JP2008087166A - 粉体接着剤中間転写体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】接着剤供給ローラ21にはバイアス電圧Vaが印加される。中間転写ドラム22の塗布部36にはバイアス電圧VbとVcが選択的に印加され、非塗布部37にはバイアス電圧Vcが印加される。バイアス電圧はVc<Va<Vbに設定される。塗布部36は例えば2連のV折り圧着はがき用紙16の貼付け面に対応する接着剤塗布形状に形成されている。接着剤供給ローラ21から供給される粉体接着剤17は非塗布部37に吸着されることなく、塗布部36には印加バイアスが電圧Vbであるとベタ吸着され、電圧Vcであると吸着されない。塗布部36にベタ吸着された粉体接着剤17は用紙16の塗布予定部40に転写されベタ塗布される。
【選択図】 図7
Description
近年、個人情報保護が厳しく問われるようにもなり、各種事業所等では、例えば、個人の各種データ、成績表、給与明細書等の個人情報は、これを文字記載物の内部の印字箇所に記録して、印字箇所の周縁部もしくは文字記載物の全面を接着や圧着により封筒状やカード状にして配布したりしている。
ところで、近年、パソコンやプリンタの発達と相侯って、小規模事業所や個人でも利用できるように、少量単位でも簡易に圧着はがきを作成できるようにしたものも提案されている。
また、事務用プリンタや複写機の交換用の印字用カートリッジに圧着用物質を入れて、それら事務用プリンタ又は複写機による印字作業と同様の操作で圧着用物質を官製はがきや封筒に塗布し、その後、圧着専用機にかけるようにし、圧着専用機にかけるところまでを1台のプリンタ又は複写機で出来るとする提案がなされている。また、この提案では、二つ折りの片面、三つ折の中央両面に圧着用物質を塗布することが示唆されている。(例えば、特許文献2参照。)
また、感熱接着剤を含むトナーを用い、電子写真方式により画像を対需要即応式で作成する方法が提案されている。この提案では、感熱接着剤の軟化温度は電子写真方式用のトナーの結着樹脂の軟化温度よりも高くなるように構成し、また、感熱接着剤の電子写真方式用トナーに占める割合を5〜60重量%とし、また、感熱接着剤の組成は熱接着性樹脂、ホットメルト及びワックス類からなる群より選ばれる1種類以上を含むようにすることが提案されている。(例えば、特許文献3参照。)
ましてや、電子写真式プリンタで圧着はがき用紙に宛名や秘匿情報を印刷したのち折り工程、接着剤塗布工程、秘匿情報印刷面圧着工程等の後処理を個人的に行う方法や、その後処理中に発生する可能性のある用紙ジャム時に適切に対処する方法を開示したり示唆したものは未だ存在していない。
この粉体接着剤中間転写体は、例えば、上記粉体接着剤を担持する表面に、上記塗布部と上記非塗布部と上記絶縁層とを形成されたドラムであってもよく、また、例えば、上記粉体接着剤を担持する表面に、上記塗布部と上記非塗布部と上記絶縁層とを形成された無端ベルトであってもよい。
(実施形態1)
最初にトナー状の粉体接着剤の材料処方及び具体的な作製方法について説明する。尚、この粉体接着剤は、秘匿情報印刷面を圧着後の剥離開封時に、反対面への文字移りが発生しない粉体接着剤として開発されたものである。
図1は、実施形態2としての圧着はがき作成装置の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、圧着はがき作成装置1は、用紙搬送方向上流側(図では右側)から下流側(図の左側)へ、給紙部2、シートセンサ3、仮折部4、接着剤塗布部5、仮・本定着部6、本折部7、形状整頓部8、切断分離部9及び排紙収納部10で構成されている。
図2(a),(b) は、それぞれ上記印刷後処理部(圧着はがき作製装置)2において圧着はがき用シートとして印字に用いられる枚葉紙状のシートのサイズを示す図である。
これら図2(a),(b) に示すシートP−4及びP−3は、粉体接着剤を塗布のとき、仮折りのとき、粉体接着剤を仮定着のとき、本折りのとき、及び本定着(圧着)のとき、いずれも矢印bで示す裁断線13又は15方向に搬送される。
尚、この給紙部2には、予め宛名、秘匿情報、差出人名などが印刷されているシート16または18が収納されており、これらのシート16または18が順次給紙される。
シート搬送路23に沿って接着剤塗布部5に搬入されたシート18又は16は、中間転写ドラム22と転写ローラ24とにより挟持されて搬送されながら上面に粉体接着剤17を塗布される。
また、シート18の場合は、図4(f) に示すように、面Fが面E側に折り込まれ、続いていま折り込まれて面Fと二重になった面Bが面A側に折り込まれる。これによりシート18がZ折りにされる。
図5は、接着剤塗布部5の構成を拡大して示す図である。尚、図5には図1と同一構成部分は図1と同一の番号を付与して示している。また、図5には図1では図示を省略したドクターブレード34も示している。
図5に示した粉体接着剤17は、図6(a) において、接着剤供給ローラ21の回転により、接着剤供給ローラ21とドクターブレード34の間に入り込み、弱マイナス電位に帯電する。
図7(a) は、実施形態3としての圧着はがき作製装置における接着剤塗布部5の中間転写ドラム22の断面図、(b) はその外観及び動作状態を示す斜視図である。図7(a),(b) に示す中間転写ドラム22は、本体構成は図6(a) の場合と同一であるが、印加電圧が常時一定ではなく切替が出来るように構成されている。
(実施形態4)
図9は、実施形態4としての圧着はがき作製装置における接着剤塗布部において中間転写ドラムに代えて中間転写ベルトを用いた構成を示す模式的断面図である。尚、同図には、図1または図5に示した構成と同一の構成部分には、図1または図5と同一の番号を付与して示している。
塗布部56は、シート16の塗布予定部40と接するようにシート16の搬送に同期し、塗布部57は、シート16の選択的未塗布部42と接するように同期している。
これら塗布部56、57、及び非塗布部58には、図11(b) に示すように、バイアス電圧印加用の回路61、62、及び63が接続されている。回路61、62、及び63は、図11(b),(c),(d) に示すように、それぞれ中間転写ベルト53の内周面を、絶縁増59を介して1周する形で形成されている。
また、図12(c) にH−H断面矢視図で示すように、非塗布部58と帯状パッド62が接続されており、塗布部56と塗布部57は、絶縁層59により帯状パッド62から絶縁されている。
このように本例では、中間転写ドラムを中間転写ベルトにしたことにより、中間転写ベルトを常に循環移動させた状態でシートを搬送することが可能になるので能率が良い。
図13は、実施形態5としての圧着はがき作製装置における中間転写ベルト53の塗布部56、57、及び非塗布部58にバイアス電圧Vc又はVbを印加するための他の構造を示す図である。
ところで、図1に示した圧着はがき作製装置1において、仮・本定着部6の下無端熱ベルト26の下流側の外端部にオイル塗布ローラ31が当接し、上無端熱ベルト29の下流側の外端部にも他のオイル塗布ローラ32が当接して配置されている。
図14は、仮・本定着部6の詳細を示す拡大図である。同図に示すように、仮・本定着部6は、シート18(又は16、同図は簡略化のためシート18のみを示している)を矢印nで示すように搬入する順方向搬送経路71と、シート18を矢印qで示すように搬出する逆方向搬送経路72から成る搬送経路を備えている。
加圧部は、逆方向搬送経路72の搬送方向上流側から下流側に順次並んで配置された第1の加圧ローラ対73(73a、73b)、第2の加圧ローラ対74(74a、74b)、及び第3の加圧ローラ対75(75a、75b)とで構成される。
これらの加圧ローラ対73〜75は、図1で述べたように、上無端熱ベルト29と下無端熱ベルト26とを、それぞれ対向部方向へ押圧する。この押圧の作用は、加圧ローラ対73から74、75と順次搬送方向上流側から下流側に行くに従って徐々に加圧する作用が強くなるように構成されている。
ところで、図1に示した圧着はがき作製装置1において、その下部に、大容量排紙収納装置11を連結可能であるように構成されていることは前述した。これは、従来、大容量の排紙を収納させる排紙トレイが見掛けられず、これでは、例えば大容量で作成される宣伝用の圧着はがき等を収容するには間に合わないことから考え出されたものである。以下、大容量排紙収納装置11について、実施形態7として説明する。
このように、本例によれば、3つの排紙カセット81、83、85を並列に設置し、各排紙カセット内にシート18又は16を自動的に送り込むようにしたことにより、大容量のシート18又は16を高く積上げることなく、カセット装置内に収納することが可能となる。
図16は、実施形態7としての圧着はがき作製装置における大容量排紙収納装置の他の構成例を示す図である。同図に示す大容量排紙収納装置11´において、本体1の排紙口77から排紙されるシート18又は16は、ガイド78を自然落下して、排紙装置86の排紙カセット87内に落下積層される。
搬送されたシート18又は16は、そのまま排紙カセット89内に落下積層される。ここでも上記同様に設定された所定の高さ、重量、又は枚数が検知されて、それまで上に回動していた蓋92が下に回動する。下に回動した蓋92は、シート18又は16が排紙カセット89に落下することを禁止すると共に、隣接する排紙カセット93に向けて、シート18又は16の搬送をガイドする。
本例によれば、隣接の排紙カセットへ搬送従動ローラによって搬送するので、排紙カセットの上面を、自然落下のための傾斜面に形成することなく水平に形成できるので、各排紙カセットの容量を最大限に大きくすることができる。
2 給紙部
3 シートセンサ
4 仮折部
5 接着剤塗布部
6 仮・本定着部
7 本折部
8 形状整頓部
9 切断分離部
10 排紙収納部
11、11´、11" 大容量排紙収納装置
12、14 折り線
13、15 裁断線
16(16−1、16−2) 2つ折り(V折り)圧着はがき用シート
17 粉体接着剤
18 3つ折り(Z折り)圧着はがき用シート
19 粉体接着剤収容部
21 接着剤供給ローラ
22 中間転写ドラム
23 シート搬送路
24 転写ローラ
25 クリーナ
26 下無端熱ベルト
27、28 加圧ローラ
29 上無端熱ベルト
31、32 オイル塗布ローラ
33 シートセンサ
34 ドクターブレード
35 絶縁層
36 塗布部
37 非塗布部
38 未塗布部
39 電極
40 塗布予定部
41 スイッチ
42 選択的未塗布部
43 フレーム
44 ギア
45、46 導通軸
47、49 荷電板
48、51 バネ
52 電極
53 中間転写ベルト
54 駆動ローラ
55 従動ローラ
56、57 塗布部
58 非塗布部
61、62、63 バイアス電圧印加用回路
64、65、66 固定接点バネ
67、68、69 導電層
71 順方向搬送経路
72 逆方向搬送経路
73(73a、73b) 第1の加圧ローラ対
74(74a、74b) 第2の加圧ローラ対
75(75a、75b) 第3の加圧ローラ対
76(76a、76b) 発熱ローラ
77 排紙口
78 ガイド
79 排紙装置
81 排紙カセット
82 蓋
83 排紙カセット
84 蓋
85 排紙カセット
86 排紙装置
87 排紙カセット
88 蓋
89 排紙カセット
91 搬送従動ローラ
92 蓋
93 排紙カセット
94、95 搬送従動ローラ
96 排紙装置
97 排紙カセット
98 搬送ローラ
99 排紙カセット
101 搬送ローラ
102 排紙カセット
Claims (4)
- 静電電位を有する粉体接着剤を圧着はがき用シートの貼付け面に転写によって塗布する粉体接着剤中間転写体であって、
塗布部と、
非塗布部と、
前記塗布部と前記非塗布部とを絶縁する絶縁層と、
前記塗布部に導通する塗布部導電層と、
前記非塗布部に導通する非塗布部導電層と、
前記塗布部導電層及び前記非塗布部導電層を介して前記塗布部及び前記非塗布部にそれぞれに異なる電圧を加える電圧印加部と、
そ備えたことを特徴とする粉体接着剤中間転写体。 - 前記電圧印加部は、前記塗布部導電層を介して前記塗布部に加える電圧を塗布電圧と非塗布電圧とに切替える、ことを特徴とする請求項1記載の粉体接着剤中間転写体。
- 前記粉体接着剤を担持する表面に、前記塗布部と前記非塗布部と前記絶縁層とを形成されたドラムである、ことを特徴とする請求項1または2記載の粉体接着剤中間転写体。
- 前記粉体接着剤を担持する表面に、前記塗布部と前記非塗布部と前記絶縁層とを形成された無端ベルトである、ことを特徴とする請求項1または2記載の粉体接着剤中間転写体。
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