JP5567947B2 - 熱源装置 - Google Patents

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本発明は、浴槽湯水の追い焚き循環路と暖房液体循環通路とを熱的に接続して形成される熱源装置に関するものである。
例えば床暖房に用いる温水マット等の暖房装置に温水等の液体を循環させる循環通路と、浴槽湯水の追い焚き循環通路とを熱的に接続してなる熱源装置が用いられている(例えば、特許文献1、参照)。
図5には、このような複合的な熱源装置の一例が示されている。この熱源装置は、給湯機能と風呂の追い焚き機能と暖房機能とを備えており、暖房装置10(10a〜10c)と浴槽27とを熱的に接続して形成されている。同図において、暖房装置10(10a〜10c)に液体(例えば温水)を循環させる暖房用液体循環通路5は、器具ケース42内に設けられた管路89,90,91,92,93,94,95,96,97,98,99と、器具ケース42の外部に設けられた管路40,41,44,45,59とを有している。
管路40は管路97に接続され、管路41,44は液体合流手段15と管路59と介して管路95に接続され、管路45は液体分岐手段37を介して管路90に接続されている。管路40,41には、暖房装置10aの内部通路51が接続され、管路44,45には、暖房装置10b,10cの内部通路52がそれぞれ接続されている。暖房装置10b,10cは例えば温水マット等の低温暖房装置であり、暖房装置10aは予め定められる高温暖房設定温度(例えば80℃)の液体が供給される、浴室暖房機等の高温暖房装置であり、暖房装置10aには熱動弁12が設けられている。なお、液体分岐手段37と液体合流手段15には、必要に応じ、同図に示している他にも暖房装置を接続することができる。
暖房用液体循環通路5には、該暖房用液体循環通路5に液体を循環させる液体循環ポンプ6と、該液体循環ポンプ6の駆動により循環する液体を加熱する暖房用暖房熱用交換器28(28a,28b)が設けられている。暖房熱用交換器28aの液体導入側には管路95が、液体導出側には管路94がそれぞれ接続されており、暖房熱用交換器28bの液体導入側には管路91が、液体導出側には管路92がそれぞれ接続されている。管路92には、暖房高温サーミスタ33が設けられており、暖房高温サーミスタ33は、暖房熱用交換器28bから出る液体の温度を検出する。
また、管路91は、前記液体循環ポンプ6の吐出側に、管路90と共に接続されており、管路91には、暖房熱用交換器28bに導入される液体の温度を検出する暖房低温サーミスタ36が設けられている。また、液体循環ポンプ6の吸入口側には前記管路93が接続されており、管路93と管路94との間にはシスターン装置100が介設されている。シスターン装置100のタンク容量は、例えば約1〜1.8リットルであり、シスターン装置100は、大気導入通路53を介して大気開放と成している。
暖房熱用交換器28(28a,28b)は、それぞれ、燃焼室24内に設けられており、燃焼室24には、暖房熱用交換器28と共に、暖房熱用交換器28を加熱するバーナ16と、バーナ16の燃焼の給排気を行なう燃焼ファン18とが設けられている。また、燃焼室24と連通して燃焼室25が設けられ、燃焼室25内には、バーナ17と、バーナ17により加熱される給湯熱交換器29(29a,29b)と、バーナ17の燃焼の給排気を行なう燃焼ファン19とが設けられている。
バーナ16,17には、それぞれのバーナ16,17に燃料を供給するガス管31,32が接続されている。これらのガス管31,32は、ガス管30から分岐形成されており、ガス管30には、ガス開閉弁80が介設されている。また、ガス管31には、ガス比例弁86とガス開閉弁81,82が、ガス管32には、ガス比例弁87とガス開閉弁83,84,85がそれぞれ介設されている。これらの弁80〜87はいずれも電磁弁により形成されており、ガス開閉弁80〜85は、対応するバーナ16,17への燃料供給・停止を制御し、ガス比例弁86,87は、対応するバーナ16,17への供給燃料量を弁開度でもって制御する。なお、バーナ16,17の燃焼制御は、図示されていない燃焼制御手段によって、適宜の制御方法により制御される。
前記給湯熱交換器29aの入口側には給水導入通路88が設けられている。この給水導入通路88は、接続通路57と補給水電磁弁46を介して、前記シスターン装置100に接続され、前記暖房用液体循環通路5に接続されている。給水導入通路88の入口側には、給水導入通路88を流れる湯水の量を検出する流量センサ73と入水温度を検出する入水温度センサ74が設けられている。また、熱交換器29bの出口側には給湯通路26が設けられており、給湯通路26の先端側は、適宜の給湯先に導かれている。給湯通路26には、分岐通路70と湯水経路切替弁58を介して前記給水導入通路88が接続されており、給湯通路26には、分岐通路70の分岐部よりも下流側に出湯湯温検出センサ113が設けられ、熱交換器29側に出湯湯温検出センサ114が設けられている。
前記浴槽27には、往管14と戻り管15を有する追い焚き循環通路13が接続されており、この追い焚き循環通路13は、熱交換手段としての液―液熱交換器7を介して、前記暖房用液体循環通路5と熱的に接続されている。なお、暖房用液体循環通路5の液―液熱交換器7を形成する管路89には、液―液熱交換器7の入口に流量制御弁38が設けられている。追い焚き循環通路13には、浴槽湯水を循環させる浴槽湯水循環ポンプ20が設けられ、液−液熱交換器7は、浴槽湯水循環ポンプ20の駆動によって追い焚き循環路13を循環する浴槽湯水を加熱する風呂熱交換器と成している。
また、追い焚き循環通路13には、浴槽湯水の温度を検出する浴槽湯水温検出手段としての風呂温度センサ21と、浴槽湯水の水位を検出する水位センサ22と、追い焚き循環路13の水流を検知する風呂水流スイッチ34とが介設されている。浴槽湯水循環ポンプ20の吸入口側に、戻り管15の一端側が接続され、戻り管15の他端側が循環金具56を介して浴槽27に連通接続されている。浴槽湯水循環ポンプ20の吐出口側には、往管14の一端側が接続され、往管14の他端側は循環金具56を介して浴槽27に連通接続されている。
前記給湯通路26には、分岐通路70の形成部および出湯湯温検出センサ113の配設部よりも下流側に、管路54を介して注湯水ユニット55が接続されている。注湯水ユニット55には風呂用注湯導入通路23の一端側が接続され、風呂用注湯導入通路23の他端側は、前記浴槽湯水循環ポンプ20に接続されている。注湯水ユニット55には、湯張り電磁弁48、湯張り水量センサ49、逆止弁50a,50bが設けられている。なお、熱交換器29から給湯通路26と管路54、注湯水ユニット55、風呂用注湯導入通路23、浴槽湯水循環ポンプ20、液−液熱交換器7、往管14を順に通って浴槽27に至るまでの通路によって、湯張りや注水を行うための湯張り注水通路が構成されている。また、図5の、図中、符号75、77は、ドレン排出通路を示し、符号76は、ドレンを中和する中和手段を示す。
この熱源装置において、暖房装置10の暖房運転を行うときには、バーナ16によって暖房用熱交換器28を加熱し、液体循環ポンプ6を駆動させることにより、暖房用液体循環通路5の液体を図の矢印のように循環させる。つまり、管路95から暖房用熱交換器28aに導入されて暖房用熱交換器28aで加熱された液体は、シスターン装置100を通り、管路93を通って液体循環ポンプ6に導入される。
そして、液体分岐手段37の熱動弁39が開いている状態においては、液体は液体循環ポンプ6の吐出側から管路90側と管路91側とにそれぞれ流れ、管路90側に流れた液体は、管路90,45を順に通って暖房装置10b,10cに導入される。また、液体循環ポンプ6の吐出側から管路91側に導入された液体は、管路91を通って暖房用熱交換器28bに導入され、暖房用熱交換器28bよりさらに加熱されて高温(例えば80℃程度)とされた後、管路92に導入される。
この管路92を通った液体は、暖房装置10aの熱動弁12が開いている状態においては、管路97側と管路89側とにそれぞれ流れ、管路89側(液―液熱交換器7側)に流れた液体は、管路96を通り、管路95に戻る。また、管路97側に流れた液体は、管路40を通って暖房装置10aに導入される。そして、各暖房装置10a〜10cに導入された液体は、対応する管路41,44と液体合流手段15を通り、管路95に戻る。なお、熱動弁12,39が閉じている場合には、その熱動弁12,39に接続されている暖房装置10側への液体の流れ(管路90,45を通しての暖房装置10b,10cへの流れや管路97,40を通しての暖房装置10aへの流れ)は停止される。
また、例えば熱源装置に接続されたリモコン装置からの浴槽湯水の追い焚き指令を受けて、浴槽湯水循環ポンプ20を駆動させて、暖房用液体循環通路5内の液体を液−液熱交換器7に通しながら循環させ、浴槽湯水循環ポンプ20を駆動させて追い焚き循環通路13内に浴槽湯水を図の矢印Hに示すように循環させ、この浴槽湯水と暖房用液体循環通路5を通る液体とを液―液熱交換器7を介して熱交換することにより浴槽27内の湯水の追い焚き動作を行うことができる。この追い焚き動作中には、高温暖房サーミスタ33の温度が設定温度(例えば80℃)となるようにバーナ16の燃焼を行いながら、風呂温度センサ21の検出温度が風呂設定温度となるまで、暖房用液体循環通路5内の液体と追い焚き循環通路13内の浴槽湯水とをそれぞれ循環させる(図の斜線部分、参照)。
さらに、この熱源装置において、浴槽27への湯張り(自動湯張り動作)を行うときには、バーナ17の燃焼によって熱交換器29を通る水を加熱し、前記湯張り注水通路を通して湯を浴槽27に注ぐ。そして、この自動湯張り後、例えば4時間といった保温動作時間中には、風呂温度センサ21の検出温度を取り込み、その検出温度が予め設定される風呂設定温度より予め定められている許容範囲を超えて低下したときには、前記の追い焚き動作を例えば3分間行い、風呂温度センサ21の検出温度が前記風呂設定温度となるようにする保温モードの機能の動作が行われる。
特開平8―35675号公報
ところで、前記のような熱源装置において、例えば保温モード機能の動作において、冬場などは例えば15分おきに3分間の浴槽湯水の追い焚きが行われるが、暖房用液体循環通路5には、1〜1.8リットル程度の液体を貯留しておくシスターン装置100が設けられていて液体の容量が大きく、浴槽湯水温をたった1〜2℃だけ温めるだけの追い焚き動作の度に、暖房用液体循環通路5内を通る容量の大きい液体の温度を設定温度に高めなくてはならず、そのために多くの熱エネルギーを必要とし、かつ、その液体の熱は追い焚き動作終了後は自然放熱して冷却してしまうので熱量が廃棄されてしまうことになるために無駄だった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、熱エネルギーを極力無駄にせずに、暖房運転や風呂の追い焚き運転を行うことができる熱源装置を提供することにある。
本発明は上記目的を達成するために、次の構成をもって課題を解決する手段としている。すなわち、第1の発明は、暖房装置に液体を循環させる暖房用液体循環通路と浴槽に接続される追い焚き循環通路とを有して、該追い焚き循環通路は熱交換手段を介して前記暖房用液体循環通路に熱的に接続され、前記暖房用液体循環通路には、該暖房用液体循環通路に液体を循環させる液体循環ポンプと、該液体循環ポンプの駆動により循環する液体を加熱する暖房用熱交換器と、シスターン装置とが介設され、前記追い焚き循環通路には、浴槽湯水を循環させる浴槽湯水循環ポンプと、前記浴槽湯水の温度を検出する浴槽湯水温検出手段とが設けられ、浴槽湯水の追い焚き指令を受けて前記暖房用熱交換器により前記暖房用液体循環通路内の液体を加熱しながら循環させると共に前記追い焚き循環通路を通して浴槽湯水を循環させることによって、該浴槽湯水と前記暖房用液体循環通路を循環する液体とを前記熱交換手段を介して熱交換し前記浴槽湯水温検出手段の検出温度が予め設定される風呂設定温度となるようにする追い焚き動作の機能を有する熱源装置であって、前記暖房用液体循環通路には前記液体を前記シスターン装置に通さずに循環させるためのバイパス通路と、前記暖房用液体循環通路を循環させる液体の経路をシスターン装置を通して循環させるシスターン側経路と前記シスターン装置を通さずに前記バイパス通路を通して循環させるバイパス側経路とのいずれかに切り替える経路切り替え手段と、前記追い焚き動作の機能によって浴槽湯水を加熱するときに浴槽湯水の加熱開始時温度と風呂設定温度との温度差が予め定められた設定温度以下の時に行われる短時間追い焚き動作時には、前記暖房用液体循環通路内の液体の循環経路が前記バイパス通路となるように前記経路切り替え手段を制御する経路切り替え制御手段が設けられている構成をもって課題を解決する手段としている。
また、第2の発明は、前記第1の発明の構成に加え、前記浴槽湯水温を風呂設定温度まで高めた後、前記浴槽湯水の温度を予め定められた設定間隔毎に浴槽湯水温検出手段により検出し、該検出温度が風呂設定温度よりも予め定められた許容範囲を超えて低下したときには追い焚き動作によって浴槽湯水温を前記風呂設定温度まで高める保温モードの機能を有し、経路切り替え制御手段は前記保温モードの機能の動作時に行われる追い焚き動作時には暖房用液体循環通路内の液体の循環経路が前記バイパス通路となるように経路切り替え手段を制御することを特徴とする。
さらに、第3の発明は、前記第1または第2の発明の構成に加え、前記短時間追い焚きが行われる前のシスターン装置内の液体の温度が予め定められる設定温度以上のときに行われる短時間追い焚き時には、浴槽湯水温検出手段の検出温度が風呂設定温度よりも低い予め定められる追い焚き停止温度となったときに暖房用熱交換器の加熱を停止し、その後、暖房用液体循環通路内の液体の循環経路をシスターン側通路に切り替えて前記暖房用液体循環通路内の液体を循環させ、追い焚き循環通路内の浴槽湯水を循環させることにより、前記暖房用熱交換器の加熱停止時以降にシスターン装置が保有するシスターン保有熱量を利用して前記追い焚き停止温度から前記風呂設定温度までの浴槽湯水の加熱を行うことを特徴とする。
さらに、第4の発明は、前記第1または第2または第3の発明の構成に加え、前記暖房用液体循環通路には予め定められる高温暖房設定温度の液体を供給する高温暖房装置が接続され、該高温暖房装置の運転中には前記暖房用液体循環通路内の液体の循環経路がシスターン側通路となるように経路切り替え制御手段が経路切り替え手段を制御することを特徴とする。
本発明によれば、暖房用液体循環通路には、液体をシスターン装置に通さずに循環させるためのバイパス通路が設けられており、浴槽湯水の加熱開始時温度と風呂設定温度との温度差が予め定められた設定温度以下の時に行われる短時間追い焚き動作時(つまり、前記温度差が小さいために、追い焚き動作時間が予め定められた設定時間以内と推定される時)には、暖房用液体循環通路内の液体の循環経路が前記バイパス通路となるようにするので、短時間追い焚き時には、暖房用液体循環通路の液体を、シスターン装置に通さずにバイパス通路を通して循環させ、容量が大きいシスターン装置内の液体を加熱しなくてすむ分だけ、熱エネルギーの無駄を省くことができる。
なお、暖房用液体循環通路を循環する液体の温度が高いときには、その液体の膨張量が大きく、液体中に気泡が発生しやすいため、暖房用液体循環通路には、大気開放のシスターン装置を設けて、液体膨張が生じたときにはその分だけシスターン装置内の空気量を小さくすることにより液体膨張を吸収したり、気泡を大気に逃がしたりする役割があるが、短時間追い焚きにおいては、暖房用液体循環通路内の液体の加熱時間が短いので、気泡が多く発生するおそれはなく、シスターン装置を通さずに液体循環通路内の液体を循環させても支障は生じない。また、短時間追い焚き以外の追い焚き時には、従来通りにシスターン装置を通して暖房用液体循環通路内の液体を循環させることにより、液体循環を良好に行うようにできる。
また、浴槽湯水の温度を予め定められた設定間隔毎に浴槽湯水温検出手段により検出し、該検出温度が風呂設定温度よりも予め定められた許容範囲を超えて低下したときには追い焚き動作によって浴槽湯水温を前記風呂設定温度まで高める保温モードの機能を設け、経路切り替え制御手段は前記保温モードの機能の動作時に行われる追い焚き動作時には、暖房用液体循環通路内の液体の循環経路が前記バイパス通路となるように経路切り替え手段を制御することにより、保温モードの機能の動作時における追い焚き動作時には、通常、短時間追い焚きとなるので、前記の如く、暖房用液体循環通路内の液体をバイパス側経路を通して循環させることにより、保温モード時の熱エネルギーの無駄を少なくして省エネ化を実現することができる。
さらに、短時間追い焚きが行われる前のシスターン装置内の液体の温度が予め定められる設定温度以上のときに行われる短時間追い焚き時には、浴槽湯水温検出手段の検出温度が風呂設定温度よりも低い予め定められる追い焚き停止温度となったときに暖房用熱交換器の加熱を停止し、その後に、暖房用液体循環通路内の液体の循環経路をシスターン側通路として前記暖房用液体循環通路内の液体を循環させ、追い焚き循環通路内の浴槽湯水を循環させることにより、前記暖房用熱交換器の加熱停止時にシスターン装置が保有するシスターン保有熱量を利用して前記追い焚き停止温度から前記風呂設定温度までの浴槽湯水の加熱を行うことができ、より省エネ化を図ることができる。
さらに、暖房用液体循環通路には予め定められる高温暖房設定温度の液体を供給する高温暖房装置が接続されている場合に、その高温暖房装置の運転中には前記暖房用液体循環通路内の液体の循環経路がシスターン側通路となるようにすることによって、高温暖房装置が接続されている場合には、たとえ短時間追い焚き時であっても、必ずシスターン装置を通すことで、暖房用液体循環通路内で気泡が多く発生してもその気泡を大気に逃がしたり、液体膨張を吸収したりできる。
本発明に係る熱源装置の一実施例のシステム構成と、その動作例を模式的に示す説明図である。 実施例の熱源装置の別の動作例を模式的に示す説明図である。 実施例の熱源装置の制御構成を示すブロック図である。 実施例の熱源装置に設けられている三方弁の動作例を示す説明図である。 従来の熱源装置のシステム構成例を模式的に示す説明図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名称部分には同一符号を付し、その重複説明は省略または簡略化する。
図1には、熱源装置の一実施例のシステム構成が模式図により示されている。この熱源装置のシステム構成は、図5に示した従来例の熱源装置とほぼ同様に構成されているが、本実施例では、従来例と異なり、暖房用液体循環通路5に、液体をシスターン装置100に通さずに循環させるためのバイパス通路43が設けられている。バイパス通路43は、管路94と管路93とを連通させる態様で設けられており、管路93(93a,93b)とバイパス通路43との接続部には、三方弁35が介設されている。三方弁35は、暖房用液体循環通路5を循環する液体を、シスターン装置100を通して循環させるシスターン側経路(図2の矢印、参照)と、前記液体をシスターン装置100を通さずに、バイパス通路43を通して循環させるバイパス側経路(図1の矢印、参照)とを切り替える経路切り替え手段として機能する。なお、この三方弁35の切り替え動作については後述する。
また、本実施例は、図3に示す特徴的な制御構成を有している。つまり、熱源装置の制御装置60内に、利用可熱量算出手段1、浴槽水量推定手段2、追い焚き停止温度算出手段3、メモリ部4、経路切り替え制御手段8、燃焼制御手段9が設けられており、これらの手段1〜4,8,9は、熱源装置のリモコン装置67,68,69に信号接続されている。リモコン装置67は風呂リモコン装置であり、リモコン装置68は、高温暖房装置10aのリモコン装置であり、リモコン装置69は低温暖房装置10b,10cのリモコン装置である。リモコン装置67には風呂設定温度入力操作部63と風呂自動スイッチ64が設けられ、リモコン装置68には暖房運転スイッチ65が、リモコン装置69には暖房運転スイッチ66がそれぞれ設けられている。
暖房運転スイッチ65,66は、対応する暖房装置10a,10b,10cの運転のオンオフ動作指令を行うスイッチであり、暖房運転スイッチ65,66のオンオフ信号は、いずれも燃焼制御手段62に加えられる。なお、暖房運転スイッチ65がオンされると、暖房装置10aの熱動弁12への通電が行われて所定時間(例えば1分)経過後に熱動弁12が開き、暖房運転スイッチ65がオフされると、前記熱動弁12への通電が停止して所定時間(例えば20秒)経過後に熱動弁12が閉じる。また、暖房運転スイッチ66がオンされると、燃焼制御手段6により熱動弁37が開かれ、暖房運転スイッチ66がオフされると、燃焼制御手段6により熱動弁37が閉じられる。
燃焼制御手段9は、暖房運転スイッチ65のオン信号を受けて、バーナ16の燃焼制御および燃焼ファン18の回転制御を行うと共に、液体循環ポンプ6を駆動させる。また、暖房運転スイッチ68のオン信号を経路切り替え制御手段8に加える。経路切り替え制御手段8は、燃焼制御手段9から、暖房運転スイッチ68のオン信号が加えられたときには、三方弁35を、図4(b)に示すように切り替える(元々図4(b)に示す状態のときには、その状態を維持するようにする)。
ここで、燃焼制御手段9は、高温暖房装置10aの運転を行うときには80℃の液体を供給できるように(暖房高温サーミスタ33の検出温度が80℃となるように)バーナ16の燃焼制御および燃焼ファン18の回転制御等を行って、暖房用熱交換器28a,28bを加熱し、暖房用液体循環通路5を循環する液体を加熱する。加熱された液体は、暖房用熱交換器28bから約80℃で導出され、図2の矢印Aに示すように管路92を通り、流量制御弁38の閉状態においては、図2の矢印Bに示すように、管路97,40を順に通って暖房装置10aに供給される。
暖房装置10aに供給された液体は、暖房装置10aの管路51を通るときに放熱して、その温度が例えば60℃程度に下がった状態で、矢印Bに示すように、管路41,59を通り、図2の矢印Cに示すように、管路95を順に通って暖房用熱交換器28aに導入され、暖房用熱交換器28aによって加温される。この加温された液体は管路94を通って導出されるが、このとき、三方弁35の状態は図4(b)に示す状態と成しており、液体は、図2の矢印Dに示すように、シスターン装置100に導入され、シスターン装置100を通った後に、図2の矢印Eに示すように、管路93aを通り、三方弁35を介して管路93bに導入され、液体循環ポンプ6に導入される(シスターン側経路で通る)。その後、液体は、図2の矢印Fに示すように、管路91を通って暖房用熱交換器28bに導入され、暖房用熱交換器28bによって加熱されて、前記と同様にして暖房用液体循環通路5を循環する。
なお、前記流量制御弁38が開いている状態においては、管路92を通った液体は、前記の如く、矢印Bに示したように暖房装置10a側に導入されてから管路95に導入される流れと、矢印B’に示すように、管路89、液―液熱交換器7と管路96を順に通って、管路95に導入される流れとに分かれる。
また、燃焼制御手段9は、低温暖房装置10bの運転を行うときには、通常、60℃の液体を供給できるようにする。なお、このときも、バーナ16の燃焼制御および燃焼ファン18の回転制御等は、高温暖房装置10aの運転時と同様であり、暖房用熱交換器28bからは適宜の温度(例えば約80℃)の液体が導出されるが、燃焼制御手段9は、流量制御弁38は開状態として、液体を、図2の矢印A、B’、C、D、Eに示す順に通すことにより、管路92、管路89、液―液熱交換器7、管路96、管路95、暖房用熱交換器28a、管路94、シスターン装置100、管路93を順に通して、液体循環ポンプ6に導入するようにする。
そして、液体循環ポンプ6から吐出された液体が、熱動弁37の開状態において、図の破線矢印Gに示すように、管路90,45を通って低温暖房装置10b,10cに導入されることで、暖房用熱交換器28bから直接的に液体が導入されるよりも液体の温度が低くなる。低温暖房装置10b,10cを通って放熱し、例えば40℃以下の低温となった液体は、管路44を通り、管路95に導入され、前記と同様に、シスターン側経路で暖房用液体循環通路5を循環する。
なお、低温暖房装置10b,10cに導入される液体の温度調節は、暖房低温サーミスタ36の検出温度に基づき、燃焼制御手段9の制御によって行われるものである。つまり、暖房装置10b,10cの通常運転時には、暖房低温サーミスタ36の検出温度が例えば60℃になるように、低温能力切替熱動弁47の開弁量を調節し、管路94からシスターン装置100に導入される液体に、管路92を通る高温の(暖房熱交換器28bによって例えば80℃に高められた)液体が、管路99,98を通して混合される。
また、低温暖房装置10b,10cの運転開始直後には、これらの低温暖房装置10b,10cの内部通路51,52や管路44,45内の液体が冷えている状態であり、このように液体を冷たい状態から加熱する場合のホットダッシュ運転(コールドスタート)では、例えば15分といった予め定められたホットダッシュ設定時間だけ、暖房低温サーミスタ36の検出温度が例えば70℃になるように低温能力切替熱動弁47の開弁量の調節が行われ、管路92を通る高温の液体が、管路99,98を通して混合される。
なお、低温暖房装置10b,10cと高温暖房装置10aとが共に運転するときには、暖房用熱交換器28bから約80℃で液体が導出され、その液体が管路92を通った後、矢印Bに示す方向と矢印B’に示す方向とに分かれて、それぞれ矢印B、B’に示すように通った後、管路95に導入される。また、低温暖房装置10b,10cのみが運転するときには、管路92を通った後、矢印B’に示す方向に流れて管路95に導入される。
図3に示す風呂設定温度入力操作部63は、浴槽湯水の温度を設定する操作部であり、浴槽湯水温度は、例えば40℃前後の適宜の値に設定される。設定された温度の情報は、燃焼制御手段9と利用可熱量算出手段1に加えられる。風呂自動スイッチ64は浴槽27への自動湯張り動作のオンオフスイッチであり、風呂自動スイッチ64のオンオフ信号は、いずれも燃焼制御手段9に加えられる。
燃焼制御手段9は、風呂自動スイッチ64のオン信号が加えられると、従来例と同様に、バーナ17の燃焼によって熱交換器29を通る水を加熱し、前記湯張り注水通路を通して湯を浴槽27に注ぐ。この際、予めメモリ部4に与えられている浴槽の水位(P)と水量(Q)との関係データ(P−Qデータ)と水位センサ22により検出される検出水位に基づき、浴槽の設定水位まで注湯し、また、風呂温度センサ21により検出される浴槽湯水温が風呂設定温度となるようにする。なお、この自動湯張りの詳細な動作は、これまでに様々な態様が提案されており、本実施例においては、今後提案されるものも含めて、様々な態様が適用できる。
この自動湯張り後、例えば4時間といった保温モードの機能の動作中には、燃焼制御手段9は、風呂温度センサ21の検出温度を例えば予め定められている時間間隔毎に取り込み、その検出温度が予め設定される風呂設定温度より予め定められている許容範囲(例えば2℃)を超えて低下したときには、バーナ16の燃焼制御を行って、暖房用熱交換器28により暖房用液体循環通路5内の液体を加熱しながら循環させると共に、浴槽湯水循環ポンプ20を駆動させ、追い焚き循環通路13を通して浴槽湯水を図1の矢印Hに示すように循環させることによって、該浴槽湯水と暖房用液体循環通路5を循環する液体とを液−液熱交換器7を介して熱交換し、風呂温度センサ21の検出温度が風呂設定温度となるようにする。そして、この保温モード機能の動作中の追い焚き動作時には、燃焼制御手段9は、保温モード機能の動作中の追い焚き動作を行うことを伝える信号を経路切り替え制御手段8に加える。
経路切り替え制御手段8は、前記保温モード機能の動作中の追い焚き動作時には、三方弁35を、図4(a)に示すように切り替え、暖房用液体循環通路5を通して暖房装置10に供給する液体を通す経路を前記バイパス側経路とする。つまり、経路切り替え制御手段8は、保温モード機能の動作中の追い焚き時には、浴槽湯水の加熱開始時温度と風呂設定温度との温度差が、予め定められた設定温度(例えば3℃)以下であり、この時に行われる追い焚き動作は、短時間追い焚き動作であると推定される(つまり、前記温度差が小さいために、追い焚き動作時間が、例えば3分以内といった、予め定められた設定時間以内と推定される)ので、このときには、三方弁35を図4(a)に示すようにし、この状態で、燃焼制御手段9が液体循環ポンプ6を駆動することにより、暖房用液体循環通路5の液体を図1に示すように、矢印A、B’、C、D、I、E、F、A、・・・といった順に循環させる。なお、管路92を通った液体の一部は、途中で、管路99,98を通って管路43に合流する。
また、経路切り替え制御手段8は、短時間追い焚き時であっても、燃焼制御手段9から、暖房運転スイッチ68のオン信号が加えられたときには、高温暖房装置10aの運転が開始されるので、三方弁35を、図4(b)に示すように切り替え、シスターン側経路を通して液体を液体循環通路5の液体を循環させる。また、高温暖房装置10aの運転中に、保温モード機能の動作における追い焚き動作(短時間追い焚き動作)が行われたときには、三方弁35を図4(b)にした状態で維持し、図4(a)に示す状態への切り替えは行わない。
さらに、短時間追い焚きが行われる以前(例えば1〜2分前)に、暖房装置10aの運転が行われていたときなど、短時間追い焚きが行われる前のシスターン装置100内の液体の温度が予め定められる設定温度(例えば70℃)以上のときに行われる短時間追い焚き時には、以下のような動作を行う。すなわち、燃焼制御手段9は、風呂温度センサ21の検出温度が風呂設定温度よりも低い予め定められる追い焚き停止温度となったときにバーナ16の燃焼を停止して暖房用熱交換器28の加熱を停止し、短時間追い焚きの途中停止信号を経路切り替え制御手段8に加える。経路切り替え制御手段8は、短時間追い焚きの途中停止信号を受けて、三方弁35を図4(b)に示す状態に切り替え、暖房用液体循環通路5内の液体の循環経路をシスターン側通路に切り替える。
この状態で、燃焼制御手段9は、暖房用液体循環通路5内の液体を循環させ、また、追い焚き循環通路13内の浴槽湯水を循環させることにより、暖房用熱交換器28の加熱停止時以降にシスターン装置100が保有するシスターン保有熱量を利用して、前記追い焚き停止温度から前記風呂設定温度までの浴槽湯水の加熱を行う。
前記追い焚き停止温度を設定するために、本実施例では、利用可保有熱量算出手段1、浴槽水量推定手段2、追い焚き停止温度算出手段3を設けている。
利用可保有熱量算出手段1は、シスターン装置100内の液体の温度と、シスターン装置100の容量と、風呂設定温度とに基づき、追い焚き動作における暖房用熱交換器28の加熱停止時以降に利用できるシスターン装置100の保有熱量を算出する。利用可保有熱量算出手段1は、例えば短時間追い焚き動作中に暖房低温サーミスタ36の検出温度(Td)を取り込み、その温度をシスターン装置100に貯留される液体の温度として検出する。
また、シスターン装置100の容量をS、風呂設定温度をTs、暖房用液体循環通路5を循環する液体と追い焚き循環通路13を循環する浴槽湯水とを液―液熱交換器7によって熱交換するために必要な温度差(暖房用液体循環通路5を循環する液体の温度を浴槽湯水温よりも高くしなければならない温度差)をTuとすると、追い焚き動作における暖房用熱交換器28の加熱停止時以降に利用できるシスターン装置100の保有熱量を、式(1)により求めることができる。
(Td−Ts−Tu)×S・・・(1)
なお、Tuは、例えば10(℃)であり、一例として、暖房低温サーミスタ36の検出温度Tdが80℃、シスターン装置100の容量Sが1.5リットル、風呂設定温度Tsが40℃とすると、追い焚き動作における暖房用熱交換器28の加熱停止時以降に利用できるシスターン装置100の保有熱量は、45(Kcal)となる。利用可保有熱量算出手段1は、この式(1)により求めた保有熱量値を追い焚き停止温度算出手段3に加える。
浴槽湯水量推定手段2は、メモリ部4に格納されている前記P−Qデータと水位センサ22により検出される短時間追い焚き動作開始時の浴槽湯水の検出水位とに基づいて、浴槽湯水の水量を推定する。なお、浴槽27内に人が入っている場合には、その分だけ水位センサ22による浴槽水位の検出値が高くなり、その値に基づいて推定される浴槽湯水の水量が多くなってしまうので、浴槽湯水量推定手段2は、例えば、水位センサ22の検出水位を時々刻々とまたは予め定められた時間間隔毎に取り込んでおき、短時間追い焚き動作開始時の水位が、その前に取り込んでおいた水位値に比べて許容範囲を超えて高くなっているときには、人が浴槽27に入ったと判断し、その前に取り込んでおいた水位値を短時間追い焚き動作開始時の浴槽湯水の検出水位として浴槽湯水の水量を推定するようにしてもよい。浴槽湯水量推定手段2は、推定される水量値を追い焚き停止温度算出手段3に加える。
追い焚き停止温度算出手段3は、利用可熱量算出手段1により算出した熱量(保有熱量値)と、浴槽湯水量推定手段2により推定される水量と、予め与えられる演算用データとに基づいて追い焚き停止温度を求める。この演算用データとは、例えば、式(2)に示す演算式である。
追い焚き停止温度=風呂設定温度−(保有熱量値)÷浴槽水量・・・(2)
一例として、浴槽湯水量推定手段2によって推定された水量値が225リットルとすると、前記の如く風呂設定温度を40℃とした場合、追い焚き停止温度は、40−45÷225=39.8(℃)となる。
なお、本発明は、前記実施例に限定されるものでなく、適宜設定されるものである。例えば、前記実施例では、経路切り替え制御手段8は、保温モード機能の動作時における追い焚き動作は短時間追い焚き時として、三方弁35を図4(a)に示すようにしたが、保温モード機能の動作時に限らず、浴槽湯水の加熱開始時温度と風呂設定温度との温度差が予め定められた設定温度以下の時に行われる短時間追い焚き動作時には、暖房用液体循環通路5内の液体の循環経路が前記バイパス通路となるように三方弁35を図4(a)に示すようにしてもよい。
また、前記実施例では、短時間追い焚きが行われる前のシスターン装置100内の液体の温度が予め定められる設定温度以上のときに行われる短時間追い焚き時には、浴槽湯水温が追い焚き停止温度となったときに暖房用熱交換器28の加熱を停止し、その後、暖房用液体循環通路5内の液体の循環経路をシスターン側通路に切り替えて暖房用液体循環通路5内の液体を循環させるようにしたが、このような制御は行わず、暖房用液体循環通路5内の液体の循環経路をバイパス側通路としたまま、浴槽湯水温が風呂設定温度となるまで暖房用熱交換器28の加熱を行うようにしてもよい。
さらに、前記実施例では、浴槽湯水の加熱開始時温度と風呂設定温度との温度差が予め定められた設定温度以下の時に行われる短時間追い焚き動作時にのみ、三方弁35を図4(a)に示す状態として、暖房用液体循環通路5を通る液体をバイパス側経路を通して循環させるようにしたが、低温暖房装置10b,10cの定常運転時(ホットダッシュ運転ではなく、暖房装置10b,10cに60℃程度の液体を供給するとき)にも、暖房装置10b,10cによる放熱が少ないとき等、短い時間の加熱ですむ場合もあり、このような場合にも、三方弁35を図4(a)に示す状態として、暖房用液体循環通路5を通る液体をバイパス側経路を通して循環させるようにしてもよい。ただし、高温暖房装置10aの運転が行われるときには、暖房用液体循環通路5を通る液体をシスターン側経路を通して循環させるようにする。
さらに、前記実施例では、給湯機能と風呂の追い焚き機能と暖房機能とを備えた複合装置としたが、給湯機能を有していない装置としてもよい。
さらに、本発明の熱源装置は、例えば前記実施例で設けたガス燃焼を行うバーナの代わりに、石油燃焼用のバーナを設けてもよいし、電熱ヒータを設けてもよい。また、暖房用液体循環通路5内に循環させる液体は、水とは限らず、例えば不凍液等の他の液体としてもよい。
本発明の熱源装置は、浴槽湯水の保温モード機能の動作時等の短時間追い焚き時の運転における熱エネルギーの無駄を少なくできるので、省エネ化が可能となり、例えば家庭用の熱源装置として利用できる。
5 暖房用液体循環通路
6 液体循環ポンプ
7 液−液熱交換器
8 経路切り替え制御手段
9 燃焼制御手段
10 暖房装置
13 追い焚き循環通路
16,17 バーナ
20 浴槽湯水循環ポンプ
21 風呂温度センサ
22 水位センサ
28 暖房用熱交換器
33 暖房高温サーミスタ
35 三方弁
36 暖房低温サーミスタ
43 バイパス通路

Claims (4)

  1. 暖房装置に液体を循環させる暖房用液体循環通路と、浴槽に接続される追い焚き循環通路とを有して、該追い焚き循環通路は熱交換手段を介して前記暖房用液体循環通路に熱的に接続され、前記暖房用液体循環通路には、該暖房用液体循環通路に液体を循環させる液体循環ポンプと、該液体循環ポンプの駆動により循環する液体を加熱する暖房用熱交換器と、シスターン装置とが介設され、前記追い焚き循環通路には、浴槽湯水を循環させる浴槽湯水循環ポンプと、前記浴槽湯水の温度を検出する浴槽湯水温検出手段とが設けられ、浴槽湯水の追い焚き指令を受けて前記暖房用熱交換器により前記暖房用液体循環通路内の液体を加熱しながら循環させると共に前記追い焚き循環通路を通して浴槽湯水を循環させることによって、該浴槽湯水と前記暖房用液体循環通路を循環する液体とを前記熱交換手段を介して熱交換し前記浴槽湯水温検出手段の検出温度が予め設定される風呂設定温度となるようにする追い焚き動作の機能を有する熱源装置であって、前記暖房用液体循環通路には前記液体を前記シスターン装置に通さずに循環させるためのバイパス通路と、前記暖房用液体循環通路を循環させる液体の経路をシスターン装置を通して循環させるシスターン側経路と前記シスターン装置を通さずに前記バイパス通路を通して循環させるバイパス側経路とのいずれかに切り替える経路切り替え手段と、前記追い焚き動作の機能によって浴槽湯水を加熱するときに浴槽湯水の加熱開始時温度と風呂設定温度との温度差が予め定められた設定温度以下の時に行われる短時間追い焚き動作時には、前記暖房用液体循環通路内の液体の循環経路が前記バイパス通路となるように前記経路切り替え手段を制御する経路切り替え制御手段が設けられていることを特徴とする熱源装置。
  2. 浴槽湯水温を風呂設定温度まで高めた後、浴槽湯水の温度を予め定められた設定間隔毎に浴槽湯水温検出手段により検出し、該検出温度が前記風呂設定温度よりも予め定められた許容範囲を超えて低下したときには追い焚き動作によって浴槽湯水温を前記風呂設定温度まで高める保温モードの機能を有し、経路切り替え制御手段は前記保温モードの機能の動作時に行われる追い焚き動作時には暖房用液体循環通路内の液体の循環経路が前記バイパス通路となるように経路切り替え手段を制御することを特徴とする請求項1記載の熱源装置。
  3. 短時間追い焚きが行われる前のシスターン装置内の液体の温度が予め定められる設定温度以上のときに行われる短時間追い焚き時には、浴槽湯水温検出手段の検出温度が風呂設定温度よりも低い予め定められる追い焚き停止温度となったときに暖房用熱交換器の加熱を停止し、その後、暖房用液体循環通路内の液体の循環経路をシスターン側通路に切り替えて前記暖房用液体循環通路内の液体を循環させ、追い焚き循環通路内の浴槽湯水を循環させることにより、前記暖房用熱交換器の加熱停止時以降にシスターン装置が保有するシスターン保有熱量を利用して前記追い焚き停止温度から前記風呂設定温度までの浴槽湯水の加熱を行うことを特徴とする請求項1または請求項2記載の熱源装置。
  4. 暖房用液体循環通路には予め定められる高温暖房設定温度の液体を供給する高温暖房装置が接続され、該高温暖房装置の運転中には前記暖房用液体循環通路内の液体の循環経路がシスターン側通路となるように経路切り替え制御手段が経路切り替え手段を制御することを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3記載の熱源装置。
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