JP2008062754A - 頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造 - Google Patents

頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造 Download PDF

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Abstract

【課題】ガーニッシュ上端側に設けられてエアバッグの展開方向を規制する展開方向規制手段が破損する可能性を効果的に低減する。
【解決手段】センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cの外側面に金属製のブラケット50を取り付け、エアバッグ20が膨張展開した際には、ブラケット50の両ウイング74の折り曲げ部74Bをピラーインナパネル38の台座部88に当接させて荷重を逃がし、更にエアバッグ20の膨張展開が進むと、ブラケット50が上端回りに車両幅方向外側へ回転して両ウイング74の下縁部74Cがピラーインナパネル38に当接することで荷重をピラーインナパネル38に逃がす構造とした。これにより、センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cにかかる負担が軽くなり、その分、上端部46Cが破損する等のおそれがなくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両においてピラーガーニッシュの取付部の構造を工夫した頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造に関する。
近年、乗員保護補助装置として、側面衝突時又はロールオーバー時に、ルーフサイドレール部の下方へカーテン状にエアバッグを展開させる頭部保護エアバッグ装置が搭載されるようになってきた。
ここで、下記特許文献1には、この種の頭部保護エアバッグ装置が開示されている。簡単に説明すると、この頭部保護エアバッグ装置では、センタピラーガーニッシュの上端外側面にジャンプ台が一体成形されており、これによりエアバッグが膨張展開する際にセンタピラーガーニッシュの上端部に引っ掛かるのを防止しようとするものである。
また、下記特許文献2には、同種の頭部保護エアバッグ装置が開示されている。異なるところは、センタピラーガーニッシュの上端部に設けたジャンプ台(延設ガイド)の先端部をセンタピラーインナパネルに形成されたストッパ(台座)で受け、これによりジャンプ台の破損を防止しようとする点にある。
特許第3125729号公報 特開2003−63347号公報
上記先行技術のようなジャンプ台の構造も有益ではあるが、前後席に亘ってエアバッグを展開させる頭部保護エアバッグ装置では、インフレータが中央配置(センタピラーの上端部近傍)される場合が多いことやインフレータが高出力化される傾向があることを考慮すると、センタピラーガーニッシュの上端部に従来よりも大きなバッグ展開圧がかかることが考えられ、ジャンプ台の機能をより確実に確保することが望まれる。
本発明は上記事実を考慮し、ガーニッシュ上端側に設けられてエアバッグの展開方向を規制する展開方向規制手段が破損する可能性を効果的に低減することができる頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造を得ることが目的である。
請求項1の発明は、車両の所定位置に配置されたインフレータと、少なくとも一部がルーフサイドレールとルーフヘッドライニングの端末部との間に折り畳み状態で格納され、インフレータからガスが供給されることにより膨張してルーフヘッドライニングの端末部を車室内側へ押し開きながらルーフサイドレールの下方へ展開されるエアバッグと、を含んで構成された頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造であって、前記ルーフヘッドライニングの端末部にはピラーインナパネルに内張りされたピラーガーニッシュの正面部の上縁側が一部重ねて配置されていると共に、当該正面部の上縁側の外側面にはエアバッグの展開方向を車室内側へガイドするべく車室内側へ傾斜されたガイド壁を備えた展開方向規制手段が一体的に設けられており、さらに、当該展開方向規制手段の外側面には、エアバッグの展開荷重がガイド壁に入力された際にピラーインナパネルに形成されかつガイド壁側へ突出された台座部に面接触状態で当接可能な金属製のブラケットが設けられている、ことを特徴とする。
請求項2の発明は、請求項1記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造において、前記ブラケットの上端部は、車両上方側かつ車両幅方向外側へ延出されると共にピラーインナパネルに形成された開口部を貫通し、更にピラーインナパネルの外側面に係合可能にオーバーラップして配置されている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、車両の所定位置に配置されたインフレータと、少なくとも一部がルーフサイドレールとルーフヘッドライニングの端末部との間に折り畳み状態で格納され、インフレータからガスが供給されることにより膨張してルーフヘッドライニングの端末部を車室内側へ押し開きながらルーフサイドレールの下方へ展開されるエアバッグと、を含んで構成された頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両に適用される内装品取付構造であって、前記ルーフヘッドライニングの端末部にはピラーインナパネルに内張りされたピラーガーニッシュの正面部の上縁側が一部重ねて配置されていると共に、当該正面部の上縁側の外側面にはエアバッグの展開方向を車室内側へガイドするべく車室内側へ傾斜されたガイド壁を備えた展開方向規制手段が一体的に設けられており、さらに、当該展開方向規制手段の外側面には、上端部が車両上方側かつ車両幅方向外側へ延出されると共にピラーインナパネルに形成された開口部を貫通し、更にピラーインナパネルの外側面に係合可能にオーバーラップして配置され、かつ、エアバッグの展開荷重がガイド壁に入力されてピラーガーニッシュの正面部の上縁側が車室内側へ撓んだ際に下部側がピラーインナパネルに当接される金属製のブラケットが設けられている、ことを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造において、前記エアバッグは、前席乗員の頭部側方にて膨張展開する前側膨張部と後席乗員の頭部側方にて膨張展開する後側膨張部と、を含んで構成されており、前記インフレータは、ルーフサイドレールにおけるピラーガーニッシュの上端部近傍に配置されている、ことを特徴とする。
請求項1記載の本発明によれば、車両の所定位置に配置されたインフレータが作動すると、少なくとも一部がルーフサイドレールとルーフヘッドライニングの端末部との間に折り畳み状態で格納されたエアバッグ内へガスが供給される。このため、エアバッグが膨張し、ルーフヘッドライニングの端末部を車室内側へ押し開く。このとき、本発明では、ルーフヘッドライニングの端末部にピラーガーニッシュの正面部の上縁側が一部重なるように配置されているため、ピラーガーニッシュの正面部の上端側も車室内側へ押圧されて変形しようとするが、ピラーガーニッシュの正面部の上縁側の外側面には車室内側へ傾斜されたガイド壁を備えた展開方向規制手段が一体的に設けられているため、エアバッグは展開方向規制手段のガイド壁にガイドされて展開方向が規制される。その結果、エアバッグはルーフサイドレール下方の車室内側へカーテン状に円滑に展開し、これにより乗員の頭部が保護される。
ここで、本発明では、展開方向規制手段が備える当該展開方向規制手段の外側面に金属製のブラケットを設け、エアバッグの展開荷重がガイド壁に入力された際には、当該金属製のブラケットが、ピラーインナパネルに形成されてガイド壁側へ突出する台座部に面接触状態で当接される。このため、展開方向規制手段ひいてはピラーガーニッシュの正面部の上縁側がエアバッグから受ける展開荷重の一部を、金属製のブラケットを介してピラーインナパネル側へ伝達する(流す)ことができる。従って、その分、ピラーガーニッシュの特に上端側へ流れる荷重が低減され、ピラーガーニッシュの展開方向規制手段にかかる負荷を軽減することができる。
請求項2記載の本発明によれば、ブラケットの上端部が車両上方側かつ車両幅方向外側へ延出されており、かかる上端部がピラーインナパネルに形成された開口部を貫通し、更にピラーインナパネルの外側面に係合可能にオーバーラップして配置されているため、エアバッグの展開荷重によってピラーガーニッシュの正面部の上縁側が車室内側へ変形しようとすると、ブラケットの上端部がピラーインナパネルの開口部に係合されて、係合部位から展開荷重の一部がピラーインナパネルへ伝達される。従って、展開方向規制手段ひいてはピラーガーニッシュ上端側への入力荷重がより一層低減される。
請求項3記載の本発明によれば、車両の所定位置に配置されたインフレータが作動すると、少なくとも一部がルーフサイドレールとルーフヘッドライニングの端末部との間に折り畳み状態で格納されたエアバッグ内へガスが供給される。このため、エアバッグが膨張し、ルーフヘッドライニングの端末部を車室内側へ押し開く。このとき、本発明では、ルーフヘッドライニングの端末部にピラーガーニッシュの正面部の上縁側が一部重なるように配置されているため、ピラーガーニッシュの正面部の上縁側も車室内側へ押圧されて変形しようとするが、ピラーガーニッシュの正面部の上縁側の外側面には車室内側へ傾斜されたガイド壁を備えた展開方向規制手段が一体的に設けられているため、エアバッグは展開方向規制手段のガイド壁にガイドされて展開方向が規制される。その結果、エアバッグはルーフサイドレール下方の車室内側へカーテン状に円滑に展開し、これにより乗員の頭部が保護される。
ここで、本発明では、展開方向規制手段が備える当該展開方向規制手段の外側面に金属製のブラケットを設け、当該ブラケットの上端部を車両上方側かつ車両幅方向外側へ延出されると共にピラーインナパネルに形成された開口部を貫通させ、更にピラーインナパネルの外側面に係合可能にオーバーラップして配置したので、エアバッグの展開荷重がガイド壁に入力されると、金属製のブラケットはその上端部を中心にして車両幅方向外側へ回転しようとする。かかる回転力によってブラケットが上端部回りに車両幅方向外側へ回転すると、ブラケットの下部側がピラーインナパネルに当接される。このため、展開方向規制手段ひいてはピラーガーニッシュ上端側がエアバッグから受ける展開荷重の一部を、金属製のブラケットを介してピラーインナパネル側へ伝達する(流す)ことができる。従って、その分、ピラーガーニッシュの特に上端側側へ流れる荷重が低減され、ピラーガーニッシュの展開方向規制手段にかかる負荷を軽減することができる。
請求項4記載の本発明によれば、インフレータがルーフサイドレールにおけるピラーガーニッシュの上端部近傍に配置されるため、インフレータから噴出される高圧ガスによってピラーガーニッシュの上端部により大きな負荷がかかることが予想される。
しかし、本発明では、ピラーガーニッシュの正面部の上縁側の外側面に一体的に設けられた展開方向規制手段に金属製のブラケットを設けたので、高い負荷がかかったとしても、効率よくピラーインナパネルに荷重を逃がすことができる。
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造は、ガーニッシュ上端側に設けられてエアバッグの展開方向を規制する展開方向規制手段が破損する可能性を効果的に低減することができるという優れた効果を有する。
請求項2記載の本発明に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造は、展開方向規制手段ひいてはピラーガーニッシュ上端側が破損するのをより一層効果的に抑制することができるという優れた効果を有する。
請求項3記載の本発明に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造は、ガーニッシュ上端側に設けられてエアバッグの展開方向を規制する展開方向規制手段が破損する可能性を効果的に低減することができるという優れた効果を有する。
請求項4記載の本発明に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造は、インフレータがルーフサイドレールの中央に配置された場合やインフレータの出力が大きく設定された場合にも、展開方向規制手段ひいてはピラーガーニッシュ上端側の破損を有効に防止することができるという優れた効果を有する。
以下、図1〜図8を用いて、本発明に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造の一実施形態について説明する。なお、これらの図において適宜示される矢印FRは車両前方側を示しており、矢印UPは車両上方側を示しており、矢印INは車両幅方向内側を示している。
(頭部保護エアバッグ装置10の全体構成)
図4には、本実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両を車室内側から見た側面図が示されている。また、図1には本実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造を示す図4の1−1線に沿う要部拡大断面図が示されており、更に図2には同2−2線に沿う要部拡大断面図が示されている。また、図3には、エアバッグが展開した状態を示す図2に対応する要部拡大断面図が示されている。
これらの図に示されるように、頭部保護エアバッグ装置10は、フロントピラー(Aピラー)12、センタピラー(Bピラー)14及びクォータピラー(Cピラー)16間に亘りルーフサイドレール18に沿って折り畳み状態で配設されたエアバッグ20と、エアバッグ20の長手方向の中間部付近に配置及び接続されて側面衝突時に(又は側面衝突時及びロールオーバー時に)作動してガスを噴出する略円柱形状のインフレータ22と、を含んで構成されている。
エアバッグ20の上縁部には適宜間隔で取付片24が形成されており、これらの取付片24がルーフサイドレール18の図示しないルーフサイドレールインナにボルト及びウエルドナットで締結固定されることにより、エアバッグ20がボディー側に固定されている。また、エアバッグ20は、前席に着座した乗員の頭部の側方にて膨張する前側膨張部20Aと、後席に着座した乗員の頭部の側方にて膨張する後側膨張部20Bと、を備えている。さらに、上記エアバッグ20を膨張展開させるインフレータ22は、図示しないブラケットによってルーフサイドレール18のルーフサイドレールインナにボルト及びウエルドナットで締結固定されている。また、エアバッグ20の長手方向の中間部付近の上縁側にはヒレ状の接続部20Cが一体に形成されており、この接続部20Cにインフレータ22のガス噴出部22Aが接続されている。
なお、インフレータ22は、コンソールボックス下方等に配設された図示しないエアバッグECU(制御手段)に接続されており、センタピラー14の下部等に配設された図示しない側面衝突検知センサ(手段)又はエアバッグECU内等に配設された図示しないロールオーバー検知センサ(手段)によって側面衝突状態又はロールオーバー状態が検知された場合に通電されて作動してガスを発生するようになっている。
また、上述した頭部保護エアバッグ装置10は、ルーフヘッドライニング34の端末部34Aによって覆われている。すなわち、ルーフヘッドライニング34の車両幅方向の端末部34Aは一般部34B(図4参照)から車両下方側へ屈曲垂下されており、かかるルーフヘッドライニング34の端末部34Aの外側に長尺状に折り畳まれたエアバッグ20が格納されている。また、組付後の状態では、ルーフヘッドライニング34の端末部34Aの端縁にセンタピラーガーニッシュ36の上端部36A(の上縁)が車室内側から重ねされた状態で配置されている。
(センタピラー14の概略構成)
図1〜図3に示されるように、センタピラー14は、車体側部の車両前後方向略中央部に立設されており、車室内側に配置されるピラーインナパネル38と、このピラーインナパネル38とで閉断面を形成するピラーアウタパネル40と、を主要部として構成されている。なお、ピラーアウタパネル40の車室外側には、上端部側にてルーフパネル42と接合されるサイドアウタパネル44が配置されている。また、図1〜図3には図示されないが、センタピラー14の上端部14Aは車両側面視で略T字状に形成されており、ルーフサイドレール18に接続されている。従って、図1〜図3のセンタピラー14の上端部14Aの位置にルーフサイドレール18が車両前後方向に沿って延在されている。
(センタピラーガーニッシュ36の全体構成)
図5〜図8に示されるように、上述したセンタピラー14のピラーインナパネル38の車室内側の面には、センタピラーガーニッシュ36が内張りされている。センタピラーガーニッシュ36は、樹脂製の基材46と、基材46の車室内側の面を覆う表皮48と、基材46の後述する上端部46Cに装着される金属製のブラケット50と、によって構成されている。
基材46は、平断面形状が略コ字状に形成された正面部46Aと、この正面部46Aの前後縁から車両幅方向外側へ屈曲された両側部46Bと、正面部46Aの上縁から斜め上方外側へ向けて延出された展開方向規制手段としての上端部46Cと、正面部46Aの下縁から下方へ延出された下端部46Dと、を含んで構成されている。
基材46の両側部46Bの対向面には、両側部46Bの板厚方向に延在する複数の横リブ52が一体に形成されている。横リブ52は基材46の高さ方向に沿って所定の間隔で配置されており、所定の硬度にチューニングされている。また、基材46の下端部46Dには取付孔54が形成された取付座56が形成されており、かかる取付座56がピラーインナパネル38(図2参照)の車室内側の面に当接状態で配置されて図示しない樹脂クリップでセンタピラーガーニッシュ36の下端部側が固定されている。
(センタピラーガーニッシュ36の基材46の上端部46Cの構造)
上述したセンタピラーガーニッシュ36の基材46の上端部46Cは、正面部46Aと略平行に車両上方側へ延出された縦壁部46C1と、この縦壁部46C1の上端部から車両幅方向外側へ屈曲されかつ車室内側へ向けて所定角度下り勾配で傾斜されたガイド壁(ジャンプ台)46C2と、このガイド壁46C2の外側縁の中央部から更に急角度で斜め上方外側へ延出された係合部46C3と、を含んで構成されている。係合部46C3は側面視で略Z字状に形成されており、根元側両サイドには一対のスリット58(図7参照)が形成されており、更に先端部近傍には差込み口60(図7参照)が形成されている。
図7に示されるように、基材46の上端部46Cの外側面には、縦壁部46C1とガイド壁46C2とに跨る複数の縦リブ62が所定の間隔で一体に形成されている。また、これらの縦リブ62は、縦リブ62と直交する複数の横リブ63によって相互に接続されている。これらの縦リブ62及び横リブ63は、ガイド壁46C2を補強するために形成されている。
さらに、基材46の上端部46Cの外側面の中央部には、側面視で略L字状に形成された中央リブ64が一体に形成されている。中央リブ64も縦壁部46C1とガイド壁46C2とに跨って一体に形成されており、他の縦リブ62よりも板厚が若干厚く高さも若干高く設定されている。この中央リブ64も縦リブ62及び横リブ63と同様にガイド壁46C2を補強する機能を有しているが、本来的には頭部保護エアバッグ装置10を搭載していない車両において乗員頭部が車室内側からセンタピラーガーニッシュ36の上端部46C側に二次衝突した際のエネルギー吸収用のリブとして設けられている。
さらに、図2及び図5に示されるように、基材46の上端部46Cの車室内側の根元部分には、側面視で略台形状の縦リブ66が所定の間隔で配置されている。縦リブ66の長辺(台形の下底)は上端部46Cの縦壁部46C1に接続されており、又縦リブ66の短辺(台形の上底)は正面部46Aの上縁46A1(図2参照)に接続されており、更に縦リブ66の下辺(台形の高さに相当する辺)は正面部46Aの上縁46A1と上端部46Cの縦壁部46C1とを繋ぎ両者の間に凹溝を形成する溝底部68に接続されている。この縦リブ66は、エアバッグ20が膨張展開した際の凹溝への潜り込みを防止するためのものである。
また、図7に示されるように、上述した基材46の上端部46Cの車室外側には、中央リブ64を挟んで一対のボス70が形成されている。ボス70の内周面には雌ねじが形成されている。
(ブラケット50の構造)
上述したセンタピラーガーニッシュ36の基材46の上端部46Cの車室外側の面には、金属製のブラケット50が装着されている。図8に示されるように、ブラケット50は、基材46の上端部46Cの屈曲形状に合致するように屈曲された中央支持部72と、この中央支持部72の下端側から互いに離間する方向へ張り出された左右一対のウイング74と、を主要部として備えている。
中央支持部72の幅方向中間部(センタピラーガーニッシュ36の車両組付状態では、車両前後方向の中間部)には下縁から上縁へ向けて切れ込むスリット76が形成されており、これにより中央支持部72は高さ方向の中間部から下部に亘る部分が二股に分かれた形状になっている。詳細には、中央支持部72は、下段側に配置された左右一対の脚部72Aと、中段側に配置された左右一対の中間傾斜部72Bと、上段側に配置された略「凸」字形状の上端傾斜部72Cと、を備えている。上述したスリット76は、中央支持部72の脚部72Aの下縁から中間傾斜部72Bを越えた位置まで形成されている。
図6、図7に示されるように、一対の脚部72Aは、前述した基材46の縦壁部46C1の裏面に形成された縦リブ62上に当接状態で配置されている。また、一対の中間傾斜部72Bは、基材46のガイド壁46C2と同一傾斜角度で延出されてガイド壁46C2の下面に当接状態で配置されている。さらに、上端傾斜部72Cは、基材46の係合部46C3と同一傾斜角度で延出されて係合部46C3の外側面に当接状態で配置されている。このとき、上端傾斜部72Cの中央部72C1が基材46の係合部46C3に形成された差込み口60に挿入されており、又中間傾斜部72Bの両側部及び上端傾斜部72Cの下部両側部に屈曲形成された左右一対の屈曲部78が基材46の上端部46Cのスリット58に下方側から挿入されている。
上記一対の脚部72Aは所定長さ互いに離間する方向へ張り出された後、組付状態で車室外側へ折り曲げられて左右一対のウイング74へと繋がっている。一対のウイング74は基材46の上端部46Cの外側面に形成された複数の縦リブ62上に当接状態で配置されており、この状態でウイング74の根元部分に形成されたビス挿通孔80内へビス82が挿入されて前述したボス70に螺合されることにより、ブラケット50が基材46の上端部46Cの外側面に固定されている。
また、各ウイング74の両サイドには、ウイング74の一般面を構成する平面部74Aの上縁から中間傾斜部72Bと略同一傾斜角度で折り曲げられて延出された折り曲げ部74Bが一体に形成されている。折り曲げ部74Bの表面には、異音防止用のフェルト84が巻き付けられている。
図2に示されるように、上述したブラケット50が基材46の上端部46Cに装着されてセンタピラーガーニッシュ36がサブアッセンブリとされた後、当該センタピラーガーニッシュ36がピラーインナパネル38に組付けられる際に、基材46の上端部46Cの係合部46C3及びブラケット50の上端傾斜部72Cの中央部72C1が一体となって、ピラーインナパネル38に形成された開口部86に下から差し込まれて開口部86の上縁外側部86Aにほぼ対面した状態となる(係合可能となるようにオーバーラップして配置される)。
また、上記組付状態では、図1に示されるように、ブラケット50のウイング74の折り曲げ部74Bが車両幅方向外側斜め上方へ向けて延在され、ピラーインナパネル38に一体に形成されてガイド壁46C2側へ突出する台座部88に対向して配置されている。さらに、図3に示されるように、ブラケット50の両ウイング74の下縁部74Cは、ブラケット50が上端傾斜部72Cの根元を起点として反時計方向へ回転すると、ピラーインナパネル38に当接するようになっている。換言すれば、ブラケット50の中央支持部72は、エアバッグ20の展開方向を車室内側へガイド(規制)するガイド壁46C2を主要部としたセンタピラーガーニッシュ36の基材46の上端部46Cに過度な変形が生じないように補強するだけでなく、ピラーインナパネル38との係合点(図3の点P)を中心としてブラケット50を車両幅方向外側(図3の矢印Q方向)へ揺動させて一対のウイング74の下縁部74Cをピラーインナパネル38に当接させるべく、前記揺動に対する逃げを備えた形状(上端傾斜部72Cが中間傾斜部72Bに対して鈍角に折れ曲がることで、ピラーインナパネル38における開口部86の上方部位との干渉を避けた形状)に作られていればよい。
(作用・効果)
次に、本実施形態の作用並びに効果を説明する。
車両の側面衝突時又はロールオーバー時になると、側面衝突検知センサ又はロールオーバー検知センサによってその状態が検知され、エアバッグECUに入力される。エアバッグECUによって側面衝突状態又はロールオーバー状態と判断されると、インフレータ22が作動して、車両のルーフサイドレール18に沿って折り畳み状態で格納されたエアバッグ20内へガスが供給される。これにより、エアバッグ20が膨張し、ルーフヘッドライニング34の端末部34Aを車室内側へ押し開く。このとき、本実施形態では、ルーフヘッドライニング34の端末部34Aにセンタピラーガーニッシュ36の上端部46Cの一部重なるように配置されているため、センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cも車室内側へ押圧されて変形しようとするが、センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cの外側面には車室内側へ下り勾配で傾斜されたガイド壁46C2が一体形成されているため、エアバッグ20はガイド壁46C2にガイドされて展開方向が規制される。その結果、エアバッグ20はルーフサイドレール18の下方の車室内側へカーテン状に円滑に展開し、膨張した前側膨張部20A及び後側膨張部20Bによって乗員の頭部が保護される。
ここで、本実施形態では、センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cが備えるガイド壁46C2の外側面に金属製のブラケット50を設け、エアバッグ20の(初期)展開荷重がガイド壁46C2に入力された際には、図1から解るように、まず当該金属製のブラケット50の両ウイング74の折り曲げ部74Bが、ピラーインナパネル38に形成された台座部88に面接触状態で当接される。これにより、ガイド壁46C2ひいてはセンタピラーガーニッシュ36の上端部46Cがエアバッグ20から受ける(初期)展開荷重の一部を、ブラケット50の両ウイング74の折り曲げ部74Bを介してピラーインナパネル38側へ伝達する(流す)ことができる。
更にエアバッグ20の膨張展開が進むと、図3に示されるように、前述したようにルーフヘッドライニング34の端末部34Aが車室内側へ押し開かれるのに伴ってセンタピラーガーニッシュ36の上端部46Cも係り代を介して車室内側へ撓むが、このとき、センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cの係合部46C3の根元がピラーインナパネル38の開口部86の上縁外側部86Aに係合され、係合点P回りにブラケット50全体が車両幅方向外側(図3の矢印Q方向側)へ回転される。その結果、ブラケット50の両ウイング74の下縁部74Cがピラーインナパネル38にそれぞれ当接し、各当接部位からエアバッグ20の展開荷重の一部がピラーインナパネル38側へ伝達される(流される)。
従って、その分、センタピラーガーニッシュ36の特に上端部46C側へ流れる荷重が低減され、センタピラーガーニッシュ36の上端部46C(特には縦壁部46C1とガイド壁46C2との接続部位)にかかる負荷を軽減することができる。その結果、本実施形態によれば、センタピラーガーニッシュ36の上端側に設けられてエアバッグ20の展開方向を規制するガイド壁46C2を含む上端部46Cが破損する可能性を効果的に低減させることができる。
また、本実施形態では、インフレータ22がルーフサイドレール18におけるセンタピラーガーニッシュ36の上端部46C近傍に配置されるため、インフレータ22から噴出される高圧ガスによってセンタピラーガーニッシュ36の上端部46Cにより大きな負荷がかかることが予想される。しかし、センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cに一体的に設けられた縦壁部46C1及びガイド壁46C2に金属製のブラケット50を設けたので、高い負荷がかかったとしても、効率よくピラーインナパネル38に荷重を逃がすことができる。その結果、本実施形態によれば、インフレータ20がルーフサイドレール18の中央に配置された場合やインフレータ22の出力が大きく設定された場合にも、センタピラーガーニッシュ36の上端部46Cの破損を有効に防止することができる。
〔上記実施形態の補足説明〕
以下、上述した本実施形態の補足説明をする。
(1)上述した本実施形態では、ブラケット50を単に金属製として説明したが、鉄板、アルミニウム合金、マグネシウム合金等、材質は種々のものが適用可能である。
(2)上述した実施形態では、金属製のブラケット50をセンタピラーガーニッシュ36の上端部46Cにビス締めして固定する構成を採ったが、これに限らず、センタピラーガーニッシュにインサート成形してもよい。
(3)上述した実施形態では、ブラケット50の中央部にスリット58を形成し、かかるスリット58に中央リブ64を挿入させ、かつ中央リブ64の高さをブラケット50の両ウイング74の平面部74Aよりも若干低い位置に留めて、エアバッグ20が膨張展開する際に両ウイング74の下縁部74Cをピラーインナパネル38に当接させるようにしたが、これに限らず、中央リブ64の高さを両ウイング74の平面部74Aの位置よりも高くしても差し支えない。その場合には、中央リブ64がピラーインナパネル38に先に当接して圧壊し、その後に両ウイング74の下縁部74Cがピラーインナパネル38に当接することになる。
(4)上述した実施形態では、ブラケット50の両ウイング74の下縁部74Cがピラーインナパネル38に当接するように構成されているが、これに限らず、両ウイング74のどの部位が当たってもよく、更にはブラケット50をセンタピラーガーニッシュ36の上端部46Cに固定しているビス82等の固定具が当接する構成であってもよい。つまり、請求項3に記載された「エアバッグの展開荷重がガイド壁に入力されてピラーガーニッシュの正面部の上縁側が車室内側へ撓んだ際に下部側がピラーインナパネルに当接される金属製のブラケット」の「下部側」には、両ウイング74のようなブラケット50の下部側に位置してブラケット50の一部を構成する部分が含まれる他、ブラケット50の下部側に設定された固定具等、ブラケット50の一部ではないが組付状態ではブラケット50と一体的に存在する部材も含まれる。
(5)上述した本実施形態では、図1に示される如く、組付状態において、ブラケット50の両ウイング74がピラーインナパネル38に対して略平行に配置される構成(形状)となっているが、これに限らず、ブラケット50における両ウイング74の下縁部74Cを、ピラーインナパネル38に向けてL字状に折り曲げ、その先端がピラーインナパネル38に当接可能に構成してもよい。
(6)上述した本実施形態では、センタピラーガーニッシュ36に対して本発明を適用したが、車種によっては、センタピラーガーニッシュ以外のピラーガーニッシュに対して本発明を適用することも可能であり、本発明はそのような態様も含んでいる。
本実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造を示す図4の1−1線に沿う要部拡大断面図である。 本実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造を示す図4の2−2線に沿う要部拡大断面図である。 図2に示される状態からエアバッグが膨張展開する際のブラケットの挙動を示す図2に対応する要部拡大断面図である。 本実施形態に係る頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両を車室内側から見た側面図である。 ブラケットが組み付けられた状態のセンタピラーガーニッシュを取り外した状態で示す斜視図である。 図5に示されるセンタピラーガーニッシュの上端部を裏面側から見て示す要部拡大斜視図である。 センタピラーガーニッシュの上端部にブラケットを装着する前の状態を示す図6に対応する要部拡大斜視図である。 ブラケットを単体で示す拡大斜視図である。
符号の説明
10 頭部保護エアバッグ装置
14 センタピラー
18 ルーフサイドレール
20 エアバッグ
20A 前側膨張部
20B 後側膨張部
22 インフレータ
34 ルーフヘッドライニング
34A 端末部
36 センタピラーガーニッシュ
38 ピラーインナパネル
46A 正面部
46A1 上縁
46C 上端部(展開方向規制手段)
46C2 ガイド壁
50 ブラケット
72C 上端傾斜部(ブラケットの上端部)
74 ウイング(ブラケットの下部側)
74C 下縁部
86 開口部
86A 上縁外側部
88 台座部

Claims (4)

  1. 車両の所定位置に配置されたインフレータと、
    少なくとも一部がルーフサイドレールとルーフヘッドライニングの端末部との間に折り畳み状態で格納され、インフレータからガスが供給されることにより膨張してルーフヘッドライニングの端末部を車室内側へ押し開きながらルーフサイドレールの下方へ展開されるエアバッグと、
    を含んで構成された頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造であって、
    前記ルーフヘッドライニングの端末部にはピラーインナパネルに内張りされたピラーガーニッシュの正面部の上縁側が一部重ねて配置されていると共に、当該正面部の上縁側の外側面にはエアバッグの展開方向を車室内側へガイドするべく車室内側へ傾斜されたガイド壁を備えた展開方向規制手段が一体的に設けられており、
    さらに、当該展開方向規制手段の外側面には、エアバッグの展開荷重がガイド壁に入力された際にピラーインナパネルに形成されかつガイド壁側へ突出された台座部に面接触状態で当接可能な金属製のブラケットが設けられている、
    ことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造。
  2. 前記ブラケットの上端部は、車両上方側かつ車両幅方向外側へ延出されると共にピラーインナパネルに形成された開口部を貫通し、更にピラーインナパネルの外側面に係合可能にオーバーラップして配置されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造。
  3. 車両の所定位置に配置されたインフレータと、
    少なくとも一部がルーフサイドレールとルーフヘッドライニングの端末部との間に折り畳み状態で格納され、インフレータからガスが供給されることにより膨張してルーフヘッドライニングの端末部を車室内側へ押し開きながらルーフサイドレールの下方へ展開されるエアバッグと、
    を含んで構成された頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両に適用される内装品取付構造であって、
    前記ルーフヘッドライニングの端末部にはピラーインナパネルに内張りされたピラーガーニッシュの正面部の上縁側が一部重ねて配置されていると共に、当該正面部の上縁側の外側面にはエアバッグの展開方向を車室内側へガイドするべく車室内側へ傾斜されたガイド壁を備えた展開方向規制手段が一体的に設けられており、
    さらに、当該展開方向規制手段の外側面には、上端部が車両上方側かつ車両幅方向外側へ延出されると共にピラーインナパネルに形成された開口部を貫通し、更にピラーインナパネルの外側面に係合可能にオーバーラップして配置され、かつ、エアバッグの展開荷重がガイド壁に入力されてピラーガーニッシュの正面部の上縁側が車室内側へ撓んだ際に下部側がピラーインナパネルに当接される金属製のブラケットが設けられている、
    ことを特徴とする頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造。
  4. 前記エアバッグは、前席乗員の頭部側方にて膨張展開する前側膨張部と後席乗員の頭部側方にて膨張展開する後側膨張部と、を含んで構成されており、
    前記インフレータは、ルーフサイドレールにおけるピラーガーニッシュの上端部近傍に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の頭部保護エアバッグ装置を搭載した車両におけるピラーガーニッシュ取付構造。
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