JP2003253280A - 固体燃料 - Google Patents

固体燃料

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JP2003253280A
JP2003253280A JP2002054335A JP2002054335A JP2003253280A JP 2003253280 A JP2003253280 A JP 2003253280A JP 2002054335 A JP2002054335 A JP 2002054335A JP 2002054335 A JP2002054335 A JP 2002054335A JP 2003253280 A JP2003253280 A JP 2003253280A
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carbon
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residue
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Shoichi Yamanaka
昌一 山中
Keiji Kawaguchi
敬二 川口
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YAMANAKA CO Ltd
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    • Y02W30/20Waste processing or separation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 廃棄物を熱分解して得られた固形物から効率
的にエネルギー資源を回収することのできる固体燃料を
提供する。 【解決手段】本発明の固体燃料M8は、鉄および有機物
を含む廃棄物M1を加熱装置3で直接加熱または間接加
熱して得られた残渣M3の一部を主原料として製造され
ている。すなわち、本発明の固体燃料M8は、鉄および
有機物を含む廃棄物M1を加熱装置3で直接加熱または
間接加熱する第1のステップと、前記第1のステップを
経て熱分解ガスG1と残渣M3とを得る第2のステップ
と、前記第2のステップを経て得られた残渣M3を用い
て、鉄および炭素を含有する鉄・炭素含有粉体M6を製
造する第3のステップと、第3のステップによって得ら
れた鉄・炭素含有粉体M6を造粒するステップとによっ
て製造される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物の熱分解処
理技術に関するものであり、特に、廃棄物を熱分解して
得られた固形物から新たなエネルギー資源を製造する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、廃棄物の排出量に対する処理能力
の不足や、廃棄物を処理する際のダイオキシン等の有害
物質の発生が社会問題となっており、その対応が緊急の
課題となっている。
【0003】そのため、以前は主として廃棄物中に含ま
れる有価金属のみを再利用していたのに対し、近年は廃
棄物中に含まれる有価金属のみならず、化石燃料を原料
とした樹脂などの有機物をもエネルギー資源や工業製品
の原材料としてリサイクルする試みがなされている。そ
れに伴い、種々のリサイクル方法や、廃棄物を処理する
際の有害物質の発生を抑制する方法が開発され、それら
に関する研究が盛んに行われている。
【0004】近年、廃棄物中の有機物をエネルギーとし
てリサイクルするための処理装置として、熱分解装置が
注目されている。ここで、熱分解装置とは、有機物を含
む廃棄物を加熱し、有機物中に含まれる揮発成分(熱分
解ガス)とその他の固形物とに分解する装置である。
【0005】従来の技術においては、熱分解装置によっ
て得られた熱分解ガスをエネルギー資源として再利用
し、固形物は、溶融ガス化炉などを用いてガラス状に溶
融固化し、例えば粒子状に成形した後に、埋め立てた
り、道路を造成する際の路盤材として利用していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、上述したように、廃棄物を熱分解して
得られた熱分解ガスと固形物のうち、熱分解ガスのみを
エネルギー資源として再利用することに主眼が置かれて
いた。
【0007】そして、従来の技術においては、熱分解後
に得られた固形物に残存する有機物は、エネルギー資源
としてリサイクルされず、上述したように、溶融固化の
後に路盤材の代用物として用いられるか、あるいは焼却
処理の後に処分場に埋め立てられていた。
【0008】このように、従来の技術においては、廃棄
物を熱分解して得られた固形物に残存する有機物をエネ
ルギー資源として効率的に再利用する試みはなされてい
なかった。
【0009】本発明は、以上の点に鑑みなされたもので
あり、廃棄物を熱分解して得られた固形物から効率的に
エネルギー資源を回収することのできる固体燃料を提供
することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の(1)〜(26)の本発明により達成される。
【0011】(1) 鉄および有機物を含む廃棄物を熱
分解炉で直接加熱または間接加熱して得られた残渣の一
部を主原料とする固体燃料。
【0012】(2) 前記残渣は、炭素および鉄を含
み、さらに、アルミ、銅、およびシリカのうちの少なく
とも1つを含む上記(1)に記載の固体燃料。
【0013】(3) 前記残渣は、20〜60重量%の
炭素を含有する上記(1)または(2)に記載の固体燃
料。
【0014】(4) 前記残渣は、鉄を含む上記(1)
ないし(3)のいずれかに記載の固体燃料。
【0015】(5) 前記残渣は、銅を含む上記(1)
ないし(4)のいずれかに記載の固体燃料。
【0016】(6) 前記残渣から所定の寸法以上の寸
法の金属またはその他の物質を除去した後の残留物を含
む上記(1)ないし(5)のいずれかに記載の固体燃
料。
【0017】(7) 前記金属は主として銅を含む上記
(6)に記載の固体燃料。
【0018】(8) 前記金属は、風力を用いて選別さ
れる上記(6)または(7)に記載の固体燃料。
【0019】(9) 前記金属は、篩を用いて選別され
る上記(6)ないし(8)のいずれかに記載の固体燃
料。
【0020】(10) 前記篩の孔の径は、2〜4mm
である上記(9)に記載の固体燃料。
【0021】(11) 前記固体燃料は、前記残留物
と、該残留物より炭素の含有割合が高い炭素含有粒子と
を混合したものである上記(6)ないし(10)のいず
れかに記載の固体燃料。
【0022】(12) 前記炭素含有粒子は、前記廃棄
物を加熱手段で加熱することにより得られたガス中に含
まれる炭素を固形物として取り出したものである上記
(11)に記載の固体燃料。
【0023】(13) 前記炭素含有粒子は、前記ガス
をガス改質装置によって改質し、さらにガス冷却装置に
よって冷却した気体をフィルタで濾過することによって
得られる上記(12)に記載の固体燃料。
【0024】(14) 前記炭素含有粒子は、前記残留
物より炭素の含有割合が高い上記(11)ないし(1
3)のいずれかに記載の固体燃料。
【0025】(15) 前記炭素含有粒子は、その粒径
が1mm以下である上記(11)ないし(14)のいず
れかに記載の固体燃料。
【0026】(16) 前記炭素含有粒子は、80重量
%以上の炭素を含む上記(11)ないし(15)のいず
れかに記載の固体燃料。
【0027】(17) 前記炭素含有粒子は、2重量%
以下の鉄を含む上記(11)ないし(16)のいずれか
に記載の固体燃料。
【0028】(18) 前記炭素含有粒子は、1重量%
以下の銅を含む上記(11)ないし(17)のいずれか
に記載の固体燃料。
【0029】(19) 前記固体燃料は、発熱量が38
00〜7500kcal/kgである上記(1)ないし
(18)のいずれかに記載の固体燃料。
【0030】(20) 前記固体燃料は、前記残留物を
含む粉体を所定の大きさ・形状に造粒したものである上
記(6)ないし(19)のいずれかに記載の固体燃料。
【0031】(21) 前記固体燃料は、前記残留物を
含む粉体に結合剤を加えて造粒したものである上記(2
0)に記載の固体燃料。
【0032】(22) 前記結合剤は、水、石灰、アラ
ビアゴム、アルギン酸ソーダ、グリセリン、ゼラチン、
流動パラフィン、界面活性剤、微結晶セルロース、ヒド
ロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロー
ス、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、リ
グニン、メチルセルロース、コンスターチ、デキストリ
ン、澱粉、乳糖、大豆油、椰子油、糖蜜、アンモニア
水、珪酸アンモニウム、燐酸、無水燐酸、加里明礬、お
よびベントナイトから成るグループのうちの少なくとも
1つを選択したものである上記(21)に記載の固体燃
料。
【0033】(23) 前記固体燃料の形状は、柱状、
筒状、棒状、錐状、板状、球状、および不定形状から成
るグループのうちの1つを選択したものである上記(2
0)ないし(22)のいずれかに記載の固体燃料。
【0034】(24) 造粒後の前記固体燃料は、10
〜30重量%の鉄を含む上記(20)ないし(23)の
いずれかに記載の固体燃料。
【0035】(25) 造粒後の前記固体燃料は、磁石
に吸着し得る上記(20)ないし(24)のいずれかに
記載の固体燃料。
【0036】(26) 造粒後の前記固体燃料は、0.
1〜3重量%の銅を含む上記(20)ないし(25)の
いずれかに記載の固体燃料。
【0037】本発明の他の目的、作用および効果は、図
面を参照して行う以下の実施形態の説明から、より明ら
かとなるであろう。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る固体燃料につ
いて添付図面を参照して説明する。
【0039】図1は、本発明の固体燃料に係る廃棄物処
理装置のシステム構成を示す図である。
【0040】廃棄物処理装置1は、図1に示すように、
前処理装置2と、加熱装置3と、ガス処理装置4と、残
渣選別装置5とに大別される。
【0041】以下、これらの各装置の概略について説明
する。前処理装置2は、廃棄物M1を加熱装置3へと供
給する前の段階において、廃棄物M1に対して各種処理
を行い、廃棄物M1を加熱装置3によって加熱処理しや
すい状態へと変化させる装置である。
【0042】また、加熱装置3は、前処理装置2から搬
送された廃棄物M1aを加熱処理し、廃棄物M1a中に
含まれる有機物を熱分解ガスG1と固体状の残渣M3と
に分解する装置である。
【0043】また、ガス処理装置4は、加熱装置3の加
熱処理によって得られた熱分解ガスG1をエネルギー資
源として使用し得る状態に変化させる装置である。
【0044】また、残渣選別装置5は、加熱装置3の加
熱処理によって得られた残渣M3から、エネルギー資源
として使用し得る有機物と、金属、シリカ等のその他の
物質とを選別する装置である。
【0045】以下、上記各装置の詳細について説明す
る。前処理装置2は、主に加工装置21と、選別装置2
2とからなる。
【0046】加工装置21は、シャーリング装置、プレ
ス装置、シュレッダー装置などからなる。加工装置21
は、廃棄物M1の切断・圧縮・破砕を行い、後の処理に
適した大きさに加工する。
【0047】また、選別装置22は、加工装置21によ
る破砕後の廃棄物M1中に含まれる鉄片、銅片、アルミ
片などの各種金属片M21と、各種金属片M21を除去
した後に残留したその他の廃棄物M1aとに選別し、各
種金属片M21を回収する。各種金属片M21の選別に
は、集塵装置や磁選機などの装置が用いられる。この段
階で取り出される各種金属片M21の外径は、40〜7
0mm以上であり、それより小さな外径の金属片は、そ
の他の廃棄物M1a中に残留したまま次の加熱装置3へ
と送出される。
【0048】当該廃棄物処理装置1によって自動車を処
理した場合、ここで除去される各種金属片M21には、
主として鉄が含まれる。
【0049】なお、当該廃棄物処理装置1を用いて自動
車を処分する場合には、前処理装置2による処理を行う
以前にフロントガラスなどのガラス部品を予め除去して
おくことが好ましい。そして、このような作業を予め行
うことにより、破砕後の廃棄物M1a中のシリカの含有
量を低減させることができ、より効率的に廃棄物M1中
の有機物を再利用することができる。また、加工装置2
1による加工の前にガラス製品を回収することで、ガラ
ス製品の再利用も効率的に行うことができる。
【0050】また、本実施形態においては特に記載して
いないが、水分を含む都市ゴミ、汚泥などの廃棄物M1
を当該廃棄物処理装置1によって処理する場合には、こ
の前処理装置2に、上述した加工装置21および選別装
置22の他に脱水装置、乾燥装置などの装置を設け、脱
水、乾燥などの処理を行うことが好ましい。
【0051】また、廃棄物処理装置1によって処理され
る廃棄物M1は、例えば車輛、船舶、飛行機、建築物、
産業機械、電子機器の基板、建築廃材、木材、紙、繊
維、廃電線、廃家電製品、廃OA製品、廃家具、石油生
成プラスチック廃材、汚染土壌、または都市ゴミなどの
一部あるいは全部、あるいはそれらを破砕したシュレッ
ダーダストを含んでいる。
【0052】本実施形態の廃棄物処理装置1は、上述し
たように、前処理装置2によって廃棄物M1を加工し、
後の処理を行う際に好適な状態に変化させることから、
廃棄物M1の形状、材質を問わず、上述したような広範
な種類の廃棄物M1を処理し得るようになっている。
【0053】加熱装置3は、例えばキルン式熱分解炉な
どの熱分解炉で構成されている。このキルン式熱分解炉
は、例えばロータリーキルンと称される円筒状に構成さ
れた回転式の炉を有している。加熱装置3は、炉内で廃
棄物M1aを高温に加熱し、廃棄物M1a中の有機物を
熱分解ガスG1と残渣M3とに分離させる。
【0054】熱分解ガスG1は、廃棄物M1aを加熱装
置3において加熱処理した際に発生した気体である。す
なわち、熱分解ガスG1は、廃棄物M1a中に含まれる
有機物の揮発成分からなり、高位炭化水素、低位炭化水
素などの気体を含んでいる。
【0055】残渣M3は、廃棄物M1aを加熱装置3に
おいて加熱処理した後に得られた(加熱装置3内に残留
した)固形物からなり、炭素、鉄、アルミ、銅、シリカ
などの物質を含んでいる。
【0056】残渣M3中に含まれる鉄は、主として前処
理装置2の選別装置22において回収されず、廃棄物M
1a中に残留した外径が40〜70mmより小さな鉄片
である。また、残渣M3中に含まれる銅は、主として、
加熱装置3の加熱処理により絶縁被覆が除去された銅線
である。
【0057】また、残渣M3は、20〜60重量%の炭
素を含んでいる。当該廃棄物処理装置1においては、こ
の残渣M3中に含まれる炭素以外の物質を後の残渣選別
装置5により選別して除去することで炭素の割合を高
め、それにより、残渣M3を燃料として使用し得る状態
とする。
【0058】この加熱装置3による加熱処理後に得られ
た熱分解ガスG1、残渣M3は、それぞれ、ガス処理装
置4、残渣選別装置5へと搬送される。なお、本発明に
おいては、加熱装置3によって廃棄物M1aを加熱処理
するステップを「第1のステップ」と称し、加熱処理に
より熱分解ガスを得るステップを「第2のステップ」と
称する。
【0059】なお、加熱装置3における廃棄物M1aの
加熱温度は、400〜600℃に設定することが好まし
く、さらには、500〜550℃に設定することが好ま
しい。そして、この加熱温度の設定により、ダイオキシ
ンなどの有害物質の発生を抑えつつ、廃棄物M1aに含
まれる有機物を好適に熱分解ガスG1と残渣M3とに分
解することができる。
【0060】また、加熱処理を行う際の加熱装置3にお
ける廃棄物M1aの加熱時間を約1時間とし、加熱装置
3内の気圧を大気圧とすることが好ましく、また、加熱
装置3の内部の空気を遮断し、加熱装置3内部をほぼ無
酸素状態とすることが好ましい。これらの諸条件の設定
により、廃棄物M1a中に含まれる有機物の過度な分
解、燃焼を防止することができ、加熱装置3による加熱
処理後に得られる熱分解ガスG1および残渣M3を、い
ずれもエネルギー資源として好適に再利用し得る状態に
することができる。
【0061】また、本実施形態においては、加熱装置3
をキルン式熱分解炉で構成しているが、これに限らず、
加熱装置3を流動床式熱分解炉、ストーカ式熱分解炉で
構成しても良い。また、加熱装置3をキルン式熱分解
炉、流動床式熱分解炉、ストーカ式熱分解炉のうちの2
つ以上を組み合わせて構成しても良い。
【0062】ガス処理装置4は、ガス改質装置41、ガ
ス冷却装置42、ガス浄化装置43からなる。
【0063】ガス改質装置41は、加熱装置3から送出
された熱分解ガスG1と、外部から供給された例えば空
気、酸素などの酸化剤ガスG2とを高温下で反応させ、
熱分解ガスG1中の高位炭化水素を、低位炭化水素、水
素、水蒸気、一酸化炭素、または二酸化炭素などの安定
したガスへと変換する。本実施形態においては、このガ
ス改質装置41において、約1100℃の高温下で熱分
解ガスG1と酸化剤ガスG2とを反応させる。
【0064】なお、熱分解ガスG1と酸化剤ガスG2と
を反応させる際の温度は、900〜1200℃に設定す
ることが好ましく、そのような高温下で熱分解ガスG1
を酸化剤ガスG2と反応させることにより、熱分解ガス
G1中の高位炭化水素、特にダイオキシンなどの有毒物
質の分解(無害化)を確実に行うことができる。
【0065】ガス冷却装置42は、ガス改質装置41か
ら送出された高温の反応後のガスG3を熱交換器などの
冷却器を使用して急冷する装置である。このガス冷却装
置42により、ガス改質装置41からの反応後のガスG
3が、900〜1200℃から100〜200℃に急冷
される。
【0066】このガス冷却装置42による急冷により、
ガス改質装置41からの反応後のガスG3は、低位炭化
水素、水素、水、一酸化炭素あるいは二酸化炭素などの
安定したガスの状態を保持しつつ冷却される。そのた
め、これらの分子同士の再合成により、反応後のガスG
3が再び高位炭化水素へと戻ることがなく、ダイオキシ
ンなどの有害物質が再び発生するおそれがない。
【0067】なお、本実施形態においては、ガス冷却装
置42として熱交換器などの間接冷却器を用いている
が、これに限らず、水噴霧などの直接冷却器を用いても
よく、またこれらの両方を組み合わせてガス冷却装置4
2を構成してもよい。
【0068】ガス浄化装置43は、フィルタ431と、
ガス水洗装置432と、脱硫装置433などからなる。
【0069】フィルタ431は、ガス冷却装置42から
の反応後のガスG3を濾過し、反応後のガスG3中に含
まれる固形物を回収するものである。また、フィルタ4
31は、バグフィルタ、焼結金属充填フィルタなどで構
成されている。
【0070】当該廃棄物処理装置1により自動車を処理
した場合、このフィルタ431により回収される固形物
は、高純度の炭素を含む粒子となる。本実施形態におい
ては、この固形物を炭素含有粒子M4と称する。本実施
形態においては、この炭素含有粒子M4を後述する炭素
含有物質M5と混合して利用しているが、この炭素含有
粒子M4のみを後述する代用カーボン的な用途に使用す
ることができる。なお、フィルタ431により回収され
る固形物は、当該廃棄物処理装置1により処理する廃棄
物の種類により変化する場合がある。
【0071】また、フィルタ431によって回収される
炭素含有粒子M4の粒径は、約1mm程度である。ま
た、炭素含有粒子M4は、80重量%以上の炭素、2重
量%以下の鉄、1重量%以下の銅を含む。
【0072】ガス水洗装置432は、フィルタ431に
よる濾過後のガスG4を水で洗浄し、塩酸、フッ化水素
などの有害物質を除去する装置である。また、脱硫装置
433は、例えば鉄系の化合物からなる材質で構成され
た固体状の吸着材により、ガス水洗装置432による水
洗後のガスG5から、硫黄を除去する装置である。
【0073】フィルタ431による濾過の後、これらの
ガス水洗装置432、脱硫装置433による浄化処理を
経たガスは、クリーンガスG6となる。クリーンガスG
6は、ガスタンク44に貯蔵され、各種用途に使用され
る。本実施形態においては、クリーンガスG6を当該廃
棄物処理装置1において用いられる電力を供給するガス
エンジン発電機および加熱装置3の熱分解炉を加熱する
燃料として使用している。
【0074】このような用途でクリーンガスG6を利用
することにより、本実施形態の廃棄物処理装置1は、当
該装置1を稼動させる際に、外部から燃料を供給するこ
となく、廃棄物M1から得られたクリーンガスG6のみ
を燃料として得られた動力で稼動させることができる。
【0075】なお、本実施形態においては、ガス浄化装
置43として、上述したフィルタ431、ガス水洗装置
432、脱硫装置433を使用しているが、これらの他
に、アルカリ溶液などによるガス洗浄装置、コロナ放電
を用いたガス浄化装置、光触媒によるガス浄化装置、紫
外線によるガス浄化装置、オゾンによるガス浄化装置な
どを用いることもできる。
【0076】残渣選別装置5は、風力選別機51と、篩
分機52とから構成されている。風力選別機51は、当
該風力選別機51内に発生させた上昇気流を用いて加熱
装置3から搬送された残渣M3を比重毎に分離する装置
である。本実施形態においては、風力選別機51は、残
渣M3中に含まれる各種金属片M22と、風力選別後に
残留したその他の残渣M3aとの選別に用いられてい
る。
【0077】この風力選別機51によって選別回収され
る各種金属片M22には、主として銅が含まれている。
なお、ここで選別される銅は、廃棄物M1a中の各種装
置の配線などに使用されていた被覆電線などから取り出
されたものであり、主として線状をなしている。
【0078】篩分機52は、風力選別機51から取り出
されたその他の残渣M3aから、さらに各種金属片M2
2と鉄・炭素含有物質M5とを選別する。この篩分機5
2において選別される各種金属片M22にも、主として
銅が含まれている。風力選別機51および篩分機52に
よって回収された銅は、原材料として再利用される。
【0079】この篩分機52に使用されている篩の孔
は、径が2〜4mmである。この篩分機52によって、
風力選別機51から送出されたその他の残渣M3aから
鉄・炭素含有物質M5を抽出する。
【0080】なお、本実施形態の廃棄物処理装置1を用
いて、自動車を処理した場合に得られた鉄・炭素含有物
質M5単体では炭素の含有量が少なく、各種燃料として
の使用が困難である。そのため、本実施形態において
は、鉄・炭素含有物質M5と、ガス改質装置41から得
られた炭素含有粒子M4とを、後述する混合機54を用
いて混合することにより、炭素の含有量を高め、燃料と
して好適に利用し得る状態にしている。
【0081】混合機54は、篩分機52によって選別さ
れた鉄・炭素含有物質M5と、ガス改質装置41から得
られた炭素含有粒子M4とを混合し、均一な状態とす
る。篩分機52から送出された鉄・炭素含有物質M5お
よびガス改質装置41から得られた炭素含有粒子M4
は、いずれも定量供給機531、532を介して混合機
54に供給される。
【0082】定量供給機531、532は、鉄・炭素含
有物質M5および炭素含有粒子M4を所定の割合で混合
機54へと供給する装置である。本実施形態において
は、定量供給機531、532が鉄・炭素含有物質M5
と炭素含有粒子M4とを約4:1の割合で混合機54へ
と供給するように各定量供給機531、532の供給量
を設定している。
【0083】このように、定量供給機531、532お
よび混合機54を用いて鉄・炭素含有物質M5と炭素含
有粒子M4とを所定の割合で混合し、均一な状態とする
ことにより、鉄・炭素含有物質M5、炭素含有粒子M4
の混合物(以下、「鉄・炭素含有粉体M6」とする)に
含まれる炭素の含有割合を各種エネルギー資源として利
用可能な割合とすることができる。本実施形態において
製造された鉄・炭素含有粉体M6は、発熱量が3800
〜7500kcal/kgであり、燃料として十分な発
熱量を有している。なお、鉄・炭素含有粉体M6の発熱
量が3800kcal/kg未満の場合には、単体で燃
料として使用することが困難となる。
【0084】なお、鉄・炭素含有物質M5と炭素含有粒
子M4とを混合する際の割合は、必ずしもこの限りでは
なく、適宜調節することができる。また、本発明におい
ては、加熱装置3により廃棄物M1を熱分解してから、
鉄・炭素含有粉体M6を製造するまでのステップを「第
3のステップ」と称する。
【0085】このようにして製造された鉄・炭素含有粉
体M6は、製鉄を行う際に用いられる高炉用の燃料や、
セメントの製造の際の補助燃料、河川浄化などを行う際
の汚染物質の吸着材、消臭材、タイヤの原料、塗料の原
料などとして使用される。
【0086】なお、これらの例に限らず、鉄・炭素含有
粉体M6は、代替カーボン的な用途であればどのような
用途で使用してもよい。
【0087】また、本実施形態においては、鉄・炭素含
有物質M5に、炭素含有粒子M4を混合することにより
鉄・炭素含有粉体M6を製造しているが、この限りでは
なく、例えば、本実施形態の廃棄物処理装置1を用いて
主に玩具・ペットボトルなどの樹脂製品を処理する場
合、鉄・炭素含有物質M5が、そのままの成分で燃料な
どのエネルギー資源として使用できる。このような場合
には、炭素含有粒子M4を混合することなく、鉄・炭素
含有物質M5を鉄・炭素含有粉体M6として使用するこ
とができる。
【0088】また、本実施形態においては、ガス処理装
置4から得られた炭素含有粒子M4を鉄・炭素含有物質
M5に混合しているが、ガス処理装置4から得られる炭
素含有粒子M4の量が十分でない場合には、外部から供
給したカーボン粉末を炭素含有粒子M4として使用する
ことができる。
【0089】ところで、この鉄・炭素含有粉体M6を燃
料として使用する場合、粉体の状態のままでは、ハンド
リング性が悪い。また、持ち運びの際に粉体を貯留する
袋などの貯留手段が必要となるほか、保管時や使用時に
風で飛散したり、貯留している袋などからこぼれたりし
て、粉塵の発生原因となる。そのため、この鉄・炭素含
有粉体M6を燃料として使用する場合には、以下のよう
に造粒して使用することが好ましい。
【0090】本実施形態においては、鉄・炭素含有粉体
M6に、結合剤M7として水を加えたものを造粒機55
によって造粒し、固体燃料M8を製造している。
【0091】鉄・炭素含有粉体M6を造粒することによ
り、ハンドリング性が向上する。すなわち、鉄・炭素含
有粉体M6を造粒することにより、使用時の飛散を防止
できる。さらには、鉄炭素含有粉体M6は、造粒するこ
とにより、電磁石を用いた運搬装置で運搬することがで
きるようになる。すなわち、本実施形態における鉄・炭
素含有粉体M6は、10〜30%の鉄、0.1〜3重量
%の銅を含有している。このため、造粒後の固体燃料M
8は、磁石に吸着し得る固形物となる。したがって、電
磁石を用いた運搬装置で取り扱うことができ、運搬が容
易となる。
【0092】また、鉄・炭素含有粉体M6は、柱状、筒
状、棒状、錐状、板状、球状、および不定形状などに造
粒することができる。これらの形状は、固体燃料M8の
用途に応じて適宜選択される。
【0093】なお、本実施形態においては,鉄・炭素含
有粉体M6を造粒する際の結合剤(バインダー)M7と
して、水を用いているが、これに限らず、水、石灰、ア
ラビアゴム、アルギン酸ソーダ、グリセリン、ゼラチ
ン、流動パラフィン、界面活性剤、微結晶セルロース、
ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、カルボキシ
メチルセルロース(CMC)、ポリビニルアルコール
(PVA)、ポリビニルピロリドン(PVP)、リグニ
ン、メチルセルロース、コンスターチ、デキストリン、
澱粉、乳糖、大豆油、椰子油、糖蜜、アンモニア水、珪
酸アンモニウム、燐酸、無水燐酸、加里明礬、およびベ
ントナイトからなるグループの内の1つ以上を選択的に
使用して鉄・炭素含有粉体M6を造粒しても良い。ま
た、結合剤M7を使用せず、圧縮、加熱などを加えるこ
とにより鉄・炭素含有粉体M6を造粒することもでき
る。
【0094】なお、本実施形態においては、鉄・炭素含
有粉体M6を造粒したものを固体燃料M8として使用し
ているが、この例に限らず、この固体燃料M8を前述し
た河川浄化などを行う際の汚染物質の吸着材、消臭材、
タイヤの原料、塗料の原料などの代替カーボン的な用途
に使用することも可能である。
【0095】最後に、本発明は、上述した実施形態に限
定されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲
で種々の変更及び改良が可能であることは言うまでもな
い。
【0096】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、廃
棄物を加熱装置により好適な条件で熱分解して得られた
熱分解ガスおよび残渣を、いずれもエネルギー資源とし
て好適に使用することができ、廃棄物中に含まれる有機
物を無駄なくリサイクルすることができる。
【0097】また、本発明のように鉄・炭素含有粉体を
造粒することにより、固体燃料が鉄・炭素含有粉体に含
まれている鉄により磁石に吸着し得るようになり、電磁
石を用いた運搬装置で運搬することが可能となることか
ら、ハンドリング性が飛躍的に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の固体燃料に係る廃棄物処理装置のシス
テム構成を示す図である。
【符号の説明】
1 廃棄物処理装置 2 前処理装置 21 加工装置 22 選別装置 3 加熱装置 4 ガス処理装置 41 ガス改質装置 42 ガス冷却装置 43 ガス浄化装置 431 フィルタ 432 ガス水洗装置 433 脱硫装置 44 ガスタンク 5 残渣選別装置 51 風力選別機 52 篩分機 531、532 定量供給機 54 混合機 55 造粒機 M1 廃棄物 M1a 廃棄物 M21、M22 各種金属片 M3 残渣 M3a 残渣 M4 炭素含有粒子 M5 鉄・炭素含有物質 M6 鉄・炭素含有粉体 M7 結合剤 M8 固体燃料 G1 熱分解ガス G2 酸化剤ガス G3 反応後のガス G4 濾過後のガス G5 水洗後のガス G6 クリーンガス
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B09B 5/00 C10B 53/00 A C10B 53/00 B 53/02 53/02 C10L 5/46 C10L 5/46 5/48 5/48 B09B 5/00 M Fターム(参考) 4D004 AA07 AA12 AA22 AA24 AA26 AA28 AA31 AA41 AA46 AA50 AC05 BA03 BA05 BA06 BA10 CA02 CA03 CA04 CA08 CA09 CA14 CA15 CA24 CB12 CB13 CB15 4D021 FA12 GB03 HA10 4G004 NA01 NA02 NA03 NA04 4H012 HA01 HA06 HB01 HB07 JA03 JA04 4H015 AA01 AA02 AA12 AA13 AA16 AA17 AA18 AA19 AA21 AA22 AA25 AA26 AA27 AA28 AB01 AB03 BA01 BA11 BA12 BB01 BB03 CA00 CA03 CB01

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄および有機物を含む廃棄物を熱分解炉
    で直接加熱または間接加熱して得られた残渣の一部を主
    原料とする固体燃料。
  2. 【請求項2】 前記残渣は、炭素および鉄を含み、さら
    に、アルミ、銅、およびシリカのうちの少なくとも1つ
    を含む請求項1に記載の固体燃料。
  3. 【請求項3】 前記残渣は、20〜60重量%の炭素を
    含有する請求項1または2に記載の固体燃料。
  4. 【請求項4】 前記残渣は、鉄を含む請求項1ないし3
    のいずれかに記載の固体燃料。
  5. 【請求項5】 前記残渣は、銅を含む請求項1ないし4
    のいずれかに記載の固体燃料。
  6. 【請求項6】 前記残渣から所定の寸法以上の寸法の金
    属またはその他の物質を除去した後の残留物を含む請求
    項1ないし5のいずれかに記載の固体燃料。
  7. 【請求項7】 前記金属は主として銅を含む請求項6に
    記載の固体燃料。
  8. 【請求項8】 前記金属は、風力を用いて選別される請
    求項6または7に記載の固体燃料。
  9. 【請求項9】 前記金属は、篩を用いて選別される請求
    項6ないし8のいずれかに記載の固体燃料。
  10. 【請求項10】 前記篩の孔の径は、2〜4mmである
    請求項9に記載の固体燃料。
  11. 【請求項11】 前記固体燃料は、前記残留物と、該残
    留物より炭素の含有割合が高い炭素含有粒子とを混合し
    たものである請求項6ないし10のいずれかに記載の固
    体燃料。
  12. 【請求項12】 前記炭素含有粒子は、前記廃棄物を加
    熱手段で加熱することにより得られたガス中に含まれる
    炭素を固形物として取り出したものである請求項11に
    記載の固体燃料。
  13. 【請求項13】 前記炭素含有粒子は、前記ガスをガス
    改質装置によって改質し、さらにガス冷却装置によって
    冷却した気体をフィルタで濾過することによって得られ
    る請求項12に記載の固体燃料。
  14. 【請求項14】 前記炭素含有粒子は、前記残留物より
    炭素の含有割合が高い請求項11ないし13のいずれか
    に記載の固体燃料。
  15. 【請求項15】 前記炭素含有粒子は、その粒径が1m
    m以下である請求項11ないし14のいずれかに記載の
    固体燃料。
  16. 【請求項16】 前記炭素含有粒子は、80重量%以上
    の炭素を含む請求項11ないし15のいずれかに記載の
    固体燃料。
  17. 【請求項17】 前記炭素含有粒子は、2重量%以下の
    鉄を含む請求項11ないし16のいずれかに記載の固体
    燃料。
  18. 【請求項18】 前記炭素含有粒子は、1重量%以下の
    銅を含む請求項11ないし17のいずれかに記載の固体
    燃料。
  19. 【請求項19】 前記固体燃料は、発熱量が3800〜
    7500kcal/kgである請求項1ないし18のい
    ずれかに記載の固体燃料。
  20. 【請求項20】 前記固体燃料は、前記残留物を含む粉
    体を所定の大きさ・形状に造粒したものである請求項6
    ないし19のいずれかに記載の固体燃料。
  21. 【請求項21】 前記固体燃料は、前記残留物を含む粉
    体に結合剤を加えて造粒したものである請求項20に記
    載の固体燃料。
  22. 【請求項22】 前記結合剤は、水、石灰、アラビアゴ
    ム、アルギン酸ソーダ、グリセリン、ゼラチン、流動パ
    ラフィン、界面活性剤、微結晶セルロース、ヒドロキシ
    プロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ポ
    リビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、リグニ
    ン、メチルセルロース、コンスターチ、デキストリン、
    澱粉、乳糖、大豆油、椰子油、糖蜜、アンモニア水、珪
    酸アンモニウム、燐酸、無水燐酸、加里明礬、およびベ
    ントナイトから成るグループのうちの少なくとも1つを
    選択したものである請求項21に記載の固体燃料。
  23. 【請求項23】 前記固体燃料の形状は、柱状、筒状、
    棒状、錐状、板状、球状、および不定形状から成るグル
    ープのうちの1つを選択したものである請求項20ない
    し22のいずれかに記載の固体燃料。
  24. 【請求項24】 造粒後の前記固体燃料は、10〜30
    重量%の鉄を含む請求項20ないし23のいずれかに記
    載の固体燃料。
  25. 【請求項25】 造粒後の前記固体燃料は、磁石に吸着
    し得る請求項20ないし24のいずれかに記載の固体燃
    料。
  26. 【請求項26】 造粒後の前記固体燃料は、0.1〜3
    重量%の銅を含む請求項20ないし25のいずれかに記
    載の固体燃料。
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