JP2002013275A - タイル外壁見切り構造 - Google Patents
タイル外壁見切り構造Info
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- JP2002013275A JP2002013275A JP2000193312A JP2000193312A JP2002013275A JP 2002013275 A JP2002013275 A JP 2002013275A JP 2000193312 A JP2000193312 A JP 2000193312A JP 2000193312 A JP2000193312 A JP 2000193312A JP 2002013275 A JP2002013275 A JP 2002013275A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】簡単な構造で高級感が得られ、見切りによる外
観の印象が際立つタイル外壁の見切り構造を提供する。 【解決手段】躯体13に、ユニット化された下地パネル
21が設けられ、これら下地パネル21の表面に、高耐
候弾性接着剤22を塗布し、その表面に、適宜の目地2
4間隔を設けてタイル23が貼設されてなるタイル外壁
部2と、躯体13に、ユニット化された外壁パネル31
が設けられてなるパネル外壁部3とを具備する住宅建物
1において、建物本体の外観に出隅部および入隅部10
が形成され、タイル外壁部2が入隅部10でパネル外壁
部3と見切られてなるタイル外壁見切り構造である。
観の印象が際立つタイル外壁の見切り構造を提供する。 【解決手段】躯体13に、ユニット化された下地パネル
21が設けられ、これら下地パネル21の表面に、高耐
候弾性接着剤22を塗布し、その表面に、適宜の目地2
4間隔を設けてタイル23が貼設されてなるタイル外壁
部2と、躯体13に、ユニット化された外壁パネル31
が設けられてなるパネル外壁部3とを具備する住宅建物
1において、建物本体の外観に出隅部および入隅部10
が形成され、タイル外壁部2が入隅部10でパネル外壁
部3と見切られてなるタイル外壁見切り構造である。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイル調やレンガ
積み調の模様が設けられてなるタイル外壁の見切り構造
に関するものである。
積み調の模様が設けられてなるタイル外壁の見切り構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、住宅の外壁模様としては、通常
の外壁パターンの中に、タイル調やレンガ積み調の模様
が部分的に施されてなるものが知られている。
の外壁パターンの中に、タイル調やレンガ積み調の模様
が部分的に施されてなるものが知られている。
【0003】従来より、このような外壁模様を表現する
ための外壁構造は、図8に示すように、これらタイル調
やレンガ積み調の意匠を施したタイル外壁パネルaと、
通常の外壁パターンの意匠を施した外壁パネルbとによ
って構成することが行われていた。
ための外壁構造は、図8に示すように、これらタイル調
やレンガ積み調の意匠を施したタイル外壁パネルaと、
通常の外壁パターンの意匠を施した外壁パネルbとによ
って構成することが行われていた。
【0004】したがって、これらタイル外壁パネルaと
外壁パネルbとの見切り部は、図9(a)に示すよう
に、これらタイル外壁パネルaと外壁パネルbとを躯体
cに取り付けた後、隣接するタイル外壁パネルaと外壁
パネルbとの継ぎ目dに、バックアップ材eやコーキン
グ材fを設けて処理することで見切るようになされてい
た。
外壁パネルbとの見切り部は、図9(a)に示すよう
に、これらタイル外壁パネルaと外壁パネルbとを躯体
cに取り付けた後、隣接するタイル外壁パネルaと外壁
パネルbとの継ぎ目dに、バックアップ材eやコーキン
グ材fを設けて処理することで見切るようになされてい
た。
【0005】また、タイル外壁パネルaが連続する部分
や外壁パネルbが連続する部分は、図9(b)および
(c)に示すように、タイル外壁パネルa、a同士また
は外壁パネルb、b同士が隣接するだけで、見切り部と
同様に、継ぎ目dにバックアップ材eやコーキング材f
を設けて構成されていた。
や外壁パネルbが連続する部分は、図9(b)および
(c)に示すように、タイル外壁パネルa、a同士また
は外壁パネルb、b同士が隣接するだけで、見切り部と
同様に、継ぎ目dにバックアップ材eやコーキング材f
を設けて構成されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来のタ
イル外壁パネルaの場合、隣接するタイル外壁パネルa
間の継ぎ目dの部分によって、タイル調やレンガ積み調
の意匠が連続せずに分断されてしまうので、図8に示す
ように、住宅建物gを全体的に見た場合、これらのタイ
ル外壁パネルa同士の継ぎ目dが目立ってしまうことと
なり、本物感が得られず、安っぽくなってしまうといっ
た不都合を生じる。
イル外壁パネルaの場合、隣接するタイル外壁パネルa
間の継ぎ目dの部分によって、タイル調やレンガ積み調
の意匠が連続せずに分断されてしまうので、図8に示す
ように、住宅建物gを全体的に見た場合、これらのタイ
ル外壁パネルa同士の継ぎ目dが目立ってしまうことと
なり、本物感が得られず、安っぽくなってしまうといっ
た不都合を生じる。
【0007】また、上記従来のタイル外壁パネルaと外
壁パネルbとの見切り部分は、継ぎ目dにバックアップ
材eやコーキング材fを設けているだけで、タイル外壁
パネルa、a同士や外壁パネルb、b同士の継ぎ目d部
分と同様に構成されているため、充分なメリハリ感が得
られないといった不都合を生じることとなる。
壁パネルbとの見切り部分は、継ぎ目dにバックアップ
材eやコーキング材fを設けているだけで、タイル外壁
パネルa、a同士や外壁パネルb、b同士の継ぎ目d部
分と同様に構成されているため、充分なメリハリ感が得
られないといった不都合を生じることとなる。
【0008】本発明は、係る実情に鑑みてなされたもの
であって、簡単な構造で高級感が得られ、見切りによる
外観の印象が際立つタイル外壁の見切り構造を提供する
ことを目的としている。
であって、簡単な構造で高級感が得られ、見切りによる
外観の印象が際立つタイル外壁の見切り構造を提供する
ことを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記従来のタイル外壁見
切り構造は、躯体に、ユニット化された下地パネルが設
けられ、これら下地パネルの表面に、高耐候弾性接着剤
を塗布し、その表面に、適宜の目地間隔を設けてタイル
が貼設されてなるタイル外壁部と、躯体に、ユニット化
された外壁パネルが設けられてなるパネル外壁部とを具
備する住宅建物において、建物本体の外観に出隅部およ
び入隅部が形成され、タイル外壁部が入隅部でパネル外
壁部と見切られてなるものである。
切り構造は、躯体に、ユニット化された下地パネルが設
けられ、これら下地パネルの表面に、高耐候弾性接着剤
を塗布し、その表面に、適宜の目地間隔を設けてタイル
が貼設されてなるタイル外壁部と、躯体に、ユニット化
された外壁パネルが設けられてなるパネル外壁部とを具
備する住宅建物において、建物本体の外観に出隅部およ
び入隅部が形成され、タイル外壁部が入隅部でパネル外
壁部と見切られてなるものである。
【0010】また、上記課題を解決するための本発明の
タイル外壁見切り構造は、躯体に、ユニット化された下
地パネルが設けられ、これら下地パネルの表面に、高耐
候弾性接着剤を塗布し、その表面に、適宜の目地間隔を
設けてタイルが貼設されてなるタイル外壁部と、躯体
に、ユニット化された外壁パネルが設けられてなるパネ
ル外壁部とを具備する住宅建物において、建物本体の外
観に各階通しの窓サッシが設けられ、タイル外壁部がこ
の窓サッシを介してパネル外壁部と見切られてなるもの
である。
タイル外壁見切り構造は、躯体に、ユニット化された下
地パネルが設けられ、これら下地パネルの表面に、高耐
候弾性接着剤を塗布し、その表面に、適宜の目地間隔を
設けてタイルが貼設されてなるタイル外壁部と、躯体
に、ユニット化された外壁パネルが設けられてなるパネ
ル外壁部とを具備する住宅建物において、建物本体の外
観に各階通しの窓サッシが設けられ、タイル外壁部がこ
の窓サッシを介してパネル外壁部と見切られてなるもの
である。
【0011】この構成によると、タイルは、下地パネル
の継ぎ目に関係なく貼設することができる。
の継ぎ目に関係なく貼設することができる。
【0012】また、タイル外壁部は、下地パネルの表面
にタイルを貼設して構成しているため、このタイルの厚
み分だけ、パネル外壁部よりも外側に張り出して段差が
形成されることが懸念されるが、タイル外壁部とパネル
外壁部とは、入隅部で見切ったり、各階通しの窓サッシ
を介して見切っているので、段差を生じない。
にタイルを貼設して構成しているため、このタイルの厚
み分だけ、パネル外壁部よりも外側に張り出して段差が
形成されることが懸念されるが、タイル外壁部とパネル
外壁部とは、入隅部で見切ったり、各階通しの窓サッシ
を介して見切っているので、段差を生じない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
を参照して説明する。
【0014】図1はタイル外壁見切り構造による住宅建
物1の全体構成の概略を示し、図2および図3は同タイ
ル外壁見切り構造の要部を示し、図4は同タイル外壁見
切り構造のタイル外壁部2を示している。
物1の全体構成の概略を示し、図2および図3は同タイ
ル外壁見切り構造の要部を示し、図4は同タイル外壁見
切り構造のタイル外壁部2を示している。
【0015】このタイル外壁見切り構造による住宅建物
1は、タイル外壁部2とパネル外壁部3とを具備し、タ
イル外壁部2とパネル外壁部3とが入隅部10で見切ら
れている。すなわち、住宅建物1は、一階11の押し入
れ11aと、二階12のバルコニー12aとを外側に張
り出させて、意図的に入隅部10が形成されるようにな
されている。そして、この張り出させた一階11の押し
入れ11aの周縁と、これに対応する二階12のバルコ
ニー12aの周縁とをタイル外壁部2とし、タイル外壁
部2とパネル外壁部3とを入隅部10で見切るようにな
されている。
1は、タイル外壁部2とパネル外壁部3とを具備し、タ
イル外壁部2とパネル外壁部3とが入隅部10で見切ら
れている。すなわち、住宅建物1は、一階11の押し入
れ11aと、二階12のバルコニー12aとを外側に張
り出させて、意図的に入隅部10が形成されるようにな
されている。そして、この張り出させた一階11の押し
入れ11aの周縁と、これに対応する二階12のバルコ
ニー12aの周縁とをタイル外壁部2とし、タイル外壁
部2とパネル外壁部3とを入隅部10で見切るようにな
されている。
【0016】タイル外壁部2は、図4に示すように、躯
体13に下地パネル21を設け、その表面に、高耐候弾
性接着剤22を介してタイル23を貼設して構成されて
いる。
体13に下地パネル21を設け、その表面に、高耐候弾
性接着剤22を介してタイル23を貼設して構成されて
いる。
【0017】躯体13は、鉄骨材によって構成されてお
り、取付金具(図示省略)を介して下地パネル21が固
定される。
り、取付金具(図示省略)を介して下地パネル21が固
定される。
【0018】下地パネル21は、矩形状に組まれた枠体
21aの表面に、板状となされた防耐火性の下地材21
bを貼設して構成されている。この下地パネル21は、
枠体21aの部分を躯体13の外側に当接した状態で、
この枠体21aの部分が、躯体13に設けられた取付金
具(図示省略)によって固定されることで、この躯体1
3に固定される。この下地パネル21の固定は、隣接す
る下地パネル21同士の間に設けられた継ぎ目20の間
から取付金具(図示省略)を締結することによって行わ
れる。
21aの表面に、板状となされた防耐火性の下地材21
bを貼設して構成されている。この下地パネル21は、
枠体21aの部分を躯体13の外側に当接した状態で、
この枠体21aの部分が、躯体13に設けられた取付金
具(図示省略)によって固定されることで、この躯体1
3に固定される。この下地パネル21の固定は、隣接す
る下地パネル21同士の間に設けられた継ぎ目20の間
から取付金具(図示省略)を締結することによって行わ
れる。
【0019】この下地パネル21を固定した後の継ぎ目
20には、弾性材料などからなるバックアップ材4が設
けられる。このバックアップ材4の上からは、シーリン
グ材5が設けられ、下地パネル21の継ぎ目20は、こ
れらバックアップ材4とシーリング材5とによって埋め
られる。
20には、弾性材料などからなるバックアップ材4が設
けられる。このバックアップ材4の上からは、シーリン
グ材5が設けられ、下地パネル21の継ぎ目20は、こ
れらバックアップ材4とシーリング材5とによって埋め
られる。
【0020】高耐候弾性接着剤22としては、例えば、
エスダイン(積水化学工業株式会社製 二液性エポキシ
変成シリコン系接着剤)を用いることができる。この高
耐候弾性接着剤22は、上記下地パネル21の下地材2
1bの表面と、下地パネル21の継ぎ目20の最外郭と
なるシーリング材5の表面とに塗布される。この高耐候
弾性接着剤22の塗布は、現場で調製した高耐候弾性接
着剤22をコテ(図示省略)で塗り付けることによって
行われる。この際、不陸がある部位についても、この高
耐候弾性接着剤22を塗り付けて均してしまう。また、
高耐候弾性接着剤22の表面には、クシコテ(図示省
略)によって、斜めに櫛目模様22aが設けられる。こ
の高耐候弾性接着剤22は、目立たないようにダークグ
レーに着色されたものが使用される。
エスダイン(積水化学工業株式会社製 二液性エポキシ
変成シリコン系接着剤)を用いることができる。この高
耐候弾性接着剤22は、上記下地パネル21の下地材2
1bの表面と、下地パネル21の継ぎ目20の最外郭と
なるシーリング材5の表面とに塗布される。この高耐候
弾性接着剤22の塗布は、現場で調製した高耐候弾性接
着剤22をコテ(図示省略)で塗り付けることによって
行われる。この際、不陸がある部位についても、この高
耐候弾性接着剤22を塗り付けて均してしまう。また、
高耐候弾性接着剤22の表面には、クシコテ(図示省
略)によって、斜めに櫛目模様22aが設けられる。こ
の高耐候弾性接着剤22は、目立たないようにダークグ
レーに着色されたものが使用される。
【0021】タイル23としては、例えば、横幅が約2
00〜250mm、縦幅が約60mm前後、厚みが約1
0mm前後といった具合に形成され、表面にレンガ模様
が施されたせっ器質タイルなどを用いることができる。
このタイル23は、上記型耐候弾性接着剤22の表面に
接着される。タイル23の接着面には、リブ23aが設
けられていて接着面積の拡大が図られている。したがっ
て、タイル23を上記高耐候弾性接着剤22の表面に接
着すると、リブ23aが高耐候弾性接着剤22に食い込
んで強固に接着されることとなる。このタイル23の接
着面のリブ23aは、タイル23の縦方向または横方向
に沿って設けられている。これに対して高耐候弾性接着
剤22の櫛目模様22aは、斜めに設けている。したが
って、タイル23のリブ23aが縦方向または横方向の
いずれに沿って設けられたものであっても、タイル23
は、高耐候弾性接着剤22の櫛目模様22aに食い込ん
で何ら問題なく充分な強度で接着されることとなる。
00〜250mm、縦幅が約60mm前後、厚みが約1
0mm前後といった具合に形成され、表面にレンガ模様
が施されたせっ器質タイルなどを用いることができる。
このタイル23は、上記型耐候弾性接着剤22の表面に
接着される。タイル23の接着面には、リブ23aが設
けられていて接着面積の拡大が図られている。したがっ
て、タイル23を上記高耐候弾性接着剤22の表面に接
着すると、リブ23aが高耐候弾性接着剤22に食い込
んで強固に接着されることとなる。このタイル23の接
着面のリブ23aは、タイル23の縦方向または横方向
に沿って設けられている。これに対して高耐候弾性接着
剤22の櫛目模様22aは、斜めに設けている。したが
って、タイル23のリブ23aが縦方向または横方向の
いずれに沿って設けられたものであっても、タイル23
は、高耐候弾性接着剤22の櫛目模様22aに食い込ん
で何ら問題なく充分な強度で接着されることとなる。
【0022】また、タイル23は、隣接するタイル23
との間に目地24が形成されるように、適宜の間隔を存
して接着される。この目地の間隔としては、例えば、縦
目地間隔5mm、横目地間隔7mmといった具合に設け
られる。この接着状態で、タイル23の目地24から
は、高耐候弾性接着剤22が見えることとなるが、この
高耐候弾性接着剤22は、ダークグレーに着色されてい
るため、目地24から見える櫛目模様22aが目立たな
いこととなる。なお、この状態で、目地24に目地モル
タル(図示省略)を充填して仕上げてもよい。ただし、
目地モルタル(図示省略)を充填する場合、目地24と
しては、例えば9mm程度に幅広く割り付けしておかな
ければならない。
との間に目地24が形成されるように、適宜の間隔を存
して接着される。この目地の間隔としては、例えば、縦
目地間隔5mm、横目地間隔7mmといった具合に設け
られる。この接着状態で、タイル23の目地24から
は、高耐候弾性接着剤22が見えることとなるが、この
高耐候弾性接着剤22は、ダークグレーに着色されてい
るため、目地24から見える櫛目模様22aが目立たな
いこととなる。なお、この状態で、目地24に目地モル
タル(図示省略)を充填して仕上げてもよい。ただし、
目地モルタル(図示省略)を充填する場合、目地24と
しては、例えば9mm程度に幅広く割り付けしておかな
ければならない。
【0023】パネル外壁部3は、図5に示すように、躯
体13に外壁パネル31を設けて構成されている。
体13に外壁パネル31を設けて構成されている。
【0024】外壁パネル31は、矩形状に組まれた枠体
31aの表面に、意匠が施された防耐火性の板状化粧材
31bを貼設して構成されている。この外壁パネル31
は、上記下地パネル21と同様の厚みに構成されてい
る。この外壁パネル31は、枠体31aの部分を躯体1
3の外側に当接した状態で、この枠体31aの部分が、
躯体13に設けられた取付金具(図示省略)によって固
定されることで、この躯体13に固定される。この外壁
パネル31の固定は、隣接する外壁パネル31同士の間
に設けられた継ぎ目30の間から取付金具(図示省略)
を締結することによって行われる。
31aの表面に、意匠が施された防耐火性の板状化粧材
31bを貼設して構成されている。この外壁パネル31
は、上記下地パネル21と同様の厚みに構成されてい
る。この外壁パネル31は、枠体31aの部分を躯体1
3の外側に当接した状態で、この枠体31aの部分が、
躯体13に設けられた取付金具(図示省略)によって固
定されることで、この躯体13に固定される。この外壁
パネル31の固定は、隣接する外壁パネル31同士の間
に設けられた継ぎ目30の間から取付金具(図示省略)
を締結することによって行われる。
【0025】この外壁パネル31を固定した後の継ぎ目
30には、弾性材料などからなるバックアップ材4が設
けられる。このバックアップ材4の上からは、シーリン
グ材5が設けられ、外壁パネル31の継ぎ目30は、こ
れらバックアップ材4とシーリング材5とによって埋め
られる。
30には、弾性材料などからなるバックアップ材4が設
けられる。このバックアップ材4の上からは、シーリン
グ材5が設けられ、外壁パネル31の継ぎ目30は、こ
れらバックアップ材4とシーリング材5とによって埋め
られる。
【0026】このパネル外壁部3は、タイル外壁部2の
ように高耐候弾性接着剤22およびタイル23が無いの
で、タイル外壁部2よりも厚みが薄くなる。
ように高耐候弾性接着剤22およびタイル23が無いの
で、タイル外壁部2よりも厚みが薄くなる。
【0027】入隅部10は、図2に示すように、躯体1
3に固定された略L字状の止板14に、それぞれ下地パ
ネル21と外壁パネル31とを固定し、入隅部10の一
方にタイル外壁部2が構成され、入隅部10の他方にパ
ネル外壁部3が構成される。
3に固定された略L字状の止板14に、それぞれ下地パ
ネル21と外壁パネル31とを固定し、入隅部10の一
方にタイル外壁部2が構成され、入隅部10の他方にパ
ネル外壁部3が構成される。
【0028】この際、躯体13への止板14の固定は、
図3に示すように、止板14に設けられた固定孔14a
から挿通される略L字状のフック部材15aと、躯体1
3のリップ部13aに係止される断面略コ字状となされ
た係止部材15bと、フック部材15aに螺合するナッ
ト15cとからなる固定金具15によって、躯体13お
よび止板14を挟持固定することによって行われる。
図3に示すように、止板14に設けられた固定孔14a
から挿通される略L字状のフック部材15aと、躯体1
3のリップ部13aに係止される断面略コ字状となされ
た係止部材15bと、フック部材15aに螺合するナッ
ト15cとからなる固定金具15によって、躯体13お
よび止板14を挟持固定することによって行われる。
【0029】また、この止板14への外壁パネル31の
固定は、止板14に設けられた長孔14bに断面略コ字
状の挟持片16を挿通し、この挟持片16と止板14と
の間に、外壁パネル31の枠体31aを介在させる。そ
して、この挟持片16に突っ張りボルト17を螺合して
止板14を突っ張り、止板14と挟持片16との間に外
壁パネル31の枠体31aを挟持させることによって行
われる。図2には図示していないが、この止板14への
下地パネル21の固定も、上記外壁パネル31と同様に
行われる。
固定は、止板14に設けられた長孔14bに断面略コ字
状の挟持片16を挿通し、この挟持片16と止板14と
の間に、外壁パネル31の枠体31aを介在させる。そ
して、この挟持片16に突っ張りボルト17を螺合して
止板14を突っ張り、止板14と挟持片16との間に外
壁パネル31の枠体31aを挟持させることによって行
われる。図2には図示していないが、この止板14への
下地パネル21の固定も、上記外壁パネル31と同様に
行われる。
【0030】このタイル外壁2の見切り構造によると、
パネル外壁部3はタイル外壁部2よりも厚みが薄いが、
入隅部10で直角に突き合わせてタイル外壁部2とパネ
ル外壁部3とを見切っているので、厚みの違いによる段
差を生じることもなく綺麗に納まることとなる。
パネル外壁部3はタイル外壁部2よりも厚みが薄いが、
入隅部10で直角に突き合わせてタイル外壁部2とパネ
ル外壁部3とを見切っているので、厚みの違いによる段
差を生じることもなく綺麗に納まることとなる。
【0031】しかも、このタイル外壁部2は、下地パネ
ル21の継ぎ目20に関係なくタイル23を貼設して構
成されているため、本格的にレンガ積みで構成したよう
な高級感のある外壁意匠が得られる。
ル21の継ぎ目20に関係なくタイル23を貼設して構
成されているため、本格的にレンガ積みで構成したよう
な高級感のある外壁意匠が得られる。
【0032】また、タイル外壁部2のタイル23は、単
に高耐候弾性接着剤22を介して接着しているだけなの
で、簡単に施工できる。また、目地モルタルなどによっ
てタイル23の目地24を埋めないので、実質的にタイ
ル23の厚み分に相当する深い目地24が得られること
となり、充分な質感が得られる。
に高耐候弾性接着剤22を介して接着しているだけなの
で、簡単に施工できる。また、目地モルタルなどによっ
てタイル23の目地24を埋めないので、実質的にタイ
ル23の厚み分に相当する深い目地24が得られること
となり、充分な質感が得られる。
【0033】なお、本実施の形態では、タイル外壁部2
とパネル外壁部3とを住宅建物1の入隅部10で見切っ
ているが、図6に示すように、二階建ての住宅建物1に
おいて、一階11および二階12に、通しの窓サッシ6
を設け、この窓サッシ6でタイル外壁部2とパネル外壁
部3とを見切るようにしてもよい。この場合、タイル外
壁部2とパネル外壁部3との間には、窓サッシ6の窓枠
61が介在するので、タイル外壁部2とパネル外壁部3
との厚みの違いを感じることもなく、違和感無く綺麗に
納めることができる。また、窓サッシ6は、図7(a)
に示すように、タイル外壁部2と窓枠61とを平面で見
切るようになされたものであってもよいし、図7(b)
に示すように、タイル外壁部2と窓枠61とを入隅部1
0で見切るものであってもよい。
とパネル外壁部3とを住宅建物1の入隅部10で見切っ
ているが、図6に示すように、二階建ての住宅建物1に
おいて、一階11および二階12に、通しの窓サッシ6
を設け、この窓サッシ6でタイル外壁部2とパネル外壁
部3とを見切るようにしてもよい。この場合、タイル外
壁部2とパネル外壁部3との間には、窓サッシ6の窓枠
61が介在するので、タイル外壁部2とパネル外壁部3
との厚みの違いを感じることもなく、違和感無く綺麗に
納めることができる。また、窓サッシ6は、図7(a)
に示すように、タイル外壁部2と窓枠61とを平面で見
切るようになされたものであってもよいし、図7(b)
に示すように、タイル外壁部2と窓枠61とを入隅部1
0で見切るものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、タ
イル外壁部において、タイルは、下地パネルの継ぎ目に
関係なく貼設することができるので、施工完了状態で、
下地パネルの継ぎ目が目立ってしまうといったことも無
く、本格的に構成したタイル調模様やレンガ積み模様の
ような高級感が得られる。
イル外壁部において、タイルは、下地パネルの継ぎ目に
関係なく貼設することができるので、施工完了状態で、
下地パネルの継ぎ目が目立ってしまうといったことも無
く、本格的に構成したタイル調模様やレンガ積み模様の
ような高級感が得られる。
【0035】しかも、タイルは、高耐候弾性接着剤を介
して下地パネルの表面に貼設しているだけなので、目地
モルタルによる目地処理なども無く簡単に施工すること
ができる。
して下地パネルの表面に貼設しているだけなので、目地
モルタルによる目地処理なども無く簡単に施工すること
ができる。
【0036】また、タイル外壁部とパネル外壁部との見
切り部分は、タイル外壁部のタイルがパネル外壁部より
も外側に張り出して段差を生じることも無く、メリハリ
感を持たせて綺麗に納めることができる。
切り部分は、タイル外壁部のタイルがパネル外壁部より
も外側に張り出して段差を生じることも無く、メリハリ
感を持たせて綺麗に納めることができる。
【図1】(a)ないし(c)は、本発明にタイル外壁見
切り構造による住宅建物を示す正面図、二階間取り図、
一階間取り図である。
切り構造による住宅建物を示す正面図、二階間取り図、
一階間取り図である。
【図2】本発明に係るタイル外壁見切り構造の全体構成
の概略を示す部分斜視図である。
の概略を示す部分斜視図である。
【図3】本発明に係るタイル外壁見切り構造の入隅躯体
部分を示す部分分解斜視図である。
部分を示す部分分解斜視図である。
【図4】本発明に係るタイル外壁見切り構造のタイル外
壁部分を示す部分破断斜視図である。
壁部分を示す部分破断斜視図である。
【図5】本発明に係るタイル外壁見切り構造のパネル外
壁部を示す部分破断斜視図である。
壁部を示す部分破断斜視図である。
【図6】(a)ないし(c)は、本発明に係るタイル外
壁見切り構造による他の住宅建物を示す正面図、二階間
取り図、一階間取り図である。
壁見切り構造による他の住宅建物を示す正面図、二階間
取り図、一階間取り図である。
【図7】(a)および(b)は、それぞれタイル外壁部
と窓枠との見切り部分の部分拡大断面図である。
と窓枠との見切り部分の部分拡大断面図である。
【図8】従来の外壁見切り構造による住宅建物を示す正
面図である。
面図である。
【図9】(a)ないし(c)は、従来の住宅建物におけ
るタイル外壁パネルと外壁パネルとの見切り部分を示す
部分斜視図、タイル外壁パネル同士の接続状態を示す部
分斜視図、外壁パネル同士の接続状態を示す部分斜視図
である。
るタイル外壁パネルと外壁パネルとの見切り部分を示す
部分斜視図、タイル外壁パネル同士の接続状態を示す部
分斜視図、外壁パネル同士の接続状態を示す部分斜視図
である。
1 住宅建物 10 入隅部 11 一階 12 二階 13 躯体 2 タイル外壁部 21 下地パネル 22 高耐候弾性接着剤 23 タイル 24 目地 3 パネル外壁部 31 外壁パネル 6 窓サッシ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小久保 隆博 大阪市北区大淀中一丁目1番88号 積水ハ ウス株式会社内 Fターム(参考) 2E110 AA57 AB04 AB22 AB27 AB28 BA13 CC02 CC17 DA03 DC24 DD14 GB28W
Claims (2)
- 【請求項1】 躯体に、ユニット化された下地パネルが
設けられ、これら下地パネルの表面に、高耐候弾性接着
剤を塗布し、その表面に、適宜の目地間隔を設けてタイ
ルが貼設されてなるタイル外壁部と、 躯体に、ユニット化された外壁パネルが設けられてなる
パネル外壁部とを具備する住宅建物において、 建物本体の外観に入隅部が形成され、タイル外壁部が入
隅部でパネル外壁部と見切られてなることを特徴とする
タイル外壁見切り構造。 - 【請求項2】 躯体に、ユニット化された下地パネルが
設けられ、これら下地パネルの表面に、高耐候弾性接着
剤を塗布し、その表面に、適宜の目地間隔を設けてタイ
ルが貼設されてなるタイル外壁部と、 躯体に、ユニット化された外壁パネルが設けられてなる
パネル外壁部とを具備する住宅建物において、 建物本体の外観に各階通しの窓サッシが設けられ、タイ
ル外壁部がこの窓サッシを介してパネル外壁部と見切ら
れてなることを特徴とするタイル外壁見切り構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193312A JP2002013275A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | タイル外壁見切り構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000193312A JP2002013275A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | タイル外壁見切り構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002013275A true JP2002013275A (ja) | 2002-01-18 |
Family
ID=18692326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000193312A Pending JP2002013275A (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | タイル外壁見切り構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002013275A (ja) |
-
2000
- 2000-06-27 JP JP2000193312A patent/JP2002013275A/ja active Pending
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