JP2007008251A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

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Abstract

【課題】 フランジの表面に凹凸があっても、フランジに確実にウエザストリップを装着することができシール性の優れた自動車用ウエザストリップを提供する。
【解決手段】 自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップ10において、ウエザストリップは、取付基部20と、取付基部に一体的に設けられた中空シール部40と、取付基部とシール部を連結する連結部30を有し、取付基部は、少なくともフランジ7の側面と対向する車外側側壁25とフランジの先端と対向する底壁23を有し、車外側側壁のフランジの側面と対向する面に両面接着テープ29を貼着し、車外側側壁の柔軟性を増加し、フランジの表面の凹凸に追従するように車外側側壁に薄肉部または凹部25を形成するか、あるいは車外側側壁がスポンジ材で形成された自動車用ウエザストリップである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車ドア、ラッゲージ、スライディングルーフ等の車体開口部を開閉する車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールする自動車用ウエザストリップに関するものである。
以下、本発明について、図6に示すように、自動車ドア2と車体開口部周縁6のシールを例に取り説明する。
従来、自動車ドア2と車体開口部周縁6との間のシールは、図8に示すように、ドア2におけるドアフレーム2a等の外周のリテーナー4に取付けられるドアウエザストリップ160と、ドアフレーム2a等の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン150と、車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられるオープニングトリムウエザストリップ110とによりなされる。
なお、上記フランジ7は、車体開口部周縁を規定しているアウターパネル6aと車内側のインナーパネル8等とによって形成されている。
ガラスラン150は、車外側側壁151、底壁152と車内側側壁153からなる断面略コ字形の内部にドアガラス5の先端を収納し、その先端を車外側側壁151と車内側側壁153の先端からそれぞれ延設した車外側シールリップ154と車内側シールリップ155を当接させて、ドアガラス5の昇降を案内するとともに、ドアガラス5とドア2の間をシールしている。
ドア2の外周に取付けられたドアウエザストリップ160は、取付基部161とその上部に一体に形成された中空シール部164とシールリップ部166とから構成される。取付基部161は、ドアフレーム2aの外周に設けられたリテーナー4に嵌め込まれてドアフレーム2aに固定される。そして、ドア2閉時にシールリップ部166が車体開口部周縁(アウターパネル6a)6の最も車外側の側端に当接し、ドア2の先端との車外側側端との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部164は、車体開口部周縁6のシールリップ部166が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア2と車体開口部周縁6との間をシールしている。
車体の開口部には、上記のフランジ7に取付けられたオープニングトリムウエザストリップ110があり、ドアウエザストリップ160が車体開口部周縁6をシールする部分よりもさらに車内側でドア2と車体開口部周縁6との間をシールしている。オープニングトリムウエザストリップ110は、断面略U字形の取付基部120により上記のフランジ7に取付けられ、中空シール部140がドアフレーム2aの膨出部に当接してシールする。この取付基部120は、フランジ7を把持するために、金属インサート等の芯材170が埋設され、フランジ保持リップを備えている。
また、図9に示すように、この種のオープニングトリムウエザストリップ110の重量を軽減し、リサイクルを容易にするために、取付基部120の金属インサート等の芯材170を無くすことが行なわれている。そのため、取付基部120をフランジ7に確実に固定するように、両面接着テープ129で装着するものがある(例えば、特許文献1参照。)。この場合は、オープニングトリムウエザストリップ110の取付基部(トリム部)120において、車内側側壁122の外面に両面接着テープ129を取付けて、車内側側壁122をフランジ7に沿わせて、フランジ7の車外側の側面に両面接着テープ129を圧着する。
また、図10に示すように、オープニングトリムウエザストリップ110の車内側側壁125、底壁123及び車外側側壁121から形成された断面略U字形の取付基部120の内部に,フランジ7を装着する場合、車外側側壁121の内面に両面接着テープ129を貼付して、フランジ7の側面に接着することも行なわれている(例えば、特許文献2参照。)。
この場合は、フランジ7をトリム部120内に挿入するが、フランジ7の先端が両面接着テープ129に接触すると、両面接着テープ129が剥がれたり、フランジ7がトリム部120の内側の奥まで挿入されなくなる場合が生じた。
さらに、フランジ7は、車体1を構成する複数の板金の先端をスポット溶接等で接合しているため、その表面にスポット痕等の凹凸が多数存在する。したがって、このフランジ7に両面接着テープ129で取付基部120を取付けると、スポット痕のところで両面接着テープ129が浮いて十分な接着力が得られなくなる場合や、取付基部120がスポット痕の部分で傾いて、そのため中空シール部140の位置がずれて十分なシール性が得られなくなる場合があった。
そのため、図11に示すように、オープニングウエザストリップ110の取付基部120の内部に平板状の芯金170を埋設して、中空シール部140を押すことにより芯金170が埋設された取付基部120を押して、厚肉で柔軟な両面接着テープ129をフランジ7に圧着することも試みられている(例えば、特許文献3参照。)。これにより、厚肉で柔軟な両面接着テープ129によって上記の凹凸を吸収して、かつ芯金170により均等に押し圧力が加えられて、取付基部120がフランジ7に取付けられている。
なお、図11中、126は車内側に設けられるカバーリップであり、127は天井材等の内装材であって、その端部は上記のカバーリップ126によってカバーされている。
しかしながら、フランジ7のスポット痕等の凹凸が大きい場合は、取付基部120のフランジ7と接着する面の柔軟性が小さく、両面接着テープ129が接着する場合に、必ずしも充分にその凹凸に追従することができず、接着力が充分ではなかった。
特開2002−127841号公報 特開2000−16193号公報 特開昭60−185655号公報
このため、本発明はフランジに凹凸があっても、フランジに確実にウエザストリップを接着することができシール性の優れた自動車用ウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールするシール部と、取付基部とシール部を連結する連結部を有し、取付基部は、少なくともフランジの側面と対向する車外側側壁とフランジの先端と対向する底壁を有し、車外側側壁のフランジの側面と対向する面に両面接着テープを貼着し、車外側側壁に薄肉部または凹部を形成するかあるいは車外側側壁がスポンジ材で形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ウエザストリップは、自動車の車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材のフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に取付けられ、車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して、車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールするシール部を有している。このため、例えば、車体開口部開閉部材としてのサイドドアの外周又は車体のサイドドア開口部周縁に取付基部を取付けると、サイドドアの閉時にシール部が車体のサイドドアの開口部周縁又はサイドドアに当接して、サイドドアと車体のサイドドアの開口部周縁との間をシールすることができる。
取付基部とシール部を連結する連結部を有しているため、取付基部上の所定の位置にシール部を形成することができ、上記のサイドドアを車体開口部開閉部材とした場合には、サイドドアと車体のサイドドアの開口部周縁とを確実に当接させることができる。
取付基部は、少なくとも上記のフランジの側面と対向する車外側側壁とフランジの先端と対向する底壁を有しているため、底壁にフランジの先端を当接させて保持し、位置決めを行い、車外側側壁を回転させて、フランジに両面接着テープで接着することができ、フランジの所定場所に確実に取付けることができる。
車外側側壁のフランジの側面と対向する面に、両面接着テープを貼着し、車外側側壁に薄肉部または凹部を形成するかあるいは車外側側壁がスポンジ材で形成されたため、車外側側壁を押して両面接着テープをフランジに接着するときに、車外側側壁の薄肉部または凹部が屈曲して、あるいはスポンジ材が撓んでフランジの例えば凹凸形状に沿って変形し、接着することができるため、その接着力を強くすることができる。さらに、車外側側壁の薄肉部または凹部、あるいはスポンジ材が柔軟に変形するため、連結部が大きく変形することなく、シール部の位置を確保することができるとともに、上記フランジの凹凸等に伴う変形をシール部に伝達させにくくしている。
請求項2の本発明は、自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールする中空シール部と、取付基部と中空シール部を連結する連結部を有し、
取付基部は、少なくともフランジの側面と対向する車外側側壁と、フランジの先端と対向する底壁とを有し、車外側側壁のフランジの側面と対向する面に両面接着テープを貼着し、連結部は、車外側側壁の両面接着テープが貼着される面とは反対側の面に形成され、連結部は、車外側側壁の側端付近と中空シール部を連結する先端側連結部と、車外側側壁の根元付近と中空シール部を連結する根元側連結部と、先端側連結部と根元側連結部とを連結する中央連結部とから形成され、中央連結部はソリッド材で形成され、車外側側壁は、スポンジ材で形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項2の本発明では、ウエザストリップは、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールする中空シール部を有している。このため、例えば、車体開口部開閉部材としてのサイドドアの外周又は車体のサイドドアの開口部周縁に取付基部を取付けると、サイドドアの閉時に中空シール部が車体のサイドドアの開口部周縁又はサイドドアに当接して、両者の間をシールすることができる。
取付基部とシール部を連結する連結部を有しているため、取付基部上の所定の位置にシール部を形成することができ、ドア閉時にサイドドアは車体のサイドドアの開口部周縁と確実に当接し、シールすることができる。
取付基部は、少なくとも上記のフランジの側面と対向する車外側側壁とフランジの先端と対向する底壁を有しているため、底壁にフランジの先端を当接させて保持し、位置決めを行い、その後、車外側側壁を回転させてフランジ両面接着テープで接着することができ、フランジの所定場所に確実に取付けることができる。
車外側側壁のフランジの側面と対向する面に、両面接着テープが貼着されているため、フランジと対向する比較的幅広い面に両面接着テープを貼着することができ、車外側側壁をフランジに強固に接着することができる。
連結部は、上記の車外側側壁の両面接着テープが貼着される面とは反対側の面に形成されているため、取付基部上の例えば、サイドドアの端縁部と当接する面の所定の位置に中空シール部を形成することができる。
連結部は、車外側側壁の側端付近と中空シール部を連結する先端側連結部と、車外側側壁の根元付近と中空シール部を連結する根元側連結部と、先端側連結部と根元側連結部とを連結する中央連結部とから形成されている。このため、中空シール部は、先端側連結部と根元側連結部によりその両端が保持され、中央連結部により先端側連結部と根元側連結部の幅が一定に保持されるので、中空シール部の形状が安定して、シール性を確保することができる。
中央連結部はソリッド材で形成されているため、中空シール部を押して、車外側側壁を両面接着テープによりフランジに接着するときに、中央連結部が確実に車外側側壁のほぼ幅全体を押すことができ、その押圧力を両面接着テープの全体に及ぼすことができる。
車外側側壁は、スポンジ材で形成されているため、スポンジ材がフランジの凹凸に追従して両面接着テープとともに、その変形を吸収することができ、また、先端側連結部と根元側連結部の変形を防止して、中空シール部への変形の伝達を防止して、シール性を確保することができる。
請求項3の本発明は、自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールする中空シール部と、取付基部と中空シール部を連結する連結部を有し、
取付基部は、少なくともフランジの側面と対向する車外側側壁とフランジの先端と対向する底壁を有し、車外側側壁のフランジの側面と対向する面に両面接着テープを貼着し、連結部は、車外側側壁の両面接着テープが貼着される面とは反対側の面に形成され、車外側側壁の側端付近と中空シール部を連結する先端側連結部と、車外側側壁の根元付近と中空シール部を連結する根元側連結部と、先端側連結部と根元側連結部とを連結する中央連結部とから形成され、先端側連結部と根元側連結部はソリッド材で形成され、車外側側壁は、スポンジ材で形成されたことを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
請求項3の本発明では、ウエザストリップは、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールする中空シール部を有している。このため、例えば、車体開口部開閉部材としてのサイドドアの外周又は車体のサイドドアの開口部周縁に取付基部を取付けると、サイドドアの閉時に中空シール部が車体のサイドドアの開口部周縁又はサイドドアに当接して、サイドドアの開口部周縁とサイドドアとの間をシールすることができる。
取付基部とシール部を連結する連結部を有しているため、取付基部上の所定の位置にシール部を形成することができる。
取付基部は、少なくともフランジの側面と対向する車外側側壁とフランジの先端と対向する底壁を有しているため、底壁にフランジの先端を当接させて保持し、位置決めを行い、その後車外側側壁を回転させてフランジに両面接着テープで接着することができ、フランジの所定場所に確実に取付けることができる。
車外側側壁のフランジの側面と対向する面に、両面接着テープが貼着されているため、フランジと対向する比較的幅広い面に両面接着テープを貼着することができ、車外側側壁をフランジに強固に接着することができる。
連結部は、上記の車外側側壁の両面接着テープが貼着される面とは反対側の面に形成されている。そのため、中空シール部を所定位置に形成することができる。
連結部は、車外側側壁の側端付近と中空シール部を連結する先端側連結部と、車外側側壁の根元付近と中空シール部を連結する根元側連結部と、先端側連結部と根元側連結部とを連結する中央連結部とから形成されている。このため、中空シール部は、先端側連結部と根元側連結部によりその両端が保持され、中央連結部により先端側連結部と根元側連結部の幅が一定に保持されるので、中空シール部の形状が安定して、シール性を確保することができる。
先端側連結部と根元側連結部はソリッド材で形成されているため、中空シール部を押して、車外側側壁を両面接着テープによりフランジに接着するときに、先端側連結部と根元側連結部が両面接着テープの両側端を押すことができ、両面接着テープの両側端において、押圧力を向上させることができる。
車外側側壁は、スポンジ材で形成されているため、スポンジ材がフランジの凹凸に追従して両面接着テープとともに、上記凹凸に対する変形を吸収することができ、また、先端側連結部と根元側連結部の変形を防止して、中空シール部への上記凹凸による変形の伝達を防止して、シール性を確保することができる。
請求項4の本発明は、車外側側壁は、スポンジ材で形成されるとともに、先端側連結部及び根元側連結部との連結部付近で薄肉状または凹状に形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項4の本発明では、車外側側壁は、スポンジ材で形成されたため、中空シール部を押し、車外側側壁を押圧して両面接着テープによってフランジに接着するときに、スポンジ材で形成された車外側側壁がフランジの凹凸に沿って変形する。そして、先端側連結部及び根元側連結部との連結部付近が薄肉部または凹部に形成されているため、その薄肉状または凹状に形成され部分が容易に変形して、車外側側壁の変形を吸収し、車外側側壁の変形によって先端側連結部及び根元側連結部の形状が変化することが少なく、中空シール部の位置が変化しない。そのため、シール性が保持できる。
請求項5の本発明は、車外側側壁の両面接着テープが接着されている部分は、他の部分よりも薄肉に形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項5の本発明では、車外側側壁の両面接着テープが接着される部分は、他の部分よりも薄肉に形成されたため、中空シール部を押して、車外側側壁を両面接着テープによりフランジに接着するときに、薄肉に形成された車外側側壁がフランジの凹凸に伴って変形しやすく、その結果、両面接着テープの接着力を確保することができる。
請求項6の本発明は、車外側側壁の外面が波形に形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項6の本発明では、車外側側壁の外面が波形に形成されたため、中空シール部を押して、車外側側壁を両面接着テープによりフランジに接着するときに、波形に形成された車外側側壁が波形の谷の部分で屈曲しやすく、フランジの凹凸に伴って変形しやすく、その結果、両面接着テープの接着力を確保することができる。
請求項7の本発明は、中央連結部、先端側連結部及び根元側連結部はいずれもソリッド材で形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項7の本発明では、中央連結部、先端側連結部及び根元側連結部はいずれもソリッド材で形成されたため、ウエザストリップのフランジへの接着時に、スポンジ材で形成された車外側側壁と両面接着テープの両側端を押圧することができ、両面接着テープの接着力を確保することができる。また、中央連結部、先端側連結部及び根元側連結部からなる連結部全体の形状を維持することができ、中空シール部の位置を維持し、シール性を確保することができる。
請求項8の本発明は、中央連結部は、先端側連結部と根元側連結部の中空シール部側の先端を連結する自動車用ウエザストリップである。
請求項8の本発明では、中央連結部は、先端側連結部と根元側連結部の中空シール部側の先端を連結するため、中空シール部がドア等に当接しても、中空シール部の中空形状が異常変形しないようにすることができるとともに、先端側連結部と根元側連結部の間隔が広くなることを防止することができる。
請求項9の本発明は、中央連結部は、先端側連結部と根元側連結部の中央付近を連結する自動車用ウエザストリップである。
請求項9の本発明では、中央連結部は、先端側連結部と根元側連結部の中央付近を連結するため、先端側連結部と根元側連結部の間隔が広くなることを防止して、中空シール部を押したときに先端側連結部と根元側連結部から両面接着テープの両側端に押圧力が確実に伝達され、両面接着テープを確実に接着することができる。
請求項10の本発明は、底壁と車外側側壁との間の連続部分に薄肉部またはスポンジ部が形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項10の本発明では、底壁と車外側側壁との間の連続部分に薄肉部またはスポンジ部が形成されたため、取付基部をフランジに接着するときに、まず、底壁と車外側側壁との間の連続部分を屈曲して、車外側側壁を外側に開くように撓ませて底壁をフランジの先端に当接して、その後、その連続部分を中心に車外側側壁を回転させて、フランジに車外側側壁を接着させることができ、接着作業が容易である。
請求項11の本発明は、取付基部は、車外側側壁、車内側側壁及び底壁から形成される断面略U字形であり、車外側側壁の先端から取付基部の内側に向けて保持リップが延設された自動車用ウエザストリップである。
請求項11の本発明では、取付基部は、車外側側壁、車内側側壁及び底壁から形成される断面略U字形であり、車外側側壁の先端から取付基部の内側に向けて保持リップが延設されている。このため、フランジを形成する板金の数が増減してフランジの厚さが変化しても、保持リップが変形してフランジに当接して、フランジと保持リップの間のシールを確保することができる。
請求項12の本発明は、底壁の内面にシーラント部材が貼着され、シーラント部材にフランジの先端を埋入させた自動車用ウエザストリップである。
請求項12の本発明では、底壁の内面にシーラント部材が貼着され、シーラント部材にフランジの先端を埋入させたため、フランジと取付基部の底壁の間のシール性を向上させることができる。
請求項13の本発明は、底壁の内面に、フランジの先端が保持される当り面が形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項13の本発明では、底壁の内面に、フランジの先端が保持される当り面が形成されたため、フランジに取付基部を装着するときに、フランジの先端を当り面に当てその位置を確定することができ、フランジの所定の位置に装着することができる。
請求項14の本発明は、底壁と車内側側壁は、ソリッド材で形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項14の本発明では、底壁と車内側側壁は、ソリッド材で形成されたため、フランジを保持する力が強く、シール性もよい。
請求項15の本発明は、車体開口部開閉部材はドアであり、ウエザストリップは、車体開口部側に取付けられているオープニングトリムウエザストリップである自動車用ウエザストリップである。
請求項15の本発明では、車体開口部開閉部材はドアであり、ウエザストリップは、オープニングトリムウエザストリップであるため、車体開口部周縁のフランジの隙間から車内に進入する騒音を確実に減少させることができる。
本発明は、車外側側壁のフランジの側面と対向する面に両面接着テープを貼着し、車外側側壁に薄肉部または凹部を形成するかあるいは車外側側壁がスポンジ材で形成されたため、中空シール部を押して、車外側側壁を両面接着テープによりフランジに接着するときに、車外側側壁の薄肉部または凹部が屈曲して、あるいはスポンジ材が撓んでフランジの形状に伴って変形し、接着することができる。そのため、両面接着テープの接着力を強くすることができる。
また、連結部は、先端側連結部と、根元側連結部と、中央連結部とから形成する場合は、中空シール部は、先端側連結部と根元側連結部によりその両端を保持され、中央連結部により先端側連結部と根元側連結部の幅が一定に保持されるので、中空シール部の形状が安定し、その結果、シール性を確保することができる。
本発明の実施の形態を、オープニングトリムウエザストリップ10を例にとり説明する。本発明は、オープニングトリムウエザストリップ10以外にも、スライディングルーフウエザストリップ、ラッゲージウエザストリップ等の自動車の車体開口部とその開口部を閉じる車体開口部開閉部材に使用されるウエザストリップにも使用することができる。
本発明を、図1〜図7に基づき説明する。
図1は、第1の実施の形態における本発明のオープニングトリムウエザストリップ10が図6における車体開口部周縁6に装着された状態の図7におけるA−A線に沿った部分の断面図である。図2と図3は、本発明のそれぞれ第2と第3の実施の形態におけるオープニングトリムウエザストリップ10が同様に、図6における車体開口部周縁6に装着された状態の図7におけるA−A線に沿った部分の断面図である。
図4と図5は、本発明のオープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7に装着する工程を示す模式図である。
図6は自動車のドア2を開いた状態において、オープニングトリムウエザストリップ10の車体開口部周縁6への取付状態を示す斜視図である。図7は、上記車体開口部周縁6に装着されるオープニングトリムウエザストリップ10の全体の正面図である。
図6に示すように、自動車の車体1は、車体開口部を有し、その車体開口部は、車体開口部開閉部材であるサイドドア2により開閉される。車体開口部の周囲は、車体開口部周縁6を形成し、車体開口部周縁6は先端が車体を構成するアウターパネル6a・インナーパネル8等の先端がスポット溶接されて、フランジ7(図1、2、3参照)となっている。このフランジ7に車体開口部周縁6とドア2との間をシールするオープニングトリムウエザストリップ10が装着される。このフランジ7は、スポット溶接痕の凹凸が多数形成されている。
オープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により直線状に成形される。この直線状に形成された1本のオープニングトリムウエザストリップ10は、図7に示すように、車体開口部周縁6の形状に沿って、環状となるようにフランジ7に装着される。装着は、オープニングトリムウエザストリップ10の一方の端末から順次フランジ7に装着され、装着が完了すると、他方の端末が一方の端末と接合することとなる。この端末の接合は、単に突き合わされた状態でよく、接続部11により型接合されて環状に形成されていてもよい。
また、オープニングトリムウエザストリップ10の端末同士を装着前に接着して環状にしてもよい。
次に、図1に基づき、本発明の第1の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ10の断面形状について説明する。
オープニングトリムウエザストリップ10は、フランジ7に取付けられる、断面略コ字形のトリム部(取付基部)20と、ドア2のドアフレーム膨出部2aに当接して、ドア2と車体開口部周縁6との間をシールする中空状の中空シール部(シール部)30と、トリム部(取付基部)20と中空シール部(シール部)30を連結する連結部を有する。
トリム部20は、車外側側壁25、車内側側壁21と底壁23とからなる断面略コ字形をなしている。本実施の形態では、車内側側壁21と底壁23はソリッド材で形成され、車外側側壁25はスポンジ材で形成されている。このソリッド材として、スポンジ材と比べて剛性の大きな微発泡材も使用することができる。
車内側側壁21は、その先端から断面略コ字形のトリム部20の内部に向けて斜めに車内側保持リップ22が延設されている。車内側保持リップ22は、オープニングトリムウエザストリップ10がフランジ7に装着されたときに、フランジ7の内側の側面に当接して、保持するとともに、フランジ7との間のシールをする。フランジ7は、車体1の部位により構成する板金の数が異なり、その肉厚が変化するが、車内側保持リップ22が撓むことにより、フランジ7の肉厚が変化しても、保持性・シール性を確保することができる。
底壁23は、トリム部20の内面にスポンジ材や粘着材からなるシーラント部材24を貼着してもよい。シーラント部材24を貼着すると、フランジ7に装着したときにフランジ7の先端がシーラント部材24に埋入され、フランジ7とトリム部20の底壁23の間のシール性を向上させることができる。
車外側側壁25との連続部分に近い底壁23の側端内面に、フランジ7の先端が当接する当り面23aが設けられる。フランジ7を構成するアウターパネル6aの先端は、他のフランジ7の板金よりも若干長く形成され、この長い先端が当り面23aに当接する。フランジ7の先端が保持される当り面23aが形成されたため、フランジ7にトリム部20を装着するときに、フランジ7の先端を当り面23aに当て、その位置を確定して、その後、車外側側壁25を回転して、両面接着テープ29で接着することができ、オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7の所定の位置に装着することができる。
車外側側壁25は、スポンジ材で形成され、断面略コ字形の内側である内面には柔軟性がありスポンジ材で形成された両面接着テープ29が長手方向に延びて装着されている。両面接着テープ29がフランジ7に接着され、オープニングトリムウエザストリップ10が装着される。なお、両面接着テープ29は、薄肉に形成され、後述するフランジ7の表面の凹凸に追従しやすくなっている。
車外側側壁25の外面は、本実施の形態では長手方向に連続する波形に形成されている。外面が波形に形成されたため、中空シール部40を押して連結部30を経由して力を加えて、車外側側壁25をフランジ7に接着するときに、外面が波形に形成された車外側側壁25が波形のそれぞれの谷の部分で屈曲しやすく、フランジ7の表面の凹凸にしたがって変形しやすくなっている。このため、両面接着テープ29がフランジ7に沿って密着し、接着力を確保することができる。
車外側側壁25と底壁23とが連結する部分には、薄肉状の車外側側壁凹部26がスポンジ材で形成されている。このため、中空シール部40を押して車外側側壁25を両面接着テープ29によってフランジ7に接着するときに、上記のように車外側側壁25が両面接着テープ29を介してフランジ7の表面の凹凸に沿って変形することが容易である。そして、車外側側壁凹部26が薄肉状に形成されているため、その薄肉状の部分で容易に変形されて、車外側側壁25の変形が後述する根元側連結部32が接続する部分に影響を及ぼすことなく、根元側連結部32の位置が変化することが少なく、中空シール部40の位置が変化しないようにすることができる。そのため、シール性が保持できる。
また、底壁23と車外側側壁25との間の連続部分である車外側側壁凹部26がスポンジ材で薄肉に形成されたため、トリム部20をフランジ7に装着するときに、まず、底壁23と車外側側壁25との間の車外側側壁凹部26を屈曲させて、車外側側壁25を外側に開くように撓ませて底壁23をフランジ7の先端に当接して、その後、その車外側側壁凹部26を中心に車外側側壁25を回動させて、フランジ7に車外側側壁25を両面接着テープ29により接着させることができ、接着作業が容易である。
連結部30は、車外側側壁25の先端外面から延設する先端側連結部31と、車外側側壁25の底壁23に近い根元外面から延設する根元側連結部32と、先端側連結部31と根元側連結部32の先端を連続するとともに中空シール部40のそれぞれの先端を連続する中央連結部33から構成される。
このため、中空シール部40は、先端側連結部31と根元側連結部32によりその両端を保持され、中空形状を保持することができる。また、中央連結部33により先端側連結部31と根元側連結部32の先端が保持されるため、先端側連結部31と根元側連結部32との間の幅が一定に保持されるので、中空シール部40が押されて変形しても、中空シール部40の形状が潰れたり、異常変形することが無く、安定して、シール性を確保することができる。
先端側連結部31と根元側連結部32はスポンジ材で形成され、中央連結部33はソリッド材で形成されている。後述するように、先端側連結部31と根元側連結部32をソリッド材で形成し、中央連結部33をスポンジ材で形成してもよく、先端側連結部31、根元側連結部32と中央連結部33をすべてソリッド材で形成してもよい。
なお、中央連結部33は、先端側連結部31と根元側連結部32の先端ではなく、中央部付近を連結してもよい。中央部付近を連結すると、先端側連結部31と根元側連結部32の間隔が広くなることを防止して、中空シール部40を押したときに先端側連結部31と根元側連結部32の間隔が広がることがなく、中空シール部40の押圧力が先端側連結部31と根元側連結部32から両面接着テープ29の両側端に確実に伝達され、両面接着テープ29を確実に接着することができる。
中央連結部33は、ソリッド材で形成されたため、中空シール部40と中央連結部33を押して、先端側連結部31と根元側連結部32を変形させて、車外側側壁25の両面接着テープ29をフランジ7に接着するときに、中央連結部33が確実に車外側側壁25の幅全体を押すことができ、押圧力を両面接着テープ29の全体に及ぼすことができ、両面接着テープ29を確実に接着させることができる。
次に、図2に基づき、本発明の第2の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ10の断面形状について説明する。第2の実施の形態は、第1の実施の形態とは連結部30と車外側側壁25が異なる。このため、連結部30と車外側側壁25を中心に説明し、同様な部分は説明を省略する。
車外側側壁25は、同様にスポンジ材で形成され、断面略コ字形の内側である内面には両面接着テープ29が長手方向に延びて装着されている。そして、両面接着テープ29がフランジ7に接着されることによって、オープニングトリムウエザストリップ10が装着される。
車外側側壁25の外面の両面接着テープ29が貼着される反対側の部分は、他の部分よりも若干薄肉に形成されている。この部分が薄肉に形成されたため、中空シール部40を押して車外側側壁25をフランジ7に接着するときに、薄肉に形成された車外側側壁25の部分が柔軟性を有するため、フランジ7の表面の凹凸に沿って変形しやすく、両面接着テープ29の接着力が向上する。
また、車外側側壁25の外面には、先端側連結部31と根元側連結部32が延設され、その連結部の内側近傍には、それぞれ車外側側壁溝部25a、25aが形成されている。
先端側連結部31と根元側連結部32との連結部付近に凹状形成された車外側側壁溝部25a、25aが形成されているため、車外側側壁25はその車外側側壁溝部25a、25aで容易に変形されて、車外側側壁25の変形が先端側連結部31と根元側連結部32の形状に影響を及ぼすことが少なく、中空シール部40の位置が変化しないようにすることができる。そのため、ドア2との間のシール性が保持できる。
車外側側壁25と底壁23とが連結する部分には、根元側連結部32の先端のソリッド部分が存在するが、その薄肉状の車外側側壁屈曲部28がスポンジ材で形成されている。
底壁23と車外側側壁25との間の連続部分に車外側側壁屈曲部28がスポンジ材で薄肉に形成されたため、トリム部20をフランジ7に装着するときに、まず、底壁23と車外側側壁25との間の車外側側壁屈曲部28を屈曲させて、車外側側壁25を外側に開くように撓ませて底壁23をフランジ7の先端に当接して、その後、その車外側側壁屈曲部28を中心に車外側側壁25を回動させて、フランジ7に車外側側壁25を両面接着テープ29により接着させることができ、接着作業が容易である。
連結部30は、第1の実施の形態と同様に、車外側側壁25の先端外面から延設する先端側連結部31と、車外側側壁25の底壁23に近い根元外面から延設する根元側連結部32と、先端側連結部31と根元側連結部32の先端を連続するとともに中空シール部40のそれぞれの先端を連続する中央連結部33から構成される。
しかし、中央連結部33、先端側連結部31及び根元側連結部32はいずれもソリッド材で形成される。このたため、中空シール部40を押して車外側側壁25の両面接着テープ29をフランジ7に接着するときに、中央連結部33に伝達された押圧力が、ソリッド材の先端側連結部31及び根元側連結部32に直接伝達され、スポンジ材で形成された車外側側壁25と両面接着テープ29の両側端を強固に押圧することができる。このため外側側壁25をフランジ7に対して両面接着テープ29を介して強固に接着することができる。また、中央連結部33、先端側連結部31及び根元側連結部32からなる連結部30全体の形状を維持することができ、中空シール部40の位置を維持し、シール性を確保することができる。
次に、図3に基づき、本発明の第3の実施の形態のオープニングトリムウエザストリップ10の断面形状について説明する。第3の実施の形態は、第1の実施の形態とは連結部30と車外側側壁25が異なる。このため、連結部30と車外側側壁25を中心に説明し、同様な部分は説明を省略する。
車外側側壁25は、同様にスポンジ材で形成され、断面略コ字形の内側である内面には両面接着テープ29が長手方向に延びて装着されている。
車外側側壁25の外面の両面接着テープ29が貼着される反対側の部分は、第2の実施の形態と同様に、他の部分よりも若干薄肉に形成されている。この部分が薄肉に形成されたため、中空シール部40を押して車外側側壁25をフランジ7に接着するときに、薄肉に形成された車外側側壁25の部分が柔軟性を有するため、フランジ7の表面の凹凸に沿って変形しやすく、両面接着テープ29の接着力が向上する。
また、車外側側壁25の外面には、先端側連結部31と根元側連結部32が延設され、その連結部の内側近傍には、それぞれ車外側側壁溝部25a、25aが形成されている。
このため、車外側側壁25はその車外側側壁溝部25a、25aで容易に変形されて、車外側側壁25の変形が先端側連結部31と根元側連結部32の形状に影響を及ぼすことが少なく、中空シール部40の位置が変化しないため、ドア2との間のシール性が保持できる。
車外側側壁25と底壁23と連結する部分には、第2の実施の形態と同様に、その薄肉状の車外側側壁屈曲部28がスポンジ材で形成されている。このため、トリム部20をフランジ7に装着するときに、まず、底壁23と車外側側壁25との間の車外側側壁屈曲部28を屈曲させて、車外側側壁25を外側に開くように撓ませて底壁23をフランジ7の先端に当接して、その後、その車外側側壁屈曲部28を中心に車外側側壁25を回動させて、フランジ7に車外側側壁25を両面接着テープ29により接着させることができ、接着作業が容易である。
連結部30は、第1の実施の形態と同様に、車外側側壁25の先端外面から延設する先端側連結部31と、車外側側壁25の底壁23に近い根元外面から延設する根元側連結部32と、先端側連結部31と根元側連結部32の先端を連続するとともに中空シール部40のそれぞれの先端を連続する中央連結部33から構成される。
しかし、先端側連結部31及び根元側連結部32はいずれもソリッド材で形成されるが、中央連結部33はスポンジ材で形成される。このたため、中空シール部40を押して車外側側壁25の両面接着テープ29をフランジ7に接着するときに、中空シール部40の押圧力が、ソリッド材の先端側連結部31及び根元側連結部32に伝達され、スポンジ材で形成された車外側側壁25と両面接着テープ29の両側端を押圧することができる。また、中央連結部33、先端側連結部31及び根元側連結部32からなる連結部30全体の形状を維持することができ、中空シール部40の位置を維持し、シール性を確保することができる。
中央連結部33がスポンジ材で形成されているため、中空シール部40が柔軟性を有することができ、ドア2等に密着することができる。
オープニングトリムウエザストリップ10は、スポンジ材は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成され、ソリッド材は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。また、この場合は、オープニングトリムウエザストリップ10は全体としてオレフィン系であり、インサート部材を有しないため、そのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
次に、ドアオープニングトリムウエザストリップ10の製造方法を説明する。
このドアオープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により成形され、ソリッドゴムとスポンジゴムを押出成形機で一体に押出すことができる。
オープニングトリムウエザストリップ10の成形においては、上記のように、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等が使用される。スポンジ材としてとしては、上記EPDMゴム、熱可塑性エラストマーを発泡させて使用する。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
押出成形して、加硫されたオープニングトリムウエザストリップ10は、車外側側壁25の内面に両面接着テープ29を貼着して、所定寸法に切断されて、自動車の車体開口縁のフランジ7に取付けられる。
オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7に装着する方法を図4と図5に基づき説明する。
図4に示すように、まず、オープニングトリムウエザストリップ10の車外側側壁25を、車外側側壁屈曲部28を中心に外側に回転させ、トリム部20の開口部を開く。そのトリム部20内にフランジ7の先端を挿入し、フランジ7の最も外側の先端が突出したアウターパネル6aの先端をトリム部20の底壁23内面の当り面23aに当接させる。当り面23aは、底壁23内面の最も車外側側壁25寄りの部分で、シーラント部材24が貼着されていなく、底壁23が露出している。この当り面23aは、若干凹部としてもよい。
当り面23aにフランジ7の突出した先端が当接すると、フランジ7の先端が固定され、フランジ7の先端の位置を確定することができ、フランジ7の所定の位置にトリム部20を装着することができる。このとき、フランジ7の他の部分は底壁23のシーラント部材24内に挿入されて、フランジ7とトリム部20の間をシールすることができる。
このとき、車内側側壁21の先端に延設された車内側保持リップ22がフランジ7の側面に当接してシール性を向上させている。
次に、図5に示すように、ローラー50でトリム部20をフランジ7に接着する。
まず、第1ローラー51で底壁23の外面を押してトリム部20を支えて、第2ローラー52で中空シール部40を押圧して車外側側壁25の両面接着テープ29をフランジ7に圧着させる。これにより両面接着テープ29及び車外側側壁25をフランジ7の表面に沿って接着することができる。
本発明の第1の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの図7におけるA−A線に沿った部分の断面図である。 本発明の第2の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの図7におけるA−A線に沿った部分の断面図である。 本発明の第3の実施の形態であるオープニングトリムウエザストリップの図7におけるA−A線に沿った部分の断面図である。 本発明のオープニングトリムウエザストリップをフランジに装着する工程を示す模式図であり、フランジをトリム部の内部に挿入した状態を示すものである。 本発明のオープニングトリムウエザストリップをフランジに装着する工程を示す模式図であり、フランジにトリム部の両面接着テープを圧着する工程を示すものである。 自動車の側面の斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアオープニングトリムウエザストリップの正面図である。 従来のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における断面図である。 従来の他のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における一部断面図である。 従来の他のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における一部断面図である。 従来の他のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における一部断面図である。
符号の説明
6 車体開口部周縁(アウターパネル)
7 フランジ
10 ドアオープニングトリムウエザストリップ
20 トリム部(取付基部)
21 車内側側壁
23 底壁
25 車外側側壁
26 車外側側壁凹部
27 車外側側壁凹凸部
28 車外側側壁屈曲部
29 両面接着テープ
30 連結部
31 先端側連結部
32 根元側連結部
33 中央連結部
40 中空シール部

Claims (15)

  1. 自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
    該ウエザストリップは、上記車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して上記車体開口部開閉部材と上記車体開口部周縁との間をシールするシール部と、上記取付基部と上記シール部を連結する連結部を有し、
    上記取付基部は、少なくとも上記フランジの側面と対向する車外側側壁と上記フランジの先端と対向する底壁を有し、上記車外側側壁の上記フランジの側面と対向する面に両面接着テープを貼着し、上記車外側側壁に薄肉部または凹部を形成するかあるいは上記車外側側壁がスポンジ材で形成されたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  2. 自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
    該ウエザストリップは、上記車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して上記車体開口部開閉部材と上記車体開口部周縁との間をシールする中空シール部と、上記取付基部と上記中空シール部を連結する連結部を有し、
    上記取付基部は、少なくとも上記フランジの側面と対向する車外側側壁と、上記フランジの先端と対向する底壁とを有し、上記車外側側壁の上記フランジの側面と対向する面に両面接着テープを貼着し、
    上記連結部は、上記車外側側壁の上記両面接着テープが貼着される面とは反対側の面に形成され、上記車外側側壁の側端付近と上記中空シール部を連結する先端側連結部と、上記車外側側壁の根元付近と上記中空シール部を連結する根元側連結部と、上記先端側連結部と根元側連結部とを連結する中央連結部とから形成され、該中央連結部はソリッド材で形成され、上記車外側側壁は、スポンジ材で形成されたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  3. 自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
    該ウエザストリップは、上記車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に設けられ、他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して上記車体開口部開閉部材と上記車体開口部周縁との間をシールする中空シール部と、上記取付基部と上記中空シール部を連結する連結部を有し、
    上記取付基部は、少なくとも上記フランジの側面と対向する車外側側壁と上記フランジの先端と対向する底壁を有し、上記車外側側壁の上記フランジの側面と対向する面に両面接着テープを貼着し、
    上記連結部は、上記車外側側壁の上記両面接着テープが貼着される面とは反対側の面に形成され、上記車外側側壁の側端付近と上記中空シール部を連結する先端側連結部と、上記車外側側壁の根元付近と上記中空シール部を連結する根元側連結部と、上記先端側連結部と根元側連結部とを連結する中央連結部とから形成され、上記先端側連結部と根元側連結部はソリッド材で形成され、上記車外側側壁は、スポンジ材で形成されたことを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  4. 上記車外側側壁は、スポンジ材で形成されるとともに、上記先端側連結部及び根元側連結部との連結部付近で薄肉状または凹状に形成された請求項1乃至請求項3のいずれかにに記載の自動車用ウエザストリップ。
  5. 上記車外側側壁の両面接着テープが接着される部分は、他の部分よりも薄肉に形成された請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  6. 上記車外側側壁の外面が波形に形成された請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  7. 上記中央連結部、先端側連結部及び根元側連結部はいずれもソリッド材で形成された請求項2乃至請求項6のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  8. 上記中央連結部は、上記先端側連結部と根元側連結部の中空シール部側の先端を連結する請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  9. 上記中央連結部は、上記先端側連結部と根元側連結部の中央付近を連結する請求項2乃至請求項7のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  10. 上記底壁と車外側側壁との間の連続部分に薄肉部またはスポンジ部が形成された請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  11. 上記取付基部は、車外側側壁、車内側側壁及び底壁から形成される断面略U字形であり、該車外側側壁の先端から上記取付基部の内側に向けて保持リップが延設された請求項1乃至請求項10のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  12. 上記底壁の内面にシーラント部材が貼着され、該シーラント部材に上記フランジの先端を埋入させた請求項1乃至請求項11のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  13. 上記底壁の内面に、上記フランジの先端が保持される当り面が形成された請求項1乃至請求項12のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  14. 上記底壁と車内側側壁は、ソリッド材で形成された請求項11に記載の自動車用ウエザストリップ。
  15. 上記車体開口部開閉部材はドアであり、上記ウエザストリップは、車体開口部側に取付けられているオープニングトリムウエザストリップである請求項1乃至請求項14のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010179722A (ja) * 2009-02-04 2010-08-19 Nishikawa Rubber Co Ltd ウェザーストリップ
JP2011051396A (ja) * 2009-08-31 2011-03-17 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車用オープニングトリムウエザストリップ
JP2011218845A (ja) * 2010-04-05 2011-11-04 Toyoda Gosei Co Ltd ウエザストリップ
JP2014094630A (ja) * 2012-11-08 2014-05-22 Shigeru Co Ltd 車両用内装

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