JP2008073691A - 既設アスファルトプラント兼用油汚染土壌処理装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ドライヤ(5)、骨材用振動スクリーン(11)、計量装置(13)、およびミキサ(4)を有し、ドライヤ(5)で加熱処理した原料を移送手段(3)で骨材用振動スクリーン(11)に供給するよう構成したアスファルトプラント設備(A)に、ドライヤで加熱処理済み汚染土壌の冷却・防塵用加水装置(15)を併設し、骨材用振動スクリーン(11)と冷却・防塵用加水装置(15)とのいずれか一方へ切り換えて投入する正逆転コンベヤ(18)を設け油汚染土壌処理もできるように構成する。
【選択図】 図1
Description
図4に示すように、油汚染土壌処理装置Cは、材料ストック用ホッパ1、ドライヤ(1次処理ユニット)31、および冷却・防塵用加水装置15を主要の構成要件としており、コンベヤ2などの材料移送装置と、バグフィルタ6や排煙装置9などのダスト処理装置とで構成されている。
一方、ミキシングタワーMの傍らにはドライヤ5が設置され、材料ストック用ホッパ(またはビン)1からのコンベヤ2によって骨材が搬送されており、ドライヤ5からはホットエレベータ3によって前記振動スクリーン11に加熱処理された骨材が投入されるように構成されている。
そして、ドライヤ5からの排ガスは、ダストラインLによりバグフィルタ6を経て排風機7で吸気され、そして脱臭炉(脱臭装置)8から煙突(排煙装置)9へ排気されている。
そして、アスファルトプラントAに固有の設備としては、骨材用振動スクリーン11、ホットビン12、骨材用計量装置13、アスファルトタンク(図示なし)、アスファルト計量装置(図示なし)、アスファルト噴射装置(図示なし)、石粉サイロ(図示なし)など多数の装置がある。
このように従来のアスファルトプラントでは、油汚染土壌を処理しようとしても加水冷却する装置がないために処理することができない。
また、特許文献1にはアスファルトプラントを用いて油汚染土壌を処理する技術が開示されているが、骨材と油汚染土壌との経路を変更するのにシュートを用いているので、誤作動の目視ができず、また多量の土壌を扱う場合に詰まりを生ずるおそれがある。
また、ドライヤ5からのダストラインは、バグフィルタ6を経て排風機7で吸気され、脱臭炉8から煙突9へ排出されている。これらの点は図5と同様である。
また、油汚染土壌処理を行う場合、ホッパ1に汚染土壌が投入されてドライヤ5に送られ、加熱されて脱油処理される。正逆転コンベヤ18は移送方向が切り換えられ、脱油処理済み土壌は、ホットエレベータ3から正逆転コンベヤ18で加水装置15送られる。そして、水タンク16からの冷却水が注入されて汚染土壌が処理される。なお、これらの処理プロセスは、連続して行われる。
他方、汚染土壌処理の場合は、加熱処理された土壌は加水装置15に送られる。
その他の点は実質的に図1の例と同様である。
再生骨材加熱装置の再生骨材移送手段であるエレベータ24の出口部に設けられたサージビン26の下方には、切換手段である正逆転コンベヤ18が設けられており、さらに処理済み土壌の冷却・防塵用加水装置15が設けられている。その正逆転コンベヤ18は、サージビン26から投入された材料を、その加水装置15へとミキサ4に投入するシュート19へとのいずれか一方へ切り換える切換手段の機能を有している。また、加水装置15へは、水タンク16から冷却水ポンプ17により配水されている。
なお、この実施形態では、サージビン26に所定量溜まる毎にバッチ処理で処理するが、サージビン26を使用せず連続処理をしてもよい。
2・・・ベルトコンベヤ
3・・・エレベータ
4・・・ミキサ
5・・・ドライヤ
6・・・バグフィルタ
7・・・排風機
8・・・脱臭装置
9・・・排煙装置
11・・・骨材用振動スクリーン
12・・・ホットビン
13・・・骨材用計量装置
15・・・冷却・防塵用加水装置
16・・・水タンク
17・・・冷却水ポンプ
18・・・正逆転コンベヤ
21・・・再生骨材ホッパフィーダ
23・・・材料エレベータ
24・・・スキップエレベータ
25・・・リサイクルドライヤ
26・・・サージビン
28・・・乾式サイクロン
Claims (3)
- 材料ストック用ホッパ(1)からの骨材をドライヤ(5)に搬送するコンベヤ(2)と、そのドライヤ(5)からの加熱された骨材を上部に骨材用振動スクリーン(11)を有するホットビン(12)に投入するためのホットエレベータ(3)とを備え、そのホットビン(12)の下方に計量装置(13)とその計量装置(13)の下方に攪拌用のミキサ(4)とを配置したアスファルトプラント設備を用いた既設アスファルトプラント兼用油汚染土壌処理装置において、ドライヤ(5)で加熱処理された油汚染土壌の冷却・防塵用加水装置(15)とその冷却・防塵用加水装置(15)に冷却水を配水するための水タンク(16)と冷却水ポンプ(17)とが設けられ、前記ホットエレベータ(3)の出口部に冷却・防塵用加水装置(15)と振動スクリーン(11)とのいずれか一方に切り換える正逆転コンベヤ(18)を設け、アスファルトプラントとして使用するときは骨材を振動スクリーン(11)に切り換え、そして汚染土壌処理装置として使用するときは材料ストック用ホッパ(1)に油汚染土壌を投入して正逆転コンベヤ(18)を冷却・防塵用加水装置(15)に切り換えることを特徴とする既設アスファルトプラント兼用油汚染土壌処理装置。
- 材料ストック用ホッパ(1)からの骨材をドライヤ(5)に搬送するコンベヤ(2)と、そのドライヤ(5)からの加熱された骨材を上部に骨材用振動スクリーン(11)を有するホットビン(12)に投入するためのホットエレベータ(3)とを備え、そのホットビン(12)の下方に計量装置(13)とその計量装置(13)の下方に攪拌用のミキサ(4)とを配置したアスファルトプラント設備を用いた既設アスファルトプラント兼用油汚染土壌処理装置において、ドライヤ(5)で加熱処理された油汚染土壌の冷却・防塵用加水装置(15)とその冷却・防塵用加水装置(15)に冷却水を配水するための水タンク(16)と冷却水ポンプ(17)とが設けられ、前記ドライヤ(5)の出口部に冷却・防塵用加水装置(15)とホットエレベータ(3)とのいずれか一方に切り換える正逆転コンベヤ(18)を設け、アスファルトプラントとして使用するときは骨材をホットエレベータ(3)に切り換え、そして汚染土壌処理装置として使用するときは材料ストック用ホッパ(1)に油汚染土壌を投入して正逆転コンベヤ(18)を冷却・防塵用加水装置(15)に切り換えることを特徴とする既設アスファルトプラント兼用油汚染土壌処理装置。
- 材料ストック用ホッパ(1)からの骨材をドライヤ(5)に搬送するコンベヤ(2)と、そのドライヤ(5)からの加熱された骨材を上部に骨材用振動スクリーン(11)を有するホットビン(12)に投入するためのホットエレベータ(3)とを備え、そのホットビン(12)の下方に計量装置(13)とその計量装置(13)の下方に攪拌用のミキサ(4)とを配置したアスアファルトプラント設備を設け、さらに再生骨材を加熱するリサイクルドライヤ(25)を設け、再生骨材が再生骨材ホッパ(21)からエレベータ(23)により前記リサイクルドライヤ(25)に投入され、過熱処理された再生骨材はスキップエレベータ(24)でサージビン(26)に移送される再生骨材の加熱装置(B)を設けた既設アスファルトプラント兼用油汚染土壌処理装置において、リサイクルドライヤ(25)で加熱処理された油汚染土壌の冷却・防塵用加水装置(15)とその冷却・防塵用加水装置(15)に冷却水を配水するための水タンク(16)と冷却水ポンプ(17)とが設けられ、前記サージビン(26)の下方には前記冷却・防塵用加水装置(15)と前記ミキサ(4)に投入するためのシュート(19)とのいずれか一方に切り換える正逆転コンベヤ(18)を設け、アスファルトプラントとして使用するときは再生骨材をシュート(19)に切り換え、そして汚染土壌処理装置として使用するときは再生骨材ホッパ(21)に油汚染土壌を投入して正逆転コンベヤ(18)を冷却・防塵用加水装置(15)に切り換えることを特徴とする既設アスファルトプラント兼用油汚染土壌処理装置。
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