JP2002301455A - 汚染土壌の処理方法、及び処理用アスファルトプラント - Google Patents
汚染土壌の処理方法、及び処理用アスファルトプラントInfo
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Abstract
び処理用アスファルトプラントを提供する。 【解決手段】 アスファルトプラントのプラント本体1
4側部に汚染土壌貯蔵ビン25を配設すると共に、該汚
染土壌貯蔵ビン25の下位に計量槽26を配設する。そ
して汚染土壌壌貯蔵ビン19には常温の汚染土壌を貯蔵
しておき、アスファルト混合物製造時に、計量槽26に
て所定量計量した常温の汚染土壌をシュート27を介し
てミキサ23に投入し、アスファルト混合物と混ぜ合わ
せて使用する。
Description
油分を含んだ汚染土壌を処理する方法、及び処理用アス
ファルトプラントに関する。
内やその周辺地域の土壌が油等の揮発性汚染物質の廃液
によって汚染され、その土壌の地下を流れる地下水にま
で汚染が及んでいるといったことが取り沙汰されて問題
となっている。このように油を含有する土壌を処理する
ために、その土壌を掘削して汚染土壌浄化プラントにて
加熱処理し、土壌にしみ込んでいる揮発性汚染物質を燃
焼分解させて土壌の浄化処理を行っている。
汚染土壌浄化プラントは大量の汚染土壌を浄化処理する
ことができるが、イニシャルコストやランニングコスト
が高価なものとなっている。
ストにて処理できる方法、及び処理用アスファルトプラ
ントを提供することを課題とする。
決するために、本発明者らは鋭意検討した結果、油分で
ある溶融アスファルトを含むアスファルト混合物に油を
含有した汚染土壌を品質に悪影響を及ぼさない範囲内で
混入し、アスファルト混合物の一部として道路等に敷き
詰めている限り、汚染土壌はそれなりに管理されていて
環境上は何ら問題はなく、かつ安価に処理できるのでは
ないかと考えた。
は、加熱した各種粒径の骨材とアスファルトの所定量を
ミキサにて混合してアスファルト混合物を製造する際
に、常温の汚染土壌を所定量混入してアスファルト混合
物を製造し、汚染土壌を道路舗装材として再生処理する
ことを特徴としている。
ファルトプラントは、ドライヤにて加熱した骨材を垂直
搬送装置を介してプラント本体上部の振動篩に送り込
み、該振動篩によって粒度別に篩い分けて骨材貯蔵ビン
に貯蔵し、貯蔵した骨材を下位の骨材計量槽にて所定量
計量後、アスファルトと共にミキサにて混合してアスフ
ァルト混合物を製造するアスファルトプラントにおい
て、前記プラント本体側部に汚染土壌貯蔵ビンを配設す
ると共に、該汚染土壌貯蔵ビンの下位に計量槽を配設
し、該計量槽にて計量した土壌を前記ミキサに投入する
ように構成したことを特徴としている。
ファルトプラントは、前記ミキサには排気ダクトを配設
し、該排気ダクトは脱臭炉に連結すると共に、脱臭炉出
口側の排気ダクトはドライヤの排気ダクト下流に配設し
た集塵機に連結したことを特徴としている。
の処理方法によれば、加熱した各種粒径の骨材とアスフ
ァルトの所定量をミキサにて混合してアスファルト混合
物を製造する際に、常温の汚染土壌をアスファルト混合
物の品質に影響を与えない程度の量混入する。アスファ
ルト混合物は油分であるアスファルトを含んでおり、ま
た道路等に敷かれて管理されており、汚染土壌が混入さ
れていたとしてもあまり問題は生じないと考えられる。
これによって、汚染土壌を低コストにて処理できる。
スファルトプラントによれば、公知のアスファルトプラ
ントのプラント本体側部に配設した汚染土壌貯蔵ビンに
常温の汚染土壌を供給して貯蔵しておき、ミキサにてア
スファルト混合物を製造する際に汚染土壌貯蔵槽内の汚
染土壌を下位の計量槽にて所定量計量してミキサに投入
し、高温の骨材と混合する間に加熱しながらアスファル
ト混合物を製造していく。このように、アスファルトプ
ラントに汚染土壌を処理する機能を付加させることによ
って、専用の汚染土壌浄化プラントを設置するよりも低
コストにて浄化処理が行える。
スファルトプラントによれば、汚染土壌と高温骨材とを
混合するときに、ミキサ内で発生する揮発分を排気ダク
トを介して吸引排気して脱臭炉へと導き、脱臭炉にて高
温に晒して揮発分を分解処理する。そして脱臭炉を通過
した排ガスはドライヤ下流の集塵機へと導いてダスト分
を捕捉する。このように、アスファルトプラントに脱臭
炉を組み込むことによって汚染土壌から揮発する揮発分
も浄化処理でき、アスファルトプラントを低コストで好
適な汚染土壌処理プラントとすることができる。
する。
骨材を加熱するドライヤであって、内周部に多数の掻き
上げ羽根(図示せず)を周設した円筒状のドラム2を機
台3上に回転自在に傾斜支持し、駆動装置(図示せず)
により所定の速度で回転させるようにしており、ドラム
2の一端部のホットホッパ4に配設したバーナ5よりド
ラム2内に熱風を送り込む一方、他端部のコールドホッ
パ6に連結した排気煙道7の末端に配設した排風機8に
て排気ガスを吸引してドラム2内を通過する高温ガス流
を維持すると共に、集塵機9を経由させて排ガスを煙突
10より放出している。
ホッパ群(図示せず)から骨材を所定量ずつ払い出し、
払い出した骨材をベルトコンベヤ11を介してドラム2
内に送り込み、掻き上げ羽根で掻き上げながらドラム2
内を転動流下させる間に高温ガス流と接触させ、所望温
度まで昇温させてホットホッパ4に配設した排出部12
から排出している。
置であるバケットエレベータ13によってプラント本体
14上部まで持ち上げられ、バケットエレベータ13の
排出シュート15を滑り落ちてプラント本体14最上部
の振動篩16に流れ込み、ここで粒度別に篩い分けられ
て骨材貯蔵ビン17の各区画室に貯蔵される。
れぞれ骨材排出用の排出ゲート(図示せず)を備えてお
り、その下位には重量検出器にて支持する骨材計量槽1
8を配設すると共に、石粉貯蔵ビン19のスクリューフ
ィーダ20にて供給される石粉を計量する石粉計量槽2
1、アスファルトを計量するアスファルト計量槽22を
配設し、更にその下位にはミキサ23を配設しており、
所定量の各材料を上記各計量槽にて計量し、ミキサ23
にて混合調整して所望のアスファルト混合物を生産して
いる。
加えて、プラント本体14側部にはバケットエレベータ
24にて供給する汚染土壌を一時貯蔵する汚染土壌貯蔵
ビン25を配設すると共に、該汚染土壌貯蔵ビン25の
下位には計量槽26を配設している。そして計量槽26
にて計量した汚染土壌はシュート27を介してミキサ2
3に投入される。
おり、該排気ダクト28の下流に配設した吸引ファン2
9によってミキサ23内の発生ガスを吸引して脱臭炉3
0へと導き、バーナ31にて排ガス中の悪臭分を燃焼す
るようにしている。脱臭炉30から排気される排ガスは
ドライヤ1下流の集塵機9へと導き、ダスト分を除去し
て煙突10より排気するようにしている。
って汚染土壌を処理するときには、先ず、汚染土壌を図
示しない前処理装置である篩や磁選機にてオーバーサイ
ズのものや異物を除去した後、バケットエレベータ24
にて汚染土壌貯蔵ビン25に供給して貯蔵しておく。そ
して、出荷するアスファルト混合物の配合に応じて複数
の骨材ホッパ(図示せず)から各種粒度の骨材を所定量
ずつ払い出し、この骨材をベルトコンベヤ11を介して
ドライヤ1に投入し、所定の骨材温度まで加熱し、バケ
ットエレベータ13を介して振動篩16に投入し、粒度
別に篩い分けて骨材貯蔵ビン17の各区画室に貯蔵して
いく。
材貯蔵ビン17の各区画室から所望の加熱骨材を順次払
い出して骨材計量槽18にて累積計量し、計量した骨材
をミキサ23に投入すると共に、石粉計量槽21やアス
ファルト計量槽22にて計量した石粉やアスファルトを
投入する。また、汚染土壌貯蔵ビン24より常温の汚染
土壌を払い出して計量槽26にて所定量計量してシュー
ト27を介してミキサ23に投入する。そしてミキサ2
3内にて各種素材を所定時間混合する間に常温の汚染土
壌を加熱昇温させて所定のアスファルト混合物を製造す
る。
ルト混合物の品質に影響を与えないような量とする必要
があり、1〜10重量%程度と考えられるが、品質面、
骨材温度等を考慮して適宜決定する。
にて混合すれば、揮発性有機化合物が揮発するが、この
揮発分やミキサ23内の微粒分は排気されるガスと同伴
して排気ダクト28を介して脱臭炉30へと導かれ、バ
ーナ31の熱風によって高温雰囲気に晒され、ガス中の
揮発性有機化合物は分解処理される。脱臭炉30より排
気されるガスはドライヤ1下流の集塵機9へと導かれ、
ガス中の微粒分は除去されて清浄となったガスが煙突1
0より大気中に放出される。
ト混合物の品質面に影響を与えない程度混入し、アスフ
ァルト混合物として道路等に敷くので、汚染土壌を低コ
ストにて処理できる。
蔵ビン24及び計量槽26を付加し、アスファルトプラ
ントを利用して汚染土壌を処理するので、専用の汚染土
壌浄化プラントよりも低コストにて装置の構築が図れ
る。
を組み込むことによって汚染土壌から揮発する揮発分も
浄化処理でき、悪臭の発生もなく、アスファルトプラン
トを好適な汚染土壌浄化プラントとすることができる。
染土壌の処理方法によれば、加熱した各種粒径の骨材と
アスファルトの所定量をミキサにて混合してアスファル
ト混合物を製造する際に、常温の汚染土壌を所定量混入
してアスファルト混合物を製造し、汚染土壌を道路舗装
材として再生処理するので、汚染土壌を低コストにて処
理できる。
ファルトプラントによれば、アスファルトプラントのプ
ラント本体側部に汚染土壌貯蔵ビンを配設すると共に、
該汚染土壌貯蔵ビンの下位に計量槽を配設し、該計量槽
にて計量した土壌を前記ミキサに投入するように構成し
たので、アスファルトプラントを利用して汚染土壌の浄
化プラントを低コストで構築できる。
ファルトプラントによれば、ミキサには排気ダクトを配
設し、該排気ダクトは脱臭炉に連結すると共に、脱臭炉
出口側の排気ダクトはドライヤの排気ダクト下流に配設
した集塵機に連結したので、悪臭の発生もなく、アスフ
ァルトプラントを好適な汚染土壌浄化プラントとするこ
とができる。
ントの一実施例を示す概略構成図である。
Claims (3)
- 【請求項1】加熱した各種粒径の骨材とアスファルトの
所定量をミキサにて混合してアスファルト混合物を製造
する際に、常温の汚染土壌を所定量混入してアスファル
ト混合物を製造し、汚染土壌を道路舗装材として再生処
理することを特徴とする汚染土壌の処理方法。 - 【請求項2】ドライヤにて加熱した骨材を垂直搬送装置
を介してプラント本体上部の振動篩に送り込み、該振動
篩によって粒度別に篩い分けて骨材貯蔵ビンに貯蔵し、
貯蔵した骨材を下位の骨材計量槽にて所定量計量後、ア
スファルトと共にミキサにて混合してアスファルト混合
物を製造するアスファルトプラントにおいて、前記プラ
ント本体側部に汚染土壌貯蔵ビンを配設すると共に、該
汚染土壌貯蔵ビンの下位に計量槽を配設し、該計量槽に
て計量した土壌を前記ミキサに投入するように構成した
ことを特徴とする汚染土壌処理用アスファルトプラン
ト。 - 【請求項3】前記ミキサには排気ダクトを配設し、該排
気ダクトは脱臭炉に連結すると共に、脱臭炉出口側の排
気ダクトはドライヤの排気ダクト下流に配設した集塵機
に連結したことを特徴とする請求項2記載の汚染土壌処
理用アスファルトプラント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001107859A JP4666801B2 (ja) | 2001-04-06 | 2001-04-06 | 汚染土壌の処理方法、及び処理用アスファルトプラント |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006346655A (ja) * | 2005-06-20 | 2006-12-28 | Tomotake Shigemori | 複数種の搬送物を均質に攪拌・混合して設定量宛連続的に搬送・供給する装置 |
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2001
- 2001-04-06 JP JP2001107859A patent/JP4666801B2/ja not_active Expired - Fee Related
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