JP5901262B2 - 改装後の枠材構造 - Google Patents

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Description

本発明は、建物等の壁の開口部に設けられた枠材の改装構造に関する。
建物の壁の開口部に設けられた枠材を改装する改装工法の一例として特許文献1に記載のものが知られている。
この改装工法は、改装対象であるドアや引き戸の枠材の露出面及び付設部材の寸法に基づいて前記枠材及び前記付設部材の露出面を被覆可能な断面L字状若しくはコ字状をした板状の被覆材を形成する予備加工工程と、前記予備加工工程で形成された前記被覆材を前記枠材及び前記付設部材の露出面に取り付ける被覆工程と、を備えたことを特徴としている。
このような改装工法によれば、施工現場のドア枠及び付設部材の露出面の寸法に基づいて形成された被覆材を施工現場に搬入し、改装対象であるドアや引き戸の枠材及び付設部材の露出面に対し、これらの被覆材を取り付けるだけで、既設のドアや引き戸の枠材を改装することができる。従って、熟練技術者に頼ることなく、既設のドアや引き戸の枠材を比較的短時間で容易に改装することができる。
また、壁に形成された開口部に枠材を取り付けてなる枠材の取付構造の一例として特許文献2に記載のものが知られている。
この枠材の取付構造では、壁に形成された開口部に、枠材が下地部として固定され、この下地部に、壁の開口部を化粧する薄板状の化粧枠材が取り付けられている。そして、この化粧枠材は、壁の開口部に固定された枠材(下地材)より突出する突出縁部を有している。
特開2011−99265号公報 特開2010−180694号公報
上記特許文献2に記載されているように、化粧枠材は、下地材としての枠材より突出する突出縁部を有しているので、上記特許文献1に記載されているような被覆材によって、枠材を覆って改装するには前記化粧枠材を取り外す必要があり、手間のかかる作業となる。
また、化粧枠材と枠材とを一体的に形成した場合、枠材にはその側方に突出する、枠材より薄い突出縁部があるため、このような枠材を上記特許文献1に記載されているような被覆材によって覆って改装するのは困難である。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、枠材が、側方に突出しかつ前記枠材より薄い突出縁部を有している場合に、枠材を残したまま、枠材を改装できる枠材の改装構造を提供することを課題としている。
上記の課題を解決するために本願発明は、壁1の開口部5に設けられた既存の枠材6を残したまま、当該枠材6を改装してなる改装後の枠材構造であって、前記既存の枠材6は、本体7と化粧枠材8で構成されており、その化粧枠材8の両端が側方に突出して突出縁部12,12を形成しており、改装時に、前記枠材6の化粧枠材8の表面に、薄板状でかつ側縁部に断面コ字状の係合部20b,21bが設けられた化粧被覆材20,21が被せられ、前記化粧被覆材20,21の係合部20b,21bが前記化粧枠材8の前記突出縁部12,12に係合しており、前記枠材6の表面に戸当り15が設けられており、当該戸当り15は、その突条15aが前記化粧枠材8の縦方向凹溝11aに圧縮状態で挿入されており、前記縦方向凹溝11aは、その凸条11部分が前記本体7の縦方向凹溝10に嵌入しているものであり、前記戸当り15の表面に戸当り15のモヘア16を露出させた状態で戸当り用化粧被覆材22が被せられていることを特徴とする改装後の枠材構造とする。
本発明によれば、枠材の表面に、薄板状でかつ側縁部に係合部が設けられた化粧被覆材が被せられ、この化粧被覆材の係合部が前記突出縁部に係合しているので、枠材を残したまま、化粧被覆材によって枠材を改装できる。
本発明に係る枠材の改装構造の第1の実施の形態を示すもので、当該改装構造の要部を示す平断面図である。 同、図1におけるX円部の拡大図である。 同、枠材の改装構造の施工方法を説明するための工程図である。 本発明に係る枠材の改装構造の第2の実施の形態を示すもので、当該改装構造の要部を示す平断面図である。
以下、図面を参照して本発明に係る枠材の改装構造の実施の形態について説明する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態の枠材の改装構造の要部を示す平断面図である。図1において符号1は壁を示す。この壁1は建物内に設けられて部屋どうしを仕切る壁や、部屋と廊下の境界に設けられた壁である。
この壁1は、複数の木質の壁パネル2とこれら壁パネル2の両面に取り付けられた石膏ボード3とから構成されている。壁パネル2は框材2aを矩形枠状に組み立ててなる枠内に、必要に応じて補強桟材を組み込み、さらに、枠体の両面に合板等からなる面材2bを取り付けてなるものである。
前記壁1には開口部5が設けられている。すなわち、例えば壁パネル2を正面視門形に組み立てることによって、左右両側の壁パネル2,2間に開口部5が設けられている。なお、図1は、右側の壁パネル2の縁部を示す平断面図である。
壁1の開口部5の縁部には枠材6が設けられている。枠材6は壁パネル2の側端面に固定された枠材本体7とこの枠材本体7の表面(開口部5側を向く表面)に設けられた化粧枠材8とで構成されている。
枠材本体7は合板等で形成されたものであり、前記壁パネル2の框材2aに固定されている。また、枠材本体7の側端面には前記石膏ボード3の縁部裏面が当接されている。枠材本体7の表面は、石膏ボード3の端面より開口部5側に突出しており、当該枠材本体7の表面の縁部には切欠部が形成され、この切欠部の側面と石膏ボード3の先端部裏面とによって凹溝9が形成されている。
また、枠材本体7の表面中央部には、凹溝10が化粧枠材8の長手方向(図1において紙面と直交する方向)に延在して形成されている。
前記化粧枠材8は、樹脂または木粉を含んだ樹脂の押出しによって、略帯板状に形成され、その表面には適宜の木目模様等が施されている。この化粧枠材8の表面の幅方向中央部には、裏面側に突出ようにして凹溝11aが化粧枠材8の長手方向に延在して形成されている。この凹溝11aを形成する、裏面側に突出する突条11は前記枠材本体7の凹溝10に嵌合されている。
化粧枠材8の幅方向の両側縁部には、前記石膏ボード3の端面に当接する当接部12がそれぞれ形成されており、各当接部12の下面に小突条12aが形成されている。この小突条12aが前記凹溝9に嵌合している。さらに、小突条12aと前記突条11との間は平板となっており、この平板が枠材本体7の表面に密接した状態で被されている。化粧枠材8は、その突条11が枠材本体7の凹溝10に嵌合し、小突条12aが凹溝9に嵌合することによって、枠材本体7に取り付けられている。なお、このような嵌合に併せて枠材本体7と化粧枠材8とが互いに当接する面を接着剤によって接着してもよい。
前記当接部12は、枠材(枠材本体7と化粧枠材8とから構成されている)6の側方に突出し、かつ枠材6より薄い突出縁部12となっている。すなわち、枠材6は、その側方に突出し、かつ枠材6より薄い突出縁部12を有している。
そして、この突出縁部12は、枠材本体7の表面に改装前に設けられ、かつ、枠材本体7よりその幅方向に突出する板状の既存の化粧枠材8の側縁部で構成されている。
また、前記化粧枠材8には、戸当り15が設けられている。この戸当り15は、樹脂または木粉を含んだ樹脂の押出しによって筒状に形成されており、その下面には突条15aが戸当り15の長手方向(図1において紙面と直交する方向)に延在して形成されている。
この突条15aはその厚さ方向(図1において左右方向)に弾性的に圧縮変形可能であり、この突条15aを化粧枠材8の凹溝11aに圧縮した状態で挿入し、それが弾性復帰することによって、突条15aが凹溝11aに取り付けられている。これによって、戸当り15は化粧枠材8に取り付けられている。戸当り15には、モヘヤ16が取り付けられており、このモヘヤ16は、閉じた状態の戸17に接触するようになっている。
以上までが改装前の枠材6等の構成である。
そして、本実施の形態では、表面に木目模様等が施された化粧被覆材20,21および戸当り用化粧被覆材22によって、戸当り15を含む枠材6が覆われて改装されている。
化粧被覆材20は、樹脂または木粉を含んだ樹脂の押出しによって形成されたものであり、平板状の被覆材本体20aと、この被覆材本体20aの一方の縁部に形成された係合部20bとによって構成されている。
係合部20bは断面コ字状に形成されており、そのコ字形の内側の凹溝の幅は前記化粧枠材8の突出縁部12の厚さとほぼ等しいか若干狭くなっている。突出縁部12は、図2に示すように、その裏面が突出縁部12の先端に向かうに従って外側に傾斜した傾斜面となっており、これによって突出縁部12は、先端側の方が厚くなっている。
そして、化粧被覆材20は、その被覆材本体20aを化粧枠材8の凹溝11aを境とした当該化粧枠材8の幅方向の一方の表面に被せるとともに、係合部20bを突出縁部12の端部を包むようにして当該端部に弾性的に係合させることによって、化粧枠材8の幅方向の一方の表面を覆っている。なお、断面コ字状の係合部20bの一片20cは突出縁部12の端部に係合する前の状態において、若干内側に曲がっており、係合部20bを係合させる際に一片20cが弾性的に外側に開き、係合した状態で一片20cが弾性復帰して突出縁部12の傾斜した下面に圧接する。これによって、化粧被覆材20は化粧枠材8の幅方向の一方の表面を覆った状態で固定されている。
化粧被覆材21は、化粧被覆材20と同様に樹脂または木粉を含んだ樹脂の押出しによって形成されたものであり、平板状の被覆材本体21aと、この被覆材本体21aの一方の縁部に形成された係合部21bとによって構成されている。
係合部21bは前記係合部20bと同様に断面コ字状に形成されており、そのコ字形の内側の凹溝の幅は前記化粧枠材8の突出縁部12の厚さとほぼ等しくなっている。
また、被覆材本体21aは、被覆材本体20aより幅狭に形成されている。
そして、化粧被覆材21は、その被覆材本体21aを化粧枠材8の凹溝11aを境とした当該化粧枠材8の幅方向の他方の表面に被せるとともに、係合部21bを突出縁部12の端部を包むようにして当該端部に弾性的に係合させることによって、化粧枠材8の幅方向の他方の表面を覆っている。なお、断面コ字状の係合部21bの一片21cは突出縁部12の端部に係合する前の状態において、若干内側に曲がっており、係合部21bを係合させる際に一片21cが弾性的に外側に開き、係合した状態で一片21cが弾性復帰して突出縁部12の傾斜した下面に圧接する。これによって、化粧被覆材21は化粧枠材8の幅方向の他方の表面を覆った状態で固定されている。
戸当り用化粧被覆材22は、樹脂または木粉を含んだ樹脂の押出しによって断面略L形に形成されたものであり、その長い方の一片22aと短い方の他片22bとによって、戸当り15の断面L形の表面が覆われている。
また、前記一片22aの先端部には係止部22cが折り曲げられて形成されている。この係止部22cは戸当り15のモヘヤ16が設けられている側の面に弾性的に係合している。つまり、係止部22cはモヘヤ16が設けられている側の面に係合する前の状態において、若干内側に曲がっており、係止部22cを係合させる際に当該係止部22cが弾性的に外側に開き、係合した状態で係止部22cが弾性復帰してモヘヤ16が設けられている側の面に圧接する。これによって、係止部22cと前記他片22bとで戸当り15を弾性的に挟みつけて、戸当り用化粧被覆材22が戸当り15にその表面を覆った状態で固定されている。
また、壁1の開口縁部の表面には化粧見附枠材25が取り付けられている。この化粧見附枠材25は、下地材26とこの下地材26に取り付けられる見附枠材本体27とによって構成されている。
下地材26は樹脂の押出しによって形成されたものであり、その内面には被係合部26aが形成されている。この被係合部26aは二つの被係合突起片で構成されており、これら被係合突起片は互いに弾性的に接離可能となっている。
見附枠材本体27は樹脂または木粉を含んだ樹脂の押出しによって形成されたものであり、その内面には係合部27aが形成されている。この係合部27aは二つの係合突起片で構成されており、これら係合突起片は互いに弾性的に接離可能となっている。
そして、前記下地材26はビスや接着剤等によって石膏ボード3に固定されている。また、見附枠材本体27はその係合部27aを下地材26の被係合部26aに弾性的に係合することによって、当該下地材26に取り付けられている。係合部27aを被係合部26aに係合する場合、被係合部26aの被係合突起に、係合部27aの係合突起を外側から被せるようにして係合させることにより行うが、これは、下地材26に見附枠材本体27を合わせて取り付ける際に、被係合部26aの被係合突起に係合部27aの係合突起を合わせたうえで、見附枠材本体27を下地材26に対して押し付けることによって行う。
このようにして石膏ボード3に取り付けられた化粧見附枠材25,25の一方の縁部は前記化粧被覆材20,21の一片20c,21cにそれぞれ当接されている。なお、図1において符号28で示すものは巾木であり、この巾木28は壁1の下端部において、前記化粧見附枠材25の他方の縁部に当接されている。
次に、改装前の枠材6に、化粧被覆材20,21および戸当り用化粧被覆材22を取り付けて枠材を改装する方法について図3を参照して説明する。
まず、図3(a)に示すように、壁1の石膏ボード3に下地材26を固定した後、この下地材26に見附枠材本体27を押し付けて、被係合部26aに係合部27aを係合することによって、下地材26に見附枠材本体27を取り付ける。
次に、図3(b)に示すように、化粧枠材8に化粧被覆材20,21を取り付ける。この場合、化粧被覆材20を、化粧枠材8の幅方向の一方の表面に外側からスライドさせるようにして当該表面に被せるとともに、係合部20bを突出縁部12の端部を包むようにして当該端部に弾性的に係合させることによって、化粧被覆材20によって化粧枠材8の幅方向の一方の表面を覆う。この状態において、化粧被覆材20の端部は戸当り15に当接している(図3(c)参照)。
また、化粧被覆材21を、化粧枠材8の幅方向の他方の表面に外側からスライドさせるようにして当該表面に被せるとともに、係合部21bを突出縁部12の端部を包むようにして当該端部に弾性的に係合させることによって、化粧被覆材21によって化粧枠材8の幅方向の他方の表面を覆う。この状態において、化粧被覆材21の端部は戸当り15に当接している(図3(c)参照)。
次に、図3(c)に示すように、戸当り15に戸当り用化粧被覆材22を取り付ける。この場合、戸当り用化粧被覆材22を、戸当り15に被せるようにして取り付ける。この状態において、戸当り用化粧被覆材22の他片22bの端部は化粧被覆材21の表面に当接しており、係止部22cは戸当り15のモヘヤ16が設けられている側の面に弾性的に係合している。
以上のようにして、改装前の枠材6に、化粧被覆材20,21および戸当り用化粧被覆材22を取り付けて枠材6を改装する。
本実施の形態によれば、枠材6は、その側方に突出し、かつ枠材6より薄い突出縁部12,12を有し、枠材6の化粧枠材8の表面に、薄板状でかつ側縁部に係合部20b,21bが設けられた化粧被覆材20,21が被せられ、化粧被覆材20,21の係合部20b,21bが突出縁部12,12に係合しているので、枠材6を残したまま、化粧被覆材20,21によって枠材6を改装できる。
また、枠材6の化粧枠材8の表面に戸当り15が設けられており、この戸当りの表面に戸当り用化粧被覆材22が被せられているので、戸当り用化粧被覆材22と前記化粧被覆材20,21によって、戸当り15を含む枠材6の表面全体を被覆して容易に改装できる。
また、突出縁部12は、枠材本体7の表面に改装前に設けられ、かつ、枠材本体7よりその幅方向に突出する板状の既存の化粧枠材8の側縁部で構成されているので、枠材本体7の表面に既存の化粧枠材8が設けられている場合においても、化粧枠材8の表面を化粧被覆材20,21によって覆って容易に改装できる。
さらに、化粧被覆材20,21の係合部20b,21bは断面コ字状に形成され、このコ字形の係合部20b,21bが突出縁部12,12に弾性的に係合しているので、化粧被覆材20,21を枠材6の化粧枠材8の表面に被せた状態で保持できる。また、係合部20b,21bを突出縁部12,12から取り外すことによって、化粧被覆材20,21を容易に取り換えることができる。
(第2の実施の形態)
図4は第2の実施の形態の枠材の改装構造の要部を示す平断面図である。
第2の実施の形態では、改装前において、壁1に第1の実施の形態に示したような化粧枠材8が設けられておらず、壁1の開口縁部に既存の枠材30が設けられている。壁1自体の構成は、第1の実施の形態の壁1と同様であり、また、化粧見附枠材25も第1の実施の形態と同様のものであるので、壁1や化粧見附枠材25における同一構成部材には同一符号を付してその説明を省略する。
前記枠材30は合板等で形成されたものであり、壁パネル2の框材2aに固定されている。また、枠材30の側端面には石膏ボード3の縁部裏面が当接されている。さらに、枠材30の表面は石膏ボード3の端面と面一になっている。
そして、このような開口部5を構成する壁1の開口部縁部には、図示しない、壁紙が枠材30の表面、石膏ボード3の端面、石膏ボード3の表面に亙って貼り付けられている。
そして、本実施の形態では、基板31および表面に木目模様等が施された化粧被覆材32,32によって枠材30が覆われて改装されている。
基板31は長方形板状のものであり、その幅方向の側縁部は石膏ボード3の表面より外側に突出している。また、基板31の突出している側縁部は本発明でいう突出縁部33を構成している。この突出縁部33は、その裏面が突出縁部33の先端に向かうに従って外側に傾斜した傾斜面となっており、これによって突出縁部33は、先端側の方が厚くなっている。
このような基板31は、枠材30の表面に改装時に取り付けられる。基板31を枠材30に取り付けるには、例えば、接着剤やビスによって行う。
化粧被覆材32は、樹脂または木粉を含んだ樹脂の押出しによって形成されたものであり、平板状の被覆材本体32aと、この被覆材本体32aの一方の縁部に形成された係合部32bとによって構成されている。
係合部32bは断面コ字状に形成されており、そのコ字形の内側の凹溝の幅は前記基板31の突出縁部33の厚さとほぼ等しいか若干狭くなっている。
そして、一方の化粧被覆材32は、その被覆材本体32aを基板31の幅方向中央部を境とした当該基板31の幅方向の一方の表面に被せるとともに、係合部32bを突出縁部33の端部を包むようにして当該端部に弾性的に係合させることによって、基板31の幅方向の一方の表面を覆っている。なお、断面コ字状の係合部32bの一片32cは突出縁部33の端部に係合する前の状態において、若干内側に曲がっており、係合部32bを係合させる際に一片32cが弾性的に外側に開き、係合した状態で一片32cが弾性復帰して突出縁部33の傾斜した下面に圧接する。これによって、化粧被覆材32は基板31の幅方向の一方の表面を覆った状態で固定されている。
また、他方の化粧被覆材32は、一方の化粧被覆材32と同様にして、基板31の幅方向の他方の表面を覆っている。
改装前の枠材30に、基板31および化粧被覆材32を取り付ける場合、まず、壁1の石膏ボード3に下地材26を固定した後、この下地材26に見附枠材本体27を押し付けて、被係合部26aに係合部27aを係合することによって、下地材26に見附枠材本体27を取り付ける。これによって、開口部回りの石膏ボード3の表面に化粧見附枠材25を取り付ける。
次に、枠材30の表面に基板31をビス止めや接着剤によって取り付けた後、この基板31に化粧被覆材32,32を取り付ける。この場合、一方の化粧被覆材32を、基板31の幅方向の一方の表面に外側からスライドさせるようにして当該表面に被せるとともに、係合部32bを突出縁部33を包むようにして当該突出縁部33に弾性的に係合させることによって、基板31の幅方向の一方の表面を覆う。同様にして、他方の化粧被覆材32によって、基板31の幅方向の他方の表面を覆う。なお、化粧被覆材32,32の端部どうしは互い突き当てる。
以上のようにして、改装前の枠材30に、基板31および化粧被覆材32を取り付けて枠材30を改装する。
本実施の形態によれば、突出縁部33は、枠材30の表面に改装時に設けられ、かつ、枠材30からその幅方向に突出する板状の基板31の側縁部で構成されているので、既存の枠材30に突出縁部がない場合でも、改装時に板状の基板31の側縁部によって突出縁部33を構成することによって、枠材30の表面を化粧被覆材32によって容易に改装できる。
なお、本実施の形態では、枠材30の表面に基板31を取り付けた後、この基板31に化粧被覆材32,32を取り付けたが、これに代えて、予め基板31の表面に化粧被覆材32,32を取り付けておき、化粧被覆材付きの基板31を枠材30の表面に取り付けてもよい。
1 壁
5 開口部
6,30 枠材
7 枠材本体
8 化粧枠材
12,33 突出縁部
15 戸当り
20,21,32 化粧被覆材
20b,21b,32b 係合部
22 戸当り用化粧被覆材
31 基板

Claims (1)

  1. 壁1の開口部5に設けられた既存の枠材6を残したまま、当該枠材6を改装してなる改装後の枠材構造であって、
    前記既存の枠材6は、本体7と化粧枠材8で構成されており、その化粧枠材8の両端が側方に突出して突出縁部12,12を形成しており、改装時に、前記枠材6の化粧枠材8の表面に、薄板状でかつ側縁部に断面コ字状の係合部20b,21bが設けられた化粧被覆材20,21が被せられ、
    前記化粧被覆材20,21の係合部20b,21bが前記化粧枠材8の前記突出縁部12,12に係合しており、
    前記枠材6の表面に戸当り15が設けられており、当該戸当り15は、その突条15aが前記化粧枠材8の縦方向凹溝11aに圧縮状態で挿入されており、
    前記縦方向凹溝11aは、その凸条11部分が前記本体7の縦方向凹溝10に嵌入しているものであり、
    前記戸当り15の表面に戸当り15のモヘア16を露出させた状態で戸当り用化粧被覆材22が被せられていることを特徴とする改装後の枠材構造。
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JP2007113373A (ja) * 2005-10-20 2007-05-10 Morisuke Kodama 開口枠

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