JP2008087495A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

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教孔 川嶋
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Sukenori Aritake
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Abstract

【課題】フランジにウエザストリップを確実に保持し、再組付けの容易な自動車用ウエザストリップを提供することを目的とする。
【解決手段】本発明のウエザストリップ10は、取付基部20と、取付基部に一体的に取付けられ、車体開口部開閉部材と車体開口部周縁6との間をシールするシール部30を有する。取付基部20は、車外側側壁21、車内側側壁22および底壁23から形成される断面略U字形又は断面略J字形をなすとともに、断面略U字形又は断面略J字形の取付基部の内面に粘着材から形成されたシーラント部材70を取付ける。シーラント部材70の内部にフランジ7の先端を挿入し、シーラント部材70の粘着力によって取付基部20を取付ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動車ドア、ラッゲージ、スライディングルーフ等の車体開口部を開閉する車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールする自動車用ウエザストリップに関するものである。
以下、本発明について、図5に示すように、自動車のドア2と車体開口部周縁6の間をシールするオープニングトリムウエザストリップを例に取り説明するが、バックドア、ラッゲージ、スライディングルーフ等の車体開口部を開閉する車体開口部開閉部材に対するシールに用いられるウエザストリッにも同様に使用することができる。
従来、ドア2と車体開口部周縁6との間のシールは、図7に示すように、ドア2におけるドアフレーム等の外周のリテーナー4に取付けられるドアウエザストリップ160と、ドアフレーム等の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン150と、車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられるオープニングトリムウエザストリップ110とによりなされる。
なお、上記フランジ7は車体開口部周縁6を規定しているアウターパネル9と車内側のインナーパネル8等の先端部が溶接等により接合されて形成されている。
ガラスラン150は、車外側側壁151、底壁152と車内側側壁153からなる断面略コ字形の内部にドアガラス5の先端を収納し、その先端を車外側側壁151と車内側側壁153の先端から延設した車外側シールリップ154と車内側シールリップ155によりシールしている。
ドア2の外周に取付けられたドアウエザストリップ160は、取付基部161とその上部に一体に形成された中空シール部164とシールリップ部166から構成される。取付基部161は、ドアフレームの外周に設けられたリテーナー4に嵌め込まれてドアフレームに固定される。そして、ドア2閉時にシールリップ部166が車体開口部周縁6の最も車外側の側端に当接し、ドア2の先端と車体開口部周縁6の車外側側端との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部164は、車体開口部周縁6のシールリップ部166が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア2と車体開口部周縁6との間をシールしている。
車体の開口部には、上記のフランジ7に取付けられたオープニングトリムウエザストリップ110があり、ドアウエザストリップ160が車体開口部周縁6をシールする部分よりもさらに車内側でドア2と車体開口部周縁6との間をシールしている。オープニングトリムウエザストリップ110は、断面略U字形の取付基部(トリム部)120により上記のフランジ7に取付けられ、中空シール部130がドアフレームの膨出部2aに当接してシールする。このトリム部120は、フランジ7を把持するために、金属インサート等のインサート部材124が埋設され、保持リップ125を備えている。
上記のように、フランジ7は車体開口部周縁6を規定しているアウターパネル9と車内側のインナーパネル8等の先端部が溶接等により接合されて形成されており、車体開口部周縁では、アウターパネル9とインナーパネル8はフランジ7の外側で空洞を形成している。この空洞を通って、風切り音、タイヤノイズや路面反射音等の騒音が車体開口部周縁の全周に亘り伝達されるが、フランジ7はスポット溶接による凹凸や、フランジ7端部の板金の凹凸により隙間が生じる。この隙間から上記の騒音が漏れて、車内に伝達されることとなる。
このフランジ7から漏れる騒音と、車外からオープニングトリムウエザストリップ110のトリム部120の内部を経由して車内に侵入する雨水、埃、騒音を防止するために、トリム部120の内部にスポンジゴム等のシール部材を挿入するものもある(例えば、特許文献1参照。)。この場合は、スポンジゴム等のシール部材をトリム部120の内部に嵌め込むのみであり、スポンジゴムをトリム部120の奥まで挿入することは手間がかかり、また、シール部材がずれたりして、フランジ7の先端を充分包み込むことができない場合があった。
従来、シール性を向上させるために粘性の高い材料による不乾性のシーラント部材が使用されている。例えば、上記のドアウエザストリップ160においては、その取付基部161とリテーナー4との間に封入され、ガラスラン150においては、底壁152とチャンネル3との間に封入される。また、オープニングトリムウエザストリップ110においては、図6に示すように、断面略U字形のトリム部120の内面にブチルゴム系の粘性の高い材料による不乾性のシーラント部材170を封入するものもある(例えば、特許文献2参照。)。
しかしながら、このシーラント部材170は粘性の高い液状であるため、その取り扱いに手間がかかり、一担組み付けた後に、トリム部120をフランジ7から外し、再度組み付けるときに、図7に示すように、フランジ7やトリム部120の外面にシーラント部材170が付着して、再組付けが困難であった。また、再組付けをした場合でも、トリム部120の内部の保持リップ125、126にシーラント部材170が付着して、保持リップ125、126がフランジ7を保持する力が低下して、オープニングトリムウエザストリップ110がフランジ7から脱落する恐れがあった。
また、注入ガンにより発泡のシーラント部材をトリム部120の内部に注入することも行われていた(例えば、特許文献3参照。)。
特開平09―315152号公報 特開2002―97450号公報 特開平06―135287号公報
このため、本発明は、フランジにウエザストリップを確実に保持し、再組付けの容易な自動車用ウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に取付けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
取付基部は、車外側側壁、車内側側壁および底壁から形成される断面略U字形又は断面略J字形をなすとともに、断面略U字形又は断面略J字形の取付基部の内面に、粘着材から形成されたシーラント部材を取付け、少なくともシーラント部材の内部にフランジの先端を挿入するとともに、シーラント部材の粘着力によって、取付基部を取付けたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
請求項1の本発明では、ウエザストリップは、自動車の車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部(トリム部)と、取付基部に一体的に取付けられ、上記の他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して、車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールするシール部を有している。このため、車体開口部開閉部材の外周又は車体開口部周縁に取付基部を取付けると、車体開口部開閉部材の閉時にシール部が車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して、車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールすることができる。
取付基部(トリム部)は、車外側側壁、車内側側壁および底壁から形成される断面略U字形又は略J字形をなしている。このため、車体開口部開閉部材の外周又は車体ドア開口縁に形成されたフランジを、取付基部の内部に挿入するとともに、取付基部の内部に少なくともフランジの先端を挿入し、このシーラント部材の粘着力によりフランジを保持しているので、フランジが脱落することが無く、フランジの肉厚が変化しても自動車用ウエザストリップを容易に装着することができる。
さらに、ウエザストリップを組付け後に一担取外し、再度組付け直す再組付け時においても、フランジの先端や取付基部の外部にシーラント部材が付着することが無く、フランジを粘着力で強く保持し、また、シーラント部材が外にはみ出ることが無く、見栄えが良い。さらに、フランジの先端をシーラント部材の内部に包み込んで確実に保持するので、フランジがシーラント部材から抜けにくく、フランジから車内への騒音の侵入を防止できる。
請求項2の本発明は、取付基部の車外側側壁と車内側側壁の内面には、フランジの側面に当接して保持する保持リップが形成され、取付基部の内部には、インサート部材が埋設され、シーラント部材の粘着力と保持リップの保持力によって、取付基部をフランジに取付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ウエザストリップである。
請求項2の本発明では、取付基部の車外側側壁と車内側側壁の内面には、フランジの側面に当接して保持する保持リップが形成されているため、フランジを保持する力が強く、フランジと取付基部の間を確実にシールすることができる。
取付基部の内部には、インサート部材が埋設され、シーラント部材の粘着力と保持リップの保持力によって、取付基部をフランジに取付けたことを特徴とする自動車用ウエザストリップである。そのため、インサート部材によりフランジの挟持力を向上させることができるとともに、自動車ドアの外周又は車体ドア開口縁の形状に沿って、コーナー部でも取付基部を柔軟に曲げて装着することができる。
請求項3の本発明は、取付基部の内面は、平坦面に形成され、少なくとも車外側側壁と底壁の内側に粘着材から形成されたシーラント部材が取付けられ、シーラント部材の粘着力によって、取付基部をフランジに取付けたことを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
請求項3の本発明では、取付基部の内面は、平坦面に形成され、少なくとも車外側側壁と底壁の内側に粘着材から形成されたシーラント部材が取付けられ、シーラント部材の粘着力によって、取付基部をフランジに取付けたことを特徴とする自動車用ウエザストリップである。そのため、自動車用ウエザストリップの重量を低減できるとともに、フランジの厚さが変化しても、保持リップを変形させることが無く、フランジへの取付基部の取付け時の挿入力が変化せずに、挿入が容易である。なお、シーラント部材がフランジの先端を強く保持しているため、インサート部材が無くとも、取付基部がフランジから脱落することが無い。
請求項4の本発明は、取付基部は、インサート部材を埋設せず、ゴム又は樹脂等の高分子材料のみで形成されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
請求項4の本発明では、取付基部は、インサート部材を埋設せず、ゴム又は樹脂等の高分子材料のみで形成されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップである。そのため、自動車用ウエザストリップの重量を低減できるとともに、ウエザストリップの製造が容易である。なお、上記と同様に、シーラント部材がフランジの先端を強く保持しているため、インサート部材が無くとも、取付基部がフランジから脱落することが無い。
請求項5の本発明は、シーラント部材は、ガラス転移点が−10℃以下であり、粘着力が15N〜40N有することを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
請求項5の本発明では、シーラント部材は、ガラス転移点が−10℃以下であり、粘着力が15N〜40N有することを特徴とする自動車用ウエザストリップであるため、充分な粘着力を有して、フランジを保持することができる。
請求項6の本発明は、車体開口部開閉部材はドアであり、ウエザストリップは、オープニングトリムウエザストリップである自動車用ウエザストリップである。
請求項6の本発明では、車体開口部開閉部材はドアであり、ウエザストリップは、オープニングトリムウエザストリップであるため、車体開口部周縁のフランジにオープニングトリムウエザストリップを確実に保持できるとともに、フランジの隙間から車内に侵入する騒音を確実に防止することができる。
本発明は、取付基部内部に粘着材から形成されたシーラント部材を取付け、シーラント部材の内部にフランジの先端を挿入し、シーラント部材の粘着力によって取付基部をフランジに取付けた自動車用ウエザストリップであるため、粘着性の高いシーラント部材でフランジを強固に保持することができ、再組付け時においても、フランジの先端や取付基部の内部にシーラント部材が付着することが無い。このため、取付基部内に保持リップが形成されている場合、保持リップの先端にシーラント部材が付着しないので、保持リップによるフランジを保持する力が強く、また、シーラント部材が外にはみ出ることが無い。さらに、フランジがシーラント部材から抜けにくく、フランジの先端を包み、フランジから車内への騒音の侵入を防止できる。
本発明の実施の形態を、オープニングトリムウエザストリップ10を例にとり説明する。本発明は、オープニングトリムウエザストリップ10以外にも、ドアウエザストリップ、ラッゲージウエザストリップ、バックドアウエザストリップ等の自動車の車体開口部とその開口部を閉じる車体開口部開閉部材に使用されるウエザストリップにも使用することができる。
本発明を、図1〜図6に基づき説明する。
図1は、本発明のオープニングトリムウエザストリップ10が図5における車体開口部周縁6に装着された状態の図6におけるA−A線に沿った部分の断面図である。図2〜図4は、それぞれ本発明の他の実施の形態におけるオープニングトリムウエザストリップ10が図5における車体開口部周縁6に装着された状態の図6におけるA−A線に沿った部分の断面図である。
図5は自動車のドア2を開いた状態において、オープニングトリムウエザストリップ10の車体開口部周縁6への取付状態を示す斜視図である。図6は、上記車体開口部周縁6に装着されるオープニングトリムウエザストリップ10の正面図である。
図5に示すように、自動車の車体1は、車体開口部を有し、その車体開口部は、車体開口部の開閉部材であるドア2により開閉される。車体開口部の周囲は、車体開口部周縁6を形成し、車体開口部周縁6には、車体1の車体開口部周縁6を規定しているアウターパネル9の先端とインナーパネル8の先端が合体されて溶接され、フランジ7(図1〜図4参照)が形成されている。このフランジ7に車体開口部周縁6とドア2との間をシールするオープニングトリムウエザストリップ10が装着される。
オープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により直線状に成形される。この直線状に形成された1本のオープニングトリムウエザストリップ10は、図6に示すように、車体開口部周縁6の形状に沿って、環状となるようにフランジ7に装着される。装着は、オープニングトリムウエザストリップ10の一方の端末から順次、フランジ7に装着され、装着が完了すると、他方の端末が一方の端末と接合することとなる。この端末は、接続部11により型接合されて、環状に形成されていてもよい。
また、オープニングトリムウエザストリップ10の端末同士を装着前に接合して環状にしてもよい。
次に、図1に基づき、第1の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップ10の断面形状について説明する。
オープニングトリムウエザストリップ10は、フランジ7に取付けられる、断面略U字形の取付基部(トリム部)20と、ドア2のドアフレームの膨出部2aに当接して、ドア2と車体開口部周縁6との間をシールする中空状のシール部(中空シール部)30を有する。
トリム部20は、車外側側壁21、車内側側壁22と底壁23からなる断面略U字形をなし、トリム部20がフランジ7を挟持する力を強くするため、その内部に、本実施の形態では、インサート部材24を埋設している
インサート部材24は、板金、針金または硬質合成樹脂で形成される。板金または硬質合成樹脂の場合は、短冊状の骨片を幅方向に平行に多数配列し、その短冊状の骨片を長手方向に梯子状あるいは魚骨状に連結したものや、短冊状の骨片をジグザグ状に連続したものが使用される。トリム部20の柔軟性を増大させるために、インサート部材24を埋設後に、短冊状の骨片の連結部分を、1個毎あるいは複数個毎に分離するものも使用することができる。短冊状の骨片をジグザグ状に連続したものは、長手方向にも伸縮性があり、柔軟性を有する。
針金のインサート部材24は、針金をジグザグ状に折り曲げて、長手方向に複数の糸で保持した、いわゆるワイヤーキャリアタイプのものが使用される。
トリム部20の内面には、車外側側壁21と車内側側壁22からそれぞれ斜め底壁23方向に複数の車外側保持リップ25と車内側保持リップ26が延設されている。車体開口部周縁6のフランジ7がトリム部20の断面略U字形の内部に挿入されたときに、車外側保持リップ25と車内側保持リップ26がフランジ7の側面を挟持して、オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7に保持させることができる。
本実施の形態では、車外側保持リップ25は短く複数本形成され、車内側保持リップ26は長く一本形成されている。車体開口部周縁6の各部分でフランジ7を構成する板金の枚数が異なるため、フランジ7は、その厚さが変化する。車内側保持リップ26は、フランジ7の厚さの変化につれて柔軟に屈曲し、いずれの厚さにおいても確実にフランジ7を保持することができる。
トリム部20の底壁23と車内側側壁22の連続部分から、車内方向にカバーリップ29が延設され、車内に装着されたガーニッシュ40の先端をカバーして、美観を向上させている。
図1に示すように、トリム部20の内部にシーラント部材70が挿入されている。シーラント部材70は、粘着材がベースとなり、適宜、発泡剤や防錆剤等が混入されている。
粘着剤としては、ガラス転移点が−10℃以下であることが好ましい。ガラス転移点が−10℃以下であると、シーラント部材70が充分な粘着力を有し、フランジ7を強固に保持することができる。ここで言う充分な粘着力とは、後述する試験方法で測定した値が15N以上のことを言い、トリム部20の再取付け時を考慮すると15N〜40N有することが好ましい。
この粘着剤の基材として、合成樹脂系では、アクリル系、シリコーン樹脂系、エチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)系等が使用され、ゴム系では、天然ゴム系、イソプレイゴム系、スチレンーイソプレンゴム系等が使用される。
なお、シーラント部材には、基材となる上記ポリマーに加えて、軟化剤、粘着付与剤、充填剤及び老化防止剤が含まれている。さらに、弾性を付与する発泡剤やフランジの錆を防止する防錆剤を含有させることもできる。
合成樹脂系の粘着剤であるアクリル系については、ポリアクリル酸エステル、ポリアクリル酸エステル共重合体等がある。
シリコーン樹脂系の粘着剤については、シリコーンゴムとシリコーンレジンと有機溶剤から構成されており、耐熱保持性や高温・低温雰囲気中での粘着力が優れている。
エチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)系の粘着剤については、エチレンビニルアルコールと酢酸ビニルを共重合させた樹脂を主体とした粘着剤である。
上記合成樹脂系の粘着剤の内、臭いの問題から、EVA系よりもアクリル系やシリコーン樹脂系が好ましく、コストの面からシリコーン樹脂系よりもアクリル系の方が好ましい。
ゴム系の粘着剤である天然ゴム系の粘着剤は、天然ゴムを主体とする粘着剤であり、イソプレンゴム系は、イソプレンゴムを主体とする接着剤である。スチレンーイソプレンゴム系は、スチレンとイソプレンのブロック共重合体である。なお、スチレンとブチレンのブロック共重合体も使用することができる。
なお、ゴム系の粘着剤としては天然ゴムを主体とするものが好ましいが、ゴム系よりも合成樹脂系の粘着剤の方が、その取扱い易さから好ましい。
これ等の粘着剤はホットメルト型、あるいはエマルジョン型として使用することができる。
ホットメルト型は、粘着剤が溶融固化により粘着力を発現するタイプのものであり、粘着剤中に有機溶剤等の揮発物が無く、作業環境が良好であり、高速接着が可能となり、さらに作業の生産性が高く取扱が簡単である。
ホットメルト型の粘着剤としては、合成樹脂系のエチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)系やゴム系のスチレンーイソプレンゴムースチレン共重合体等がある。
エマルジョン型の粘着剤は、溶媒の中に樹脂又はゴムのコロイド粒子あるいはそれより大きな微粒子が分散して乳化状態になっているものである。そして、溶媒として水を使用した場合、エマルジョン型の粘着剤は、ホットメルト型と同様に、有機溶剤等の揮発物が無く、作業環境が良好であり、さらに、汎用の塗布装置が利用でき、その取扱がホットメルト型の粘着剤よりも簡単である。
エマルジョン型の粘着剤としては、合成樹脂系のエチレンー酢酸ビニル共重合体(EVA)系やアクリル酸エステル樹脂、スチレン・アクリル酸エステル樹脂、シリコーン・アクリル酸エステルハイブリッド樹脂等があり、ゴム系の粘着剤としては、天然ゴム、スチレンーイソプレンゴムースチレン共重合体等がある。
この粘着剤から構成されるシーラント部材70は、図1に示すようにトリム部20の内面の底壁23に密着して挿入されて、フランジ7の先端がシーラント部材70に挿入されて、シーラント部材70がフランジ7の先端を保持するとともに、その粘着力によってトリム部20をフランジ7に取付けている。
なお、本実施の形態では、フランジ7の側面を複数の車外側保持リップ25と1本の車内側保持リップ26とで保持している。このため、フランジ7の肉厚が変化しても、車内側保持リップ26が容易に変形して追従し、フランジ7を保持しているので、シーラント部材70の粘着力と相まって、フランジ7を強固に保持し、フランジ7とトリム部20の間を確実にシールすることができる。
また、粘着性の高いシーラント部材70でフランジ7の先端を保持しているため、オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7から修理等で取り外すときも、シーラント部材70は、一塊となったままで、フランジ7の先端やトリム部20の車内側保持リップ26等にシーラント部材70が分離して付着することが無い。
さらに、再組付けする時においても、シーラント部材70は、一塊となったままで、フランジ7に粘着し、フランジ7の先端をシーラント部材70の内部に包み込んで確実に保持する力が強く、シーラント部材70が外にはみ出ることが無く、見栄えが良い。さらに、シーラント部材70がフランジ7の先端を包み込むため、フランジ7から車内への騒音の侵入を防止できる。
この第1の実施形態のシーラント部材70は、アクリロニトリルとアクリル酸エステルとの共重合体からなる合成樹脂系のアクリル系の粘着剤をベースにしている。このアクリル系のシーラント部材のガラス転移点は―30℃であり、その粘着力は、「シーラント部材70に対して、厚さが3mmで幅が50mmの鋼板を30Nの力で挿入し、その後、垂直に引っ張り上げて、鋼板がシーラント部材70から剥れた時の力を測定して定める。」ところの力で35Nを有するものである。
なお、同じシーラント部材70の2倍発泡材料は28Nの粘着力を有している。
また、オープニングトリムウエザストリップ10は、トリム部20に中空シール部30が一体的に形成されている。本実施の形態では、車外側側壁21の外面に一体的に形成されている。中空シール部30はドア閉時にドア2の膨出部2aに当接して、ドア2と車体開口部周縁6の間をシールする。中空シール部30以外に、リップ状のシールリップを設けてもよい。中空シール部30は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成され、トリム部20は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材又は微発泡材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。また、この場合は、オープニングトリムウエザストリップ10は全体としてオレフィン系であり、そのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
次に、図2に基づき第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態とはトリム部20の内面に、車外側保持リップ25と車内側保持リップ26とを有していない点が異なり、他の部分は同様であるので、異なる点を中心に説明し、同様の点は説明を省略する。
第2の実施の形態において、トリム部20は、断面略U字形をなして、内部の底壁23部分にシーラント部材70が設けられている。車外側側壁21と車内側側壁22にはそれぞれ車外側保持リップ25と車内側保持リップ26は形成されていない。このため、フランジ7に取付けるときに、フランジ7は直接シーラント部材70内に挿入され、車内側保持リップ26を変形させることが無い。そして、オープニングトリムウエザストリップ10の重量を低減できるとともに、フランジ7をトリム部20内へ取付けするときの挿入力が小さく、トリム部20の取付けが容易である。
なお、このとき、シーラント部材70の粘着力が35Nと強く、フランジ7の先端を強固に保持するため、車外側保持リップ25と車内側保持リップ26がなくても、フランジ7からトリム部20が脱落することは無い。また、フランジ7の厚さが変化しても、フランジ7の挿入力は大きく変化せず、車体開口部周縁6の全体に亘って組みつけが容易である。
次に、図3に基づき第3の実施の形態について説明する。第3の実施の形態は、第1の実施の形態とはトリム部20の内面に、車外側保持リップ25を有していなく、車外側側壁21には側壁シーラント部材71が設けられている点と、トリム部20にインサート部材24が埋設されていない点が異なり、他の部分は第1の実施の形態と同様であるので、異なる点を中心に説明し、同様の点は説明を省略する。
第3の実施の形態において、トリム部20は、断面略U字形をなして、底壁23の内面部分にシーラント部材70を有し、車内側側壁22には車内側保持リップ26が形成されている。さらに、車外側側壁21の内面には、車外側保持リップ25が形成されておらず、粘着剤から形成された側壁シーラント部材71が設けられている。側壁シーラント部材71は、シーラント部材70と同じ材料で形成されている。
この取付けは、まず、側壁シーラント部材71とフランジ7の側面とを離した状態で、フランジ7の先端をシーラント部材70に挿入し、その後、車外側側壁21をフランジ7の側面に押し付けて、側壁シーラント部材71とフランジ7の側面とを密着させる。
このため、フランジ7の先端をシーラント部材70で粘着し、フランジ7の車外側の側面を側壁シーラント部材71で粘着し、固定することができ、トリム部20を安定して保持することができる。このため、中空シール部30の位置が安定し、ドア2の膨出部2aと確実に当接して、シール性を確保することができる。このとき、車内側保持リップ26は、フランジ7の車内側側面に当接して、フランジ7を保持する。
なお、第2の実施の形態と同様に、車内側保持リップ26を省略することもできる。省略した場合でも、シーラント部材70と側壁シーラント部材71の粘着力によってフランジ7を保持することができる。
さらに、トリム部20を構成する車外側側壁21、車内側側壁22及び底壁23の内部にインサート部材24が埋設されていない。このため、オープニングトリムウエザストリップ10の重量を低減できるとともに、押出成形のときに、インサート部材24を同時に押出成形することが無いため、高分子材料のみを押出成形すればよく、製造が容易である。なお、シーラント部材70及び側壁シーラント部材71がフランジ7の先端と側面を強く粘着して保持しているため、インサート部材24が無くとも、トリム部20がフランジ7から脱落することが無い。
次に、図4に基づき第4の実施の形態について説明する。第4の実施の形態は、第1の実施の形態とはトリム部20の形状が断面略J字形であり、車内側側壁22が小さい点と、車外側保持リップ25を有していなく、車外側側壁21にも側壁シーラント部材71が設けられている点が異なり、他の部分は同様であるので、異なる点を中心に説明し、同様の点は説明を省略する。
第4の実施の形態において、トリム部20は、断面略J字形をなして、内部の底壁23密着した部分にシーラント部材70を有し、車内側側壁22は短く形成され、シーラント部材70を保持する長さに形成されている。さらに、車外側側壁21の内面には車外側保持リップ25が形成されていなく、粘着剤から形成された側壁シーラント部材71が設けられている。側壁シーラント部材71は、シーラント部材70と同じ材料で上記したアクリル系の粘着剤をベースに水中に合成樹脂が55%を有するエマルジョン型で形成されている。
この取付けは、まず、フランジ7を車外側側壁21に対して斜めに傾斜した離した状態で、フランジ7の先端をシーラント部材70に挿入し、その後、車外側側壁21を回転させて、フランジ7の側面に押し付けて、側壁シーラント部材71とフランジ7の側面とを密着させる。
このため、フランジ7の先端と車外側の側面をシーラント部材70、側壁シーラント71で粘着し、固定することができ、トリム部20を安定して保持することができる。このため、中空シール部30の位置が安定し、ドア2の膨出部2aと確実に当接して、シール性を確保することができる。
車内側側壁22は短く形成されたため、オープニングトリムウエザストリップ10の重量を軽減することができるとともに、フランジ7の肉厚が変化しても、車内側側壁22が短いので、容易にトリム部20に取付けることができる。
また、インサート部材24を車外側側壁21と底壁23にのみ埋設したため、さらにオープニングトリムウエザストリップ10の重量を低減することができる。
インサート部材24が車外側側壁21と底壁23に埋設されているので、底壁23がフランジ7の先端に押されても変形することが無く、フランジ7の先端を確実にシーラント部材70の内部に進入させることができる。
次に、オープニングトリムウエザストリップ10の製造方法を説明する。
このオープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により成形され、トリム部20に金属または硬質合成樹脂製のインサート部材24を埋設する場合においても、インサート部材24とトリム部20を構成するソリッドゴムと中空シール部30を構成するスポンジゴムを押出成形機で一体に押出すことができる。
オープニングトリムウエザストリップ10の成形においては、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等が使用される。スポンジ材としてとしては、上記EPDMゴム、熱可塑性エラストマーを発泡させて使用する。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。
この押出成形後、ゴムの場合は加硫後においては、トリム部20はハ字形に開いており、シーラント部材70をトリム部20内に連続的に挿入し、底壁23に固着させる。その後、断面略U字形に曲げ、必要な場合には、トリム部20のインサート部材24を分離する。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
このようにして製造したオープニングトリムウエザストリップ10は、自動車の車体開口縁のフランジ7に取付けられる。
オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7に取付ける場合は、そのままフランジ7にトリム部20を挿入する場合や、トリム部20の断面略U字状の開口が若干開いた状態で仮固定して、フランジ7の先端をシーラント部材70内に挿入し、ロールフォーミング方式で取付けることもできる。
本発明の第1の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップが図6におけるA−A線に沿った部分の車体開口部周縁に装着された状態の断面図である。 本発明の第2の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップが図6におけるA−A線に沿った部分の車体開口部周縁に装着された状態の断面図である。 本発明の第3の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップが図6におけるA−A線に沿った部分の車体開口部周縁に装着された状態の断面図である。 本発明の第4の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップが図6におけるA−A線に沿った部分の車体開口部周縁に装着された状態の断面図である。 自動車の側面の斜視図である。 本発明の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの正面図である。 従来のオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態のドア周りのシール構造を示す断面説明図である。 従来の他のオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における一部断面図である。 従来の他のオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁から取り外した状態における一部断面図である。
符号の説明
6 車体開口部周縁
10 オープニングトリムウエザストリップ
20 取付基部(トリム部)
21 車外側側壁
22 車内側側壁
23 底壁
24 インサート部材
30 中空シール部
70 シーラント部材
71 側壁シーラント部材

Claims (6)

  1. 自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
    該ウエザストリップは、上記車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に取付けられ、上記の他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して上記車体開口部開閉部材と上記車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
    上記取付基部は、車外側側壁、車内側側壁および底壁から形成される断面略U字形又は断面略J字形をなすとともに、上記断面略U字形又は断面略J字形の上記取付基部の内面に、粘着材から形成されたシーラント部材を取付け、少なくとも該シーラント部材の内部に上記フランジの先端を挿入するとともに、該シーラント部材の粘着力によって、上記取付基部を取付けたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  2. 上記取付基部の車外側側壁と車内側側壁の内面には、上記フランジの側面に当接して保持する保持リップが形成され、上記取付基部の内部には、インサート部材が埋設され、上記シーラント部材の粘着力と上記保持リップの保持力によって、上記取付基部を上記フランジに取付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ウエザストリップ。
  3. 上記取付基部の内面は、平坦面に形成され、少なくとも車外側側壁と底壁の内側に粘着材から形成されたシーラント部材が取付けられ、該シーラント部材の粘着力によって、上記取付基部を上記フランジに取付けたことを特徴とする請求項1に記載の自動車用ウエザストリップ。
  4. 上記取付基部は、インサート部材を埋設せず、ゴム又は樹脂等の高分子材料のみで形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項3に記載の自動車用ウエザストリップ。
  5. 上記シーラント部材は、ガラス転移点が−10℃以下であり、粘着力が15N〜40N有することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  6. 上記車体開口部開閉部材はドアであり、上記ウエザストリップは、オープニングトリムウエザストリップである請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
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