JP2009174811A - 給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】給湯管を閉状態にせず、給湯用のセンサを利用して早期に漏水を検知できる給湯装置を提供する。
【解決手段】給湯装置Aは、給水管19から入水される水の流量を検出する流量センサ23の検出流量に応じて、加熱制御手段4aによりバーナ1の加熱が停止されてから、流量センサ23の検出流量に応じて加熱制御手段4aによりバーナ1の加熱が開始されるまでの時間で、且つ、流量センサ23の検出流量が、給水管19が閉止していると判定するための閉止判定用流量より大きい流量となる時間を積算する時間積算手段4cと、時間積算手段4cによる積算時間が所定時間以上となったときに、漏水であると判断する漏水判断手段4bとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、給湯装置の漏水を検知する技術に関する。
従来、給湯装置の漏水を検知する手法として、例えば装置下部に電極の通電により水が溜まったことを検知する漏水センサを取り付ける手法がある。しかし、この場合、給湯用のセンサに加えて漏水センサを取り付ける必要がある上、漏水センサの電極を通電させる程度に水が溜まらないと漏水を検知できないため、漏水センサの取り付け位置の設定が難しい。このため、漏水センサを取り付けず、使用者や点検者が目視で確認する方法も取られるが、この場合、目視確認を頻繁に行うのは煩雑であるため、漏水が検知されるまでに時間が掛かってしまう可能性がある。そして、漏水が検知されるまでに時間が掛かると、例えば業務用の給湯装置で熱交換器に穴開きが生じた場合、使用量が多い等で穴が比較的早く大きくなり、検知までに多く流出してしまう。
これに対して、貯湯タンクからの給湯を閉止する閉止弁を備えた貯湯式の給湯装置において、給湯用のセンサを利用して給湯装置の漏水を検知する手法が提案されている(例えば、特許文献1を参照)。特許文献1の給湯装置では、閉止弁を閉止したとき、給水流量検出器により検知された給水源からの給水流量と、給湯流量検出器により検知された貯湯タンクから端末への給湯流量との差が所定値以上である場合に、漏水していると判断する。このように流量の変化から漏水を判断することで、早期の漏水検知が可能となる。
特開2006−132891号公報
しかしながら、一般に使用される給湯装置において、貯湯式でなく、給水管を水が流れたことによりガスバーナを点火して水を加熱し、給湯管を介して湯を供給する瞬間式の場合、閉止弁を備えず、使用者が給湯栓を開けると給水管を水が流れる構成であることが多い。また、閉止弁を備えていたとしても、この閉止弁による給湯管の閉止は異常時の給湯停止を目的として使用するもので、通常時は開状態を保持するものである。すなわち、瞬間式の給湯装置では、使用者が給湯目的で給湯栓を開けたときに、すぐにガスバーナを点火して湯を供給する必要があるため、正常時に給湯管を閉止すると不都合がある。
本発明は、上記事情に鑑み、給湯管を閉状態にせず、給湯用のセンサを利用して早期に漏水を検知できる給湯装置を提供することを目的とする。
本発明の給湯装置は、給水管と、該給水管に接続された熱交換器と、該熱交換器を加熱するバーナと、該熱交換器に接続された出湯管と、該給水管に流れた流量を検出する流量センサと、該流量センサの検出流量に応じて該バーナの加熱を制御する加熱制御手段とを備えた給湯装置において、前記流量センサの検出流量に応じて前記加熱制御手段により前記バーナの加熱が停止されてから、該流量センサの検出流量に応じて該加熱制御手段により該バーナの加熱が開始されるまでの時間内で、該流量センサの検出流量が、該給水管が閉止していると判定するための閉止判定用流量より大きい流量となる時間を、該流量センサの検出流量が該閉止判定用流量未満となるときまで積算する時間積算手段と、前記時間積算手段による積算時間が所定時間以上となったときに、漏水であると判断する漏水判断手段とを備えることを特徴とする。
かかる本発明において、流量センサの検出流量に応じて加熱制御手段によりバーナの加熱が停止されてから、流量センサの検出流量に応じて加熱制御手段によりバーナの加熱が開始されるまでの時間は、通常は出湯が停止している。しかし、漏水している場合には、バーナの点火が行われないような微小流量が給水管を継続して流れる。このとき、給湯装置では、流量センサの検出流量が把握されるのみで、例えば使用者により給湯管に接続された給湯栓の開閉操作がされて出湯が行われているか否か(出湯の停止時であるか否か)は直接には把握されない。また、漏水時でも使用者が給湯装置を使用することが可能であり、出湯が行われると入水が行われて給水管を通常の流量が流れるので、微小流量が給水管を流れている状態が継続しない。
そこで、時間積算手段は、流量センサの検出流量に応じて加熱制御手段によりバーナの加熱が停止されてから、流量センサの検出流量に応じて加熱制御手段によりバーナの加熱が開始されるまでの時間内で、流量センサの検出流量が、該給水管が閉止していると判定するための閉止判定用流量より大きい流量となる時間を、流量センサの検出流量が閉止判定用流量未満となるときまで積算する。このように時間を積算することで、使用者により出湯が行われて給水管を通常の流量が流れている時間を除いて、微小流量が継続して流れている時間が得られる。
そして、漏水判断手段は、積算時間が所定時間以上となったときに、漏水であると判断する。所定時間は、漏水であることが判断可能なできるだけ短い時間に設定される。なお、積算時間には、漏水でなく、給湯の開始時の流量が上昇していく過渡状態や、給湯の停止時の流量が減少していく過渡状態において、微小流量が流れている時間も含まれることとなるが、所定時間を、少なくともこのような過渡状態での微小流量の累積と想定される時間より長くすることで、使用者による出湯の影響が排除される。これにより、微小流量が流れている状態が継続していることから、漏水であることを適切に判断することができる。したがって、本発明によれば、給湯管を閉状態にせず、給湯用のセンサである流量センサを利用して流量の変化から漏水を判断でき、早期に漏水を検知できる。
また、本発明の給湯装置において、前記時間積算手段は、前記流量センサの検出流量に応じて前記加熱制御手段により前記バーナの加熱が停止されてから、該流量センサの検出流量に応じて該加熱制御手段により該バーナの加熱が開始されるまでの時間として、該流量センサの検出流量が、少なくとも該加熱制御手段により該バーナの加熱が行われない給湯未使用流量以下となってから、該流量センサの検出流量が、該給湯未使用流量を超えるまでの時間を用いることが好ましい。
かかる本発明において、加熱制御手段によるバーナの加熱は、流量センサの検出流量に応じて、検出流量が多くなるときに開始され、検出流量が少なくなるときに停止される。よって、時間積算手段は、流量センサの検出流量を所定の給湯未使用流量と比較して、簡易な処理でバーナの加熱の開始及び停止を判断し、時間を積算することができる。
また、本発明の給湯装置において、前記漏水判断手段により漏水であると判断されたときに、漏水である旨の報知を開始する報知手段を備えることが好ましい。
かかる本発明によれば、使用者は、漏水である旨の報知により、給湯装置の使用を継続しつつ、漏水が生じていることを把握して対処することができる。従って、例えば、使用者による給湯栓の閉め忘れや締めが弱いために漏水が生じている場合、報知により給湯栓を閉めることを使用者に促すことができ、無駄な水の使用を回避できる。また、例えば、熱交換器の穴開き等により漏水が生じている場合、報知により給湯装置の修理等を使用者に促すことができ、無駄な水の使用を回避できると共に、器具の劣化を知らずに使用を継続して器具を損傷することを回避できる。
また、本発明の給湯装置において、前記報知手段は、前記漏水である旨の報知を開始した後、前記流量センサの検出流量が前記閉止判定用流量以下となったときには、該報知を停止することが好ましい。
かかる本発明において、報知手段が漏水である旨の報知を開始した後、流量センサにより流量が検出されなくなったときは、使用者による給湯栓の閉め忘れや閉めが弱い状態で、報知に応じて使用者が給湯栓を閉め直して給湯栓が閉止された(これにより給水管も閉止)状況と考えられる。よって、報知手段は、このような状況では報知を停止することで、不要な報知を防止することができ、使用者は報知から漏水であることを適切に把握できる。
本発明の実施形態について、図1〜図4を参照して説明する。図1は、本実施形態における給湯装置の構成図である。また、図2は、図1の給湯装置における流量センサのパルスと水量との関係を示すグラフである。また、図3は、図1の給湯装置における漏水検知タイマによる時間の積算を示す説明図である。また、図4は、図1の給湯装置における漏水検知処理を示すフローチャートである。
図1に示すように、本実施形態の給湯装置Aは、屋外に設置される給湯装置本体Kと、キッチンや浴室に設置され、給湯装置本体KとワイヤーNにより接続されるリモコンLとを備えている。
給湯装置本体Kは、ガスバーナ1と、ガスバーナ1にガスを供給するガス管2と、ガスバーナ1に燃焼用空気を供給する燃焼ファン3と、ガスの供給量や燃焼用空気の供給量を制御する制御ユニット4とを備えている。また、給湯装置本体Kは、内部を通過する水を加熱する熱交換器5と、供給された水を熱交換器5に通す熱交水路6と、熱交水路6を通る水量等を制御する電動水量コントローラ7とを備えている。
ガスバーナ1は、燃焼ハウジング8内に配置され、燃焼ファン3により燃焼用空気が送り込まれると共に、ガス管2によりガスが供給され強制燃焼する。また、ガス管2には、ガスバーナ1に供給されるガスの供給量を調整するための元電磁弁9、ガバナ比例電磁弁10、及び能力切替電磁弁11,12が設けられている。なお、13は点火電極、14はイグナイタ、15は燃焼炎を検知する為のフレームロッド、16は過熱防止用の温度ヒューズ、17は凍結予防ヒータ18を作動させるための低温感知スイッチである。
熱交水路6は、給水管19、熱交換器管20、及び給湯管21により構成されている。給水管19は、上流側が上水道に接続され、下流側が電動水量コントローラ7の入口に接続されている。この給水管19には、上流側から、水フィルタ兼水抜栓22、給水管19を流れる水量を検出する流量センサ23、給水温を検出する給水サーミスタ24が配置されている。流量センサ23は、羽根車式であり、給水管19中を流れる水量に応じたパルスを送出する。
ここで、図2に、流量センサ23から送出される(制御ユニット4に入力される)パルスと、給水管19中を流れる水量との関係を例示する。図2において、横軸は水量[リットル/分]を示し、縦軸はパルス[pps]を示す。図2に示すように、水量が閉止判定用流量Fth1より大きいときは、パルスは水量が増加するにつれて増加し、水量に応じて値が定まる。また、水量が閉止判定用流量Fth1のときは、パルスの値は所定値Pth1となり、水量が閉止判定用流量Fth1未満では、羽根車が回らず、パルスの値は0となり、水量は実質的に0と検出される。閉止判定用流量Fth1は、給水管19が閉止していると判定するための値であり、本実施形態では、流量センサ23により給水管19を水が流れていることが検出可能な検出下限レベルとなっている。
熱交換器管20は、上流入口側が電動水量コントローラ7の一方出口側に接続され、途中の熱交換器5がガスバーナ1の上方に設けられ、下流出口側が給湯管21に接続されている。また、外壁には過熱防止装置25が設けられ、下流出口側には缶体サーミスタ26が設けられている。缶体サーミスタ26は、熱交換器5を通過する水の温度を検知する。
給湯管21には、凍結を防止する凍結予防ヒータ18、出湯温を検出する出湯サーミスタ27、過圧安全弁兼水抜栓28、湯を出すための給湯栓29が上流側から下流側にわたって設けられている。給湯栓29は、キッチンや浴室に設けられ蛇口から吐出する湯の量を調節する湯栓である。電動水量コントローラ7は、制御ユニット4により通電制御され、給水管19を通過する水量を制御する。なお、給湯装置Aは先止め式であり、通常時は、給湯栓29が開けられて給湯管21から湯が出湯されると給水管19から水が入水され、給湯栓29が閉じられて給湯管21からの出湯が停止されると給水管19からの入水が停止される。
リモコンLは、運転の開始や停止の指示を行う運転スイッチ31、設定温度変更の指示を行う温度設定スイッチ32、給湯温度等を表示する表示器33を備えている。表示器33には、給湯運転において供給する湯の設定温度33a、給湯装置Aが運転状態にあるか否かを示すインジケータ33b、給湯装置Aのガスバーナ1が燃焼状態にあるか否かを示すインジケータ33c、給湯装置Aで漏水が検知されているか否かを示すインジケータ33dが表示される。
制御ユニット4は、CPUやメモリ等からなるマイクロコンピュータ等で構成される電子ユニットである。制御ユニット4は、その機能として、ガスバーナ1による加熱を制御
する加熱制御部4aと、漏水を判断する漏水判断部4bと、漏水の判断のために時間を計測する漏水検知タイマ4cを備えている。
加熱制御部4aは、燃焼ファン3のファン回転数を図示しないモータ等を介して制御することにより、ガスバーナ1への燃焼用空気の供給量を制御する。また、加熱制御部4aは、上述の電磁弁9〜12を通電制御することにより、ガスバーナ1へのガスの供給量を制御する。また、加熱制御部4aは、点火時には、まず燃焼ファン3の回転を開始し、回転が検知されると、ガスバーナ1へのガスの供給を開始すると共に点火電極13及びイグナイタ14を制御してガスバーナ1を点火させる。また、加熱制御部4aは、消火時には、ガスバーナ1へのガスの供給を停止してガスバーナ1を消火し、消火が検知された後、燃焼ファン3の回転を停止する。このとき、給湯装置Aは瞬間式であり、加熱制御部4aは、流量センサ23による検出流量が点火流量以上となったときにガスバーナ1を点火し、流量センサ23による検出流量が消火流量以下となったときにガスバーナ1を消火する。なお、本実施形態において、消火流量は点火流量未満に設定されている。また、点火流量及び消火流量としては、予め定められた固定値を用いてもよく、給湯装置Aに関する設定値や測定値(ガスバーナ1の火力、水温等)に基づいて逐次算出又は選択される値を用いてもよい。
また、漏水判断部4bは、流量センサ23の検出流量に応じて加熱制御部4aによりガスバーナ1の加熱が停止されてから、流量センサ23の検出流量に応じて加熱制御部4aによりガスバーナ1の加熱が開始されるまでの時間内で、流量センサ23の検出流量が、閉止判定用流量Fth1より大きい流量となる時間を、流量センサ23の検出流量が閉止判定用流量Fth1未満となるときまで漏水検知タイマ4cを用いて積算し、積算時間が所定時間(漏水検知時間)以上となったときに、漏水であると判断する。
具体的には、漏水検知タイマ4cは、流量センサ23の検出流量が所定の給湯未使用流量以下となってから、その後、流量センサ23の検出流量が給湯未使用流量を超えるまでの時間で、且つ、流量センサ23の検出流量が、閉止判定用流量Fth1より大きい流量となる時間を積算する。このとき、漏水検知タイマ4cは、流量センサ23の検出流量が閉止判定用流量Fth1未満となり給水管19が閉止していると判定されたときに積算時間を0にリセットする。給湯未使用流量は、少なくとも加熱制御部4aによりガスバーナ1の加熱が行われない流量であり、本実施形態では消火流量が用いられる。また、漏水検知時間は、漏水であることが判断可能なできるだけ短い時間で、且つ、少なくとも給湯の開始時や停止時の過渡状態において流れる微小流量の累積と想定される時間より長くなるように設定される。
ここで、図3を参照して、漏水検知タイマ4cによる時間の積算について説明する。図3は、流量センサ23の検出流量の時間変化を示すグラフであり、横軸は経過時間を示し、縦軸は検出流量[リットル/分]を示している。
図3に示すように、時刻t1で、運転スイッチ31がON状態となり使用が開始され、使用者により給湯栓29が開操作されて給水管19の入水が開始される。そして、時刻t2で、流量センサ23の検出流量が閉止判定用流量Fth1より大きくなる。そして、時刻t3で、流量センサ23の検出流量が増加して消火流量Fth2を超え、時刻t4で、流量センサ23の検出流量が増加して点火流量Fth3となり、加熱制御部4aによりガスバーナ1が点火される。そして、時刻t5で、使用者により給湯栓29が閉操作され、時刻t6で、流量センサ23の検出流量が減少して点火流量Fth3となり、時刻t7で、流量センサ23の検出流量が減少して消火流量Fth2となって、加熱制御部4aによりガスバーナ1が消火される。
時刻t7以降では、漏水が生じていない場合αと漏水が生じている場合βとがそれぞれ示されている。まず、漏水が生じていない場合αでは、時刻t8で、流量センサ23の検出流量が減少して閉止判定用流量Fth1未満となり、時刻t9で、使用者により給湯栓29が開操作されて給水管19の入水が開始され、時刻t10で、流量センサ23の検出流量が閉止判定用流量Fth1より大きくなる。そして、時刻t3,t4と同様に、時刻t11で、流量センサ23の検出流量が増加して消火流量Fth2を超え、時刻t12で、流量センサ23の検出流量が増加して点火流量Fth3となり、加熱制御部4aによりガスバーナ1が点火される。
このとき、時間T1は、使用開始(流量センサ23の検出流量が消火流量Fth2以下)の時刻t1から、流量センサ23の検出流量が消火流量Fth2を超える時刻t3までの時間内で、流量センサ23の検出流量が、閉止判定用流量Fth1より大きい流量となる時刻t2〜t3を示す。また、時間T2は、流量センサ23の検出流量が消火流量Fth2以下となった時刻t7から、流量センサ23の検出流量が消火流量Fth2を超える時刻t11までの時刻t7〜t11を示す。また、時間T3,T4は、時間T2内で、流量センサ23の検出流量が、閉止判定用流量Fth1より大きい流量となる時刻t7〜t8,t10〜t11をそれぞれ示す。
漏水が生じていない場合αでは、時刻t1〜t8で、漏水検知タイマ4cにより時間が積算されていき、時刻t8で積算時間T1+T3に達した時点で積算時間が0にリセットされる。さらに、時刻t8後、漏水検知タイマ4cにより時間が積算されていき、時刻t11の時点で積算時間T4が得られる。
これに対して、漏水が生じている場合βでは、時刻t8〜t10で、漏水により微小流量が流れ続けているため、流量センサ23の検出流量は閉止判定用流量Fth1未満とならない。よって、漏水検知タイマ4cにより、時刻t11の時点で、積算時間としてT1+T2が得られる。このように、漏水により微小流量が流れている時間が積算されていく。
なお、漏水検知タイマ4cは、加熱制御部4aによりガスバーナ1の加熱が開始されたと判断する際には、給湯未使用流量として、消火流量Fth2の代わりに、消火流量Fth2より大きく点火流量Fth3より小さい所定値を用いてもよい。この場合、漏水検知タイマ4cは、流量センサ23の検出流量が消火流量Fth2以下となってから、その後、流量センサ23の検出流量が該所定値を超えるまでの時間を積算することとなる。また、漏水検知タイマ4cは、給湯未使用流量の代わりに、点火流量Fth3を用いてもよい。
また、本実施形態では、流量センサ23の検出流量は、流量センサ23のパルスとして取得され、後述の漏水検知処理で説明するように、この取得されたパルスの値を用いた判断結果に基づいて時間の積算が行われる。なお、パルスの値ではなく、流量自体を用いてもよい。
そして、表示器33のインジケータ33dは、漏水判断部4bにより漏水であると判断されたときに、漏水である旨の報知を開始する。また、表示器33のインジケータ33dは、漏水である旨の報知を開始した後、流量センサ23の検知流量が閉判定用流量Fth1以下となったときに報知を停止する。具体的には、表示器33のインジケータ33dは、漏水である旨を報知するときは点灯し、それ以外は消灯する。
なお、ガスバーナ1は本発明の加熱手段に相当し、加熱制御部4aは本発明の加熱制御手段に相当し、漏水判断部4bは本発明の漏水判断手段に相当し、漏水検知タイマ4cは本発明の時間積算手段に相当し、表示器33は本発明の報知手段に相当する。
次に、本実施形態の給湯装置Aによる漏水検知処理について、図4のフローチャートを参照して説明する。
まず、STEP1で、漏水判断部4bは、運転スイッチ31がON状態であるか否かを判断する。STEP1の判断結果がNO(運転スイッチ31がOFF状態)の場合、STEP1の判断結果がYESとなるまでSTEP1が繰り返される。
STEP1の判断結果がNO(運転スイッチ31がON状態)の場合、STEP2に進み、漏水判断部4bは、流量センサ23のパルスが閉止判定用流量Fth1に対応した所定値Pth1未満か否かを判断する。これにより、給水管19が閉止状態であるか否かが判断される。所定値Pth1は、例えば5[pps]とする。STEP2の判断結果がNO(流量センサ23のパルスが所定値Pth1以上)の場合は、給水管19が閉止状態でない場合であり、STEP3に進み、漏水判断部4bは、流量センサ23のパルスが消火流量Fth2に対応した所定値Pth2以下であるか否かを判断する。所定値Pth2は、例えば20[pps]以下の値とする。
STEP3の判断結果がYES(流量センサ23のパルスが所定値Pth2以下である)の場合は、ガスバーナ1の加熱が行われない微小流量が給水管19を流れている場合であり、STEP4に進み、漏水判断部4bは、漏水検知タイマ4cにより時間を計時する。なお、漏水検知タイマ4cが初期状態又は停止状態のときは漏水検知タイマ4cによる計時が開始される。計時された時間は、流量センサ23の検出流量が、閉止判定用流量Fth1以上で消火流量Fth2以下の微小流量となる時間(図3で例示した場合αにおける時間T1,T3,T4と場合βにおける時間T1,T2)のうち、給水管19が閉止されず微小流量が継続して流れている時間を積算した積算時間を示す。次に、STEP6で、漏水判断部4bは、漏水検知タイマ4cにより計時された時間(積算時間)が所定の漏水検知時間を経過したか否かを判断する。漏水検知時間は、例えば1時間とする。STEP6の判断結果がYES(計時された時間が漏水検知時間を経過した)の場合、微小流量が流れている状態が継続している状況であるので、漏水判断部4bは、漏水であると判断する。そして、STEP7に進み、漏水判断部4bは、表示器33のインジケータ33dにより、漏水である旨の報知を開始する。具体的には、表示器33のインジケータ33dが点灯される。そして、STEP1に戻る。STEP6の判断結果がNO(計時された時間が漏水検知時間を経過していない)の場合、漏水判断部4bは、漏水でないと判断し、そのままSTEP1に戻る。
STEP3の判断結果がNO(流量センサ23のパルスが所定値Pth2より大きい)の場合、使用者により給湯栓29が開操作され、給湯管21からの出湯が開始されて給水管19からの入水が開始されている状況である。この場合、漏水判断部4bは、漏水検知タイマ4cによる計時を停止し、STEP1に戻る。これにより、流量センサ23のパルスが所定値Pth2より大きくなってから、次に流量センサ23のパルスが所定値Pth2以下となるまで(図3に例示した時刻t3〜t7,t11以降)、漏水検知タイマ4cによる計時が停止されるので、漏水検知タイマ4cにより計時される時間に、流量センサ23の検出流量が消火流量Fth2より大きくなる時間が含まれないこととなる。
STEP2の判断結果がYES(流量センサ23のパルスが所定値Pth1未満)の場合は、給湯栓29が閉止され、給湯管21からの出湯が停止されて給水管19からの入水が停止されている状況である。この場合、STEP8に進み、漏水判断部4bは、漏水検知タイマ4cを初期化して初期状態とする。これにより、給水管19が閉止していると判定されると(図3に例示した場合αにおける時刻t1〜t2,t8〜t10)、積算時間が0にリセットされるので、漏水検知タイマ4cにより給水管19を微小流量が継続して流れている時間が積算されていくこととなる。次に、STEP9に進み、漏水判断部4bは、漏水でないと判断し、表示器33のインジケータ33dにより漏水である旨の報知が行われている場合、この報知を停止する。具体的には、表示器33のインジケータ33dが消灯される。これにより、使用者による給湯栓29の閉め忘れや閉めが弱い状態で、報知に応じて使用者が給湯栓29を閉め直して給湯栓29が閉止された(これにより給水管19も閉止)状況では、報知が停止される。そして、STEP1に戻る。
以上が、漏水検知処理である。この漏水検知処理により、給湯管21を閉状態にすることなく、給湯用のセンサである流量センサ23を利用して、流量の変化により早期に漏水を検知することができる。
なお、漏水判断部4bは、インジケータ33dの点灯・消灯の代わりに、表示器33に漏水である旨を示すエラーコードを表示するものとしてもよい。また、漏水判断部4bは、積算時間に応じて、報知のパターンを変更するものとしてもよい。また、給湯装置Aは、報知手段として、リモコンLではなく、給湯装置本体Kに表示器を備えるものとしてもよい。また、給湯装置Aは、報知手段として、漏水である旨を報知するためのブザーを備え、例えば、漏水であると判断した場合にはブザー音を出し、漏水でないと判断した場合にはブザー音を止めるものとしてもよい。
本実施形態における給湯装置の構成図。 図1の給湯装置における流量センサのパルスと水量との関係を示すグラフ。 図1の給湯装置における漏水検知タイマによる時間の積算を示す説明図。 図1の給湯装置における漏水検知処理を示すフローチャート。
符号の説明
A…給湯装置、K…給湯装置本体、L…リモコン、1…ガスバーナ、4…制御ユニット、4a…加熱制御部、4b…漏水判断部、4c…漏水検知タイマ、5…熱交換器、19…給水管、21…給湯管、23…流量センサ、29…給湯栓、33…表示器。

Claims (4)

  1. 給水管と、該給水管に接続された熱交換器と、該熱交換器を加熱するバーナと、該熱交換器に接続された出湯管と、該給水管に流れた流量を検出する流量センサと、該流量センサの検出流量に応じて該バーナの加熱を制御する加熱制御手段とを備えた給湯装置において、
    前記流量センサの検出流量に応じて前記加熱制御手段により前記バーナの加熱が停止されてから、該流量センサの検出流量に応じて該加熱制御手段により該バーナの加熱が開始されるまでの時間内で、該流量センサの検出流量が、該給水管が閉止していると判定するための閉止判定用流量より大きい流量となる時間を、該流量センサの検出流量が該閉止判定用流量未満となるときまで積算する時間積算手段と、
    前記時間積算手段による積算時間が所定時間以上となったときに、漏水であると判断する漏水判断手段とを備えることを特徴とする給湯装置。
  2. 請求項1記載の給湯装置において、
    前記時間積算手段は、前記流量センサの検出流量に応じて前記加熱制御手段により前記バーナの加熱が停止されてから、該流量センサの検出流量に応じて該加熱制御手段により該バーナの加熱が開始されるまでの時間として、該流量センサの検出流量が、少なくとも該加熱制御手段により該バーナの加熱が行われない給湯未使用流量以下となってから、該流量センサの検出流量が、該給湯未使用流量を超えるまでの時間を用いることを特徴とする給湯装置。
  3. 請求項1又は2記載の給湯装置において、
    前記漏水判断手段により漏水であると判断されたときに、漏水である旨の報知を開始する報知手段を備えることを特徴とする給湯装置。
  4. 請求項3記載の給湯装置において、
    前記報知手段は、前記漏水である旨の報知を開始した後、前記流量センサの検出流量が前記閉止判定用流量以下となったときには、該報知を停止することを特徴とする給湯装置。
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