JP2008084987A - 真空封止デバイスおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】デバイス全体の小型化を図ることが可能であり且つデバイス性能の安定化を図れる真空封止デバイスおよびその製造方法を提供する。
【解決手段】気密パッケージP内の所定部位に形成された層状のゲッタ部4により気密パッケージP内の真空を維持する真空封止デバイスであり、デバイス本体1の一部とパッケージ用基板2,3とで気密パッケージPを構成している。ゲッタ部4は、気密パッケージP内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子4aと、隣り合うゲッタ粒子4a間を繋ぐ多数のバインダ4bとを有する複合化層により構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、アクチュエータ、赤外線センサなどの真空封止デバイスおよびその製造方法に関するものである。
従来から、マイクロマシニング技術および接合技術を利用して形成された真空封止デバイスが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、この種の真空封止デバイスとしては、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、アクチュエータ、赤外線センサなどが知られている。
上記特許文献1には、図7に示すように、真空封止デバイスの一種である静電型アクチュエータ401を備えたインクジェットヘッド400が開示されている。
図7に示した構成のインクジェットヘッド400は、インクを噴出するノズル451が厚み方向に貫設されたノズル形成基板450と、ノズル形成基板450側の一表面にインク吐出室形成用凹部421を設けることにより形成された薄肉の振動板部422を有する振動板部形成基板420と、一表面に振動板部形成基板420の振動板部422の変位を可能とする変位空間形成用凹部431が形成されるとともに変位空間形成用凹部431の内底面に固定電極432が形成された固定電極形成基板430とを備えており、振動板部形成基板420と固定電極形成基板430とで静電型アクチュエータ401の気密パッケージP’が構成されている。
上述の図7に示した構成のインクジェットヘッド400では、振動板部422が可動電極を兼ねており、固定電極432と振動板部422との間に電圧を印加したときに固定電極432と振動板部422との間に発生する静電力によって振動板部422を固定電極432側に凸となる形で撓ませるようになっており、固定電極432と振動板部422との間に電圧を印加していない状態では、振動板部422が撓む前の状態に戻るようになっている。
ところで、静電型アクチュエータ401は、振動板部形成基板420がシリコン基板を用いて形成されるとともに、固定電極形成基板430がガラス基板を用いて形成されており、振動板部形成基板420と固定電極形成基板430とが陽極接合技術を利用して接合されている。ここにおいて、静電型アクチュエータ401は、固定電極形成基板430の上記一表面に、変位空間形成用凹部431に連通するゲッタ材収納凹部433が形成され、ゲッタ材収納凹部433の内底面に、TiとZrとの合金からなる非蒸発型のゲッタ材440が載置されており、振動板部形成基板420と固定電極形成基板430とで構成される気密パッケージP’内にゲッタ材440が設けられているので、当該気密パッケージP’内で発生した気体がゲッタ材440により吸着されるので、気密パッケージP’内の真空度を所望の真空度に保つことができ、安定した特性が得られる。
しかしながら、上述の静電型アクチュエータ401のようにゲッタ材収納凹部433の内底面にゲッタ材440を載置した構成の真空封止デバイスでは、製造時に、ペレット状のゲッタ材440をゲッタ材収納凹部433の内底面に載置する必要があるので、ゲッタ材440のサイズに起因して気密パッケージP’の小型化が制限されてしまうという問題があった。
そこで、真空封止デバイスの気密パッケージの構成部材の所定部位に微細なゲッタ部を形成する方法として、粉末のゲッタ粒子を溶媒に溶かしたり分散させたスラリーを所定部位に塗布する塗布工程を行ってから、所定の焼成温度において溶媒を蒸発させて除去することで層状のゲッタ部を形成する焼成工程を行い、その後、ゲッタ部の不要部分を除去するパターニング工程を行う方法が考えられる。
特許第3567464号公報(第4頁第32行−第5頁第34行、図1−図4)
しかしながら、上述のゲッタ部の形成方法により形成されたゲッタ部を備えた真空封止デバイスでは、ゲッタ部において隣り合うゲッタ粒子同士の密着力が弱く、所定部位へ固定することができなかったり、一部のゲッタ粒子が剥離したりゲッタ部全体が所定部位から剥離したりして、気密パッケージ内の他の部位に付着して、真空封止デバイスのデバイス性能(特性)が変化してしまう(品質が劣化してしまう)ことがあった。
本発明は上記事由に鑑みて為されたものであり、その目的は、デバイス全体の小型化を図ることが可能であり且つデバイス性能の安定化を図れる真空封止デバイスおよびその製造方法を提供することにある。
請求項1の発明は、気密パッケージ内の所定部位に形成された層状のゲッタ部により気密パッケージ内の真空を維持する真空封止デバイスであって、ゲッタ部は、気密パッケージ内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子と、隣り合うゲッタ粒子間を繋ぐ多数のバインダとを有する複合化層からなることを特徴とする。
この発明によれば、気密パッケージ内の真空を維持するためのゲッタ部が気密パッケージ内の所定部位に層状に形成されているので、デバイス全体の小型化を図れ、当該ゲッタ部が、気密パッケージ内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子と、隣り合うゲッタ粒子間を繋ぐ多数のバインダとを有する複合化層により構成されているので、ゲッタ部がゲッタ粒子のみにより形成されている場合に比べて、一部のゲッタ粒子が剥離するのをより確実に防止でき、ゲッタ部そのものの信頼性および耐久性が向上するとともに、ゲッタ部の密着性が向上し、デバイス性能の安定化を図れる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ゲッタ部と前記所定部位との間に両者それぞれと密着した密着層を備えてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記ゲッタ部と前記所定部位との間に両者それぞれと密着した密着層を備えているので、前記ゲッタ部が前記所定部位上に直接形成されている場合に比べて、前記ゲッタ部が剥離するのをより確実に防止することができ、信頼性および耐久性が向上する。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2の発明において、前記バインダは、前記ゲッタ粒子よりも小さな粒子状に形成されてなることを特徴とする。
この発明によれば、前記バインダが前記ゲッタ粒子よりも大きな粒子状に形成されている場合に比べて、前記ゲッタ粒子の露出表面積を大きくでき、前記ゲッタ部の吸着性能の向上を図れる。
請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記ゲッタ部は、前記ゲッタ粒子内に前記バインダ用の粒子を分散させた複合粒子を用いて形成されてなり、前記バインダ用の粒子の一部が前記ゲッタ粒子の表面から突出していることを特徴とする。
この発明によれば、前記ゲッタ部の破壊強度を高めることができる。
請求項5の発明は、請求項1ないし請求項4の発明において、前記所定部位は、ゲッタ形成用凹部の内底面からなることを特徴とする。
この発明によれば、前記ゲッタ部がゲッタ形成用凹部の内底面に形成されているので、前記ゲッタ部が剥離してしまっても前記ゲッタ部が移動するのを抑制することができる。
請求項6の発明は、請求項1記載の真空封止デバイスの製造方法であって、ゲッタ粒子およびバインダを溶媒と混合したスラリーを気密パッケージの一部を構成するパッケージ用部材における前記所定部位に塗布する途布工程と、塗布工程の後で所定の焼成温度において前記溶媒を蒸発させて除去するとともにゲッタ部の基礎となる層状の焼結体を形成する焼成工程と、焼成工程の後でパッケージ用部材とともに気密パッケージを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを接合することで気密パッケージを形成する接合工程と、接合工程の後で所定の活性化温度において前記焼結体のゲッタ粒子を活性化するとともにゲッタ粒子とバインダとを密着させて隣り合うゲッタ粒子間がバインダで繋がれた複合層からなるゲッタ部を形成する複合化工程とを有し、前記焼成温度よりもゲッタ粒子とバインダとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりも前記活性化温度が高いことを特徴とする。
この発明によれば、塗布工程、焼成工程、接合工程、複合化工程を行うことにより、気密パッケージ内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子と隣り合うゲッタ粒子間を繋ぐ多数のバインダとを有する複合化層からなるゲッタ部を気密パッケージ内の所定部位に形成することができ、しかも、前記焼成温度よりもゲッタ粒子とバインダとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりも前記活性化温度が高いので、焼成工程においてゲッタ粒子が活性化されるのを防止することができ、ゲッタ部の性能低下を防止することができるから、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となる。
請求項7の発明は、請求項1記載の真空封止デバイスの製造方法であって、ゲッタ粒子およびバインダを溶媒と混合したスラリーを気密パッケージの一部を構成するパッケージ用部材における前記所定部位に塗布する途布工程と、塗布工程の後で所定の焼成温度において前記溶媒を蒸発させて除去するとともにゲッタ部の基礎となる層状の焼結体を形成する焼成工程と、焼成工程の後で所定の密着温度においてゲッタ粒子とバインダとを密着させて隣り合うゲッタ粒子間がバインダで繋がれた複合層からなるゲッタ部を形成する複合化工程と、複合化工程の後でパッケージ用部材とともに気密パッケージを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを接合することで気密パッケージを形成する接合工程と、接合工程の後で所定の活性化温度において前記ゲッタ部のゲッタ粒子を活性化する活性化工程とを有し、前記焼成温度よりも前記密着温度が高く、且つ、前記密着温度よりも前記活性化温度が高いことを特徴とする。
この発明によれば、塗布工程、焼成工程、複合化工程、接合工程、活性化工程を行うことにより、気密パッケージ内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子と隣り合うゲッタ粒子間を繋ぐ多数のバインダとを有する複合化層からなるゲッタ部を気密パッケージ内の所定部位に形成することができ、しかも、前記焼成温度よりもゲッタ粒子とバインダとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりも前記活性化温度が高いので、焼成工程や複合化工程においてゲッタ粒子が活性化されるのを防止することができ、ゲッタ部の性能低下を防止することができるから、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となる。
請求項8の発明は、請求項6または請求項7の発明において、前記複合化工程では、前記バインダを溶融させることにより前記ゲッタ粒子と前記バインダとを密着させることを特徴とする。
この発明によれば、前記複合化工程において前記バインダを溶融させることにより前記ゲッタ粒子と前記バインダとが密着するので、前記ゲッタ粒子と前記バインダとの密着性を高めることができる。
請求項9の発明は、請求項6または請求項7の発明において、前記複合化工程では、前記ゲッタ粒子と前記バインダとを共晶反応もしくは化合反応させることにより前記ゲッタ粒子と前記バインダとを密着させることを特徴とする。
この発明によれば、前記複合化工程において前記ゲッタ粒子と前記バインダとを共晶反応もしくは化合反応させることにより前記ゲッタ粒子と前記バインダとを密着させるので、前記ゲッタ粒子と前記バインダとの密着性を高めることができる。
請求項10の発明は、請求項1記載の真空封止デバイスの製造方法であって、ゲッタ粒子およびバインダを溶媒と混合したスラリーを気密パッケージの一部を構成するパッケージ用部材における前記所定部位に塗布する途布工程と、塗布工程の後で所定の焼成温度において前記溶媒を蒸発させて除去するとともにゲッタ部の基礎となる層状の焼結体を形成する焼成工程と、焼成工程の後で焼結体の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程と、保護膜形成工程の後で所定の密着温度においてゲッタ粒子とバインダとを密着させて隣り合うゲッタ粒子間がバインダで繋がれた複合層からなるゲッタ部を形成する複合化工程と、複合化工程の後でパッケージ用部材とともに気密パッケージを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを接合することで気密パッケージを形成する接合工程と、接合工程の後で所定の活性化温度において前記ゲッタ部のゲッタ粒子を活性化する活性化工程とを有し、前記焼成温度よりも前記保護膜の形成温度が高く、且つ、前記形成温度よりも前記活性化温度が高く、且つ、前記活性化温度よりも前記密着温度が高いことを特徴とする。
この発明によれば、塗布工程、焼成工程、保護膜形成工程、複合化工程、接合工程、活性化工程を行うことにより、気密パッケージ内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子と隣り合うゲッタ粒子間を繋ぐ多数のバインダとを有する複合化層からなるゲッタ部を気密パッケージ内の所定部位に形成することができ、しかも、前記焼成温度よりも前記保護膜の形成温度が高く、且つ、前記形成温度よりも前記活性化温度が高いので、焼成工程や複合化工程においてゲッタ粒子が活性化されるのを防止することができ、また、複合化工程よりも前に保護膜が形成されているので、複合化工程においてゲッタ粒子が悪影響を受けるのを防止することができ、また、接合工程よりも前に複合化工程を行うので、複合化工程がデバイス性能に悪影響を与えるのを防止することができるから、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となる。
請求項1〜5の発明では、デバイス全体の小型化を図ることが可能になるとともにデバイス性能の安定化を図れるという効果がある。
請求項6〜10の発明では、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となるという効果がある。
(実施形態1)
本実施形態の真空封止デバイスは、図1(a)に示すように、第1のシリコン基板を用いて形成されたデバイス本体1と、第2のシリコン基板を用いて形成されデバイス本体1の一表面側(図1(a)における上面側)に封着された第1のパッケージ用基板2と、第3のシリコン基板を用いて形成されデバイス本体1の他表面側(図1(a)における下面側)に封着された第2のパッケージ用基板3とを備えている。ここにおいて、デバイス本体1および第1のパッケージ用基板2および第2のパッケージ用基板3の外周形状は矩形状であり、各パッケージ用基板2,3はデバイス本体1と同じ外形寸法に形成されている。
本実施形態の真空封止デバイスは、静電容量型の加速度センサであり、センサ本体を構成するデバイス本体1は、枠状(本実施形態では、矩形枠状)のフレーム部11の内側に配置される重り部12が当該デバイス本体1の一表面側において可撓性を有する薄肉の撓み部13を介してフレーム部11に揺動自在に支持されており、重り部12が第1のパッケージ用基板2に設けられた固定電極25に対向する可動電極を兼ねている。ここにおいて、重り部12の周囲には撓み部13を除いてフレーム部11との間にスリット14が形成されている。なお、デバイス本体1の上述のフレーム部11、重り部12、各撓み部13は、リソグラフィ技術およびエッチング技術などのマイクロマシニング技術を利用して形成すればよい。
また、デバイス本体1は、当該デバイス本体1の上記一表面側においてフレーム部11上に、上記可動電極に電気的に接続された通電用電極19が形成されており、当該通電用電極19が、第1のパッケージ用基板2に設けられている2つの貫通孔配線24のうちの一方の貫通孔配線24(図1(a)における左側の貫通孔配線24)の一端側(図1(a)における下端側)に設けられた内部接続用電極29と接合されて電気的に接続されている。なお、本実施形態では、上述のように重り部12が可動電極を兼ねているが、重り部12における第1のパッケージ基板2側に可動電極を形成し、当該可動電極と通電用電極19とを金属配線や拡散層配線などにより適宜接続するようにしてもよい。
また、デバイス本体1は、当該デバイス本体1の上記一表面側においてフレーム部11の周部の全周に亘って封止用接合金属層18が形成されており、上述の通電用電極19が、フレーム部11において封止用接合金属層18よりも内側に配置されている。
ここにおいて、デバイス本体1は、上記一表面側および上記他表面側それぞれにシリコン酸化膜からなる絶縁膜16,17が形成されており、封止用接合金属層18および通電用電極19は上記一表面側の絶縁膜16上に形成されている。ここで、封止用接合金属層18および通電用電極19は、絶縁膜16上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されている。
第1のパッケージ用基板2は、デバイス本体1側(図1(a)における下面側)の表面に、デバイス本体1の重り部12と撓み部13とで構成される可動部の変位空間を確保する変位空間形成用凹部21が形成されている。また、第1のパッケージ用基板2は、変位空間形成用凹部21の周部に厚み方向に貫通する複数(本実施形態では、2個)の貫通孔22が形成されており、厚み方向の両面と貫通孔22の内面とに跨って熱絶縁膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜23が形成され、貫通孔22の内側に形成された貫通孔配線24と貫通孔22の内面との間に絶縁膜23の一部が介在している。ここにおいて、変位空間形成用凹部21は、リソグラフィ技術およびエッチング技術などを利用して形成してある。また、貫通孔配線24の材料としては、Cuを採用しているが、Cuに限らず、例えば、Niなどを採用してもよい。
また、第1のパッケージ用基板2は、変位空間形成用凹部21の内底面に、デバイス本体1の可動電極に対向する上述の固定電極25が形成されており、固定電極25が、他方の貫通孔配線24(図1(a)における右側の貫通孔配線24)の一端側(図1(a)における下端側)に設けられた内部接続用電極29と金属配線26を介して電気的に接続されている。
また、第1のパッケージ用基板2は、デバイス本体1側の表面の周部の全周に亘って封止用接合金属層28が形成されており、上述の2つの内部接続用電極29は、封止用接合金属層28よりも内側に配置されている。ここで、封止用接合金属層28および内部接続用電極29は、絶縁膜23上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されている。
また、第1のパッケージ用基板2は、各貫通孔配線24の他端側(図1(a)における上端側)に外部接続用電極(パッド)27が形成されている。要するに、第1のパッケージ用基板2は、デバイス本体1側とは反対側の表面に、各貫通孔配線24それぞれと電気的に接続された複数の外部接続用電極27が形成されている。
第2のパッケージ用基板3は、デバイス本体1側の表面(図1(a)における上面)に周辺部位に比べて凹んだ所定深さのゲッタ形成用凹部31が形成され、ゲッタ形成用凹部31の内底面からなる所定部位に層状のゲッタ部4が形成されている。ここにおいて、ゲッタ形成用凹部31は、リソグラフィ技術およびエッチング技術などを利用して形成してある。また、第2のパッケージ用基板3は、デバイス本体1側に熱酸化膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜32が形成され、デバイス本体1側とは反対側に熱酸化膜(シリコン酸化膜)からなる絶縁膜33が形成されている。なお、本実施形態では、ゲッタ形成用凹部31が重り部12の第2のパッケージ用基板3側での変位空間を形成する変位空間形成用凹部を兼ねている。
また、上述の加速度センサにおけるデバイス本体1と第1のパッケージ用基板2とは、封止用接合金属層18,28同士が接合されるとともに、対応する通電用電極19と内部接続用電極29とが接合されて電気的に接続されている。これに対して、デバイス本体1と第2のパッケージ用基板3とは、互いの対向面の周部同士が全周に亘って接合されている。
ここにおいて、本実施形態では、デバイス本体1と第1のパッケージ用基板2および第2のパッケージ用基板3との接合方法として、デバイス本体1の残留応力を少なくするために、より低温での直接接合が可能な常温接合法を採用している。常温接合法では、接合前に互いの接合表面へアルゴンのプラズマ若しくはイオンビーム若しくは原子ビームを真空中で照射して各接合表面の清浄化・活性化を行ってから、接合表面同士を接触させ、常温(例えば、25℃)下で直接接合する。本実施形態では、上述の常温接合法により、常温下で適宜の荷重を印加して、デバイス本体1の封止用接合金属層18と第1のパッケージ用基板2の封止用接合金属層28とを直接接合するのと同時に、デバイス本体1の通電用電極19と第2のパッケージ用基板2の一方の内部接続用電極29とを直接接合しており、また、上述の常温接合法により、常温下でデバイス本体1のフレーム部11と第2のパッケージ用基板3の周部とを直接接合している。
上述の説明から分かるように、本実施形態の加速度センサの製造にあたっては、デバイス本体1と第1のパッケージ用基板2とが金属−金属の常温接合により接合されており、金属−金属の組み合わせが、化学的に安定な材料であるAu−Auの組み合わせなので、製造歩留まりを向上できるとともに接合安定性を向上できる。ここにおいて、金属−金属の組み合せは、Au−Auに限らず、例えば、Cu−Cuの組み合わせや、Al−Alの組み合わせでもよい。また、本実施形態では、デバイス本体1および第1のパッケージ用基板2それぞれに封止用接合金属層18,28を形成してあるが、封止用接合金属層18,28を形成せずに、デバイス本体1と第1のパッケージ用基板2との周部同士がSi−Si、Si−SiO、SiO−SiOの群から選択される1組の組み合わせの常温接合により接合され、通電用電極19と内部接続用電極29とが金属−金属の常温接合により接合されるようにしてもよい。また、デバイス本体1と第2のパッケージ用基板3とは、SiO−SiOの組み合わせの常温接合により接合されているが、SiO−SiOの組み合わせに限らず、Si−Si、Si−SiO、SiO−SiOの群から選択される1組の組み合わせの常温接合により接合されるようにしてもよい。
なお、デバイス本体1と各パッケージ用基板2,3との接合工程が終了するまでの全工程をデバイス本体1および各パッケージ用基板2,3それぞれについてウェハレベルで行うことで加速度センサを複数備えたウェハレベルパッケージ構造体を形成するようにし、当該ウェハレベルパッケージ構造体から個々の加速度センサに分割する分割工程を行うようにすれば、気密パッケージPの平面サイズをデバイス本体1の平面サイズに合わせることができるから、より小型の加速度センサを提供でき、また、量産性を高めることができる。また、本実施形態では、第2のシリコン基板を用いて第1のパッケージ用基板2を形成してあるが、第2のシリコン基板の代わりに、デバイス本体1の基礎となる第1のシリコン基板との線膨張率が略等しいガラス基板を用いて形成してもよい。また、第2のパッケージ用基板3についても第3のシリコン基板の代わりに、ガラス基板を用いて形成してもよい。ここにおいて、この種のガラス基板としては、例えば、パイレックス(登録商標)のようなガラス基板を用いればよい。
ところで、本実施形態の加速度センサは、デバイス本体1の上記一表面側に接合された第1のパッケージ用基板2と、デバイス本体1の上記他表面側に接合された第2のパッケージ用基板3と、デバイス本体1のフレーム部11とで、気密パッケージPを構成しており、上述のゲッタ部4により気密パッケージP内の真空が維持されている。なお、本実施形態では、第2のパッケージ用基板3がパッケージ用部材を構成し、デバイス本体1のフレーム部11と第1のパッケージ用基板2とでパッケージ要素を構成している。
ゲッタ部4は、図1(b)に示すように、気密パッケージP内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子4aと、隣り合うゲッタ粒子4a間を繋ぐ多数の粒子状のバインダ4bとを有する複合化層により構成されている。ここにおいて、ゲッタ粒子4aの材料としては、例えば、ジルコニウム合金、Zr−Co合金、Zr−Co−希土類元素合金、Zr−Fe合金、Zr−Ni合金、Ti合金などの非蒸発ゲッタ材料を採用すればよく、バインダ4bの材料としては、例えば、Au、Ag、Al、Cu、Ni、In、Pbなどのゲッタ粒子4aと共晶化もしくは化合物化する材料を採用すればよい。また、ゲッタ形成用凹部31の内底面とゲッタ部4との間には両者それぞれとの密着性の良い材料(例えば、Inなど)からなり両者それぞれと密着した密着層5を介在させてある。
また、ゲッタ部4の各バインダ4bは、ゲッタ粒子4aよりも粒径が小さな粒子状に形成されており、バインダ4bがゲッタ粒子4aよりも大きな粒子状に形成されている場合に比べて、各ゲッタ粒子4aの露出表面積を大きくでき、ゲッタ部4の吸着性能の向上を図れる。
本実施形態の加速度センサからなる真空封止デバイスの製造方法に関して、特に、ゲッタ部4の形成方法について説明するが、ゲッタ粒子4aの活性化温度がバインダ4bの融点よりも高い場合と、ゲッタ粒子4aの活性化温度がバインダ4bの融点よりも低い場合とで形成方法が相違するので、先に前者の場合について説明し、その後で、後者の場合について説明する。
ゲッタ粒子4aの活性化温度がバインダ4bの融点よりも高い例(例えば、ゲッタ粒子4aとして活性化温度が500℃程度のジルコニウム合金を用い、バインダ4bとして融点が157℃程度のInを用いる例)では、まず、図2に示すように粉体のゲッタ粒子4aおよび粉体のバインダ4bを溶媒(例えば、テトラデカンとメタノールとの混合物で適当な粘度を調節したものなど)4cと混合したスラリーを気密パッケージPの一部を構成するパッケージ用部材である第2のパッケージ用基板3における所定部位に塗布する途布工程を行う。塗布工程では、例えば、スクリーン印刷法、インクジェット法、メタルマスクを利用した塗布法などによって、スラリーを塗布すればよい。そして、塗布工程の後で例えば窒素雰囲気中で所定の焼成温度(例えば、120℃程度)、所定の焼成時間(例えば、2時間程度)において溶媒4cを蒸発させて除去するとともにゲッタ部4の基礎となる層状の焼結体を形成する焼成工程を行い。次に、焼結体に不要部分がある場合には、リソグラフィ技術およびエッチング技術を利用して不要部分を除去するパターニング工程を行う。次に、パッケージ用部材とともに気密パッケージPを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを上述の常温接合により接合することで気密パッケージPを形成する接合工程を行う。そして、接合工程の後で所定の活性化温度において焼結体のゲッタ粒子4aを活性化するとともにゲッタ粒子4aとバインダ4bとを密着させて隣り合うゲッタ粒子4a間がバインダ4bで繋がれた複合層からなるゲッタ部4を形成する複合化工程を行う。ここにおける複合化工程では、バインダ4bの温度が融点を超えてバインダ4bが溶融することでゲッタ粒子4aとバインダ4bとが密着する(ゲッタ粒子4aとバインダ4bとが密着する温度を密着温度と称する)ので、焼成温度よりもゲッタ粒子4aとバインダ4bとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりもゲッタ粒子4aの活性化温度が高いという条件を満足させる必要である。なお、溶媒4cは、上述の例に限らず、水や有機溶剤、例えば、アルコール(メタノール、デカノールなど)、テトラデカンなどを用いてもよい。
上述のゲッタ部4の形成方法(以下、第1の形成方法と称する)によれば、塗布工程、焼成工程、接合工程、複合化工程を行うことにより、気密パッケージP内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子4aと隣り合うゲッタ粒子4a間を繋ぐ多数のバインダ4bとを有する複合化層からなるゲッタ部4を気密パッケージP内の所定部位に形成することができ、しかも、焼成温度よりもゲッタ粒子4aとバインダ4bとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりもゲッタ粒子4aの活性化温度が高いので、焼成工程においてゲッタ粒子4aが活性化されるのを防止することができ、ゲッタ部4の性能低下を防止することができるから、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となる。また、接合工程において常温接合を行っているので、例えば陽極接合技術や半田などを用いた接合技術を利用する場合に比べて低温での接合が可能であり、接合工程においてゲッタ粒子4aが悪影響を受けるのを防止することができ、ゲッタ粒子4aの高い吸着性能を得ることが可能となる。また、上述のように、焼成工程を窒素雰囲気中で行うことにより、ゲッタ粒子4aの酸化を防止することができ、焼成工程でのゲッタ粒子4aの性能低下を防止することができる。また、焼成工程を減圧下で行うようにすればより確実に焼成することができ、常温(例えば、25℃)で行うようにすれば酸化などによるゲッタ粒子4aの性能低下をより確実に防止することができる。
また、ゲッタ粒子4aの活性化温度がバインダ4bの融点よりも高い例では、上述のゲッタ部4の第1の形成方法に限らず、塗布工程、焼成工程を順次行った後で、所定の密着温度においてゲッタ粒子4aとバインダ4bとを密着させて隣り合うゲッタ粒子4a間がバインダ4bで繋がれた複合層からなるゲッタ部4を形成する複合化工程を行い、複合化工程の後でパッケージ用部材とともに気密パッケージPを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを接合することで気密パッケージPを形成する接合工程を行い、接合工程の後で所定の活性化温度においてゲッタ部4のゲッタ粒子4aを活性化する活性化工程を行うようにするゲッタ部4の第2の形成方法を採用してもよく、このようなゲッタ部4の第2の形成方法では、焼成温度よりも密着温度が高く、且つ、密着温度よりも活性化温度が高いという条件を満足させる必要がある。ここにおいて、密着温度は、バインダ4bの融点以上、ゲッタ粒子4aの活性化温度未満の温度範囲で適宜設定すればよい。
上述のゲッタ部4の第2の形成方法によれば、複合化工程においてバインダ4bを溶融させることによりゲッタ粒子4aとバインダ4bとが密着するので、ゲッタ粒子4aとバインダ4bとの密着性を高めることができるから、塗布工程、焼成工程、複合化工程、接合工程、活性化工程を行うことにより、ゲッタ部4を気密パッケージP内の所定部位に形成することができ、しかも、焼成温度よりもゲッタ粒子4aとバインダ4bとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりもゲッタ粒子4aの活性化温度が高いので、焼成工程や複合化工程においてゲッタ粒子4aが活性化されるのを防止することができ、ゲッタ部4の性能低下を防止することができるから、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となる。
なお、上述のゲッタ部4の第1の形成方法や第2の形成方法では、ゲッタ粒子4aを活性化する際に、バインダ4bが溶融して他の部位へ流出しないように、ゲッタ部4に占めるバインダ4bの体積パーセントをより小さくすることが望ましく、ゲッタ形成用凹部31のような凹部に形成することが望ましい。
一方、ゲッタ粒子4aの活性化温度がバインダ4bの融点よりも低い例(例えば、ゲッタ粒子4aとして活性化温度が500℃程度のジルコニウム合金を用い、バインダ4bとして融点が1064℃程度のAuを用いる例)では、バインダ4bとして、ゲッタ粒子4aと共晶化もしくは化合物化することで密着可能な材料を適宜選択し、上述のゲッタ部4の第2の形成方法において、複合化工程で、ゲッタ粒子4aとバインダ4bとを共晶反応もしくは化合反応させることによりゲッタ粒子4aとバインダ4bとを密着させるようにするゲッタ部4の第3の形成方法を採用すればよい。
このようなゲッタ部4の第3の形成方法によれば、第2の形成方法と同様に、塗布工程、焼成工程、複合化工程、接合工程、活性化工程を行うことにより、ゲッタ部4を気密パッケージP内の所定部位に形成することができ、しかも、焼成温度よりもゲッタ粒子4aとバインダ4bとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりもゲッタ粒子4aの活性化温度が高いので、焼成工程や複合化工程においてゲッタ粒子4aが活性化されるのを防止することができ、ゲッタ部4の性能低下を防止することができるから、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となる。しかも、複合化工程においてゲッタ粒子4aとバインダ4bとを共晶反応もしくは化合反応させることによりゲッタ粒子4aとバインダ4bとを密着させるので、ゲッタ粒子4aとバインダ4bとの密着性を高めることができるだけでなく、バインダ4bが流出するのを防止することができる。また、ゲッタ粒子4aの活性化温度がゲッタ粒子4aとバインダ4bとの共晶温度もしくは化合反応温度よりも高く且つバインダ4bの溶融温度よりも低ければ、複合化工程においてゲッタ粒子4aが活性化されるのを防止することができ、ゲッタ部4の性能低下を防止することができる。なお、第3の形成方法では、ゲッタ粒子4aとバインダ4bとを共晶反応もしくは化合反応させることによりゲッタ粒子4aとバインダ4bとを密着させるので、図3に示すようにゲッタ粒子4aの表面全体がバインダ4bにより覆われてしまうのを確実に防止することが可能となる。
また、上述のゲッタ部4の第3の形成方法において、焼成工程と複合化工程との間に、焼成工程にて形成した焼結体の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程を行うようにするゲッタ部4の第4の形成方法を採用してもよく、このようなゲッタ部4の第4の形成方法では、焼成温度よりも保護膜の形成温度が高く、且つ、保護膜の形成温度よりもゲッタ粒子の活性化温度が高く、且つ、ゲッタ粒子4aの活性化温度よりも密着温度が高い条件を満足させる必要がある。ここにおいて、保護膜の形成にあたっては、焼成工程にて形成された焼結体のゲッタ粒子4aをOガス雰囲気中で酸化することで酸化膜からなる保護膜を形成したり、あるいは、焼結体のゲッタ粒子4aをN雰囲気中で窒化することで窒化膜からなる保護膜を形成するようにすればよく、活性化工程においてゲッタ粒子4aの吸着性能を回復させる。
このようなゲッタ部4の第4の形成方法によれば、塗布工程、焼成工程、保護膜形成工程、複合化工程、接合工程、活性化工程を行うことにより、ゲッタ部4を気密パッケージP内の所定部位に形成することができ、しかも、焼成温度よりも保護膜の形成温度が高く、且つ、保護膜の形成温度よりもゲッタ粒子4aの活性化温度が高いので、焼成工程や複合化工程においてゲッタ粒子4aが活性化されるのを防止することができ、また、複合化工程よりも前に保護膜が形成されているので、複合化工程においてゲッタ粒子4aが悪影響を受けるのを防止することができ、また、接合工程よりも前に複合化工程を行うので、複合化工程がデバイス性能に悪影響を与えるのを防止することができるから、小型で且つデバイス性能の安定性の高い真空封止デバイスを提供することが可能となる。
以上説明した本実施形態の加速度センサからなる真空封止デバイスでは、気密パッケージP内の真空を維持するためのゲッタ部4が気密パッケージP内の所定部位に層状に形成されているので、デバイス全体の小型化を図れ、当該ゲッタ部4が、気密パッケージP内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子4aと、隣り合うゲッタ粒子4a間を繋ぐ多数のバインダ4bとを有する複合化層により構成されているので、ゲッタ部4がゲッタ粒子4aのみにより形成されている場合に比べて、一部のゲッタ粒子4aが剥離するのをより確実に防止でき、ゲッタ部4そのものの信頼性および耐久性が向上するとともに、ゲッタ部4の密着性(ゲッタ部4と当該ゲッタ部4の下地との密着性)が向上し、デバイス性能の安定化を図れる。また、ゲッタ部4と所定部位との間に両者それぞれと密着した密着層5を介在させてあるので、ゲッタ部4が所定部位上に直接形成されている場合に比べて、ゲッタ部4が剥離するのをより確実に防止することができ、信頼性および耐久性が向上する。また、本実施形態では、ゲッタ部4がゲッタ形成用凹部31の内底面に形成されているので、ゲッタ部4が剥離してしまってもゲッタ部4が移動するのを抑制することができる。また、本実施形態では、ゲッタ部4をデバイス本体1の近傍に設けてあり、デバイス本体1付近で発生した気体をゲッタ部4にて速やかに吸着することができ、デバイス特性が安定するという利点がある。
なお、ゲッタ部4は、図4に示すように、ゲッタ粒子4a内にゲッタ粒子4aよりも粒子径の小さなバインダ4b(厳密には、バインダ4b用の粒子)を分散させた複合粒子を用いて形成されてなり、バインダ4bの一部がゲッタ粒子4aの表面から突出したものでもよく、このような構造を採用することにより、ゲッタ部4の破壊強度を高めることができる。
(実施形態2)
以下、本実施形態の真空封止デバイスについて図5(a),(b)を参照しながら説明するが、実施形態1と同様の構成要素には同一の符号を付して説明を適宜省略する。
本実施形態の真空封止デバイスは、赤外線センサであり、第1のシリコン基板を用いて形成されてセンサ本体を構成するデバイス本体101は、フレーム部111の内側においてフレーム部111に連続した2つの支持脚部113を介して支持されたベース部112に熱型の赤外線検出部115が形成されている。なお、支持脚部113は、デバイス本体101の一表面(図5(a)における上面)に平行な面内で蛇行する形状に形成されている。ベース部111および支持脚113は、フレーム部111に比べて薄肉に形成されている。なお、デバイス本体111は、マイクロマシニング技術などを利用して形成されている。
デバイス本体101の赤外線検出部115は、温度に応じて電気抵抗値が変化するサーミスタ型のセンシングエレメントにより構成されているが、赤外線検出部115は、サーミスタ型のセンシングエレメントに限らず、サーモパイル型のセンシングエレメント、抵抗ボロメータ型のセンシングエレメント、焦電型のセンシングエレメントなどのように、温度変化を電気信号変化に変換できるものであればよい。また、本実施形態では、デバイス本体110が上述の支持脚部113を備えたマイクロブリッジ構造を利用して赤外線検出部115を周囲と熱絶縁してあるが、赤外線検出部115を周囲と熱絶縁するための構造はマイクロブリッジ構造に限らず、ダイヤフラム状の膜で形成された断熱構造を利用してもよい。
デバイス本体111は、上記一表面側においてフレーム部111上に、赤外線検出部115に電気的に接続された2つの通電用電極119が形成されており、各通電用電極119が、第1のパッケージ用基板2に設けられている2つの貫通孔配線24の各一端側の内部接続用電極29と接合されて電気的に接続されている。
また、デバイス本体101は、当該デバイス本体101の上記一表面側においてフレーム部111の周部の全周に亘って封止用接合金属層118が形成されており、各通電用電極119が、フレーム部111において封止用接合金属層118よりも内側に配置されている。
ここにおいて、デバイス本体101は、上記一表面側にシリコン酸化膜からなる絶縁膜116が形成されており、封止用接合金属層118および各通電用電極119は上記一表面側の絶縁膜116上に形成されている。ここで、封止用接合金属層118および各通電用電極119は、絶縁膜116上に形成されたTi膜と当該Ti膜上に形成されたAu膜との積層膜により構成されている。
第1のパッケージ用基板2は、デバイス本体1側(図5(a)における下面側)の表面に、赤外線検出部115を熱絶縁する熱絶縁用凹部26が形成されている。ここにおいて、第1のパッケージ用基板2は、実施形態1と同様に第2のシリコン基板を用いて形成されており、熱絶縁用凹部26を設けることにより他の部位に比べて薄肉の赤外線透過窓20bが形成されている。
第1のパッケージ用基板2におけるデバイス本体101側の表面には、実施形態1と同様に封止用接合金属層28および内部接続用電極29が形成されており、デバイス本体101の封止用接合金属層118と第1のパッケージ用基板2の封止用接合金属層28とが全周に亘って接合され、デバイス本体101の各通電用電極119と第1のパッケージ用基板2の各内部接続用電極29とが接合されて電気的に接続されている。
また、実施形態1と同様のゲッタ部4が形成された第2のパッケージ用基板3とデバイス本体101とは、互いの周部同士が、Si−SiOの組み合わせで常温接合されているが、Si−Si、Si−SiO、SiO−SiOの群から選択されるいずれか1組の組み合わせで常温接合するようにすればよい。なお、本実施形態においても、デバイス本体101のフレーム部111と各パッケージ用基板2,3とで気密パッケージPを構成している。
以上説明した赤外線センサでは、上述のゲッタ部4が設けられていることにより、実施形態1と同様に、気密パッケージP内の真空度が安定して、断熱特性が安定するので、高品質化を図れる。なお、本実施形態の赤外線センサを2次元アレイ状に配置して、各赤外線センサごとにゲッタ部4を設ければ、高品質のアレイセンサを実現することが可能となる。また、1つのデバイス本体101に対して赤外線検出部115を2次元アレイ状に設けるようにしてもよい。
ところで、本実施形態では、真空封止デバイスとして、光学デバイスの一種である赤外線センサについて例示したが、光学デバイスは赤外線センサに限定するものではなく、気密パッケージPの一部により赤外線透過窓20bのような光透過部を形成するとともに気密パッケージP内にゲッタ部4を設けることにより、気密パッケージP内での光路が安定するので、光学特性が安定し高品質化を図れる。
また、上記各実施形態1,2の真空封止デバイスは、気密パッケージPが2枚のパッケージ用基板2,3を備えているが、デバイス本体1,101の構造によっては、必ずしも2枚のパッケージ用基板2,3を備えている必要はなく、ゲッタ部4を形成した1枚のパッケージ用基板のみでもよい。また、上記各実施形態1,2では、ゲッタ部4を第2のパッケージ用基板3に形成しているが、ゲッタ部4は、第2のパッケージ用基板3に限らず、第1のパッケージ用基板2やデバイス本体1,101に形成するようにしてもよい。
また、上記各実施形態1,2では、真空封止デバイスのパッケージPの平面サイズがデバイス本体1,101と同じ平面サイズに形成されているが、本発明の技術思想は、例えば、図6に示すように、ICチップからなるデバイス本体201が実装される金属ベース(ステム)202と、デバイス本体201を覆うように金属ベース202に封着される金属製のキャップ203とで構成されるパッケージPを備えた真空封止デバイスにも適用できる。ここにおいて、キャップ203および金属ベース202は、鋼板により形成されており、キャップ203の後端縁から外方に延設された外鍔部を金属ベース202に溶接により封着してある。また、金属ベース202には、デバイス本体201のパッド(図示せず)とボンディングワイヤ204を介して電気的に接続する複数本の端子ピン224が挿通される複数の端子用孔202aが厚み方向に貫設されており、端子ピン224,224が端子用孔202aに挿通された形で絶縁性を有する封着用のガラスからなる封止部202bにより封着されている。端子ピン224の材料としては、封着合金の一種であるコバールを採用しているが、他の封着合金や封着金属などを採用してもよい。
また、本発明の技術思想は、加速度センサや赤外線センサに限らず、例えば、ジャイロセンサ、アクチュエータなどの他の真空封止デバイスにも適用可能であることは勿論である。
実施形態1を示し、(a)は概略断面図、(b)は要部概略断面図である。 同上におけるゲッタ部の形成方法の説明図である。 同上におけるゲッタ部の他の構成例の概略断面図である。 同上におけるゲッタ部の他の構成例の概略断面図である。 実施形態2を示し、(a)は概略断面図、(b)は要部概略断面図である。 他の構成例を示す概略断面図である。 従来例を示す概略断面図である。
符号の説明
1 デバイス本体
2 第1のパッケージ用基板
3 第2のパッケージ用基板
4 ゲッタ部
4a ゲッタ粒子
4b バインダ
5 密着層
31 ゲッタ形成用凹部
P 気密パッケージ

Claims (10)

  1. 気密パッケージ内の所定部位に形成された層状のゲッタ部により気密パッケージ内の真空を維持する真空封止デバイスであって、ゲッタ部は、気密パッケージ内の気体を吸着する多数のゲッタ粒子と、隣り合うゲッタ粒子間を繋ぐ多数のバインダとを有する複合化層からなることを特徴とする真空封止デバイス。
  2. 前記ゲッタ部と前記所定部位との間に両者それぞれと密着した密着層を備えてなることを特徴とする請求項1記載の真空封止デバイス。
  3. 前記バインダは、前記ゲッタ粒子よりも小さな粒子状に形成されてなることを特徴とする請求項1または請求項2記載の真空封止デバイス。
  4. 前記ゲッタ部は、前記ゲッタ粒子内に前記バインダを分散させた複合粒子を用いて形成されてなり、前記バインダの一部が前記ゲッタ粒子の表面から突出していることを特徴とする請求項3記載の真空封止デバイス。
  5. 前記所定部位は、ゲッタ形成用凹部の内底面からなることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の真空封止デバイス。
  6. 請求項1記載の真空封止デバイスの製造方法であって、ゲッタ粒子およびバインダを溶媒と混合したスラリーを気密パッケージの一部を構成するパッケージ用部材における前記所定部位に塗布する途布工程と、塗布工程の後で所定の焼成温度において前記溶媒を蒸発させて除去するとともにゲッタ部の基礎となる層状の焼結体を形成する焼成工程と、焼成工程の後でパッケージ用部材とともに気密パッケージを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを接合することで気密パッケージを形成する接合工程と、接合工程の後で所定の活性化温度において前記焼結体のゲッタ粒子を活性化するとともにゲッタ粒子とバインダとを密着させて隣り合うゲッタ粒子間がバインダで繋がれた複合化層からなるゲッタ部を形成する複合化工程とを有し、前記焼成温度よりもゲッタ粒子とバインダとの密着温度が高く、且つ、当該密着温度よりも前記活性化温度が高いことを特徴とする真空封止デバイスの製造方法。
  7. 請求項1記載の真空封止デバイスの製造方法であって、ゲッタ粒子およびバインダを溶媒と混合したスラリーを気密パッケージの一部を構成するパッケージ用部材における前記所定部位に塗布する途布工程と、塗布工程の後で所定の焼成温度において前記溶媒を蒸発させて除去するとともにゲッタ部の基礎となる層状の焼結体を形成する焼成工程と、焼成工程の後で所定の密着温度においてゲッタ粒子とバインダとを密着させて隣り合うゲッタ粒子間がバインダで繋がれた複合層からなるゲッタ部を形成する複合化工程と、複合化工程の後でパッケージ用部材とともに気密パッケージを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを接合することで気密パッケージを形成する接合工程と、接合工程の後で所定の活性化温度において前記ゲッタ部のゲッタ粒子を活性化する活性化工程とを有し、前記焼成温度よりも前記密着温度が高く、且つ、前記密着温度よりも前記活性化温度が高いことを特徴とする真空封止デバイスの製造方法。
  8. 前記複合化工程では、前記バインダを溶融させることにより前記ゲッタ粒子と前記バインダとを密着させることを特徴とする請求項6または請求項7記載の真空封止デバイスの製造方法。
  9. 前記複合化工程では、前記ゲッタ粒子と前記バインダとを共晶反応もしくは化合反応させることにより前記ゲッタ粒子と前記バインダとを密着させることを特徴とする請求項6または請求項7記載の真空封止デバイスの製造方法。
  10. 請求項1記載の真空封止デバイスの製造方法であって、ゲッタ粒子およびバインダを溶媒と混合したスラリーを気密パッケージの一部を構成するパッケージ用部材における前記所定部位に塗布する途布工程と、塗布工程の後で所定の焼成温度において前記溶媒を蒸発させて除去するとともにゲッタ部の基礎となる層状の焼結体を形成する焼成工程と、焼成工程の後で焼結体の表面に保護膜を形成する保護膜形成工程と、保護膜形成工程の後で所定の密着温度においてゲッタ粒子とバインダとを密着させて隣り合うゲッタ粒子間がバインダで繋がれた複合層からなるゲッタ部を形成する複合化工程と、複合化工程の後でパッケージ用部材とともに気密パッケージを構成するパッケージ要素とパッケージ用部材とを接合することで気密パッケージを形成する接合工程と、接合工程の後で所定の活性化温度において前記ゲッタ部のゲッタ粒子を活性化する活性化工程とを有し、前記焼成温度よりも前記保護膜の形成温度が高く、且つ、前記形成温度よりも前記活性化温度が高く、且つ、前記活性化温度よりも前記密着温度が高いことを特徴とする真空封止デバイスの製造方法。
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