JP2008094396A - スクータ型車両の車体カバー取付け構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】スクータ型車両の車体後部における車体カバーを着脱容易でしかも車体カバーの取付部を露出させないようにしていたずらにより取り外されにくくする。
【解決手段】シートを開閉自在に取り付けた収納ボックス10の開口縁部にフランジ部95を設け、その上端面を平坦にするとともに、適所に穴96を形成する。このフランジ部95の上に、左後部カバー18の上縁部を略水平に内側へ曲げて形成された平坦部93を乗せ、ここから一体に下方へ突部94を穴96と上下方向で係合させる。その後、シートを閉じ、シートの一部をなすシートアンダーカバー16の周縁部100で平坦部93の上を覆い、シートをロックすれば左後部カバー18を取り外せなくなる。また、シートを開けば、左後部カバー18を上方へずらすだけで簡単に取り外し可能になる。
【選択図】図12

Description

この発明はスクータ型車両の車体後部における車体カバー取付構造に関する。
収納ボックスを備えたスクータ型車両は公知である(例えば、特許文献1参照)。このような車両では、収納ボックスを含む車体後部の周囲を車体カバーで覆うとともに、この車体カバーの上端部は、端末処理の関係で収納ボックスの開口部周囲へ形成されたフランジ部の下方へ重ね合わされている。
実公平3−43911号公報
ところで、上記構造において、メンテナンス等の都合により車体カバーを外そうとすれば、まず収納ボックスを支持されている車体フレームから外さなければならず、作業が大がかりになってしまう。そこで本願発明の目的は、メンテナンス時には簡単に取り外すことができ、しかもシートで車体カバーの取付部を覆うことにより車体カバーの取付部を露出させないようにして、意図に反して取り外すことが困難な車体カバーの取付構造を提供することにある。
上記課題を解決するため本願発明に係るスクータ型車両の車体カバー取付け構造は、前輪と後輪の間に設けた低床式フロアの後方に上方へ開放された収納ボックスを設け、その開口部をシートで開閉自在としたスクータ型車両の車体カバー取付構造において、
前記収納ボックスの上端部はフランジ部を有し、前記車体カバーの上端部を当該フランジ部と係合させて取り付け、この取付部をシートで覆うとともに、
前記シートはこのシートの下方に設けられて、収納ボックスの上部を覆うシートアンダーカバーをさらに備え、このシートアンダーカバーは前記フランジ部における車体カバー取付部を覆い、この取付部を露出させないようにしたことを特徴とする。
また、前記フランジ部の上方には、前記シートアンダーカバーの周縁部か重なり、その裏面には内外に間隔をもって下方へ突出形成された一対のリブか設けられ、これらの間に前記シール部材か取付けられる溝が形成され、
前記シートを閉じた際に前記フランジ部に前記シール部材が接することも特徴とする。
さらに、前記フランジ部には、前記シール部材と接するように設けられて上方へ突出する立て壁が一体に形成されていることも特徴とする。
本願発明によれば、収納ボックスの上端部に設けたフランジ部に車体カバーの上端部を係合させて取り付け、この取付部をシートで覆うことにより、収納ボックスのフランジ部上における車体カバーの取付部を露出させないようにして、意図しない状態で取り外すことを防止できる。またシートを開けば、車体カバーの取付部が露出するので、車体カバーをフランジ部から簡単に取り外すことができる。
そのうえ、シートの底部と一体化されてシートの一部をなすシートアンダーカバーを設ければ、シートを閉じたときシートアンダーカバーをシート本体部分よりも十分に大きくしてフランジ部上における車体カバーの取付部を覆って、取付部を露出させるないようにすることができる。したがって、シートを閉じておけば、車体カバーの取付部がシートの一部であるシートアンダーカバーで覆われて取り外し不可能になる。
また、前記フランジ部の上方に重なるシートアンダーカバーの周縁部裏面に内外に間隔をもって下方へ突出形成された一対のリブを設け、これらの間に溝を形成してシール部材を取付けることができる。
さらに、フランジ部にシール部材と接するように設けられて上方へ突出してシール部材に接する立て壁を一体に形成することもできる。
以下、図面に基づいて一実施例を説明する。図1は本実施例に係るスクータ型車両の全体側面図、図2は車体カバー類等の分解図、図3は車体後部における車体カバー側面図、図4は収納ボックス及びリヤフェンダの平面図、図5は図4の5−5線断面図、図6は収納ボックスの斜視図、図7はシートキャッチカバー取付状態を示す要部平面図、図8はシートキャッチ取付状態の要部断面図、図9は図7の9−9線断面図、図10は図3の10−10線断面図、図11は図3のX矢示図、図12は図3の12−12線断面図である。
まず、図1によりスクータ型車両全体の概略構造を説明する。図中の符号1は前輪、2はステムヘッド、3はステアリングステム、4はハンドル、5はステムヘッド2から車体中心を斜め下がりに後方へ延びるメインフレーム、6は左右一対で設けられる後部フレーム、7はスイング式パワーユニット、8は後輪、9はリヤクッション、10はヘルメット等を収納可能な大容積の収納ボックス、11はシート、12はグリップ、13はリヤフェンダである。
メインフレーム5と後部フレーム6からなる車体フレームは、メインフレーム5の後部から後部フレーム6の前部にかけての部分が鞍部をなし、この部分に低床式フロア14が設けられるとともに、その下方において、後部フレーム6により燃料タンク15が支持されている。
低床式フロア14より後方が車体後部であり、この部分の車体カバーは、図2にも示すように、シート11の下方に設けられて収納ボックス10の上部を覆うシートアンダーカバー16、収納ボックス10の前方を覆う前部カバー17、車体左側を覆う左後部カバー18、同右側を覆う右後部カバー19、中央カバー20を備える。
図2中の符号21はフロントカバー、22は左右のフロントフェンダーカバー、23はレッグシールド、24はハンドルカバー、25はフロアアンダーカバーである。
次に車体後部の収納構造を説明する。図3に明らかなように、収納ボックス10はシート11及び各車体カバー(16,17,18,19,20)により覆われている。収納ボックス10の形状は図4乃至図6に最も明らかに示されている。
なお、図4はシートキャッチ及びシートキャッチカバーを除いた収納ボックス10へリヤフェンダ13を一体に取付けた状態を示し、図5はこれらの後部フレーム6に対する取付を示している。
これらの図に示すように、収納ボックス10は上方へ開口する本体部30と、その後部から後方へ延長する後方延長部31を一体に設けてあり、後方延長部31は上方に開口する前部32とその後方で下方に開口する後部33で構成され、後部33の開口部は下方でリヤフェンダ13の前部34により覆われている。
後部33とリヤフェンダ13の前部34とによって囲まれた空間が補機収納空間35をなし、ここに補機類の一例であるオイルタンク36が収納されている。オイルタンク36の前部に形成された給油口37は、前部32の後部側方に形成された開口部38より上方へ突出している。
前部32は本体部30の後部に棚状に形成された部分であり、その車幅方向両側にシートキャッチのボルト通し穴40が設けられ、両ボルト通し穴40間は一段高いリヤクッション収納部41と、一段低いバッテリ収納部42になっている。
前部32の後部中央及び後部33の後端部左右2ヶ所の計3ヶ所には、リヤフェンダ13の締結部43a、43bが設けられ、ビス44でリヤフェンダ13と締結一体化されている(図5)。
後部33の中央部には、前側の左右2ヶ所及び後側の中央一ヶ所に開口部45が計3ヶ所設けられ、これを利用してグリップ12が取付けられている。
図5に示すように、本体部30の底部46は、斜め上がりに後方へ延び、その前端部には取付部47が設けられ、ボルト48により後部フレーム6のステー49に設けられたナット部へ締結される。
底部46の後部は前部32の下方で上方へ凸の段部をなし、ここに左右の後部フレーム6の後端部6b近傍間に形成されたクロスプレート50が収容される。クロスプレート50はこの左右の後部フレーム6間に架け渡されている。
後部33の中央部内側にはブラケット52が当接され、ビス53により後部33へ取付けられるとともに開口部45に対応して計3ヶ所の一体設けられたカラー54が開口部45内へ嵌合され、ここで、中央カバー20とともにグリップ12が共締めされる。
後側の締結部43bは、後部33から一体に後方へ突出する突起部をなし、ここにはリヤフェンダ13と一体形成された後部壁55の上端を前方へ屈曲して形成された係止部56が重ねられ、ビス44で締結部43bと締結するようになっている。
リヤフェンダ13の前部34は上向きに開放された箱状をなし、その底部は略水平であって、その後部には取付リブ57が一体に下方へ突出形成され、かつその近傍に貫通穴13bが形成されている。この貫通穴13bを通って、オイルタンク36の底部から下方へ一体突出形成された突部36aを突出させて取付リブ57に重ね合わせ、ボルト58及びナット59により締結一体化するようになっている。
リヤフェンダ13の左右両側前端部は、平面視(図4)で後方へ下がった段部13aをなし(図では車体右側の段部は下側になって見えてない)、この段部13aに近接して後部フレーム6の後端部6bが位置し、その結果、後部フレーム6は補機収納空間35の前方に位置することになる。
この収納ボックス10は全体を樹脂により形成されるが、従来の車体フレームに代わって後方延長部31及びリヤフェンダ13を支持するものであるから極めて大きな強度が必要になる。そこで、所定の強度を得るため、ポリプロピレン等の熱可塑性樹脂とガラス長繊維を積層した積層シートを原料にして、流動成形法により成形されている。
すなわちこの流動成形法は、例えば予めガラス長繊維をニードルパンチした40wt%程度のスワールマットと、耐熱、耐候処理を施した60wt%程度のポリプロピレンを積層した積層シートから所定量のブランク材を切り出し、この切り出したブランク材をヒータ等によって樹脂融点より高い200〜220℃程度に加熱して樹脂を溶融させ、流動しやすい状態にした後、加熱したブランク材を金型に移載し、ただちに型締めしてプレスすることにより成形される。
次にシートキャッチの取付構造について説明する。図5及び図7乃至図9に示すように、前部32上へ取付けられるシートキャッチ60は車幅方向へ長いボックス状をなし、その車幅方向両側に設けられた取付脚61、62は高さの異なる段違い状をなし、それぞれにはボルト通し穴が設けられている。
そのうちの取付脚61のボルト通し穴はリヤクッション収納部41上のボルト通し穴40と一致し、他方の取付脚62は下方へ延出し、そのボルト通し穴はバッテリ収納部42上のボルト通し穴40と一致し、ここでボルト63によりクロスプレート50のナット51と締結される。なお、シートキャッチ60の後部中央からも後方へステー64が延出し、ここにナット65が一体に設けられている(図5)。
シートキャッチ60の中央部には、スリット66が設けられ、シート11の底板に予め取付けられているシートロック金具67がスリット66へ入ると、ロック機構68によりロック可能になっている。
このロック機構68は、シートロックケーブル69により操作される。このシートロックケーブル69は中央カバー20の上部に露出するキーシリンダ70(図3)のキー操作で操作される。また、スタンドロックの操作ケーブル71によっても操作される。
シートキャッチ60は、シートキャッチカバー72で覆われ、さらにその上はシートアンダーカバー16で覆われる。シートキャッチカバー72の前側下部には爪73が下方へ突出して一体に形成され、バッテリ収納部42の前縁部に形成されたスリット穴74へ差し込まれてれている。
また、シートキャッチカバー72の後部は、シートキャッチ60より後方部分で車幅方向へ間隔をもって形成されたボルト通し穴をステー64のナット65に重ね、上方からボルト75により締結することにより一体化されている(図7)。
さらに、シートキャッチカバー72の車幅方向両端部のうち、リヤクッション収納部41側は、ボルト63を内側に収納してリヤクッション収納部41に当接し、他側はバッテリ収納部42のボルト63より上方で、前部32の側端部に上方へ突出形成された立ち上がり部32aに当接することにより、側方立ち上がり部32a、バッテリ収納部42、取付脚62及び付シートキャッチカバー72の間で閉空間を形成し、この空間を利用してスタンドロック用の操作ケーブル71が通されている。
シートキャッチ60の取付により、シートキャッチ60とバッテリ収納部42の間には比較的大きな空間76が形成され、この空間76内にバッテリ77が収納されている。
また、リヤクッション収納部41下方のクロスプレート50には、下方へ延びる略コ字状のブラケット78が設けられ、このブラケット78にリヤクッション9の上端取付部9aがボルト79a及びナット79bにより取付けられている。
次に、車体後部左側における車体カバーの取付構造について説明する。なお、車体右側の説明は省略するが左側と同様構造である。図3に示す左後部カバー18は、前部上下に設けられた係合部80で前部カバー17へ係合し、上部においては、その前部及び中間部に締結部81a、81bが設けられ、前側の締結部81aは前部カバー17とビス止めされ、後側の締結部81bは収納ボックス10に対してビス止めされ、かつ中間部2ヶ所の係合部82で収納ボックス10へ係合し、後部の係合部83で中央カバー20の側部と係合している。
さらに下部においては、その前部に下方へ突出して一体に設けられた突部84においてフロア14へビス止めされ、かつ後部では中央カバー20の下端側部と重ねられた締結部85においてビス86の締結により結合されている。
図10に示すように、係合部80は、左後部カバー18の内壁面から車幅方向に沿って車体内方へ突出するフック87を有し、その先端係合部88は下向きに屈曲して略鈎状をなし、内側に重なる前部カバー17に形成されているスリット89を貫通させてから左後部カバー18を下方へずらすことにより、先端係合部88がスリット89の下端縁89aへ係合するようになっている。この構造は上下の係合部80とも同様である。
図11に示すように、前側の締結部81aは、左後部カバー18の内壁面から車幅方向に沿って車体内方へ突出する舌片状をなし、かつ内方に開放されたスリット90が取付時に車幅方向へ沿って長く形成されている。この締結部81aを前部カバー17の上端後側部に形成された斜面部91(図3)へ重ねられて斜め上方からビスにて締結される。
なお、締結部81aは前部カバー17に対してビス止めすることにより前後及び上下方向の位置決めが可能になるが、外側方へは位置決めされず、この方向の位置決めは前記係合部80によって行われる。但し、締結部81aのビス止め部にスリット90を設けることにより、左後部カバー18の型抜き方向とスリット90の方向を一致させることにより、左後部カバー18の成形を容易にしている。
締結部81bも同様構造であるが、取付対象が収納ボックス10であり、その側部に形成されたナット部92(図4)へ重ねられて上方からビス止めされる。
図12は前部の締結部82を示し、左後部カバー18の上部は略水平に車体内方へ突出する平坦部93をなし、かつその裏側の一部に下方へ一体に突出する突部94が形成されている。
一方、収納ボックス10の側部上端は肉厚のフランジ部95をなし、その上端面は平坦に形成されて、ここに平坦部93が重なるとともに、その一部に設けられている溝96に突部94が係合する。この溝96は収納ボックス10の成形と同時に形成され。また、フランジ部95の上端面内側には、上方へ突出する立て壁97が一体に形成されている。
フランジ部95の上方には、シートアンダーカバー16の周縁部100が重なり、その裏面には内外に間隔をもって下方へ突出形成された一対のリブ101、102が設けられ、これらの間にシール部材98が取付けられる溝103が形成されている。
この溝103内には、両リブ101、102間をつなぐ仕切壁状のリブ104が形成され、このリブ104の下端部は内外のリブ101、102よりも下方突出量が少なく、その下端部でシール部材98を接着するようになっている。
なお、この構造における凹凸関係は逆でもよく、図13に示すように、平坦部93側に係止穴105を設け、フランジ部95側にこれと係合する係合突部106を設けてもよい。
次に、本実施例の作用効果を説明する。図3及び図10乃至図13等に明らかなように、車体カバーの一部をなす左後部カバー18及び右後部カバー19を取り付けるには(以下、左後部カバー18のみについて説明し、右後部カバー19側は同様にできるので説明を省略する)、まず、シート11を開き、左後部カバー18を本来の取付位置よりも若干上方へずらした状態で、収納ボックス10の側方から係合部80のフック87を前部カバー17のスリット89へ差し込んでから全体を下方へずらす。
すると、フック87の先端係合部88がスリット89の下端縁89aへ係合するとともに、左後部カバー18の上端部である平坦部93が収納ボックス10の上端部であるフランジ部95上に重なり、その上面に開口して形成された溝96に係合部82の突部94が係合する。
これにより、左後部カバー18は、収納ボックス10に対して車幅方向において位置決めされ、かつ、前後の締結部81a及び81bはそれぞれ、前部カバー17の斜面部91及び収納ボックス10のナット部92へ重なるので、ここでビスによりそれぞれの相手側部材と締結する。
このとき、後部側ではリブ状に下方へ突出する係合部83が、予め後方延長部31に取り付けられた中央カバー20の側縁部で前後方向中間部に形成された係合穴へ係合し、かつ後方下部の締結部85が中央カバー20の下端部に設けられている締結部と重なるのでここでビス86により締結し、さらに前側下部の突部84をフロア14へビス止めする。
その後、シート11を閉じると、シート11の底部と一体化されてシート11の一部をなすシートアンダーカバー16は、図示により明らかなように、シート本体部分よりも十分に大きくなっているので、図12に示すように、フランジ部95上における左後部カバー18の取付部を覆い、シートキャッチ60によりロックすれば、その後ロック解除してシート11を開かない限り取付部を露出させることができなくなる。
したがって、シート11を閉じてロックしておけば、取付部がシート11の一部であるシートアンダーカバー16で覆われて取り外し不可能になるから、左後部カバー18を意図しない状態で取り外すことを防止できる。
一方、ロックを解除してシート11を開けば、取付部を露出させることができ、その結果、各締結部81a及び81bのビスを外し、かつ左後部カバー18を上方へずらせば、係合部80及び82が係合を解くため、簡単に外すことができ、このとき収納ボックス10を後部フレーム6から取り外す必要がないので、メンテナンス性が向上する。なお、下部における各締結部84及び85の締結は予め解いておく。
そのうえ、係合部80及び82により車幅方向への位置決めができるため、締結部81a、81bは一端を開放されたスリット90を設けて車幅方向への位置決めができない構造でも採用できるので、左後部カバー18を有利に成形できるようになる。
なお、本願発明は上記実施例に限定されず、種々に変形可能であり、例えば、収納ボックスと車体カバーの取付部は何らかの凹凸部による上下方向の係合とすれば車体カバーを上下方向へずらすだけで簡単に着脱できるようになるので有利であるが、ビス等によって締結するものでもよい。また、取付部はシートで覆われるものであるから、シートアンダーカバーを備えない形式のシートであってもよい。
本実施例に係るスクータ型車両の全体側面図 車体カバー類等の分解図 車体後部における車体カバー側面図 収納ボックス及びリヤフェンダの平面図 図4の5−5線断面図 収納ボックスの斜視図 シートキャッチカバー取付状態を示す要部平面図 シートキャッチ取付状態の要部断面図 図7の9−9線断面図 図3の10−10線断面図 図3のX矢示図 図3の12−12線断面図 図12の変形例を示す図
符号の説明
6:後部フレーム、9:リヤクッション、10:収納ボックス、11:シート、13:リヤフェンダ、16:シートアンダーカバー、17:前部カバー、18:後部左カバー、20:後部中央カバー、31:後方延長部、32:前部、33:後部、35:補機収納空間、36:オイルタンク、41:リヤクッション収納部、42:バッテリ収納部、60:シートキャッチ、72:シートキャッチカバー、93:平坦部、94:突部、95:フランジ部、96:穴、100:周縁部

Claims (3)

  1. 前輪と後輪の間に設けた低床式フロアの後方に上方へ開放された収納ボックスを設け、その開口部をシートで開閉自在としたスクータ型車両の車体カバー取付構造において、
    前記収納ボックスの上端部はフランジ部を有し、前記車体カバーの上端部を当該フランジ部と係合させて取り付け、この取付部をシートで覆うとともに、
    前記シートはこのシートの下方に設けられて、収納ボックスの上部を覆うシートアンダーカバーをさらに備え、このシートアンダーカバーは前記フランジ部における車体カバー取付部を覆い、この取付部を露出させないようにしたことを特徴とするスクータ型車両。
  2. 前記フランジ部の上方には、前記シートアンダーカバーの周縁部か重なり、その裏面には内外に間隔をもって下方へ突出形成された一対のリブか設けられ、これらの間に前記シール部材か取付けられる溝が形成され、
    前記シートを閉じた際に前記フランジ部に前記シール部材が接することを特徴とする請求項1に記載したスクータ型車両の車体カバー取付け構造。
  3. 前記フランジ部には、前記シール部材と接するように設けられて上方へ突出する立て壁が一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載したスクータ型車両の車体カバー取付け構造。
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