JP5404443B2 - 改装工法 - Google Patents

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Description

本発明は、建築物に設けられたアルミサッシュ窓を構成するアルミニウム製のフレーム材に固定されている額縁材を改装する技術に関する。
図8に示すように、従来のアルミサッシュ窓は、一般に当該アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材13に額縁材11が固定されている。額縁材11の室内側に位置する部分は直接的に風雨に曝されることはないが、夏場には太陽からの強烈な紫外線を浴びたり、冬場には結露が生じたりする部分であるため、長期間経過するうちに、額縁材11の露出面11aが変色、劣化あるいは粗化したり、表面コート材11eの一部が捲れたりすることが多い。
そこで、経年劣化した額縁材などを美麗に仕上げることができるリフォーム技術が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載されたリフォーム技術においては、図9に示すように、アルミフレーム材72に固定された額縁材70の室内側の表面を断面コ字状のリフォーム用窓枠71で覆うとともに、かくし釘73や接着剤を用いてリフォーム用窓枠71が額縁材70に固着されている。
特開2005−127067号公報
特許文献1記載のリフォーム技術を用いることにより、経年劣化したアルミサッシュ窓の額縁材を美麗に改装することができるが、建築物に採用されているアルミフレーム材及び額縁材の断面形状やサイズなどは多種多様であるため、施工現場に合わせてリフォーム用窓枠を作成しても、図9に示すように、アルミフレーム材72の側縁部72aとリフォーム用窓枠71の側縁部71aとの間に隙間Sが生じることが少なくない。
特許文献1記載のリフォーム技術の施工後、アルミフレーム材72の側縁部72aとリフォーム用窓枠71の側縁部71aとの間に隙間Sが生じたままになると、長期間経過するうちに、隙間S内に塵埃が蓄積したり、結露水が流入したりして、非衛生的な状態となりやすい。また、隙間Sに流入した結露水がリフォーム用窓枠71と額縁材70の表面70aとの間に浸入して、リフォーム用窓枠71が部分剥離したり、腐食したりする可能性があるため、耐久性に乏しい。
本発明が解決しようとする課題は、熟練技能者を必要とせず、外観性及び耐久性に優れた改装額縁構造を形成可能な改装工法を提供することにある。
本発明に係る第1の改装工法は、改装対象であるアルミサッシュ窓の額縁材の露出面の寸法に基づいて前記額縁材の露出面を被覆可能な断面がコ字状若しくはL字状をした被覆材を形成する予備加工工程と、前記予備加工工程で形成された前記被覆材を前記額縁材の露出面に取り付ける被覆工程と、前記アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材と前記被覆材との間に生じる隙間を接合部材で閉塞する接合工程と、を備え
前記接合部材が、帯板状の本体部の一方の側縁部に沿って前記被覆材の側縁部を覆う庇部を設けたものであることを特徴とする。前記額縁材の露出面とは、既設の額縁材において室内側から目視可能な面をいう。
このような構成とすれば、施工現場のアルミサッシュ窓の額縁材の露出面の寸法に基づいて形成された被覆材を施工現場に搬入し、改装対象である額縁材の露出面に対し、被覆材を取り付け、アルミフレーム材と被覆材との間に生じる隙間を接合部材で閉塞するだけで、既設の額縁材を容易に改装することができるので、熟練技能者も不要である。また、アルミフレーム材と被覆材との隙間が接合部材で閉塞されることにより、外観性が良好となり、前記隙間への塵埃や結露水などの浸入を阻止することができるため、改装後の耐久性も優れている。
また、本発明に係る第2の改装工法は、改装対象であるアルミサッシュ窓の額縁材の露出面の寸法に基づいて前記額縁材の露出面を被覆可能な断面がコ字状若しくはL字状をした被覆材を形成する予備加工工程と、前記アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材に沿った状態で前記額縁材に接合部材を取り付ける付設工程と、前記予備加工工程で形成された前記被覆材を、その側縁部を前記接合部材に当接若しくは係合させた状態で前記額縁材の露出面に取り付ける被覆工程と、を備え
前記接合部材が、帯板状の接合部材本体と、その一方の側縁に沿って形成された起立部と、前記起立部の上縁から接合部材本体と平行に延設された帯板状の庇部とで構成され、前記庇部、前記起立部及び前記接合部材本体によって囲まれた領域を、前記被覆材の側縁部を挟持する溝状部としたことを特徴とする。
このような構成とすれば、施工現場のアルミサッシュ窓の額縁材の露出面の寸法に基づいて形成された被覆材を施工現場に搬入し、アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材に沿った状態で額縁材に接合部材を取り付け、被覆材を、その側縁部を前記接合部材に当接若しくは係合させた状態で額縁材の露出面に取り付けるだけで、既設の額縁材を容易に改装することができるので、熟練技能者も不要である。また、アルミフレーム材と被覆材との隙間は接合部材で閉塞されるので、外観性が良好となり、前記隙間への塵埃や結露水などの浸入が阻止され、改装後の耐久性も優れている。
ここで、前記予備加工工程において、平板材の裏面に形成したV字状の溝に沿って当該平板材を折り曲げることにより前記被覆材を形成することが望ましい。このような構成とすれば、断面がコ字状若しくはL字状をした被覆材を短時間で正確に形成することが可能となるため、施工時間の短縮、改装品質の向上に有効である。なお、平板材の裏面にV字状の溝を形成する方法については限定しないが、例えば、既存のVカットマシンを使用することが望ましい。
また、本発明に係る第1の改装工法において、前記接合部材は、帯板状の本体部の一方の側縁部に沿って前記被覆材の側縁部を覆う庇部を設けたものである。このような構成とすれば、接合部材の庇部を被覆材の側縁部に重なり合わせた状態で固定可能となるので、被覆作用が高まり、耐久性向上に有効である。また、被覆材の側縁部が接合部材の庇部の下に隠れた構造となるので、施工現場により、アルミフレーム材と被覆材との隙間の幅にバラツキがあっても、接合部材の庇部の突出幅の範囲内に被覆材の側縁部が位置すれば、前記隙間を閉塞することができるため、施工性も向上する。
一方、本発明に係る第2の改装工法においては、前記接合部材が、帯板状の接合部材本体と、その一方の側縁に沿って形成された起立部と、前記起立部の上縁から接合部材本体と平行に延設された帯板状の庇部とで構成され、前記庇部、前記起立部及び前記接合部材本体によって囲まれた領域を、前記被覆材の側縁部を挟持する溝状部としている。このような構成とすれば、被覆材の側縁部を接合部材の溝状部内に挟持した状態で固定することが可能となるので、被覆材をより確実に固定することができ、耐久性が更に向上する。また、被覆材の側縁部が接合部材の溝状部内に隠れた構造となるので、施工現場により、アルミフレーム材と被覆材との隙間の幅にバラツキがあっても、接合部材の溝状部の深さの範囲内に被覆材の側縁部が位置すれば、前記隙間を閉塞することができるため、施工性も向上する。
なお、前記接合部材の溝状部を、アルミサッシュを構成するアルミフレーム材側の当該接合部材本体の上面側に設ければ、被覆材の側縁部を溝状部内に挟持させることにより、接合部材本体の上面は被覆材の側縁部寄り部分で覆われた状態となる。これにより、接合部材の固定手段として、接合部材本体から額縁材に向かって貫設されたネジや釘などは被覆材の側縁部寄り部分の下に隠れるため、外観性が向上するほか、ネジや釘などが緩んだり、外れたりするのを防止することもできる。
本発明により、熟練技能者を必要とせず、外観性及び耐久性に優れた改装額縁構造を形成可能な改装工法を提供することができる。
本発明の第一実施形態である改装工法の施工手順を示す分解斜視断面図である。 本発明の第一実施形態である改装工法において使用する被覆材の形成工程を示す部分斜視図である。 図1に示す改装工法を施工した後の額縁材付近を示す斜視断面図である。 図1に示す改装工法を施工した後の額縁材付近を示す断面図である。 本発明の第二実施形態である改装工法を施工した後の額縁材付近を示す断面図である。 本発明の第三実施形態である改装工法の施工手順を示す分解斜視断面図である。 図6に示す改装工法を施工した後の額縁材付近を斜視断面図である。 改装工法を施工する前の既設の額縁材付近を示す断面図である。 従来のリフォーム技術が施工された額縁材付近を示す断面図である。
以下、図1〜図5に基づいて、本発明の第一実施形態について説明する。なお、図1及び図3〜図5は既設のアルミサッシュ窓の敷居部分に位置する額縁材付近を垂直方向に切断した状態を示している。
本実施形態の改装工法は、図1に示すように、改装対象であるアルミサッシュ窓の額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dの寸法に基づいてこれらの露出面11a,11b,11c,11dを被覆可能な断面がコ字状をした被覆材12を形成する予備加工工程と、予備加工工程で形成された被覆材12を額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dに取り付ける被覆工程と、アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材13と被覆材12との間に生じる隙間14(図3参照)を接合部材15で閉塞する接合工程と、を備えている。
予備加工工程においては、額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dの寸法(それぞれの幅及び長さ)に基づいて断面コ字状をした被覆材12が形成される。具体的には、図2(a)に示すように、表面に化粧シート30aが貼着された平板材30の裏面に断面V字状の溝30s,30tを形成し、溝30s,30t内に接着剤(図示せず)を注入した後、図2(b)に示すように、これらの溝30s,30tに沿って当該平板材30を折り曲げることによって被覆材12が形成される。なお、後述する図5に示す被覆材22も同様の工程で形成される。
本実施形態では、Vカットマシン(図示せず)を使用して平板材30の裏面に断面V字状をした複数の溝30s,30tを形成している。この場合、溝30s,30tの深さを、平板材30表面の化粧シート30aを残す程度に設定すれば、化粧シート30aの可撓性を利用して、溝30s,30tでの折り曲げ加工を円滑に行うことができる。また、平板材30の裏面に所定距離(本実施形態では平板材30の板厚程度の距離)を隔てて平行な二つの溝30t,30tを形成した後、これらの溝30t,30tの間に残存する凸条部30uを挟むように平板材30を折り曲げることにより、折り曲げ部分の表面側(化粧シート30a側)に、額縁材11の露出面11bを覆う面取り部30cを形成することができる。
次の被覆工程においては、予備加工工程で形成された断面コ字状の被覆材12の内周部分で額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dを挟み込むようにして取り付けられる。この場合、額縁材11に対する被覆材12の固定手段としては、接着剤や両面粘着シートなどを用いることができる。また、図3に示すように、被覆材12の下縁部12bと、額縁材11の下面側の支持部材17との隙間にはコーキング18が施される。
最後の接合工程においては、アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材13と被覆材12との隙間(図3)に沿って帯板状の接合部材15を用いて取り付けることによって、アルミフレーム材13と被覆材12との間に生じている隙間14を閉塞する。接合部材15は、当該接合部材15を貫通して額縁材11に複数のネジ16を螺着することによって固定される。これにより、図3に示すように、既設の額縁材11に対する改装額縁構造10が完成する。
図1,図3に示すように、接合部材15の一方の側縁部15aに沿って、被覆材12の側縁部12aを覆う庇部15bが設けられているので、図3に示す改装構造10を形成したとき、接合部材15の庇部15bが被覆材12の側縁部12a上に重なり合った状態となる。これにより、被覆材12の側縁部12aが庇部15bによって押圧された状態となるため、被覆作用が高まり、側縁部12aの浮きや剥離が抑制され、耐久性向上に有効である。
また、図4に示すように、施工現場により、アルミフレーム材13と被覆材12との隙間幅14aが、接合部材15の本体部幅15cより大きくなり空隙19が生じることがあっても、接合部材15の庇部15bの突出幅15dの範囲内であれば、被覆材12の側縁部12aと庇部15bとが重なり合う部分によって空隙19を覆うことができる。
このように、被覆材12の側縁部12aが接合部材15の庇部15bの下に隠れた構造となるため、施工現場により、アルミフレーム材13と被覆材12との隙間19の幅にバラツキがあっても、接合部材15の庇部15bの突出幅15dの範囲内に被覆材12の側縁部12aが位置する限り、隙間19は外から見えないように閉塞されることとなり、外観性及び施工性が良好である。
以上のように、図8に示すような経年劣化した額縁材11に対し、図1,図2に示した改装工法を実施すれば、熟練技能者に頼ることなく、図3に示すような外観性及び耐久性に優れた改装額縁構造10を形成することができる。なお、施工現場の状況により、額縁材11の露出面11dが室内側に露出していない場合は、断面コ字状の被覆材12の代わりに断面L字状の被覆材を使用することにより、本発明の改装工法を実施することができる。
次に、図5に基づいて、本発明の第二実施形態について説明する。図1に示すように、前述した実施形態における施工現場では、アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材13の水平部13h上面と、額縁材11の露出面11aと、が略同一平面をなすように取り付けられているが、図5に示す実施形態における施工現場では、アルミフレーム材23の水平部23h及び起立部23vが額縁材21の露出面21aより突出している。このような施工現場においても本発明の改装工法は実施可能である。
即ち、図5に示す改装額縁構造20は、改装対象であるアルミサッシュ窓の額縁材21の露出面21a,21b,21c,21dの寸法に基づいてこれらの露出面21a,21b,21c,21dを被覆可能な断面がコ字状をした被覆材22を形成する予備加工工程と、予備加工工程で形成された被覆材22を額縁材21の露出面21a,21b,21c,21dに取り付ける被覆工程と、アルミフレーム材23の起立部23vと被覆材22の側縁部22aとの間に生じる隙間24を接合部材25で閉塞する接合工程と、を備えた改装工法によって形成されている。
また、被覆材22の下縁部22bと、額縁材21の下面側の支持部材27との隙間にはコーキング28が施されている。接合部材25は、当該接合部材25を貫通して額縁材21に複数のネジ16を螺着することによって固定されている。
図5に示すように、接合部材25の一方の側縁部25aに沿って形成された庇部25bが被覆材22の側縁部22a上に重なり合うことにより、側縁部22aが庇部25bによって押圧された状態となり、側縁部22aの浮きや剥離が抑制されるため、耐久性に優れている。
また、図5に示すように、接合部材25の側縁部25aと、被覆材22の側縁部22aとの間に空隙29が生じても、被覆材22の側縁部22aの位置が、接合部材25の庇部25bの突出幅25dの範囲内である限り、被覆材22の側縁部22aと庇部25bとが重なり合う部分によって空隙29を覆うことができるため、外観性及び施工性が良好である。その他の部分の構成及び作用効果については図1〜3で示した改装工法及び改装額縁構造10と同じである。
次に、図6,図7に基づいて、本発明の第三実施形態について説明する。なお、図6,図7は既設のアルミサッシュ窓の敷居部分に位置する額縁材付近を垂直方向に切断した状態を示している。
本実施形態の改装工法は、図6に示すように、改装対象であるアルミサッシュ窓の額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dの寸法に基づいてこれらの露出面11a,11b,11c,11dを被覆可能な断面がコ字状をした被覆材12を形成する予備加工工程と、アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材13の水平部13hの側縁部に沿った状態で額縁材11の露出面11aに接合部材35を取り付ける付設工程と、露出面の11aに両面粘着シート31を貼着する工程と、予備加工工程で形成された被覆材12を、その側縁部12aを接合部材35の溝状部35tに係合させた状態で額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dに取り付ける被覆工程と、を備えている。
接合部材35は、帯板状の接合部材本体35bと、その一方の側縁に沿って形成された起立部35cと、起立部35cの上縁から接合部材本体35bと平行に延設された帯板状の庇部35aと、で構成されている。接合部材本体35bの幅より庇部35aの突出幅は小さく設定され、庇部35a、起立部35c及び接合部材本体35bによって囲まれた領域が溝状部35tとなっている。接合部材35は、接合部材本体35bから額縁材11に向かって貫設される複数のネジ16によって額縁材11の露出面11aに固定される。
被覆工程において、被覆材12を額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dに取り付けるとき、被覆材12の側縁部12aが接合部材35の溝状部35t内に挟持された状態となり、露出面11a上に貼着された両面粘着シート31aによって被覆材12が額縁材11に固定される。この後、図7に示すように、被覆材12の下縁部12bと支持部材17との隙間にはコーキング18が施せば、改装構造30が完成する。
このように、施工現場のアルミサッシュ窓の額縁材11の露出面11a,11b,11c,11dの寸法に基づいて形成された被覆材12を施工現場に搬入し、アルミフレーム材13の側縁部に沿った状態で額縁材11に接合部材35を取り付け、被覆材12を、その側縁部12aを接合部材35の溝状部35t内に挟持させた状態で、両面粘着シート31を介して額縁材11の露出面11aに取り付けるだけで、既設の額縁材11を容易に改装することができるので、熟練技能者も不要である。なお、両面粘着シート31の厚さは接合部材本体35bの厚さと同等としているため、被覆材12の、額縁材11の露出面11a上に位置する部分が浮いたり、凹んだりすることなく、確実に固定される。
図7に示すように、アルミフレーム材13と被覆材12との隙間は接合部材35で閉塞されるので、外観性は良好であり、前記隙間への塵埃や結露水などの浸入が阻止され、改装後の耐久性も優れている。また、接合部材35に断面コ字状の溝状部35tを設けたことにより、被覆材12の側縁部12aを接合部材35の溝状部35t内に挟持した状態で額縁材11に固定できるので、被覆材12を確実に固定することができ、耐久性向上に有効である。
さらに、図7に示すように、被覆材12の側縁部12aが接合部材35の溝状部35内に隠れた構造となるので、施工現場により、アルミフレーム材13と被覆材12との隙間の幅にバラツキがあっても、接合部材35の溝状部35tの深さの範囲内に被覆材12の側縁部12aが位置する限り、隙間が現れることはなく、施工性も良好である。
また、本実施形態では、図6に示すように、接合部材35の溝状部35tを、アルミフレーム材13側の当該接合部材本体35bの上面側に設けているため、被覆材12の側縁部12aを溝状部35t内に挟持させたとき、接合部材本体35bの上面は被覆材12の側縁部12a寄り部分で覆われた状態となる。これにより、接合部材35の固定手段として、接合部材本体35bから額縁材11に向かって貫設されたネジ16の頭部などは被覆材12の側縁部12a寄り部分の下に隠れるため、外観性が向上するほか、ネジ16が緩んだり、外れたりするのを防止することもできる。その他の部分の構成及び作用効果については図1〜3で示した改装工法及び改装額縁構造10と同じである。
本発明の改装工法は、戸建て住宅や集合住宅などの各種建築物に設けられているアルミサッシュ窓の額縁材の改装技術として広く利用することができる。
10,20,30 改装額縁構造
11,21 額縁材
11a,11b,11c,11d,21a,21b,21c,21d 露出面
12,22 被覆材
12a,22a,15a,25a 側縁部
12b,22b 下縁部
13,23 アルミフレーム材
13h,23h 水平部
14,24 隙間
14a 隙間幅
15c 本体部幅
15d 突出幅
15,25,35 接合部材
15b,25b 庇部
16 ネジ
17,27 支持部材
18,28 コーキング
19,29 空隙
23v 起立部
30 平板材
30a 化粧シート
30c 面取り部
30s,30t 溝
30u 凸条部
31 両面粘着シート
35a 庇部
35b 接合部材本体
35c 起立部
35t 溝状部

Claims (3)

  1. 改装対象であるアルミサッシュ窓の額縁材の露出面の寸法に基づいて前記額縁材の露出面を被覆可能な断面がコ字状若しくはL字状をした被覆材を形成する予備加工工程と、前記予備加工工程で形成された前記被覆材を前記額縁材の露出面に取り付ける被覆工程と、前記アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材と前記被覆材との間に生じる隙間を接合部材で閉塞する接合工程と、を備え
    前記接合部材が、帯板状の本体部の一方の側縁部に沿って前記被覆材の側縁部を覆う庇部を設けたものであることを特徴とする改装工法。
  2. 改装対象であるアルミサッシュ窓の額縁材の露出面の寸法に基づいて前記額縁材の露出面を被覆可能な断面がコ字状若しくはL字状をした被覆材を形成する予備加工工程と、前記アルミサッシュ窓を構成するアルミフレーム材に沿った状態で前記額縁材に接合部材を取り付ける付設工程と、前記予備加工工程で形成された前記被覆材を、その側縁部を前記接合部材に当接若しくは係合させた状態で前記額縁材の露出面に取り付ける被覆工程と、を備え
    前記接合部材が、帯板状の接合部材本体と、その一方の側縁に沿って形成された起立部と、前記起立部の上縁から接合部材本体と平行に延設された帯板状の庇部とで構成され、前記庇部、前記起立部及び前記接合部材本体によって囲まれた領域を、前記被覆材の側縁部を挟持する溝状部としたことを特徴とする改装工法。
  3. 前記予備加工工程において、平板材の裏面に形成したV字状の溝に沿って当該平板材を折り曲げることにより前記被覆材を形成することを特徴とする請求項1または2記載の改装工法。
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