JP2003328551A - 幕板、幕板の取付構造、幕板の取付方法 - Google Patents

幕板、幕板の取付構造、幕板の取付方法

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JP2003328551A
JP2003328551A JP2002140186A JP2002140186A JP2003328551A JP 2003328551 A JP2003328551 A JP 2003328551A JP 2002140186 A JP2002140186 A JP 2002140186A JP 2002140186 A JP2002140186 A JP 2002140186A JP 2003328551 A JP2003328551 A JP 2003328551A
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curtain plate
wall
gap
wall material
plywood
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JP2002140186A
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Osamu Izawa
修 井澤
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Misawa Homes Co Ltd
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Misawa Homes Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コーキング材のバックアップ材としての目地
ジョイナーの取り付けを省いて幕板の施工を容易とする
こと。 【解決手段】 予め、幕板本体11の裏面11cには、
この幕板本体11の上端11aおよび下端11bから突
出して、幕板本体11の上端11aと上外壁材2の下端
2aとの隙間である上隙間4a、および幕板本体11の
下端11bと下外壁材3の上端3aとの隙間である下隙
間4b、を略塞ぐことを可能とする合板12を設けてお
く。先ず、建物1の上階の外壁材である上外壁材2の下
端12aと下階の外壁材である下外壁材3の上端3aと
の間4の内部側に、水平に延在する胴縁13を設ける。
次に、幕板10を間4に、合板12によって上隙間4
a、および下隙間4b、を略塞ぐように、かつ、合板1
2を胴縁13に取り付けることにより設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の上階の外壁
材と下階の外壁材との間に設けられる幕板、幕板の取付
構造及び幕板の取付方法に関する。
【0002】
【背景の技術】一般に、住宅の外壁にはサイディング等
の外壁材が取り付けられ、これによって、外壁の防水
性、防火性、耐候性を確保するとともに、サイディング
の表面に形成された模様によって住宅の外観意匠性を高
めている。このような住宅においては、特に、2階建て
以上の住宅になると、サイディングによる外壁の模様が
1階から2階に亘って同模様になり、外壁として単調な
ものとなってしまう。このため、例えば特開平10−2
46007号公報には、1階と2階の境界部における外
壁に、外壁のサイディングと外観上異質の幕板を、建物
の周囲を取り巻くようにして設け、外壁の外観にメリハ
リをつける方法が記載されている。
【0003】ところで、従来一般の幕板の取付方法とし
ては、例えば図2(a)、図2(b)に示すような幕板
110の取付方法が知られている。図2(a)や図2
(b)に示す幕板110の取付方法は、胴縁113の上
下に、外壁材102、103の裏面に当接する目地ジョ
イナー114aを予め設けた上で、この胴縁113に外
装材となる幕板本体111を固定する方法である。な
お、図2(b)においては、幕板本体111の裏面に厚
みを調整するための合板112を設けている。そして、
目地ジョイナー114aをバックアップ材として、防
火、防水のためのコーキング材114が充填できるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来一
般の技術においては、コーキング材114のバックアッ
プ材としての目地ジョイナー114aを、幕板110を
取り付ける全範囲にわたって設ける必要があり、施工手
間がかかるという問題があった。上記事情に鑑みてなさ
れた本発明の課題は、コーキング材のバックアップ材と
しての目地ジョイナーの取り付けを省いて幕板の施工を
容易とする幕板、幕板の取付構造、幕板の取付方法を提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の発明は、例えば図1に示すよう
に、建物1の上階の外壁材である上外壁材2の下端2a
と下階の外壁材である下外壁材3の上端3aとの間4に
設けられる幕板10であって、外装材となる幕板本体1
1の裏面11cには、この幕板本体11の上端11aお
よび下端11bから突出して、前記幕板本体11の上端
11aと前記上外壁材2の下端2aとの隙間である上隙
間4a、および前記幕板本体11の下端11bと前記下
外壁材3の上端3aとの隙間である下隙間4b、を略塞
ぐことを可能とする板材(合板12)が設けられている
ことを特徴としている。
【0006】前記幕板本体11は、例えば上外壁材2や
下外壁材3と同様の無機材質からなるものであり、一般
に上外壁材2や下外壁材3と模様や色等が異なるように
構成されるものである。
【0007】前記幕板本体11の上端11aおよび下端
11bから突出する前記合板12の突出部12a、12
bは、コーキング材14のバックアップ機能を有する程
度に、前記上隙間4aおよび前記下隙間4bを塞ぐこと
ができればよい。
【0008】前記上外壁材2や下外壁材3は、例えば、
予め壁パネル20、30に艤装されている場合や、建築
現場で壁パネルに取り付けられる場合があるが、本発明
の幕板、幕板の取付構造、および幕板の取付方法は、い
ずれにも適用可能である。さらに、本発明は、在来の軸
組工法や、ツーバイフォー工法などにも適用可能であ
る。
【0009】請求項1に記載の発明によれば、前記幕板
本体11の裏面11cに、この幕板本体11の上端11
aおよび下端11bから突出するようにして設けられる
板材(合板12)によって、前記上隙間4aおよび前記
下隙間4bが略塞がれる。これにより、前記上外壁材2
の下端2a、前記板材(合板12)の表面、前記幕板本
体11の上端11aとによって凹部が形成されるととも
に、前記上外壁材2の上端2b、前記板材(合板12)
の表面、前記幕板本体11の下端11bとによって凹部
が形成される。したがって、これら凹部にコーキング材
14を充填することができる。すなわち、前記板材(合
板12)の表面をコーキング材14のバックアップ材と
して利用できるため、従来のバックアップ材としての目
地ジョイナーの取り付けを省き、幕板10の施工を容易
に行うことができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、例えば図1に示
すように、請求項1に記載の幕板10において、前記板
材(合板12)の、前記幕板本体11の上端11aおよ
び下端11bから突出した突出部12a、12bの表面
には、コーキング材14の接着を防止可能な接着防止手
段(接着防止テープ12c)が備えられていることを特
徴としている。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載したように、前記上外壁材2の下端2a、前記板
材(合板12)の表面、前記幕板本体11の上端11a
とによって形成される凹部、および、前記上外壁材2の
上端2b、前記板材(合板12)の表面、前記幕板本体
11の下端11bとによって形成される凹部にコーキン
グ材14を充填する場合に、前記接着防止手段(接着防
止テープ12c)によって、コーキング材14が前記板
材(合板12)の表面には接着しない。このようにコー
キング材14の接着面が減ることにより、コーキング材
14に乾燥等による収縮が生じた場合等に、コーキング
材14の内部に生じる応力が開放されやすくなり、コー
キング材14の耐久性が向上する。
【0012】前記接着防止手段としては、例えば接着防
止テープ12cがある。
【0013】請求項3に記載の発明は、例えば図1に示
すように、建物1の上階の外壁材である上外壁材2の下
端2aと下階の外壁材である下外壁材3の上端3aとの
間4への請求項1に記載の幕板10の取付構造であっ
て、前記間4の内部側には水平に延在するように胴縁1
3が設けられており、前記幕板10が前記間4に、前記
板材(合板12)によって前記幕板本体11の上端11
aと前記上外壁材2の下端2aとの隙間である上隙間4
a、および前記幕板本体11の下端11bと前記下外壁
材3の上端3aとの隙間である下隙間4b、を略塞ぐよ
うに、かつ、前記板材(合板12)が前記胴縁13に取
り付けられることにより設けられていることを特徴とし
ている。
【0014】請求項3に記載の発明によれば、前記間4
の内部側には水平に延在するように胴縁13が設けられ
ており、前記幕板10が前記間4に、前記板材(合板1
2)によって前記上隙間4aおよび前記下隙間4bを略
塞ぐように、かつ、前記板材(合板12)が前記胴縁1
3に取り付けられることにより設けられている。これに
より、前記上外壁材2の下端2a、前記板材(合板1
2)の表面、前記幕板本体11の上端11aとによって
凹部が形成されているとともに、前記上外壁材2の上端
2b、前記板材(合板12)の表面、前記幕板本体11
の下端11bとによって凹部が形成されている。したが
って、これら凹部にコーキング材14を充填することが
できる。すなわち、前記板材(合板12)の表面をコー
キング材14のバックアップ材として利用できるため、
従来のバックアップ材としての目地ジョイナーの取り付
けを省き、幕板10の施工を容易に行うことができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、例えば図1に示
すように、請求項3に記載の幕板の取付構造において、
前記板材(合板12)の、前記幕板本体11の上端11
aおよび下端11bから突出した突出部12a、12b
の表面には、コーキング材14の接着を防止可能な接着
防止手段(接着防止テープ12C)が備えられているこ
とを特徴としている。
【0016】請求項4に記載の発明によれば、請求項3
に記載したように、前記上外壁材2の下端2a、前記板
材(合板12)の表面、前記幕板本体11の上端11a
とによって形成されている凹部、および、前記上外壁材
2の上端2b、前記板材(合板12)の表面、前記幕板
本体11の下端11bとによって形成されている凹部に
コーキング材14を充填する場合に、前記接着防止手段
(接着防止テープ12C)によって、コーキング材14
が前記板材(合板12)の表面には接着しない。このよ
うにコーキング材14の接着面が減ることにより、コー
キング材14に乾燥等による収縮が生じた場合等に、コ
ーキング材14の内部に生じる応力が開放されやすくな
り、コーキング材14の耐久性が向上する。
【0017】請求項5に記載の発明は、例えば図1に示
すように、建物1の上階の外壁材である上外壁材2の下
端12aと下階の外壁材である下外壁材3の上端3aと
の間4への請求項1に記載の幕板10の取付方法であっ
て、先ず、前記間4の内部側に水平に延在するように胴
縁13を設け、次に、前記幕板10を前記間4に、前記
板材(合板12)によって前記幕板本体11の上端11
aと前記上外壁材2の下端2aとの隙間である上隙間4
a、および前記幕板本体11の下端11bと前記下外壁
材3の上端3aとの隙間である下隙間4b、を略塞ぐよ
うに、かつ、前記板材(合板12)を前記胴縁13に取
り付けることにより設けることを特徴としている。
【0018】請求項5に記載の発明によれば、前記間4
の内部側に水平に延在するように胴縁13を設け、前記
幕板10を前記間4に、前記板材(合板12)によって
前記上隙間4aおよび前記下隙間4bを略塞ぐように、
かつ、前記板材(合板12)が前記胴縁13に取り付け
ることにより設けている。これにより、前記上外壁材2
の下端2a、前記板材(合板12)の表面、前記幕板本
体11の上端11aとによって凹部が形成されるととも
に、前記上外壁材2の上端2b、前記板材(合板12)
の表面、前記幕板本体11の下端11bとによって凹部
が形成される。したがって、これら凹部にコーキング材
14を充填することができる。すなわち、前記板材(合
板12)の表面をコーキング材14のバックアップ材と
して利用できるため、従来のバックアップ材としての目
地ジョイナーの取り付けを省き、幕板10の施工を容易
に行うことができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態例について説明する。図1は、本発明に係る幕
板、幕板の取付構造及び幕板の取付方法を説明するため
の住宅の外壁近傍の要部拡大断面図である。
【0020】先ず、本発明に係る幕板10の構成につい
て詳細に説明する。本発明に係る幕板10は、図1に示
すように、建物1の上階の壁パネル20に取り付けられ
る外壁材である上外壁材2の下端2aと、下階の壁パネ
ル30に取り付けられる外壁材である下外壁材3の上端
3aとの間4に設けられる。
【0021】幕板10は、外装材となる幕板本体11
と、この幕板本体11の裏面11cに設けられる合板1
2(板材)とを備えている。
【0022】前記幕板本体11は、例えば上外壁材2や
下外壁材3と同様の無機材質等のサイディング材であ
り、一般に上外壁材2や下外壁材3と模様や色等が異な
るように構成されるものである。
【0023】合板12は、外装材となる幕板本体11の
裏面11cに設けられ、この幕板本体11の上端11a
および下端11bから突出する上突出部12aおよび下
突出部12bを備えている。合板12は、幅が間4の幅
と略同一に設定されているため、上隙間4aおよび下隙
間4bが、合板12の突出部12aおよび12bによっ
て略塞がれるようになっている。なお上突出部12aお
よび下突出部12bは、コーキング材14のバックアッ
プ機能を有する程度に、上隙間4aおよび下隙間4bを
塞ぐことができればよい。
【0024】合板12の、幕板本体11の上端11aお
よび下端11bから突出した突出部12a、12bの表
面には、コーキング材14の接着を防止可能な接着防止
テープ12c(接着防止手段)が貼着されている。接着
防止テープ12cは、所定の接着防止機能を有するもの
であれば、特に限定されるものではない。
【0025】次に、本発明に係る幕板10の取付構造に
ついて詳細に説明する。本発明に係る幕板10は、図1
に示すように、建物1の上階の壁パネル20に取り付け
られる外壁材である上外壁材2の下端2aと、下階の壁
パネル30に取り付けられる外壁材である下外壁材3の
上端3aとの間4に設けられている。
【0026】上外壁材2は、壁パネル20に所定間で取
り付けられる胴縁21に、ステンレス釘21aによって
取り付けられている。同様に、下外壁材3は、壁パネル
30に所定間隔で取り付けられる胴縁31に、ステンレ
ス釘31aによって取り付けられている。
【0027】なお、壁パネル20は、框材20aに面材
20bが取り付けられて構成され、壁パネル30は、框
材30aに面材30bが取り付けられて構成されてい
る。また、上壁パネル20には、防水シート15を受け
るための受材43、44が取り付けられている。
【0028】壁パネル20と壁パネル30とは、床パネ
ル40を間に介して接合されている。詳細には、框材4
0aに面材40bが取り付けられて構成された床パネル
40に隣接して胴差41が設けられており、壁パネル2
0の框材20aと壁パネル30の框材30aとは、床パ
ネルの框材40aおよび胴差41を介して、図示しない
胴差ボルトによって連結されている。
【0029】間4の内部側には胴縁13が水平に延在す
るように、調整材42を介して胴差41に、ステンレス
釘41aによって取り付けられている。そして、本発明
に係る幕板10は胴縁13にステンレス釘13aによっ
て取り付けられている。この際、上隙間4aおよび下隙
間4bが、合板12の突出部12aおよび12bによっ
て略塞がれている。
【0030】これにより、上外壁材2の下端2a、合板
12の表面、幕板本体11の上端11aとによって凹部
が形成されているとともに、上外壁材2の上端2b、合
板12の表面、幕板本体11の下端11bとによって凹
部が形成されており、これら凹部にはコーキング材14
が充填されている。コーキング材14は、所定の防火、
防水機能を有するものであれば、特に限定されるもので
はない。
【0031】なお、前記したように、突出部12a、1
2bの表面には、コーキング材14の接着を防止可能な
接着防止テープ12cが貼着されており、コーキング材
14が合板12の表面には接着しないようになってい
る。このようにコーキング材14の接着面が減ることに
より、コーキング材14に乾燥等による収縮が生じた場
合等に、コーキング材14の内部に生じる応力が開放さ
れやすくなり、コーキング材14の耐久性が向上するよ
うになっている。
【0032】なお、防水シート15は、以下に示すよう
に設けられている。すなわち、壁パネル20の面材20
bに取り付けられた防水シート15は、受材44上に連
続して取り付けられ、さらに胴縁13と調整材42との
間に連続して垂下され、さらに連続して壁パネル30の
面材30bに取り付けられている。
【0033】次に、本発明に係る幕板の取付方法につい
て詳細に説明する。本実施の形態においては、上階の壁
パネル20には、防水シート15、受材43、44が予
め工場擬装されているとする。先ず、下階の壁パネル3
0を建て込んだ後、この壁パネル30上に床パネル40
を載置し、さらにこの床パネル40上に上階の壁パネル
20を建て込む。
【0034】次に、床パネル40に隣接させて胴差41
を設け、壁パネル20の框材20aと壁パネル30の框
材30aとを、床パネルの框材40aおよび胴差41を
介して、図示しない胴差ボルトによって連結する。
【0035】そして、間4の内部側に、胴縁13を水平
に延在するように、調整材42を介して胴差41にステ
ンレス釘41aによって取り付ける。そして、本発明に
係る幕板10を胴縁13にステンレス釘13aによって
取り付ける。なお、幕板本体11の裏面11cに設けら
れる合板の幅は、間4の幅と略同一に設定されているの
で、これにより上隙間4aおよび下隙間4bが合板12
の突出部12aおよび12bによって略塞がれる。
【0036】最後に、上外壁材2の下端2a、合板12
の表面、幕板本体11の上端11aとによって形成され
た凹部、および、上外壁材2の上端2b、合板12の表
面、幕板本体11の下端11bとによって形成された凹
部が形成にコーキング材14を充填する。
【0037】この際、前記したように、突出部12a、
12bの表面には、コーキング材14の接着を防止可能
な接着防止テープ12cが貼着されているため、コーキ
ング材14は合板12の表面には接着しないようになっ
ている。
【0038】本実施の形態によれば、以下のような効果
を得ることができる。 間4の内部側には水平に延在するように胴縁13が設
けられており、幕板10が間4に、合板12によって上
隙間4aおよび下隙間4bを略塞ぐように、かつ、合板
12が胴縁13に取り付けられることにより設けられて
いる。これにより、上外壁材2の下端2a、合板12の
表面、幕板本体11の上端11aとによって凹部が形成
されているとともに、上外壁材2の上端2b、合板12
の表面、前記幕板本体11の下端11bとによって凹部
が形成されている。したがって、これら凹部にコーキン
グ材14を充填することができる。すなわち、合板12
の表面をコーキング材14のバックアップ材として利用
できるため、従来のバックアップ材としての目地ジョイ
ナーの取り付けを省き、幕板10の施工を容易に行うこ
とができる。
【0039】上外壁材2の下端2a、合板12の表
面、幕板本体11の上端11aとによって形成されてい
る凹部、および、上外壁材2の上端2b、合板12の表
面、幕板本体11の下端11bとによって形成されてい
る凹部にコーキング材14を充填する場合に、接着防止
テープ12cによって、コーキング材14が合板12の
表面には接着しない。このようにコーキング材14の接
着面を減らすことにより、コーキング材に乾燥等による
収縮が生じた場合等に、コーキング材14の内部に生じ
る応力が開放されやすくなり、コーキング材14の耐久
性が向上する。
【0040】
【発明の効果】請求項1に記載の発明によれば、前記板
材の表面をコーキング材のバックアップ材として利用で
きるため、従来のバックアップ材としての目地ジョイナ
ーの取り付けを省き、幕板の施工を容易に行うことがで
きる。
【0041】請求項2に記載の発明によれば、請求項1
に記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこ
と、前記接着防止手段によってコーキング材の接着面が
減り、コーキング材に乾燥等による収縮が生じた場合等
に、コーキング材の内部に生じる応力が開放されやすく
なり、コーキング材の耐久性が向上する。
【0042】請求項3に記載の発明によれば、前記板材
の表面をコーキング材のバックアップ材として利用でき
るため、従来のバックアップ材としての目地ジョイナー
の取り付けを省き、幕板の施工を容易に行うことができ
る。
【0043】請求項4に記載の発明よれば、請求項3に
記載の発明と同様の効果が得られることは勿論のこと、
前記接着防止手段によってコーキング材の接着面が減
り、コーキング材に乾燥等による収縮が生じた場合等
に、コーキング材の内部に生じる応力が開放されやすく
なり、コーキング材の耐久性が向上する。
【0044】請求項5に記載の発明によれば、前記板材
の表面をコーキング材のバックアップ材として利用でき
るため、従来のバックアップ材としての目地ジョイナー
の取り付けを省き、幕板の施工を容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る幕板、幕板の取付構造、幕板の取
付方法を説明するための、住宅の外壁近傍の要部拡大断
面図である。
【図2】(a)、(b)ともに、従来の技術を説明する
ための住宅の外壁近傍の要部拡大断面図である。
【符号の説明】
1 建物 2 上外壁材 2a 下端 3 下外壁材 3a 上端 4 間 4a 上隙間 4b 下隙間 10 幕板 11 幕板本体 11a 上端 11b 下端 11c 裏面 12 合板(板材) 12a 突出部 12b 突出部 12c 接着防止テープ(接着防止手段) 13 胴縁 14 コーキング材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の上階の外壁材である上外壁材の下
    端と下階の外壁材である下外壁材の上端との間に設けら
    れる幕板であって、 外装材となる幕板本体の裏面には、この幕板本体の上端
    および下端から突出して、前記幕板本体の上端と前記上
    外壁材の下端との隙間である上隙間、および前記幕板本
    体の下端と前記下外壁材の上端との隙間である下隙間、
    を略塞ぐことを可能とする板材が設けられていることを
    特徴とする幕板。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の幕板において、 前記板材の、前記幕板本体の上端および下端から突出し
    た突出部の表面側には、コーキング材の接着を防止可能
    な接着防止手段が備えられていることを特徴とする幕
    板。
  3. 【請求項3】 建物の上階の外壁材である上外壁材の下
    端と下階の外壁材である下外壁材の上端との間への請求
    項1に記載の幕板の取付構造であって、 前記間の内部側には水平に延在するように胴縁が設けら
    れており、 前記幕板が前記間に、前記板材によって前記幕板本体の
    上端と前記上外壁材の下端との隙間である上隙間、およ
    び前記幕板本体の下端と前記下外壁材の上端との隙間で
    ある下隙間、を略塞ぐように、かつ、前記板材が前記胴
    縁に取り付けられることにより設けられていることを特
    徴とする幕板の取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の幕板の取付構造におい
    て、 前記板材の、前記幕板本体の上端および下端から突出し
    た突出部の表面側には、コーキング材の接着を防止可能
    な接着防止手段が備えられていることを特徴とする幕板
    の取付構造。
  5. 【請求項5】 建物の上階の外壁材である上外壁材の下
    端と下階の外壁材である下外壁材の上端との間への請求
    項1に記載の幕板の取付方法であって、 先ず、前記間の内部側に水平に延在するように胴縁を設
    け、 次に、前記幕板を前記間に、前記板材によって前記幕板
    本体の上端と前記上外壁材の下端との隙間である上隙
    間、および前記幕板本体の下端と前記下外壁材の上端と
    の隙間である下隙間、を略塞ぐように、かつ、前記板材
    を前記胴縁に取り付けることにより設けることを特徴と
    する幕板の取付方法。
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