JP2001089665A - アスファルト混合物とその製造方法および製造装置 - Google Patents

アスファルト混合物とその製造方法および製造装置

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JP2001089665A JP26780899A JP26780899A JP2001089665A JP 2001089665 A JP2001089665 A JP 2001089665A JP 26780899 A JP26780899 A JP 26780899A JP 26780899 A JP26780899 A JP 26780899A JP 2001089665 A JP2001089665 A JP 2001089665A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 汚染土壌に含まれる汚染物質を分解除去する
際の熱エネルギーを有効に利用するとともに、得られた
浄化土壌を利用して、化学的に安定で環境的に安全なア
スファルト混合物を低コストで提供する。 【解決手段】 汚染物質が高温加熱処理で分解除去され
た高温浄化土壌と補給骨材を混合して、補給骨材を乾燥
および加熱するとともに骨材混合土壌を得て、ついで、
この骨材混合土壌にアスファルトを混合する。このアス
ファルト混合物の製造は、高温浄化土壌と補給骨材を混
合して、補給骨材を乾燥および加熱するとともに骨材混
合土壌を得る乾燥・加熱ミキサー12と、この乾燥・加
熱ミキサー12で得られた骨材混合土壌とアスファルト
を混合してアスファルト混合物を得るアスファルト混合
ミキサー13を有するアスファルト混合物製造装置10
で行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は汚染物質が分解除去
された浄化土壌と補給骨材とアスファルトを含有するア
スファルト混合物とその製造方法および製造装置に関
し、低コストで浄化土壌を有効に利用できるようにした
ものである。
【0002】
【従来の技術】ゴミ焼却炉や金属精錬の過程から発生す
るダイオキシン等の汚染物質は、大気汚染、土壌汚染等
を引き起こし、社会問題となっている。このような汚染
物質を含有する土壌は、従来1000℃以上の高温で加
熱され、汚染物質を分解除去することによって浄化処理
されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、汚染物
質を含有する土壌を加熱し汚染物質を分解除去する際に
は1000℃以上の高温で加熱され、大きな熱エネルギ
ーが必要とされているが、その廃熱は有効に利用され
ず、エネルギーコストや省エネルギーの点から問題があ
った。
【0004】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、汚染土壌に含まれる汚染物質を分解除去する際の熱
エネルギーを有効に利用するとともに、得られた浄化土
壌を利用して、化学的に安定で環境的に安全なアスファ
ルト混合物を低コストで提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のアスファルト混
合物の製造方法は、汚染物質が高温加熱処理で分解除去
された高温浄化土壌と補給骨材を混合して、補給骨材を
乾燥および加熱するとともに骨材混合土壌を得て、つい
で、この骨材混合土壌にアスファルトを混合することを
特徴とする。本発明のアスファルト混合物製造装置は、
汚染物質が高温加熱処理で分解除去された高温浄化土壌
と補給骨材を混合して、補給骨材を乾燥および加熱する
とともに骨材混合土壌を得る乾燥・加熱ミキサーと、こ
の乾燥・加熱ミキサーで得られた骨材混合土壌とアスフ
ァルトを混合してアスファルト混合物を得るアスファル
ト混合ミキサーを有することを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明のアスファルト混合物製造装置10の一形
態を模式的に示す概略構成図であり、高温浄化土壌と補
給骨材を混合して、補給骨材を乾燥および加熱するとと
もに骨材混合土壌を得る乾燥・加熱ミキサー12と、こ
の乾燥・加熱ミキサー12で得られた骨材混合土壌とア
スファルトを混合してアスファルト混合物を得るアスフ
ァルト混合ミキサー13を有する。乾燥・加熱ミキサー
12は、ダイオキシン等の汚染物質を含有する汚染土壌
を加熱して汚染物質を分解除去する加熱浄化装置11に
接続されていて、加熱浄化装置11で得られた高温浄化
土壌が高温状態のままで乾燥・加熱ミキサー12に供給
されるようになっている。この場合、加熱浄化装置11
における汚染土壌の加熱温度は通常1000℃以上であ
る。アスファルト混合ミキサー13は、乾燥・加熱ミキ
サー12に接続されていて、この乾燥・加熱ミキサー1
2で得られた骨材混合土壌が、加熱された状態のままで
アスファルト混合ミキサー12に供給されるようになっ
ている。
【0007】次に、このアスファルト混合物製造装置1
0を使用して、アスファルト混合物を製造する方法につ
いて説明する。まず、乾燥・加熱ミキサー12に、砂、
砂利、砕石、フィラー等のアスファルトコンクリート用
の補給骨材を常温のままで投入する。その後、加熱浄化
装置11で処理された高温浄化土壌を乾燥・加熱ミキサ
ー12に供給し、このミキサー12内で高温浄化土壌と
補給骨材とを混合し、骨材混合土壌を得る。
【0008】この場合、高温浄化土壌は、加熱浄化装置
11で加熱された高温状態のままで乾燥・加熱ミキサー
12に供給される。そのため、この高温浄化土壌と常温
の補給骨材を混合することによって、補給骨材中に含ま
れる水分が気化し、補給骨材が乾燥されるとともに、適
度な温度まで加熱される。したがって、乾燥・加熱ミキ
サー12に加熱設備を設けることなく、補給骨材を乾燥
および加熱できる。ここで高温浄化土壌と補給骨材との
混合比率は、補給骨材を十分に乾燥し、適度な温度まで
加熱することができ、かつ、最終的に得られるアスファ
ルト混合物が、道路等の舗装材料として適切な粒度曲線
を満たす粒度分布となるように適宜設定される。ここで
得られる骨材混合土壌の温度は通常、300〜400℃
程度になるように設定される。
【0009】このように乾燥・加熱ミキサー12を加熱
浄化装置11に接続して、高温浄化土壌を高温状態のま
まで常温の補給骨材と混合することによって、高温浄化
土壌の有する蓄熱を利用して補給骨材を乾燥および加熱
することができる。そのため、補給骨材を乾燥および加
熱するための設備を別途設ける必要がなく、熱エネルギ
ーを有効に利用できることから好ましい。
【0010】乾燥・加熱ミキサー12は高温浄化土壌と
常温の補給骨材とを十分に接触させ、効率良く熱交換さ
せることができるものであれば、その形状には特に制限
はないが、例えば、図2に示す縦型のミキサー12aや
図3に示す傾斜型のミキサー12bが好ましい。これら
のミキサー12a、12bは軸線14を回転軸として周
方向に回転する円筒形の容器15を有し、この容器15
の上部には土壌投入口16が、下部には土壌排出口17
が設けられている。さらにこの容器15の下部には、補
給骨材の乾燥を促進するために高圧空気を容器15内に
吹き込む気体吹込口18が、容器15の上部には容器1
5内の気体が排出される排気口19が設けられている。
このようなミキサー12a、12bにおいては、土壌投
入口16から投入された高温浄化土壌は、ミキサー12
a、12bの回転により容器15内を旋回しながら下降
し、同時にミキサー12a、12b内の補給骨材と接触
する。そのため、ミキサー12a、12b内に投入され
ている補給骨材との接触面積と接触時間が大きく、補給
骨材を効率よく乾燥および加熱することができる。高温
浄化土壌と、乾燥および加熱された補給骨材は混合さ
れ、骨材混合土壌となって土壌吐出口17から排出され
る。またこのミキサー12a、12bの排気口19に
は、補給骨材の乾燥で発生した水蒸気等の気体が効率良
くミキサーの外部に排出されるように、図示略の排気装
置が備えられていてもよい。
【0011】乾燥・加熱ミキサー12で得られた骨材混
合土壌は、160〜170℃程度に加熱された状態のま
までアルファルト混合ミキサー13へ供給され、一方、
アスファルト混合ミキサー13には170〜180℃程
度のアスファルトが導入される。アスファルト混合ミキ
サー13において、骨材混合土壌とアスファルトを十分
に混合することによって、160℃程度のアスファルト
混合物が得られる。ここで、骨材混合土壌とアスファル
トとの混合比率は、得られるアスファルト混合物が適度
な温度となり、かつ、道路等の舗装材料として必要な強
度を有するように適宜設定される。また、アスファルト
混合ミキサー13の形状は特に制限はなく、通常使用さ
れる傾斜型ミキサー、パグミルミキサー等である。
【0012】このようにして得られたアスファルト混合
物は、骨材混合土壌の表面がアスファルトで被覆された
状態となるため、化学的に安定で環境的にも安全なアス
ファルト混合物となる。このアスファルト混合物は、通
常のアスファルト混合物と同様に道路、駐車場、歩道等
の舗装材料として、十分な支持力のある路盤上に敷き慣
らされ転圧される。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアスファ
ルト混合物の製造方法は、汚染物質が高温加熱処理で分
解除去された高温浄化土壌と補給骨材を混合して、補給
骨材を乾燥および加熱するとともに骨材混合土壌を得
て、ついで、この骨材混合土壌にアスファルトを混合す
ることを特徴とするので、汚染土壌に含まれる汚染物質
を分解除去する際の熱エネルギーを有効利用するととも
に、得られた浄化土壌を利用して、化学的に安定で環境
的に安全なアスファルト混合物を低コストで提供するこ
とができる。得られたアスファルト混合物は、通常のア
スファルト混合物と同様に、道路の舗装等に使用できる
ため、浄化土壌が大量に発生した場合にも有効に利用す
ることができる。また、本発明のアスファルト混合物製
造装置は、含有する汚染物質が高温加熱処理で分解除去
された高温浄化土壌と補給骨材を混合して、補給骨材を
乾燥および加熱するとともに骨材混合土壌を得る乾燥・
加熱ミキサーと、この乾燥・加熱ミキサーで得られた骨
材混合土壌とアスファルトを混合してアスファルト混合
物を得るアスファルト混合ミキサーを有することを特徴
とするので、低コストで効率的にアスファルト混合物を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアスファルト混合物製造装置の一形
態を示す概略構成図である。
【図2】 本発明のアスファルト混合物製造装置で使用
する乾燥・加熱ミキサーの一形態を示す概略図である。
【図3】 本発明のアスファルト混合物製造装置で使用
する乾燥・加熱ミキサーの他の形態を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
10…アスファルト混合物製造装置 12…乾燥・加熱ミキサー 13…アスファルト混合ミキサー
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年4月20日(2000.4.2
0)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【問題を解決するための手段】本発明のアスファルト混
合物の製造方法は、汚染物質が1000℃以上の高温加
熱処理で分解除去された高温浄化土壌と補給骨材を混合
して、高温浄化土壌の有する蓄熱を利用して補給骨材を
乾燥および加熱するとともに骨材混合土壌を得て、つい
で、この骨材混合土壌にアスファルトを混合することを
特徴とする。本発明のアスファルト混合物製造装置は、
汚染物質が1000℃以上の高温加熱処理で分解除去さ
れた高温浄化土壌と補給骨材を混合して、高温浄化土壌
の有する蓄熱を利用して補給骨材を乾燥および加熱する
とともに骨材混合土壌を得る骨材混合ミキサーと、この
骨材混合ミキサーで得られた骨材混合土壌とアスファル
トを混合してアスファルト混合物を得るアスファルト混
合ミキサーを有することを特徴とする。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳しく説明する。
図1は本発明のアスファルト混合物製造装置10の一形
態を模式的に示す概略構成図であり、高温浄化土壌と補
給骨材を混合して、高温浄化土壌の有する蓄熱を利用し
補給骨材を乾燥および加熱するとともに骨材混合土壌
を得る骨材混合ミキサー12と、この骨材混合ミキサー
12で得られた骨材混合土壌とアスファルトを混合して
アスファルト混合物を得るアスファルト混合ミキサー1
3を有する。骨材混合ミキサー12は、ダイオキシン等
の汚染物質を含有する汚染土壌を加熱して汚染物質を分
解除去する加熱浄化装置11に接続されていて、加熱浄
化装置11で得られた高温浄化土壌が高温状態のままで
骨材混合ミキサー12に供給されるようになっている。
この場合、加熱浄化装置11における汚染土壌の加熱温
度は通常1000℃以上である。アスファルト混合ミキ
サー13は、骨材混合ミキサー12に接続されていて、
この骨材混合ミキサー12で得られた骨材混合土壌が、
加熱された状態のままでアスファルト混合ミキサー12
に供給されるようになっている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】次に、このアスファルト混合物製造装置1
0を使用して、アスファルト混合物を製造する方法につ
いて説明する。まず、骨材混合ミキサー12に、砂、砂
利、砕石、フィラー等のアスファルトコンクリート用の
補給骨材を常温のままで投入する。その後、加熱浄化装
置11で処理された1000℃以上の高温浄化土壌を
材混合ミキサー12に供給し、このミキサー12内で高
温浄化土壌と補給骨材とを混合し、骨材混合土壌を得
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】この場合、高温浄化土壌は、加熱浄化装置
11で加熱された高温状態のままで骨材混合ミキサー1
2に供給される。そのため、この高温浄化土壌と常温の
補給骨材を混合することによって、補給骨材中に含まれ
る水分が気化し、補給骨材が乾燥されるとともに、適度
な温度まで加熱される。したがって、骨材混合ミキサー
12に加熱設備を設けることなく、補給骨材を乾燥およ
び加熱できる。ここで高温浄化土壌と補給骨材との混合
比率は、補給骨材を十分に乾燥し、適度な温度まで加熱
することができ、かつ、最終的に得られるアスファルト
混合物が、道路等の舗装材料として適切な粒度曲線を満
たす粒度分布となるように適宜設定される。ここで得ら
れる骨材混合土壌の温度は通常、300〜400℃程度
になるように設定される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】このように骨材混合ミキサー12を加熱浄
化装置11に接続して、高温浄化土壌を高温状態のまま
で常温の補給骨材と混合することによって、高温浄化土
壌の有する蓄熱を利用して補給骨材を乾燥および加熱す
ることができる。そのため、補給骨材を乾燥および加熱
するための設備を別途設ける必要がなく、熱エネルギー
を有効に利用できることから好ましい。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】骨材混合ミキサー12は高温浄化土壌と常
温の補給骨材とを十分に接触させ、効率良く熱交換させ
ることができるものであれば、その形状には特に制限は
ないが、例えば、図2に示す縦型のミキサー12aや図
3に示す傾斜型のミキサー12bが好ましい。これらの
ミキサー12a、12bは軸線14を回転軸として周方
向に回転する円筒形の容器15を有し、この容器15の
上部には土壌投入口16が、下部には土壌排出口17が
設けられている。さらにこの容器15の下部には、補給
骨材の乾燥を促進するために高圧空気を容器15内に吹
き込む気体吹込口18が、容器15の上部には容器15
内の気体が排出される排気口19が設けられている。こ
のようなミキサー12a、12bにおいては、土壌投入
口16から投入された高温浄化土壌は、ミキサー12
a、12bの回転により容器15内を旋回しながら下降
し、同時にミキサー12a、12b内の補給骨材と接触
する。そのため、ミキサー12a、12b内に投入され
ている補給骨材との接触面積と接触時間が大きく、補給
骨材を効率よく乾燥および加熱することができる。高温
浄化土壌と、乾燥および加熱された補給骨材は混合さ
れ、骨材混合土壌となって土壌吐出口17から排出され
る。またこのミキサー12a、12bの排気口19に
は、補給骨材の乾燥で発生した水蒸気等の気体が効率良
くミキサーの外部に排出されるように、図示略の排気装
置が備えられていてもよい。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0011
【補正方法】変更
【補正内容】
【0011】骨材混合ミキサー12で得られた骨材混合
土壌は、160〜170℃程度に加熱された状態のまま
でアルファルト混合ミキサー13へ供給され、一方、ア
スファルト混合ミキサー13には170〜180℃程度
のアスファルトが導入される。アスファルト混合ミキサ
ー13において、骨材混合土壌とアスファルトを十分に
混合することによって、160℃程度のアスファルト混
合物が得られる。ここで、骨材混合土壌とアスファルト
との混合比率は、得られるアスファルト混合物が適度な
温度となり、かつ、道路等の舗装材料として必要な強度
を有するように適宜設定される。また、アスファルト混
合ミキサー13の形状は特に制限はなく、通常使用され
る傾斜型ミキサー、パグミルミキサー等である。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のアスファ
ルト混合物の製造方法は、汚染物質が1000℃以上の
高温加熱処理で分解除去された高温浄化土壌と補給骨材
を混合して、高温浄化土壌の有する蓄熱を利用して補給
骨材を乾燥および加熱するとともに骨材混合土壌を得
て、ついで、この骨材混合土壌にアスファルトを混合す
ることを特徴とするので、汚染土壌に含まれる汚染物質
を分解除去する際の熱エネルギーを有効利用するととも
に、得られた浄化土壌を利用して、化学的に安定で環境
的に安全なアスファルト混合物を低コストで提供するこ
とができる。得られたアスファルト混合物は、通常のア
スファルト混合物と同様に、道路の舗装等に使用できる
ため、浄化土壌が大量に発生した場合にも有効に利用す
ることができる。また、本発明のアスファルト混合物製
造装置は、含有する汚染物質が1000℃以上の高温加
熱処理で分解除去された高温浄化土壌と補給骨材を混合
して、高温浄化土壌の有する蓄熱を利用して補給骨材を
乾燥および加熱するとともに骨材混合土壌を得る骨材混
ミキサーと、この骨材混合ミキサーで得られた骨材混
合土壌とアスファルトを混合してアスファルト混合物を
得るアスファルト混合ミキサーを有することを特徴とす
るので、低コストで効率的にアスファルト混合物を得る
ことができる。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のアスファルト混合物製造装置の一形
態を示す概略構成図である。
【図2】 本発明のアスファルト混合物製造装置で使用
する骨材混合ミキサーの一形態を示す概略図である。
【図3】 本発明のアスファルト混合物製造装置で使用
する骨材混合ミキサーの他の形態を示す概略図である。
【符号の説明】 10…アスファルト混合物製造装置 12…骨材混合ミキサー 13…アスファルト混合ミキサー

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 汚染物質が高温加熱処理で分解除去され
    た高温浄化土壌と補給骨材を混合して、補給骨材を乾燥
    および加熱するとともに骨材混合土壌を得て、 ついで、この骨材混合土壌にアスファルトを混合するこ
    とを特徴とするアスファルト混合物の製造方法。
  2. 【請求項2】 汚染物質が高温加熱処理で分解除去され
    た高温浄化土壌と補給骨材を混合して、補給骨材を乾燥
    および加熱するとともに骨材混合土壌を得る乾燥・加熱
    ミキサーと、 この乾燥・加熱ミキサーで得られた骨材混合土壌とアス
    ファルトを混合してアスファルト混合物を得るアスファ
    ルト混合ミキサーを有することを特徴とするアスファル
    ト混合物製造装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の製造方法で製造された
    アスファルト混合物。
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