JP2006182246A - 自動車用ウエザストリップ - Google Patents

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敦 橋本
Masahiro Nozaki
政博 野崎
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Abstract

【課題】 フランジに確実にウエザストリップを装着することができる自動車用ウエザストリップを提供する。
【解決手段】 ウエザストリップ10は、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材のフランジに取付けられる取付基部20と、取付基部に一体的に設けられるシール部30を有し、取付基部20は、断面略U字形をなし、車外側側壁21の内面に両面接着テープ27が貼着され、車外側側壁の先端から屈曲部26を介して案内リップ25が形成され、案内リップ25の上面は、断面略U字形方向又は断面略J字形に傾斜した案内リップ摺動面25aが形成され、案内リップ25の先端は、両面接着テープ27よりも車内側に突出した案内リップ先端部25bが形成されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車ドア、ラッゲージ、スライディングルーフ等の車体開口部を開閉する車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールする自動車用ウエザストリップに関するものである。
以下、自動車ドア2と車体開口部周縁6のシールを例に取り説明する。
自動車ドア2と車体開口部周縁6との間のシールは、図7に示すように、ドア2におけるドアフレーム等の外周のリテーナー4に取付けられるドアウエザストリップ160と、ドアフレーム等の内周のチャンネル3に取付けられるガラスラン150と、車体開口部周縁6のフランジ7に取付けられるオープニングトリムウエザストリップ110とによりなされる。
なお、上記フランジ7は、車体開口部周縁を規定しているアウターパネル6と車内側のインナーパネル8等とによって形成されている。
ガラスラン150は、車外側側壁151、底壁152と車内側側壁153からなる断面略コ字形の内部にドアガラス5の先端を収納し、その先端を車外側側壁151と車内側側壁153の先端から延設した車外側シールリップ154と車内側シールリップ155によりシールしている。
ドア2の外周に取付けられたドアウエザストリップ160は、取付基部161とその上部に一体に形成された中空シール部164とシールリップ部166から構成される。取付基部161は、ドアフレームの外周に設けられたリテーナー4に嵌め込まれてドアフレームに固定される。そして、ドア2閉時にシールリップ部166が車体開口部周縁(アウターパネル)6の最も車外側の側端に当接し、ドア2の先端と車体開口部周縁6の車外側側端との間の隙間をシールする。そのとき、中空シール部164は、車体開口部周縁6のシールリップ部166が当接する部分よりも車内側の膨出部分に当接して、ドア2と車体開口部周縁6との間をシールしている。
車体の開口部には、上記のフランジ7に取付けられたオープニングトリムウエザストリップ110があり、ドアウエザストリップ160が車体開口部周縁6をシールする部分よりもさらに車内側でドア2と車体開口部周縁6との間をシールしている。オープニングトリムウエザストリップ110は、断面略U字形の取付基部120により上記のフランジ7に取付けられ、中空シール部130がドアフレームの膨出部2aに当接してシールする。この取付基部120は、フランジ7を把持するために、金属インサート等の芯材124が埋設され、フランジ保持リップを備えている。
また、図8に示すように、この種のオープニングトリムウエザストリップ110をフランジ7に確実に固定するために、両面接着テープで装着するものがある(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。この場合は、オープニングトリムウエザストリップ110の取付基部(トリム部)120において、車外側側壁121の内面に両面接着テープ127を取付けて、車内側側壁122をフランジ7に沿わせて、トリム部120内にフランジ7を挿入し、フランジ7の車外側の側面に両面接着テープ127を圧着する。
しかしながら、フランジ7に両面接着テープ127でオープニングトリムウエザストリップ110を接着するときは、両面接着テープ127の保護テープを引き剥がして、フランジ7をトリム部120内に挿入するが、フランジ7の先端が両面接着テープ127に接触すると、両面接着テープ127が剥がれたり、フランジ7がトリム部120の内側の奥まで挿入されなくなる場合が生じた。
そのため、トリム部120をフランジ7に両面接着テープ127を使用して装着する場合に、トリム部120に取付けられた両面接着テープ127の上下に圧縮可能なスポンジの接触防止材を取付けるとともに、トリム部120に仮止め用のクリップを取付けたものがある(例えば、特許文献3参照。)。この場合は、ウエザストリップ110を取付けるときは、仮止め用のクリップをフランジ7の挿入した後に、トリム部120を圧着して、接触防止材を圧縮し、両面接着テープ127をフランジ7に接着していた。
しかし、この場合は、両面接着テープ127以外にも、仮止め用のクリップおよび接触防止部材が必要となり、コストが上昇するとともに製造の手間がかかっていた。
特開2002−274285号公報 特開2001−354081号公報 実開平5−86714号公報
このため、本発明は、製造が容易で、コストが低く、フランジに確実にウエザストリップを装着することができる自動車用ウエザストリップを提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために請求項1の本発明は、自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
ウエザストリップは、車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に設けられ、上記他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、取付基部は、車外側側壁、車内側側壁および底壁から形成される断面略U字形又は断面略J字形をなし、車外側側壁の内面に両面接着テープが貼着され、車外側側壁の先端から屈曲部を介して案内リップが形成され、案内リップの上面は、取付基部の内部方向に傾斜した案内リップ摺動面が形成され、案内リップの先端は、両面接着テープよりも車内側に突出した案内リップ先端部が形成されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップである。
請求項1の本発明では、ウエザストリップは、自動車の車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の先端のフランジに取付けられる取付基部と、取付基部に一体的に取付けられ、車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して、車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールするシール部を有しているため、ドアフレームの外周又は車体開口部周縁に取付基部を取付けると、車体開口部開閉部材の閉時にシール部が車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して、車体開口部開閉部材と車体開口部周縁との間をシールすることができる。
取付基部は、車外側側壁、車内側側壁および底壁から形成される断面略U字形又は断面略J字形をなしている。このため、車体開口部開閉部材の外周又は車体ドア開口縁に形成されたフランジを、取付基部の内部に挿入するとともに、両面接着テープで接着するとともに、車外側側壁と車内側側壁によりフランジを挟持することにより、自動車用ウエザストリップを容易に装着することができる。
車外側側壁の内面に両面接着テープが貼着され、車外側側壁の先端から屈曲部を介して案内リップが形成されている。このため、両面接着テープにより車外側側壁をフランジの側面に接着することができ、フランジの肉厚が変化してもオープニングトリムウエザストリップをフランジに装着することができる。屈曲部により後述するように案内リップが屈曲部を中心に回動することができるため、装着が容易である。
案内リップの上面は、断面略U字形方向に傾斜した案内リップ摺動面が形成され、案内リップの先端は、両面接着テープよりも車内側に突出した案内リップ先端部が形成されている。このため、ウエザストリップをフランジに取付けるときに、案内リップ摺動面をフランジの先端が摺動し、取付基部内に案内することができるとともに、フランジの先端および側面が両面接着テープと離れて位置することができる。したがって、フランジをスムースに取付基部内に挿入することができる。
請求項2の本発明は、案内リップは、取付基部の内部にフランジが挿入されるときに、フランジの先端が案内リップ摺動面を摺動し、案内リップは屈曲部を中心に回動し、案内リップの下面は車外側側壁の先端に当接し、案内リップ先端部が両面接着テープの側面よりも車内側に突出し、両面接着テープの側面とフランジの側面とを離隔させ、屈曲部は、車外方向から車外側側壁を押したときに屈曲して、両面接着テープがフランジの側面に密着可能に形成した自動車用ウエザストリップである。
請求項2の本発明では、案内リップは、取付基部の内部にフランジが挿入されるときに、フランジの先端が案内リップ摺動面を摺動し、案内リップは屈曲部を中心に回動し、案内リップの下面は車外側側壁の先端に当接する。このため、フランジを取付基部内に挿入するときに、フランジの先端が案内リップ摺動面を押して、案内リップの下面は車外側側壁の先端で支えられて、回動が止まり、案内リップ先端部の位置が固定する。
そして、案内リップ先端部が両面接着テープの側面よりも車内側に突出し、両面接着テープの側面とフランジの側面とを離隔させる。このため、フランジが取付基部に挿入作業中は、案内リップ先端部がフランジの側面を押して、フランジと両面接着テープとの接触を防止することができる。
屈曲部は、車外方向から車外側側壁を押したときに屈曲して、両面接着テープがフランジの側面に密着可能に形成した。このため、フランジが取付基部内に挿入された後に、ウエザストリップを車外方向からフランジに向けて押したときは、屈曲部が逆方向に屈曲して、両面接着テープをフランジに強く圧着することができ、取付基部をフランジへ接着することが容易である。
請求項3の本発明は、屈曲部は、凹溝または薄肉部である自動車用ウエザストリップである。
請求項3の本発明では、屈曲部は、凹溝または薄肉部であるため、屈曲部を中心に案内リップが容易に回動することができ、フランジを取付基部内に案内できるとともに、車外側側壁に取付けられた両面接着テープがフランジに接着して、確実にウエザストリップを装着することができる。また、屈曲部は、凹溝または薄肉部であるため、ウエザストリップを押出成形するときに同時に形成することができ、製造が容易である。
請求項4の本発明は、屈曲部は、軟質材で形成されている自動車用ウエザストリップである。
請求項4の本発明では、屈曲部は、軟質材で形成されているため、屈曲部を中心に案内リップが容易に回動することができ、フランジを取付基部内に案内できるとともに、車外側側壁に取付けられた両面接着テープがフランジに接着して、確実にウエザストリップを装着することができる。また、屈曲部は、軟質材で形成されているため、柔軟に屈曲することができる。
請求項5の本発明は、取付基部は、芯材が埋設され、芯材は、取付基部内で分離または伸縮可能に形成されている自動車用ウエザストリップである。
請求項5の本発明では、取付基部は、芯材が埋設され、芯材は、取付基部内で分離または伸縮可能に形成されているため、芯材によりフランジの挟持力を向上させることができるとともに、自動車ドアの外周又は車体ドア開口縁の形状に沿って、コーナー部でも取付基部を柔軟に曲げて装着することができる。
請求項6の本発明は、取付基部は、ソリッド材で形成され、シール部は、スポンジ材で中空状に形成される形成される自動車用ウエザストリップである。
請求項6の本発明は、取付基部がソリッド材で形成されるため、自動車ドア又は車体開口部周縁のフランジを確実に把持することができる。
シール部は、自動車ドア又は車体開口部周縁のいずれかに当接する中空状のスポンジ材で形成されるため、自動車ドア又は車体開口部周縁の形状に沿って、柔軟に当接することができ、シール性が高い。
請求項7の本発明は、ウエザストリップのシール部は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成され、取付基部は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成された自動車用ウエザストリップである。
請求項7の本発明では、ウエザストリップのシール部は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成され、取付基部は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されたため、同じ種類の材料を使用して同時押出成形ができ、耐候性のよい製品を得ることができる。また、同じオレフィン系樹脂・ゴムのため分離せずにリサイクル使用ができ、リサイクル容易な製品を得ることができる。
本発明は、車外側側壁の内面に両面接着テープが貼着され、車外側側壁の先端から屈曲部を介して案内リップが形成されているため、両面接着テープにより車外側側壁をフランジの側面に接着することができる。屈曲部により後述するように案内リップが屈曲部を中心に回動することができる。案内リップの上面は、取付基部の内部方向に傾斜した案内リップ摺動面が形成され、案内リップの先端は、両面接着テープよりも車内側に突出した案内リップ先端部が形成されているため、案内リップ摺動面をフランジの先端が摺動し、取付基部内に案内することができるとともに、フランジの先端および側面が両面接着テープと離れて位置することができる。
本発明の実施の形態を、オープニングトリムウエザストリップ10を例にとり説明する。本発明は、オープニングトリムウエザストリップ10以外にも、ラッゲージウエザストリップ等の自動車の車体開口部とその開口部を閉じる車体開口部開閉部材に使用されるウエザストリップにも使用することができる。
本発明を、図1〜図6に基づき説明する。
図1は、本発明のオープニングトリムウエザストリップ10が図5における車体開口部周縁6に装着される途中の状態の図6におけるA−A線に沿った部分の断面図である。図2は、本発明のオープニングトリムウエザストリップ10が図5における車体開口部周縁6に装着された状態の断面図である。図3は、本発明の実施の形態における、フランジ7を取付基部20の挿入する状態を示す模式図である。図4は、オープニングトリムウエザストリップ10の後述する屈曲部26形状の他の状態を示す拡大部分断面図である。
図5は自動車のドアを開いた状態において、車体開口部周縁6への取付状態を示す斜視図である。図6は、上記車体開口部周縁6に装着されるオープニングトリムウエザストリップ10の正面図である。
図5に示すように、自動車の車体1は、車体開口部を有し、その車体開口部は、車体開口部開閉部材であるドア2により開閉される。車体開口部の周囲は、車体開口部周縁6を形成し、車体開口部周縁6は先端が車体を構成するアウターパネル6・インナーパネル8等の先端が溶接されて、フランジ7(図1、2、3参照)となっている。このフランジ7に車体開口部周縁6とドア2との間をシールするオープニングトリムウエザストリップ10が装着される。
オープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により直線状に成形される。この直線状に形成された1本のオープニングトリムウエザストリップ10は、図6に示すように、車体開口部周縁6の形状に沿って、環状となるようにフランジ7に装着される。装着は、オープニングトリムウエザストリップ10の一方の端末から順次フランジ7に装着され、装着が完了すると、他方の端末が一方の端末と接合することとなる。この端末は、接続部11により型接合されて環状に形成されていてもよい。
また、オープニングトリムウエザストリップ10の端末同士を装着前に接着して環状にしてもよい。
次に、図1に基づき、オープニングトリムウエザストリップ10の断面形状について説明する。
オープニングトリムウエザストリップ10は、フランジ7に取付けられる、断面略U字形のトリム部(取付基部)20と、ドア2のドアフレームの膨出部2aに当接して、ドア2と車体開口部周縁6との間をシールする中空状のシール部(中空シール部)30を有する。
トリム部20は、車外側側壁21、車内側側壁22と底壁23からなる断面略U字形又は断面略J字形をなし、トリム部20がフランジ7を挟持する力を強くするため、その内部に芯材24を埋設してもよい。
車内側側壁22は、車外側側壁21よりも短く形成され、その先端は断面略U字形の内部方向に突出した車内側側壁突起部22bを形成する。車内側側壁突起部22bは、トリム部20内部にフランジ7を挿入するときは、フランジ7の側面を摺動し、オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7に組付けた後は、フランジ7の側面に当接して、オープニングトリムウエザストリップ10を保持する。
なお、車体開口部周縁6の車内側には、ガーニッシュ40が取り付けられて、その先端は、オープニングトリムウエザストリップ10の車内側側壁22付近まで達する。車内側側壁22の底壁23との連続する部分からカバーリップ29が車内方向に延設され、そのカバーリップ29の先端がガーニッシュ40の先端を覆い、ガーニッシュ40とオープニングトリムウエザストリップ10との隙間をカバーして、美観を確保している。
車外側側壁21の内面には両面接着テープ27が貼着されている。両面接着テープ27によりフランジ7の側面に接着されるが、詳細は後述する。
車外側側壁21の外面には中空シール部30が設けられている。中空シール部30は、車外側側壁21の外面に断面形状が略楕円形の中空状のスポンジ材で形成される。スポンジ材はスポンジゴム、スポンジ熱可塑性エラストマー等を使用する。中空シール部30は、ドア閉時にドア2のドアフレームの膨出部2aに当接してドア2と車体開口部周縁6の間をシールする。
中空シール部30の代わりに中空状ではなく、リップ状のシール部を車外側側壁21の外面に設けてもよい。
トリム部20に芯材24を設ける場合は、芯材24は、板金、針金または硬質合成樹脂で形成される。板金または硬質合成樹脂の場合は、短冊状の骨片を幅方向に平行に多数配列し、その短冊状の骨片を長手方向に梯子状あるいは魚骨状に連結したものや、短冊状の骨片をジグザグ状に連続したものが使用される。トリム部20の柔軟性を増大させるために、芯材24を埋設後に、短冊状の骨片の連結部分を、1個毎あるいは複数個毎に分離するものも使用することができる。短冊状の骨片をジグザグ状に連続したものは、長手方向にも伸縮性があり、柔軟性を有する。
針金の芯材24は、針金をジグザグ状に折り曲げて、長手方向に複数の糸で保持した、いわゆるワイヤーキャリアタイプのものが使用される。
車外側側壁21の先端には、屈曲部26が設けられ、屈曲部26を介して案内リップ25が形成されている。屈曲部26の形状については後述する。
案内リップ25の形状は、本実施の形態では、断面が略逆台形をなして、上面はフランジ7の先端が摺動する案内リップ摺動面25aを形成し、案内リップ25の先端はフランジ7の側面に当接する案内リップ先端部25bを形成する。
案内リップ25は、図3に示すように、断面略U字形の内部にフランジ7が挿入されるときに、フランジ7の先端が案内リップ摺動面25aに当接し、さらに案内リップ摺動面25aを摺動し、案内リップ25を下方に押し下げる。そうすると、案内リップ25は屈曲部26を中心に回動し、案内リップ25の下面は車外側側壁21の先端の端面に当接する。そうすると、案内リップ25は車外側側壁21の先端で支えられて、回動が止まり、フランジ7は案内リップ摺動面25a上を移動し、案内リップ先端部25bに至る。その後、フランジ7は下方に移動し、案内リップ先端部25bがフランジ7の側壁を案内して、フランジ7をトリム部20の内部に挿入させることができる。このように、フランジ7をトリム部20(取付基部)内に挿入するときに、案内リップ先端部25bの位置が固定するため、フランジ7の位置がずれない。
そして、このとき案内リップ先端部25bが両面接着テープ27の側面よりも車内側に突出しているため、フランジ7の側面を案内リップ先端部25bが押して、両面接着テープ27の側面とフランジ7の側面とを離隔させる。このため、フランジ7をトリム部20に挿入作業中は、案内リップ先端部25bがフランジ7の側面を押して、フランジ7と両面接着テープ27との接触を防止することができる。
フランジ7はトリム部20に挿入された後に、オープニングトリムウエザストリップ10は車外方向からフランジ7に向けて押圧される。そうすると、図2に示すように、屈曲部26は、車外側側壁21が押されるために屈曲して、両面接着テープ27がフランジ7の側面に密着することができる。このため、屈曲部26が邪魔にならずに、両面接着テープ27をフランジ7に強く圧着することができる。
このように本実施の形態では、屈曲部26は、車外側側壁21よりも薄肉に形成され、案内リップ25と車外側側壁21の間には凹溝が形成され、屈曲部26が撓みやすくなっている。
図4に車外側側壁20と案内リップ25の間に形成された屈曲部26と案内リップ25の他の形状を示す。図4の(a)は、屈曲部26が車外側側壁21の内面の途中に形成され、案内リップ25は断面が楕円形に形成されたものである。これにより、フランジ7をトリム部20に挿入中は確実に両面接着テープ27から離隔することができる。
(b)は、屈曲部26がスポンジ材等の軟質材で形成されたものである。屈曲部26の屈曲を容易にすることができる。
(c)は、案内リップ25の案内リップ摺動面25aに低摩擦材を設けたものである。これによりフランジ7の先端が案内リップ摺動面25aを摺動しやすくなる。低摩擦材としては、例えば、ポリエチレンシート、ウレタン塗料、シリコンコートが使用できる。
この屈曲部26と案内リップ25の形状は、撓みやすさ、摺動性や製造の容易性等を考慮して適宜選択することができる。
オープニングトリムウエザストリップ10は、中空シール部30は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成され、トリム部(取付基部)20は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成されると、耐候性のよい製品を得ることができる。また、この場合は、オープニングトリムウエザストリップ10は全体としてオレフィン系でありそのまま一緒に粉砕等を行い、リサイクルして使用することができる。
次に、ドアオープニングトリムウエザストリップ10の製造方法を説明する。
このドアオープニングトリムウエザストリップ10は、押出成形により成形され、トリム部20に金属または硬質合成樹脂製の芯材24を埋設する場合においても、芯材24とトリム部20を構成するソリッドゴムと中空シール部30を構成するスポンジゴムを押出成形機で一体に押出すことができる。
オープニングトリムウエザストリップ10の成形においては、成形材料は、合成ゴム、熱可塑性エラストマーが使用され、例えば合成ゴムでは、EPDMゴム、熱可塑性エラストマーでは、ポリオレフィン系エラストマー等が使用される。スポンジ材としてとしては、上記EPDMゴム、熱可塑性エラストマーを発泡させて使用する。
合成ゴムの場合は、押出成形後に加硫槽に搬送されて、熱風や高周波等により加熱されて加硫、発泡が行われる。熱可塑性エラストマー、軟質合成樹脂の場合は、押出成形と同時にあるいは押出成形の後に加熱されて発泡して、冷却され固化される。その後所定の長さに切断されて、押出成形部分は製造される。
このようにして製造したオープニングトリムウエザストリップ10は、所定寸法に切断されて、自動車の車体開口縁のフランジ7に取付けられる。
オープニングトリムウエザストリップ10をフランジ7に取付ける場合は、そのままフランジ7にトリム部20を挿入する場合や、トリム部20の断面略U字状の開口が若干開いた状態で仮固定して、ロールフォーミング方式で取付けることもできる。
本発明の実施の形態における、オープニングトリムウエザストリップが図5の車体開口部周縁に装着される途中の状態の図6におけるA−A線に沿った部分の断面図である。 本発明の実施の形態における、オープニングトリムウエザストリップが図5の車体開口部周縁に装着された状態の断面図である。 本発明の実施の形態における、フランジを取付基部の挿入する状態を示す模式図である。 本発明のオープニングトリムウエザストリップの屈曲部と案内リップの各種の形状を示す拡大部分断面図である。 自動車の側面の斜視図である。 本発明の実施の形態であるドアオープニングトリムウエザストリップの正面図である。 従来のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における一部断面図である。 従来の他のドアオープニングトリムウエザストリップを自動車の開口縁に取付けた状態における一部断面図である。
符号の説明
6 車体開口部周縁(アウターパネル)
7 フランジ
10 ドアオープニングトリムウエザストリップ
20 トリム部(取付基部)
21 車外側側壁
22 底壁
23 車内側側壁
24 芯材
25 案内リップ
26 屈曲部
27 両面接着テープ
30 中空シール部

Claims (7)

  1. 自動車の車体開口部開閉部材と自動車の車体開口部周縁との間をシールするウエザストリップにおいて、
    該ウエザストリップは、上記車体開口部開閉部材又は車体開口部周縁のいずれか一方の部材に設けられているフランジに取付けられる取付基部と、該取付基部に一体的に設けられ、上記他方の部材である車体開口部周縁又は車体開口部開閉部材に当接して上記車体開口部開閉部材と上記車体開口部周縁との間をシールするシール部を有し、
    上記取付基部は、車外側側壁、車内側側壁および底壁から形成される断面略U字形又は断面略J字形をなし、上記車外側側壁の内面に両面接着テープが貼着され、上記車外側側壁の先端から屈曲部を介して案内リップが形成され、該案内リップの上面は、上記取付基部の内部方向に傾斜した案内リップ摺動面が形成され、上記案内リップの先端は、上記両面接着テープの側面よりも車内側に突出した案内リップ先端部が形成されていることを特徴とする自動車用ウエザストリップ。
  2. 上記案内リップは、上記取付基部の内部に上記フランジが挿入されるときに、上記フランジの先端が上記案内リップ摺動面を摺動し、上記案内リップは上記屈曲部を中心に回動し、上記案内リップの下面は上記車外側側壁の先端に当接し、上記案内リップ先端部が上記両面接着テープの側面よりも車内側に突出し、上記両面接着テープの側面と上記フランジの側面とを離隔させ、上記屈曲部は、車外方向から上記車外側側壁を押したときに屈曲して、上記両面接着テープが上記フランジの側面に密着可能に形成した請求項1に記載の自動車用ウエザストリップ。
  3. 上記屈曲部は、凹溝または薄肉部である請求項1または請求項2に記載の自動車用ウエザストリップ。
  4. 上記屈曲部は、軟質材で形成されている請求項1または請求項2に記載の自動車用ウエザストリップ。
  5. 上記取付基部は、芯材が埋設され、該芯材は、上記取付基部内で分離または伸縮可能に形成されている請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  6. 上記取付基部は、ソリッド材で形成され、上記シール部は、スポンジ材で中空状に形成される請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
  7. 上記ウエザストリップのシール部は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのスポンジ材で形成され、上記取付基部は、EPDMゴム又はオレフィン系熱可塑性エラストマーのソリッド材で形成された請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の自動車用ウエザストリップ。
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