JP2008075347A - ドア縁材の取付構造 - Google Patents

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祐昌 中本
Nozomi Masuda
望 増田
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Abstract

【課題】脱落・破損しにくく、デザイン的にも優れたドア縁材の取付構造を提供する。
【解決手段】ドア100側面Zに垂直方向に沿って縁材10を取り付けて装飾するドア縁材の取付構造であって、ドア100側面Zから突出する首部31aと首部31aの先端に形成され首部31aよりも幅広な頭部31bとからなる断面略T字形の突出部31と、基材11の表面に化粧材12を貼着し裏面に折曲用の切り欠き部11a,11b,11c,11dを形成した化粧パネル1を切り欠き部11a,11b,11c,11dで折曲して形成され、ドア100側面Z側に開口した状態で突出部31に嵌着された断面略C字形のドア縁材10とからなり、ドア100の側面Zと、ドア100の表面X及び裏面Yの側面Z寄りの部位とをドア縁材10で被覆した。
【選択図】図1

Description

本発明は、ドアの側面に取り付ける縁材の取付構造に関するものである。
従来、住宅等に使用されるドア(引き戸や襖を含む。)として、図11乃至図13に示すようなフラッシュ構造のドアが用いられている。
図11は、フラッシュ構造のドア100の分解斜視図であり、ドア100は、芯材30,30,32,33,34により格子状に組まれた枠の表裏面に、それぞれ面材40,50を貼着して形成されている。図12は、このようにして形成されたドア100の斜視図であり、図13は図12のC−C拡大断面図である。なお、符号X,Y,Zは、それぞれドア100の表面,裏面,側面の方向を示している。
図13に示すように、面材40,50は、それぞれ厚さ3mm程度の薄い合板やMDF等の基材41,51に、各種柄を印刷した化粧シート等の化粧材42,52を貼着することで形成されている。そして、格子状に組まれた枠の大きさに合わせて裁断され、枠の表裏面X,Yに貼着されている。
ここで、図13に示す状態のままでは、ドア100の側面Z部分に芯材30,30や面材40,50の端面が剥き出しになるため、従来以下に示すような方法で装飾がなされていた。
図14は、厚さ5〜10mm程度のラワン等の無垢材60を用いて、釘や接着剤を使用してドア100の側面Zに固定したものである。また、より簡易な方法として、図15に示すような厚さ0.5〜2mm程度のプラスチック製のテープ状縁材70を貼着する方法や、図16に示すようなコ字形縁材80を粘着テープやホットメルト接着剤等により貼着する方法が行われている。
また、図17に示すように、面材40,50の裏面にV字形の折曲用の溝を形成して、芯材30の角の部分で折曲させて、面材40,50の先端をドア100の側面Zで向かい合わせるとともに、その隙間に目地材90を嵌着する方法も行われている。
さらに、特許文献1には、両側に側框がある化粧扉パネルにおいて、裏面側化粧材を折曲溝で折曲しながら表面側まで貼着し、先端部分を表面側に設けた凹溝に挿入するようにしたものが記載されている。
また、特許文献2には、パネルの側部を被覆板で覆い、被覆板の先端をパネルの片面に設けた凹部に嵌着するようにしたものが記載されている。
また、特許文献3には、フラッシュ構造のドアの表面材を折曲可能に形成し、折曲した表面材の先端部を芯材に形成した溝内に挿入するようにしたものが記載されている。
一方、フラッシュ構造のドアは、水分の移動によって各部材が伸縮して反りが発生する場合がある。こうした反りの発生を防止するためには、各部材における水分の移動を極力阻止することが効果的である。例えば特許文献4には、面材の裏面に防湿層を設けたものが記載されており、特許文献5には、芯材と面材の間に防湿層を設けたものが記載されている。さらに、図18に示す従来例では、面材40,50及び芯材30の両方に防湿層を設けてある。
特許第3222749号公報 実開平2−60190号公報 特開2003−253969号公報 特開平11−125075号公報 特開2003−27851号公報
しかし、上記従来の縁材の取付構造によれば、以下に示す問題点があった。
(1)縁材が脱落・破損しやすい。
縁材として、図14に示すような無垢材60を使用した場合には、無垢材であるために反りが生じ、浮き上がって剥離してしまう可能性が大きい。釘や接着剤ではなく木ネジにより固定すれば強固であるが、木ネジの頭が見えて見苦しい。
また、図15に示すようなテープ状縁材70を使用した場合には、粘着力の衰えや角の部分が何かに引っ掛かったときに容易に剥離してしまう恐れがある。
また、図16に示すようなコ字形縁材80を使用した場合には、ドア100の角の部分から剥離することはないものの、コ字形縁材80の先端部分から剥離する恐れがある。
(2)縁材の側面や裏面が露出すると見苦しい。
ドア100の表面Xや裏面Yには、デザイン上、溝や凹凸面が形成される場合がある。その場合、図14や図15に示すような縁材であれば、溝や凹凸面の端部において、縁材の裏面が露出してしまう。これら縁材の裏面はドア100側面Zとの接着面となっているため、装飾されておらず見苦しいものとなってしまう。
また図15や図16に示すような縁材であれば、縁材の側面に化粧が施されておらず、やはり見苦しいものとなってしまう。
(3)ドア表裏面の縁部分のデザインを変えるのが困難である。
デザイン上、ドア表裏面X,Yの縁部分(例えば側面から10〜30mm程度)とその他の部分の模様を変える場合がある。その場合、図17に示すような、面材40,50を折曲させて、先端をドア100の側面Zで向かい合わせる方法では、面材40,50に貼着する化粧材42,52を、必要とされる模様に合わせて正確に基材41,51に貼着しなければならない。しかし、ドア幅(例えば700〜1000mm程度)に対して縁部分(例えば10〜30mm程度)は非常に狭く、化粧材を正確に貼着するのは困難である。
一方、特許文献1乃至特許文献3に記載された発明はいずれも、ドアの側面に加えて表面や裏面も同時に広い範囲で覆うものであり、幅の薄い縁材の部分に適用することはできない。
また、特許文献4や特許文献5に記載された発明においては、芯材のドア内部空間と接する面など、防湿層により被覆されていない部分があるため、反りの発生する可能性が残されている。一方で図18に示したように、面材と芯材の両方に防湿層を設けた場合には、過剰に防湿層を設けることとなり無駄が多い。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するためのものであり、脱落・破損しにくく、デザイン的にも優れたドア縁材の取付構造を提供するものである。
上記従来の課題を解決するために、請求項1に係る発明のドア縁材の取付構造は、ドア(100)側面(Z)に垂直方向に沿って縁材(10)を取り付けて装飾するドア縁材の取付構造であって、前記ドア(100)側面(Z)から突出する首部(31a)と前記首部(31a)の先端に形成され前記首部(31a)よりも幅広な頭部(31b)とからなる断面略T字形の突出部(31)と、基材(11)の表面に化粧材(12)を貼着し裏面に折曲用の切り欠き部(11a,11b,11c,11d)を形成した化粧パネル(1)を前記切り欠き部(11a,11b,11c,11d)で折曲して形成され、前記ドア(100)側面(Z)側に開口した状態で前記突出部(31)に嵌着された断面略C字形のドア縁材(10)とからなり、前記ドア(100)の側面(Z)と、前記ドア(100)の表面(X)及び裏面(Y)の前記側面(Z)寄りの部位とを前記ドア縁材(10)で被覆したことを特徴とする。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記ドア(100)の表面(X)及び裏面(Y)の前記ドア縁材(10)により被覆されていない部分と、前記ドア縁材(10)の前記ドア(100)の表面(X)側及び裏面(Y)側の面がそれぞれ面一となるように、前記頭部(31b)の幅(W3)が前記ドア(100)の厚み(T)よりも狭く形成されていることを特徴とする。
また、請求項3に係る発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記ドア(100)の表面(X)及び裏面(Y)のそれぞれの被覆幅(W1)よりも、前記ドア(100)の側面(Z)の被覆幅(W2)の方が広いことを特徴とする。
また、請求項4に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記ドア(100)の表面(X)及び裏面(Y)の少なくとも1つに水平方向に沿った溝部(43)が形成されており、前記水平方向に沿った溝部(43)の端部(43a)において、前記ドア縁材(10)の基材(11)の表面に貼着された化粧材(12)が露出するようにしたことを特徴とする。
また、請求項5に係る発明は、請求項2に記載の発明において、前記ドア(100)の表面(X)及び裏面(Y)の少なくとも1つに凹凸面(44)が形成されており、前記凹凸面(44)の水平方向の端部(44a)において、前記ドア縁材(10)の基材(11)の表面に貼着された化粧材(12)が露出するようにしたことを特徴とする。
また、請求項6に係る発明は、請求項1に記載の発明において、前記ドア(100)は、格子状に組まれた芯材(30)の表裏面にそれぞれ面材(40,50)を貼着してなるフラッシュ構造ドアであり、前記ドア縁材(10)の裏面及び前記面材(40,50)の裏面に、防湿層(15,45,55)を設けたことを特徴とする。
また、請求項7に係る発明は、請求項6に記載の発明において、前記芯材(30)のドア内部空間と接する面に防湿層(35)を設けたことを特徴とする。
なお、括弧内の記号は、発明を実施するための最良の形態および図面に記載された対応要素または対応事項を示す。
また、請求項1乃至請求項5において、「ドア」とは、開き戸の他、引き戸や襖等の住宅用建材が含まれる。
請求項1に記載の発明によれば、ドア側面に垂直方向に沿って縁材を取り付けて装飾するので、ドアの側面に芯材や面材の端面が剥き出しにならず、見栄えが良い。
また、ドア縁材は、基材の表面に化粧材を貼着し、裏面に折曲用の切り欠き部を形成した化粧パネルを切り欠き部で折曲して形成するので、ドア側面側に開口する断面略C字形のドア縁材を容易に形成することができる。
また、ドア側面から突出する首部と首部の先端に形成され首部よりも幅広な頭部からなる断面略T字形の突出部が形成されており、この突出部が断面略C字形のドア縁材の内周面と嵌合するようになっているので、ドア縁材を突出部に嵌着させることにより、ドア縁材を強固に取り付けることができ脱落や破損を防止することができる。
また、ドアの側面と、ドアの表面及び裏面の側面寄りの部位とをドア縁材で被覆するので、この部分をドア縁材の化粧材により装飾することができる。このとき化粧材を任意の模様に選択して、ドア表面及び裏面の縁部分(ドア表面及び裏面の側面寄りの部位)のデザインを、ドア表面及び裏面の縁以外の部分と容易に変化させることができる。
また、請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、突出部の頭部の幅をドアの厚みよりも狭く形成することにより、ドアの表面及び裏面のドア縁材により被覆されていない部分と、ドア縁材のドアの表面側及び裏面側の面がそれぞれ面一となっているので、ドアの表面及び裏面を段差のないデザインにすることができる。
また、請求項3に記載の発明によれば、請求項1又は請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、ドアの表面及び裏面のそれぞれの被覆幅よりも、ドアの側面の被覆幅の方が広いので、ドア縁材の外観が薄板状になり、従来のようにドア側面に薄板状の無垢材を貼着したごとくスッキリとしたデザインの縁材を、より強固に取り付けることができる。
また、請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、ドアの表面及び裏面の少なくとも1つに水平方向に沿った溝部が形成されており、その端部において、ドア縁材の基材の表面に貼着された化粧材が露出するようにしているので、デザイン上溝部を形成した場合であっても、露出するのは化粧材でありドア縁材の裏面(接着面)ではなく見苦しいものとはならない。従って、ドア表面及び裏面に自由に溝をデザインすることができる。
また、請求項5に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明の作用効果に加えて、ドアの表面及び裏面の少なくとも1つに凹凸面が形成されており、その水平方向の端部において、ドア縁材の基材の表面に貼着された化粧材が露出するようにしているので、デザイン上凹凸面を形成した場合であっても、露出するのは化粧材でありドア縁材の裏面(接着面)ではなく見苦しいものとはならない。従って、ドア表面及び裏面に自由に凹凸面をデザインすることができる。
また、請求項6に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の作用効果に加えて、ドア縁材の裏面及び面材の裏面に防湿層を設けたので、各部材が防湿層を介して接することとなり、水分の移動が各部材内部のみとなり隣接する部材には移動しない。従って、水分の移動に起因する反りや狂いの発生を防止することができる。
また、請求項7に記載の発明によれば、請求項6に記載の発明の作用効果に加えて、芯材のドア内部空間と接する面に防湿層を設けたので、芯材とドア内部空間との間の水分移動をなくすことができる。従って、水分の移動に起因する反りや狂いの発生をより効果的に防止することができる。また、芯材の一面のみに防湿層を設ければよいので製造が容易で無駄がない。
次に、図1乃至図4を参照して、本発明の実施形態1に係るドア縁材の取付構造について説明する。実施形態1に係るドア縁材の取付構造は、従来例と同様に、図11乃至図13に示すドア100(開き戸の他、引き戸や襖等の住宅用建材が含まれる。)の側面Zに、垂直方向に沿ってドア縁材を取り付けて装飾するものである。なお、従来例と同一の部分には同一の符号を付し、説明を省略する。
図1は、実施形態1に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。なお、符号X,Y,Zは、それぞれドア100の表面,裏面,側面の方向を示している。
図1に示すように、ドア100の側面Zには、ドア縁材10が取り付けられている。ドア縁材10は、断面略C字形に形成されており、その開口部がドア側面側を向くようになっている。このドア縁材10は、以下に示すようにして断面略C字形に形成される。
図2は、ドア縁材10が断面略C字形に形成される前の状態を示す化粧パネル1の断面図である。化粧パネル1は、厚さ3mm程度の合板又はMDF等からなる基材11の表面に化粧シート等の化粧材12が貼着されて形成されている。そして、基材11の裏面から化粧材12近くに達する深さの折曲用のV字形の切り欠き部11a,11b,11c,11dが形成されている。化粧パネル1を、この4箇所の切り欠き部11a,11b,11c,11dで折曲することにより、断面略C字形のドア縁材10が形成される。
化粧材12は、任意のデザインのものを選択することができ、例えばドア100の面材40,50を横木目とし、ドア縁材10の部分を縦木目とすることにより、両者の境界を際立たせることができる。
一方、ドア100の側面Zには、突出部31が形成されている。この突出部31は、ドア100を構成する芯材30の側面Z側の部位を加工することにより形成されている。
突出部31は、ドア側面Zから外側に向けて突出する首部31aと、首部31aの先端に形成され首部31aよりも幅広な頭部31bとからなり、全体として断面略T字形となるように形成されている。そして、突出部31は、断面略C字形のドア縁材10の内周面と嵌合するようになっている。
図3及び図4は、突出部31の加工方法を説明するための、ドア100を示す拡大断面図であり、それぞれ突出部31の形成前と形成後を示している。
図3に示すように、突出部31の形成前において、芯材30の表側と裏側には、基材41,51に化粧材42,52が貼着された面材40,50が貼着されている。面材40,50は芯材30の位置に合わせて裁断されており、面材40,50及び芯材30の端面により、ドア100の側面Zが形成されている。
そして、図4に示すように、ドア100の表面X及び裏面Yの側面Z寄りの部位に、それぞれ略L字形の溝部31c,31cを形成する。このとき、頭部31bの幅W3は、首部31aの幅W4よりも広くなっている。また、頭部31bの幅W3は、ドア100の厚みTよりも狭くなっている。
このようにして突出部31が形成される。なお、予め芯材30に断面略T字形の突出部31を形成しておいてから、面材40,50をこれに合わせて裁断し、貼着するようにしてもよい。
ドア縁材10を突出部31に嵌着させるには、ドア縁材10の裏面に接着剤を塗布するとともに、折曲用の切り欠き部11a,11b,11c,11dから、突出部31を巻き込むようにして折曲し、さらにドア縁材10の両端部13,13を、芯材30に形成された溝部31c,31cに挿入して固定する。
以上により、断面略C字形のドア縁材10を、断面略T字形の突出部31に嵌着して、図1に示すようなドア縁材の取付構造とすることができる。
実施形態1に係るドア縁材の取付構造によれば、ドア100の側面Zに垂直方向に沿って縁材10を取り付けて装飾するので、ドア100の側面Zに芯材30や面材40,50の端面が剥き出しにならず、見栄えが良い。
また、ドア縁材10は、基材11の表面に化粧材12を貼着し、裏面に折曲用の切り欠き部11a,11b,11c,11dを形成した化粧パネル1を、切り欠き部11a,11b,11c,11dで折曲して形成するので、ドア100の側面Z側に開口する断面略C字形のドア縁材10を容易に形成することができる。
また、ドア100の側面Zから突出する首部31aと首部31aの先端に形成され首部31aよりも幅広な頭部31bからなる断面略T字形の突出部31が形成されており、この突出部31が断面略C字形のドア縁材10の内周面と嵌合するようになっているので、ドア縁材10を突出部31に嵌着させることにより、ドア縁材10を強固に取り付けることができ脱落や破損を防止することができる。
また、ドア100の側面Zと、ドア100の表面X及び裏面Yの側面Z寄りの部位とをドア縁材10で被覆するので、この部分をドア縁材10の化粧材12により装飾することができる。このとき化粧材12を任意の模様に選択して、ドア表面X及び裏面Yの縁部分(ドア表面X及び裏面Yの側面Z寄りの部位)のデザインを、ドア表面X及び裏面Yの縁以外の部分と容易に変化させることができる。
なお、実施形態1においては、ドア100の表面X及び裏面Yのドア縁材10により被覆されていない部分と、ドア縁材10のドア100の表面X側及び裏面Y側の面は、それぞれ面一となるように形成されている。すなわち、両者が面一となるように、図4における頭部31bの幅W3が、ドア100の厚みTよりも、化粧パネル1の厚さの2倍分だけ狭くなるように形成されている。
このように、突出部31の頭部31bの幅W3をドア100の厚みTよりも狭く形成することにより、ドア100の表面X及び裏面Yのドア縁材10により被覆されていない部分と、ドア縁材10のドア100の表面X側及び裏面Y側の面がそれぞれ面一となっているので、ドア100の表面X及び裏面Yを段差のないデザインにすることができる。
もちろん、両者が面一とならないような構成とすることも可能であり、ドア100の表面X及び裏面Yに段差を設けて、この段差部分をデザインとして活用することも可能である。
さらに、実施形態1においては、図1に示すように、ドア縁材10の被覆部分について、ドア100の表面X及び裏面Yのそれぞれの被覆幅W1よりも、ドア100の側面Zの被覆幅W2の方が広くなっている。
このように、ドア100の表面X及び裏面Yのそれぞれの被覆幅W1よりも、ドア100の側面Zの被覆幅W2の方を広くすることにより、ドア縁材10の外観が薄板状になる。そうすると、従来のようにドア100の側面Zに薄板状の無垢材を貼着したごとくスッキリとしたデザインの縁材を、より強固に取り付けることができる。すなわち従来、薄板状の縁材(例えば厚さ10mm程度)を取り付けると、脱落・破損しやすいという問題があったが、本実施形態においては、薄板状の縁材であっても、強固に取り付けることができるものである。
例えば、ドア100の側面Zの被覆幅W2(=ドア100の厚みT)を36mmとすると、ドア100の表面X及び裏面Yのそれぞれの被覆幅W1を10〜30mmに形成することができる。特にW1を10mm程度にすれば、非常にスッキリとしたデザインの薄板状のドア縁材を形成することができる。
次に、図5及び図6を参照して、本発明の実施形態2に係るドア縁材の取付構造について説明する。実施形態2に係るドア縁材の取付構造は、実施形態1に係るドア縁材の取付構造とほぼ同様の構成であるが、ドア縁材の形状が異なっている。
図5に示すように、実施形態2におけるドア縁材20は、断面略C字形に形成されているとともに、角において隅切り部24,24が形成されている。
図6は、ドア縁材20が断面略C字形に形成される前の状態を示す化粧パネル2の断面図である。化粧パネル2は、厚さ3mm程度の合板又はMDF等からなる基材21の表面に化粧シート等の化粧材22が貼着されて形成されている。そして、基材21の裏面から化粧材22近くに達する深さの折曲用の切り欠き部21a,21b,21c,21dが形成されている。
このうち、切り欠き部21b,21cは、1つのV字形ではなく、複数のV字形を組み合わせることにより構成されている。そして、切り欠き部21b,21cで折曲することにより、化粧パネル2は、Y字形に接合され、隅切り部24,24が形成される。
実施形態2に係るドア縁材の取付構造によっても、実施形態1に係るドア縁材の取付構造と同様の効果を得ることができる。
また、角部に隅切り部24,24が形成されているので、より破損しにくい。
次に、図7乃至図9を参照して、本発明の実施形態3に係るドア縁材の取付構造について説明する。実施形態3に係るドア縁材の取付構造は、実施形態1に係るドア縁材の取付構造とほぼ同様の構成であるが、ドアの表面及び裏面の形状が異なっている。
図7は、実施形態3に係るドア縁材の取付構造におけるドア200を示す正面図である。また図8は、図7のA−A断面図におけるB部分を示す拡大図である。
図7及び図8に示すように、ドア200の表面Xには、水平方向に沿った溝部43が形成されている。この溝部43は、ドア200の面材40をドアの内側に向けて削ることにより形成されており、両端がドア縁材10,10に接するまで延設されている。
そして、図9に示すように、溝部43の端部43aにおいては、基材11の表面に貼着された化粧材12が露出するようになっている。なお、ドア200の裏面Yに形成された溝部53についても同様である。もちろん、溝部は表面X及び裏面Yの両方に形成されていてもよいし、いずれか一方に形成されていてもよい。
実施形態3に係るドア縁材の取付構造によれば、ドア200の表面Xに水平方向に沿った溝部43が形成されており、その端部43aにおいて、ドア縁材10の基材11の表面に貼着された化粧材12が露出するようにしているので、デザイン上溝部43を形成した場合であっても、露出するのは化粧材12でありドア縁材10の裏面(接着面)ではなく見苦しいものとはならない。従って、ドア表面Xに自由に溝43をデザインすることができる。
同様に、図10に示すように、表面Xに凹凸面44が形成されている場合には、凹凸面44の水平方向の端部44aにおいて、ドア縁材10の基材11の表面に貼着された化粧材12が露出するようにしているので、デザイン上凹凸面44を形成した場合であっても、露出するのは化粧材12でありドア縁材10の裏面(接着面)ではなく見苦しいものとはならない。従って、ドア表Xに自由に凹凸面44をデザインすることができる。
次に、図19を参照して、本発明の実施形態4に係るドア縁材の取付構造について説明する。実施形態4に係るドア縁材の取付構造は、実施形態1に係るドア縁材の取付構造とほぼ同様の構成であるが、ドア縁材10、芯材30、面材40,50にそれぞれ防湿層を設けた点が異なっている。
図19は、実施形態4に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。
図19に示すように、ドア縁材10の裏面(芯材30と接する面)には、防湿層15が設けられている。これにより、ドア縁材10と芯材30との間の水分移動が阻止されるようになっている。
また、面材40及び面材50の裏面(ドア内部側の面)には、それぞれ防湿層45、防湿層55が設けられている。これにより、面材40と芯材30、面材40とドア内部空間、面材50と芯材30、面材50とドア内部空間のそれぞれの間の水分移動が阻止されるようになっている。
さらに、図19に示すように、芯材30のドア内部空間と接する面にも、防湿層35を設けることが好ましい。これにより、芯材30とドア内部空間との間の水分移動を阻止することができる。このとき、芯材30のその他の面(ドア縁材10、面材40,50と接する面)には、防湿層を設ける必要はない。
ここで防湿層は、ポリエチレン、ポリプロピレン等の防湿シートを貼付したり、塗料を塗布することで設けることができる。
実施形態4に係るドア縁材の取付構造によれば、ドア縁材10の裏面及び面材40,50の裏面に防湿層15,45,55を設けたので、各部材が防湿層15,45,55を介して接することとなり、水分の移動が各部材内部のみとなり隣接する部材には移動しない。従って、水分の移動に起因する反りや狂いの発生を防止することができる。
さらに、芯材30のドア内部空間と接する面にも防湿層35を設けることで、芯材30とドア内部空間との間の水分移動をなくすことができる。従って、水分の移動に起因する反りや狂いの発生をより効果的に防止することができる。また、芯材30の一面のみに防湿層35を設ければよいので製造が容易で無駄がない。
本発明の実施形態1に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 実施形態1に係るドア縁材の取付構造における化粧パネルを示す断面図である。 突出部形成前のドアを示す拡大断面図である。 突出部形成後のドアを示す拡大断面図である。 実施形態2に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 実施形態2に係るドア縁材の取付構造における化粧パネルを示す断面図である。 実施形態3に係るドア縁材の取付構造におけるドアを示す正面図である。 実施形態3に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 実施形態3に係るドア縁材の取付構造を示す斜視図である。 他の実施形態に係るドア縁材の取付構造を示す斜視図である。 フラッシュ構造のドアを示す分解斜視図である。 フラッシュ構造のドアを示す斜視図である。 図12のC−C拡大断面図である。 従来例に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 従来例に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 従来例に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 従来例に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 従来例に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。 実施形態4に係るドア縁材の取付構造を示す拡大断面図である。
符号の説明
10 ドア縁材
11 基材
11a 切り欠き部
11b 切り欠き部
11c 切り欠き部
11d 切り欠き部
12 化粧材
13 端部
15 防湿層
20 ドア縁材
21 基材
21a 切り欠き部
21b 切り欠き部
21c 切り欠き部
21d 切り欠き部
22 化粧材
23 端部
30 芯材
31 突出部
31a 首部
31b 頭部
31c 溝部
32 芯材
33 芯材
34 芯材
35 防湿層
40 面材
41 基材
42 化粧材
43 溝部
43a 端部
44 凹凸面
44a 端部
45 防湿層
50 面材
51 基材
52 化粧材
53 溝部
53a 端部
55 防湿層
60 無垢材
70 テープ状縁材
80 コ字形縁材
90 目地材
100 ドア
200 ドア

Claims (7)

  1. ドア側面に垂直方向に沿って縁材を取り付けて装飾するドア縁材の取付構造であって、
    前記ドア側面から突出する首部と前記首部の先端に形成され前記首部よりも幅広な頭部とからなる断面略T字形の突出部と、
    基材の表面に化粧材を貼着し裏面に折曲用の切り欠き部を形成した化粧パネルを前記切り欠き部で折曲して形成され、前記ドア側面側に開口した状態で前記突出部に嵌着された断面略C字形のドア縁材とからなり、
    前記ドアの側面と、前記ドアの表面及び裏面の前記側面寄りの部位とを前記ドア縁材で被覆したことを特徴とするドア縁材の取付構造。
  2. 前記ドアの表面及び裏面の前記ドア縁材により被覆されていない部分と、前記ドア縁材の前記ドアの表面側及び裏面側の面がそれぞれ面一となるように、前記頭部の幅が前記ドアの厚みよりも狭く形成されていることを特徴とする請求項1に記載のドア縁材の取付構造。
  3. 前記ドアの表面及び裏面のそれぞれの被覆幅よりも、前記ドアの側面の被覆幅の方が広いことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のドア縁材の取付構造。
  4. 前記ドアの表面及び裏面の少なくとも1つに水平方向に沿った溝部が形成されており、前記水平方向に沿った溝部の端部において、前記ドア縁材の基材の表面に貼着された化粧材が露出するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のドア縁材の取付構造。
  5. 前記ドアの表面及び裏面の少なくとも1つに凹凸面が形成されており、前記凹凸面の水平方向の端部において、前記ドア縁材の基材の表面に貼着された化粧材が露出するようにしたことを特徴とする請求項2に記載のドア縁材の取付構造。
  6. 前記ドアは、格子状に組まれた芯材の表裏面にそれぞれ面材を貼着してなるフラッシュ構造ドアであり、
    前記ドア縁材の裏面及び前記面材の裏面に、防湿層を設けたことを特徴とする請求項1に記載のドア縁材の取付構造。
  7. 前記芯材のドア内部空間と接する面に防湿層を設けたことを特徴とする請求項6に記載のドア縁材の取付構造。
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