の給湯装置。
- 前記給湯有と前記給湯無とが繰り返した場合において、前記給湯無のときに前記流量センサがパルスを出力しており、かつ、前回の前記給湯無のときの前記時間当たりパルス数と、今回の前記給湯無のときの前記時間当たりパルス数との差が基準よりも小さいときには、前記制御手段は、漏水の発生を前記報知手段により報知する請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の給湯装置。
- 前記報知手段は、前記漏水の発生を音により報知する音発生部を備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
- 前記報知手段は、前記漏水の発生を音により報知する音発生部と、前記漏水の発生を表示により報知する表示部と、前記音発生部による報知をしないように設定可能な操作部とを備える請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の給湯装置。
- 給湯経路の異なる第二の給湯先へ給湯する第二給湯手段を備え、
前記制御手段は、前記第二給湯手段による給湯をしているときには、漏水判定を実施しない請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の給湯装置。 - 貯湯タンクと、
貯湯タンクの水を加熱する加熱手段とを備え、
前記制御手段は、前記加熱手段による加熱を休止する休止設定が使用者によってなされているときには、漏水判定を実施しない請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の給湯装置。 - 前記給湯無のときに前記流量センサがパルスを出力しており、かつ、当日の前記給湯無のときの前記時間当たりパルス数と、前日の前記給湯無のときの前記時間当たりパルス数との差が基準よりも小さいときには、前記制御手段は、漏水であることを前記報知手段により報知する請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の給湯装置。
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