WO2015182005A1 - 貯湯式給湯機 - Google Patents

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尚希 渡邉
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Abstract

 貯湯タンク8の湯水と給湯水とを熱交換させるための給湯用熱交換器52と、貯湯タンク8の上部から給湯用熱交換器52を経由して貯湯タンク8の下部へ導く給湯熱源管路46と、給湯水を給湯用熱交換器52を経由して給湯端末へ導く給水管路9と、給湯熱源管路46の湯水を循環させる給湯熱源ポンプ48と、制御部36と、を備える。制御部36は、給湯運転が開始されたときに、開始直後の給湯期間(給湯開始期間)は熱源側流量Flが最大となるように給湯熱源ポンプ48の出力を制御し、給湯開始期間の経過後は熱源側流量Flが給湯側流量Fkと同量となるように給湯熱源ポンプ48の出力を制御する。

Description

貯湯式給湯機
 本発明は、貯湯タンクに貯留された湯を熱源として給水を加熱して給湯する貯湯式給湯機に関する。
 従来、例えば特許文献1には、貯湯タンク内に貯留された流体を加熱し、この流体をポンプで循環させて熱交換器に送ることにより水を加熱する給湯機が開示されている。また、この給湯機では、熱交換器へ流入する給湯側の湯の流量に応じてポンプの駆動力が制御される。これにより、熱源側の流体の循環流量が増減されるので、給湯側の水は所望の温度を有する湯に加熱される。
日本特開平5-99507号公報
 ところで、給湯運転が行われていない期間においては、熱源側の配管及び熱交換器の内部に残留している湯の熱容量が低下していることがある。このような状態で給湯運転が開始されると、給湯温度が目標温度に到達するまでに時間を要してしまうという問題がある。特に、上記特許文献1の給湯機のように、熱交換器へ流入する給湯側の湯の流量に応じてポンプの駆動力が制御される装置では、給湯湯量に応じてポンプの駆動力が決まるため、給湯運転が開始されたときの給湯湯量が少量の場合等にはこの問題が顕著に現れる。
 本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、貯湯タンクに貯留された湯を熱源として給水を加熱して給湯する貯湯式給湯機において、給湯運転が開始されてから目標とする給湯温度に到達するまでの時間を短縮することのできる貯湯式給湯機を提供することを目的とする。
 本発明に係る貯湯式給湯機は、湯水を貯留させる貯湯タンクと、貯湯タンクに貯留される湯水を加熱する加熱手段と、貯湯タンクの上部から供給される湯水と給湯水とを熱交換させるための給湯用熱交換器と、給湯水を給湯用熱交換器を経由して給湯端末へ導く給水管路と、貯湯タンクの上部から給湯用熱交換器を経由して貯湯タンクの下部へ導く給湯熱源管路と、給湯熱源管路の湯水を循環させる給湯熱源ポンプと、給水管路を流れる湯水の流量である給湯側流量を検知する給湯流量センサと、給湯端末への給湯が行われる給湯運転において給湯熱源ポンプの出力を制御する制御部と、を備え、制御部は、給湯側流量に基づいて、給湯熱源管路を流れる湯水の流量である熱源側流量の目標流量を設定する設定手段を備え、給湯運転が開始されたときに、開始直後の給湯開始期間は熱源側流量が目標流量よりも大流量となるように給湯熱源ポンプの出力を制御し、給湯開始期間の経過後は熱源側流量が目標流量となるように給湯熱源ポンプの出力を制御するように構成されたものである。
 本発明の貯湯式給湯機によれば、給湯運転が開始されてから目標とする給湯温度に到達するまでの時間を短縮することのできる貯湯式給湯機を提供することが可能となる。
本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機を示す構成図である。 本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の沸き上げ運転時の回路構成図である。 本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の給湯運転時の回路構成図である。 給湯熱源ポンプのPWM入力値に対する熱源側流量の関係を示す図である。 本発明の実施の形態1の給湯温度変動抑制制御のフローチャートである。
 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において共通する要素には、同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
実施の形態1.
 図1は、本発明の実施の形態1の貯湯式給湯機の構成図である。貯湯式給湯機35は、タンクユニット33と、ヒートポンプサイクルを利用するHPユニット7と、運転動作指令及び設定値の変更操作を行うためのリモコン44とを備えている。HPユニット7とタンクユニット33とは、HP往き配管14とHP戻り配管15と図示しない電気配線とを介して接続されている。タンクユニット33には、制御部36が内蔵されている。タンクユニット33およびHPユニット7が備える各種弁類、ポンプ類等の作動は、これらと電気的に接続された制御部36により制御される。制御部36とリモコン44とは、相互通信が可能に接続されている。リモコン44には、図示を省略するが、貯湯式給湯機35の状態等の情報を表示する表示部、使用者が操作するスイッチ等の操作部、スピーカ及びマイク等が搭載されている。
 HPユニット7は、タンクユニット33が備える貯湯タンク8から導かれた低温水を加熱するための加熱手段として機能する。HPユニット7は、圧縮機1、水冷媒熱交換器3、膨張弁4、空気熱交換器6を冷媒配管5にて環状に接続し、ヒートポンプサイクルを構成している。水冷媒熱交換器3は、冷媒配管5を流れる冷媒とタンクユニット33から導かれた低温水との間で熱交換を行うためのものである。
 タンクユニット33には、以下の配管及び各種部品が内蔵されている。貯湯タンク8は、湯水を貯留するためのものである。水道等の水源から供給される給水は、第1給水配管9aを通じてタンクユニット33内へ導入される。貯湯タンク8の下部に設けられた水導入口8aは、第3給水配管9cを介して第1給水配管9aに接続されている。第3給水配管9cの途中には減圧弁31が設けられている。第1給水配管9aから第3給水配管9cへ導入される給水は、減圧弁31で規定の圧力に調圧された上で貯湯タンク8内に流入する。
 貯湯タンク8の下部に設けられた水導出口8bには、水導出口配管10の一端が接続されている。水導出口8bの他端は、熱源ポンプ12の吸込側に接続されている。熱源ポンプ12の吐出側は、HP往き配管14を介してHPユニット7の入口側と接続されている。また、タンクユニット33には、三方弁18が内蔵されている。三方弁18は、湯水が流入するaポートと、湯水が流出するb、cポートとを有する流路切替手段である。三方弁18のaポートは、HP戻り配管15を介してHPユニット7の出口側と接続されている。三方弁18のbポートは、送湯配管13を介して貯湯タンク8上部に設けられた温水導入口8dと接続されている。三方弁18のcポートは、バイパス配管16を介して貯湯タンク8の中央部から下部の間に設けられた温水導入口8cと接続されている。
 貯湯タンク8には、HPユニット7を用いて加熱された高温湯がHP戻り配管15及び送湯配管13を通じて温水導入口8dから流入するとともに、低温水が第3給水配管9cを通じて水導入口8aから流入する。これにより、貯湯タンク8には上下部で温度差が生じるように湯水が貯留される。貯湯タンク8の表面には、複数の貯湯温度センサが高さを変えて取り付けられている。より詳しくは、貯湯タンク8の表面の上部には貯湯温度センサ42が取り付けられ、貯湯タンク8の表面の下部には貯湯温度センサ43が取り付けられている。貯湯タンク8内の残湯量は、これら貯湯温度センサ42,43で貯湯タンク8内の湯水の温度分布を検出することにより把握される。制御部36は、検出された残湯量に基づいて、HPユニット7による貯湯タンク8内の湯水の沸上運転の開始、停止などを制御する。
 タンクユニット33には、給湯用熱交換器52が内蔵されている。給湯用熱交換器52の2次側入口は、第2給水配管9bを介して第1給水配管9aに接続されている。給湯用熱交換器52の2次側出口は、給湯配管21を介して給湯栓34に接続されている。以下の説明では、水源の給水を第1給水配管9a、第2給水配管9b、給湯用熱交換器52及び給湯配管21を介して給湯栓34へと導く管路を給水管路9と称し、また、給水管路9を流れる給水を給湯水と称することとする。また、第2給水配管9bの途中には、給水管路9を流れる給湯水の流量である熱源側流量を検知するための給湯流量センサ49が配置されている。
 また、給湯用熱交換器52の1次側入口は、熱源導入配管46aを介して、貯湯タンク8の上部に設けられた温水導出口8eに接続されている。また、給湯用熱交換器52の1次側出口は、熱源導出配管46bを介して、貯湯タンク8の下部に設けられた温水導入口8fに接続されている。以下の説明では、温水導出口8eから導出された貯湯タンク8内の湯水を熱源導入配管46a、給湯用熱交換器52及び熱源導出配管46bを介して温水導入口8fから再び貯湯タンク8内へ戻す管路を給湯熱源管路46と称することとする。また、熱源導出配管46bの途中には、給湯熱源管路46の湯水を循環させるための給湯熱源ポンプ48が配置されている。さらに、熱源導出配管46bの途中には、給湯熱源管路46を流れる湯水の流量である熱源側流量を検知するための給湯熱源流量センサ50が配置されている。給湯栓34から出湯された高温湯は給湯端末である蛇口などの混合水栓51に供給され、低温の水道水と混合された上で使用者に利用される。
 次に、本実施の形態に係る貯湯式給湯機の動作について説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の沸き上げ運転時の回路構成図である。尚、ここでいう沸き上げ運転とは、HPユニット7を利用して沸き上げた湯を貯湯タンク8内に貯える運転のことである。この沸き上げ運転時には、三方弁18は、aポートとbポートとが連通しcポートが閉状態となるように制御される。これにより、HP戻り配管15と送湯配管13とが連通するとともに、バイパス配管16側を閉として貯湯タンク8の温水導入口8cへの流路が遮断される。
 沸き上げ運転は、上記のように三方弁18が制御された状態で、熱源ポンプ12とHPユニット7の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク8の水導出口8bから流出する低温水は、水導出口配管10、熱源ポンプ12およびHP往き配管14を経由してHPユニット7に導かれ、水冷媒熱交換器3において加熱されて高温湯となった後、HP戻り配管15、三方弁18および送湯配管13を経由して、貯湯タンク8の温水導入口8dから当該貯湯タンク8内に流入し貯えられる。このような沸き上げ運転が実行されることで、貯湯タンク8の内部では、上層部から高温水が貯えられていき、この高温水層が徐々に厚くなる。
 また、本実施の形態に係る貯湯式給湯機では、貯湯タンク8内に貯留されている高温水の熱源を用いて、水源から供給される給水を加熱する給湯運転が行われる。図3は、本発明の実施の形態1に係る貯湯式給湯機の給湯運転時の回路構成図である。給湯運転は、蛇口などが開かれたことを受けて、給湯熱源ポンプ48の運転を開始することにより実行される。その結果、貯湯タンク8の上部に貯留されている高温湯は、温水導出口8eから熱源導入配管46aを経由して給湯用熱交換器52の一次側に導入される。この際、第2給水配管9bを流れる低温水は給湯用熱交換器52の二次側に導入される。導入された低温水は給湯用熱交換器52において一次側の高温湯との熱交換によって加熱され高温湯となる。高温湯となった後の給水は、給湯配管21を経由して給湯栓34へ供給される。このような給湯運転が実行されることで、蛇口などの混合水栓51から連続して湯が出湯される。
 なお、本実施の形態に係る貯湯式給湯機において給湯運転が開始されると、制御部36は、給湯流量センサ49により検知される給湯側流量(すなわち給湯用熱交換器52の二次側流量)に基づいて、給湯熱源ポンプ48の回転数を調整するためのパルス幅変調(以下、PWM)入力値を演算する。より詳しくは、制御部36は、給湯温度が目標給湯温度となるための熱源側流量の目標流量を設定する。ここでは、給湯流量センサ49により検知される給湯側流量が熱源側流量の目標流量とされる。そして、制御部36は、給湯熱源流量センサ50により検知される熱源側流量が目標流量となるためのPWM入力値を演算し、給湯熱源ポンプ48の回転数を調整する。なお、上記熱源側流量の目標流量の設定は、給湯側流量に基づいて熱源側流量の目標流量を設定する設定手段の具体例を示している。
 次に、本実施の形態に係る貯湯式給湯機の特徴的動作について説明する。本実施の形態に係る貯湯式給湯機は、給湯運転時の給湯熱源ポンプ48の制御に特徴を有している。以下、具体例を交えながら本実施の形態に係る貯湯式給湯機の給湯運転における給湯熱源ポンプ48の制御について詳細に説明する。図4は、給湯熱源ポンプのPWM入力値に対する熱源側流量の関係を示す図である。制御部36には、図4に示すような給湯熱源ポンプ48のPWM入力値に対する熱源側流量Flの特性が予め記憶されている。使用者により混合水栓51が操作されて給湯運転が開始されると、給湯流量センサ49により現在の給湯側流量Fkが検出される。そして、熱源側流量Flが検出された給湯側流量FkとなるようなPWM入力値が図4に示す関係から特定される。制御部36は特定されたPWM入力値を用いて給湯熱源ポンプ48を動作させる。例えば、給湯運転における給湯流量センサ49の検出値、すなわち給湯側流量Fkが5L/minであれば、給湯熱源ポンプ48は熱源側流量Y=5L/minとなる給湯熱源ポンプ48のPWM値X=50%の入力で給湯熱源ポンプ48を駆動させる。
 尚、上述した例では、給湯側流量Fkと同量を熱源側流量Flの目標流量としてPWM入力値を算出したが、給湯用熱交換器52における熱交換率を考慮して、熱源側流量Flの目標流量を給湯側流量Fkよりも大流量に設定してもよい。つまり、例えば、給湯運転時の給湯側流量Fkが5L/minであれば、給湯熱源ポンプ48は熱源側流量Y=7L/minとなる給湯熱源ポンプ48のPWM値X=70%の入力で給湯熱源ポンプ48を駆動させてもよい。
 上述した制御によれば、給湯運転において、熱源側流量Flが検出された給湯側流量Fk以上となるように給湯熱源ポンプ48の回転数が制御されるので、給湯側流量Fkが変化した場合であっても、目標給湯温度を維持することができる。
 ここで、本実施の形態の貯湯式給湯機では、給湯運転が行われていない期間に給湯熱源管路46及び給湯用熱交換器52の熱容量が低下していることがある。このような状態で給湯運転が開始されると、給湯温度が目標温度に到達するまでに時間を要してしまうという問題がある。そこで、給湯運転の開始から目標給湯温度に到達するまでの時間を短縮させるための対策として、例えば給湯運転における熱源側流量Flを給湯側流量Fkよりも大きく設定することが考えられる。但し、熱源側流量Flを給湯側流量Fkよりも大きくし過ぎると、無駄な中温水が貯湯タンク8に生成されてしまい、沸き上げ効率が悪化してしまう。
 そこで、本実施の形態の貯湯式給湯機では、給湯運転が開始された直後の給湯開始期間(例えば、5秒間)は熱源側流量Flが給湯側流量Fkよりも大きくなるように給湯熱源ポンプ48を制御し、運転開始期間の経過後は熱源側流量Flが給湯側流量Fkと同流量となるように給湯熱源ポンプ48を制御することとする。また、給湯運転中に給湯側流量Fkが変動した場合は、給湯側流量変動量ΔFkに応じて熱源側流量ΔFlを変化させるように給湯熱源ポンプの回転数を変動させる。例えば、給湯運転中に給湯側流量Fkが5L/minから3L/minに変動した場合は、熱源側流量Flがその変動量ΔFk=2L/minと同じ流量分、すなわちΔFl=2L/min分だけ減少するようにPWM値Xの入力を50%から30%へ減少させる。また、給湯運転中に給湯側流量Fkが5L/minから8L/minに変動した場合は、熱源側流量Flがその変動量ΔFk=3L/minと同じ流量分、すなわちΔFl=3L/min分増加するように、PWM値Xの入力を50%から80%へ増加させる。
 このように、本実施の形態の貯湯式給湯機によれば、給湯運転が開始された直後の給湯開始期間は熱源側流量Flを給湯側流量Fkよりも大きくして目標給湯温度に到達するまでの時間を有効に短縮することができる。また、給湯開始期間の経過後は熱源側流量Flが給湯側流量Fkと同流量になるように給湯熱源ポンプ48の回転数が制御されるので、無駄な中温水が残らず再沸き上げ時に効率の悪化を防ぐことができ、給湯温度の低下を招くことなく目標給湯温度の湯を出湯することが可能となる。
 次に、フローチャートを参照して本発明の実施の形態の貯湯式給湯機における給湯運転の具体的処理について詳細に説明する。図5は、本発明の実施の形態1において制御部36により実行されるルーチンのフローチャートである。図5に示すルーチンでは、先ず、給湯流量センサ49が流量を検出したか否かが判定される(ステップS1)。その結果、給湯流量センサ49未だ流量を検知していない場合には、本ステップが繰り返し実行される。
 一方、給湯流量センサ49流量を検知した場合には、給湯運転が開始されたと判断されて、次のステップに移行し、給湯熱源ポンプ48の回転数が最大回転数に制御される(ステップS2)。ここでは、具体的には、PWM入力値Xが100%(つまり最大出力)に制御されて熱源側流量Flが最大流量にされる。
 次に、給湯開始期間が経過したか否かが判定される(ステップS3)。給湯開始期間は、給湯運転が開始されてから予め定められた時間(例えば5秒)が経過するまでの期間である。その結果、未だ給湯開始期間が経過していないと判定された場合には、上記ステップS2に戻って給湯熱源ポンプ48の制御が再度実行される。一方、上記ステップS3において給湯開始期間が経過したと判定された場合には、目標とする給湯温度の給湯運転が可能と判断されて、次のステップに移行し、給湯流量センサ49を用いて現在の給湯側流量が検出される(ステップS4)。次に、給湯熱源ポンプ48の回転数が補正される(ステップS5)。ここでは、具体的には、給湯側流量Fk=熱源側流量Flとなるように給湯熱源ポンプ48のPWM入力値Xが補正される。
 以上説明したように、本実施の形態の貯湯式給湯機では、給湯運転の開始時に熱源側流量が最大となるように給湯熱源ポンプ48の回転数が制御される。これにより、目標とする給湯温度に到達するまでの期間を有効に短縮することができる。また、本実施の形態の貯湯式給湯機では、給湯運転の開始後、給湯開始期間が経過した場合に、給湯側流量Fk=熱源側流量Flとなるように給湯熱源ポンプ48の回転数が補正される。これにより、無駄な中温水が生成されることを抑制することができるので、沸き上げ効率の悪化を防ぐことが可能となる。
 以上、本発明の貯湯式給湯機について実施の形態を挙げて説明したが、前述のように、本発明は上記の形態に限定されるものではない。すなわち、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、給湯運転開始後の給湯開始期間に、熱源側流量が最大となるように給湯熱源ポンプ48の回転数を最大回転数に制御することとした。しかしながら、給湯開始期間における給湯熱源ポンプ48の回転数は最大回転数に限らず、少なくとも通常の給湯熱源ポンプ48の制御における回転数よりも大きい回転数であればよい。
 また、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、給湯開始期間として予め定められた期間を用いることとしたが、給湯温度を検出するセンサを備えることとし、当該検出された給湯温度が目標とする給湯温度に達するまでの期間を給湯開始期間としてもよい。
 また、上述した実施の形態の貯湯式給湯機では、給湯開始期間の経過後、給湯側流量Fk=熱源側流量Flとなるように給湯熱源ポンプ48のPWM値Xを補正することとしたが、給湯用熱交換器52の熱交換率等を考慮して、例えば給湯側流量Fk+2L/min=熱源側流量Flとなるように給湯熱源ポンプ48のPWM入力値Xを補正することとしてもよい。
1 圧縮機、3 水冷媒熱交換器、4 膨張弁、5 冷媒循環配管、6 空気熱交換器、7 HPユニット(加熱手段)、8 貯湯タンク、8a 水導入口、8b 水導出口、8c 温水導入口、8d 温水導入口、8e 温水導出口、8f 温水導入口、9 給水管路、9a 第1給水配管、9b 第2給水配管、9c 第3給水配管、10 水導出口配管、12 熱源ポンプ、13 送湯配管、14 HP往き配管、15 HP戻り配管、16 バイパス配管、21 給湯配管、31 減圧弁、33 タンクユニット、34 給湯栓、35 貯湯式給湯機、36 制御部、42,43 貯湯温度センサ、44 リモコン装置、46 給湯熱源管路、46a 熱源導入配管、46b 熱源導出配管、48 給湯熱源ポンプ、49 給湯流量センサ、50 給湯熱源流量センサ、51 混合水栓、52 給湯用熱交換器

Claims (3)

  1.  湯水を貯留させる貯湯タンクと、
     前記貯湯タンクに貯留される湯水を加熱する加熱手段と、
     前記貯湯タンクの上部から供給される湯水と給湯水とを熱交換させるための給湯用熱交換器と、
     前記給湯水を前記給湯用熱交換器を経由して給湯端末へ導く給水管路と、
     前記貯湯タンクの上部から前記給湯用熱交換器を経由して前記貯湯タンクの下部へ導く給湯熱源管路と、
     前記給湯熱源管路の湯水を循環させる給湯熱源ポンプと、
     前記給水管路を流れる湯水の流量である給湯側流量を検知する給湯流量センサと、
     前記給湯端末への給湯が行われる給湯運転において前記給湯熱源ポンプの出力を制御する制御部と、を備え、
     前記制御部は、
     前記給湯側流量に基づいて、前記給湯熱源管路を流れる湯水の流量である熱源側流量の目標流量を設定する設定手段を備え、
     前記給湯運転が開始されたときに、開始直後の給湯開始期間は前記熱源側流量が前記目標流量よりも大流量となるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御し、前記給湯開始期間の経過後は前記熱源側流量が前記目標流量となるように前記給湯熱源ポンプの出力を制御するように構成されて成る貯湯式給湯機。
  2.  前記制御部は、前記給湯運転が開始されたときに、前記給湯開始期間は前記給湯熱源ポンプの出力を最大出力に制御するように構成されて成る請求項1に記載の貯湯式給湯機。
  3.  前記設定手段は、前記目標流量を前記熱源側流量と同量に設定するように構成されて成る請求項1又は請求項2に記載の貯湯式給湯機。
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